【人】 雛巫女 サクヤ──隠り世・暫し後の裏参道── 「そう。帰れる場所。 宴が終わり、帰ろうと思えば帰れるわ。 囚われてしまったら帰れない。 …稀に。 私のように、現世に帰っても囚われる雛もいる。」 どうして。現世でもそうだったのだろうか。 そんなことを思うけれど、口にせず。 そんな事もあるのだと、彼女に告げた。 緋袴を履いてくれた彼女は少しはマシな格好に見えて。 >>14何かを言いかけた唇は閉ざされ。 首を横に振られると困ってしまって、眉を下げた。 本心で、そう思えているのなら良い。 愛でられること。複数に愛でられること。 それが幸せだと心から思えるならそれも幸せだから。 (15) 2022/03/20(Sun) 20:44:25 |
【人】 雛巫女 サクヤ「現世で、貴方の幸せは在る? 帰る場所は。貴方を守ってくれる人は。 貴方が守りたいものは、在る?」 緩やかに彼女の髪を撫でた。 そして。いつの日か、自分に向けられた問いかけを彼女にも。 「貴方を助けてくれる人はいるかい? 両親とは、仲が良いかしら? 疎遠になったり、亡くなったりしてない? もし。大切なものがあるのなら。 …神様に愛でられるのは、もう。」 きゅ、と唇を引き結ぶ。 そして。そっと頬を撫でて。 (16) 2022/03/20(Sun) 20:44:45 |
【人】 雛巫女 サクヤ「もし、今、体が疼いて堪らないなら。 …今は私が癒やしてあげるから。」 もし、それに応じるのなら。 私は、彼女にそっと唇を重ねるだろう。** (17) 2022/03/20(Sun) 20:45:00 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a9) 2022/03/20(Sun) 21:15:56 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a10) 2022/03/20(Sun) 22:03:41 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a11) 2022/03/20(Sun) 22:11:40 |
【人】 高校生 三國萌々子─ 隠り世・暫く後の裏参道 ─かえ、っても? ……それは…… ひどい、 [>>15彼女の言葉を聞いて唖然とする。 暗示が掛かっていても拭えない違和感がある。 目の前の彼女は囚われて、それなら 今の落ち着きようも、何度も呼ばれている、と 考えると合点が行くのだろうか。] ……在ります。友達と過ごす学校は楽しいです。 帰るお家も……あります。 守ってくれる、って言った子もいます。 ……守りたいもの、…あります。 [>>16緩やかに彼女が髪を撫でてくれると 私の心が落ち着いてくる。 ふわふわと、浮遊感の中で快感を貪った時とは確かに違う。] (18) 2022/03/20(Sun) 22:12:00 |
【人】 高校生 三國萌々子……大切なものがあるなら ……愛でられるのは、 やめた方が良いですか? [頬を撫でられる時 優しい手つきで、だけど話を聞いていて 目の前の女性は、どこか。何とも、言い難いのだけど。] (19) 2022/03/20(Sun) 22:12:09 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a12) 2022/03/20(Sun) 22:14:15 |
【人】 高校生 三國萌々子……やっぱり、好きな人とじゃないと。 私、ドキドキ、しません。 [彼女の事を見つめて、弱々しいけれど 確かにそう言った。 ……本当は、めちゃめちゃドキドキしたけど。 凄く綺麗だって思ったけど。 ……好きな人じゃないのは、本当だから。] (21) 2022/03/20(Sun) 22:16:51 |
【人】 高校生 三國萌々子……疼いてるの、鎮めてくれようとして ありがとうございます。 ……でも、貴女がそんな事、する必要は無いです。 おんなじ、おんなじ人間じゃないですか。 迷い込んだ、誘われただけの。 (22) 2022/03/20(Sun) 22:19:09 |
【人】 高校生 三國萌々子 ……現世に幸せが無くっても。 帰る場所が無くても。 守りたいものが無くても 大切なものなんて、無くっても。 自分が嫌なら。 神様に愛でられるのは、やめていいと思います。 貴女は、愛でられるの、好きですか? 嫌じゃ、ないですか? (23) 2022/03/20(Sun) 22:22:19 |
【人】 高校生 三國萌々子……もし嫌なら 日乃輪様に、もうやめて下さい、って 言いに行きませんか。 迷惑です、って。 そうすれば、神様も、雛として招くのを やめてくれるんじゃないでしょうか。 現実に帰っても、おかしなことにならなくて 済むんじゃないでしょうか。 (24) 2022/03/20(Sun) 22:23:58 |
【人】 高校生 三國萌々子私……私。 貴女に優しくされて、嬉しかったです。 だから。 嫌なら、一緒に、嫌って言いに行きませんか。 ……辛くないですか? [私はそう言って、彼女の言葉を待った。 全部見当違いなら、私が恥ずかしくて痛いだけで済む。 当たってたとして、私の提案に何の意味も無い時も きっとあると思うけど。 思ったこと、ちゃんと口にしないと 相手に伝わらないから。]* (25) 2022/03/20(Sun) 22:27:33 |
【人】 気紛れ者 空木─隠り世・奥の院の宴席─ [妖との後腐れのない悦楽を享受した後、ぶらりと皆の集う間へと足を向ける。 幾分軽くなった身体、気の重さは変わらない。 飽きず繰り広げられる宴、未だ理性を残す自分の方が間違っている気がしてくる。 其処に咲夜の姿がないことに、少しほっとする。 離れる間際に聞いた声、もっとうまく返してやれれば良かったのだが] ―――…、 [知らず、溜息が零れる。 結局自分は、何もできない] なんかもう、何も考えたくない…… [一角に腰を下ろし、また酒でも煽ろうかと迷う。 中途半端な理性など、この場では何の役にも立たない] (26) 2022/03/20(Sun) 22:39:27 |
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