13:44:44

人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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視点:


【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 回想・飛んでいる鶴 ―

[え?簡単?どういう事ですか???

落川先生の言葉を聞いて、>>0:287
私の顔にはクエスチョンマークが乱舞した。

黒板に向かう先生をぽかんと眺めていれば、
なんということでしょう、あっという間にできあがり。


あ、わかった。これ知ってる。
いつどこで聞いたのかは忘れたけれど。

ね、簡単でしょ?
(簡単とは言ってない)


というやつですよね。]
 
(11) 2021/07/23(Fri) 1:06:19

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 な、なる……ほど……?


[得意げに振り返った先生と、黒板に描かれた鶴の絵の間を、
私の視線が行ったり来たり。

正直に言っていいですか? なるほどわからん。


……のだけれど、
本当に正直に言う度胸など、私にあるはずもなく。
一応先生の教えてくれた手順は頭に入れていたので、
ふむふむ、と頷きながら。]


 れ、練習してみます。別の鳥にも応用できるんですね。
 先生の描いたのは、ちゃんと鶴に見えますけど……
 私が描いたら…… どうかな…… ……

 赤は朱墨があるので、何とかなりそうですね。


[自信なさげな声で言いつつ、
小さい頃に遊んだ絵描き歌の事を思い出す。
こういう簡略化された絵こそ、
描くのが難しい気もするけれど……
私に精緻な絵が描けるわけもないので、
先生のこの選択が、とても正しいのはよくわかった。]
 
(12) 2021/07/23(Fri) 1:10:06

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[なんて考え事をしていたら、
時間を気にする先生に私もはっとして]


 あ、お時間いただいてしまって、すみません。
 ありがとうございました。


[私よりも先生の、次の授業の準備が大変だと、
申し訳なく思って頭を下げた。

最後の一言に対しては、笑顔で応じて。]


 はい。ありがとうございます、
 頑張って練習します。


[と、先ほど言った事をもう一度繰り返す。
先生の声を受けて、今度は少し前向きに。

美術室を出る前にスマホを取り出して、
鶴の写真を撮らせて貰ってから、
黒板消しますね、と買って出た。

立つ鳥跡を濁さず、という事で。(?)]*
 
(13) 2021/07/23(Fri) 1:10:58

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 回想:スイカ割り ―

[多分、カットスイカなら買える金額だったと思う。
でも、カット済みじゃ駄目なんだ。
大事なことなんだ、と。

青果店のお姉さんと、おじさんおばさんが、
どうしたの、と尋ねてくれたなら。
私達は兄弟順番に、要領を得ないながらも
スイカ割りをしたかったのだと理由を話して。>>295

そうしたら、いつの間にか引っ込んだお姉さんの、
戻ってきた手の上には、貯金箱が。]


 「「「え!いいの!?」」」


[見事に三人分の声が重なって。
パァーーーっと顔を輝かせ。

もしかしたら大事な貯金箱だったかもしれないのに、
頭の中が丸ごとスイカで埋め尽くされた私達は、
やったーー!とか、じゃあ最初にやっていいよ!とか、
そんな事を言いながら、浮かれるばかりで。

お会計に置いた所持金全額、
小銭だらけで数えるのに時間が掛かったかもしれない。]
 
(22) 2021/07/23(Fri) 2:06:28

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[小さい弟くんも歓迎して、
じゃあ、どこに行ってやろうか?と、
話しながら、商店街を駆け出した。
スイカはうちの兄が運んだんだったかな。

準備が整ったら、
目隠しをして、棒を持った子をぐるぐる回して……。
こっちこっち!と手を叩いて笑い合い、
ばっちりスイカを割ったのは誰だったか。

私の番では、
スイカに当てた!けど割れなかった……]
という感じの結果だった。

でも結果がどうあれ。
みんなで割ったスイカを一緒に食べて、私達は大満足。]
 
(23) 2021/07/23(Fri) 2:07:40

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[スイカを食べながらか、割りながらか、
自己紹介もしたのだけれど。]


 あの……田邊 夕鶴です……
 きょ、今日はありがとう……


[私はと言えば、今更照れて、もじもじしてしまい。
お姉さんにはちょっと弱かったのだ。

そう、お姉さん。
お店の手伝いをしていたし、気前のいい子だったから、
自分よりもっと年上かと思っていた。
一つ上だという事を聞けたなら、
私はびっくりしただろう。

それ以来、青果店の前を通ったら、
用事が無くても挨拶をするようになって。

お姉さんと同じ高校に入学し、校内でばったり会った日には]


 後輩になりました。先輩、よろしくお願いします。


[と、もじもじは卒業して、
澄ましたぴかぴかの一年生が、笑顔で挨拶をした。]*
 
(24) 2021/07/23(Fri) 2:09:47
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a8) 2021/07/23(Fri) 2:32:57

