──────………。


　　　　　　　　　　　



　

　　やあ、登志郎
　　その笑い方いつもの君だね

　　3-A、秋月壮真
　　君は知ってるだろ
　　……それとも友だと思ってたのは俺だけだったか？

　　冗談だよ

　　夜は危ないからね
　　何かあったら君達だけでは大変だろ
　　俺も手伝うよ


　

［　集合場所の昇降口>>1
　　友人である彼らの企てを
　　止めることはしない。





　　「やあ、こんばんは」と挨拶をしながら
　　知り合いには「君も来たんだね」と
　　声を掛けていくだろう。　］**

　

　　怪しいってわかってるのに来る君も
　　随分な変わり者だね。千葉郁也くん？
　　こんばんは

　　ここに来るやつらはみんな変わってると
　　俺は思うけどね
　　俺も……


［　ひとつ笑って挨拶する。
　　2年の彼は生徒指導にお世話になることもあって>>30
　　名前を覚えている可愛い後輩だ。
　　こんな名前の覚え方は嫌がるかな。



　　……ほら、猫背
　　君の個性でもあるけどね

　　少しだけ上を向くようにしたらどうかな
　　君の顔もよく見えるし……

　

　　俺は風紀委員なんてやってるけど
　　身嗜みの乱れは心の乱れ！ なんてことは言わないよ
　　この学校を過ごしやすくしたいだけさ

　　挨拶もその一つ
　　仲良くなれる最初の切っ掛け
　　だから俺は朝の校門で挨拶するのが好きなんだ





　　君も、俺が都合の良い夢を見ていなければ
　　挨拶してくれたよね、嬉しかったな

　　文化祭の曲凄かったし盛り上がってたね
　　またどこかで聞けたらいいなって思うくらいだ
　　素敵な演奏をありがとう

　

　　……耳に残る音って不思議だね
　　口遊みたくなってしまう


［　思い出に残る音を出してみようとしたけれど
　　少し恥ずかしくなって口を閉じる。　］　　

　　

　

　　……迷子には気をつけてね
　　


［　挨拶にしては長過ぎたかもしれないけれど

　　少々饒舌になるくらいは許して欲しいな。　］**

　　おや、今日は何かが起こりそうだね
　　君がいるのだから

　　自覚あるって顔してる
　　でも何かあったとしても
　　それはそれで面白そうだろ？ 健人



［　君の反応が見たくて
　　つい揶揄ってしまう言い方になってしまう。　］

　

　　世良健人くん
　　こんばんは


［　3年A組、同じクラスでもある彼には
　　俺も遠慮なく隣にいられる存在だ>>36


　　帽子で顔を隠したけれど
　　口元が笑っていたのを君は見たかな？　］


　　もしかして一人は怖い？
　　わかったわかった、幽霊が怖いもんな

　　これからどれだけ人が集まるか
　　分からないからね
　　健人も手伝ってよ
　　頼りにしてるよ雨男


　

［　……どうにも弄りが過ぎてしまうな。
　　これも愛情だよ愛情。
　　伝わってくれると嬉しいのだけれど。








　　俺は解っているよ。と
　　友達面しててもいいかな、いいよね。
　　それでも君の良さは
　　皆に知って欲しいと思っているんだ。　］

　

［　健人が手伝ってくれるのなら>>39
　　役割を分担したりして。　］


　　登志郎が楽そうだよね。星人も
　　夜の学校というだけで楽しいからね
　　なんだかイケナイことをしている気分

　　俺風紀委員だけど、こういう雰囲気好きだよ
　　健人はどう？　わくわくしないか？


［　楽しさを隠そうともしない俺は
　　君の目にはどう映ったかな。



　

　

　

　　君は相変わらず声が大きいね慎之介
　　君にかかれば向日葵ですら君に振り返るよ


［　光合成出来そうな快活とした声と存在に>>33
　　最初は驚いたものだ。
　　でもああ見えて運動が不得手っぽいところや
　　頭が良いところもギャップしかない


　

