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【人】 和菓子屋 稲庭[しかし、いざ見つけるとどうしようか、少々迷う。 頂いた物を突っ返すのも失礼な気がするし。 お金……は一応持ってきたが、贈り物のように貰ったものに金銭を支払うのも違うような気がするし。 代わりに渡せる物と言えば、簪に釣り合うような素敵な物は持ち合わせていなかった。強いて言えば和菓子くらいなら渡せそうだが、あまり日持ちしない物を大量に渡されても困るだろう。お菓子は既にお買い上げ頂いている。 色々考えたものの、まずはお礼を言わねばならない。 思い切って、うさぎ娘は一歩踏み出すのである。] あ、あのっ…… 先ほどは、どうも……? [そろりと美濃に声をかける。**] (1) 2022/10/05(Wed) 9:49:11 |
【人】 和菓子屋 稲庭……私、いずれ、うちの店を継ぐ予定ですぅ。 まだまだ修行中で、いつになるかはわかりませんけどぉ。 お客さま、旅の御方ですよねぇ? また榛名に来られる頃、私が作ったお菓子もお出しできるよう頑張りますので。 その時は、ご馳走させて頂きますぅ。 [結局のところ、自分に出せるものはお菓子だろうと思ったので。こういう形になった。] お客さま、お好きなお菓子は何でしょう? [父と相談することにもなるかもだが、練習するつもりだ。**] (4) 2022/10/05(Wed) 17:35:08 |
【人】 和菓子屋 稲庭[ついで、髪ゴムでちゃちゃっと髪を括って、もらった簪を挿してみる。鏡もなく、やっつけ仕事に近かったが、見れるものではあっただろう。] それでは、うさぎ堂へのまたのお越しをお待ちしておりますぅ。 [ぺこりと頭を下げれば、黄色い石が共に揺れ。 月明りの元、うさぎが踊るように石畳の上を跳ねていくのだ。**] (14) 2022/10/06(Thu) 9:54:14 |
【人】 和菓子屋 稲庭[それから、団子や茶を二人に運び。 深刻そうな話の触りを少しだけ小耳にはさみつつも、プライベートなことに触れるつもりはなく。 ごゆっくりどうぞと言い置いて、休憩に入り、店を出たのだった。**] (46) 2022/10/07(Fri) 3:46:27 |
【人】 和菓子屋 稲庭― 翌日 ― [観月祭が終われば、翌日のうさぎ堂は縮小営業である。 飛ぶように売れた団子や和菓子を二日連続で買いに来る人はあまりいない。それでも、仕事や何やらで食べ損ねた人もいるので、休業にはしていないのだ。] あぁ、お疲れ様ですねぇ私。 [昨日の魚竜についてのニュースがラジオから聞こえるが、何だか神秘は神秘なままの方がいいから、よく聞かないようにした。>>n0 客も少ないのをいいことに、ちゃっかりどら焼きを店の中で食べている娘である。今日はもう兎の面は付けていない。] ふふ。また来年、ですねぇ。 [来年は、月のような簪をつけて店に出てみようか。 忙しかったが、嬉しい思い出もいくつか出来たから。 いい祭りだったし、来年も楽しみになるのだった。**] (47) 2022/10/07(Fri) 3:57:37 |
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