【人】 教会住みの娘 エヴィ[ 宮廷が近づいても、今日は昨日のように 心踊る音が漏れ聞こえることは無くて>>1 あぁそうか、今日は屋内での舞台になるのだ と思い出しました。 ヨシュア様の御覚悟や、その後の出来事>>118、 また偶然にも同じ場所へ向かっておられる ことはわからないまま。>>119 ただただお二人の安否が気になって 仕方がないのに、反して身体は重く、熱く、 一歩を進めるのがやっと。 目を閉じて息を大きく吐いて汗を拭いました。 賑やかな露店や、大道芸>>2に、 子どもたちはすっかり夢中になっていて、 その声>>83が、私達に寄せられたものだと 気付くのには少し時間がかかりました。 ] (120) 2020/09/25(Fri) 13:06:19 |
【人】 教会住みの娘 エヴィあ…昨夜の。 [ 声を掛けて下さったその方>>83が、 ゆうべどのようなことをして下さったのか >>53、>>61など知る由もなく、 小さな会釈をして俯きました。 腫れて、傷だらけの、 酷い顔をしているでしょうから。 ] いえ、迷子と言う事ではないのですが…。 あ、この子たちは、教会の子です。 私の、妹や弟で。 神父様が、あの、音楽祭を皆で 見ておいでなさいと仰って下さったので、 それで…。 [ 昨晩の悍しい出来事を伝えることは出来ず、 詰まりながらそう答えました。 既に、ご存知のこととは思いも寄らず。>>36 ] あの、音楽祭へ行かれるのですか?* (121) 2020/09/25(Fri) 13:10:28 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン─回想・ハイアーム家の御令嬢と一つの御約束─ ええ、ゆっくりとした拍節を保つ楽曲も 幾つかございますし 取り合わせや工夫次第で 幾らでも音楽に出来ますの。 [ゆっくり叩いても音楽になるのか、という 意味合いのような問いには ハッキリと力強く頷いて>>@23] (122) 2020/09/25(Fri) 13:29:48 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン かしこまりました。 それでは私から講師に相応しい楽士へ お話を通しておきましょう。 近く本人から伯爵家へ 日程に関する打診の手紙が 届く手筈になるかと存じますわ。 [私以上にあの楽器へ嵌った 元ボーリス子爵のオーケストラ所属の スネアドラム・コンサートバスドラムの楽士。 年は20後半と若くはあるが、 御令嬢と同じ女性で 年も私と比べれば十分に近い。 それに、何より人へ教えるのが上手な彼女だから 御令嬢の希望と技術に合わせた適切な指導を 行ってくれるでしょうと信じて。] (123) 2020/09/25(Fri) 13:30:21 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[白い頬を赤らめ、期待に胸を膨らませたご様子の 御令嬢ににっこりと微笑む。>>@23 そして、次の御言葉には>>@24] ……勿論でございますとも。 その時は私に直接お知らせいただくか、 私の名を宮廷に要請していただけたなら。 私──喜んでアメリア様の元へ馳せ参じますわ。 [御令嬢との再会のお約束。>>@24 私と御令嬢の寿命と体が願わくば、 それまで保たれますように。] (124) 2020/09/25(Fri) 13:31:21 |
【人】 平台の宮廷楽士 メイレン[この未来がどうなるかは 私もハッキリとは分かりませんが──── 願わくば、御約束が実りますように と。その日の夜……窓から眺めた一筋の流星に 私はそっと、祈りを捧げて過ごしたのでございました。]** (127) 2020/09/25(Fri) 13:33:07 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a29) 2020/09/25(Fri) 13:42:43 |
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。 (a30) 2020/09/25(Fri) 13:47:01 |
【見】 病弱貴族 アメリア─ 邸宅、ベッドの上。 ─ [ 霞のような淡い意識が集まっていく。 眠りに沈んでいた思考が整っていく。 目をふる、と震わせ、開いてみれば 窓からは赤い夕焼けが差し込んでいた。 ] ……もう、そんな時間なのね。 コンペも、もうあと少し。 [ 今回のコンペを取り仕切るものが 自身のもとへ慰問に訪れてくれた メイレン・シュレグマーだということは 従者から聞いていただろうか>>1:249 あれきり会っていない彼女は元気だろうか 様々な異名を>>0:32メイドから聞いた時には そんなに高名な方が訪れてくれたのかと 驚いたものだけれど。 ] (@29) 2020/09/25(Fri) 15:01:56 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ かけ布の上で両手を合わせる。 ……本当にこのままでいいのだろうか? どうしてヨシュアがいなくなったのか わからないまま。 純潔をなくして、ただただ泣き寝入り。 それが、本当に貴族として あるべき姿なのだろうか? ] (@30) 2020/09/25(Fri) 15:03:14 |
