170 【身内RP村】海鳴神社の淡糸祭
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[ 君がまだ、曲を作りたいって
思ってくれているのなら
この夢を語ろうか。
2人の歌が
君の歌が
誰かの耳にとまる
2人でデビューとか
会社を作ったりとか
そんな夢を語りたいけれど
冒険するには少し現実を知りすぎてしまった。
だからどれがいい?どうしたい?って
君に聞くんだ。
2人の未来だから
やりたいことをやるには
まだまだ俺達は進めると思ってる。 ]
一つ、これだけはやりたいんだ
2人で曲を作ること
君の両親に宛てた曲
出来たら2人で歌いに来よう
毎年お祭りの日には必ず
でも君が両親に会いたくなったら
いつでも行くよ、俺も一緒に居てもいい?
朝でも夜でも夜中でも
俺はいつでも付き合うよ
君の両親は君をいつでも見守ってくれてる
それに、この村に帰ってきたら
出迎えてくれてそうだよね
より近くなれるっていうか
君が、君の家族が少しでも多く会えるようにって
俺は思っちゃうんだ
[ これからのことを考えて
まず真っ先に思ったこと
でもこれは俺の思いだから
君の考えも聞いてそれで決めたいんだ。
未来の約束
頼りにしたいし俺も頼られたい
繋がった糸は俺らを結んで
でも糸よりも前から俺たちは繋がっていたんだ。 ]**
あと、もしよかったら
宵稚と一緒に住みたいです
離れたくなくて……
(どこまでも欲は尽きなくて
その一つを君に小さく囁いた。)
っ〜〜…!!
[『理性』が、お前に、縋る。
水が溢れて、とめどなく落ちる。
俺にはもう救いきれない水の中に、
俺がどこかに流されてしまいそうだと、
縋って、求めて。………お前ごと引きずり込む。]
俺にも、聞かせて。
俺しか知らない『音』
大好きだぜ、海音。
[屈んで、もう一度耳元で囁く。
愛されてばっかりじゃ、嫌なんだ。
お前も、沈んでくれよ、少しくらい。]
―回想:浜辺にて―
[思えば──。
俺達が小さい頃からお前の親の顔を
殆ど見たことがなかった。覚えてなかった。
鳴海家というのが、如何にこの村の伝承に囚われ、
何か役割を持っていたとして、
それが「理由」で忙しかったのだろうか。
とかく、送り迎えは、俺の両親が
「ついで」で、見てくれていた。
海音に対して嫌な顔なんて少しも向けていなかった。
親父やおふくろからすれば、その頃から、
二人目の息子、位に思っていたのかもしれない。
]
…そりゃ、あり得る。
[伝承云々に関しては、改めて考えると、
海音自身どこか諦観しているように伺えた。
『鳴海の家だから、しょうがない』
親子共々そう思っていたのなら。
いずれ訪れる『別れ』が見えていれば。
必要以上の愛情を向けるのは、
自分自身も、相手も、苦しいのだろうか。
……それは、当人達にしかわからないのだろう。
俺が直接口を出すものでは、無い。
……無い、けど。
当人たちになら、溝があったとして、
埋める事は、出来るかもしれないから。]
お前と同じ様にさ、
いつか来る『終わり』のせいで、
お互い、避けてたんなら。
それこそ、全部終わったんだ。
もう、お前が伝承に縛られる事はない。
縛られていたって、俺が何度でも連れ戻す。
だからさ。
ちゃんと生きてて、元気してるよって。
顔、見せてやりなよ。
見捨てていたならともかく、
そうじゃないなら、きっと、
子供に対して『愛してる』って言えるなら…
親なら、言いたい、と、思うんだ。
[空想、妄想、身勝手な、理想。
それでも、可能性がゼロではないのだから。
それが海音の新しい『幸せ』の種となって、
いつか花開く事が出来たらと願い。]
……。
寧ろ。泣いちゃいけない、なんてさ、
誰が決めたんだよ。
[弱々しい手の平の力に、ただ、動かさない。
あんなに『頼れる海音』だけど、一人の人間だ。
人が、嬉しい時に笑うのは普通で。
悲しい時に泣くのは普通で。
怒る時に怒るのは、普通で。
海音は、俺にとって特別な存在だ。
でも『特別な存在』であるだけの、普通の人間。]
幾らでも。
ワーッ、って泣いて、
ワーッって、酒を浴びるのも悪くないな。
[そのひととき、ひとときに、俺が側にいてやって。
悲しみが、笑顔に変わる瞬間に立ち会いたい。
俺がお前の悲しみを埋めて、
笑顔
にさせてやりたいんだ。]
今も、いくらだって怖がれよ。
『それでも俺に会いに来てくれた』みたいに。
お前なら、それが出来る。
一番頼りになる保証人だろ?
