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【人】 向日葵 店主 イクリール── 狂った錬金術師 ── [ サーシャの生活の手伝いをしながら 私は裏で人形屋のマスター サダルを創った錬金術師を探していた。 私はその頃には サーシャが何故私と別居にしたのか。 ルベドの顔を見ると身体が強張るのか。 その理由について聞けていたか、あるいは推測がついた。 人形屋は新しいサダル・ミロンを店主に 今も営業を続けている。 彼、彼女を大切に、時に愛するものもいれば その逆のように扱うものもいただろう。 ホムンクルスの売買について 私は特に言うことはない。 大切なのは、サーシャがその事について 気に病んでしまっていると言う事だから。] (185) 2021/12/16(Thu) 21:19:15 |
【人】 向日葵 店主 イクリール単刀直入に言うと ホムンクルスの生産をやめて。 お願いでも、命令でもなくて 脅迫してるの。 ダメなら死んでもらう。 [ 錬金術師の住処を突き止めた後は 黒いローブで夜に身を潜め 寝所にて、相手に馬乗りになり 水銀の刀を喉元に突きつけていた。]* (186) 2021/12/16(Thu) 21:19:44 |
【人】 向日葵 店主 イクリール── 後日談:向日葵 ── [ >>187きゃっきゃと笑って こちらに手を伸ばす赤ん坊。 私は少しだけ困った顔をして けれど直ぐに笑って赤ん坊の頭を優しく撫でる。] ──どっちも。 [ またまた私の予想外の言葉が返ってきた。 赤ん坊の方に指を差し出して 握ってもらったりしながら考えて……。] (189) 2021/12/16(Thu) 21:35:25 |
【人】 向日葵 店主 イクリール……ついてるけど、無いのね? [ 全く意味の分からない言葉を言ってから 私は、ふっ、と柔らかい表情を浮かべると] (190) 2021/12/16(Thu) 21:35:38 |
【人】 向日葵 店主 イクリール……ポルクスくんが 子供を見せてくれて嬉しい。 今の貴方は、とっても自然に笑えてるから。 [ >>0:236ポルクスの子供が見たい、と言った時 表情が固まって、誤魔化すように笑った貴方の姿は 今はもう無いから。 私はポルクスの額にキスをして おめでとう、と彼、彼女に言うのだった]* (191) 2021/12/16(Thu) 21:35:57 |
【人】 向日葵 店主 イクリール── 後日談:向日葵 ── ……そうかな? でもそうなのかもね。 [ >>192そんなことはない、と思っていても ポルクスの子供がしてくれた事だもの。 そうなのかもしれないって 受け止めるぐらいは出来るから。 カンの強いのはどちらに似たのか。 ポルクスか、あるいはバラニくんか。 私に懐くのは……ポルクス似なんじゃない?って 笑って言った。] (197) 2021/12/16(Thu) 22:14:52 |
【人】 向日葵 店主 イクリール……そっか。 そう言ってくれて、見せにきてくれて 私はとっても嬉しいよ。 ……少し食べていってよ? ミートパイ、1人で食べるより 3人……5人で食べた方がきっと美味しいから。 [ 私はそう言って もう少し彼らと話をしただろう。 私の知らない彼等の話。 それから、サーシャの話もして 同じ年に生まれた子だから、仲良くしてほしいと。 ミートパイは会話が弾む毎に 直ぐに無くなっていって 楽しい時間は早く過ぎるのだった]* (198) 2021/12/16(Thu) 22:15:06 |
【人】 向日葵 店主 イクリール── 寝所 ── [ >>195断る、と言われて 私は眉を動かさずに、そうでしょうね、と思う。 錬金術師の身体は幼く 不老、若返り、あるいは転生の類なのだろうと。 家の地下の死体に気付かず。 けれど家を焼き払うつもりだから 同時に一緒に燃えるかも知らない。 >>2:245狂った錬金術師は望みを見失いつつある。 ホムンクルスの研究は深みにはまっている。] (207) 2021/12/16(Thu) 22:32:36 |
【人】 向日葵 店主 イクリール……正義感なのかもね。 それかサーシャの為。 ううん、違うか。 [ 刀は形を失い、そばにスライムとして控える。 私は幼い彼女の手に導かれ 微笑む彼女の唇に、そっとキスをする。 するり、と唇の間から 錬金術師の口の中へと銀色の液体が流れていった。 水銀は彼女の喉をゆっくりと通り 心臓の高さまで至った瞬間に 身体の中で破裂するように棘を出し 錬金術師の心臓を貫くだろう。] (208) 2021/12/16(Thu) 22:32:59 |
【人】 向日葵 店主 イクリール[ その少しの間。 私は唇を離しても、直ぐ近くで彼女の瞳を見つめた。 ぎゅぅ、と彼女の身体を抱きしめた。] (209) 2021/12/16(Thu) 22:33:15 |
【人】 向日葵 店主 イクリール[ 彼女の答えを聞けたか。 それとも錬金術師は黙したか。 幾拍置いて 銀色の棘は飛び出し 錬金術師の心臓を貫き 私の身体を貫いた。 それでも彼女を抱きしめて]* (211) 2021/12/16(Thu) 22:36:06 |
【人】 向日葵 店主 イクリール……ふ、ふ……死なないよ……… 願いは……ごほっ…… ……自分の手で叶えるんだから…… [ ごほっ、と口の端から血が零れる。 心臓こそ外れたものの、大血管を貫いた。 時間差で煙の匂いが部屋の中に漂ってくる。 家に魔術で火をつけたのだ。] (224) 2021/12/16(Thu) 23:16:08 |
【人】 向日葵 店主 イクリール……ただ。 私と貴方になんの違いがあるのかって思ったら。 こうしてただけ……。 [ >>219彼女の手が身体の横に落ちる。 言葉は聞こえたのか、どうか。 やはり私は彼女を抱きしめたまま。 ずっ、と2人を貫いていた水銀の棘が引き抜かれる。 じわ、と服が血に染まり ベッドも共に赤くなっていく。 煙だけだったものが、徐々に暑くなり 火の手は直ぐそばに。] (225) 2021/12/16(Thu) 23:16:28 |
【人】 向日葵 店主 イクリールおやすみなさい 狂った錬金術師 ……いつかそっちに行った時はよろしくね。 ……あぁ、でも。 …………直ぐかも知れないね。 [ 血溜まりができ 炎は部屋の中に入ると 2人の姿はやがて見えなくなっていっただろう]* (226) 2021/12/16(Thu) 23:16:52 |
【人】 向日葵 店主 イクリール──後日談:向日葵 ──>>216 え? ……あぁ、その花? うん、誰かからは知らないけど贈られてきてね。 綺麗だから飾っているの。 なんの花なのか、分からないんだけどね。 [ >>216贈り物だし、商品じゃないんだけどね。 と言って。 そうでなければ赤ん坊にプレゼントしたのだけど。] (227) 2021/12/16(Thu) 23:28:59 |
【人】 向日葵 店主 イクリール (228) 2021/12/16(Thu) 23:29:14 |
【人】 向日葵 店主 イクリール…… キアラ [ 小さく呟くと店主は店の中に戻っていった。 カウンターの上に咲く白い花は 僅かに入った夕日によってきらりと光るのだった]* (229) 2021/12/16(Thu) 23:29:31 |
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