159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
散開した後。
どこかの時間、どこかの教室。
教卓の前で、少女が教鞭を執っていた。
「……
鳥飼
。」
机に被さる様にして、麦わら帽子の青年が座っていた。
いや、そうさせられていた。
「まだ一人かぁ。
ふふ、道のりは長いね」
──どこかの時間、どこかの教室。
ひょいと一人覗き込んだ先。
そこに居る青年の姿を見て、
実に何でもない事のように、
ただ迷子を見付けたように、それだけを言った。
「や、深雪ちゃん。
ごめんね?彼、攫いやすそうだったからさ」
まだ細い息を残す青年の頭を、麦わら帽子越しに撫でる。
言葉からして、貴方の友人であると知っているようだ。
今回の面子の中で違和感なく過ごす程度には、記憶をある程度把握しているのだろう。
「私はここの在校生だったんだけど……君は多分最近の子だよね」
つまり、若く見積もっても生きていれば──貴方達の祖父母程の年齢になる。
「そうだね」
教室の戸を後ろ手に閉めて、
まるで幼子にでもするような、青年への仕草をぼうっと見ている。
友人の身に何かが起きている事は明白だというのに、
それについて問い質そうとする気なんてさらさら無いようだった。
「俺がこうなったのも最近の事みたい。
牧夫兄が連れて行きやすそうなのもそう 警戒心無いもんね」
警戒心が無い、というのはまあ主観的な評価でしかないのだけど。
平然と、いくつかこたえを返してから、少し考える。
「在校生。じゃあ、俺達よりずっと上なんだ。
……俺からもひとつ聞いていい?梢ちゃんはさ、」
「皆を連れて行って、どうするの」
「心配しなくても、酷いことするつもりなんて無いよ」
まるでこの行いが酷いこと≠ナは無い風に告げて微笑んだ。
「……私ね、先生になりたかったんだ」
目を伏せた少女は語る。
「
でも生徒がいなくちゃ、先生はできないだろう?
」
だから攫った。只其れだけ。
その精神性は、当時のまま育っていない。
「ああ、うん。大丈夫。
何か悪い事するんじゃないかって心配してるわけじゃなくて。
俺から皆を取るんじゃなければ、何だっていいよ」
あなたが何か"酷いこと"をするような人ではないという事は
青年に対する所作を見ればわかると言わんばかり。
事実それは"酷いこと"ではないのだ。両者の間に限っては。
「俺は寂しいのは嫌。誰もこっちを見てくれないのが嫌。
だから梢ちゃんの──先生の学校から、除け者にされないなら」
「これからも皆で一緒に居られるなら。
俺は君が先生になる手伝いをしたっていいくらい。
だってそれは俺にとって、歓迎するべき素晴らしい事なんだ」
子どもじみた我儘で、子どもじみた願望を抱いている。
これは大人になる前に終わってしまったものだから、
大人になれずに居る少女の夢を否定するはずもない。
| 「あぇぇ…… ど、どこいっとん…?」
自転車を停めるのにもたつき、廃墟の暗がりに臆して足を止め。 とぼとぼ歩く姿はすっかりしっかり迷子のそれ。
ブルブル震える通知を見ればいいなんてことにも気がつかないで、うろうろしている。 (54) 2022/07/03(Sun) 10:12:25 |
| >>50 ウラミチ てく、てく、とぼ……。どんっ。 「 ん 、 きゅ!? 」 廊下でなにかにぶつかって転けた。 ぬくい。デカい。これは裏道くんです。 前方不注意にもほどがある。 「ぁえぁぁぁ……」 しゃがみこんでる背中にのしかかるような体勢となった。 起きあがろうともたついている。 (55) 2022/07/03(Sun) 10:15:57 |
「……ふふ。
こんな良い子を除け者になんて、する筈無いじゃないか」
さみしがりの貴方に近付いて。
自分よりも低い位置にある頭へ手を伸ばす。
「ああ、これからも皆で一緒にいよう。
先生のこと──手伝ってくれるかい?深雪。」
これまでにもこの校舎を訪れた者はいた。