【見】 病弱貴族 アメリア……んっ、 [ ベッドの縁を助けに、体を起こす。 まだふらつく体は、下がらない熱を表して。 でも、このまま寝てはいられない。 まず、父に会いに行こう。 それから、……それからは。 まだわからないけれど。 知っていることを伝えに。 知らないことを知りに。 動かなければ、何も得られないから。 ]** (@31) 2020/09/25(Fri) 15:03:29 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t9) 2020/09/25(Fri) 15:06:31 |
【人】 ヨシュア[ 神父はコンペ会場にいるのでは?>>119 そう思ったのは、心当たりをあらかた潰した後。 しかし依然として行方は不明なまま。 男は最後の候補地へ向かう。 気付けば、空は茜色に染まり始め。>>110 プログラムも終わりに近い頃。 もしや、身の危険を感じて遠くへ逃げたのか? 焦燥感を抱きつつ、一縷の望みを託し 今日の会場である、大ホールの戸を開く。 …… 遠目に見えるのは、 メイレン・シュレグマーだろうか? 彼女や奏者達の邪魔にならぬよう 目立たぬホールの片隅に立つと。 音楽を楽しむとは程遠い、鋭い視線を、 憎き獲物を求めて彷徨わせた。 ] (128) 2020/09/25(Fri) 15:23:37 |
【人】 ヨシュア[ ─── 次のプログラムが始まった。 そんなこの神聖な場に相応しくない男の耳を、 音の濁流が、激しく打ち鳴らす。 洗練された音の色は空気を揺るがし、 人々の心をも叩いて行く。 二度と歌うまいと誓った。 その日から、音楽は忌避するものだった。 …… 離れていたからこそ、 久方ぶりに触れるそれにひどく圧倒され。 息を飲むと、暫しその場に佇んでいた。 ]** (129) 2020/09/25(Fri) 15:25:04 |
ヨシュアは、メモを貼った。 (a31) 2020/09/25(Fri) 15:28:44 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ ―― 小さな楽器工房にて ―― [ 決められた道を歩き 選べなかった道がある。 常に自分で歩いてきた 彼にふと問いかけた言葉。>>79 その反響は 予想外の静寂。>>111 弓の毛替えの最中に語られた 暖かな包み込まれるような 旋律のような声音。>>20 ずっと聴いていたいと思うような 心地よい調和。 唐突に訪れた沈黙は 周りの空気をシンと引き締め 次の音が溢れ出しそうになるのを 待つように。 ] (130) 2020/09/25(Fri) 15:37:42 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ 彼から次に出た言葉は ヴァイオリンを演奏する話だったろうか。 >>21 彼は出会った時からずっとそうだったように 丁重に優しく微笑み、お礼を述べる。 少し目深に帽子を被り それからカタリとドアを開け、工房を出て行った >>112 ]* (131) 2020/09/25(Fri) 15:46:19 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a32) 2020/09/25(Fri) 15:54:35 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a33) 2020/09/25(Fri) 16:00:01 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a34) 2020/09/25(Fri) 17:07:20 |
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。 (a35) 2020/09/25(Fri) 17:09:05 |
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。 (a36) 2020/09/25(Fri) 17:20:01 |
【人】 旅のヴァイオリン弾き ニコロ[ ニコロは工房から出たあと もう一つのオススメの場所に向かうことにした。 そこは【穴場な花屋】だとか カフェの女性のオススメは本物だと思った なぜなら、先程の工房はとても職人としての腕も そして、落ち着いた空間も素晴らしいものだったからだ 彼は、工房でのことを思い出しては 最後に誘ったのは失敗してしまったのではないか そう思った。 この国の最大のイベント コンペの時間にかからないとはいっても きっと、初対面の自分に誘われるたのは困惑した だろう。その上、客と店員…断りづらかっただろう そんな事を考えながらも、教えてもらっていた 花屋の前にたどり着いた ] ああ、とても華やかな匂いだ 華やかなのに落ち着くのはなぜだろうか… また、素敵な出会いがありますように [ ニコロは花屋の扉を開けた 店員はいるのだろうか?いたなら、ニコロはきっと この素晴らしい空間に「この素晴らしい日にオススメの花を もらえないかな?」と言っただろう 店主が不在のようだったら、また出直すだろう ]* (135) 2020/09/25(Fri) 19:29:01 |
ヨシュアは、メモを貼った。 (a37) 2020/09/25(Fri) 19:34:52 |
