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人狼物語 三日月国


97 【R18ペア村】Decision【完全RP】

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【人】 学生 ガラーシャ

 

周り、真っ暗ですね。
どこにも、精霊も、精霊らしき光を放つ、石や、植物もありま…せん。
世の中には、夜に光るものが案外多い、ので。
そういうものが、ここにあるのかとも、思ったのです…が。


[少し考えて、呟いた。]


もしかしたら、彼らは、やはり意識の有る生物で…
そして、彼らは、彼らが必要な人間の前にしか、姿を見せないのかも…しれません。
今の僕の前には、姿を見せる必要はない、と、
そう判断されてしまったのかも…しれないです、ね。


[もう一度、軽く彼の手を握った。
そして、手を離して、立ち上がると背伸びをした。]
(52) 2021/10/04(Mon) 23:11:13

【人】 学生 ガラーシャ

 

ううん…
もう、夜も大分更けました。
少し、片付けをして、寝ましょう、か。


[そして、彼に笑って言った。]


今日は、とても楽しかった…です。
アンディさんが、色々打ち明けてくれて、すっきりした気持ちで、楽しめまし…た。
でも、明日はもっと、楽しいと思います。
本当は色々、問題は、山積みなのかもしれないけれ、ど…
少なくとも、僕らの間には、もう何も、ないのだから。


[最後に、にこりと笑って付け加える。]


もしも…
今後、アンディさんが、一緒に居られない、帰りたいって言いだし、たら。
僕はきっと、何度でも、引き留めてしまう、と、思い…ます。
覚悟、しておいて、下さい…ね。**
 
(53) 2021/10/04(Mon) 23:13:48

【人】 学生 ガラーシャ

― 夜の砂漠 ―


きっと、難しく考えなくても、大丈夫です…よ。
一緒に居る、だけです、から。
二人してそうしたいと思っているうちは、自然とそうなり、ます。


[彼の言葉に応える。
正直彼の種族についての知識はまだまだ浅い。
彼がどのようなことに困難を感じているのか、未だ実感できない。
けれども、グラジアでの、普段は別々の暮らしをしていても、ふと気が付くとに彼が傍に居るあの生活が、まだ続くのだと思うと、それだけでもう十分だった。

そして、そんな暮らしを続けられる権利を得たならば簡単には手放さない。
熱烈だな、と朗らかに、しかしどこか艶やかな笑みを向けられてしまったが、平然と笑い返した。]
(58) 2021/10/05(Tue) 21:49:35

【人】 学生 ガラーシャ

― 砂漠の朝 ―

[あの後、自分はテントに入り、保温力の高いウール混じりの毛布をかぶるとそのまま眠ってしまった。
毎日即寝れるほど疲れているのはいいことだ、と思う。

研究はどうなった、という気もするが、本当に、新月の砂漠はびっくりするくらいに真っ暗だったのだ。
幼い頃の自分があんなにも心細かった理由が分かった気がした。
ランプ一つで歩くのは、例えアンドレアスと一緒でも心もとなかった。

ランプを消し、テントで横になったころ、遠くで、一度だけ、何かの遠吠えが聞こえた。
とても、懐かしかった。]


ん…


[そして今、テントの入口がぱたぱたっと音を立て、ほの明るい光が中に差し込んできた。
目を擦って半身を持ち上げる。
風が少し出たのだろうか。
入口が少し開いている。
アンドレアスは、起きていただろうか。]*
(59) 2021/10/05(Tue) 21:50:38

【人】 学生 ガラーシャ

― 砂漠の朝 ―


[テントの中をぐるりと見回してみる。
既にアンドレアスの姿はない。

テントの入口がぱたぱたしてたのは、彼が先に外に出たからなのだろう。
自分もぼうっとしながら立ち上がると、外に出た。]


あ…


[思わず声が出た。
夜明け前の時は過ぎ、今まさに、遠く東の砂漠の地平線から、陽が登り、離れようとしているところだった。
静かな朝焼けの赤さがが一掃されていく。
風が吹き、強い陽の光に、砂漠がきらきらと黄色く輝いた。
あの精霊は、きっと今、この見渡す限り一面の輝く砂漠のどこかで踊っている。]
(63) 2021/10/05(Tue) 23:27:16

