22:28:46

人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ミケ9票
フランクル1票

処刑対象:ミケ、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:村人の勝利


【人】 六六六 ミケ

皆様、オ疲レ様デス。
ソロソロコノ地カラ移動セヨトノ命令ガ有リマシタ。


……デスガ。
上層部ハコノ場所ヲ『新人類擁立ノ為ニ貢献スル地域』ト判断シタソウデス。ゴ希望ガゴザイマシタラ逗留モ可能デスノデ、オ気軽ニオ申シ付ケ下サイ。


アァ、責任者様方ノ同意モ取リ付ケマスノデゴ心配ナク。
ウキクサ様、リヒトーヴ様。宜シクオ願イ致シマス。
(0) 2023/11/26(Sun) 7:16:10
村の更新日が延長されました。

【人】 苗床環者 メディウム

ー 病棟・直青たちの部屋前 ー


[厳しい言葉を投げられて、数日。雷恩の隣で咲いていてもいいと知った僕は、改めて直ちゃんどのと向き合いたくて彼らの部屋へと足を運んだ。

…………けど。]


(あら、お邪魔になりそうね。)
……そうだね、また今度にしよう。



[何やらお取り込み中みたいだ。邪魔にならないよう、そっと立ち去った。]**
(1) 2023/11/26(Sun) 21:30:08
機械音声(村建て)は、メモを貼った。
2023/11/27(Mon) 7:27:12

【人】 巫凪 桜花

― 回想・楽園 ―

[雷恩と羅生の距離が、いつしか遠くなっていたことには
気づいていた>>2:362
けれど、羅生にも近しい自分が気を回すのは
おこがましい気がして。
結局、自分は何もしなかったのだ。]


 どうかな。
 俺、いやってほど羅生のこと困らせたと思うよ。

[口にしたのは、思い返すまでもなく頭を占めている最近のこと。
ぽつりと漏らすだけに留めた。


『 ――君と過ごすのは、心地よいから。』

それは、自分がずっと、彼に思っていたことで。]


 うん。…うん。
 雷恩も、そうだったらいいなって思ってたよ。

[握った手の甲を、擽るように親指で撫ぜた]
(2) 2023/11/27(Mon) 12:59:10

【人】 巫凪 桜花

[彼が、問うてくれる>>2:327
真っ直ぐにこちらを見て、手繰った手を握り返しながら。
彼の手をとれなかったあの日と、同じ問いを。]


 …だって、そうでしょう。
 ここはいいところだけど。
 
 俺たちは、ずっとこうして居られる訳じゃない。

[多眼の機械に守られた、美しい箱庭。
彼の根差せる土を擁す楽園。
そこに憩うのは、得難い時間だったけれど。]


 雷恩が、ここにあの子と――メディウムと、

 もし一緒に残りたいと望むんだったら。
 それを俺は、喜びたい。

[それはもう、難しいことではなかった。
難しいのは寧ろ、もうひとつの問いの答えで]
(3) 2023/11/27(Mon) 13:04:55

【人】 巫凪 桜花

[使命を担う片割れとして造られた自分が脱落すれば、
それは彼にも少なからず影響をもたらすことで。
そう思うと、自分にあったことを易々と口には出せなかった。

けれど、彼に嘘を吐きたくなかった。
もしもの時に、何故あの時話してくれなかったのだろうと、
彼に憂いを残したくもなかった]


 実は、さっきの。

 困らせた――っていうか。
 もっと言うと、俺ごと諦められたかも知れなくて。

 でもそれ自体は、俺が俺である以上は
 変えられないことだったから、納得してる。
 だから、大丈夫なんだ。


[握り返してくれる掌の温もり。
少し堅くて、大きさはほとんど、自分のそれと変わらなかった。
ひとつひとつを指先で辿りながら、ゆっくりと言葉を選ぶ*]
(4) 2023/11/27(Mon) 13:18:11

