138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】
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| んっ。 まじゅ。まじゅ、好き。可愛い。 [ >>61好きと愛してるに違いがあるとすれば 「好き」は2文字なので言いやすい。 ……こんな事を言うと笑われてしまうだろうか。 まじゅから不意にキスをされると 勿論、興奮だったり欲を掻き立てられもするけど それよりも胸の中には愛しさが込み上げて来て 単語だけれど、彼女の事を好き、可愛いと 讃える言葉が溢れて来る。 不思議な感覚だった。それは知らない感覚だった。 ぽん!と、オレの頭頂部に 大きな獣の耳が出て、湯の中では大きな尻尾が生えて来る。 それに気付くと、あわあわとしながら 顔を赤くして、手で耳を押さえる。 獣の部分が中途半端に出るのは 変化の術が未熟だと露呈するので恥ずかしいから。 ……それほど、感情が揺れ動き、動揺したのだけど。]* (64) 2022/03/25(Fri) 12:32:31 |
| ─ 隠り世天浴室 それから ─ [ >>65まじゅはこちらを見るとにまにまする。 目線を逸らす時もあるけど やっぱりまたこちらを見て、笑みを浮かべる。 可愛い。 まじゅのそんな様子はちょっと子供のようにも思えるし 思ったよりも恥ずかしがり屋なんだとも。 前はそうではなかった、と聞くから こう言うまじゅは、オレが初めて見るんだな と思うと、オレの方もにまにま、ニヤついて来た。] (68) 2022/03/25(Fri) 20:10:23 |
| コンビニ。交番。 ……まじゅ、実は隠り世には なんとコンビニが、無いんだっ…! 交番も無いんだけど、後で笛を渡すから それを吹けば、オレがいつでも駆けつけるぞ。 ご近所さんは… きっと日乃輪様を知っていれば大丈夫。 でもそうか、まじゅが彼女です、って 周りの人に言わないといけないか。 [ >>65それとも番と言った方が良いのだろうかと思いつつ そう言っとかないと、神様は雛が好きだから まじゅを愛でてしまうかもしれない。 それはダメだぞ、と内心ではじめての嫉妬を覚えながら。 部屋は豪勢だけれど 和式なので防音は完璧ではなかった。 ので、彼女の懸念は当たっていたかもしれない。] (69) 2022/03/25(Fri) 20:10:34 |
| らぶ、らぶ? なんだ、そう言う好きもあるのか。 まじゅは物知りだな。 [ >>66聞いたことのない言葉が耳に入って来たので 素直に感心する。 こちらは隠り世に詳しいかもしれないけど 現世の事に関してはきっとまじゅのがずっと物知りで 時折その価値観の差異を埋めようと まじゅに何度か質問もしたかもしれない。 まじゅの甘えた声は癖になる。 彼女の顔も、身体も、性格も、喋り方も好きだけど とりわけ声に関して、とても好きだったかも。 まじゅの甘えた声は、耳が喜ぶ気がするのだ。] (70) 2022/03/25(Fri) 20:16:22 |
| え、あ、……いや!? こ、これはだな。 これはぁ…そのぉ……。 [ >>67自分の耳は勿論まじゅに見られてしまって かぁ、っと顔を赤くしながらも しどろもどろに言葉をこぼす。 オレはそれを隠そうとするけど くっついたり、またがったり、よじ登ったり 興味津々なわんぱくまじゅを止められずに 耳や尻尾を晒す事になる。 恥ずかしい己とは裏腹に、尻尾はパシャパシャ 嬉しそうに湯の中で大きく揺れている。 耳も彼女の方を向いていただろう。] (71) 2022/03/25(Fri) 20:20:59 |
| ……っ。 だ、ダメだぞ。もう見るのはダメだぞ、まじゅ。 可愛いのはまじゅなんだからな! 恥ずかしがってなんか、ないんだからな……! [ >>67そんな事を言っても 彼女が鼻の頭にキスをすると ふにゃりと顔が緩んでしまい まじゅはずるいぞ、と言いながら 彼女を手で捕まえて、それから自分の膝上に乗せて 後ろからぎゅぅ、と抱きしめる。] (72) 2022/03/25(Fri) 20:23:07 |
| [ダメ、とか。恥ずかしい、とか。 そういうのはまじゅが言うものだと思ってたけど 想定外にもオレが言うハメになってた。
まじゅとの日々はきっと 予想外のことが多いんだろう。楽しいんだろう。 まじゅもまだ若いから お互いに知らない事が多いだろう。 好きも、愛してるも 本当に理解する日はまだ先かもしれないけど きっとそう遠くないはずだ。
そんな日が来たら、きっと改めて彼女に言うだろう。]
(73) 2022/03/25(Fri) 20:27:09 |
|
そろそろ、お風呂上がるか?
[長く湯に浸かって よく動いたのもあって、喉もからから。 顔も恥ずかしさ以外で赤くなってる。
彼女にそう言うと その手を握りながら、ぱしゃ、と湯を揺らして お風呂を後にしたかもしれない。
お風呂から出たら水を飲んで それから案内を始めて。
──まじゅとする事が沢山だ。 それはこの上なく、幸せな事だった。]**
(74) 2022/03/25(Fri) 20:32:19 |
……それが終わったら、……いっぱい、しよ……?
[少しはだけた浴衣のたもとから、胸元と腿の間に自らの手を入れて、少し恥ずかしそうな、そして欲情を隠せない様子で、そう狛に囁き掛けるのだった。**]
私は。
長い間雛として生きてきた。
夢の中だけだったとしても。
神様たちに比べれば瞬きのような時間でも。
彼に染められ。彼に愛でられ。
でもその生き方をさらに彼の手で塗り替えられようとしている。
「ふひゃああああっ♡♡♡♡♡」
ごちゅん。また、彼によって染められる。
今度は彼にだけ。彼のものとしてだけ。
後孔も彼の形に変えられていく。
子宮が吸い付き、穿たれ、引き抜かれ、また穿たれて。
全身に這っていく指先も。
体を這う感覚に身を震わせて。
ぴくっ、びくっ、と。痙攣でしか答えられないけれど。
絶え間なく私の声は巣に響く。
もう、人の世に戻らなくて良いの。
カガリビ様のものになって。
カガリビ様と、貴方と、共に、永遠に。
唇に伝う指先に、やっと吸い付いて。
その顔は彼との行為に染まり切って。
「んふああああ…っ♡♡♡♡♡♡」
やがて下腹がちくりと痛む。
排卵して。貴方の子種を迎えにいく。
きっと私の胎は貴方の子を受け入れ宿して。
貴方に染められた体で生み育てていくのでしょう。*
彼女の甘やかな嬌声が、思考を蕩かす。
彼女を愛する事しか、考えられなくなっていく。
咲夜を思いやる余裕も、彼女と交わる多幸感に流されてしまって、二本の禊の動きがより強く、より早くなっていく。
腰から、今まで感じたことのない程熱い奔流が込み上げてきて――
やがて、どくどくと、溢れるほどの量が彼女の中へ注がれた。
「咲夜―――…、咲夜――…」
うなされた様に、彼女の名を呼ぶ。
既に、白濁で染め上げられた彼女の身体に、なお子種を注ぎ込もうと、腰を打ち付ける。
「雛」を愛でる行為とは違う、心の底からの愛で、彼女を満たす。
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