【人】 学生 ガラーシャ

[その時、ふっと声が聞こえ、昨日焚火を焚いていた方を見た。
直ぐ近くのそこに居た彼の髪が、風に軽く靡き、きらきらと様々な色合いを見せながら、砂一面の中に一つだけ落ちている宝石のように、ひときわ美しく輝いていた。

精霊を、見つける必要は、もう本当になくなってしまったのかもしれない。
ずっと忘れられなかった精霊への思いは、今はもう、彼に向けられている。

いや、研究は何にせよまとめるだけまとめなければ…卒業できないぞ…]


おはよー、ござい、ます。
さすがに、冷えます…ね。


[挨拶を返しながら、焚火に近づいていく。
既に暖かな空気と、玉ねぎの良い香りが漂ってくる。]


朝ごはん、僕も、手伝います…よ。


[また水でも持ってこようか。
何か指示されたものがあれば持ってきたり、準備をしたりして、二人で温かいディムラマにありついただろう。]
(64) 2021/10/05(Tue) 23:28:25

【人】 学生 ガラーシャ

 
砂漠の、調査ですけ…ど。
やっぱり、今日は、オアシスの村に戻って、そこで一泊して村周辺で調査したいと思いま…す。


[食べながら話した。
昨日の夜、新月の砂漠の夜の調査はどうにも難しいことをひしひしと感じた。
ある程度の試料を手に入れるなら、村の光源が届く辺りでも十分だろう。]


それで、サルハドに、帰りましょ、う。
あとは、帰りの馬車の日、まで…
そうだ、な… ラバン山脈の、低山まで、歩いてみます…?
サルハドを眼下に、砂漠の方まで見晴らせる、らしいです。
あ、温泉は、持ち帰り出来る所も、あるみたいですよ


[今なら彼が何を気にしていたか、何となくわかった。]


あ、そうだ。
サルハドに帰ったら一番…に。
 
(65) 2021/10/05(Tue) 23:30:07
 

アンディさんの、帰りの切符を買いましょ…う。


[そう言って、笑った。]**

[それから、という言葉に首を傾げた。]

そうだね、馬車に乗り損ねないように。

[グラジア行きの切符を買おう、という言葉に、青年ははにかむような笑顔でしっかりと頷いてみせた。

彼と一緒に帰る為に。]**

【人】 学生 ガラーシャ

― ラバン山脈 ―

[砂漠での滞在を終え、サルハドに帰って来た後、まだ少し帰りの馬車までは余裕があったので、どこに行こうと考えた時、目に入ったのはまさに街の真後ろに聳え立つ山々だった。
この街を拠点にいくつかの山を周る観光客も多く、道具を揃えるのにも、登山口までの馬車を見繕うのにも全く困らなかった。

今回登る山は、街の案内所によると、5レベルのうちの難易度2。
それなりに歩き、完全な町服ではやや心もとないが、道はよく整備されており、景色も良く、観光客に人気の山の一つであった。
ちなみに、こんな山がこの山脈にはごろごろしている。
かなりの辺境なのに、何度もこの街に旅に来る観光客の気持ちが少しわかった気がした。]


そう、ですね。
でも、晴れてて、良かっ、た。


[アンドレアスの空気が違う、という言葉に返す>>68
足元の土は湿り気があったが、この山の空は少しの薄い雲がかかるのみの晴天だ。
陽射しは空に近い分ずっと眩しく、思わず帽子の鍔を軽く下げた。]
(70) 2021/10/06(Wed) 22:08:17

【人】 学生 ガラーシャ

 
けれども、すごい、です、ね。
あっちの山、レベル5にありましたけど、ほぼ崖です…よ。


[街で見るよりもさらに大きく眼前に迫る山脈の山々は、この山よりもずっと高く、そして、頂上付近から谷に向けて大分雪が残っていた。
かなりの急な雪渓だ。
あれに登るには命を失う覚悟が必要に見える。

