【人】 千早 結友人が日和った挙句、ソロ肝試しを実行するなんて 負けず嫌いにも程があるでしょ またはお人好しなのかな [ってオブラートにも包まずあっけらかんと笑いながら その上苛ついて壁を殴っただなんてエピソードを聞けば ガーゼとか残ってる物ないかな?などと言いながら手を引いてみる 肝試しかと問われれば首をふるけど、 互いの目的は似て近いしい気もして] んーん、幽霊に会ってみたくて来たんだよ あ、驚かしてごめんね、生きてるけど もうすぐぼく、死ぬかもしれないからさ [病気でね、と指についた血を舐めて うん、やっぱり人だな。なんて確認しつつ] (34) 2022/08/09(Tue) 0:43:18 |
千早 結は、メモを貼った。 (a10) 2022/08/09(Tue) 0:55:00 |
【人】 千早 結だってドタキャンされたら、 ぼくなら速攻そいつらの所に赴いて 首根っこ掴んで連れてくる方に 精力使っちゃいそうだもん その点四谷くんは義理堅いとでも言うのか ま、そう言う感じの印象〜 [怒るというなら矛先を。「わたしメリーさん。だなんてラインしながら迎えに行くよ」と笑いながら。 そっけない無然さで、照れ隠しとも否定とも言い難い反応を見せる彼は「四谷隆史」くんと言うらしい。敬語だったのはおそらく年齢差を悟った反応なんだろう。賢しさが窺える。 彼が僅か、掌を見下ろす仕草に嫌だったかなと距離感を測り直すために手を離し、エントランス内の地図を探してカメラを起動させながら地図を撮る。電波の具合は悪いままだが、スマホ本体自体は使えそうだ。何かの縁だしライン交換しない?だなんて雑談追随、四谷くんにQRコードの交換を求めながら] (40) 2022/08/09(Tue) 8:31:19 |
【人】 千早 結血液の癌なんだ 治療をすれば30%くらいは助かるみたい でも、日常生活が急変するのが怠くてさぁ 化学療法だと外にも出られなくなるから 迷ってるんだよね あ、まだ自覚症状もほぼないから 気は使わなくて大丈夫だよ [元気じゃないかと口を閉ざす四谷くんに笑って「それな」と軽口を返した このまま、ゆるやかに死を迎えるか 治療負荷を抱え苦しい闘病生活をするか 君ならどっちを選ぶ?という素朴な疑問が浮かんだけれど、まだ幼さの残る口調に向けるには酷かと思い胸の奥に潜める事になる] (41) 2022/08/09(Tue) 8:32:07 |
【人】 千早 結え、見たの〜本当にいるんだ いや、前までのぼくなら錯覚だろだなんて 言ってたかもだけど 金髪グロテスク幽霊かぁ... さっき、顔色が悪いように見えたのは その幽霊を見たから? [雑談の続きをしながら四谷くんと歩き出す。まずは未使用のガーゼなどがないか探しに行くつもりで。彼に行きたい場所があるならそちらにも行ってみようと。まずは一階の奥へと足を進めた]* (42) 2022/08/09(Tue) 8:33:57 |
【人】 千早 結[ 生きていたかった 生きたい そんな風に思う事がぼくにもあるだろうか 大きな夢や、後ろ髪をひかれるような存在もない 母を一人残す事は少し申し訳ない気もするけれど ぼくは結局自分が大切なんだろう 高い山を目指し 観られるかもわからない美しい景色を目指すより 麓の旅館でぬるま湯に浸かっていたい 苦しい思いをしても7割死ぬのなら 確約された温かな「今」を生きたい 死した者が未だこの世にいるのなら どんな想いで姿を表すんだろう 一般的に言われる「強い未練」が原因なのか それがなくなったらどうなるんだろう なくならないのかな ずっと、彷徨い続けるんだろうか───]* (43) 2022/08/09(Tue) 9:00:50 |
千早 結は、メモを貼った。 (a14) 2022/08/09(Tue) 9:16:43 |
【人】 千早 結──病院一階── ・・・ねぇ四谷くん、廊下、 電気?が点いてるんだけど [本当に廃墟なのだろうか。入る前は、確かに朽ち果てそうな見た目だった筈なのだけれど。ここに来るまではじっとりとした汗がシャツを濡らす程度には暑かったのに、どこかひんやりとした空気感すら首筋に覚える。 ぼくの目には薄ぼんやりとした灯りが所々、ゆらゆらと誘うようにエントランスから入り組んだ位置‥廊下の奥へと続くような風景だった。暗闇の筈なのに、朧げな灯によって視界ははっきりとしている。不気味と表現する以外の方法が思いつかない。 >>2どことなく、何かが腐敗したような香りが鼻先に漂う気がした。オカルトチャンネルの知識で言う所の「物音、温度差、匂いの変化は怪奇現象のはじまり」だろうか。 地下への階段のすぐ近く、「処置室」と書かれた部屋へと足を進めた。未使用のガーゼやアルコールを探して室内を調べよう] (44) 2022/08/09(Tue) 9:40:39 |