　　


［　慎之介と登志郎の話を耳に挟み
　　小さくこぼした言葉。

　　今は使われていない旧校舎>>n0
　　歴史を刻み続けたその場所は
　　興味を唆られる場所でもある。

　　さらにその場所に噂がプラスされれば
　　そこは俺にとってはテーマパークだ。　］


　　確かに行ってみたいというのはわかるな




　

　　……本当にないのか、願い事


　　慎之介は願うより


　

　

　

　　おはよう。
　　

［　思わず
　　日の出の方向へと顔を向けてしまった。

　　未國がおはようと言ったから>>48
　　鵜呑みにしてしまった。


　

［　そういう挨拶もあるのだな。
　　二人の会話を邪魔しないように
　　帽子を深く被った。



　　……今度未國には
　　おはようと挨拶してみせると心の中で誓った。　］**
　

　

　

　

　　君は助けてばかりだな

　　
［　いつかの時、大地に放った言葉だ。　］


　　助けることは凄いことだと思う
　　人のために動ける奴はそうそういない

　　一つ聞いて良いか？

　　それは善意か？……

［　「好きなことをやれば良い」

　　　俺が続ける言葉はこれだ>>54
　　　聞いたら答えてくれたか？
　　　本心なんて出してくれないんだろ。

　　　理由を知りたいんじゃない。
　　　

［　誰かが言ってた職業病というやつか>>30
　　目敏い方ではあったさ。

　　大地の襟もとから見えたのは───>>58



　　『　それは……。



　　思わず声に出てしまったけれど
　　見逃してと言われれば……





　　さてな、俺はからな
　　突然の突風で目に砂でも
　　入ったんだな……　］

［　深く追求する気は無かった。
　　それでも大地にとって肌身から離せないもの。
　　そう感じたんだ。

　　いつか、話してくれよな


［　何を。とは言わない。
　　でも伝わるはずだ。
　　話してくれるかは別としてな。

　　学校が無理なら近くの公園でだって良い。
　　俺達が共にいられるのは
　　もう1年を切ってるけれど

　　俺は待つよ。

＊＊


　　あるある。ない訳ないだろ


［　覗き込まれた名簿にチェックを入れて>>59
　　愛嬌を振り撒くその姿をしばらくじっと見た。



　　移動する訳でもなく
　　行き場もない俺は名簿と睨めっこをした。




　

［　人を助ける君だから

　　君が助けを求める時に
　　手を貸せる人になりたいと

　　　　　　　　俺は思っているよ。

　　　　　　　　　］**

　

　　おや？　暇つぶしで噂検証かい？
　　研究熱心だね

　　はは、”お世話”してます
　　そうだね、君とこうやって話してみたかったから
　　覚えていたのかも

　　だからね、先輩って呼んでくれたら嬉しいよ、俺
　　でもまだ君に警戒されてそうだし
　　君を手懐けるのはこれからの課題ってところかな


［　”さん”付けなんて寂しいだろ？
　　君が渋ったら付け足して言ったかな。　］
　　

　　ここで会えたのも幽霊の導きだったりしてね　　
　　ほら、俺がだろ
　

［　まさかのダブり説>>89を
　　聞けたら驚いただろうね。
　　なんだろうね、先輩らしくって考えてしまうのかも。　］

　

　　怒らせてしまったかな？
　　悪いことだよって言ってる訳じゃないんだ

　　胸を張って
　　前を向く
　　それだけで見え方が違ってくるよ
　　自分の視界も人の視線もね

　　君は魅せる側の人間だろう？
　　音と姿で伝えてみるのはどうだい？

　

　　ベースって重要だよね
　　全てが決まると言ってもいい
　　君次第なんだ
　　だから少し視界を広げてみるのもいいかもね

　　気が向いたら……思い出して
　　

［　気にしてたことだったかな。
　　勿体無いなって思ってしまってね。
　　これでも応援してるのだから。
　　音で伝えることができる君のこと。　］

　　