一方自分の方は、のんびりと、地面に咲く高山植物や、目の前から遥か遠くまで続く山々を見ながら登っていく。
そんな時、少し先を行っていたアンドレアスが、めぼしい場所をみつけたようだ>>68
彼の後を追っていき、そのまま彼の目線の先を見た。]
(71) 2021/10/06(Wed) 22:13:48

【人】 学生 ガラーシャ

本当だ。


[彼の後ろから、彼が小さく呟いた、その景色を眺めた。
今まで来た道、街、砂漠、そして行ったこともない道が伸びる荒野が見える。
下から軽く吹き上げる、涼しい風が自分の前髪を揺らす。]


あっち、昨日まで行ってたほうです、よね。
あっちは、ずうっと行くと、きっと、海がある。
アンディさんは、行ったこと、ある道です…か?
僕は、昔も、今も、あの、グラジアに続く長い道しか、通って来なかった…


[さすがにここからグラジアは見えないが、それでも荒野にのびる、ひたすら東へと続く長い馬車道は、見て取れた。
景色について、少し話しつつ、何か見つけたか、と聞かれれば、]


そうですね… 
山頂の手前の、池まで、あともう少し、って看板がありまし、た。
それなりに、人も多そう…ですが、今日は、風があまりないから、鏡池が見れるかも、しれませ…ん。
ここより高い、後ろの山々を、綺麗に映し出すそう、ですよ。


[と、案内所で聞いたことを答えただろう。]*
(72) 2021/10/06(Wed) 22:19:13

【人】 学生 ガラーシャ

― ラバン山脈 ―


すごい…なあ。



[彼の話>>75を聞きながら、感嘆のため息をつく。
本当に、彼はどこにでも行ったことがあるみたいだ。
眼下に広がる広大な景色のどこをとっても、彼にはどこか懐かしい場所なのかもしれない。
改めて、この人は、自分より何十年以上も長く生き続けている人なのだ、と思った。

しかしなんだか、そんな人が自分の側に居てくれるとは、結構すごいことなのでは、と今更ながらに考えてしまう。
彼の子どもたちですら、自分より年上の可能性も高いのだ。
彼にとって、自分はどんな風に見えているのだろうか…

と、変に考え込みそうになったので、一度深く呼吸する。
ひんやりとした山の空気が肺を満たして心地いい。
自分にだって、何か彼にできることがあるはずだ。
それこそ愛想をつかされないように、頑張ろう、と、密かに胸の中で誓った。]


ええ、じゃあ、行ってみましょう、か?


[鏡池に興味を持ったアンドレアスを見れば、そう声を掛ける。
暫く景色を楽しんだ後、歩き出しただろう。]
(76) 2021/10/06(Wed) 23:37:13

【人】 学生 ガラーシャ

― 鏡池 ―


ああ、すごい…


[彼の目算通り、鏡池までは歩き始めて程なく着いた。
一旦少し下った平地の部分にある池を見下ろすように眺めると、やはり、ちらほらと、池を囲むように観光客の姿が見える。
池の表面は漣が立つこともなく、真上の青空を綺麗に映していた。]


綺麗、ですね。
多分、あちらから見たら、山脈が映って見えるんです…よ。
行ってみましょ、う…!


[池の周りの、特に観光客が多めの場所に早足で向かって行く。
そして、着くなりそこから、山脈と、池の方を眺めた。]
(77) 2021/10/06(Wed) 23:38:11

【人】 学生 ガラーシャ






[言葉がなかった。
青空と、少しの霞。
そして、目の前に連なる山脈が、池に美しく映りこんでいた。
まさに、鏡池だ。
雪が残り、人を寄せ付けないような高山の山々はまた神が住むと言われるほど美しかった。
そして、あの向こうはもう、別の国なのだ。]


行ってみたい、な。


[いろんなところに。
この世界中を旅をする、アンドレアスの気持ちがよく分かった。]**
(78) 2021/10/06(Wed) 23:39:01

[──私が宝石人間(ジェム)だと知っても、貴方は変わらずにいてくれる?]


