7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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何もかも、かもなだったのかな……
大切なものを持ってる貴方を羨ましいと思う。
その大切なものに繋がった根源が……
セレスが、眠る場所へ行ってぼくが会うのは、
貴方の大事なものを土足で踏み荒らす気がして。
[ 顔を上げたまま、掌を上げて眼前の胸板へと添えた。
冷たい夜の鼓動は触れた掌に伝わらないのだろうか。
それでも指先は心悸を促すべく、トン、と柔らかく叩き ]
[確かに共寝はしたい。が、今同じ布団に寝たら
朝まで寝かせないコースになっていたと思うんだ
などと、供述している。閑話休題
食欲があるのは良いことだ、と
緑茶を啜りながら、君の旺盛な様子を眺める
自分の方が先に食べ始めたのに、遅く食べ終わるのも
いつものことで、ある]
ふむ、君の知っているまんがのもの、というと「
……名探偵?くらいではないだろうか。
[体は子供頭脳は大人、だったか
とはいえレイシフトした時期はその映画が封切りになった頃だ
きっと大勢の人込みとキッズたちであろう
よりかは、リバイバルのこの2本がゆっくりと
見れるのではないだろうか。身長を気にしないで
と、考える保護者の図である
いいんじゃないかな?2人楽しめれば]
彼女の墓所への鍵を教えてくれたことは、
墓荒らしへの道標だと思ったんだけどね。
貴方が人のように生きたいと願うなら、
その人の心が痛むようなことはしたくなかった。
それに、ほんの少しだけ。
日誌の彼女を読む限り、
会えばあなたを殺せる勇気が挫けそうかなって。
あい、わかった。ではこの電気鼠のものを
見ようか、クガネ。
……着替えは1人でできるか?
[腰は大丈夫かな、と
ご飯を丁度食べ終えた、椅子に座る君の背を
一度すっと撫でる
椅子までは歩けていたが、やはりどこか
ぎこちない気がしたものだから
さて、電気鼠がげぇむの世界の出自と知って
げぇむに手を出す様子が、後のカルデアでみられたなら
さぶかるちゃぁとはすごいのだな、と感心しながら、
小説で付き合うのいろはをお勉強する
私がいることでしょう
さて、午前はゆっくりベッドの上
ならばとふわふわの雰囲気な巨人さんのお誘いに
たまには朝寝も良いものだ、と
ころんと隣に寝転がる
眠気はこないものの、こうしてともにいられる幸せは
何にも代えがたい、ものだ]
[指が君の前髪を撫でれば、
茜色がゆるく巻きつき、離れて
そのことに小さく目を、細めた**]
[ 眇める眸に笑ってみせるもぎこちなく、
笑顔ってこんなに難しいのかと自覚ののちに。
暫し思案の間を置いて、視線を泳がせ窓へ向く。
陽が落ち夜の帳に包まれた闇を見通すことは出来ずとも、
けれど方向は、子供を切り売りする村の方角だった。
彼の古城に贈られた子供たちがひと時の故郷とする、
闇深い――村の名は興味がなかったせいで憶えてないが ]
ニクスさまはセレスやぼくたちの村を……、
住んでた場所のこと、あまり知らなかったんだよね。
なら、ぼくらの住んでた村を、
夜の間にこっそりと見に行くのはどう………?
案内はできるよ、貴方が興味があるなら。
ここに来ることが決まった子供のお墓があるし、
どういった場所で育ったかもぼくの言葉より伝わりそう。
順番がくるとお墓がつくられるとか、
どういう場所だったかなんとなく分かるかもだけど。
[ 彼が移動する手段を持つか否かで、
散策に出るにしても今すぐか明日か未来か。
その選択の権限は己にではなく、彼にあるのだろうけれど]
それとも、日々を変わりなく、
陽と夜を越えて恙なく過ごす方が互いを知れる?
でもそれだと結局、
他の子供たちと変わらない気がするから。
[ 結局の所、伝えたいのはひとつだけ。
綴る言葉の逡巡を夜に融かして躊躇いを脱ぎ捨てて ]
――ひと月。
区切らないと貴方もきっと苦しいだろうから、
知る為に過ごすひと月後にもう一度だけ聞かせて。
それでも、ぼくに、殺してほしいのか。 **
[昔は勉強が楽しかった
知っていることが増えて、出来ることが増えて、友達や親に自慢したりもした
けど楽しくなくなったのは
それが競争に置かれてからだ
親の意向で放り込まれた戦いの世界
どれだけもがいても、上がいる
順位や偏差値が上がろうと
「もっと出来る。今度は1位を目指せ」
なんのために勉強しているんだっけ
テストで1位を取る為なんかじゃないよね?