旅のヴァイオリン弾き ニコロは、メモを貼った。 (a38) 2020/09/25(Fri) 19:35:50 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン―1日目夜・宿のロビーにて― 『待ってない。』 [ 外連味のない、一言。>>84 彼女が大して待たなかったのは 本当なのだろう、と妙に納得する。 初めて会った時から、 彼女は、あまり多くを語らない人物に 見えていた。 だがその一方で、鋭い五感で思慮深く 外界を捉えているようにも。 ] (136) 2020/09/25(Fri) 20:38:33 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ …なぜ今、 彼女の話を聞きたいと思ったのだろう。 あの時、会場から…世の中全体から>>303 一人取り残された感覚が ずっと尾を引いていて。 誰かの手でつなぎ止められていたい、 そう思ったのかも知れない。] (137) 2020/09/25(Fri) 20:39:53 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ ロビーの端のソファに腰を落ち着け、 彼女の思い出話に耳を傾ける。>>84 途中、彼女の手がポケットに伸びる 瞬間があり。>>86 身に覚えのあるその動きに、 あぁ、と破顔して。] 一緒に吸おうか。 [ そう言って、自ら煙草を取り出すことも あっただろうか。] (138) 2020/09/25(Fri) 20:40:09 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ …第三王子リジィがあの工房に来た。>>84 …それがきっかけで彼女は、 電子六弦の部品を仕入れていた。 その店に自分が転がり込み、 すんでの所で危機を脱することができた。 まるで自分がこの音楽祭に出るまでの道筋に、 つねにリジィがいて、 歩むべき場所に、マイルストーンを ぽんと置いているようだ。] (139) 2020/09/25(Fri) 20:40:34 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン (140) 2020/09/25(Fri) 20:42:05 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン―記憶の深みへ― [ リジィが置いてくれたマイルストーン。>>139 それを蹴散らすかのような存在を 思い出す。>>1:301 恐らくリジィとは血縁関係に あるであろう男。 …いつかディミトリエが言っていたか。 自分らを招聘した第三王子は 多少、素行不良のきらいがありつつも 新しい物を吸収するその柔軟性から 民からの信頼厚く、 対して実兄である第二王子は頑迷かつ狭量、 "古き良き"伝統に満ちた国家体制を懐古し それを目指すべく動いているため 先進的な第三王子とは 恐ろしい程にそりが合わず、 そのうえ彼に人望が集まっている状況に 嫉妬して、事ある毎にこすい画策をして 邪魔をしていると。 ] (141) 2020/09/25(Fri) 20:44:01 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ 聞いた話を総合するに。 恐らく第二王子レイズは、 リジィから趣味を奪っても>>0:102 彼が折れないどころか、 その界隈の人間と交流を始めたり>>0:103 そのうえl彼にとって"伝統"を体現する 場であるはずの音楽祭に 俺ら6人を勝手に呼んで、 さぞ怒り狂った事だろう。 当然、招聘を阻止すべく動き、 ――その過程で、俺という都合のいい材料が 転がってたというわけだ。 >>1:303] (142) 2020/09/25(Fri) 20:44:45 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン[ ゴシップ記事に書かれた、>>1:302 扇情的な文句。] ――『かの国民的六弦奏者は あの集団誘拐・リンチ事件の 実行犯だった!?』 [ 誰も信じなかった。証拠が無かったから。 でも俺だけは分かった。 地位を。名声を。得るたびに。 執拗に顔を覗かせる。過去。 このとき、悟った。 俺のような下衆は、 外面上はどうあっても 本当の意味で日の光を浴びることは 決して無いのだと。] (143) 2020/09/25(Fri) 20:45:42 |
【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン―回想・遠い記憶― ―いつだったかは、もう忘れた― [ 深い霧。鈍色の空。 触れれば指を切ってしまいそうな、 冷たく尖った針葉樹林。 この季節にもなれば、もう霜が降りても おかしくないような、 寒く荒涼とした、高緯度に位置する国。 その国の、さらに枯れ果てた田舎の教会 ――教悔堂と呼ばれていた―― で、俺は幼少期を過ごした。 教会といっても、コンセールカリヨンの それとは大分違う、土着の宗教。 村とも呼べない限界集落だった俺の故郷は きわめて閉鎖的で、 信仰されていた宗教も、地元の要衝を 掌握する名士達の手で、長い年月をかけて 都合の良いモノに作り変えられていたようだ。 俺らの時代は、その教義が最も 苛烈を極めていた頃だったらしいと、 後から新聞で読んだ。 教悔堂とは名ばかりのそこで行われていた 所業は、筆舌に尽くしがたい。] (144) 2020/09/25(Fri) 20:47:40 |
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