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人狼物語 三日月国


86 【R15RP】君と僕の、夏祭り

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【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[じっとしていられない年頃には、毎日のように外遊び。
当然、すぐ近くの商店街にも出入りしていて。

例えば。

遊びに行く度に、祖母が出してくれる和菓子。
たまたま切らしてしまっていた時に、
ええ!とがっかりしていたら、
「それじゃあお使いに行ってきて」とがま口財布を渡されて。
私の初めてのお使いは、老舗和菓子屋さんの水羊羹だった。

兄の、「夏だ!スイカ割りをしよう!」の一声で、
三人分のお小遣いをかき集めて
青果店まで兄弟みんなで走って行ったら、
一玉買うには足りなくて、店の前で呆然とした事もあった。

兄弟みんなの最初の自転車は、祖父が買ってくれた。
私にだけ「もっと可愛いのにしたら?」と言われたけれど。
「嫌だ、これがいい!」と選んだのは、
黒いラインの走る、格好良い子供用自転車。
補助輪付きのそれに乗り、家の周りでぶいぶい言わせていた。
嘘。今より人見知りだったので、一人の時に誰かと会ったら逃げました。
]
 
(204) 2021/07/22(Thu) 10:10:54

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[近所の子に混じって遊ぶような事もあったっけ。
顔見知りになった子には、
休みの終わりに「またね」と手を振り、
次の休みに会ったら「久し振り」と挨拶をして。
宿題じゃない方の『夏休みの友』みたいな存在に
なっていたかもしれない。

でも、中学に上がったら。
私は女子の制服を着て、短かった髪を伸ばし始め。
勉強に部活に忙しい毎日を送るようになって、
祖父母の家からは足が遠のいた。

身長だけはずっと、背の順の列で最後尾争いができるくらいに
すくすくと、竹のように育ったけれど。
それもそろそろ打ち止めのようで。

花一高校への入学をきっかけに、
また祖父母を訪ねる機会も増えて、
再び商店街の辺りもうろつくようになったけれど。
あの頃の私と今の私が結びついた人は、
どれほどいたのだろうか。]*
 
(205) 2021/07/22(Thu) 10:11:52
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a59) 2021/07/22(Thu) 10:13:57

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 幼い日のこと ―

 えっ。

 ひ、ひとちがいです。


[ある夏の日、真っ青な空の下で。

見つけた!と勢いよく探し出されてしまった私は、>>208
一体、何がなんだかわからなくて。
暑い夏に流すにしては、冷たい汗を滴らせながら、
とりあえずそれだけを言って、じりじりと後退った。

だって。何も悪い事していないし。
(私は。>>207

思い当たる事もなかったので、
知らない男の子を前に、
じゃ、そういうことで……と逃げようとしたら、
なぜか止められて。]
 
(212) 2021/07/22(Thu) 11:28:25

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 ……なーんだ、最初に言ってよ!
 すごい勢いで、びっくりしたじゃない。


[男の子に指名手配(?)された理由がわかれば、
ほっと胸を撫で下ろしながら、文句を言って。

おどおどした態度がすぐに引っ込んだのは、
私が男兄弟に挟まれて育ったからとか、
元気いっぱいな男の子の雰囲気が話しやすそうに感じたとか、
そんな理由もあったけれど。
一番はやっぱり、
お気に入りの真新しい自転車を褒められたから。

そう。
私の自転車は、褒められて然るべき逸品。

誰彼構わず自慢したかったというのが、本当のところ。
聞けばあのお店の息子さんだと言う彼に、
さすが、自転車屋さんの子はわかってるなあ。
なんて感想を抱いて。]
 
(213) 2021/07/22(Thu) 11:29:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
 うん、すっごくかっこいい!
 一目ぼれしちゃった!


[と。かっこいいよね!!>>208に全力で同意したけれど、
実はいいないいなと自転車を狙っていた彼は、
一目で横から掻っ攫った私を、どんな風に思ったのだろう。

やっぱり、いいなあという視線が自転車に向かうなら、]


 ……乗ってみる?


[なんて。

上機嫌だった私は、
ちょっとだけ貸してあげてもいいなと思って、
そう尋ねてみたはずだ。]
 
(214) 2021/07/22(Thu) 11:30:36

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ところで、彼は自分の自転車に乗って来ていただろうか。
もしそうなら、自転車屋さんの子供は、
どんな自転車に乗ってるのかなと、
私の目が向くのは自然な流れだったと思う。

もしそうなら。]


 ……………
 ……………


[塗装が剥げていたか、型落ちしていたか……>>206
は、関係なく。

私の視線が釘付けになるのは、そこにあるべき補助輪が、
きれいさっぱり取り払われているその部分。

同じ年くらいだと思ったのに……
裏切られた……


なんて感想を、抱いてしまったかもしれない。

私の自転車に、彼が乗ってみるという話になっていたなら、
代わりに彼の自転車を借りて、
補助輪なしを試させて貰えたりもしただろうか?

