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人狼物語 三日月国


174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】

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【人】 ??? 工藤美郷



でも、嫌よ。

 
(232) 2022/09/11(Sun) 11:49:11

【人】 ??? 工藤美郷

[それから、朝霞の手を、優しく自分の胸元に押し当てた。]

 それだけじゃ満足できない。
 ねぇ、その子を連れ戻さないで。あなたの心の中だけではなくて、現実の世界を生きたい。もっとあなたとも仲良くしたい。私自身の自我を持ったまま。
 呼んで。「私」のことをもう一度、工藤さんって。あの子じゃなくて、私を選んで。

[胸元を溶かしたまま、確固たる命をせがんだ。]*
(233) 2022/09/11(Sun) 11:50:41
??? 工藤美郷は、メモを貼った。
(a76) 2022/09/11(Sun) 11:57:14

【人】 1年生 工藤美郷

──回想・工藤だった頃小泉先輩と>>235──

 悪いけど言えない。
 そうですか。

[工藤はあっさりと引き下がった。
 それからしばらく小泉先輩の目を見つめていた。
 だれかの夢に在れる時間は、確かに工藤にはあまり残されていないのだけど。]

 実際には、時間が残されていないのは私ではありません。
 先輩達の方が、その可能性があります。
『小泉先輩にも時間があるといいと私は思っていますが、実際は違うでしょうか。』

[小泉先輩から教わった、そしてこれからは教われないかもしれない、人と関わる術>>3:220を使って、問うた。]*
(237) 2022/09/11(Sun) 12:16:09
[何となく二人がこう、トゲトゲした感じの雰囲気になることがあるのは知ってはいた。

こうして物理的に二人の間に若干無理矢理座ってるものの、会話の間に入ることは尚更無理なことなのでどうしようもないが。

つーか毎度オレが間にいないといけないというのも変な話だし。
動画撮影の約束してるとかは知らない話だが、二人が本当の友達になりたいと思ってるのは両視点から見て知ってはいるし、仲良くしてくれと心配する必要はないのだろうけど。

自分の名前が出るとなんだかそわそわとしてしまう。
そういや徹っちんには結果報告できてなかったしな、と。
なんだかそれどころじゃなさそうな空気は最後に会話した徹っちんから感じてたし。]

 ん、ありがと。
 勇気はー、徹っちんに宣言してたから退路立ててたみたいなとこもあるしな。

[徹っちんからの「何より」にはそう声を返して。]

【人】 1年生 工藤美郷

──回想・レストランで小泉先輩と>>242──

 災害やら運命やらに抗う気力は小泉先輩には無い。
 そうですか。

[生きていてほしいという工藤。
 生きる気力がない小泉先輩。
 己の望みが彼に伝播することが無くとも、工藤はただ事実を受け入れた。
 自分の思いが通じないのは、今までも当たり前のことだったから。

 隠されることなく答えられた事実の、その理由は言えないらしいけれど。]

 では、これが最期かもしれませんね。
 さようなら。

[酷くあっさりと別れを告げ、レストランを後にした。
 彼が心境を微笑みの奥にしまうと決めたのなら、工藤には触れようが無いのだ。]*
(260) 2022/09/11(Sun) 14:27:56

 オレの話は…良いので…
 じゅじゅの話をしろ…

[なんだか恥ずかしくなってきた。

それはともかくとして、くっきーの言ってた話、じゅじゅがもう一度徹っちんと話した方が良いと思っていたのはオレも同じ気持ちだったので(終結までは見届けてないがミサミサとの会話も聞いた上で)。

徹っちんの棘のある回答は「何があったか聞いてこいよ」って意味だとオレは思うのだけど、どうなんだろ。
オレに踏み込んでくれたくっきーだから多分、徹っちんにも聞けるんじゃないかなって思うのだけど。]

【人】 ??? 工藤美郷

──現在・特別展前>>243>>244>>245──

[選ばないことを告げられて、女は寂しく微笑んだ。
 繰り返される、今は絵の中に在る工藤と共に帰る、という言葉。]