　　うん、君はいい子だね
　　また挨拶してくれると嬉しいな
　　朝の楽しみが増えるよ





　　ライブハウスか、いいね。楽しそう


　　その時は差し入れ持って行くよ


［　押し売りなんて全然思わないさ>>91
　　文化祭で興味持った人多いと思うよ。
　　次のライブは大勢集まって競争率アップかもね。　］　

　

　　君に聞かれるのは恥ずかしいね
　　音を外してしまうとすぐバレそうだ








　

　　神隠し……という言葉もあるからね
　　そういえば旧校舎の七不思議なんてのも……



［　そんな話を続けようとしたら
　　君は逃げてしまったかもね。　］

　

　

　─　願いと勇気　─



　　健人は結構わかりやすいことがあるけれど
　　幽霊は見抜けないかもな


［　幽霊に会いたくないと言いながら
　　期待するような君の雰囲気。
　　俺がそう思ってるから見えるだけかも
　　しれないけれど。



　

　　”寂しがり屋の健人くん”だからね

　　君と一緒だと楽しさもあるから
　　俺からもお願いしようか

　　……随分と用意周到だね、折り畳み傘までとは



［　折り畳み傘の存在を確認して>>121
　　目を丸くする。そしていつの間にか悪戯な笑みへ。


　　ふっ、と笑顔になる自分がいた。


　　

　

　

　　雨降って、地が固まるんだよ>>124
　　土砂降り続きでも
　　その土砂降りを逆手に取るくらい
　　君ならできると俺は思ってるけどね。

　　出来なかったら、君一人じゃ難しいなら
　　俺を呼んで、手を掴んで引っ張ってよ。

　　勿体ない。ああ、そうだ勿体無いね。
　　君は可能性の塊だってこと
　　君自身がわかってない



　

　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　

　　幽霊も元は人間だろう
　　仏になれても神にはなれない

　　神は信じるものしか救わない
　　幽霊は叶えたい願いを叶えてくれるのか
　　誓約は？
　　幽霊にとってのメリットとは

　　考えるとキリがない
　　気がついたら悪魔と契約していたなんてこと
　　みんなにはさせたくないんだ


　　それでもここにいるみんなには
　　きっと少なからず願い秘めた何かがあるのだろうね

　

　　それは……君にも。ね

　

　

　─　問いと答え─



　　やあ、秋緒。君も来たのか


［　驚いているその様子に>>162
　　首を傾げるもスラスラと
　　名前にチェックをする。

　　彼女が名前を言わなくていいようにと
　　先手を打ってみたが
　　どうやらしっかり名乗ってくれて>>165

　　顔を秋緒へと向けて微笑む。　］
　　
　

　　夏実の妹の秋緒だとか
　　秋緒の姉の夏実だとか
　　何か関係があるのか？

　　繋がりはあれど肩書きは不要だろう

　　
［　どんな状況下で言ったか
　　秋緒が起こり出しそうになった時？




　

　　俺は白瀬秋緒という君自身を見るよ

　　風紀委員は厳しいぞ


［　そんな脅しもしたこともあった。
　　風紀委員は嘗められるわけにはいかない。
　　かと言って殺伐とするのは
　　俺の求めているところではない。

　　それでも身を引き締める
　　スパイスにはなっただろう？


　　自分自身のことで手一杯になればいいと
　　仕事を振ったことも多くあったはずだ。　］

　　へえ、秋緒は賢いんだね
　　俺が勉強で教えることはないかな？


［　彼女の成績の話を聞くことがあれば>>155



　

