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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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【人】 四谷 隆史

― 病院1階>>44 ―

 そりゃあ、病院なんだから電気だって
 つく……

[と、言いかけて。ここは20年くらい前に
廃院になった場所だと思い至る。
LEDでも20年は持たないだろう。

じゃあ、どうしてだろうか。

雨風に晒されるからこそ外観には
漆喰などの錆止め踏まえて塗装は塗られているはずだ
それがあの惨状ならば、中は相当朽ち果てているはず

なのに。
歩いてもなんともないような廊下。
いや、普通の病院と比べては古めかしくはあるけれど。
ライフライン、電気が通っているし
ゆら、ゆらとはしているけれど
そこを病院と定義しても良い位には。その場所は。

―――それが一層不自然さや不気味さを際立たせる。

だが、それよりも。
俺が肩をびく、と少しだけ震わせたのは
「処置室」という名前を見たからだ。]
(73) 2022/08/09(Tue) 20:43:47

【人】 四谷 隆史

[産婦人科には付き添う人間がいる場合「処置室」の入り口を潜る
それを潜れば「分娩室」或いは「外科室――
堕胎室

それらに母親だけが通される

男は待つばかり。
痛みに呻く声も。泣き叫ぶような苦痛を孕む悲鳴も。
聞こえるだけ。

見てない。耳だけが知っている。]
(74) 2022/08/09(Tue) 20:44:25

【人】 四谷 隆史

 え。あ、  、。

[はっ、と過去をぼんやり思い出していた俺は
チハヤさんの声で現実に引き戻される。>>54

埃をかぶっていても使えそうな医療器具。
ガーゼ類やら、本当に大丈夫なのだろうか。

とは、思うが。じんじんと痛みは残る手だ。
素直に好意に甘え、手を差し出そう。]

 ……それこそ。
 やばいな、ぁ。とおもうっすけどね。
   
 だって、死んだ後の世界って。
 生きてからの世界の延長なら。

       

 
逃げ道
がなくなるじゃないっすか。
         
(俺の罪が。過去が)
(75) 2022/08/09(Tue) 20:45:00

【人】 四谷 隆史

[逢いたいのか?

           逢いたくないのか。
自分でもわからない。

逃げたい。でも今逃げたら
あの日と同じように。

         傷つけるだけの気もするし

自分のクズさをまた向かい合う形になるかもしれないし

――……]


 チハヤさん?


[背後を振り返る彼は何を見た

       何を聞いた?>>57>>48]
(76) 2022/08/09(Tue) 20:45:29

【人】 四谷 隆史

 子供。


[こども。の声が。聞こえたといった

さっき、もわけわかんねぇけど。

           子供の声。]
(77) 2022/08/09(Tue) 20:45:44

【人】 四谷 隆史

『***の名前を、呼んであげて』
(78) 2022/08/09(Tue) 20:46:03

【人】 四谷 隆史

 、っ、あ。まって、チハヤさん!

[地下への階段へ向かい。追いかける、彼に続いて
俺は慌ててその後を追った。


男2人が駆け降りる階段の軋む音

笑い声は自分の耳には届いておらず
もう1人の同行者にのみ届いている>>64
故に、子供の声がすると駆けていく彼に不自然さを覚えながらも
不安と、心配と。それから


――わずかの恐怖と。

それらをないまぜにしながらその背を追いかけて。


おいかけて。

 足が。


俺の足も>>64。]
(80) 2022/08/09(Tue) 20:48:55

【人】 四谷 隆史

    っ、ひっ。


[そのプレートに、竦む足。]
(81) 2022/08/09(Tue) 20:49:15

【人】 四谷 隆史

[立ち尽くす。チハヤさんが俺には聞こえなかった何かへ興味を示し、探そうとするのならきっと呆然と
その光景を俺は見ているだろう。
見ているけれど焦点は合わず。
どこか遠くを
過去を
眺めるようにして。

聞こえた声は一度きり、でも


 葬った筈の過去が咢を向けたような声が


消えてくれない。*]
(82) 2022/08/09(Tue) 20:57:39
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a25) 2022/08/09(Tue) 21:01:17