 ……分かっていたわ。
 贋作の方が優れていても、人はいつだってオリジナルを選ぶもの。
 でもね、あなたが何と言ったところで、私はあなたの言葉通りには動かない。

[それから、彼女の心を濡れた胸元に押し当てて、癒す。]

 あの子は自分の意思では絵から出られない。
 私も自分の足で絵の中に戻ってなんかあげない。
 あの子と一緒に帰りたければ、あなた自身の手を汚すしかないのよ。

[言外に覚悟を決めろ、と。残酷な事実を突き付けた。
 何かを選ぶということは、何かを捨てるということ。
 行動せずに先送りにすれば、どちらをも失うことになる。
 誰かを傷つけてでも、事を成さねばならぬ時がある。
 それは生きる者に求められる能力。生きるために越えなければいけない試練。
 例え肉や魚を食べることさえできない、心優しい少女であろうとも、その試練からは逃れられないのだ。]*
(269) 2022/09/11(Sun) 15:07:14
??? 工藤美郷は、メモを貼った。
(a88) 2022/09/11(Sun) 15:10:55

黒崎 柚樹を撫でた。(エア)

[じゅじゅの徹っちんを理解できないという理由やらはミサミサ(絵の中の人?)との会話で聞いていたのでなんとなくわかるのだけど、徹っちんが受け取った意味そのままとも思えない気もしており

オレが徹っちんに良い言葉をかけられるかは、わからない。

じゅじゅの語った内心を勝手に知ってる今なら、理解できなくても、違う形でもそばにいてほしいと言ってしまって良いのではないかと思うのだけど。
徹っちんがそういうこと言わないだろうってのはわかった上で。
オレは徹っちんと違って自分本位なので。

でも、今のくっきーの立場でしか答えられない問いを徹っちんが投げたから、徹っちんに今一番寄り添って考えられるのはくっきーなんだろう、と思う。

だから、ここはくっきーに任せる、任せられるから。
歯痒いなんて思わずに二人の話を聞いてる。]

[同様、くっきーが女子一人になってしまうなとは考えていたが自分のことは忘れていたので、どっかで呟かれたその台詞を聞いてから気づくことになるだろう。]

 そういやそうだわ。
 なんとなく照れ臭いな。

[何しろ記念写真でも前列真ん中陣取って周りに女子をはべらせるという先輩の提案は遠慮したわけだし。
というのは置いとくとして。]

 
一番そばにいて欲しい女がいないんじゃ意味ねえんだけどな。


[聞こえもしないから小声になる必要もないのだが、。]**


 じゅじゅとのことで残ってしまった傷を癒せるのは
 どんな形かはわからなくても
 じゅじゅなんじゃないかってオレは思うけど、
 でも、徹っちんがこれ以上傷つかず前に進めるなら、
 その決断を止めることは出来ないな。

[無理をして彼女のためにって近寄らないと決めたなら止めるけど、徹っちんのためになら止められない。

もし3人での未来の約束を変な気を回して断ったら怒るけども。

オレに埋められるものがあるなら、徹っちんの中にある傷の片隅ぐらいは塞げれば良いって思ってるよ。
治らない傷なのだとしても、血は流れないようにくらいはしたいからさ。]*

[徹っちんが出て行った後、座席の背もたれにかけていた腰を座席の方に滑らせてくっきーの隣に座る。
ままならないことの歯痒さにまた落ち込んでるんだろうなとその髪に触れられない手で触れて。]

 ……、オレも会いたい。
 大丈夫だ、すぐ会える。

[もう一度温もりを感じたいし、話もしたい。
泣くの我慢させてたことは心苦しくて、一人で泣かせてしまうのも申し訳なくて。
でも、]