背の高い私にも、背伸びしたいお年頃はあったのだ。]*
 
(215) 2021/07/22(Thu) 11:33:08
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a61) 2021/07/22(Thu) 11:35:39

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 続・提灯の飾り付け ―

[脚立を運ぶ最中に、掛けられた声に振り向けば。>>216]


 あ、篠田さん。
 篠田さんも手伝いに来てたんだね。


[そうか、そういえば名前があったような。
社務所でちらりと見た名簿の中身を思い出しながら、
改めて、お疲れ様、と挨拶をした。]


 手伝ってくれるの?
 ありがとう。

 高い所のは大体終わらせたと思うんだけど、
 まだ提灯残っていたはずだから、
 そっちもやっちゃおうかと思って。

 手が空いてるなら、一緒にやってくれたら助かるな。


[脚立運びは、戻しに行くだけだから大丈夫だよ。
と、そう伝えるけれど。他の仕事でも構わないのなら、
それじゃあ、一緒に提灯取りに行こうか。
と言って、提灯置き場に案内しよう。]
 
(228) 2021/07/22(Thu) 13:47:02

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな感じで、私としてはすっかり顔見知りの反応だ。

仮入部に来てくれた事は勿論、
部員一同大歓迎した事もしっかり覚えている。
入部して貰えなかったのは残念だけれど、
見学に来てくれただけでもありがたいくらいなので、
特にしこりなどが残るわけもなく。

大体、とても行儀の良い仮部員だったように記憶している。
試しに書いて貰った書にも、真面目に取り組んでくれて。
丸みのある文字を覗き込みながら、]


 可愛い字だね。花びらみたい。
 篠田さんの雰囲気にぴったり。


[と感想を述べたのだけれど、篠田さんの反応はどうだったか。
もし、格好良い字を目指していた?ような事を聞いたなら、
可愛い字だって個性だし、私は好きだよ。
というような事を伝えていたはず。]
 
(229) 2021/07/22(Thu) 13:48:24

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それにしても、しっかりした後輩である。
今だって、上級生に自ら手伝いを申し出て。
やはりお店の手伝いをしているからなのだろうか?
と、篠田屋さんの事を思い浮かべる。

仮入部に来た新入生の
実家まで知っているのには、理由があって。
お店の屋号でわかるって?そうなんだけど、どうか最後まで聞いて欲しい。


あれは確か、篠田屋さんの店先に
浴衣が並んですぐの事だったはず。]


「ねえねえ、あそこの服屋さん、
 和服も扱ってるんだって!」


[と言って、書道部の先輩が部室に駆け込んで来たのは。]
 
(230) 2021/07/22(Thu) 13:50:21

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ここで一旦、話は遡るのだけれど。
時はユニフォーム戦国時代。
新入部員獲得に各部がしのぎを削る中、
今の三年が抜ければ廃部寸前の我が書道部は、
春の部活動紹介において、袴姿にたすきを掛けて、
華やかな書道パフォーマンスを披露する事で
ぜひとも我が部に、と一年生を勧誘していた。

うちに入れば、こんな事できますよ、の他に。
こんな格好ができますよ、というのは、
動機としては少々不純かもしれないけれど。
あの部もその部もこの部だって、
しっかりアピールしているわけで。

つまりどういう事かというと。
通販で購入した洗いやすさが取り得の上下セットは、
和装という物珍しさはあっても、
華やかさなんてちっともなくて。
運動部と変わらない……どころか、
防具を着けた弓道部員と比べると、格好良さでは数段劣る。

これではいけない!と頭を悩ませた先輩部員達は、
文化部ならではの、何かこう……
文化的なユニフォーム用の袴セットを欲していた。]

 
(231) 2021/07/22(Thu) 13:51:53

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな書道部に朗報が。
なんと、良心価格で和服を取り扱うお店があるらしい。