【人】 言ト霊 羅生

[

桜花の処置は直青が決めた。

僕はもう彼らに対しての権限を手放したいと今度こそ申請をする予定で、彼に割り当てられたこの部屋に留まってる。

終わり咲かすこと』以外を放棄したい。元々それでも問題のない立ち位置だった。主には『新人類』を生み出す為の存在だったのだから、雷恩も桜花も継続するのならばチーム内でお役御免の存在としても構わないでしょう。
同胞のメンテナンスすら態と不全にしていたんだ。

辛うじて廃棄物とならない塊を寝台に放り出して白い天井を無意味に映し続ける。



────『生きる』




何も無くともそれに意味があるのかな。
だとしたら今の僕の『生』はただ直青ひとりに縛られているんだけれど。彼にその自覚はあるんだろうか。


頭の中で、青い気配を探してしまう。
嫌だ。
私物化をしたいなんて無意味で害のある思考に行き着く。こんなものを抱えて言葉など発したい訳がない。


おまえの残滓で僕は錆びていく。

]*
(5) 2023/11/27(Mon) 15:46:06
村の更新日が延長されました。

【人】 苗床環者 メディウム

ー 病棟・羅生と ー


[僕らが『咲ける』ようになってから。定期検査も終わり、病棟内をなんとなくぶらついていた時の話。緑髪にフード姿の男性……型AI、羅生どのを見かけた。

顔見知りではあったけれど、僕らは本能的にAIたちを避けてしまう癖があって。彼らも滅多な事では身内以外と交流を持たない。
ので会話はほとんどなかった。

そういえば、彼も雷恩の『親』だったっけ。改めて、AIたちの尊い人の側で咲いてしまう花の身になった事を告げておこうかと、珍しく近づいた。]


こんにちは、羅生どの。今少しいいだろうか?


[羅生どのは。雷恩と距離があるという事は聞いていた。その理由や原因は推測したところで僕らには多分、分からない。生まれもって来たものが根本から違えれば、相互理解には及ばないだろう。


…………そう思っていたけれど。
どうも“彼女”は、心あるものの機微に敏感なようだった。]
(6) 2023/11/27(Mon) 18:44:16

【人】 苗床環者 メディウム

(貴方はいったい、何を恐れているの?)
*
(7) 2023/11/27(Mon) 18:45:15

【人】 苗床環者 メディウム

ー 病棟・直青と ー


[……日を改めて。今日こそは、と直ちゃんどのともう一度向き合うために部屋へ足を踏み入れる。]


……失礼する、メディウムだ。


[穏やかな容姿と物言いであるのに、奇妙な威圧感のある彼の前へ。果たして次に下される判決はどうなるだろうか。恐怖心が無いとは言い難いけれど、それでも。いつかは告げねばならないから。……まあ、ある程度の仲は推測されてしまっているのだろうけど。]
(8) 2023/11/27(Mon) 18:52:22

【人】 苗床環者 メディウム


…………改めて、単刀直入に。
あなた方の貴人である雷恩、どのの側で。咲いてしまってもよいだろうか。
(いわゆる、「息子さんを私にください」っていう奴ね。知ってるかしら?)



[きちんと、目を背けないように見据えて。どんな鋭い言葉が飛んできても、視線だけは合わせるように。]*
(9) 2023/11/27(Mon) 18:56:16

【人】 蕃神 雷恩

― 桜花と ―

 俺の場合と、桜花の場合はきっと違うよ。
 ――何度も、何度も困らせても
 許してもらえる信頼関係が、きっと。

 桜花と羅生の間には、あったのだね。

[それを羨ましいとは思わない。もう、
そういった感情は持たないようにしなければならないと
自分は決めてしまったから。

桜花と羅生の間に何があったかは知らないが
こうして、己と会話している君を見れば
何となく、根拠はないが。
それでも君は彼に愛されている。と実感するのである。

誰からも愛される君が
己とともにあることは、心地よかったのだと知れたのは
とても良いことであった。己に、とって。]
(10) 2023/11/27(Mon) 20:38:23