そう自問自答した事は、数えきれぬほど
“争い”
……彼女にこの言葉は向いていない]
[レギュラー争いなんてどうだっていい
彼女は普段からよくそんなことを話していた
限られた練習時間で周りを見ることはできなくて
戦えるのは常に過去の自分だけで
今日はスタメンで使ってくれた
次の日はすごい投手からヒットを打てた
その達成感が1番の楽しみだった
そんなのはホントは言い訳で
競争社会に疲れてしまって逃げているだけで
周りを全く見なければ、何処かで躓く
…ぶつかった壁を越えられない日が来る
理解はしているから
いつか立ち向かわなければならない
それは今、なのだろうか?
]
[どうやら男の杞憂であったらしい
しかし何もないことが怖がる必要がないのは
一体どういうことなのだろうか]
失うものがないから何でも出来る――そういうことかな。
[それならばこの男こそ当てはまるような気がしたが
確認の為の問いかけ一つを投げるだけに留めた]
どうして知られることが恐ろしいと思う?
失望されるかどうか、期待を裏切るかどうか。
人ならばそんなことを思うんだろうか。
[少なくとも男にとって知られることはそういったものではない。
人に憧憬を抱くだけの男は
人との違いを感じることを嫌悪したに過ぎなかった]
[男は一度も彼女があの部屋にいると正確に語ってはいない。
日記や男の言葉から弾き出した可能性ならば大したものだと思う]
俺からの言葉も何もないまま、客観的な視点で見て欲しかっただけだ。
ここまで語っては今更だけれどね。
それに、狂気に囚われた化物だと思われた方が都合がよかったんだ。
[あっさりと手の内を明かせば言葉で笑んでみせ]
君は思った以上に詩人のような人だったから
まあ、失敗してしまったな。
死んだ少女を着飾って傍らに飾る男なんて
人の命を愚弄していると裁いてもらう為の手筈だったんだけどね。
[カードの裏表を明かせば
意味のないことだったと手を組んだ]
[彼の視線の先を辿る
子供を贄に捧げる村のある方角に目を細めた]
[ なんと!シロさんったら大胆!
ある意味憧れなシチュエーションではあるが、
それはまたの機会が良いだろう。
朝まで寝かせてくれないなら、日中ごろりとするのも
また良き哉 ]
あァ、あの名探偵か!
確か"死神"の異名を持つ……
[ その"まんが"もまた、非常に国民的であるが
妙に失礼な知識に寄りがちな巨人さんである。
それに、公開したばかりで賑やかな劇場よりは
ゆとりある映画の方が落ち着くというものだ ]
……なんでだ?
オレ一人でもできるぞ
[ どうしてそう問われたか
わからなそうに首傾げる。
――実際、彼がかなり紳士的だったお陰で
腰と尻の違和感はそう痛いものでもない。
ただ、"違和感"自体はあるので、歩行や座る時に
ちょっと覚束なくなってしまうだけだ。
シロさんってげぇむできるのかな
"機械音痴"なるものじゃなければ、共にやってみたいものだ]
へへ、シロさん!
[ 昨夜できなかった共寝を、真っ白なシーツで
貴方が転がってくれるなら、己より小柄な身体を
がばっと抱きしめにかかるだろう
前髪を指で遊ばれれば
満更でもなさそうな笑みで、うつらうつら ]
[ そうして、幸せな二度寝を
――目が覚めれば、漸くふわふわモードが解けて
腰の痛みを真面に自覚したことで
ちょっとあわあわする巨人さんがいたとかいないとか?
*]
[少しぐらいは、愛しい君に大胆でもよかろう?
流石に初夜の明くる朝まで寝かせぬ状態にするなどは
どんな鬼畜生だと何処かから突っ込みがきそうなので
今日のところは、午前中に君と白の海に包まれ、休もうか]
そう、確かそんな感じの。
高校生の探偵もいるらしいが、
生憎私は見たことが、なくてな
[尚、その高校生探偵は青年?になった新しりぃずが
連載されたこともあるんだとか
大丈夫だ、問題ない
そもそも知識が乏しい私もいるのだしな!