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― お祭り前日・提灯の飾り付け ―

[篠田さんとの作業中。
彼女の身長では辛そうな箇所を、
す、と横から引き取って。>>0:309

お礼を言われれば、私は冗談っぽく笑いながら]


 いいえ、どういたしまして。
 こんな時くらいしか役に立たないから。


[と、自分の図体を指して言ったのだった。

そんなこんなで、楽しく雑談も交わし。>>0:315

書道部で注文した上着については、
請け負って貰えて感謝しかない。
私も一部員として、篠田さんにもしっかり
お礼と、よろしくお願いします。を伝えておいた。

秋のパフォーマンスの際は、是非特等席にご招待したいと、
お願いされなくても、時期になったら言うだろう。]
 
(68) 2021/07/23(Fri) 15:24:14

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 え、そうなんだ。
 篠田さん可愛いから、絶対誰かに誘われてると思った。

 そっか、家のお手伝いかあ……。
 大変そうだけど、頑張ってね。


[明日の予定を聞けば、つい本音がぽろりと。
だって、こんなに可愛い子、普通放っておかないでしょう。
篠田さんは、私が思う「女の子の可愛らしさ」を
集めたような女の子で。だからそんな感想を抱く。
その言葉について、篠田さんは何か思う所があったのかも、とは気付けなくて。
>>27


家の手伝いなのだと言われれば、なるほどと頷いた。]
 
(69) 2021/07/23(Fri) 15:25:48

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 あ、ううん。私の浴衣は全然。いいんだ。
 ほら、靴のサイズと同じでしょう?
 大きいのって、なかなか無いよね。


[私の話で篠田さんがしょぼんとしてしまったら、
慌ててフォローしたつもりだったけれど、
フォローになっていたかどうかわからなくて、
えーと、と話を挿げ替えた。]


 実は私、明日一人で行く予定だったから、
 ちょっと寂しいなと思ってたんだけど。
 篠田さんも一人で行くなら、どこかで会えたら嬉しいな。
 その時は浴衣姿、見せてね?

 あ、一人で来るなら、夜道は十分気を付けて!


[人出も多いし、確か見回りもあったと思うけれど、
やっぱり注意は必要だから、ここは先輩として一言。
……篠田さんはちゃんとわかっていそうだから、いらない一言だったかもしれない。
]
 
(70) 2021/07/23(Fri) 15:27:33

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[お疲れ様ですを言い合ったら、>>0:317
私も篠田さんも、気付けば汗をかいていて。>>0:311
差し出された塩飴は、ありがたく受け取った。]


 わ、ありがとう。いただくね。
 ……うん、やっぱり、篠田さんしっかりしてると思う。
 というより、気配り上手なのかな。
 手伝いの声掛けもありがとう、助かったよ。


[先輩も、と言うのだから、他にも配り歩いていたのだろう。
こんな風に色々気が付く子は、そんなにいないと思う。
私は素直に褒めたつもりだったのだけれど、
今度もきょとんとされてしまったかな。

そうして、水分補給に行った篠田さんを見送ったら、
私は塩飴を、口の中にころり。]*
 
(71) 2021/07/23(Fri) 15:28:32

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 回想:ちっちゃな頃の、花巻さんと ―

[初めての、一人きりのお使い。
できると言った手前、帰る事もできなくて。
そこが見知った場所でも、
幼かった私は心細くて、緊張しきりだった。

だから、屈託なくニコニコと笑って
水羊羹を勧めてくれたその子に、>>0:326
私は救われた気分になって、
詰めていた息をほっと吐き出したのを覚えている。]


 う、うん。あのね。
 水羊羹、うちのおばあちゃんも好きなんだって。
 ここがいちばん、って言ってたよ。

 それに、入れ物がかっこいい!


[最後のは、私の感想。
祖母は何度も食べた事があるのだろうけれど、
私が花巻庵さんの水羊羹と出会ったのは、この時が初めてで。
パック入りの水羊羹しか見た事のなかった私にとって、
竹の容器は何とも言えない特別感を放っており、
まずはそこに大注目してしまったのだ。なんせ子供だから。]
 
(72) 2021/07/23(Fri) 15:31:56

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[食べた後は、どうなったかというと。

「ねえ、お使い行こうか?」
「お使い行くよ」
「今日はお使いないの?」

と、祖母の周りをうろちょろしては、
お使いの権利をもぎ取って、
花巻庵さんの夏の常連と化していた。

二度目のお使いで、水羊羹の感想を聞かれた時は、
その子のわくわくしたような顔に思わずつられて、
私にしては随分勢いの良い声が出た。]


 うん、すっごくおいしかった!!