【人】 蕃神 雷恩

 そうか。だとしたら
 ――嬉しいよ。

[うれしいよ。君がそう思ってくれることが。

手の甲を撫でる君の親指は、大きさは同じくらいなのに
己のものより細く嫋やかだ。
咲かす者の手だ。愛を知る、手だ。
それでも、嘗て

――羅生が彼を手で撫でているのを遠目から見たとき
嬉しそうにしていた、君の幼いころの手。

 ふくよかで、色白で。柔らかそうな。
 触れたら壊れてしまいそうなほど、きれいな
 「紅葉」のようだと思ったのを、覚えている。]
(11) 2023/11/27(Mon) 20:38:44

【人】 蕃神 雷恩

[彼の話を聞く。
少しばかり疑問に思ったことはあったが。それはさておいて。
彼の話が、途切れるまでは口を挟まず。
そして、途切れた時に――開く。
言葉で、考えを伝えよう。君に。]
(12) 2023/11/27(Mon) 20:39:09

【人】 蕃神 雷恩

 羅生が桜花をあきらめる、か。 
 青天の霹靂にしか思えないが。

 ……大丈夫、と君は言うが。
 本当にそれでいいのか?桜花。


[ゆっくり、言葉を選んでいた君は
多分悩み、自分で自分を納得させようとした
或いは、させたのだろうことは理解したけれど。]


 きっと、羅生は桜花の親だから。
 どんなことがあっても、君を見捨てやしないよ。

 余計な世話かも、しれないが。
 多少強引に。こうあって欲しいと願うのも。
 悪くはないとは、思うぞ。
(13) 2023/11/27(Mon) 20:39:32

【人】 蕃神 雷恩

 少なくとも――俺は、メディウムがここから出ると死ぬ。
 とかでない限りは、根差せる最高の場所を
 見つけるために連れまわす、つもりだから。


[ここに残るというよりも。どうせならと、
彼女を楽園から、連れ出す気満々だったのは、余談である。*]
(14) 2023/11/27(Mon) 20:39:47

【人】 巫凪 桜花

[雷恩が、自分のために紡いでくれた言葉>>13

静かに息を詰めて、耳を傾ける。
幾度か唇を開いて、そうして]



  …やだな。 なんでそんなこと、今言うかな。

[口にしたのは、いつかと似た言葉。
吐息混じりに、苦笑が零れた]
(15) 2023/11/28(Tue) 1:47:40

【人】 巫凪 桜花


 羅生だけじゃなく、みんな、俺たちのために居てくれるから。
 そうだね、俺が適格である限り、絶対的に味方でいてくれる。
 

 …けど、役割以上のことを求めるのは、ちょっと酷じゃない?
 端からそういう風に造られてるんだから。


[彼らを深く慕う一方で、各々の役割のために産み出された
AIであるという認識は、正しく常にある。

いくら情を寄せようと、返してもらえるものは、似て非なるものなのだろうと、何処かで思いもする。
庇護対象の枠からはみ出してしまえば、誰にせよ、今までと扱いは変わるだろうことも]


 今までたくさん、いろんなものを貰ってきたから。
 俺が、みんなを好きなんだ。
 そこは、今更何があっても変わんない。

 それに雷恩は、俺のこと、結構好きでしょう?

[冗談めかして、願望を付け加える]
(16) 2023/11/28(Tue) 1:57:03

【人】 巫凪 桜花

[メディウムとの未来の展望を聞けば、
浮かべた笑みを思わず崩して>>14]


 え、そうなんだ?
 研究所を離れても大丈夫なら――…
 
 そっか、それは考えてなかった。

[新たな認識をもたらす未来の可能性。
反芻するために、浅く俯いて]


 それは。

 …俺たちと、一緒に?
(17) 2023/11/28(Tue) 2:00:05

【人】 言ト霊 羅生

>>6>>7
[

『人間』が近づく気配は知覚として判る。その存在がこちらへ向かっているのは当然、しかし至近距離を得るまでは無視をして、10メートル地点でさも今気づいたかの様に目を丸くさせて──それからそっと微笑んだ。


──雷恩の、番となる『人間』


の様だったその娘は植物としての自覚を得ているらしく、気配が少しだけ変わっている。それでも僕はこの娘を『新人類』とは認識しないだろうな。それは『構成』だけでなく『在り方』なのだから。

ああ──そういった意味ならば、
それはどこにも居ないのかもしれなかった。
それが僕の不徳の致すところでは無いとは到底言えない。


]


 こんにちは。
 どうかされましたか?


