23:25:06

人狼物語 三日月国


242 『慰存』

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【人】 七海 聖奈


[ともかく……以前は好きなジャンルは?と聞かれれば
 ミステリーかな、と答えていました。

 血腹妖の官能小説を読んでからは魅力に気づいて
 色々…そう、本当に色々読み漁って。
 
少々人には言えない嗜好になった自覚はありますけれど。


 
でも、結局私の中での一番は血腹先生なんです!

  
(25) 2024/01/07(Sun) 16:26:14

【人】 七海 聖奈


[もちろんSNSだってフォローしています!
 通知をオンにして毎日欠かさず見ているんです。
 以前の推し性癖の企画だって参加しました!

 あの時の私は確か―――――。]
  
(26) 2024/01/07(Sun) 16:26:44

【人】 七海 聖奈


[そんな、W推しWのサイン会、
 行かないなんて選択肢は有り得ません!

 以前もあったようですが、
 私が血腹先生を知る前だったり
 バイトの都合がつかなかったり。

 巡り合わせが悪かったのか
 今までのサイン会は行けていませんでした。
 今回こそは、絶対に行きたい。
          
行かなければ。]

  
(27) 2024/01/07(Sun) 16:30:39

【人】 七海 聖奈


[頭の中はサイン会のことでいっぱい。
 前なんてろくに見ていないのに事故を起こさなかったのは
 この人が少ない時間だったからでしょう。

 誰かが見ていたら嫌な顔をされそうなくらいのスピードで
 自転車を走らせて、ようやくスーパーに到着。
 ……帰ったら寝よう、本当に。

 若干ふらつきながらも店内に入って
 カゴをカートに乗せて売り場を回っていくのです。

 普段の食生活は……
 ずぼらでお金のない大学生を体現したような感じ。
 もやしとかよく食べるし朝は食パン1枚で
 済ませてしまうような、そんな生活です。

 とはいえ、お米だって食べますし
 あんまり食費を削ろうとしても
 いいことなんてないですから
 ほどほどにはしていますけれど、ね。
 
 買った荷物を送ってくれるサービスを当てにして
 お米なんかも入れて。
 紅茶のティーバッグも忘れずに。
 あと何か忘れてるものないかな……。]
 
(28) 2024/01/07(Sun) 16:33:29

【人】 七海 聖奈



   あ、卵忘れてた!


[卵を買えばあとは帰るだけ。
 早くご飯食べて寝よう、なんて
 それしか考えていなかったものですから。
 注意力散漫になっていた私は
 誰かにぶつかりそうになってしまうのです。]*
  
(29) 2024/01/07(Sun) 16:34:07

【人】 七海 聖奈


[あの時は本当にうれしかったな。
 だって、応募者が多くて自分なんか選ばれるはずないって
 そう思ってたのに、私が書いたシチュエーションが
 採用されたんですから!

 いいようにも悪いようも解釈できるもので
 応募したつもりでしたが
 書いてもらった作品は私の予想を超えていて。]
  
(34) 2024/01/08(Mon) 0:14:24

【人】 七海 聖奈


[コメント欄に残せばいいのに
 感想をわざわざSNSのDMに直接送ってしまうほど
 あの時は夢中になってしまって。

 恥ずかしい、でもどうしても直接お礼が言いたくて。
 鬱陶しいファンだと思われてしまったでしょうか?
 心の内は分からないまま、
 何度もその作品を読み返していました。]
 
(35) 2024/01/08(Mon) 0:15:45

【人】 七海 聖奈


[ぼーっとしてたせいで、
 男の人とぶつかってしまいました。
 ぶつかった拍子に落としてしまった
 スマホには気づかないまま、]


  わっ……ごめんなさい…!
  ぼーっとしちゃって、……
すみません……。



[ふらつく身体を支えてもらって
 謝罪を繰り返し、ペコペコと頭を下げます。
 だって悪いのは私ですから。

 ―――――地面に目を向けると
 落としてしまったスマホが目に入って
 慌てて拾おうと手をのばすのでした。]
 