しかし殆ど大学生の年頃であったりして、白間にとって彼らは生徒というより『大人』だった。
自らも少女と呼べる年齢であるが、長い月日をこの校舎で過ごした故に。
自身を『大人』と考えている。
彼女の刻は、あの夏で止まっているというのに。
| >>56 ウラミチ カナイも当然マグライトを取り落としている。 暗闇の中、訳も分からずにしがみついて。 「アアアアアアアア」 響く絶叫に呼応した。だれかたすけてぇ… (58) 2022/07/03(Sun) 11:11:01 |
| >>64 >>65 >>66 【廊下】 「ぁう…」 これは縮こまってチャラ男にくっついていた生き物。 (一緒に倒れ、ごちんと頭を打って暫く悶絶していた。) 「んぁ、こずちゃん…… ぁえ。うらみち…? 」 顔を上げて、ぶつかったものがなにだかをようやく認めて。 「うらみちだぁ」と間抜けに呟いて、もたもたのそのそ起き上がると。 ぺたんと座り込んでその顔を覗き込む。 「す、すまね……ねーちゃん、また転んじょった」 「けが してね?」 (67) 2022/07/03(Sun) 12:42:28 |
| >>【廊下】
「あぇぅ…」
呆れられてしまったとしょもしょも。 女だとか男だとかの意識が薄い。17にもなって。
きっぱり言い切る裏道の秘密…… 大きなたんこぶに気がつかず、単純にほっとして。 ゆら、ゆら、揺れる明かりをぽけっと見る。
「ねーちゃん、あそこにいよ かな」
よろよろ立ち上がると、思いきり擦りむいている脚が露出した。 こんなとこに短パンで来るから。 (71) 2022/07/03(Sun) 13:24:44 |
| >>【廊下】 連れてってもらえるらしい。よかったぁ。 裏道の服の背中を、ぎゅ!と掴んだ。これで逸れないぞ。
「き、気ぃつけえ よ…?」
錆色の鍵束を見、おずおずと一つ歳下の親戚を見上げて。 老朽化の進んだ建物だから、と。 そういう旨のことをごにょごにょつけ加える。
そうして、探検へ旅立つ彼女たちとは別れ…… ビビりたちはセーブポイントへ向かうことになりそうだ。 (74) 2022/07/03(Sun) 14:56:23 |
| >>【廊下】 「わ わかった、見とぉ…… 」 歩くのはやいはやい。 微妙に引きずられながら、情けない声をあげていた。 (80) 2022/07/03(Sun) 15:25:00 |
「うん」
頭に触れる手を受け入れて、うっそりと笑う。
あなたはきっと、良い先生になれる。
いいや、なるんだ。
皆が
離れ離れにならないよう繋ぎ留めて、
きっといつまでもそのままで居られるようにしてくれる。
そんな先生で居てくれるのだと、無責任な期待を掛けている。
何もかもつまらなくなってしまった毎日を、あの日死んだ夢を、
再び何よりも楽しくて、大好きな日々に戻してくれるなら。
それを拒む理由は、何処にも無い。
「手伝うよ、何だって。
頑張るのは苦手だけど、皆で一緒に居たいから。
先生のこと、俺に手伝わせて。」
だからあなたは『大人』の『先生』で、
自分達はあなたの庇護下にある『子供』の『生徒』。
およそままごと遊びのようなあなたの夢を、『学校』を
否定する言葉の一つも無く、望み好んでその配役は享受される。
柔らかい髪をするりと撫でる。
「ありがとう、助かるよ。
生徒集めが一番大変だからね」
この学校だって、生徒がいれば。
名前を変えて、校舎を建て替えて、今日まで続いている筈だった。
誰だって独りは寂しい。
この校舎で何十年もの時を過ごし、少女の欲は膨れ上がっていた。
「皆一緒の方が良いに決まってる。
歳も関係なくさ、同じ教室で過ごせたら良いなあって。
新学制って長くても六年しか同じ学校に通えないだろう?」
もしも生きていたのなら。
それは、承認欲求と呼ばれる代物だ。
「ああ、そうそう。ひとつ確認しておかなきゃ」
話を戻すように、少女は軽く手を叩く。
▽
「皆≠チて言ってたけど──……
それは、
今日ここに来た全員のことかな?
」
「それとも、
君と特に仲の良い友達だけ?
