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【人】 鳥葬 コルヴォ【バー:アマラント】 >>@2 フラン 店内から数歩、重たい靴音がして。 『CLOSED』のプレートが下げられていたはずの扉が開く。 その向こうからから姿を現した黒支度は、 脅かすつもりも無いが、その外見はさぞ威圧的だったに違いない。 「どうも。店主なら不在ですよ」 ならばどうして店内に居たのか、という疑問を挟む隙も無く 不法侵入者はいけしゃあしゃあと言葉を続けた。 「許可は取ってます。今日はセルフサービスでやってくれと。 いつも通りお行儀よくしてさえいれば、 後で怒られはしないでしょうよ」 当然嘘だ。 とはいえ、あの店主であればどこかそんな気もしてしまう。 あなたがどうする事を選んだとしても、 この不届き者はそれらを言い終えれば店内へと踵を返して もう少しこの店に居座るつもりのようだった。 (40) 2022/08/16(Tue) 13:20:53 |
【見】 郵便切手 フラン【バー:アマラント】 >>40 コルヴォ 「………? わっ。 こ、こんばんは……」 閉まっていると思い込んでいた──実際、店主は不在なのだが──扉が開いて驚きの声が漏れる。 思い描いていた、意味ありげな笑顔を浮かべる店主とは別人。 数度瞬きをして呆然としていた。 意図して作り出したわけでもない隙の多さは正真正銘、一般人のそれだろう。 「セルフサービスなんですか?」 もう一度『CLOSED』の看板を見たり、 書き置きらしきものを探してみたが見つかる筈もなく。 だが相手の嘘を疑うこともない。 良く言えば素直、悪く言えば騙されやすい青年は男の言葉をそのまま信じたようだ。 「では、その。失礼します……」 他に行きつけの店の心当たりがあるでもなし。 おずおずと店内にあがりこむ。 現状二人しかいないらしいこの場でわざわざ近くに座るのも気が引けたので、男が居座るのとは少し離れた席を選んだ。 カクテルを作れはしないので、ロックで済むようなものを拝借してグラスに注ぐ。 後で代金を払えるようにメニュー表を確認している姿がなんとも滑稽に見えた。 (@3) 2022/08/16(Tue) 14:03:40 |
ヴェネリオは、手向けの花一つ贈らない。 (a14) 2022/08/16(Tue) 14:35:31 |
【人】 害のない毒 マキアート【どこかのバー】 >>37 ヴィオレッタ 「奇遇だね、隣いいかな?」 あそこがいけないなら。 と、存在だけは知っていたバーに足を運んだところ。 目に入った見覚えのある姿に、思わず声をかける。 「Buona serata, ヴィー。 ……良い夜とは言えないね。この頃は」 そちらが振り向けば少し居心地の悪そうな、 けれど安堵じみた笑みがそこにあるだろう。 それは慣れた場所、テリトリーを追いやられて心細さを抱く犬じみた表情のよう。垂れた耳さえ見えるようだ。 (41) 2022/08/16(Tue) 16:38:13 |
レヴィアは、夕方からいつものように、路地で鎮魂歌を奏でている。 (a15) 2022/08/16(Tue) 16:45:09 |
アベラルドは、花を一輪届けに行く。いつものように。 (a16) 2022/08/16(Tue) 17:14:04 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ【どこかのバー】 >>41 マキアート 苦い酒に下がっていた眉が、聞き覚えのある声に持ちあがる。 「先輩…Buona serata」 肩にかけていた髪をひと撫でして、応じる。 本人も気付いていない、驚いた時のクセのひとつだ。 「そうですね…落ち着かない夜が多いです」 最初は顔だけ、その後は体を半分ほどあなたに向けて。 心細さと少しの安堵、同じものを感じているような表情に 無意識に強張っていた体の力が抜ける。 掛けていたストールが肩を滑った。 「でも、先輩に声をかけていただけたので、 少しは”良い夜”になりそうです。 私でよろしければ、少しお付き合いください」 淡い緑のストールを掛け直して、隣の席を手で示した。 (42) 2022/08/16(Tue) 17:36:14 |