 ……あの、今日はね、
 この前見た、透明なのが気になるんだけど……おいしい?


[と、後半は人見知りが顔を出し、少し大人しくなったけれど。
前と同じようにお勧めしてくれないかなって、
寒天を使ったお菓子の方を指差して。

お店に行けば会える、髪の長い女の子。
一緒に遊んだ事は無かったけれど、
私はお使いの度に、その子のお勧めを聞くのが楽しみだった。]
 
(73) 2021/07/23(Fri) 15:33:51

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんなある日の事。やっぱりお使いに行く道中で。

前日はお祭りだったので、
そういえばいつも可愛い服を着ているあの子は、
お祭りに行ったら、どんな恰好をするのかなって、
会ったら聞いてみようと思っていた。

私は、その子を可愛くないと思った事は一度もなかった。
可愛らしいレースやリボンを、似合わないと思った事も。
それは、子供らしい丸みがあったからとか、
男女の言う「可愛い」の尺度の違いとか、
色々理由を付ける事もできたかもしれないけれど。

あの頃、きりりとした顔立ちの中心で、
いつも生き生き、きらきらと輝いていたその目が、
私は好きで。とても魅力的だと思っていたから。
どんな服だって着こなしているように思えたのに。

だからね。髪の長さより、着ているものより、
その表情が翳ってしまう、それが一番――
]
 
(76) 2021/07/23(Fri) 15:39:08

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 えっと。 髪の毛、お揃いだね……?


[他に、何が言えただろう?

髪を切ったら、いいねとか、似合ってるねとか、
普通ならそんな事を言えただろうに。
その時の顔を見ていたら、私にはとても。

だけど、自分の短い髪を指して、何とか捻り出した一言も。
男の子のような恰好を平気でしていた私の口から出れば、
何の意味も持たず、慰めにもなりはしなかっただろうか。

私は俯いて。

その日から、お使いには行けなくなってしまい、
夏の常連の子供はいなくなった。]
 
(77) 2021/07/23(Fri) 15:40:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― バレーのこと ―

[ところで。私が、バレーをやめた理由。

なんて事はない、
単純に向いていないと思ったから。
そう言うと、誰かには首を傾げられる事もあったけれど。

恵まれた体格に、運動神経も悪くない。
練習だって真面目に参加していたし。

でも一つ、弱点があった。

簡単に言うと、私は気迫負けするタイプで。
ネット際の攻防。前に出るポジションだった私は、
相手チームの強い視線を浴びる事も多く。
だけど、どうしても、それに慣れなくて。

やめるまでには、それなりに色々あったのだけれど。
結局の所、原因はそれ。

能力じゃなく、性格的に、向いていなかった。]
 
(78) 2021/07/23(Fri) 15:42:24

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[色々と、重ね合わせて見れば。
私達の対比は、なんて皮肉なのだろう。

髪を切ったあなたと、伸ばした私。
視線の中に紛れ込んだあなたと>>0:271、逃げ出した私。
無理をしても続けるあなたと、>>0:273
すっぱりやめて、別のものを見つけた私。

あなたが、今の私と幼い私の面影を
重ねる事ができなかったように。
私も、懐かしい女の子の面影は見出せなかった。

私の方は、眼帯の女子生徒が、中学の時の交流試合で>>0:328
見かけた顔だと気付く事はあっても。>>0:54


このまま知らない方が、平穏なのかもしれない。
知ったところで、私はまた、ろくな言葉を紡げないのだろう。

それでも。
いつか楽しかった私達の思い出を、
もう一度、重ね合わせる事はできるのかな。]*

 
(79) 2021/07/23(Fri) 15:44:58

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 鳥仲間と、仲違い ―

[あちらにも、こちらにも、
色々な場所に連れて行ってくれたよね。>>0:346
自分の通う学校以外に入るのは初めてで、
(もし校庭までだとしても)
ちょっとドキドキしたりして。

お祭りの型抜き、横目で盗み見た11点の出来に>>0:347
勝った
 と確信して挑んだ私の、
肝心の出来はといえば61点。

たこ焼きで火傷したら、慌てて飲み物押し付け合ったりして、
咽せ返って大変だったけど、すごくおいしかったよね。

まるで飛ぶような日々。
あっと言う間に駆け抜けた、
終わってしまうのが惜しかったあの日。]
 
(80) 2021/07/23(Fri) 15:48:05

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 



 
(81) 2021/07/23(Fri) 15:49:51

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 
 きつねって、そんなにこわいかな?
 可愛いんじゃなくて?


[神社の噂話を聞いても、
いまいちピンと来なかったけれど。

例えば、狐は鳥を食べるなんて話をされたら、
自分達の名前に重ねて、震え上がってしまったかも?]


