05:43:39

人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 ][『月』 エーリク

[ 眠っているだけならば良い。
 いずれ目が覚めることがあれば、
 どう挨拶しようか、そんなことを考えながら ]

 僕、あなたのそういうところが好きだよ。
 そしてあまり好きじゃなかった。

[ 穏やかな表情のまま、言葉を続ける。 ]

 子供だからね、そう思う人が大勢いると
 思うと複雑で。

 だから、僕を選んでくれるこういうときは
 輪をかけて、嬉しい。

 昨日、昨日か――。

[ 互い話すべき相手と話した。は結果論に過ぎないが。
 昨日話を聞きたかった>>4:245相手の中に、
 自分もいたのだと、思えば、そうなの?と
 そっけなくしているようでいて、
 それでも隠しきれない嬉しさは滲み出ていただろう。 ]
(29) 2022/12/22(Thu) 11:27:13

【人】 ][『月』 エーリク

 どうだろう?いいこと。
 いいことなのかな。わからない。

[ 例えば、チェレスタと誤解を解き合うことが
 できたこと。神と触れ合ったこと。
 それらを一口に"いいこと"といえるかは
 疑問だが、彼から見てそうみえるなら、
 いいことに、数えてもいいのかもしれない。 ]

 ……ご飯食べてないの?

[ 茶菓子は何?に対して、定食>>4:246とか言うらしい
 なら、 ]

 賛成。僕フルーツの乗ったタルトがいい。
 前に行った中央の、レストランにしよう?
(30) 2022/12/22(Thu) 11:27:29

【人】 ][『月』 エーリク

[ 提案が受け入れられたなら、街に向かいながら。
 もしくはレストランで注文を終えてから、だったか。
 どう返事を返した>>4:247か聞かれ、軽く折った指先を
 口元へ当てて ]

 どうでもいい、と最初は思っていたんだけど。
 シトラが泣いていたり、悲しみが少ない方がいいって
 言っていて、少し考えて

 あとは――……チェレスタさんが、
 来たんだ、僕の部屋に

[ 信じられないでしょう?と問うたのは、
 貴方には隠し事はなかったから。
 きっと以前に、彼女に対して得体の知れない
 恐怖心を抱いたこと、また二人きりになったときの
 一幕についても、事細かく話していたから。 ]
(31) 2022/12/22(Thu) 11:27:51

【人】 ][『月』 エーリク

 チェレスタさん
 「世界が崩壊すれば自分の手を汚さずに
  私を消すことができる」とか言うから………


 久しぶりに、イライラしてしまった。
 あ、でもちゃんと分かり合えた、と思う

 そしたらね、チェレスタさん笑い掛けてくれたんだ
 怖くない笑顔で。

 ……きれいだったな
(32) 2022/12/22(Thu) 11:28:09

【人】 ][『月』 エーリク

 苦しいばかりのこの世界でも、
 生きていればこういうこともあるのかなって
 思ったら、

 世界が崩壊するのが少しもったいなく思えて

[ やがてお茶が運ばれてきたなら、
 それを啜りながらの話だったか。 ]

 だから、
 この世界が僕を壊すまでは、
 苦しんで生きる、と伝えたよ。

[ この話の終わり頃には、穏やかな微笑みを添えて。 ]
(33) 2022/12/22(Thu) 11:28:24

【人】 ][『月』 エーリク

 ――ねぇこれから僕たち、どうなるんだろう。
 今までどおり、皆で洋館で暮らすのかな。

 証持ちが22人揃っても世界の全ては崩壊しなかった
 崩壊は止まった、それでも

 隔離されていたほうが、安心なのかな。

[ 無論それに不満があるわけではないのだがと続け ]

 もし、制限が解除されるようなことがあるなら
(34) 2022/12/22(Thu) 11:28:44

【人】 ][『月』 エーリク

 
 
 
      少し

             ――遠くに。

 
 