千早 結は、メモを貼った。 (a15) 2022/08/09(Tue) 9:43:02 |
【人】 千早 結──処置室── あると嬉しいとは思ったけれど、 20年経って荒れ果ててる筈…の割には… まあでも良かった 四谷くん、手貸して [室内は思っていたより荒れてはいない ───どころか 諸処埃などはあるものの、20年もの月日を過ごした廃墟とは思えない医療器具の残り方をしている、ような気がする。 室内を照らすつもりでフリックしていたスマホの懐中電灯マークは押す必要はなさそうだ。狐(幽霊?)につままれた気持ちさながら、個包装の止血ガーゼや未使用のアルコールを見つけ。 まずは四谷くんの傷の手当てを済ませようと、古い机に医療道具を並べて彼の手を簡単に治療した。 古い記憶、保健医が手当をしてくれた程度の知識で] ふふ、だって本当に「いる」のなら 死後の世界がある事が事実になるでしょう? どんな世界か…それがぼくにとって 「悪くない環境」なら、死を恐れる必要もなくなるから [興味津々と示唆されて、自然と笑みが溢れた>>47] (54) 2022/08/09(Tue) 17:20:56 |
【人】 千早 結[ぞくッッ、と背に冷たい何かが走る 怖いとか、恐ろしいとか そういった感情的なものではない 生物学的な意味で、耳元から首筋を伝い 脊中に至るような 氷柱からこぼれ落ちた「冷たい何か」に身体の感覚が持っていかれる、そんな反応を感じて ぼくは目の前の四谷くんから視線を外して 処置室の扉の方、背後を振り返った] (57) 2022/08/09(Tue) 17:27:08 |
【人】 千早 結すぐ耳元で、こどもの声が聞こえた [四谷くんの拳の治療を終えたその寸分違わぬ状況で、 ぼくの手はまだ彼の甲に触れている。 ひや汗のようなしとりとした感覚を共有出来ているかは定かではないものの、泡立つ皮膚の感覚はふるりと震えた指先から伝わっているかもしれない] さっき聞こえた気がした こどもの声とは違った [ぽつり エントランスで感じた声の質感との違いを溢して] (58) 2022/08/09(Tue) 17:36:44 |
千早 結は、メモを貼った。 (a18) 2022/08/09(Tue) 17:43:35 |
【人】 千早 結──処置室→地下── 死んでも、逃げられないものは… 四谷くんを縛る、「こころ」? ぼくは生の苦痛から逃げたいようなものだけど 死後の世界が恒久的に続くものなら ぼくもそれは、しんどいと思うかな [謎解きのような彼の返答には階段を降りながら返して>>75 死後の世界が生の延長なら肉体が朽ち果てるだけで環境は変わらないのだろうか。誰かに取り憑き好きにふわふわと生きるだとか、幽霊のコミュニティ世界があって、そこではこちら側では出来ないような事象が広がる、別世界があるのかとかも考えたのだが… 「永遠に変わらない世界」であるのなら興味は薄れる。 いや当の本人(幽霊)に聞いたわけではないので、早計だろうかと足を早めて] (98) 2022/08/09(Tue) 22:47:40 |
【人】 千早 結先に進んでごめんね。 大丈夫、怖くないよ、 ──────、!!! [この部屋のプレートを見て固まった彼を振り返り スマホのライトを点けようとした瞬間。 足元は底なし沼のように ]ごくり。とぼくを飲み込んだ (102) 2022/08/09(Tue) 23:10:14 |
千早 結は、メモを貼った。 (a33) 2022/08/09(Tue) 23:17:54 |
【人】 千早 結──過去回想── [小さな頃からそれなりの生活、それなりの成績。可もなく不可もなく。友人もそこそこに、女の子とも男の子とも、老若男女虫動物etc...分け隔てなく仲良くしてきた。と思う。 少しくらいの反抗期はあったけれど、記憶のないうちに死別した父の分も自分を育ててくれた母には感謝してるし、家にいない時間も多かったけれど近所の親しい友の両親が良くしてくれたし、放課後は習い事で埋め尽くされていたし、特別寂しいと感じた事もなかった。 美大は実技による推薦で入った。2年から少しばかり画塾に通い詰めだったけれど、一般的に言われる受験勉強も高校3年の夏にはドロップアウトしていた。 大学ではバンドをしたり、バイトをしたり、いろんな人と付き合ったり別れたり、法律の枠から外れない程度に少しは悪いこともしたりして、単位もそつなく落とす事はなく、本当に波瀾万丈とは正反対の生き方をして来たと思う。 運が良かったんだろう。 そのツケがまるごと今にのしかかって来たのだと思っている] (121) 2022/08/10(Wed) 0:20:45 |