 じゃあ、早く帰らないといけないね……


[そう言った私は、ちょっとだけ口を尖らせて。

だって、日が暮れかけているのはわかっていたけれど。
あと少し、もう少しだけって、
私はまだ遊んでいたかったのに。そんな話するから。]
 
(82) 2021/07/23(Fri) 15:51:11

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[でも、その一言。>>0:349]


 えっ。 きつねさんに?
 こわいのに、攫われに行くの?


[そう尋ね返したけれど。
すぐに冗談と笑った朱鷺也の顔を眺めて、
私は、ぱちぱちと瞬きを繰り返したあと、
うーん……と考え込み。]


 うん。朱鷺也と一緒ならいいよ。

 だって、朱鷺と鶴だったら、
 飛んで逃げられるでしょ。
 一緒だったら、どこに攫われても大丈夫!


[その問いにどんな意味があって、どう受け取られたのか。
私はよくわかっていなかったけれど。
わからないなりに、子供の不思議な理論で返して。

でも、例えば、その夜大冒険に出掛けて、
後で大目玉を食らったとしたって。
私は大丈夫だったはず。二人一緒なら。]
 
(83) 2021/07/23(Fri) 15:52:30

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[でもね、わかっていた。そういうの。>>0:352

そうなるんだろうなって思っていたし、
そんなものだよねって理解して。

だってほら、うちには年上の兄がいて、
私は兄を観察しながら育ったわけだから。
思春期男子の生態には詳しいんだ。
上辺だけかもしれないけれど。


私は私で、新生活が忙しかったし。
でも、背が伸びたなあとは思っていた。

私だって、女子の友達もできたし。
いや、まだ私の方が背が高いと思う。

朱鷺也と遊ぶ事がなくなっても、別に。
手を挙げてくれるだけ、まだ良いよね。


――わかっていたけれど、
自分の事は、意外とわかっていなかったかも。
]
 
(84) 2021/07/23(Fri) 15:54:48

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 え、 ……あ、うん。

 久し振り……


[その日は、私の方が驚いたと思う。
というか、呆然とした。]
 
(85) 2021/07/23(Fri) 15:55:40

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それは確かに。
確かに、先にそう呼んだのは私かもしれないけれど。

ちゃんと知っているんだから。
男子の事は呼び捨てにしているの。
女子の事はちゃん付けしているの。

私はみんなのこと、くんとかさんとか呼んでいるし、
みんなと同じにしただけなのに。

なのに、>>0:354



意地悪ではないだろうか??
]
 
(86) 2021/07/23(Fri) 15:57:20

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

[自分がどうして怒っているのか、わからないけれど]


 
(87) 2021/07/23(Fri) 15:57:58

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[離れていた間に、きっと距離感が変わってしまったから。
みんなと同じところから、測り直そうとしただけなのに。

どうして余計遠くへ行ってしまうのか、
全然わからない。

わからないから、
そっちがそうなら、とそんな気持ちで。
私はあれから、蓮見くんにはそっけない態度を取っている。]
 
(88) 2021/07/23(Fri) 15:59:00

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[お祭りの準備に参加するのも知っていて、
名簿の名前だって確かめたけれど。
見掛けても知らないふりして、手を振ったりはしなかった。

……高二にもなって。
ちょっと、情けないなとは思う。

素直に聞いてみる事ができたらよかったのに。

私は本当に、図体ばかり大きくて、
中身が伴っていないみたい。
この身長の5cmくらい、
器の大きさに回せればよかったのにな。]**
 
(89) 2021/07/23(Fri) 16:00:12
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a15) 2021/07/23(Fri) 16:09:31

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 当日 ―


 わあ。可愛いね。
 うんうん、昨日よりもお姉さんに見えるよ。
 とても似合ってる。


[お祭り会場にて。
昨日社務所で出会った女の子と行き合えば、
くるりと回るその姿>>3に微笑んで、そう言った。

ちなみに私の方の服装は、至って普通の、ただの私服。
篠田屋さんで購入した白いTシャツに、下はショートパンツ。
浴衣の皆さんが結構な暑さの中にいるとはつゆ知らず、>>47
こちらは涼しさに全振りした感じの服装である。]


 小雪ちゃんも、よき一日を。


[背伸びをした挨拶にはそう返し。
隣にいた小雪ちゃんの母親にも会釈をして、
二人と別れ、お祭りの喧騒の中へ。]
 
(189) 2021/07/23(Fri) 23:54:36

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 ……
はなひらきますように
、かぁ。


[小雪ちゃんの言葉で思い浮かんだのは、
昨日の帰り、私がお参りした時の願い事。それは、

思春期真っ盛りで色々と複雑な弟が、
私に冷たくするのを、早くやめてくれますように!