【人】 四谷 隆史

― 1年前 ―

[ある日の保体の授業で。ゴリ松が言ってた。

本来であれば学生がするようなもんじゃない。
相手を大事にするというのなら待て。
待てないのなら、絶対に避妊をしろと。

男と女の体の違い。受精から出産に至るまでの内容。
エッチー!とかくすくす笑う声。女子は聞かないふり。
男子はゲラゲラ笑って碌に聞いてなかった。

だってそうじゃん。気持ちいいからする。
触れたいから、触れる。
ゴムとか買うより、そのお金で揃いでアイス買って食べる。
ラブホなんて行ってばれたら大変だからと、
使用してない旧校舎の、埃臭いシーツとベッドがある
人気のない備品庫で、互いの手を握って、交じり合った

夕日が差せば、舞った埃がきらきらって輝く
シーツとおんなじように乱れた黒髪が、額に汗で張り付いてる

あいつは、俺の名前を愛しそうに呼ぶ。
俺も、あいつの名前を呼ぶ。

好きだよ。大好きだよ。愛してるよ。 肉欲の免罪符。
その時楽しければいい。3年になってから増えた全国共通模試。
受験のストレスだって2人で溶け合っていれば忘れられた。]
(88) 2022/08/09(Tue) 22:11:37

【人】 四谷 隆史

 「ねぇ、隆史君。
  私ね、生理きてないの……」

[梅雨が明けて。珍しくあいつが模試で悪い点とってんな。
って。図書館のデートの時に聞いて思ってたら。]

  は? え。

[子供ができるなんて思ってなかったんだ。
何度も交じり合ったから、健康な男女なら。
そうなるのは理解できたはずだったんだ。でも何故か。
俺らは大丈夫だって思ってた。

――浮かんだのは困惑。それから拒絶。
あいつを好きなのは確かだけど。俺が父親?
そんなんなれるわけないじゃん。学生だぞ。
今からどんどん本格的になる受験勉強だってある。
どうすんだよ。金だってそんなないし。


親になんて言えばいいんだよ。]
(89) 2022/08/09(Tue) 22:12:18

【人】 四谷 隆史

 堕ろそう。だって俺ら、まだ学生だよ。

     わかっ
[お前なら理解してくれるだろう?
――俺とおんなじ、学生で、同級生で。
受験勉強控えてるんだし。なぁ。]


[いつも俺の言葉に笑顔で頷いてくれるあいつが。
初めて、快楽じゃない涙を零した。*]
(90) 2022/08/09(Tue) 22:13:29

【人】 四谷 隆史

[目の前の彼は何を言っているのだろう
友人が欲しいとか、誰に言ってるんだろう>>100


何か言ってる。

         
俺の耳にだけ聞こえる言葉も何か言ってる


何を?

          
責め立てるのだ。子を殺した父親を
          自分たちと同じ目に合わせた躯の親を


なにを――]
(106) 2022/08/09(Tue) 23:26:54

【人】 四谷 隆史

 チハヤ、さん

[振り返った、彼は。


                 
消えた。




いや飲み込まれたのだ。

大丈夫?怖くない?    どこが?]
(107) 2022/08/09(Tue) 23:27:43

【人】 四谷 隆史

 は?


[電気が消える。
何も見えない、何も聞こえなくなる

暗闇。まるでそこだけ夜に飲み込まれたかのようだ。]


 ちょ、まってくださいよ冗談きついっス。
 チハヤさん……チハヤさん!?


[呼んでも。叫んでも返事は聞こえない。
見当たらない。どこにもいない。

まるであいつと、あいつの腹にいたアレみたいに。]


 ひ、っ。

 う、うわあああああああ!!!!


[逃げ出した。一目散に暗闇から。
部屋から顔を背けて。見ないふりしてさ。

――また逃げ出した。親としての責任も恋人としての責任も
何もかも放り投げて、気づかれないのをいいことに
秘密は永遠に秘密になった。はずなのだ]
(108) 2022/08/09(Tue) 23:28:44

【人】 四谷 隆史

『お前』が殺した。
『貴方』が殺した。



 違う、俺じゃない。

          俺じゃない。

[俺のせいだ。でも俺だけの所為じゃない。

交換したLINEで連絡を取ろうとすることとか
そういったやろうと思えばできることなんか頭になく。
ただ、地下の堕胎室から遠くに離れたかった。


離れてしまいたかった。]
(109) 2022/08/09(Tue) 23:32:10

【人】 四谷 隆史

[幻聴が聞こえる。

 名前を呼んでと呼ぶ幼い舌足らずの声

 知らないものなのに、何故か痛みを覚える声。

それは多分
罪悪感
という――……]