　　その知識と機転を風紀に役立ててみるといい
　　逃げる必要なんてない
　　周りの目を気にする必要もない

　　その目も、耳も、頭も、飾りじゃないだろ？
　　やれることをやって
　　それでもダメなら泣き言を聞こう

　　……俺に君を期待するに足る者だと
　　知らしめてみせるんだ


［　君はどうした？
　　この言葉を聞いて風紀を辞めたくなったか？
　　でも君はいま辞めていない。

　　俺に白瀬秋緒を証明してみせたんだ。　］

　

　

　　君も一緒なら何かあった時安心だね
　　君なりに気をつけて
　　暗いからね、あまり一人になってはダメだよ


［　俺が心配するとすれば君が一年なことと
　　女の子だからね。一人にするのは心配だよ。
　　ここが学校だとしても。

　　気が強いところは長所だろう？
　　ツンツンしてるくらいが可愛いと思うよ。　］

　

［　彼女に関して1年足らずでも
　　知っていることも多い。
　　三年として、君を知っている者として
　　長く一緒にいれる期間は短いけれど
　　多くを残していきたいと考えているんだ。

　　俺にとっては白瀬秋緒とは
　　既に姉とは離れた個々の存在での認識だ。
　　彼女が姉に拘る理由。
　　俺はいつか知ることができるだろうか。　］


　　君は姉が嫌いかい？


［　文化祭の風紀の仕事の際。
　　俺は一つ質問をした。
　　おそらく彼女の楽しい気持ちを奪う言葉>>162　］

　　答えは今はいらないよ
　　考えておいて、そして聞かせて
　

［　ちゃっかり今日のことも伝えて
　　その時にでも回答を受け付けているよ、
　　なんて言った気もするね。



　　余計なお世話かもしれないけれど
　　俺は君の先輩だから
　　先輩らしいことさせてもらうよ。　］**

　

　─　満月と日溜まり─



　　そう、向日葵も慎之介を浴びて
　　元気になれるから一石二鳥だな


［　くすくすと目を閉じてぐんぐん成長する
　　向日葵を想像してしまう。

　　イメージと違うは褒め言葉なのでは？
　　いい意味でのギャップというのもある。



　

　　慎之介がいればいい目印になる
　　歩く目印だ。よろしく頼むよ

　　きっと、想像だけど周りより
　　温度が低そうだよな旧校舎って


　　わかるよ
　　立ち入り禁止っていわれるとね
　　余計見たくなってしまう
　　それが人の心理でもある


　　人間らしくもあり
　　そんな人間らしさが……


　　

　　　　　　　　　　　　

　　幽霊を見つけても慎之介


［　彼にかかれば幽霊ですら驚きそうで。
　　しっかりと忠告をしてみたけれど
　　果たして幽霊に憐れむ時がくるかどうか。　］

　

　　自分で実現可能な可能性があるから
　　夢であり願うことができる

　　それでも神頼みというものが存在するのは
　　強欲さ故か

　　人智を超えた願い……
　　人の領分を越えればそれは己の力では
　　どうにもならない



　

　　志望校合格が自分の力で得られる
　　努力の成果とすれば
　　合格したいという願いだけでは
　　その後苦労するのだろうね

　　見たものを全て暗記出来るという
　　願いを持つことは
　　おそらくは自分の能力以上の
　　過ぎた願いなのだろうな

　　未来への願い
　　今の根本を覆すような願い
　　願いというのは形が様々で
　　だからこそ面白い


　

　　……慎之介もしっかり考えていたんだね

　　俺には君が眩しく見えるよ
　　君の方を向く向日葵のその下の雑草のように
　　暖かさを分けてもらえた気分だ。ありがとう


［　夜なのに日光を浴びた気分だよ。
　　凄いね。慎之介は。　］

　

　　そろそろ出発の時だろう
　　旧校舎をまず楽しもうか
　　慎之介もサポートよろしくね


［　彼なら頼まずとも動いてくれそうではある。
　　それくらいの信用はしているよ。
　　君自身も楽しんでね。　］

　

　　満月と夜の学校……





　

　

　　─　旧校舎へ　─


　　　　　　　　