……である。はなひらくのかな、これは。


どこかで聞いたような話?似た者姉弟?
これには深ーい事情があるので、
そんな事はないと思うのだけれど。
仲直りのお願い事の最中に、
ちらりと別の顔が脳裏をよぎったのは、まあ、確かにそう。
]
 
(190) 2021/07/23(Fri) 23:57:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 青果店の屋台 ―

[一人ぶらぶらと、あちこちの屋台を覗きながら。
辿り着いたのは、青果店の屋台前。
その時、堂本先輩は顔を出していただろうか?
……混雑しているようなら、また後で。と出直そうか。

高校で先輩と再会したあの時。
気付くかな、という少しの悪戯心と、
気付かないかも、という少しの不安の中。
名乗りもしなかった私にくれた先輩の笑顔を見て、>>94
はにかむように、私も笑った。

それからは、また青果店の前を通れば挨拶をして。
おばさんの姿がもう見られないのを、悲しく思って。

おじさんとの勝負の話だって聞いていたはず。

私は勿論、先輩の売り上げに貢献しようと思うわけで。
もし持ち帰り可能なのだったら、
キュウリは四本、家族の分まで買って行くつもりだけれど。
……その代わり、トウモロコシも一本買うのを許してほしい。
持ち帰り不可なら、キュウリを一本だけ買って食べながら、
私はお祭り会場をまた、ぶらぶら歩くつもり。]*
 
(191) 2021/07/24(Sat) 0:00:27
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a38) 2021/07/24(Sat) 0:07:23

二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a39) 2021/07/24(Sat) 0:17:05

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 


あ。
 
朱鷺。
     

 
(204) 2021/07/24(Sat) 7:36:30

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― お祭りの、朱鷺の背に ―

[思わず呟いた私の声は、屋台列の喧騒に紛れ。
目立つ鳥の絵を背負った後ろ姿には、
きっと届かなかっただろう。

帽子を被っていたせいか、誰と判別はできなかったけれど。
うわー不良っぽいな、なんて思いながらも

その鳥がすぐに朱鷺だとわかったのは、
どうしてかな?鶴の姿も描けない私だったのにね。

誰とはわからなくたって、
朱鷺を見て、私が思い浮かべるのは一人だけ。

昨日、景色を見るように向けた視線の中で、
一瞬捉えた、逸らされる目を思い出した。>>110]
 
(205) 2021/07/24(Sat) 7:38:08

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[私が、殊更に無視をしたのはね。>>89
あの時のお祭りが特別だったから。嫌でも思い起こされて。

あの日、差し伸べられた掌に>>104
自分のそれを重ねて、ぎゅっと握りしめた。
「ヒーローが人攫いしちゃうの?」って
君の仮面を見て笑いながら、追手(仮)
(悪の組織かな?)

から逃げるように、走って境内に行ったよね。

繋いだ手は、互いにまだまだ子供のもので、
大きさだってそう変わらなかったと思うけれど。
引っ張られるに任せて、笑い声をあげながら、
私は君に攫われた。

あの日。
色とりどりの花火に照らされた、君の横顔は丸みを帯びて。
私から目を逸らす今の横顔とは、輪郭が重ならない。
高くなる身長と反比例するように、
今の君の声は、昔よりもずっと低くなり。
私達はまだ子供で、でも、大人になってしまった。]
 
(206) 2021/07/24(Sat) 7:40:16

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな風に、身体も心も大人になるにつれ、
離れていってしまった私達だから。
蓮見くんの交友関係、全部を知っているわけではないし、
私の耳に届いた声の他にも、
様々な呼び方があったのは、当前の事なのだろう。

でも、同じクラスで過ごした人数の。
数多くの中から、“そういう”音ばかり拾い上げる私の耳。

それに苛立ちを覚える、その意味を考えたくなくて。



だから君が悪いんだ。>>109
君の所為にして、
八つ当たり。
]
 
(207) 2021/07/24(Sat) 7:42:32

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[私がそっけなくしても、
蓮見くんは何でもないように見えた。それどころか、


「蓮見くん。プリント。」

「蓮見くん、ノート提出忘れてない?」

「蓮見くん。」

「蓮見くん。」



……気まずくたって、同じクラスで
話す用事はいくらかあって。
そんな時も、私達の視線はどこか食い違っていたような。
私はその度に、むっすりとした顔を向けたのだけれど。]
 
(208) 2021/07/24(Sat) 7:45:53

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[……だけど、ずっと同じクラスにいて、
一度も目が合わないなんて事、ある?>>111

例えば。
席替えで、隣の席になった時。
夏の、プールの授業のあとに、私は眠気を堪えきれなくて。
運が良いのか悪いのか、板書の多い、社会科の先生の授業中。
いつもなら真面目にノートを取っているはずの私が、
頬杖をついて、うつらうつらと舟を漕ぎ。

一瞬、記憶が抜け落ちた後に、
ズルっ!ガタっ!……と頬杖が外れたあの時とか。

びっくりして飛び起きた私は、
一体どこをぶつけたんだったか覚えていないのだけれど。
あの時ちょっと大きな音が出て、だから、

さすがの君も驚いて、
とっさに君を見た私の視線から、
逃げられなかったんじゃないかな。

そんな事だって、あったでしょう?]
 