 ……。

       は、ぁ。はぁ、 はぁ、っ。


[かひゅっ、と荒々しい呼気を吐く。
走りすぎてここ何処なんだよ知らねー。
どっかの廊下で蹲る。

地図とか見てないし。見る余裕なんてない。
耳を塞いで目を閉じて。知らない、しらない。

消えてしまったチヒロさん。
心配だし、探しに行かなきゃって思うけど
足が動かない。安心なんてないから仕方ない
また1つ、言い訳。

――
俺は悪くない。
*]
(112) 2022/08/09(Tue) 23:37:38
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a36) 2022/08/09(Tue) 23:42:47

【人】 四谷 隆史

― 廊下にて:生者との邂逅 ―


 ぁ、うっ、 ぅ……


[座り込んで。息を整えるのに時間を要す己は
この廃病院の肝試しに、同じ予備校生の仲間らへのマウントの為だけに
来たことを全力で後悔していた。

思い出したくもないことを思い出す。
知り合った人もいきなり、消えてしまった。

怖い、こわい。こんなん聞いてない。
不審死とかエロいこととかあるとか
そういった噂ばっかで、人が消えるとか、
過去を暴くような、そんなことが起こるなんて。

こんな場所居たくない。一刻も早く外に出なければ。
でも、1人じゃ無理だ。足が竦む。
また、そういったことが起きたら今度はどうなる?
1人だぞ。
チハヤさんどうなっちまったんだ。ここには一体何がある。
何が、いる―――――……。]
(137) 2022/08/10(Wed) 12:58:36

【人】 四谷 隆史

 ……!

[微かな、足音がした。

     
怪異

 また、わからないモンが俺を責めるのか?]


 ひぃ、  ぁ……



            ひ、ひと?


[顔をあげた。知らない奴の声だった>>136
身長は自分より高い。男だ。細身の。]


 いきて、いきて、るっすよ、ね……?
 ・・
 また、消えたりしない、です、よね……?


[多分、年上。見覚えのない顔のその主に
怯えを宿した目で返す言葉は彼の興味の琴線に触れたかどうか。]
(138) 2022/08/10(Wed) 13:00:30

【人】 四谷 隆史


 たす、助けて。

 金髪のばけもんだけなら、まだ、夢みてぇなもんだって。
 でも、こども、こどもみたいな。重なった声がして、
 人が消えた。ここ、なんかいる……!!!

[スーツ姿の社会人。に、見えるこの人が
何でここに来たのかとか、
そういったのには今頭まわってない。


助けてくれよ、助けてくれよ
――初対面の相手に求める言葉にしちゃあ随分勝手な、モノ。*]
(139) 2022/08/10(Wed) 13:04:38
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a45) 2022/08/10(Wed) 13:07:49

【人】 四谷 隆史

ひと。人、っ。

……よか、よかった……。

[生きてる人間。それだけでどっと安堵が全身を支配する。罪を暴く声。チハヤの消失。
自分は自分が思うよりずっと、この怪奇現象に追い詰められかけていたようである。

人は簡単には消えないというが、
実際目の前で消えてしまったのを目撃したのだから、
恐怖ありあまりである。

それは、未だ怪奇現象に出会わぬ眼前の男との温度差にも繋がっているのだろう。

……この廃病院に“何を求めてやってきたか”

と、いう根本的な理由の違いの要因もあるかも、しれないが]
(144) 2022/08/10(Wed) 19:31:15

【人】 四谷 隆史

因縁。

……マジ冗談と思ってたんす。
幽霊なんて眉唾だって。

あんた、……あなた 、は何か逢っても平気そうスけど。

[自分と違い。落ち着いている男には
後ろめたいことなど何もないように見えた。
一見では、相手がどんな生を送り


何を求めているのかは、わからぬもの。

なら己は、どうしたいか?
んなもん逃げたいに決まってる。一刻も早く
こんな場所からおさらばしたい。
だから男の提案は渡りに舟、だったはず


だった。筈だった。]
(145) 2022/08/10(Wed) 19:37:51

【人】 四谷 隆史


……。


[手当てされた手の甲が、目に入る]


(また、逃げ出すんだ。俺は)
(146) 2022/08/10(Wed) 19:39:02

【人】 四谷 隆史

死にたくない、す。
逃げたいし、出口にいきたいけど
ここの現在地わかんねぇし。

……一緒きてくれるなら安心す。けど。


あの。


入り口、じゃなく、ひと探し
一緒頼んでいいすか?

