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【人】 偽冒険者 キンウどこへ行きたいか…? [小首を傾げて考える] アタシはね、今まで、逃げて、逃げて…とっても疲れた。 追手が来るから、一つ所に長くいられなくって。 いつも、いつも…信頼できる仲間ができる前に その土地を離れなければならなかった。 だからね、昼間、フィアンメッタに… さっき一緒に座ってた、水色の髪の子ね。 昼間、パーティーの仲間に誘われた時に とっても嬉しくって。 [フィアンメッタがいるであろう方を指差してから 視線をウーヴェに戻す] 「今じゃなくて良い。 決まればいつか酒場に向かって 叫んでくれよな。」>>108 [そう言われると 「ううん、気持ちは今、決まったの」と応えて] (179) 2022/05/29(Sun) 23:03:52 |
【人】 偽冒険者 キンウねえ、ウーヴェさん、アタシは貴方とも パーティーを組んでみたかったな。 [少し前の、ウーヴェとエアハートとの握手を思い出す。 ……ああ、手を差し出しても、触れることもできないのか。 約束……指切りも、できない。 そのことが、とても、とても。 ──哀しい] (180) 2022/05/29(Sun) 23:06:36 |
【人】 偽冒険者 キンウねえ、霧の日なら、また会える? ──それとも、もしかして遠い未来なら、また会える? [ウーヴェの事情は何一つ知らない。 記憶に残るのは、ダンジョンの記録に名前があったこと。 今、ここで本人から名前を教えてもらったこと。 美味しい特性チューハイを作ってもらったこと。 親身になって話を聞いてくれたこと。 何一つお返しができていない。 ゴースト…輪廻転生から外れたもの。 時の中で彷徨う、霧の世界に縛られた存在。 そのことも、とても、とても、哀しかった]** (181) 2022/05/29(Sun) 23:08:28 |
【人】 冒険者 キンウ──霧の夜:『MiraggiO』店内── [何度目のお手洗いに立った時だったか。 カウンター席近くに飾られている花に気づいた。>>0:157 お酒を沢山飲むとお手洗いが近くなるよね? ザルではないけど、エアハートさんの懐具合は大丈夫かな? それが、ウーヴェの魔法の花だとは知らないし>>0:118 セーラー服の少年が額に飾った物だとは知る由もない。 “押し花”──都にはあったのかもしれないが、 生まれた里にはその文化がなかった] ……あの! [その時もしも、 カウンター席の近くに誰か店員がいたなら声をかけて 押し花の作り方を聞こうとする。 いなかったとしても 独り言に出てしまったかもしれないね。 腰袋から青薔薇の一片を取り出して] この薔薇の花びらをあんな風にしたいんだけど。 ひとひらを飾っても恰好がつかないかなぁ。 (198) 2022/05/30(Mon) 1:55:43 |
【人】 冒険者 キンウ[……それともこの青薔薇の一片は、 霧が晴れると共に消えてしまうのだろうか? ふよふよと飛んで店内を飾る淡い光は>>1:52、>>1:93 時に、蝶々が羽ばたくような形に見えて。 残像が、細かにずれてゆく。>>1:3、>>1:4] ……ああ、酔っぱらったのかなぁ。 [カウンター席の椅子にもたれかかって。 「君から来てくれたんだ。 >>1:137僕は何もしちゃいないよ。」 ふと、オッドアイの店員の言葉を思い出す] 違うよぅ、何もじゃない…… 貴方は出逢いの 青薔薇 をくれたんだぁ。[それが例え、生者と死者の境界が交わる 霧の夢一夜だとしても]** (199) 2022/05/30(Mon) 1:58:39 |
【人】 冒険者 キンウ[背中を預けて戦いたかったな ……それはもうできないんだね。 そんな “未練” のある言葉も涙も飲み込んで。アタシも大人になりたいから、笑顔を見せるんだ] (309) 2022/05/30(Mon) 21:32:06 |
【人】 冒険者 キンウ ──後日── はい、遠い親戚なんです。 降ってわいたように遺産相続の話がきて、 アタシ自身ビックリしてます。 [不思議な霧の一夜が過ぎてどれくらいたっただろう。 周囲の人にそんなふうに応えるのは三回目くらいだったか。 あの日、店を後にしたのは何番目だったかな? ]*何時頃だったかまでは覚えていないけど ハバネロまみれのピザを フィアンメッタと食べたような気がするんだけど… どうだっただろう。お酒も大分入っていたから記憶違いかも? 彼女には真名が陽葵だということを伝えて。 それから、吹き矢のこと、自分に追手がかかっているということ、 シノビは“抜け忍”を絶対許さない掟があって(国家機密の漏洩を恐れるから) 常に死と隣り合わせの毎日で 一つ所に中々落ち着けなかったということ、 そんなことを打ち明けたはずだ。 それから、エアハートさんのお会計する姿を盗み見て ゼロが一桁違うのでは、と、思ったのも記憶に残っている。 奢ってもらいすぎたから、何かお返しをした方がいいのか。 例えば、アリアへ極上の人参を持っていくとか… (315) 2022/05/30(Mon) 22:13:12 |
【人】 冒険者 キンウ ──後日〜いつか── [ギルドに毎日足を運び その日暮らしの仕事をもらい そして、隠れ家に帰る。 帰り道の途中、街角で、港で。 何度か友達や知り合いを見かけることはあったかな。 フィアンメッタやエアハートとアリアの他にも、 友達や知り合いは増えただろうか? 増えたとしたらその中には、 例えばPale Blueの髪の男性がいたかもしれないし 異国のターバンを巻いた人もいたかもしれないね。 そんなささやかな 一見穏やかに見える暮らしの中でも 何度か、事故か刺客の仕業か どちらともつかない不穏な出来事があった。 ほら、今日も] (ヒュン!!!) [後ろからきたそれを、咄嗟に左手で掴み握り潰した ──虫だった] (321) 2022/05/30(Mon) 23:49:56 |
【人】 冒険者 キンウあ、いけない!紅い色の虫だ。 毒かもしれないじゃん。 [何とかモドキの危険色かもしれないけれど 常に持ち歩いている消毒薬…あの日以来、欠かせることはない] [白い壁の家が見えてくる。>>229 ウーヴェが片耳にしていた 耳飾り と同じものがドアにかかっている。 鍵はドアの前の石畳の石の下だ。 目印の耳飾りの場所も、鍵の場所も変えていない。 扉を開けて中に入ると “守られている”、そんな気がする。 ──勿論、そんな気がするだけなのだろう。 気の持ちようだからね?] もっと修行を積んで強くなったら 東の方へも、戻ってみるかもしれないよ。 [そう独り言ちる。 例えギョクトが死んでいても、向き合うつもりだ。 死 はずっと隣り合わせだった。“仕事”だと割り切っていたはずの時も、 三年間、逃げていた時も] (324) 2022/05/30(Mon) 23:51:24 |
【人】 冒険者 キンウ[──だけど、自分が死ぬのってやっぱり怖かった。 でも、不思議だね、今は前より怖くないんだ。 その時はその時って思える] だっていいゴーストさん達に また、いつかどこかで巡り会えるかもしれないもんね! [生きているうちに巡りあえなくても、 他の誰かを好きになって結婚したとしても。 ──貴方は私の初恋の人 ギョクトは兄だから数から除いたよ ]** (328) 2022/05/30(Mon) 23:54:43 |
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