【人】 コピーキャット ペネロペ「ばぁかたれ。レオーネは一つ前の名前だってえの。 今はペネロペだ、ペ・ネ・ロ・ペ!」 冗談混じり、笑い混じりに傍のアソシエーテを軽く小突く。 猫被りが名前を変えた後によくある、いつも通りのやり取り。 下っ端いじりではない。決して。 「ちっと出てくる。街ブラだ。 なあに今生の別れでもないんだからそんな顔すんなって。 良い子にお留守番くらいできるだろcucciolo」 オーバーサイズのパーカーの袖をひらと振って出ていく。 新たに可決された法案は、多くの者の知る所ではない。 今は、まだ。 #アジト (46) 2023/09/08(Fri) 22:34:25 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「ありがとうございますっ」 呪文じみた長々とした注文を終えた後にカップを受け取る。 巷の女はこれで喜ぶらしい。意味わからん。 一応それらしく写真を撮ってSNSにアップなどもしておいた。 「今日はどこに行こうかなあ」 ストローを咥えて一口。これでもかってくらい甘ったるい。 勤め先が開くのは日が沈む頃から。 それまでは顔を売る序でに街の様子を見る時間にあてる。 そう決めて、知った顔や、見知らぬ顔が無いか。 カップ片手に喧騒の流れていく方へ足を向けた。 #街中 (49) 2023/09/08(Fri) 23:01:47 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>54 ヴィットーレ 「……あっ!」 ぷらぷらとウィンドウショッピング中、というていで。 街中を見て回っているうちにあなたの姿を見掛け、 そちらへ少し早足に寄って行く。 「Ciao! ヴィットーレちゃん、お買い物中ですか?」 今は偶然店の外で出会したバーのママと通う客。 そういうふうに装って、視線の先を覗き込んだ。 「この鞄、かわいいですねっ。この靴も!」 「お店を見るともう秋物の時期なんだなあって感じますねっ。 ヴィットーレちゃんは今秋の流行り、何色だと思います?」 #街中 (57) 2023/09/09(Sat) 1:41:23 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>58 ヴィットーレ 「紫!いいですねっ、秋って感じがします! 私は……うーん、やっぱり赤かなあ」 うーん、とわざとらしく悩む素振りを見せながら。 もちろん、振る舞いも足音もただの小さな女の子のようなもの。 あなたも今はただの大きな気の良いオネエさん。 そんな二人がわいきゃいとおしゃれ談義をしているだけ。 「ヴィットーレちゃんが同じくらいだったら、 お揃いなんかもできてよかったんですけど…」 「……そうだ! 鞄やアクセサリーならお揃いはできますよねっ。 かわいいの、探しに行きませんか?今でも、今度でも!」 名案とばかりにぴっと人差し指を立て。 或いは見ていた鞄と同じデザインのものが無いか、 探してみるのもいいかもしれない。 #街中 (60) 2023/09/09(Sat) 2:28:16 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>101 ヴィットーレ 「赤、好きなのもありますけど…… 何よりヴィットーレちゃんの髪の色ですから、つい!」 口元に手をやって、ころころと笑う。 赤が好きというのはちょっとした猫被り。 あなたの色だからというのは本当の事。 暇かと問われれば、はい!と元気な返事を一つ返して。 あなたが意気揚々と装飾品の棚の方へ足を進めれば、 小さな足音が後について歩く。 「あんまりたくさんは付けませんけど、 結構なんでも付けますよ。ピアスもちょっとだけ!」 今はそういうキャラらしい。 一時期はバチバチに開けていたかもしれない。 #街中 (103) 2023/09/09(Sat) 21:38:18 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>105 ヴィットーレ 「ふふっ、ありがとうございます! 変わった色だってよく言われるんですよ」 両想いですね、なんて冗談めかした言葉を添えつつ。 あなたからの言葉はきちんと額面通りに受け取っている。 過大評価も過小評価もしないたちだろうと思うから。 そういった所はやはり、話していて快い。 「そうですね、じゃあ…… これなんかどうでしょう。