 好きなだけ泣いて良いよ。
 オレしか見てない。

[誰にも見られたくないから一人で泣くのなら、自分だけが見ても許される涙だと思ったから。
そっと頭を撫でて泣き止むまで隣にいよう。]**

[徹っちんがどこに行ったかは気になったけど、じゅじゅから電話が来ていたとは知らず、いや、知ったとしても見に行くことはしなかっただろう。

いくら大事な友達のことでもそこは、見ていて良い話ではないかなと思ったから。

くっきーが泣き止むのを待って、レストランに向かうのについて行くことにする。

レストラン内では先輩とまつもっちゃんが話していただろうか。
自分の名前を耳聡く拾う。]

 怪我は全然無いぞ、オレは。
 
 そりゃ、皆のこと心配してる。
 めっちゃしてる。
 
 飯は食ってるし飯以外も食ってる。
 でも暇だから寝てばっかだな。

[今も寝てるんだけど、と笑いながら答える。
暇だからってわけじゃなくて心配だから見に来てるのが正解だけど。

それにしても、くっきーがすごい勢いで飯食ってんのは少しだけホッとしたかな。
落ち込んだ時は飯を食わせたら良いんだろう、と記憶しとく。]*

[オレの答えが届かない代わり、実際話しかけられた先輩が返事をする。
なんとなく、心配しているかどうかの答えには間があった気がして。

オレらが心配してないとは思ってないだろうから、とは思うんだけど。
心配かけてるかもしれないことを申し訳なく思ってるんだろうか。

心配されたくないと思っているとは知らず、そんな風に考える。

そういえば先輩自身は異常現象ってミサミサの対応したくらいで、不安定になるようなところは見ていない。
(林檎を踏み潰したことなどは知らないし、それをミサミサに問われたことも。)

だから、すごく冷静なのかなと思うと同時、怖くはないのだろうか、死んでいるかもしれないことが、とふと思う。

内定も決まっていると言ってたし、順風満帆に見える。
先輩だって帰りたいはずなのに。

こんな時にも周りのケアで、一歳の違いってそんな大きいものだろうかとか。
なんだか逆に心配になってきてしまった。
その気持ちはなんとなくまつもっちゃんに対して抱く心配と似ているようで、心が少し痛んだ。]*

【人】 1年生 工藤美郷

──回想・笑う松本先輩と──


[笑った顔を見せることは、おそらく無い。
 けれど、工藤の分まで松本先輩が笑ってくれた。
 ぽつぽつと雨雫を落とすように優しく、根気よく説明してくれた。]

 そういう意味なら、既に泣いています。

[表情の一つも変えぬまま告げる。それから、松本先輩が映る瞳を逸らして、窓の外に向けた。
 武藤先輩と香坂さんを送った魔法は、とうの昔に消えている。けれど工藤の記憶には克明に焼き付いていた。
 きっと目覚めた後も、あの華やかな魔法を思い出すのだろう。
 みんなを励ましたいという心に、形を与えた魔法。
 何度だって瞼の裏に描くのだろう。

 それが、松本先輩との最後の会話になったかもしれない。]*
(342) 2022/09/11(Sun) 21:40:41
[先輩とまつもっちゃんの頼りになるコンビに話を聞くと言われたくっきーが、つらい気持ちとか吐き出せれば良いな、と思って見ていたらいきなりでかい声を出したからびびった。

その支離滅裂の悪態の意味は、徹っちんとの会話を聞いていたオレにはわかることなので。
これのどこが慈悲なんだろうと。

少しずつ人が帰っていく残酷さは身に染みていて。

徹っちんがより傷つかない方法が"忘れてもらうためにじゅじゅと離れること"ならそれが良いとは思ってたけど、オレの一番想像しやすいじゅじゅの立場で考えてみるとそれはきつい話だ。

もし自分が死ぬなら、好きな人には幸せにはなってほしいけど忘れて欲しくない、残したいって考えるオレには、それはとても悲しいことに思えた。]

[なんか徹っちんが暴れてるらしくて、じゅじゅは動けないらしいとわかったのはその後くらいか。

じゅじゅは還ってくるから大丈夫だ、とすぐに判断できたかはわからないけれど、例え何も出来なくても心配で駆け出してしまうのは仕方ないだろう。

ほっとけない、一人にしないと告げた友達の方に。]