(209) 2021/07/24(Sat) 7:47:36

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

[……そんな事でも無ければ、合わない視線。

朱鷺の絵から目を離し、
今度は私が背を向けた。]**

 
(210) 2021/07/24(Sat) 7:48:25
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a45) 2021/07/24(Sat) 7:51:29

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 屋台列:青果店>>198 ―

[堂本先輩が売り上げを喜んでくれて、
しみじみと言われた台詞には、
嬉しいやら気恥ずかしいやら、先輩の反応が楽しいやら。
そんな気持ちの滲んだ声で、良かったです、と笑い。

まとめ買いしたので、ここでは食券を使わずにお会計。
野菜を袋詰めする手元を見守っていたら、
先輩が親切な提案をしてくれて、私は顔を上げた。]


 え、いいの?
         
……あっ。



[つい、素の言葉が出たのに気付いて。
しまった、という顔で言い直す。]


 ……いいんですか?
 お邪魔にならなければ、お願いできたら、嬉しい、です。


[恥ずかしさのせいで、言葉の最後が途切れ途切れ。]
 
(265) 2021/07/24(Sat) 14:15:51

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[だって、あの頃は。
一つ上のお姉さんの事「明菜ちゃん」って呼んでいたし。
打ち解けてきたら、敬語だって自然と取り払われた。

でも高校に上がったら、先輩後輩だから。
そういう所、ちゃんとしようと思っていたのだけれど。
時々気が緩んで、特に校外では、
こうして昔の口調が出てしまう事があって。

先輩は気にしないかもしれないけれど。
澄まし顔の私が、自分でやり始めた事なので。
毎度、ばつが悪い。]


 で、では。そちらの品は、
 また後程取りに伺いますので! 失礼しますっ。


[恥ずかしさを誤魔化しきれなかった私は、
敬語の戻し加減(?)がやや過剰になりつつも、
その場を足早に立ち去ったのだった。]*
 
(266) 2021/07/24(Sat) 14:18:01

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 少し前:青果店屋台 ―

[
ところで堂本先輩、私、
下の方ばかり見てて

野菜に熱中しすぎて言えていなかったのですが
浴衣ですよね?今浴衣を着ていますよね??>>197

このままでは一生の不覚なのでどうか言わせて下さい


それは、私が屋台に顔を見せてすぐの事。
こんばんは、お疲れ様です。の挨拶と共に、
たすき掛けした先輩の、粋な浴衣姿をまじまじと見て。]


 先輩、素敵です。
 その浴衣、すごく似合ってる。


[と伝えた。
近くにおじさんもいたのなら、勿論挨拶をしたけれど。
それがおばさんの仕立てた大切な浴衣>>43だったのなら、
私の言葉は、二人にどう届いたのだろう。]*
 
(267) 2021/07/24(Sat) 14:57:07
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a56) 2021/07/24(Sat) 15:06:06

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 花巻庵の屋台付近 ―

[私が青果店にいた時間はそう長くもなかったと思うから、
花巻庵の方に辿り着いた時は、
見知った顔がまだ揃っていた頃合いで。>>242
この辺かな

私は思わず、近くの木の陰に隠れた。

あのですね
私の思う、可愛いを集めた女の子と>>69
私の方に、目もくれなくなった男の子が>>241
お祭りらしく浴衣と甚平姿で並んで楽しく仲良さそうに(あ、名前も呼んだ?)お喋りしているのを見てしまったのですが、
それは。


もう一人、浴衣姿の男の子もちゃんと目に入ってるのだけれど
さっき見かけた不良っぽい人、蓮見くんご本人だったとか
篠田さん何で一緒にいるのかな、浴衣すごく可愛いなとか
ついそっちに気を取られて、ごめんね稲出くん。
>>251そちらの方は審議したいと思うので
 >>154まずはそのデータくれませんか?)
 ]
 