【人】 家族愛 サルヴァトーレ>>38 アベラルド 「わあ、綺麗な色」 「いつ見ても飽きないや。ありがとう、頂くよ」 華奢なトレーを受け取り、小さな菓子を口に運ぶ。 こんなトレーひとつ、ピックひとつでさえ通りで出ている屋台のそれとは物が違う。特別な空間、というやつだろうか。そういうものを徹底しているこの場所に、しっかり溶け込んでいる家族の姿はなんだか不思議だ。 硝煙の匂いも鉄の匂いも、彼は完璧にかき消してここにいる。 「ん。……これは、ディンブラ?」 「いいね。僕、好きなんだ」 祭りの喧騒も。 ────ファミリー同士の摩擦も。 ここには届かない。 (43) 2022/08/16(Tue) 17:39:37 |
【見】 郵便切手 フラン【バー:アマラント】 「…………」 時折、腕時計を確認しながらグラスを傾ける。 特に何が起こるでもなくただ表示される数字が規則的に巡るだけ。 新しく酒を注いで、飲んだ杯数を生真面目に記録するのを繰り返していたが、酒に特別強いわけではない配達員は三、四杯でアルコールが回って眠気に代わる。 「明日は……」 酔いとは正反対に回らない思考。 後ろ向きな思いと共に無防備な欠伸が出たりして。 うつらうつらと船を漕ぎ、やがて机に突っ伏して眠りに落ちる。 どこでも睡眠を取れるのは危険を知らない者の特権か。 今日は閉店前に起こす店主もいない。 (@4) 2022/08/16(Tue) 18:03:40 |
【人】 害のない毒 マキアート【どこかのバー】 >>42 ヴィオレッタ 「Certo. 元よりそのつもりだよ」 席に着き、微笑ましそうにその仕草を眺める。 あっという間に身を取り巻く環境は随分と変わってしまった。 その最中に些細ではあるけれど、 不変なものを見つられるのは嬉しいことだ。 適当な酒を頼んでは、沈黙が続かないように口を開く。 「本当は……これで最後にしよう、と、 閉まってるアマラントに行こうかなと思ってたんだけどね。 もう少しは前を向くべきだなって思ってここにしたんだ。 あそこは今も好きだけど、仕事のしがらみ抜きに人に話しかけられることこそが、何より好きだったから」 またあんな居心地のいい場ができるかな。 難しいことがわかってるからこそ、望まずにはいられない。 (44) 2022/08/16(Tue) 18:33:16 |
コルヴォは、配達員の頬にグラスを押し当てた。なんてやつだ。 (a17) 2022/08/16(Tue) 18:43:00 |
【見】 郵便切手 フラン【バー:アマラント】 >>47 コルヴォ 「!!!!!」 声は出なかったものの、その代わりとばかりにテーブルと椅子が盛大にガタガタ音を立てた。 身体が跳ねた拍子にあちこちをぶつけて呻き声があがる。 「冷た……痛い……」 二重の感覚に挟まれて混乱したまま、その出処を探ろうと視線を巡らせて、いつの間にか近くにいた男を見留めて更にもう一度肩が跳ねた。 呆れる色が青年に伝わったかは定かではない。 「お、おはようございま、 いや、あの、 こんばんは……?」咄嗟に起床の挨拶をして、今は夜だったと先程も交わした挨拶を返す。 それから漸くグラスの冷たさが寝ぼけた頭の奥まで届き、 寝入った所を起こされたのだと理解した。 「すみません……」 やっと慌ただしさが落ち着いて姿勢を正す。 荷物を整えて帰る支度に取り掛かり始めるだろう。 (@5) 2022/08/16(Tue) 19:07:58 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ【どこかのバー】 >>44 マキアート 「アマラントへ?」 また、髪に触れる。 閉まっている筈の、つい先ほどまで追想していた 馴染みの店の名が出て来たことに驚いて。 「私もまだあのお店が、好きです。 穏やかな時間を過ごせましたし、思い出もありますから」 カクテルグラスを持ち、軽く揺らす。 映りこんだ、今はまだ見慣れない照明が乱れて酒に溶ける。 手の中のグラスを傾けて、吐息をひとつ。 「……もう閉まってると分かっていても、それを見たくなくて。 私は逃げるように此処に来てしまいました。 先輩は……すごいですね」 先輩は前を向くために、ここを訪れたらしい。 後ろ向きな考えの自分が少し恥ずかしい。 それを、吐露した。 (50) 2022/08/16(Tue) 19:30:27 |
ストレガは、時を刻まない時計塔で過ごしている。 (a18) 2022/08/16(Tue) 19:42:06 |
