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人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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視点:


【人】 花屋の主 メルーシュ

【2年前の回想 印象深い女性のお客様について】

メルーシュはこの2人連れの女性のことをよく覚えている。
特にワンピースの女性のように、まるで花たちと視線が合うかのような、そして彼らの歌が聞こえているかのように思えた人はいなかったから。

仕立てた花束を受け取ってくださったその手を間近で見たとき、

女性にしては大きくて、
指もすらりと細く長いけど

手の甲は同年代のご婦人達に比べれば
不自然なほどに筋肉がついて
爪先も真っ直ぐで指先の皮も厚く
節が妙に骨ばっていること>>1:85

から、この女性が、音楽家かもしれないと想像することは自然なことだった。もちろん『語り手の奏者』時に『才能発見機』>>0:32
との異名をとられるほど高名な宮廷楽士であられたことまでは、メルーシュは思い至らなかったけれど。
(97) 2020/09/25(Fri) 5:57:49

【人】 花屋の主 メルーシュ

>>1:81
 ……あなたのお花や花束は、人を幸せにする花々ね。

その言葉がほんとうに嬉しくて、メルーシュは今でもそれを時折心の中で繰り返してみるのだ。
(98) 2020/09/25(Fri) 5:58:51

【人】 花屋の主 メルーシュ

そして、この時から程なくして、リーズリー伯爵家から定期的に花の注文が入るようになったのだ。

注文は必ずといっていいほど、「その季節にこそ咲き、美しさが際立つ花や草木を」というもので、メルーシュは毎回、われこそはという店中の花たちと、ああしたほうがこうしたほうがと趣向を凝らしながら、仕立てることがとても楽しかった。

伯爵家も、そして時折店に花を買いに見えるこちらも上流階級と思しき女性も、皆様過分すぎる対価をと申し出てくださる。
そして必ず、最初に来てくださったかの女性と同じ言葉をかけてくださるのだ。

  『多い分はお花達の輝きと
   あなたの腕前へのチップと思って頂戴な。』>>1:88*
(99) 2020/09/25(Fri) 6:01:41
花屋の主 メルーシュは、メモを貼った。
(a24) 2020/09/25(Fri) 6:14:22

【人】 花屋の主 メルーシュ

[
>>0:87
ヨシュア様はコンセールカリヨンの名家ハイアーム家に仕える方だ。(もちろんメルーシュが知っているのはかの方が名乗ってくださった名前だけだったが、両隣のおしゃべり好きな店主たちがおしえてくれた)

時に、ご自身が使えられているハイアーム公のご息女へ、花を求めて見えられる。

そしていささか不躾なメルーシュの質問>>1:59にも、不審な顔をせずに答えてくださるお得意様だった。

  用事を終え、あとは屋敷に戻るだけなのです。
  よければ店の隅で、
  待たせて頂いでもいいでしょうか?>>1:113


ええ、勿論です。ヨシュア様。

[花々が所狭しと並ぶ店内の片隅には、ちょうど天窓の光がやわらかく差し込むその場所に置かれたひとりがけのソファがある。

もし彼がそこに座っても座らなくても、メルーシュは気にかけることはないけれど。

そのソファのちょうど目の前にある早咲きのコスモスが、どこか浮かない表情のヨシュア様に、声ならざる声で小さなメロディを風に乗せたことに、かすかに微笑んだ。]
(156) 2020/09/25(Fri) 21:09:39

【人】 花屋の主 メルーシュ

お待たせしました、こちらでいかがですか?


ヨシュア様が花を贈られるそのお方のことを、メルーシュはどれくらい知っているのだろうか。
だが、彼の言葉の中から、そのご息女が花を愛でる深いお心があられることと、もしかしたらあまりお体が丈夫であられないことだけはくみ取ることができていた。]

お持ちいただくのがちょっと大変かもしれませんが

[そう言い添えて見せたのは、深い橙と白のアネモネを中心にした花束。
窓辺に飾るとしたら、少し花器からしたたるくらいの、穏やかな色合いのグリーンを添えて。]

そして、これはヨシュア様に。

[さきほどから彼へ小さな声で歌いかける、真っ白いコスモスを小さな花束にして手渡した。]*
(157) 2020/09/25(Fri) 21:12:10
花屋の主 メルーシュは、メモを貼った。
(a40) 2020/09/25(Fri) 21:21:27

花屋の主 メルーシュは、メモを貼った。
(a41) 2020/09/25(Fri) 21:21:38

【人】 花屋の主 メルーシュ

>>135
いらっしゃいませ

[誰かが訪ねてきた気配に気付いて、メルーシュは店先からは死角となった場所から顔をのぞかせた。

そこに佇んでいたのはひとりの男性。

この国ではあまり見かけない帽子と装い、そして手にしている楽器ケースは、大きさからヴァイオリンかもしれないと思った。
(コンセールカリヨンに住む住人であるメルーシュは、もちろん音楽を愛していたが、残念ながら楽器にはあまり詳しくない。)]

「この素晴らしい日にオススメの花を
もらえないかな?」>>135

「はい、では少しだけお待ちいただいても?」

[初めてのお客様から頂いた難しくも素敵なオーダーに、もしかしたらメルーシュの動きは、いささかぎこちなかったかもしれない。

メルーシュはその方に、店の片隅にあるソファで待たれることを勧めると(もちろんその方が座られても、座られなくても気にとめることない)、ふんっとばかりに花たちに向き合い、このお客様のオーダーにかなうのはなにかと、花たちと相談を始めるのであった。]*
(158) 2020/09/25(Fri) 21:56:34