正確には浴衣だったのだけれど。
例え和服を取り扱っていたとしても、
部活用ユニフォームの注文なんて、
受けて貰えるかどうかもわからなかったけれど。

駄目元で交渉に行った部長と、付き添いの顧問と、
彼らの持ち帰った返事はどうだったっけ。

返事はどうあれ、そんな事があったので。
仮入部に来てくれた篠田さんが
篠田屋さんの娘さんだという事は、
私を含めた書道部の皆が知っていて。

花一高書道部の者です、この間はお世話になりました。
なんて言いながら、お店の方にお邪魔して、
お手頃価格のTシャツを数枚買って帰ったのはつい先日の事。

帰り際、綺麗な浴衣を眺めて。
私には似合わないだろうなあ、と、
手に取る事はせず通り過ぎたけれど、目に楽しかった。
ほら、着丈とか。男物の方が合いそうな予感すら……
]
 
(232) 2021/07/22(Thu) 13:53:20

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そういう事もあったから、
そちらの印象の方が強く残って、
私が篠田さんの仮入部の事は覚えていないかも?
なんて思われているとしたら。

そんな事はない、ちゃんと覚えているよって、
話す機会があったなら、そう言うのだけれど。]*
 
(233) 2021/07/22(Thu) 13:54:23
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a65) 2021/07/22(Thu) 14:00:26

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― かつて、トキヤくんとのこと ―

[特に、性別を隠していたわけでもなく。
かと言って、特に、訂正するでもなく。慣れていたので。

そんな感じで、どっちかなー?と思われる事は>>222
度々あったかもしれないけれど、私は無頓着だった。

小さい頃は、どうにも『私』という一人称が気恥ずかしくて、
自分を名前で呼んでいた事も、
色々と拍車を掛けていたかもしれない。

今思うと、自分を名前で呼んでいた事の方が
よほど恥ずかしいのだけれど。
小さい子供の言う事だから許されていたと信じたい。
そう、信じて、記憶に蓋をして、
この話は蒸し返さないようにしよう。そうしよう。
]
 
 
(248) 2021/07/22(Thu) 15:24:37

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[食い気味の返事に圧されながらも>>223
どうぞ、と自分の自転車を差し出して。
嬉しそうにペダルを漕ぐ姿を見られたなら、
私は満足げな顔で、ニコニコと見守っただろう。

代わりに差し出された、補助輪なしの自転車に、
乗れる?と尋ねられれば、神妙な顔をして。]


 ……やってみる。


[キリッと言いながら、頷いた。

脳裏に浮かぶのは兄の顔。
補助輪付きなんて、まだまだだな〜。お子様だな〜。
と言いたげなあの顔を思い浮かべると、
俄然やる気が漲ってきて。

そうだ、家族に面倒を見てもらわずに、
自分で補助輪なしの自転車を乗りこなせるようになったら、
どんな顔をするんだろう?

それはとてもいい考えに思えて。
だから、練習をしようと広場に誘われたなら、
二つ返事で草むらまでついて行った。]
 
(249) 2021/07/22(Thu) 15:25:42

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[運動神経は、悪い方じゃないけれど。
一日二日で乗りこなせるようになるほど、良くもなく。]


 ……教えてくれる?


[と頼んだら、何かコツを聞けたり、
後ろを支えて貰ったりもしただろうか。
子供同士じゃ支えるにも限界があって、
一緒に転んでしまった事もあったかもしれない。
もし怪我をさせてしまったなら申し訳なくて、
すごく謝ったと思うけど。
それでも家族には内緒にしたい、とお願いしたら、
我儘を叶えて貰えたかな。

そう、あの頃から身長はぐんぐん伸びていて。
あの年も。あの年も。
私の方が背が高かったのを覚えている。]
 
(250) 2021/07/22(Thu) 15:26:34

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[
蒸し返したくはないのだけれど

自分を名前で呼んでいたくらいだから、
名乗られた時は、すぐに私も名乗り返して。>>225]


 ゆづる。
 夕方の、鳥の鶴なんだよ。


[音から想像しにくいのか、
字はどう書くの、と大人にはよく聞かれたので、
聞かれる前からセットで答える癖が付いていた。

くん付けはそのままに。
私もあの頃は、トキヤくんと名前で呼んで。

私自身は無頓着だったけれど、
私の兄弟か、家族か誰かにトキヤくんが疑問をぶつけたなら、
無事に?私の性別は判明していただろうし。
そうじゃなければ、ずっと気付かないままだったかも。]
 
(252) 2021/07/22(Thu) 15:28:46

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[でも、さすがに薄情だったなと後日後悔したのは、
出会った年の夏休みの終わり、私が家に帰る時。
トキヤくんに伝えるのを、すっかり忘れていた事。

毎日のように遊んでいた相手が突然姿を消したら、
さすがのトキヤくんも、うちの祖父母に確認に来ただろうか。

言い訳をすると。
私にとってはもう、恒例行事のようなものだったから、
毎年、来るのも帰るのも当たり前になっていて。
誰かに連絡するという発想自体が抜け落ちていたのだ。