」
私はどちらでも良いよ、と付け加えて少女は返答を待った。
生徒が一人でもいれば『先生』役は務まるのだから。
独りは寂しい。
になりたい。
に居てほしい。
誰かに自分の事を見てほしい。
ともすれば。
そんなあなたの想いに引き寄せられて──同調して、此処に来た。
これはそういうものだったのかもしれない。
「友達皆で、ずっと同じ場所で過ごせたら。何より幸せだろうな。
周りの目とか、家の事情とか、将来の事とか。
何のしがらみも無ければもっといい。」
「…皆が俺の事を好きかはわからないけど。
俺は……皆の事が好き、だから」
曖昧な色の髪が揺れる。
本当は。自分が皆の事を好きなのか、自分でもわからない。
けれど今この場ではそういう事にして。
自分と鳥飼、それから白間を除いて、7人。
夜が明けて、幽かな者達の時間が終わってしまうまでに。
連れて行く事ができるのは、現実的に考えれば──
何人か、なんて。そんな事はどうでもいいんだ。
「全員がいいよ。」
「仲間外れは、かわいそうでしょ。
離れ離れになるのはかわいそう。
それに俺は、ここに来た皆の事が好きで、友達だと思ってる」
夢川深雪にとって、少しでも話した事のある相手は全員友達だ。
我儘な子どもは多くを欲しがるものだ。
そして、夢川深雪が望む事は、友達とずっと一緒に居る事だ。
それは一度は死んだ夢だったけれど。
「だから全員がいいよ。」
できるかできないかじゃない。
とはいえ無理を道理にしろと言う訳でもない。単なる願望だ。
これは自分はどうしたいのか。ただそれだけの話なんだから。
「……ああ。
何のしがらみも無く、将来を憂うこともなく、ずっと楽しく穏やかに暮らせたら最高だ」
女だから無理だとか、男だから無理だとか。
子供だから無理だとか、大人だから無理だとか。
そんな無粋なことを言う人間がいない場所で。
「よし、
全員だ
。
せっかく奉公も戦争も無くなって、民主主義になったんだから。
離れ離れになる必要なんて何処にもないもの」
勿論、これは二人の願望というだけ。
七夕の短冊に書く様な、幼く無謀な高望み。
だが、しかし。
夢は大きく、我儘であるべきだ。
▽
鳥飼へ視線を向け、貴方に戻す。
「まずは彼から攫っちゃおう。
後は……誘いやすい子から誘っていこうか?
こちら側
が多くなれば、寂しくなって自ら来たがる子だって出てくるかもしれないしね」
髪を一つに結んだ少女と、自分を遠い血縁だと信じている少女。
彼女たちは誘えばきっと来ると、白間はそう考える。
| (a32) 2022/07/03(Sun) 21:55:56 |
| >>82 ウラミチ 不機嫌そうな口振りに、ぴ!と怯える様子。 ちょっと厳つめのにーちゃんになっているので更にぴ!!だ。 「 く くらかもんんん…… 」 しかし、暗闇への恐怖のが勝った。 絶対に離さない…!もう二度と逸れない…!! そんな気概でくっついていたりしたらしい。 (85) 2022/07/03(Sun) 21:58:04 |
| カナイは、セーブポイント、もといミナイのいる空き教室に腰を落ち着けるまでそんな感じ。 (a33) 2022/07/03(Sun) 21:59:56 |
「うん。
どっちかと言うと、自分から来てくれた方が。
俺は嬉しいな。だって、同じ気持ちだって事だから」
とはいえ全て全てが思う通りには行かないだろう。
それは理解しているから、やっぱりこれも願望だ。
けれどそうであればいいと思う事は、誰にも止められはしない。
分不相応な高望みであっても、叶ってしまえばそうではなくなる。
「それでも。待ってるだけじゃだめなのも、わかってる。
……でも皆、誘えば来てくれそうだから困っちゃうな。
最終的には全員連れて来るとしても、順番は考えないと…」
口元に指先をあてて考える。暫しの間。
猫を連れたあの子と、保健室通いのあの子。
それから、好きだったはずの、今も好きなはずのあの子。
それぞれが『仕方ないな』と言って一緒に来てくれる。
真っ先に浮かんだのは、そんな実に都合の良い想像。
もし仮に、拒絶されたら?