こっから出口に向かうまでの道程にもしかしたら
はぐれちまったチハヤさん、が

いるかもしれなくて。

……。

[そりゃいくらなんでも願いすぎなのは自覚してる
だが今回見捨てたら三度目になる。

あいつに、***に、チハヤさん。]
(147) 2022/08/10(Wed) 19:42:41

【人】 四谷 隆史

虫がいいかも、しれないんスけど……。

[と、不安げに願う。
少し先の分かれ道の看板
(掠れて読めない)←→精神科病棟の看板が、
風もないのにきぃ、と鳴る。


消えた人を探すのを願うくせに、
出口までの道程、と言ってるのが
保身まみれなのは性根が屑だからなのだが

屑でも恩、位は。]
(148) 2022/08/10(Wed) 19:47:33

【人】 四谷 隆史

私やこの子は見捨てたのに。




狡いわ。酷いわ。




[啜り泣きながら恨む声が聞こえる気がした。*]
(149) 2022/08/10(Wed) 19:49:13
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a51) 2022/08/10(Wed) 19:54:53

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a55) 2022/08/10(Wed) 22:12:28

【人】 四谷 隆史

[変わらぬ態度のままだから、安堵したんだ。

一緒になって怖がったり、同情されたりなんかしたら
不安が増してしまうだろうし
一緒に安堵を覚えれば、きっと自分に訪れた救いに、
罪悪感で押し潰されたかも、しれない

そも、選択肢があること自体が。とは徒花か]

あ、セキさん、ですね。
俺は四谷、四谷隆史 ……です。

[此方の悲鳴に気づいてか、やってきて言葉を交わせる相手の名を聞いていなかったこと
忘れるほどに動揺していたを恥じる。]
(180) 2022/08/11(Thu) 1:09:56

【人】 四谷 隆史

在るべきもの。って。
それが。それがあるって。理解しちまったら……

俺は。

[俺は

名前を呼べるだろうか。見捨てた命の
9週だから性別はわからないけど、あいつが呼んでと
願ったのは男の子のものだった


相手が自分と僅かな時間でお別れするつもりなのも
その決意が泰然自若な雰囲気を彼に抱く要因になっているのかも今は分からず

ただ。]

楽に、は、なれないかも、っす。
少なくとも、俺は。

[此処に居続け待つのは地獄の気しかしなかった]
(181) 2022/08/11(Thu) 1:17:09

【人】 四谷 隆史

[自分のわがまますぎる願いは叶えられ
別に構わぬという男に向けるは感謝の眼差しだ]

ありがとうございます、っ!
セキさん……!

[とはいえ、揶揄ひとつ>>173
ひえっと顔を青ざめさせて仕舞う程には
この場所での体験は、俺にとっては
トラウマ案件になりそうである]

ひぇっ。

[涙目だ。19にもなり情けないが。
抜けかけた腰が完全にイく案件だ。]
(182) 2022/08/11(Thu) 1:21:23

【人】 四谷 隆史

あ、いや。

……夢中で逃げて、ここにいたから、まだ。
そこに、いるかも、すかね。

[そうなら少し見て回る位には……と考えてはいたが
……ごめんなさいセキさん。俺いま]

た、たてません……

[腰が抜けて立てなくて
引っ張って貰って漸くだ。あざす、と
まだ涙が残る顔にわずかに笑みを見せて礼をいう。

精神科病棟の捜索に時間を裂いてくれるのか
そうであるならありがたく。そして

頼りきりになりそうで、申し訳なくもありがたく。だ


少なくとも先頭歩くのは怖すぎて無理だった
*]
(183) 2022/08/11(Thu) 1:26:54
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a62) 2022/08/11(Thu) 1:29:21

 




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四谷 隆史
32回 残 たくさん

次昼にチラ見予定

名坂愛子
0回 残 たくさん

23時以降かも

カナ
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タチバナ
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