次の年、ごめんなさいを言おうと、
私から会いに行ったのだけれど。
久し振りって声を掛けた時、
トキヤくん、どんな顔していたっけ。]**
 
(253) 2021/07/22(Thu) 15:30:20
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a68) 2021/07/22(Thu) 15:37:34

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― 続・提灯の飾り付け ―

[脚立を無事元の場所に戻し終えたら、
一緒に来てくれた篠田さんと、>>241
残りの提灯飾りを分配して。]


 うん、これで最後みたいだね。
 それじゃ、一気にやっちゃおうか。


[と言って、次の飾り付け場所に移動した。

私がさっきやっていた場所と違って、低めの配置。
脚立は無くて済みそうだけれど、
私には十分手が届く範囲に見えても、
篠田さんにはどうだったかな。]


 あ、これはね、こんな感じで……。


[と、飾り付け方の質問をされれば、>>245
近くで手本をひとつ見せ。

もし高さで難儀するような事があれば、
ちょっと貸してみて、と
横から手を伸ばしてみただろう。]
 
(303) 2021/07/22(Thu) 21:48:24

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[真面目くさって準備に励んでいた私だけれど、
篠田さんの楽しそうな雰囲気が伝わって来れば、
お祭りの、賑やかな空気を思い、
私の気持ちもふわりと浮き上がって]


 明日、楽しみだね。
 篠田さんは、やっぱり浴衣を着るの?


[作業で手を動かす傍ら、お祭り当日の話をしてみたり。

篠田さんの丸い文字を、花びらに例えた私。
あの時、はにかむ篠田さんの頬が色付いて、>>242
それこそ花のようだった。

だからきっと、花の散りばめられた
素敵な浴衣が似合うんだろうなあ、なんて、
勝手にその姿を想像して。]
 
(304) 2021/07/22(Thu) 21:50:20

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな、花のような雰囲気を持つ篠田さんの、
おっとりとした……自称ぼんやりとした?>>243性格を、
これからもっと話をする機会があれば、
私も理解して行くのだろうけれど。

今は、一年生なのに自分で動けて、
先輩にも物怖じしないで話しかけられる、
しっかりした後輩、という印象を持っていて。

作業の終わりに、]


 ありがとう、助かった。
 篠田さんはしっかりしててすごいねえ。


[なんて笑って言えば、
きょとんとした顔を返されたのだろう。]
 
(305) 2021/07/22(Thu) 21:51:39

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そうそう、浴衣の話をした時に、
書道部のユニフォームの事にも話が及んで。

部員の金銭的負担なども考えた結果、
篠田屋さんへの注文は、上着の方のみ、
という事になっていたのだけれど。
その代わり、袴に合わせた
着物の色柄などを(予算内で)しっかり検討して。

秋にまた着る機会があるから、
それまでに、という納期の話はどうなっていたか。
もし難しければまた来年の春までに、
となっただろうけれど、
引き受けて貰えていたら、現在進行形で、
お家の方を忙しくさせてしまっていたかもしれない。]
 
(306) 2021/07/22(Thu) 21:52:33

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[篠田さんからは、お祭りの服装の事や、
明日の予定などの話は聞けただろうか。
だとしたら、きっと楽しくお話できたと思う。

私の方は結局、浴衣を用意してはいないのだけれど。
いいんだ、見せる相手も特にいないし……。
そう、私は今のところ、お祭りぼっち参加の予定なのである。
思い出して、浮いた気持ちがちょっと、しょんぼりした。]
 
(307) 2021/07/22(Thu) 21:53:52

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな感じで、ほのかに浮いたり沈んだりもしたけれど。
提灯を全て飾り終えた頃には、
花一高校のお手伝いの時間も、
そろそろ終わりに近付いていただろうか。]


 お疲れ様。ここはもう大丈夫。
 他もそろそろ終わる頃かな?