(297) 2021/07/24(Sat) 18:22:13

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 ……へー。へーー。へーーー〜〜。


[ふーん。なるほどね、そうですか。
そうだよね。

私は早合点をして、屋台の方に向かった蓮見くんを見た。

私だってそこで買い物をするつもりだったのだけれど、
こそこそと隠れながら、絶対見付からないようにして。
(蓮見くん以外への)後方不注意だった可能性は、あります


ともかく、彼が去るのをしっかり確認してから、>>289
私は今度こそ、屋台へと向かったのだった。]*
 
(299) 2021/07/24(Sat) 18:23:52
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a64) 2021/07/24(Sat) 18:31:06

【人】 二年生 田邊 夕鶴

― 花巻庵の屋台付近 ―


 ………… …………

 なんか


[チャラいです。
(感想提出>>316


こちら、木の陰に潜む私です。
今現在、私視点、蓮見くんは
最高に可愛い後輩の女の子とお祭りデート中にも関わらず
屋台の店員の女の子にもチャラチャラ声を掛けて>>318
チャラチャラチャラチャラと
え?いつもそんな事してるんですか???
という感じで

その甚平すごく似合ってるね。いろんな意味で。
本当に楽しそうで何より。>>319

そんな事を考えながら、睨むようにその背中を見送っていると
え……? 嘘…… 三人目…………??
と、その声が聞こえたならそう思ったのだけれど>>322

とりあえず篠田さんと稲出くんが二人になったのはわかって、
私はちょっと何がなんだかわからなくなってきて、
あれ…………???

……とりあえず、本来の目的を果たそうと思った。(買い物)]
(327) 2021/07/24(Sat) 20:30:08

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

[そんな感じで大混乱中の、
私の背中に、その声は掛けられたのかな??>>326]*


 
(328) 2021/07/24(Sat) 20:30:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 あ、あっ。
 篠田さん。えーと、偶然だね、
 あはは、あの、えっと。

 楽しんでる???


[背後から、兎の跳ねるような
ぴょんとした声で呼びかけられれば。>>348
頭の中がワンダーランドになっていた私も、
はっと振り返って、どうにか返事をした。

落ち着かないのは、混乱のせいもあるけれど、
盗み見ていた者としては、大変気まずい状況なので……
どうかしたか、と尋ねられても、
正直に言うのもためらわれて。]
 
(350) 2021/07/24(Sat) 21:45:07

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 ゆ、浴衣!すごく可愛いね!
 篠田さんは春のイメージだったけど、
 夏の朝顔も、ぴったり似合ってる。
 着こなしが素敵だからかな?


[とりあえず、篠田さんの浴衣姿に対して抱いていた感想を。
見せてねって言ったのは、忘れていないから。>>70

でも、あとは……]


 わ、私はどうもしないよ。
 …………篠田さんは、何していたの?


[ちらりと。本音の滲むような滲まないような、
遠回しな質問をして。

さっきまで蓮見くんといた、可愛らしい小さな後輩を、
私は20cmくらい上の目線から、そうっと窺ったのだった。]*
 
(351) 2021/07/24(Sat) 21:46:48

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 篠田さんと私と大丈夫じゃない話 ―

[楽しんでいると言う篠田さんは、
私の挙動不審を訝しんでいる様子。>>353
そうだよね、私も何がなんだかわからないよ
と思いながら視線を彷徨わせていれば、
篠田さんが服装の話を振ってくれたので、
ありがたく乗らせて貰った。]


 そっか、浴衣って暑いんだ。
 ……うーん、でも。

 やっぱり、いいな。浴衣。
 私も頑張って着てみれば良かったかな、なんて、
 ちょっと思っていたところ。


[そう。さっき、篠田さんを見てそう思った。
もっと可愛かったら良かったのかなって。
……でもそんな思考、今は振り切って]



 あ、このシャツもすごく良いけどね!
 うん、涼しくて。
 サイズ感も丁度いいし、気に入ってるんだ。
 

[と笑っていたのだけれど。]
(365) 2021/07/24(Sat) 23:07:17

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 え。 ばったり?

           …………そう。


[それを聞いて。しばし固まって。

……私は耐えた。何とか耐えた。
と言っても気力だけでコントロールできるものではないので、
どうしても止められなかった羞恥の分、
うっすら顔に血が上ったけれど。まだうっすらの範囲。]


 あ、大丈夫。

 私、たい焼き、まだ食べてないから。
 これから行ってくるね。うん。

 篠田さんも、稲出くん待たせているんじゃない?
 そろそろ、行かなくて大丈夫?


[どうにかまともな事を言えば、
篠田さんは納得してくれたかな。
まだ何かあれば、なんとか、返事をしたと思うけれど。]
 
(366) 2021/07/24(Sat) 23:09:56

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[大丈夫だと信じて貰えたなら、
見送る時には、声掛けてくれてありがとうね、と
ちゃんと先輩らしく振る舞って、お見送り。

お見送りできた?できたかな??
それなら早速人のいない方向にに顔を向け]


だいじょうぶじゃないです……
   



[今度こそ羞恥に耐えかねて、私は両手で顔を覆った。

ばったりって。
じゃあ、私の奇行は一体……。
ただの奇行!!