【人】 鳥葬 コルヴォ【バー:アマラント】 >>@5 フラン 「あんたの寝起きが悪くない方で助かりましたよ」 返る言葉は、挨拶でも気遣いでもなく。 グラスの冷たさに驚きそこかしこを強かにぶつけ、 随分痛い目を見たらしい青年を見下ろす視線は冷ややかだ。 とはいえそれは小馬鹿にしているわけでも侮蔑でも、 はたまた特別悪感情を抱いているわけでもないのだけど。 残った酒を乾して、さっさとグラスを片付けて。 何処から引っ張り出して来たのか、 店の帳簿らしきものに何やら書き付けて放る。 並ぶ名前とツケとされた代金の中、その最下部に まったく異なる筆跡が一つだけ混じっている。 "パスカル・ロマーノ"。 「書いとく事をおすすめします。 それから、寝る場所は選ぶことですね」 それ、と言って指差したのはカウンターの上の帳簿。 言うだけ言って、さっさとドアの方へ足を向けてしまった。 まったくもって好き勝手に振る舞っているものだ。 店主の友人というわけでもないようなのに。 事実あの店主と友人だと宣う人間が居るかなんてのは、 今この場に居る誰にも定かではない事だろうが。 (51) 2022/08/16(Tue) 19:46:30 |
【人】 害のない毒 マキアート【どこかのバー】 >>50 ヴィオレッタ 謙遜するように首を振る。 確かに既に粗方割り切れてる男は、 そうでない者からすれば“凄い”のだろうが。 「前を向くのも、逃げるのも、 どっちだって進もうとはしてるだろ? 背景にあるものを考えるとさ、 キミの方が健全なんじゃないかとさえ思うよ」 ひとつの死を乗り越えることは尊いばかりのものではない。 全ての人々が死に対し慣れてしまったら その恐ろしさもいつか風化してしまうから。 「見たくないものに注視するのは、 強さじゃなくて自傷行為か何かだ。 無理しなくていいんだよ。 ……オレだってさ、身近な人たちが平気だからいいけど、 そうじゃなくなったらわからないよ?」 だから、ヴィーはそのままでいい。 普段なら虚勢のひとつ張っていた所だが、 状況も状況だ。切実な感情を並べよう。 (53) 2022/08/16(Tue) 20:30:00 |
【見】 郵便切手 フラン【バー:アマラント】 >>51 コルヴォ 「えっ。はい……ありがとうございます……?」 ドアへ向かう姿を見送りつつ、 一先ず忠告への礼を伝えるのだった。 強かに打ちつけた場所をさすりながら、示されたカウンター上の帳簿を開く。 一番新しいページを探して、ひとつだけ違う筆跡を見つけた。 先程の人の名前だろうかと単純な考えを巡らせ、 ツケで良いのかなぁ、なんて心配しながらも その一段下に続けて記入する。 「………」 一通りの片付けを済ませて、また時間を確認した。 もう少しバーの周りを歩いてから帰ろうか。 呑気な足音を響かせて、青年は路地を歩き始めた。 (@6) 2022/08/16(Tue) 20:45:27 |
【人】 piacere ラウラ【路地裏】 表の喧騒が僅かにしか届かない路地裏の奥で、静かに立ち尽くす女の姿がある。 女は、 何処へ向かうべきか迷っている。 時折傍を通る野良猫や人々に僅かに視線を向けるのみでその場から動く様子がない。 「……………、」 (55) 2022/08/16(Tue) 22:07:58 |
ラウラは、その手に何かを握りしめている。 (a19) 2022/08/16(Tue) 22:08:10 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ【どこかのバー】 >>53 マキアート 「……ありがとう、ございます」 慰めの言葉に、素直な感謝を述べる。 今の自分をも肯定してくれる、優しい言葉。 強く優しいあなたへの憧れは、一層大きくなる。 その言葉を受け止めた上で、密かな決意をする。 弱さを恥じる気持ちはすぐには捨てられないけれど、 臆病な自分らしく、怯えながらでも前を向こう、と。 ――ただ逃げるだけでは、あなたの背を見る事すら、できない。 だから……―― ▼ (56) 2022/08/16(Tue) 22:18:54 |