……帰りたくない。

[本音が、零れ落ちた。]


だって、私は貴方が好きだから。

[あぁ、言ってしまった。]*

君が行きたいところなら喜んでついて行くよ。

[隣からそう声を掛ける。

その為に、先ずは卒業をしなければならないだろうけれど。]**

【人】 学生 ガラーシャ

― 鏡池 ―

[行ってみたい、と誰にともなく呟いたその一言を、隣の彼に拾われた。>>*5
その答えは、本当に、願ったままのものだった。
この山を越えて別の国に行くのにも、グラジアを越えてずっと東に行くのにも、彼がこんな風に隣に居てくれるとしたら。
きっととても楽しいし、同時に深い安らぎを覚えることができるだろう。
ちょうど、今この時のように。]


ありがとう、ございま…す。


[微笑んで答えた。
しかしそのあとの無言の彼の微笑みは、何かを感じさせた。
たまには勘の良さを発揮することもあるのだ…]


そういえば、アンディさんの故郷は、山が近いんです…か?
自分も、そんなにのんびり登っているつもりもなかった…んですが、かなり身軽そうに歩いていた、ので…

…そちらには、精霊が、普通にいる、とか、ないです…よね?


[論文纏めに使いたい。
でも、変に詳しく書いてしまうとジェムの友人がいることがばればれだ。
いや、そもそも論文を置いておいて、精霊がいるなら会ってみたい…
色々な葛藤の中、最後は通り過ぎる観光客たちに聞こえないよう、少し小声で彼に身を寄せ話を聞いていた。]*
(85) 2021/10/07(Thu) 20:35:46

……うん、帰らない。
ずっと傍にいさせて。

[少女は青年の手に右手を重ねて微笑んだ。]

【人】 学生 ガラーシャ

― 帰り道 ―


かなりの辺境から、出てきたんです…ね。
戻るのも一苦労…だ。

でも、それならやっぱり、もう籠ってしまうなんて、勿体…ないです。
だっていつでも、帰れるんですよ、ね?


[成熟期になっても戻らないとどうなるか、などは良く知らない。
やっぱり、引き留めて良かった。
そんな気持ちで笑って言った。]


もう、百年以上も生きたんで…しょう。
あと三十年か四十年、僕のそばに居るくらい、些細なことです…よ。
 
(89) 2021/10/07(Thu) 21:45:44

【人】 学生 ガラーシャ

[そして光る泉のことを聞けば、ふむ、と考えつつ、呟いた。]


昔砂漠で見たあの光。
それも、砂漠で一夜を過ごしていたジェムが、気まぐれに遊ばせていた光の粒だった、という可能性も、あるの…かもしれない。
単純に、あの光に何らかの、意識が介在していることは、嬉しい…です。

それに、精霊の正体、「魔力説」は、そんなに見ない気がするから、ある程度は、新視点の論文として、書ける…かな。
実際に実在する宝石人間というところからの発想だから、あまりに荒唐無稽、でも、ないような…
あ、泉の、光の色、は、どんな感じです…?


[何とかして後顧の憂いをなくさなければ。
何事かをぶつぶつと呟きつつ、たまに隣の彼に質問しながら下山していっただろう。]*
(90) 2021/10/07(Thu) 21:46:56

【人】 学生 ガラーシャ

― サルハド・昼下がり ―


[ジェム。人間とは違う人。より精霊に近いひと。
存在を意識していなかった今まで、彼らはあの人の多いグラジアですら、全く目に入ってこなかった。
しかし、そういう人が居ると分かれば、気が付けば、ごくたまにすれ違う彼らの姿を見る事が出てきた。
そうだ、今、質素なショールを被りながら自分の横を通り過ぎたのも…]


…落としました、よ。


[焦っていたのだろうか。
彼女が落とした小銭入れを屈みこんで拾うと、振り返り戻ってきた彼女のその白く透き通った手に手渡した。
屈みこんだまま彼女の顔を見上げる。
その瞳は、左右色違いの不思議な色合いをしていた。