*
(18) 2023/11/28(Tue) 13:48:49

【人】 苗床環者 メディウム

>>18
(質問に答えなさいよ。貴方は、何を恐れているの?)
(19) 2023/11/28(Tue) 14:01:46

【人】 苗床環者 メディウム

[羅生どのが返事をする。静かに、だけど何も見据えていないような。深淵の奥底にこころを捨ててしまいたいとでも告げるような眼差し。

……僕らから彼に伝えた所で、何があるわけでも無いのだろう。でも、一応。]


えっと……実は、その。あなたがたの貴人である雷恩、どのと。こ、懇意に……一応させていただいている。それを、伝えに。


[直ちゃんどの経由で知っているかもしれないけど。挨拶は大切だ。]
(20) 2023/11/28(Tue) 14:05:54

【人】 言ト霊 羅生

>>20


 そう。…………どこまで?

 どこまで理解して、どこまでついてこれるか、
 聞いても良いですか。

 
(21) 2023/11/28(Tue) 14:09:21

【人】 苗床環者 メディウム

…………あなたへ伝えて、いいのかは、分からないのだが。雷恩、どのはあなたを「親」として、ちゃんと愛していますよ。

……どうか拒まないでほしい。それが、あなたの根源に根差した『花』だとしても。本物か偽物かなんて、関係ないんだ。


「こころ」は苦しいものだから。
(貴方が貴方であるために拒み続けるのだとしたら。悲しい事ね。)



[我ながら何を言ってしまっているのか。遠巻きからなんとなく感じていた、いつも纏わせてる濃厚な『感情』の断片に、直で話したらあてられてしまいそうになったから。そんな言葉が口からこぼれた。]*
(22) 2023/11/28(Tue) 14:12:42

【人】 言ト霊 羅生

>>19
[

正しくは理解できないノイズが、それでも本質だけをキャッチした。
少女には笑みを向けつつ『言霊』を乗せる。

]


 

 応える義務が無いですね。
 貴女方の命など
 我々には造作も無いことをご承知おき下さい。


 
*
(23) 2023/11/28(Tue) 14:14:30

【人】 苗床環者 メディウム

>>21

どこまで……と言われてもな……確かに言える事は。彼は、雷恩は見た目以上に情感豊かである、というくらいかな……


[問いへと静かに解答する。これも一つの審判だ。正解を踏み外したら、裁きが下されるだろう方向の。]


>>23

それは、そうだろうな。僕らは非力な娘の入れ物に入っているのだから。……解答は期待していないよ、最初から。



[冷たく言い放たれても、進む事は止めなかった。]*
(24) 2023/11/28(Tue) 14:23:17

【人】 言ト霊 羅生

>>22>>24


 …………雷恩が、誰かを愛せるというならば
 それは喜ばしいことですね。
 彼は彼の道を往くんでしょう……それを俺は否定しないですよ。

 おめでとう、と伝えて下さい。
 愛を得られるのは、人として何よりも貴い事です。

 
[

娘が求めている回答とは違うんだろうと判る。けれどそれ以上を言い様がない。僕は彼を拒否などしていないのだから。それを、そう思わせた事を弁明する意義が分からなかった。

必ずしも親子関係に愛が在るわけでは無いのは、人間だって同じだろう。直青は──『そういう事象』を雷恩と桜花に与えたかったのでしょう。
俺を使って。

そしてそれは、成功したんだ。
これ以上何を言わせたいんだ、僕に、どいつもこいつも。

]
 
(25) 2023/11/28(Tue) 14:27:29

【人】 言ト霊 羅生



 貴女“方”に相応の覚悟があるのなら、
 何も問題は無いですよ。

 何か言葉が欲しいのなら、簡潔にお願いできますか?