(36) 2024/01/08(Mon) 0:18:10

【人】 七海 聖奈


[画面がついたままのスマホ。
 開きっぱなしのページには
 以前の企画で書いてもらった血腹妖の作品。

 血腹先生には男性ファンもいるとは聞いてますが
 いくら何でも見られたら恥ずかしすぎます。

 
 見られる前にスマホを拾おうとした私ですが……。]*
 
(37) 2024/01/08(Mon) 0:18:33

【人】 七海 聖奈


***


[そわそわしつつ、1週間を過ごしてサイン会当日。
 
 あの後、バイトのシフトは他の人に
 変わってもらうことに成功したし、
 着ていくものだってちょっと背伸びして。
 ピンクのふわっとしたブラウスに
 レースの黒いスカートにブーツ。
 膝丈のそれは普段の格好を考えると
 ちょっと恥ずかしいな、なんて思うのですが
 こんな機会だから、服装にはこだわりたくて。

 受け取ってもらえるかは分からないけれど
 差し入れだって用意したし、
 サインを書いてもらいたい本……
 血腹妖のデビュー作、初版のそれも
 しっかり鞄に入れて、準備は完璧です!]


  
早く着き過ぎちゃったな……



[会場となる駅前の本屋に
 2時間以上早くついてしまった私は
 暫くは暇つぶしに店内を歩きまわるのでした。]*
  
(38) 2024/01/08(Mon) 0:38:47

【人】 七海 聖奈


[執筆活動でお忙しいと思っていましたし
 DMなんて、読まれていなくても不思議はない。
 不特定多数から色々なメッセージを貰うだろう人なら
 なおのこと読まれてなくても仕方ない、
 お返事がもらえるなんて思ってもみなかったので]
 
(49) 2024/01/08(Mon) 23:12:08

【人】 七海 聖奈



   …………!?!?
   血腹先生からお返事来てる……!!!!

 
(50) 2024/01/08(Mon) 23:12:46

【人】 七海 聖奈


[思わず持っていたスマホを落とす程度には驚きました。
 えっ、どうしたらいいのでしょう?
 もしかして明日大雪だったりしますか?
 嬉しすぎて反射的にお返事をスクショしちゃいました。
 これって応援してます、とかお返ししても
 ご迷惑にはならないでしょうか???]

 
(51) 2024/01/08(Mon) 23:13:39

【人】 七海 聖奈



[……結局お返事は書いてしまったんですけれど。
 勿論、これ以上のやり取りはあると思ってませんし
 完全に自己満足です。]


 
(52) 2024/01/08(Mon) 23:15:21

【人】 七海 聖奈


[このやり取りをきっかけに、新作が出る度
 かなり長い感想文を勝手に送り付けるようになりました。
 迷惑だと言われれば控えたかもしれませんが
 そうでなければ、返信の有無など気にも留めず
 感想を送るのはやめなかったでしょう。]
 
(53) 2024/01/08(Mon) 23:16:34

【人】 七海 聖奈



[オタクだとしたら将来有望?>>40

       完全に反応はオタクでしたとも。]**


  
(54) 2024/01/08(Mon) 23:16:54

【人】 七海 聖奈


[きっとこの人は優しさで拾ってくれただけで
 画面を見ようとか、そんなつもりはなかったはずで。

 そもそも画面を消しておかなかった私が悪いし
 もっと言えばぶつかってしまったのも私のせい。


 ……そう、文句なんて言えるわけもありませんし
 言うつもりだってありません。
 ただ、拾われた後の一瞬の間は
 もしかして見られたんじゃ……?
 と思わざるを得なくて。]
 
(55) 2024/01/08(Mon) 23:49:14

【人】 七海 聖奈


[まさか、作者に見られたとは思いもしない私は
 見ず知らずの男性に見られた、と思っていました。

 ……それはそれで恥ずかしいので
 私は拾ってくれた人の顔をまともに見れず。]


   
あ、ありがとう、ございます……。



[ぺこりともう一度頭を下げると
 卵の事なんて忘れてその場を後にしたのでした。

 誰に拾ってもらったのかわかるのは
 もう少し先、一週間後の事。]
  
(56) 2024/01/08(Mon) 23:49:38

【人】 七海 聖奈

***

[当たり前ですけれど、サイン会みたいな場で
 作家やアイドルは正面からは出入りしません。
 裏口から出入りしているんだろうな、と
 予想はついていても、実際に見かけることになるなんて。