その後大丈夫になるまで、
しばらくその場で深呼吸した……。]*
 
(369) 2021/07/24(Sat) 23:14:04

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 花巻庵の屋台 ―

[そんなこんなで、色々あったけれど。

篠田さんと話した後、
落ち着きを取り戻した(はずの)私は、
本来の目的だった、花巻庵の屋台に来ていた。]
 
(374) 2021/07/24(Sat) 23:51:39

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[一旦、話は
(真面目な方に)
遡る。

いつかの夏の、そのあとの事。
私が花巻庵さんへお使いに行く事がなくなっても、
祖父母の家にいる間はいつも、
二人が私のための和菓子を用意してくれた。
きっと、祖母が花巻さんのご両親と
あれこれ話して、気を使ってくれたのだろう。>>170]
 
(375) 2021/07/24(Sat) 23:54:06

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[私が初めて買った、水羊羹。>>162
 教えて貰った通り、竹の容器を綺麗に洗って、
 きらきら輝くビー玉を入れる宝箱にした。

悩んで選んだ、水まんじゅう。>>163
 ぷるぷる震える姿が子供心をズキュンと射抜き、
 散々悩み抜いた結果、あの日は水まんじゅうを買って。
 食べる際に皿に出し、ずーっとふるふる揺らしていたら、
 祖母にいい加減にしなさいと怒られた。
 ぷるぷる食感ももっちり餡子も美味しかった。

やっぱりこっちも気になって、次の機会に買った柚子寒天。
 実は、固め食感の良さ、最初の時はわからなかったのだけれど。
 中学生になって、祖父母宅から足の遠のいた私に、
 季節の便りとして送られて来たのがこれだった。
 その時、この寒天の喉ごしの楽しさに目覚めて。
 ふわりと香る柚子は、高校生になった今も私のお気に入り。


そうやって、私の日々の中に、
花巻庵さんのお菓子はいつも存在していて。
だからあなたの面影も、
頭の中のどこかに、いつも残していたはずなのに。]
 
(376) 2021/07/24(Sat) 23:55:15

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[どうして気付かなかったのだろうか、と思った。]


 あ、それ……


[屋台の中で忙しく働く女の子の、
その髪型に、ヘアクリップを見つけて。>>170
私はおそるおそる、あなたに声を掛け。

ねえ、何度目かのお使いで、
私達きっと、もう友達みたいなものだったよね?
お名前なんていうの? って尋ねたら、
あなたは答えてくれたんじゃないかな。
私の名前は、きっと性別の印象を覆すものではなくて。
もし訊かれて答えても、あなたの誤解はそのままで。

だったら、私は「楓ちゃん……?」と、
あなたの名前を呼べたと思う。]
 
(377) 2021/07/24(Sat) 23:55:56

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[本当に、どうして気付かなかったんだろう?

ヘアクリップが無くたって、
「いらっしゃいませ」の笑顔だけで、
気付いてもよかったのに。

お家の和菓子が大好きな女の子。
いつもニコニコ笑って、お勧めを一生懸命説明してくれた、
そういうところ、変わっていないんだなって。

それから。
どんな格好をするのかなって>>76
確かめられなかったあの日の答えが、目の前に。
その浴衣は、今の彼女によく似合っていて。
でも私は、それを着た彼女に笑顔の花が咲く事が、
何よりも一番嬉しいのだった。

よかった。本当に――]


(だからそれについては、感謝しておこう。
 そもそも、花巻庵さんの娘さんなら
 蓮見くんの、幼馴染だったわけで……
 チャラチャラチャラチャラとか思ってごめん。
 チャラチャラチャラ に減らしておくね>>340
 あ、篠田さんの事も誤解だったら
 チャラチャラだね うん、普通に戻ったね……)

 
(379) 2021/07/24(Sat) 23:56:50

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 あの。私の事、覚えているかな。


[勇気を出してそう言えば、
あなたは怪訝な顔をしただろうか。

だったら、まずは名前を名乗り。
あの時、急にお使いに行けなくなった事、ごめんねと謝って。
足りなければ、何か二人の思い出話をしよう。

私はあなたの誤解を解いて、
あなたは私に気持ちを伝えてくれたかな。>>170
そうしたら、そのあと。


花巻庵の楓ちゃんに、

「おすすめでお願いします」

って、屋台の注文しても、いいかな?]**
 
(381) 2021/07/24(Sat) 23:57:46