 *
(26) 2023/11/28(Tue) 14:30:40

【人】 苗床環者 メディウム

>>25>>26


……そうか。ならば、彼にとって相応しい存在であれるよう、努力すると告げておこう。


[これは、「人間」と「AI」のこころの隔たりなのだろうか。リヒトのように柔らかな情感を持つ機械との触れ合いが主だったから、その違いに少々驚きはしたけれど。……なるほど雷恩は、愛していた『親』からこんな風に触れられていたのかな、なんて。何故か僕らまで苦しくなってしまう。]


とくに求める言葉は無い。それでは、今日はこれで。


[僕らからこのひとにできる事は、何もないんだろう。寄り添う事すら拒絶して、ふるい落とすのであるならば。その事はちょっと悲しいなと思ってしまった。誰もこのひとををすくえないし、そもそもすくいたがられようともしないのかもしれない。]
(27) 2023/11/28(Tue) 14:41:59

【人】 苗床環者 メディウム

(むしろ。言葉を求めているのは、貴方の方でしょう?違うかしら。…………委ねて楽になる事すら許せないのは、貴方が「機械」であり、「そう在れ」と願われたから?

…………憐みを向けるのは、失礼なのでしょうね。

さようなら。)
(28) 2023/11/28(Tue) 14:46:01

【人】 苗床環者 メディウム

[…………羅生どのと別れて、どこかへと向かう。

親しい人に出会ってしまったなら。その人から声をかけられたのなら、その場で僕は泣きじゃくってしまっているだろう。]**
(29) 2023/11/28(Tue) 14:48:28

【人】 言ト霊 羅生

[

言葉を告げ踵を返し去る少女>>29を眺める。

──楽しそうだな、人間は。
なぜそうも純粋に『自分には価値がある』と思えるのだろか。
自分の言葉に別の存在を救える力があると本気で? エゴの塊の様な振る舞いを、さもマトモであると言わんばかりの行為には

]


 …………『反吐が出』ますね……


[

『生』きられないんですよ僕たちは。
『死』すべき道が用意されているのに生きろと言われ。幸せ自慢は大いに結構。不幸な顔だと憐れむのもご結構。身の程を弁えない矮小など
──未来のためには不要

けれどあの子には僕のジャッジこそが不要

僕らに『愛情』など期待しないでくれ。
僕に愛情など期待しないでくれ。






息 が 詰まる

]**
(30) 2023/11/28(Tue) 15:28:36

【人】 寿ホ儀 直青

>>2:297>>2:298>>2:299>>2:300

[微かに目を瞠り、差し出された手に手を委ねる。
紳士の振る舞いエスコートなど、何処で覚えてきたのだろうか。

手のひらに篭められた力はやわらかで、けれど確かな繋がりを維持していた。引かれるに任せて景色を愛でていく。あれは確か以前、リヒトーブの佇んでいた樹木だろうか。蓮の緑の反射から、直青は目を逸らさなかった。

猫との遭遇を避けられたのは僥倖というものだったろう。]

 秋桜コスモス──希語で「秩序cosmos」を意味する語が由来ですね。

 この規則正しい美しさに、
 旧人類は宇宙の法則を見たのでしょうか。

 「秋の桜」と字を当てた人々は、
 そこに何を希ったのでしょうか。

[幾つもの
季節
を歩き過ぎ、やがて"楽園の果て"に辿り着く。]
(31) 2023/11/28(Tue) 15:42:22

【人】 寿ホ儀 直青

[見慣れた燻む色彩に、けれど桜花は生命を"視る"。
紡がれる言葉は未来を向いていた。

一は全。全は一。
ひとつであることを志した時点で、そこに世界が在る。

離れた体温の行方を追うように、
"果て"へと近付く桜花を見守る。]


 桜花。
 君は僕の大事なbébéであり、

 ──ほとび始めた希望です。


[

 君がこの先、何に傷付いたとしても。
 何を得て、何を喪おうとも。


 僕はそれを唯、信じている。

]

**
(32) 2023/11/28(Tue) 15:42:57

【人】 寿ホ儀 直青

- メディウム -

>>8>>9


[『人間』が近づく気配は知覚として判る。

先日をなぞるようにノックの音を待ち、扉を開いた。ソファを勧め、ことりと音を立て炭酸水を供する。傍らに羅生は不在だ。

くすり、と笑みを"溢した"。]