(35) 2022/12/22(Thu) 11:29:23

【人】 ][『月』 エーリク

 旅行とか、行けたりしないかな。
 誰も僕のことを知らない土地に行けたりしたら、

 ……慈善事業の一貫でも、人形劇でも、
 なんでもいいのだけど

 また、………演れたりしないかな って

 ううん、なんでもない。

[ ほんのわずかに、芽吹き始めたこの思いは
 シトラの涙で、またチェレスタの光で芽を出した。
 種を植えたのは、きっとあなただったと思う。

 美しい花に成長することはなくとも、
 また一から育てる楽しさに、気づくことが
 出来たなら上々だ。

 相反する、どこか遠くへ消えてしまいたい
 そんな思いも、やがて薄れていけばいい。* ]
(36) 2022/12/22(Thu) 11:29:40

僕には、『塔』しか居なかった
君が関わりを持っている人が他にもいると知らなかった

君には僕以外にも居て、1人ではなかった
君の最期の言葉は、そこも関係しているのではないか
……分からない、想像するでしか分からない
君を見ているようで、結局自分の周囲以外を見ていなかった
独りよがりだった僕には分からない、分からなかった

僕が居なくとも1人ではない事への安心のような
僕が自分の事しか見えていなかった負い目のような

君を友として気にかけているのも嘘ではなかった
でも、自分が1人になりたくなくて縋っていた
そのくせ、助けなければ処刑されるというのに
君の願いを跳ね除けられず、見届けるに終わった
よりによって君の願いを聞き入れないなんて
自分が許さなくなりそうだったから

君に嫌われてしまうと思ったから

 



自分の事や周りしか見えていない
こんなにも独りよがりな情けない自分の姿

……気付いていたさ、自分の事だもの
『塔』という希望と共に在る為、蓋をしていただけだ
 
命ある間に、その蓋を開けられなかっただけ

 
 

][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a0) 2022/12/22(Thu) 13:05:33

 
 
   ――おおい! 『神様』

   今から『正義』と一手仕合うんだが
   立ち会ってくれないかい?

   見ているだけより楽しいかもしれない
   なーに、どうせ暇でしょ

      ホラ おいで。
 
 

 
 
  『神様』もやってみる?

  持ち方にもこう、コツがあってね
  気になるかい? 気になるだろう
  そうかそうか気になるか〜

  なら手取り足取り教えよう――『正義』が!
 
 


 
  実は向こうに新しい花が咲いてね。
  そこでのんびりしようと思うんだ――が

  お供に膝まくらが欲しい気分になった

  どうだい?
  『女帝』様も一緒に、あちらまで
 
 

 
 
  知っているかい『女帝』様
  この花、紫苑と名をつけたらしい


   ふーむ……

     へえ 少し甘―――いや? 
           なん だ これ

    苦 ……ぐ ぇ
  
 

 
 
   お前が平等を追い求める『正義』なら
   俺は不平等を司る『悪』にでもなろうか

   なんてね。
 
 

 
  
   お前なりの平等を俺は否定しない
   お前の平等は俺が保ってやる

   だから 自分を見失ってくれるな

        ――振り回されるなよ 『正義』
     
 

 
 
  不思議だな

  こうして空を見上げていると
  まるで全部 夢にさえ思える

  『女帝』様を横に転がすというのも
  風情があって 悪くない
                  ――ふふ
 
  

 
 
 
   ここがいつか崩れ去るとしても 
   俺は最期まで貴女の傍に居るよ

              ――― "約束" だ 
 
 

 
 
   ……。
   今ほどお前を哀れに思った事は無い

          ――…馬鹿だね、『正義』
 
 

 
 
 
      
――――…餓 鬼  



 
[ こんな所で 使ってやれる命ではなかったのに ]

 

 
 
    
  ご  めん、     な

 
  

【人】 ][『月』 エーリク

―― それから ――


[ カルクドラとのお茶会の後。
 後日かもしれない。

 僕は観念して、自ら薬師の部屋を訪ねたり、
 特に用もないのに、シトラを自室に呼び出したり
 
 したと思う。

 例えば――本当に遠くにいくことが
 もしかしたらすぐにではなくても、あるかもしれないから。

 そうして二人にもったいつけて、 ]