お花のやつ!」 小さくて目立ちにくいもの、暫く棚とにらめっこ。 そののち指さしたのは、花型をしたスタッドピアス。 金の中に石は淡いピンクや薄い赤にオレンジ、 お誂え向きに薄い紫色が嵌ったものまで。 お値段は安すぎもせず、高すぎもせず。 知人とのお揃いに少し奮発した、くらいになるだろう。 「そうだ!買ったら後で記念撮影しませんか? 写真送りますよ、二人だけの内緒で!」 #街中 (108) 2023/09/09(Sat) 22:45:24 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>109 ヴィットーレ 「えへへ、ヴィットーレちゃんのお墨付きなら間違いなしですっ じゃあ、私は赤で! お会計はどっちかな……」 店員に聞けば、同じ色はもう一揃いあるかもしれないけれど。 せっかくなら各々好きな色でのお揃いで個性も出してしまおう。 店内をぐるりと見渡して、レジまで行けば後はトントン拍子に。 「Sorridi!」 ぱしゃり、二人で記念撮影をして。 特別用件がなければ、その後は自由解散となっただろう。 #街中 (111) 2023/09/09(Sat) 23:24:31 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>116 ルチアーノ 「Benvenuto! ルチアーノさん、今日のメニューはどうですか? 私も先に味見させて頂いたんですけど、 癖のない白身魚に塩気もちょうどよくて!」 お酒も進みそうですよね、なんて。 ぱたぱたとやって来て、朗らかにあなたに声を掛けるのは。 何処かの空いたテーブルを拭いて来たのか、 ダスターを片手に持った店員だ。 「あれっ、何かの売り込みですか?」 話しながら、カウンターをぱっと見渡して。 カウンターの端、ワイングラスを重石に置かれたチラシ。 それがふと目に留まり、首を傾げた。 #バー:アマラント (137) 2023/09/10(Sun) 17:34:06 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>144 ルチアーノ 「やだ、私が食いしん坊みたいじゃないですかっ。 でもそうですね、マスターに味見を任せてもらえるのは 結構自慢に思ってますっ」 「何より新作が一番に食べられます!」 ふふん、胸を張って言う事でもないような。 やはりやや食い意地の張ったような事を言いつつ。 チラシの方へ寄っていけば、内容を覗き込む。 「──わあっ、かわいい! きっと数日と経たず売れっ子になりますねっ」 目を通せば、ぱっと表情を綻ばせて。 とはいえ『ひとり身で寂しそうなやつ』には該当しないらしく。 自分でチラシを持っていくような口振りではない、とはいえ。 「このチラシ、余分はありますか? 知り合いにも見せてみようかなあって!」 それきりというわけでもなく、あなたの方を向けばそう尋ねて。 #バー:アマラント (149) 2023/09/10(Sun) 21:50:02 |
【人】 コピーキャット ペネロペ>>169 ルチアーノ 「それはそうですけどっ。 もう、内緒にしてくださいね?」 常連さんの間で噂になったら大変です!と念を押し。 既に公然の秘密になりつつあるような気もしないでもない。 事実、この店員の実際の食生活はお世辞にも良いとは言い難い。 "うわべ"を取り繕うだけなら呆れるほど丁寧で、 けれどその下、私生活は至極ずぼらで適当だ。 とはいえそこに他者が手を入れる事を良しとはするらしく。 「少し寂しい気もしますけど、しょうがないですもんね。 じゃあ、二枚頂けますか?」 そうしてチラシを受け取るなりすれば、マスターに一声掛けて。 使い終わったダスターの片付けがてら、 一度バックヤードに引っ込んでいくだろう。 #バー:アマラント (181) 2023/09/11(Mon) 18:42:09 |
【人】 コピーキャット ペネロペ「…………んが、」 「んあ〜……飲み直して寝るか」 ソファの上で寝落ちしていた酔っ払いだ。 時計を確認し、深夜を過ぎ、早朝になりつつある時間を認めれば 大あくび一つして転がっていた酒瓶を掴んだ。 傍のテーブルの上にはチラシが二枚。 #アジト (185) 2023/09/11(Mon) 19:55:41 |
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