 早すぎたかな、と思いましたが
 一足早く姿を見れたと思えばラッキーかもしれませんね。
 とはいえ、一瞬の事だったので 
 しっかり顔を見ていたわけではないのですが。>>47
 
(57) 2024/01/08(Mon) 23:49:59

【人】 七海 聖奈


[本を眺めつつ過ごして
 サイン会の開始が迫ってくれば
 私が来た時より人は増えていました。

 早く来たおかげで、一番乗りにサインが貰えそうです!
 想定より人が多いからなのか、 
 もう準備が整っていたからなのか
 予定より少しだけ早くサイン会が始まって。
 血腹先生の前に行き、顔を見て一瞬固まりました。]
 
(58) 2024/01/08(Mon) 23:51:04

【人】 七海 聖奈



[この人、会ったことある……。
 もしかして、スーパーでぶつかった人?

 そうだとしたらあまりにも恥ずかしいし
 仮にそうだとしても覚えてない可能性だってあるし

            知らないふりをしよう……。]


  
(59) 2024/01/08(Mon) 23:51:35

【人】 七海 聖奈

  

   あの、えっと……いつも応援してます!
   血腹先生の作品が大好きで全部読んでて……!!

   この本にサイン貰ってもいいですか……?


   
[頬を染めて、震える手で持ってきた本を差し出して。
 一週間前の事には全く触れないまま振舞って。]
  
(60) 2024/01/08(Mon) 23:52:44

【人】 七海 聖奈



   
差し入れとか、大丈夫でしたっけ……

   もしご迷惑でなければ受け取って欲しくて……。


[差し出したのは有名な焼き菓子店の紙袋。
 中身は紅茶に合いそうな甘さ控えめの缶入りクッキー。
 ……と、小さいくまのぬいぐるみ。
 なんとなく、クッキーだけじゃ寂しい気がして 
 入れてしまったけれど余計だったかな。


 なんて、今更考えても仕方ないことですけれど。]*
 
(61) 2024/01/08(Mon) 23:53:09

【人】 七海 聖奈


[女性ファンが多い血腹先生。
 ご本人がどう思ってるかは分かりませんが、
 私から見れば、顔立ちだって整っていて
 ある種アイドルの握手会のような感覚で
 ここにきている人もいるのではないでしょうか。


 私?私はそんな感覚じゃありませんよ?]
 
(69) 2024/01/09(Tue) 21:46:20

【人】 七海 聖奈


[覚えていないかもしれないし……なんて
 思ってみても、相手の反応を見れば
 あの時会った人だと言っているようなもので。

 ……考えるのは後にしましょう。
 だって、時間は限られていますから。]

 
(70) 2024/01/09(Tue) 21:47:32

【人】 七海 聖奈



   そうです!>>64
   企画の短編も読んでます!


  
(71) 2024/01/09(Tue) 21:48:29

【人】 七海 聖奈


[サインを書く手を眺めていれば
 私の耳にも、差し入れは禁止だという
 スタッフの言葉が届いて、どうしよう、と
 困惑した顔をしてしまうのです。

 やっぱり、ご迷惑だったでしょうか
 なんて、心配の気持ちと、それから。]
 
(72) 2024/01/09(Tue) 21:48:55

【人】 七海 聖奈



   あっ、ごめんなさい……
   禁止、ですよねやっぱり…………。



[受け取ってもらえたとはいえ、
 優しさに甘えた形になってしまったから
 申し訳なくて、謝りながらも
 彼の優しさに嬉しくなってしまう自分もいて。]
 
(73) 2024/01/09(Tue) 21:51:02

【人】 七海 聖奈



   新刊出るんですね!
   絶対買って読みます!!



[満面の笑みを浮かべると
 差し出された手を見て、
 間を置かずにその手を握るのです。

 大好きな作家さんと握手出来てしまうなんて……!
 男性ですし、当たり前かもしれないけれど
 私より手は大きいな、とか
 ちゃんとハンドクリーム塗ってきて良かったなとか。
 一瞬の間に色々考えてしまった私ですが。]
 
(74) 2024/01/09(Tue) 21:52:09

【人】 七海 聖奈



   ありがとうございます!


[ぱっと手を離すと、 
 その場を後にして、列を離れるのでした。]*
 
(75) 2024/01/09(Tue) 21:53:15