その時は、好きじゃなかったのか、好きなのか。
それがはっきりとするだけだ。
「……ねえ、牧夫兄の次は誰にするか、任せてもいい?
上手くできるかわからないし、もう少しだけ。
先生のお手本を見ておきたいんだ」
誰を連れて来るにしても。
できるかはわからないけれど、一先ずの姿勢としては。
自分達の『先生』となるあなたのやり方を手本としたい。
何より、このように在る年月はあなたより浅いものだから。
そういう意味でも、生徒とは先生に倣うものだから、と。
先生たるあなたに向けて、なんとも甘ったれたお願いを宣うのだ。
| 【空き教室】 懐中電灯の……空き教室のミナイの元へたどり着くと。 ぱっと裏道の背中から剥がれて壁際に小さくなって座り込んだ。 擦りむいた脛の辺りがむずむずして、汚れた指で弄っている。
「みのるの、かいね?」
大声を出していた人の片割れです。 それを謝るより先に、猫のことが気にかかったよう。 (93) 2022/07/04(Mon) 2:42:53 |
「そうだねぇ、誘えば来てくれそうな子が多いのは確かだ。
只、相馬くんは工夫しないと難しそうだけど」
彼に対して言い包めや説得は難しいだろう。
どうすれば興味を持たせることができるか、恐らくそこに懸かっている。
……暫し考えたものの、一先ずは。
少しでも『全員』という夢に近付く為に、数を揃えなければ。
そうして聞いた貴方の甘えを、心地良く感じながら少女は頷いた。
「……ああ、いいよ。勿論だとも」
自身が子供だからこそ、誘い方というものに想像がつく。
子供の気持ちがわかるから、甘言の選び方だって知っている。
「それまでは、彼らと親交を深めておこう。
時に情は理屈を越えるものだからね」
大人≠ニいう子供のおわりが見えてきたからこそ、情に訴える余地がある。
少女はそう考えていた。
| 【空き教室】 >>96 >>98「にゃんこ…」 猫の写真を見せてもらう。かわいいね。 ぺた。まんまとミナイの隣に収まることとなった。 そして怪我のことをやや詰められたり裏道に絡まれたりして、 「ぇ、えぅ…。ちょびっとじゃけえ……」 ちいさくなる。 そうして、のろのろ。そろ…そろ…と片脚を伸ばし。 露出したひょろんと細い脚の、患部を見せる。 出血は殆ど無く、あまりひどい怪我でもなさそう。 肌に何本かの線が走って赤くなっているくらいの擦り傷。 (110) 2022/07/04(Mon) 13:59:19 |
──探偵倶楽部の設立者、相馬栗栖。
きっと彼が一番の癖者だ。
そして、ああいった人間をこちら側に引き込む為に必要なものは
決して詭弁や情などではないだろう、とは夢川も考えていた。
楽しい。つまらない。表面的な価値基準こそ似ているけれど。
似ているからこそ根本的には違うものだとわかる。
彼は人に依存してはいなさそうだ。興味関心の先が違う。
──きっと、一人でも生きていけてしまう人間だ。
とはいえ、けれど。
彼の興味を引くものが、仮に今は自分達の手札の中に無かろうとも
こちらに引き入れた誰かが持っている事も有り得るだろう、と。
今この時はそのように結論付けて、一度考えを打ち切って。
あなたの述べた考えには、頷く事で賛同を示したのち。
「本当?よかった。」
──夢川深雪は甘やかされるのが好きだ。
だからその寛容の言葉に、殊更嬉しそうに笑んだ。
「うん。今じゃないと、できない事もあるし
……今の内にできる事、しておかないとね」
いつかは来る終わりをひととき忘れて、
何を疑う事も無く童心の時間を過ごせるのはもう少しだけ。
全てが終わればきっと、再び、永遠に。
皆で一緒に、無邪気に共に居られる日々が来るのだろうけど。
「またね、先生。牧夫兄も」
何て事ない教室での一幕のように言って、扉に手を掛けた。
今はまだ、終わりなんて意識の外で。
この掛け替えの無い時間を続けていよう。
そうして何れ来る終わりを見据えた時に、
皆がその続きを自ら望んでくれるように。
「暫くしたら、この教室で会おうか。
私は在籍していた証拠の隠滅をしなきゃいけないし……牧夫を隠したら色々動くつもりだ。