 ずっと言わなきゃいけないなって
 思っていたことがあるんだ。
(74) 2022/12/22(Thu) 23:38:07

【人】 ][『月』 エーリク

 あの、

[ 視線をさまよわせたり、手持ち無沙汰に、
 指を組んだり、解いたりしながら ]

 僕はいつも、ごめんねとばかり
 言っていて。

 でも、――あの、いつも

 ――……ありがとう

[ 告げたなら、微笑んで。
 けれど多分次の瞬間には逃げ出していたと思う。

 言いしれない、恥ずかしさに襲われて。
 やはり僕には過ぎた言葉だったかもしれない。

 誰かに見かけられることがあれば、
 驚かれるかもしれないほど、風より速く。
 立ち去ろうととしたことだろう。* ]
(75) 2022/12/22(Thu) 23:38:29

【人】 ][『月』 エーリク

―― それまで ――


 ――いらっしゃいませ!
 今日もいつもの窓際のお席ですね?
 
 なんだかいつもと少し………
 ああ、髪型変えられたんですね

 通りで可愛らしいと思いました
 いたた、そんな、お世辞じゃないですよ。


[ それはカフェで店員の真似事の役
 していた時のこと。

 白いシャツに、橙色のエプロンを身につけて
 常ににこにことしている。 ]
(76) 2022/12/22(Thu) 23:52:31

【人】 ][『月』 エーリク

[ ――その青年の名は、

 ミーシア。産まれたときにあまりに
 愛らしかったため、女神の名をもじった
 名前をつけられ、父母共に他界し、
 祖母と二人で暮らしている。

 若い頃から女性に間違われることが多く
 その見た目のためか、男女ともに
 よく可愛がられるため、愛らしい仕草など
 お手の物。

 皿洗いで雇われたが、愛想の良さから
 給仕へランクアップしたのが最近のこと。

 好きなことは人と喋ること
 嫌いなことは一人でいること

 好きな食べ物は――……… ]
(77) 2022/12/22(Thu) 23:52:52

【人】 ][『月』 エーリク

[ と、長々続くのだ。
 彼の人生を演じているのだから。 ]

 おまたせしました、ガトーショコラと
 おいしい珈琲です!

[ ――どうせ見つかるはずないと
 高を括っている。そのため、普段より
 何倍も、弾けた姿を見せることもあるとかないとか。* ]
(78) 2022/12/22(Thu) 23:53:08
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a2) 2022/12/23(Fri) 20:56:46

 
[ ――――
 『魔術師』が『恋人』の
 最期の表情を見ることはなかった
 目に入っていなかったというのが正しいのかもしれない。

 ――有り得ない、と否定して、
 『恋人』のことを見ようともしなかった。
 最初から理解などしようとしなかった。
 本質的な不快で遠ざけるのではなく、
 智慧者として、もっと深く突き詰めても良かったのだ。
 不快を我慢してでも、先に進むという手もあったはずだ。

 『魔術師』はその時に既に思考を止めていた。
 『魔術師』はそれに気付くこともなかった。]
 


 ………僕には分かる

 最期の言葉を告げた時の君の表情
 抵抗しない『塔』を見ていた時の僕の表情
 
 そういう時の表情に、それぞれ似ていた

 似ていて、同じ匂いを感じる
 そんな表情だって、それだけだったけど
 あまりにも、似ているように感じて

 『塔』、君はまさか
 また……
逝こうとしているのか?

 

[それは『箱庭』が平穏だった頃の記憶─]

 新しい花…?

 良いでしょう。
 付き合いましょう。

 …こう膝枕をしていたら、
 あなたは花を愛でられないのではないですか?

 ………別に嫌と言ってはおりません。

 紫苑…、良い名ですね。

 
………『力』!! 大丈夫ですか?

 無茶は、しないでください。

………横になるのも悪くはないですね。

 空が遠く、花が近くみえます。
そうして、あなたが近くに感じられます。


 夢…なら、誰の夢かしら?…神様?