【人】 千早 結[初めの頃は、不安と他人事の間を行き来する夜もあった。どこか「多分死なないだろう」と思う自分と、「ああ、死ぬんだろうな」と思う自分が客観的に存在していた。 確かなのは治療をしなければ死ぬと言う事。 治療をしても生存率は三割という事。 それも個人差があるので不確定だと言う事。 治療に入ればあまり外には出られなくなり、薬の副作用は想像を絶するものだという事を知った。 病気の事は画廊のオーナーにしか話していない。いや正しくは同ゼミの友人と教授達には話したか。休学して治療に専念して帰って来いよとか、言葉を失い目を潤ませたりだとか、絶対に治るだとか。 多分ぼくが同じ事を言われても、返す言葉は似通うのだろう。どれもこれも空虚に感じた。きっとぼくの生きてきた道は、 ぼくが空虚と思うように、波風を立てないようにとする程に、希薄なものだったのだろう。 ぼくには強い情熱も未練も後悔するほどの醜い爪痕もない。それは誰かにとってはとても辛い事なのかもしれないのだが、ぼくはどこかで羨ましくもあり、哀しくもあり、美しいものだと思っている。生きている証でもあるのだから] (122) 2022/08/10(Wed) 0:23:00 |
【人】 千早 結[ どさっ! ───と。衝撃は少ないものの、突如生暖かい風が頬に触れる場所に尻餅をついた。 外、ではあるのかもしれないが。あるはずの月もなく、星も雲もなにもかもが無い。風景すべてが「無い」真っ暗な空間でぼくは腰を上げた。先ほどまで圧迫感すら感じていた天井が見当たらない。どうやら屋上、のような場所で] …たた……。あ、れ?四谷くん? え、どうなってるんだ 夢? [辺りの風景はただの暗闇。どれだけ灯りのない夜の森の中であっても、目が慣れれば森の木々と夜空の境界や、遠い鉄塔の光は見えるはずなのに。360度が黒のアクリル絵具で塗り潰されたような空間が「在る」だけだった。足元のコンクリートは確かに廃病院の外壁の色と同じなのだが] (126) 2022/08/10(Wed) 2:01:28 |
【人】 千早 結…いや、んー? たしかに廃病院には来た 建物は合ってるはず… 、あ、 [夢ならば───と、スマホを取り出しライン履歴を 確認する。画面は確かに「四谷隆史」と登録されている。光るディスプレイが満ちる波のように安堵を引き戻してくれた。けれど電波は変わらず圏外のまま。充電はまだ86%は残っている───所まで考えて少し笑った。 残量を気にするなんて。今の所はまだ「死」を受け入れるつもりはないらしい自身の所作に] (127) 2022/08/10(Wed) 2:08:48 |
【人】 千早 結──屋上、のような場所── 友達になりたがってるような子供の幽霊… とは別に、「おとうさん、のお友達?」と尋ねる幽霊… お父さん…? [うーん?とスマホをポケットに仕舞いながら、 とりあえずは「堕胎室」の入り口で何かに怯えていた雰囲気だった四谷くんの無事を確かめたい。他にも廃病院に足を踏み入れている人がいる事にはまだ気づいていない。 踵を返す───前に。 屋上の手摺から向こうの下を覗いてみてみるものの、矢張り外は漆黒でしかなく、手を伸ばしてみると何かよく分からないものに押し戻される感触がした。 つまり現在、この廃墟に閉じ込められている?状況なのかもしれない] (128) 2022/08/10(Wed) 2:19:32 |
【人】 千早 結うわ〜、いよいよ怪奇現象じみて来たなぁ [夜闇より深い黒の帳の中。屋上の扉を押せば軋む音を立てて扉は開いた。階下への階段と踊り場が見える。自身が空間を移動したのか、そもそもこの建物の中自体がこの世の理論が通じない場所なのか。答えを探しても詮ない気がする。 「まともではない状況」と言う事で、いつものように事象を飲み込んだ。スマホの地図を頼りに階下へ向かうとそこは病室が並ぶ廊下。終わりがあるのだろうか?と思える程、先の見えない暗い廊下が目の前に広がった。 おーい、と声を響かせながら歩いていく]** (129) 2022/08/10(Wed) 2:28:34 |
(a40) 2022/08/10(Wed) 2:33:12 |
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