【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタくいっとグラスの酒を呷って。 空元気でも、笑みを浮かべる。 仕事用の微笑よりは人懐こい笑みを。 「では……先輩は。 もしも私がいなくなったら 悲しんでくれる、ということですか? 私は先輩にもしものことがあったら……そうですね。 まず呆然とすると思います。 それからぼろぼろに泣くと思います。 仕事もきっと、手につきませんね、きっと」 些か不謹慎な質問を、軽い調子で口にする。 ――……既に訪れてしまった死を見つめるにはまだ時間が必要。 でも、未だ訪れない……訪れるはずのない"Se"を 酒に溶かして飲み込むくらいはできる、はず。 できるように、なりたい。 (57) 2022/08/16(Tue) 22:21:53 |
【人】 piacere ラウラ【路地裏】 >>58 リカルド様 名を呼ばれて反応するのは、一呼吸おいてから。 上司と似た背丈である貴方と目線を合わせるには見上げなければならない。 「………リカルド 様、…何、……を しているのでしょう、か」 問われた言葉に、問いを返して口を閉じる。 それは貴方への問いではなく、自問と言える。 握りしめているものを隠す様子はないが、それをわざわざ見せる真似もしないのでやはり貴方にはそれが何かを理解できないだろう。 とはいえ、女の上司と仲のいい貴方だ。目にしたことがあるのならば、気づく可能性の方が高い。 ──女が握りしめているのは、煙草だ。 片方の手には封の空いた箱が。もう片方の手には火を付けたのか、半分ほど減ったそれが握られている。 もしかするとこの場には、煙の匂いが残っているかもしれない。 そしてもうひとつ。この女が煙草を嗜む様子など一度たりとも見かけたことは無いはずだ。 (59) 2022/08/16(Tue) 23:08:55 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【路地裏】>>59 ラウラ 「俺に聞かれても、……お前の予定なんぞ知らん」 手に何かを握りしめているのに気づき、視線をそちらに送った。 女の手の中にあったのは、普段彼女が嗜むことのなどなかったはずの、煙草。 それが幼馴染が愛用していた煙草だと気づくと、胸がチリ……と焼け付くのを感じた。 「……アイツに、会いに行ってきたのか?」 上司と部下。 マウロとラウラの関係について知っていることと言えば、それしかない。 主従の関係でどのようなやり取りがあったかなんて、マウロにだって聞いたことがなくて、今の様子からその心情を窺い知るのは難しい。 自分であれば、と。 想像しては言葉を探して、身体に開いた大きな穴がきっと彼女にもあるのだろうと、推し量るくらいが精々だ。 「アイツは何か……言っていたか? 指示でも、なんでも構わん」 (60) 2022/08/16(Tue) 23:39:35 |
【人】 piacere ラウラ【路地裏】 >>60 リカルド様 問い返したところで答えが返されることがないのは当たり前だ。 それもそうかと頷いて、煙草を握りしめていた手を胸の前まで動かし開く。 そこにあるのは確かに貴方の知るそれで、火がついたまま握りしめていたのだろう。手のひらには火傷の痕が残されている。 それでも表情ひとつ変えやしない。まるで痛みを忘れてしまったかのように。 緩々と首を横に振り、再度口を開く。 「…いえ、……ラウラは、マウロ様がどこにいるか 存じ上げません、から」 関係はあなたの思う通りだ。それ以上でも以下でもない。 一方的に慕っていただけで、ソルジャーとアソシエーテと形容する以外に他ない。 「………何処か一つでも 怪しい素振りを見せた人間を、捕まえて 来るように。 連れてくるだけで、いい。……抵抗するようであれば、無力化くらいであれば 構わない………」 あの日の言葉を思い出してひとつひとつ丁寧に、ゆっくりと言の葉を紡ぐ。 たったこれだけ。それでも、女にとっては価値のある言葉だった。 (61) 2022/08/17(Wed) 0:07:32 |
ラウラは、役に立ちたいと願った。 (a20) 2022/08/17(Wed) 0:08:59 |
ラウラは、────。 (a21) 2022/08/17(Wed) 0:09:10 |
ラウラは、 また 間違えてしまった。 (a22) 2022/08/17(Wed) 0:10:03 |
ビアンカは、裏切った。 (a23) 2022/08/17(Wed) 0:10:22 |
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