 …あなたはいつも楽しそうね。
ふふ…もちろん私も……。



[ ずっとこんな日々が続くと信じていました。]


[ 神さまは私たちを愛してくださいました。
 私たちも神さまを愛していました。
 いえ、他の人のことはよくわかりませんが、
 少なくとも私は。

 与えられた幸せに満足していました。

 微かな不協和音に気づかない振りをして、
 小さな綻びがやがて崩壊へと広がっていくのを、
 為す術もなく見守るばかりで。

 諌めはしました。
 でも、私の声は届かなかったのです。]

不吉なことを言わないで。

 でも、ありがとう。……約束、ね。

[ どうして、どうして、どうして。
 あなたが死ななければならなかったの。

 誰かが『正義』を止めなくてはならなかったとしても、なぜあなたでなくてはならなかったの?]

 …約束、したのに。

[ 止められなかった、護れなかった、
 もう一緒にいられないなんて……!]






 ………『星』、あなた、なの?

[『力』が『正義』と相打ちをして果ててからは、
 打ちひしがれる日々を過ごした。
 
 眼の前で起こる出来事は何も目に入らず、
 俯いて、悲しみにくれるばかりで。

 そんなある日、後頭部に衝撃が走った
 不自然に跳ね、地に倒れ伏した。
 霞む視界に、見慣れた姿を認識した。]


( あなたが私を嫌っているのはわかっていました。
  ここまでするほど憎まれていたのですね…)

 ああ、でも、もう彼のいない世界で、
 泣いて暮らさなくていいのね。よかっ……**

 
  きみが深刻な時はだいたい深刻なほどおかしくって
  堪え切れずに笑いだすわたしにきみが拗ねて怒って
  おさまらない笑いに滲む涙を拭いながら
  心にもない「ごめん」をくりかえせば
  余計怒ったきみがつかみかかってきて
  よろけて一緒に転げて、いつの間にか一緒に笑って

  わたしたちの過ごした時間は
  話せない秘密を抱えた苦悩の時や
  別れの瞬間だけじゃない。
  そんな風に二人笑いあった時間の方が圧倒的に多かった。
  そんな暖かで幸せでなんでもない記憶を
  ふたり、幾つも積み重ねた。

  お互いに言葉にした事は無かったけれど
  わたしたちはきっと親友だったから。
 

 
  きみにだけは知られたくなかった。
  知られる訳にはいかなかった。

  けどほんとうは

  無理矢理にでも問い詰めて欲しかった。
  きみになら暴かれたってよかったんだ。

  そんなの甘えた我儘だってわかってたから
  きみに甘え過ぎだったわたしがこれ以上、って
  最期まで言えなかったけど。
 

 

  『神様』に向かって、暇でしょなんて、
   なんてことを言うんだ『力』……

   って、ちょっと待って、
   僕?僕なの???
   僕が『神様』に教えるの??

   あ、こら、逃げるなって、
   あ〜〜〜〜もう。

   ……すみません、『神様』、
   『力』に逃げられましたので……

   お付き合い願えますか?

 
   ねぇ、『運命の輪』。
   頼むから、あんまり危険なことはしないで。

   予定通りにいかない、
   運頼りのことがこの世にたくさんあるからこそ、
   それを司る君が居るんでしょう?

   ……心配なんだ、君のことが。
   
   せめて、何かあったら
   僕のことを呼ぶんだよ……

   手遅れになる前に。
 



……貴方のこと、もっと沢山呼べばよかったねぇ。

喋れなくなってから、気づくなんて……

  

【人】 ][『月』 エーリク

―― カルクドラと ――

[ どうしてと問われると>>204
 わからないのか、と苦笑いを浮かべて ]

 母親を取られた長兄の気持ちといえば
 伝わる?