ゆっくりとした空間で、の方が
君とのんびりできるだろうし
映画というのは、恋人同士でみる定番だと
アンネに借りた小説のはるひちゃん(♀)も言っていたし
そんな午後も楽しみだとばかりに]
……いや、君が不便でないならば良いのだ。
[無用の心配だった、のだろうか
それともクガネの回復力がすごいのか、と
私は少しばかり考えつつ、首傾げる君の可愛さに
思わず頭をなでなでするのであった
とはいえ、歩行や座位時に
少しばかりふらつくようであるなら
そっと支える様にするだろうけれど
げぇむは、どうだろう機械?なにそれおいしいの(ぼかーん)]
[真っ白なシーツの海に君と、私
包み込まれるのは君の腕の中で
少しばかり驚いた、顔だ
うつらうつら、する君に油断したのだろう
私も温かな君に包まれて、夢の中
幸せな二度寝だ。
もしかしたら、君が運が良ければ
私が眠りに落ちそうになる姿をみたやもしれぬが
起きるのはきっと私が早い、はず。多分
さて、目が覚めた君が少しばかり慌てるならば
私は手を伸ばして。今度は抱きしめ返してしまおうか
君より早く起きているとはいっても、
此方も少しばかり、寝ぼけているわけで
ぎゅうっと抱きしめ]
[なんて言ってふわっと笑って―――― はっとする
恥ずかしさで顔を赤くしてくるーっと後ろ向きになろうとした
そんな一幕も、あったやもしれぬ*]
― それから午後だよ! ―
ええと、大人2枚で。
[ところ変わって、映画館
幸い泊っているホテルから近い場所にあったため
のんびり歩いて十分間に合う距離でよかった、よかった
さて。鑑賞のおともに、ぽっぷこぉんと烏龍茶
序にパンフレットも買って準備万端である
来場者特典に電気鼠のきぃほるだぁを貰った。これどうしよう]
何々、携帯獣の逆襲。
クローン、か……。
[子供向けと思えば中々に、重いテーマだなと
パンフレットを開始時間まで読む。私はそんなタイプだが
クガネの方はさて、どうだったか
映画の開始前のCMとか、照明とか
そういったのにはしゃぐタイプかもしれないし
或いは映画のおとものフード類をほおばっているかもしれない
パンフレットをチェックしながら
ぽっぷこぉんにキャラメルソースをかけたものを頂く
隣には、君がいる
こんな贅沢な午後。幸せだなぁと思うひと時である*]
[ 彼は何が為に笑うのだろう。
彼は誰が為に笑うのだろう
怪物は一人思うが問いかけはせず
村の実態と彼の提案を天秤にかけた ]
そうだね。
一度足を運んでみようと思う。
明日の夜に出かけよう。
道案内を頼むよ、セレン。
[ 選び取ったのは彼らの生きてきた場所を知ること。
村から旅立つその日に墓石が飾られるなど
正気の沙汰だとは思えなかった ]
[ ひと月後への約束
男はただただ笑みを浮かべるばかりで ]
分かった、約束しよう。
ひと月後の夜に。
[ 彼にあてがった部屋の出口へと向かう。
そのまま扉の外まで向かうと一言だけ
彼に背を向けたまま呟いた ]
君を飾り立てた村の大人達の方が
よっぽど化物じみているね。
[ ただそれだけ。
振り返らずに男はそのまま立ち去る。
握りしめた拳など無自覚のまま ]*
―翌日―
[ 夜の闇に月が浮かぶ頃男は目を覚ます。
一度だってこの目にした事のない陽の光。
きっとこれからも得ることがないのだろう。
男は彼の部屋に狼を介して果物くらいは運んだが
彼は手をつけたかどうか。
月夜に伸びる影を引き連れて男は扉を叩いた ]
セレン。
昨夜の通りに頼めるかな。
一応君用の衣類も見繕ったよ。
[ 扉越しに語りかけながらも男は外套を既に手折っており、
彼の分もその腕に用意していた。
彼の見た目に関して男は特に思わない。
人のように畏怖を感じたりもしない。
彼のそのものが恐ろしくないからかもしれない ]
まあ、隠さずとも堂々と歩いて
君の墓石を建てた彼らの前で笑ってやっても
それはそれでありかもしれないが、な。
[ 独り言のように呟きながらも
彼が室内にいるなら聞こえる程度の声色で
部屋の主の様子をちらりと伺った ]**
( 何もかも思い通りにできなかったからって
へこたれて、自分で傷ついて。
周りの言うことをちっとも受け入れようとしないところも
昔の自分とよく似てる。
英雄ってやつはどうしてこうも独り善がりなんだろう。
完璧にできないのが人間ってやつなのに! )
[わかっているならそれでよろしい、なんて
偉そうなことは言えそうにないけれど。]
[ オレの耐久A+を舐めたらいけない
割と頑丈な作りではあるのだ。
ただ、こう、"慣れてない"だけで
――しかし、そうか
シロさんはげぇむをすると今川さんの茶道よろしく
爆発してしまうんだな……
いつか大乱闘とかしてみたかった巨人さんは
少ししょんぼりすることだろう
……つまりはリアル大乱闘をしろってか?英霊だけに
]
[ ふわふわとした頭は、とにかく大好きな貴方と
一緒に居たいと思った訳で
溢れる"好き"が突き動かすままに
貴方を抱きしめることで発露させる。
うつらとした意識が、ゆっくり目閉じる
貴方を捉えた。
でも、先に意識落ちたのは、やはりオレなのだろう
次に起きた時、漸く意識がはっきりしたのか
オレは赤くなるやら慌てるやら
何だか気まずさすら感じ、早く起きようとする。が ]
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