【人】 1年生 工藤美郷

──回想・レストランで小泉先輩と──

 …………………。

[工藤は別れの言葉の後も、数秒の間小泉先輩を見上げていた。

 望みはあくまでも望みであって、現実ではない。
 いくら生還を望んだところで、誰にも約束はできない。
 この不確定な世界で、確かなことが一つある。
 命あるものは皆、いつかは死ぬ。
 工藤はそのことを知っている。
 そのいつかが、一人にとっては今この瞬間であることも。

 だから、仮に小泉先輩が『必ず生きて帰る』と言ったならば、嘘を咎めたのだろう。
 心を軽くするための気遣いが見えないから。
 誰か一人には当たることを知っているから。

 そうして、何も言わぬまま背を向けた。
 これで良かったのだと、思う。]*
(358) 2022/09/11(Sun) 22:40:21

【人】 ??? 工藤美郷

──現在・朝霞さんと──

[そうして朝霞が絵に腕を挿し入れるのを、女は静かな目で見つめていた。]

 ……私もよ。

[感謝している。アイデンティティを与えてくれた彼女に。
 女の命を使って、強く為った朝霞を。
 彼女の選んだ道は、平坦ではないかもしれないけれど。
 朝霞の手が、眠る工藤の腕に触れる。かすれ往く景色の中で、朝霞に呼びかけた。]

 私を連れて帰って。あなたの胸の内に。
 あなたが迷った時、苦しんだ時、私のことを思い出して。
「私」があなたを見守って、寄り添っていると、想像して。
 その想像が、あなたの力になる。私はあなたの神になるの。

[それがきっと、死と言うものだから。]
(362) 2022/09/11(Sun) 22:55:49

【人】 ??? 工藤美郷



 最期に、もう少しだけガールズトークさせてくれない?
 私の気になる人>>4:124ってね、

 
(363) 2022/09/11(Sun) 22:56:35

【人】 ??? 工藤美郷

[その声を最期に、女の姿はかき消えた。]*
(364) 2022/09/11(Sun) 22:57:34

【人】 1年生 工藤美郷

 ──現在・そして戻った──

 …………。

[工藤は何も言わず、自分が出てきた絵を見上げた。
 絵の中の女は、ただ沈黙していた。
 一枚のハンカチを胸に押し当てて。]*
(365) 2022/09/11(Sun) 22:58:22

【人】 1年生 工藤美郷

──移動・特別展→屋上──

[その後、朝霞とは少しの間一緒に美術館を回ったか。パンの絵は見たことだろう。
 だが彼女にはやるべきことがある。だからすぐに別れた。

 そして、工藤は屋上へと足を運ぶ。
 話したい相手がいた。どこにいるのかは知らない。会えるかもわからない。
 それでも、その相手を求めて、空の近くへと。]*
(368) 2022/09/11(Sun) 23:04:43

 これがリアルだったら総額おいくら万円なんだろうな…。
 あ、でも壊れてるかもなのか、現実でも。

[くっきーが走って行った先、徹っちんの暴れた跡を見ながら間抜けな感想を呟いた。]

 あまり暴れて腹の傷が開いたら困るだろ…

[暴れ出した理由はわからないけど、じゅじゅの件なんだろうか。
徹っちんはやはり放っておけないと思う。
あまり心配かけないでほしいと思いながら諌めるように徹っちんにハグしてみるけど、感触も温度もないし、伝わることはないのだと思うと虚しい。

見上げた天使の像、壊せたら爽快だとは今の状況なら思ってしまうけれど。]*

【人】 1年生 工藤美郷


 ……天使さま。
 そこにいますか?
 