[ 話せばつづけて、いつでも君を選ぶと
 彼は言う。満足するような気持ちと共に、
 いつまでそうして貰えるのだろうと考えた。

 来年には成人と呼ばれる年になる。
 同じ年でも立派に一人で生きている人も
 大勢居るだろう。

 親元を離れているといえば聞こえは良いが
 結局あなたに、保護を、親心を求めているだけなのだ。

 彼が言うように、踏ん切りがついていたとしたら、

 この手もきっと喜んで離すべきだったのに――。 ]
(433) 2022/12/25(Sun) 20:37:17

【人】 ][『月』 エーリク

 もしもその時、手を差し伸べられていたら
 僕の答えは変わっていたかもしれないな。

[ 例えば。世界が壊れたとしても、
 貴方さえいればいい、だとか。悲観的に、
 且つ閉鎖的に、考えいたかもしれない。 ]

 貴方は、いつだって僕の側にいてくれたけど
 昨日だけは、そうじゃなくてよかったと思う。

 このお店のフルーツタルトもおいしいし
 世界はあの人が言うほどは、つまらなくないと
 思うから。


 ――僕は、きちんと考えることができたかな。
 自分のためだけじゃなく、貴方や皆のことを
 考慮して、答えを出すことができたかな。
(434) 2022/12/25(Sun) 20:37:35

【人】 ][『月』 エーリク

[ つやつやと輝く果物を口に運ぶのをやめ
 問いかけのような独り言をこぼすこともあった。

 自分がチェレスタとの因縁を、紐解いたように、
 彼はタナトスと腹を割って来たらしい>>206

 生きていれば、きっと必ず良いことがある、
 と彼は言う。

 彼にもまた、ああならなければ気づかなかった
 ことや、知り得なかった誰かの表情があったのだろう。 ]
(435) 2022/12/25(Sun) 20:37:45

【人】 ][『月』 エーリク

[ 少し遠くへ――……永遠に近いくらいの
 暇を。

 そんな風に考えていたことを見抜かれたのだろうか。

 必ず呼んで、絶対に行く>>208
 遠慮なく頼ってほしい>>209と言葉を重ねられて

 薄っぺらい関係じゃないだろうと問いかけられたなら
 小さく声を出して、笑った。

 貴方は信じているんだ。
 そうやって言葉を重ねれば、僕が黙って
 消えるようなことはないだろうと。

 旅立つにしても、自分には声を掛けてくれるだろうと。 ]
(436) 2022/12/25(Sun) 20:38:01

【人】 ][『月』 エーリク

 役者に戻るまでは、まだ――。
 
[ 言葉を詰まらせるのは、やはりまだ
 壇上に上がる勇気までは持てないから。
 だけど、 ]

 じゃあどこかで観劇をしたいな
 もしかしたら体が疼いてくるかもしれないから。


[ ――結局僕は貴方の手を離すことはできなくて、
 もしかしたら貴方もまた僕の手を離すことを
 惜しいと思っているのかも知れず。


 魂の記憶という不確かななにかに
 支配されることがなくとも、

 きっと僕はずっと、貴方を大事に思うのだろう。
 その大事な貴方が気を揉むことがないように、
 程々にはわがままをいい、甘えて、を繰り返す。

 変わったものもいとおしく、
 変わらないものもまた、尊いものだから――。* ]
(437) 2022/12/25(Sun) 20:38:14
 

 
[ 正しき道を示し、その道程を作ることが『教皇』の役目。]

 
 

【人】 ][『月』 エーリク

―― 月夜の晩に ――

[ 夜半、僕は貴方の部屋の扉を叩く。
 わずかに震える指先は、あの時のように
 恐怖からではなく、緊張から。

 ――もしも、嫉妬した所以を話していたとしたら
 なおのこと。

 居ないなら居ないでそれでもいいと
 弱気な心が泣くけれど、貴方が部屋から
 顔を出したなら、 ]
(441) 2022/12/25(Sun) 20:48:07

【人】 ][『月』 エーリク

 ………いってくる、


 帰ってきたら、貴方となにかしたいと思って。
 歌でも、踊りでも、大道芸でも。

 僕が戻るまで、どこにもいったりしないでね


[ それだけ告げて、おもむろに硝子のオルゴールを
 押し付けると、 ]