心配しないで、というように小さく微笑んだ。
彼女の瞳は、アンドレアスがまだ自分に何もかもを打ち明けていない頃の、揺れるアンバーの瞳にどこか似ていたからだ。

しかし一度立ち上がれば、もう彼女の姿は振り返らず、そのまま自分の宿へと向かって歩き去る。
自分は彼女には何もできない。
けれども、きっと、彼女のあの瞳を綺麗に輝かせることができる、そんな人がいるはずだ。
それだけ祈って歩き続けた。]*
(91) 2021/10/07(Thu) 21:50:16
[恐怖。混乱。絶望。
そんな感情が綯い交ぜになる。]

……、じる……。
たすけて

[ぼろぼろと涙を零しながら、愛しい人の名前を呼んだ。]


[ぱきん、と
       何かが砕けたような気がした。]

【人】 学生 ガラーシャ

― サラハドの最後の夜 ―

[とうとう、明日は、また二泊の馬車旅を経て、グラジアへと帰る日だ。
数日間過ごしただけなのに、サラハドは随分と馴染の街になった感覚がある。

街の温泉巡りをした結果、街はずれの少し僻地にある温泉が、午前中は人気が少ないことに気づいたため、アンドレアスと一緒にのんびり浸かった。
山から戻った後、改めて登山レベルの高い山の情報を冊子や地図で見て、感嘆した。
宿で、この街周辺の広域地図を広げ、アンドレアスの旅の話や、故郷への道の話を聞き、自分の子どもの頃の旅の話をした。
路地裏に並ぶ職人町で、祖父へのお土産を探した。
そして、最初の日に行った酒場で、最後の夜も夕食を食べた。
この日は最初から馬乳酒で乾杯した。

そして今、酒場からほどほどに酔っぱらって戻り、もう自分の家ほどになじんできた宿屋のベッドで、横になって、外の、段々収まってきた喧騒を厚い煉瓦越しに聞いている。]


もう、旅も終わりです…ね。


[目を閉じて、街から聞こえる音を聞いた。]


明日には、もう、ここを出るのが、嘘みたい、です。


[そのままぽつりと呟いた。]


貴方とここに来て良かった。

 
(100) 2021/10/07(Thu) 22:50:11

【人】 学生 ガラーシャ

[そしてくるりと寝返り、横になったまま、アンドレアスを見て言った。]


百年だってかまわないって、ほんとです…か。


[そして、自分でも何故だかわからないが、勝手に少し火照った顔で、はにかんだ。]


僕も、それでかまわない…です。


[そのまま、顔を軽く隠すように、上掛けを被る。]
(101) 2021/10/07(Thu) 22:51:08

【人】 学生 ガラーシャ

 

寝ま、しょう。
明日は、もう、時間に合わせて動かなくちゃ、いけないから。

楽しかった。
いつかまた、ここに、戻って来ましょ、う。
ずっと、先でも…
一緒に。


[ずっと先。
そのころ自分たちはどうなっているだろうか。
いつまでも変わらない彼と、今はまだ全く想像できないが、祖父のように老いて行く自分。
それでも、そんなときまでも、一緒にいろんな場所を歩いていくことが出来たなら、自分はその時も、今と同じくらいに幸せなんだろうと、そう思った。]**
(102) 2021/10/07(Thu) 22:51:44

【人】 学生 ガラーシャ

―n年後・グラジア―


ああ、おはよ…う。
アンディ


[洗面所に彼が起きてきたころ、自分は既に朝食を済ませていた。
自分の方が朝が早い。
今は祖父の仕事…クリーニング屋を継いでいる。
けして屑掃除ではない。
人の多いグラジアや、この周辺への街へのお届けサービスもやっていると、結構仕事は多く舞い込んでくるものなのである。
自分と変わらず年を取る、彼の言葉に笑って答えた。]


ああ、お互い、馬車に二日も乗っていられるうちに、行っておこう。


[あの頃は、二人とも、随分と若かった。
今は全てが懐かしい。
けれども、また、今行けば、きっと、違う楽しみがあるのだろう。
色々変わったこと、変わらなかったこと。
全てを持って、また彼と一緒にあの街を訪れてみたい。
そう思った。]**
(110) 2021/10/07(Thu) 23:59:31