(369) 2022/09/11(Sun) 23:07:08
1年生 工藤美郷は、メモを貼った。
(a122) 2022/09/11(Sun) 23:10:20

【人】 1年生 工藤美郷

──どこかのタイミングで・黒崎先輩と──

[黒崎先輩とは驚くほどすれ違った、びっくりだ。こんなにタイミングが合わないことがあるのか。>>348
 だが、それでも奇跡的に一瞬だけ、あいさつ程度は話すことができた。]

 はい。生還しているみんなによろしくします。

[羨ましがられても、工藤は特に居心地悪そうにするわけでもなく。
 生きるも死ぬも一つの命。今はたまたま工藤が生きる側に当たっただけのこと。
 呼ばれたからと言って、自分が誰かの命を奪ったわけではないと、心が薄いからこそ、工藤は割り切っていたから。]

 はい。また会えたら嬉しい。

[よく考えたら水もメーカー指定なんだから、お酒だって飲めないかもしれないけれど。
 楽しそうに酔っている黒崎先輩は、見たいと思った。]*
(376) 2022/09/11(Sun) 23:20:07
[今まさに見てはいるので。
オレに顔向けできないとか言われるほどオレは立派な人間ではないし、そう言ってくれることは本当に嬉しくて。
死にたくない理由になれるなら、気を張れる理由になれてるならオレにも価値があるってことだから。

徹っちんのなかなか人に"わかって貰えないこと"が悲しいのを知ってるオレとしては徹っちんの反応から、あ、傷ついてるって思ってしまうので、言葉をかけられないことがもどかしい。

会えるかどうかもわからない、って言葉にまた胸が痛む。
死んでもいいなんて言わないでほしい。

言い争う二人を前に、本当に、この場にいてやれないことがつらいけど、でも]

 絶対二人ともまた会えるから、

[オレが掴んで還るから。

そう誓いとも祈りとも取れない思いを二つの掌に握り込んだ。]*

【人】 1年生 工藤美郷

──屋上・空に呼びかける──

 天使さま。聞こえますか。
 目覚めたら、あなたには会えないかもしれないから。
 だから、ここでお話します。

[きっと迎えには来てくれるのだろうけれど、天使さまは忙しくて、お告げを落とすだけで精いっぱいで、私と話す時間なんか無いかもしれないから。
 工藤は誰かの夢の中で、慈悲深い天使に呼びかける。
 死を告げるために舞い降りた、ほとんどの人から厭われてしまった天使に。

 けれど、一つの命を奪ったのは彼女ではない。
 あくまでも倒壊してしまった、建物の一部。
 建物が崩れてしまったのは、どうにもならないこと。
 一つの命が失われてしまうのも、どうにもならないこと。
 だから工藤は、恨むことなく、ただ静かに呼びかける。]

 誰かが亡くなってしまったのは、悲しいです。
 誰の命も失われないのが一番いいと、そう思います。
 だけど私は今、この夢を見れたことに感謝しています……
 
(388) 2022/09/11(Sun) 23:53:25

【人】 1年生 工藤美郷

[できることならば、誰の命も犠牲にせずに、心を近づけられれば良かったのだけれど。
 不器用な工藤はぶつかるばかり。優しい周囲はそっとしておくばかり。
 結果としては、日常の繰り返しの中では得られなかった経験を、学びを、夢からもらったから。
 全てが悪いことばかりだったとは、工藤は思わなかった。
 どうせいつかは自分も死ぬ。それまでの命の過ごし方を、この夢の中で得た。
 誰にも当たらなければいいと思う。けれど誰かに当たってしまうのはどうしようもないこと。
 工藤は、どうにもならないことを求めない。空虚な願望に潰されてしまうから。
 だから工藤が天使に願うことは、ただ一つ。]
(390) 2022/09/11(Sun) 23:54:03

【人】 1年生 工藤美郷


 せめて、当たってしまった誰かに、苦しむことなく死が訪れますように。

[これが、死の間際の誰かが見せた夢ならば。
 工藤が目覚めた時には、その人は既に逝っている。
 死者は苦しまない。もう苦しんではいないのだ。]*
(391) 2022/09/11(Sun) 23:54:39

【人】 1年生 工藤美郷

[── そうして。

 工藤は目を閉じて待った。
 自分が目覚めるその瞬間を。]*
(393) 2022/09/11(Sun) 23:57:45