 預かっていて、取りにきっともどるから。

[ 背を向けていく。何か喋り掛けられたとしても
 引き止められることはない。 ]
(443) 2022/12/25(Sun) 20:48:21

【人】 ][『月』 エーリク

[ 世話になった仲間、住人たちには
 手紙で、顔を合わせて、話をしたはずだ。

 ――チェレスタを除いては。

 貴方が最後のひとり。

 挨拶を済ませたなら、散歩するくらいの
 心持ちで洋館を出た。 ]
(444) 2022/12/25(Sun) 20:48:37

【人】 ][『月』 エーリク

[ いつの日か、手紙よりも先に、

 あなた達は知ることだろう。

 雑用から始めたと語り草になっている。
 とある役者が、街で凱旋公演をするということを。 ]
(445) 2022/12/25(Sun) 20:48:50

【人】 ][『月』 エーリク

[ その場で悲劇が繰り返された――かどうかは、
 神と、彼らのみが知る。 ]


 さぁ幕を上げよう。

 涙あり、笑いあり、胸躍る展開だらけ、
 ミーシアという男の半生を――ご覧あれ。

[ 舞台の中央、まばゆい光を浴びて
 舞い降りた役者の名は――………。* ]
(446) 2022/12/25(Sun) 20:49:05

【人】 ][『月』 エーリク

―― 悪魔の来店 ――

[ ほんの一瞬。大きく眉をしかめたのを
 店長に気づかれて、いえ、大きな蜂がいまして
 とごまかした後のこと。 ]

 ――いらっしゃいませ!わあようこそ!
 かしこまりました、窓際のお席人気なんですけど
 今は満席でして。カウンターでよろしいですか?

 はじめてなら珈琲とケーキのセットがおすすめですよ!
 軽食は日替わりで今日は燻製サーモンのサンドイッチ
 なんですけど、ケーキもできたてですから。

[ その後は特に別人の仮面が剥がれることはなかったはずだ。
 顔見知りが突然やってきたら>>387
 さすがの僕も、動揺する。している。今も。
 とはいえ、彼もまだ別人を疑っているのか、
 特別態度は変えることなくおとなしく案内され
 注文品を届けたときも、別段気にした様子はなかったのだが。 ]
(447) 2022/12/25(Sun) 21:02:43

【人】 ][『月』 エーリク

 ……それはどうも
 ……お兄さん、一杯おごります。

[ 口止めする方法など、思いつかなかったものだから。
 にっこりと笑う貴方>>388にならい、僕も笑顔を浮かべよう。 ]
(448) 2022/12/25(Sun) 21:02:54

【人】 ][『月』 エーリク

[ 尚その後洋館にて、

 なにか問われることがあるなら
 へぇ夢でも見たんですか

 夢ならもっと素敵なものを、
 みたらいかがです

 などと、あからさまに
 噛みつくような顔をしていたことだろう。

 更にその後も店で見かけることが在るたびに、
 洋館で会うことがあれば、嫌味のひとつも
 飽きずにぶつけていたんだとか。* ]
(449) 2022/12/25(Sun) 21:03:05

【人】 ][『月』 エーリク

[ 好きも、嫌いもよくわからない。
 面倒か、面倒じゃないかなら少しわかる。

 そして彼は面倒な方に分類された。
 それまでどうだったか、は別としてもだ。

 少なくとも、別人だと誤魔化せているとは
 思えなかった。知った上でそうしているのだと
 思えば思うほど、面倒くさい、とばかりに、
 洋館ホームで会う時は
 顰め面ばかり見せていた気がする。 ]
(476) 2022/12/25(Sun) 22:07:11

【人】 ][『月』 エーリク

 デートですか、それはいいですね
 じゃあとっておきの裏メニュー教えちゃいますね
 他の人には 内緒 ですよ

[ このクソ野郎、と思ってしまった。
 思ってしまったので、彼の言葉>>473には
 極上の笑みを添えてやった。

 向こうも笑みを返してくるので、
 表向き、美青年二人がほほえみあっている
 とあり、奥様方が密かに黄色い声をあげていた。
 らしい。実情を知らないのは幸せだな。

 その後も幾度となく顔を合わせては、
 店では笑顔を、家では顰め面を見せていた
 ものだからより一層彼を面白がらせて
 いたことなど、僕には知るよしはない。* ]
(477) 2022/12/25(Sun) 22:07:26


