![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
196 【身内】迷子の貴方と帰り道の行方
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[少女は少女のまま。
無邪気に自分の知る世界のまま話すだけ。
分からない事が情報なのもわからない。
その顔に影が落ちた理由もわからない。
故に、その質問も意図を考えず
感じるまま答えるだけ。]
− 庭 −
[パチリ、パチリと鋏の音が静かな館に響く。
朝食は部屋でとった。
こちら側の存在が2対1で会話すると重圧になるだろう
そう思ったからの措置だった。
そうしていたら声がかかったから
振り向いた。]
うん、おはよう。
あ、ネリリから聞いたんだね。
これ、どうぞ。
[ひとまずハンカチを手渡そうと差し出した。]
さて、ネリリと話はしたかな?
帰るかどうか決め手は見つかった?
それとも、ぼくともお話が必要かな?
帰りにくい理由について語ってくれてもいいし
気付いた事について言ってみてもいいよ
[流石に二人の会話は聞いてないけど
ネリリに対する口止めはそう強いものじゃない
何をどこまで把握した上で自分に何をぶつけるか
それを見届けるように眺めた。]*
- 回想 -
[彼女は意識が残った事を喜んでくれた。
館の敷地から出られなくても、
その中では自由に出来る存在として
まだ生きていられるんだって笑ってくれた。
それからは、幸せだった。
話しかければ応えてくれる存在がいる。
幽体みたいなものだけど仮初の姿を与えてやれば
その存在とかくれんぼしたり、追いかけっこをしたり
魔法を使う練習にもよく付き合った。
子供が出来たみたいで嬉しかった。]
ねえ。ぼくはね幸せ者だと思うよ
でもぼくみたいな幸運な人は多くないよね、きっと
魔法使いさん、どうにか出来ない?
[そうだ。
彼女みたいな存在はこの世界にきっと溢れている。
なら、そういう人達なら
僕のこの館に招いてもいいんじゃないか……?
家に帰れない人。帰りたくない人。
帰りにくいそんな人。
彼女も賛成してくれた。
そうして、この館に数年、数十年に一度
帰り道を見失った迷子の人たちを招待した。
全てに手を差し出す程傲慢にはなれなかったけど、ね。
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