[そう声を掛ければ、篠田さんはどうしただろう。

まだ終わっていない所があれば、
そちらに向かう事も考えつつ。
私は、帰る前に一度、
本殿にお参りして行こうかなあ、などと考えていた。]*
 
(308) 2021/07/22(Thu) 21:54:55
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a79) 2021/07/22(Thu) 21:58:52

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
― かつて、鳥仲間の友達と ―

[そうだ、何もトキヤくんまで
秘密にしておく理由は無かったはずで。>>257

でも子供同士、大人に秘密の話を共有する事は、
少しの後ろめたさと、それ以上の楽しさがあって。
私はいつも「この事は内緒ね」って念押しをした。

草むらの秘密基地で、秘密の特訓をした日々。
開けた場所が秘密基地だなんて、
今思い返すと、なんだかおかしいけれど。

いざ補助輪が取れて、秘密にする必要も無くなったら、
私はちょっと、つまらないなと思ってしまって。

すいすい乗れるようになった事、
トキヤくんはとても喜んでくれたのに、
私は「ありがとう」と笑いながらも、
どこか不満そうなのが態度に出てしまっていた。]
 
(330) 2021/07/22(Thu) 23:20:54

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[お揃いの、鳥の名前には、私も目を丸くして。]


 わあ、お揃い!すごい偶然だね。
 朱鷺ってどんな鳥?


[鶴も朱鷺も、日常で本物を目にする機会は無かったから、
私は上手く説明できなかったけれど、
朱鷺也くんはどうだっただろう。
妹さんの名前も教えて貰ったら、
それはどんな鳥?とまた聞いてみたりして。

私は私で、兄弟の話をして。
うちは、兄が少し年が離れていることとか。
弟は二つ下なんだとか。
そんな中で同い年なことは判明したと思うので、
この辺もきっと、二年目以降の話だったよね。
]
 
(332) 2021/07/22(Thu) 23:22:59

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[男の子じゃないってわかったら、
思い切り謝られたのは解せなかった。]


 なんで謝るの?
 何か悪い事した?


[と首を傾げて。

くんもちゃんもどちらでも、無くたって構わないけれど、
夕鶴、と親しげに呼んでくれるなら、
私もいつの間にか、お揃いの呼び方をして。]

 朱鷺也!待ってたよ。
 早く行こう!

[そんな風に。
気軽に遊びに出掛けられる友達が出来た事、
嬉しく思っていたはずなのに。]
 
(333) 2021/07/22(Thu) 23:23:49

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[>>261その節は、本当に、ごめんなさい。
深く反省している。

翌年顔を合わせた時の朱鷺也の反応に、
そこまで驚かなくても、と思ったけれど。

一瞬、その顔が歪んだように見えて、>>262
それで私も、なんだか悲しくなってしまって。
申し訳ない事をしてしまったと、心から思った。]


 自転車はもう完璧。
 もう少ししたら、弟にも教えてあげるんだ。


[お姉ちゃんだから、先生をしてあげないとね。
なんて偉そうに言って。

秘密の特訓がいらなくなって寂しく思ったの、
朱鷺也が気付いていたかどうかはさておき、
自転車が無くても遊んでくれるなら勿論嬉しくて。

でもそんなの当たり前だよねって顔をして、
私はその年の夏も、元気に走り回って遊んだ。]
 
(334) 2021/07/22(Thu) 23:24:58

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 

 お祭り行きたい!

 一緒に行くっ。


[お誘いの返事は勿論、喜んで。>>263

夕方の神社で、お小遣いを握りしめて、はしゃいだ日。
もし私の方がたくさん持っていたなら、
朱鷺也と同じ金額になるようにそれを分けて、
あれもこれも、二人で一緒にやろうとしただろう。

型抜きとか。射的とか。
どっちの方が上手に出来るか、勝負しようって。

子供の財布にはちょっと高い食べ物の屋台では、
二人で半分こしない?って言ってみたり。]
 
(335) 2021/07/22(Thu) 23:26:22

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[そんな交流が、いつまで続いたんだったかな。

中学生になるまで、同じように親しくしていてくれたなら
私は今度こそ、きちんと会いに行ったはず。

真新しい制服を着て。
多分、朱鷺也には見せた事の無かったスカート姿。
似合わないでしょ、と笑って言って。

小学校と中学校では、学区も微妙に違っていたりして、
朱鷺也も私も、交友関係に変化があったんじゃないかな。
私の制服は、朱鷺也の中学とは別のもの。

私、バレー部に入ったから、
夏の間も練習で、あまりこっちに来られないかも。

そう、ちゃんと伝えていたはずだ。]

 
(336) 2021/07/22(Thu) 23:27:29

【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[それじゃ、またね。の次の、久し振り。
私はいつ言えたんだろう。

同じ高校に入って、同じクラスになったら、
名前を確かめなくても君に気付いたけれど。
私の方は随分、変わった気がしていて。

だから、]


 蓮見くん。


[今の私は、君をそう呼んでいる。]*
 
(337) 2021/07/22(Thu) 23:28:13
二年生 田邊 夕鶴は、メモを貼った。
(a85) 2021/07/22(Thu) 23:33:35