[『太陽』は動かない。

 空にある限り、地を照らし続ける。
 その場にあり続ける。

 道に迷えば、太陽が影を作り方向を示すように。
 時に迷えば、日が時を刻むように。

 いつも、空から見届け続ける。
 まっすぐに進む、それぞれの道を、
 『太陽』が照らし続けるから。]

 

 
  きっと、
  誰より早く
  誰より正しく
  始まりの兆候を理解していた。

  突然起こった変化は避けようがなく
  けれど悪い事ばかりでも無い。

  破壊は新たな創造に必要なもの。

  一刻の混乱の後に、また新しく始まる。
  ただそれだけのことだった。
 

 

[ 君を守れなかった過去。

 選択を誤った結果
 君も、私も、全てが消失してしまった。

 だから、もし、次があるなら

 
やり直せるならば────……。
]

 
 

 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜


 神は『力』に大いなる右手をお与えになりました
 一つ拳を振るえば、大地には大きな穴があきました
 あまねく艱難を穿つ贈り物です

 『力』は贈り物を大切にしまうことにしました
 傍らの温もりを慈しむ手のひらへ
 刀を握る拳へと変えました

 愛する『女帝』をあらゆる困難から守るため
 刀を振るう仲間と研鑽にはげみます

 刀は大地に穴をあけることはできません
 開いた拳は、何をも穿つことはできません

 『力』は不自由を愛しみました
 『力』は不完全を愛しみました

 『力』は神から贈られた完璧を愛しみ
 『女帝』との安寧を愛しみ
 『正義』と最期を共にしました

 『力』は とうとう狂うことはありませんでした *


〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
 


『塔』は、僕が深刻な時に笑い出す
こっちは至極真面目だというのに
何がそんなに可笑しいのか、涙が滲むくらい笑う
笑うなよ!と大人気なく拗ねて怒っても
何も反省してなさげの「ごめん」が飛んでくるから
カッとなって掴みかかるのだけど
取っ組み合いなんて慣れてもいないから
よろけても体勢を立て直せないし
よろけられても踏ん張れずに一緒に転げて終わり

なぜ笑うのか、理由を聞いたりはしなかったが
『塔』のそれは少し腹が立ちつつ、それが良かった
器用ではなく、おそらくお堅く見える僕に
そうして遠慮なく振る舞ってくるのが君だけで
だから、僕にとって唯一の親友になった
 


本当はあの時、君の願いを飲まずに
どんな事でも力になるから抵抗してくれと言いたかった
僕の為に生きてくれと言いたかった

だけど、死を受け入れた君に縋って
自分本位で押し付けて
生きて失望されるのも怖くて
君が逝く最期まで、それは言えなかったんだ
 

 




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生存者 (18)

アリア
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フォルス
47回 残----pt

オフ

クロ
17回 残----pt

君と箱庭に

カルクドラ
34回 残----pt

道を創る途中

クリスタベル
47回 残----pt

夜と生きる

チェレスタ
29回 残----pt

|∀・…

タナトス
27回 残----pt

生きて

シャルレーヌ
11回 残----pt

明日へ行こう

ユグ
41回 残----pt

いるときにいる

マドカ
22回 残----pt

もぞ……すや……

シトラ
67回 残----pt

生きてく

エト
21回 残----pt

|・ロ・)ヒャー

シン
18回 残----pt

にこ!

ヒナギク
39回 残----pt

あなたに光あれ

プロセラ
22回 残----pt

│ε:)

ゼロ
33回 残----pt

ゆっくり

キュリア
2回 残----pt

自室にいます

エーリク
28回 残----pt

いつかの壇上より

犠牲者 (1)

とある物語(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

ヴェルト(5d)
13回 残----pt

みんなありがとう

突然死者 (0)

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アリス
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シール
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