[俺がお前に声をかけるのも、相当勇気がいったのだけど。
きっと、お前だって、同じようなこと、思ってただろ?
俺のことばかりじゃあ、なくて。
お前の全てに、
どうか後悔の無いように。]**
[その問に、俺は迷わず、躊躇いなく。
当たり前のように答えていた。]
当たり前だろ。
*海音が聞いてくれる限り、ずっと作るさ。*
[ 君の瞳に映る俺。
その瞳に俺は弱いんだ
だって、ずっと求めて欲しかったものだから。 ]
ね、宵稚
俺も、俺も
大好きだよ
蕩けるくらいに君を愛して
俺を刻み込みたい
息、止めないでね
君の『音』
誰も知らない音を俺にも聞かせて
俺の音はもう君に漏れてしまったから
もっと、もっと聞かせて
[ 俺の夢、まだまだあるよ。
もし俺が声優として売れ出す、
なんてことがあったら
俺は君の歌を歌わせてもらうんだ。
むしろ君の曲以外はお断り!
それくらいのこだわりが持てるくらいに
有名になってみせるんだ! ]
[ 俺は君が君自身の曲として
世間に伝わって欲しいから。
君がそれを望まなくても
君は認められるべきだって俺は思うよ。
だって世間って結構見てるんだ。
俺が気がついたように
いつか聞き手は気付くよ。
君の曲の癖
隠しきれない曲への想い
君の音楽への愛
俺が何かする前に
きっと君は世間に見つかる。
世界が君を見つけてくれる。
]
[ 俺の家族のことはどうなったかって?
海鳴村に来ることが
俺も宵稚も増えた。
これが答えになるんじゃないかな。
できた溝はすぐ埋まらないだろうけど
言葉があるのなら
伝わるし
伝えられるから。 ]
[ 宵稚の家に住むことになって。
君の実家にも
一緒に掃除に行ったりね。
俺だってお世話になってたんだから
なんて言いながら
宵稚の部屋のベッドで寝たりして。 ]
[ 俺の耳に当たり前のように響いて
血のように身体を巡って
心臓を揺さぶって
煮えたぎるんだ血潮が
綺麗な音、自然の音
寂しい音………全部全部君の音
……好きだよ全部
今は聞こえるから。
]
[ これからも後悔すること
上手くいかないこと
沢山あると思う。
そういう時は歌を歌おう
君と一緒に
君と繋がる音を響かせよう。 ]
[ 何より君が作り続けてくれるのなら。
その答えを聞けたら俺は
]
歌って
聞かせて
俺の好
きな音
君
の奏でる音
海が綺麗だね
[ いつかの月の綺麗な夜
曇っていても
海が見えなくても
俺はこの言葉を君に言うよ ]
(俺は君に溺れています)
宵稚、俺は君が好きだ
好きだよ
(ずっと、君だけを愛している
これまでも、これからも)
伝え続けよう
言葉で、歌で
俺達には声があるから
君の願いのその先を、俺は叶えたい
2人でならいつか叶えられる
[ それでも
貴方の姿を見ることが出来るのでしたら
淡となって良かったのかもしれませんね。
わたくしの見えている姿が
見たい姿を映し出した形だとしても……。
個の集合体のあなた達
誰かの願いの中にもしかするならば─────。 ]
海鳴神社の鳴く音よ
波の音と混ざりあえば
ここではない世界へと誘う
提灯の色に気をつけて
赤はこの世、黒は隠り世
そこは禁じられた宴の席
素顔を見られてはいけないよ
名前を知られてはいけないよ
願ってはいけないよ
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