［　恥ずかしがってはいけないって？
　　
　　あのテンションは俺にはできない。

　　みんなが揃った頃だろう
　　元気な登志郎と愉快な仲間たちの
　　掛け声と共に移動が始まる>>6

　　俺はと言えば隅で見守る姿勢だ。

　　星人が旗を振って先導するのを
　　しばし眺めている。　］
　
　

　　結構集まったね
　　これだけの人数がいれば
　　旧校舎も賑やかになりそうだ
　　

［　心做しか楽しげな声になっていたかもな。


　　人数を数えて
　　後ろの方から歩いていく。　］

　

［　出弦高校の一番端。壊れたフェンスを潜り、
　　草木の無造作に伸びる道のない道を進めば

　　木造二階建て旧校舎が見えてくる>>n5

　　月の光で仄かに明るく視界は良好。
　　持ってきた懐中電灯を手に遠慮なく
　　旧校舎へと歩みを進める。





　

［　誰か、一緒に居てくれただろうか。




　　これは高揚か恐怖か。それとも別の何かなのか
　　胸を抑えるように手を胸に当てる。　］





［　深く深呼吸をすれば冷静さも戻る。


　

　　行こう


［　ただの探索で終わるのか
　　噂の証明はされるのか。

　─　存在と見つけた──


　　大地は存在してるよ
　　俺の目の前にいる

　　……人は息をしてるだけで偉いらしい
　　呼吸って結構大変なんだ
　　肺が機能してないと
　　色んな体の部分部分が働かないと
　　呼吸って上手くできないと聞いた

　　大地はその存在を
　　誰に証明したかった？




［　存在証明……それをしないと
　　自身を確定出来ないもの。


　　悪いことじゃない
　　人助けなんて誰しもが出来ることでも
　　なければ進んでやろうとする者も珍しい。　］

　

　　君の代わりはいないんだ
　　どんなに誰かに似せようとしても
　　それは”似ている”という言葉で
　　片付けられるだけ

　　君の優しさはまるで義務だ


　　希望はそうすることでその人に近付ける
　　その人になりたい……？

　　可能は……
　　人を助けることで大地自身が
　　救われている

　

［　ただただ君の言葉を聞いて>>320
　　俺の率直な意見という名の当てずっぽうを
　　零していく……間違っていても
　　君の欠片を一つ一つ
　　拾って集めていきたいんだ。

　　君が零してくれるのなら
　　俺は一つ一つを優しく包み込んでいくよ。　］

　

　　大地はそれをいつまで続けるつもりなんだ？
　　いつまで出来る？

　　その、人に向ける優しさを
　　ロケットの持ち主に分けてあげるといい


　　その方が俺だったら嬉しいと思う




［　俺が出来るのは大地自身のことを考えるだけ。
　　俺にとって君がしている存在証明は
　　大地を追い詰めているようにしか見えないんだ。
　　責めてなんかいない
　　怒りたいさ、

　　

　　俺は『みてなかった』
　　でも『知ることができた』
　　
　　それなら大地自身に優しさをあげるのは
　　俺がやろう




　

［　その話題でピンときた>>322　］


　　君にも、いるんだな。兄弟が……
　　どっちかっていうと大地は弟気質だ


［　さて、これも当てずっぽうであるけれど
　　答え合わせは出来たかどうか。

　　俺の”知ってる”見えたのに
　　見てないことになっているロケットのヒント
　　君からのサイン。

　　　］

　

　　
　　俺にも
　　ずっと俺は見たかったのかもしれないな


［　胸元で揺れるロケットを見れば顔を綻ばせて。
　　まるでずっと探してた四葉のクローバーを
　　見つけたかのように。
　　君に「見つけたよ」って言うことができる。　］


　　それ、一点物？
　　君によく似合ってるよ、大地


［　視線を離さずに告げた
　　アクセサリーが似合うね。という
　　普通に見えるやり取りの中>>323

　　君はどう受け取ったかな。　］