185 【半突発R-18】La Costa in inverno【飛び入り募集】
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「――そうか、既に断っていたのか。」
一瞬、脳裏をよぎったのは、かつて『エリック』が辿った結末。
同じ末路を、また誰かが辿るかもしれないと思うと、息が詰まるような心地がする。
本当は、命令してでも思いとどまらせるべきなのだろう。
首筋の印は残っている、今なら従わせる事もできるのだから――。
「リボンを解くから、少しじっとしているんだ。」
両手首を戒めているリボンを外す。
命令を下すことは無かった。
もし本当に実行してしまっていたら、それは結局、彼女をより大きな鎖で縛るだけだから。
彼女は、自由に踊っている方がいい。
「居住区まで送ろう。
暫し、目を瞑っていてくれ。」
彼女が身なりを整えた頃を見計らって声をかける。
三度、マントが彼女と自身の周囲を包む。
足元の感覚が消えて、ここではないどこかへと自分達を運んでいく――…。
……はあ?
[男が思わず出した声色は普段遣い用のものであったがブランシュの秘裂に指を這わせ存分に魔法による振動を加えながらも花弁の襞を丁寧に触れ、擦り、捏ねていく過程を止めることはなかった。
ただその視線はリュディガーに対して何を言ってるんだと言うもので、瞼を閉じては開き、開いては閉じると幾度か繰り返すと矢張り得心得ないもので首を僅か傾げる。
少しして男は何やらを閃いたかのように口を開いた]
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