職員室の方には人が行かないようにしてくれると助かるよ」
先程見つけた名簿。
そこにはしっかりと、自分の名前が記されていた。
永瀬がいた手前、放置してきたが──もしかすると、誰かが見てしまうかもしれない。
処分するか、隠すかしなければ。
「いってらっしゃい」
とはいえ、これは『先生』の仕事だ。
この場は『生徒』の背中に手を振って。
扉の向こう側に消える背中を見送っただろう。
あなたの言葉にはきっと、もう一度頷いて。
そうして一人の『生徒』の背は薄暗い廊下へ消えていった。
その後はきっと、言われた通り。
誰かが職員室付近へ向かうようなら、それとなく他所へ誘導するはず。
もちろん耳目が届く範囲で、にはなるけれど。
もしも図書室の貸出記録の中に、あなたの名前があったなら。
それは何らかの形で誰にも見られないよう隠蔽されているだろう。
大丈夫。ちゃんと良い子にしているよ。
わかってる。楽しい学校生活は
『先生』と『生徒』が協力して、初めて成り立つものだって。
| 【空き教室】 >>121「んぇ。けがしとんね…?」 にゃんこ、怪我してる…? だいじょうぶなんだろか、とそちらに思考が捉われる。 傍目には脚を投げ出してぽへっとしているように見えたかも。 そうして傷を、消毒液の染みたコットンでさらりと拭われる。 「ぁう。」 ひんやり、ぴりぴりする。 ちょっとびっくりして、声が漏れた。 「んん……ん、あ ありがと、あすか」 ぺたりと肌に張り付いたばんそうこう。 気の利いた返事もできなくて、どもりながらも、どうにか。 お礼をひとつ言うので精いっぱいだった。 (129) 2022/07/04(Mon) 22:21:11 |
>>【職員室】
永瀬を見送り、一人になった頃。
鳥飼の様子を確認してから、足早に職員室へ戻って来る。
そろそろ起きてしまう筈だ。
白間コズヱは神ではなく、普通の人間であった。
神隠しの真似事など長くは持たないだろう。
名簿から自身の名前が記載された頁を破り、ポケットに入れる。
さて、どうしようか。
破いても良いが、パズルのように復元される可能性もある。
そんな芸当をしてしまいそうな者もいることだ、あまり賢い選択肢ではない。
燃やすにしても、夜の暗闇で炎は目立つ。
加えて、自分はマッチなど持っていない。
「……そうだ」
ふと、思い至る。
「牧夫に手伝ってもらおう」
とっておきの隠し場所が、あるではないか。
唇は静かに弧を描き、ピントが外れたように輪郭が滲んで────
───ゆらり、少女の影が消えた。
| (a55) 2022/07/04(Mon) 22:49:08 |
| カナイは、ちら、ちら…じっ。タイムカプセル開封の議が気になったりもしつつ。 (a56) 2022/07/04(Mon) 22:49:52 |
| >>125 ウラミチ 「なに見とんの」 ぺたぺた這って、傍に寄っていく。 せっかく貼ってもらった絆創膏がもう、ちょっと汚れた。 (131) 2022/07/04(Mon) 22:50:11 |
| 【空き教室】 >>132 ウラミチ びっくりは伝染する。 ビクッッとカナイの薄い肩も跳ねた。 「あぅ、す、すまね……」 勝手に覗かれるの、やだったかなぁと思って。 うろ…と視線を彷徨わせてから、たどたどと尋ねる。 埃っぽい床に膝立ちの、中途半端な姿勢のまま。 「うらみち 探検しよらんの、?」 (133) 2022/07/05(Tue) 1:58:28 |
| 【空き教室】 >>134 ウラミチ 「ぅん…… んぇ。じゃ、…ここ おる?」 分かってるんだか分かってないんだかな顔して、ぽて。 ざらついた床に正面から座り込む。 尻をぺたんと床につけた正座、いわゆる女の子座り。 「と。都会……て、どないんとこやろか」 カナイは、こんな田舎から出たことがない。 悪し様な畳み掛けにも鈍く頷いて、どんなとこだろ、と純粋な疑問符を浮かべている。 (139) 2022/07/05(Tue) 17:56:03 |
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る