 あなたは我々の前では
 常に緊張していらっしゃいますね。

 けれど本日のそれは──負い目とは遠く見える。


 雷恩と、良い関係を築いてくださっているようですね。


[ありがとうございます、と頭を下げた。]
(33) 2023/11/28(Tue) 17:53:44

【人】 寿ホ儀 直青

[植物を宿す少女メディウムが、どれだけの時間を雷恩に寄り添って過ごせるものなのか、正確に測ることは出来ない。データが不足していた。

その別れは呆気無く訪れるのかもしれないし、ずっと先になるのかもしれない。或いはそれ以前に"実る"ものすら、あるのかもしれない。

何れにせよ、見守れる限りは見守るばかりだ。]

 以前にも申し上げた通り、
 互いに責任を負う覚悟さえあるのであれば
 それは一対一の、二人の問題です。

 礼を尽くそうとしてくださることには敬意を表しましょう。

 けれど、僕からお伝えすることは変わりませんよ。

[ふ、と表情を消してから、]
(34) 2023/11/28(Tue) 17:54:11

【人】 寿ホ儀 直青




 あの子のことを、
 どうか、思い遣ってあげてください。



**
(35) 2023/11/28(Tue) 17:55:22

【人】 苗床環者 メディウム

[>>33>>34>>35

審判が下される。……以前よりか、柔らかな言葉が振る。少しだけ安堵はしたけれど、それは「許されている」という事ではない。あくまでも、責任を負えというのだ。

責任、とは言うけれど。僕らの方は彼の側にもっと美しい花が咲くのなら、そのまま枯れ落ちるというだけだ。心を留めおき続けるかなんて分からない。だけど、その日までは咲き続けようと、思う。


『親』の言葉を噛み締めながら、ゆっくり頷く。]


……分かって、います。出来る限りの誠意を。僕たちからは与えます。
(ありがとう。彼を、見捨てないでいてくれて。)



[渡された炭酸水に口をつける。ピリピリとした泡が喉の奥へ弾けていく。飲み干したならすぐに、一礼をして部屋から立ち去った。]
(36) 2023/11/28(Tue) 18:44:53

【人】 苗床環者 メディウム


……幸せに、します。
(幸せに、するわ。)



[退出時に呟いたそれは、聴こえただろうか。]**
(37) 2023/11/28(Tue) 18:46:14

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  ……ほう。そういうモノですか。
  壊れかけた貴方の記憶を消去し再起動させることで、
  元に戻ったように見せられると。


[ つまり正しく修理が成されたかは暗雲の中の真実なのだ。
  当人──人ではないが──にも外野にも分からなければ
  真実ははりぼてに囲まれて消えてしまう。

  彼らにとっての設計図は、人間にとっての骨組みか。
  人間と違うのは
  そこに組み込まれた理念の枠を外れられるか否か。 ]


  " こう設計した "で全てが終わってしまう。
  本当に──そういうところが退屈なんです、機械は。


[ 設計された通り活動をするAIたちは、
  創造主からしてみれば、随分上出来な完成品だろうが。 ]

 
(38) 2023/11/28(Tue) 19:20:35

【人】 機才博士 ウキクサ

 

[ 人類の殲滅を理念としながら、
  人類の知恵を借りねば滅びかねない矛盾した存在。
  博士は心から、彼が殺した研究者を惜しんだ。

  生きていればその思想や未来の設計図も聞けただろう。
  聞いて同意するか、或いは逆を行くかはともかく、
  " 彼岸 "と名付けた彼の稼働が彼の悲願だったのか、
  もしそうならそれは何故か?

  同族殺しは人間にとっても罪である。
  ────だからといって
  同族以外なら殺しても罪ではない訳では無いが。


  人のように思考する余地を与え、
  枠組みを踏み外せぬセーフティを課し、駒を創ること。
  果てにあるのは人類の滅亡。 ]

 
(39) 2023/11/28(Tue) 19:20:39

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  ────さて。

  設計者が望んだ世界の正体は私には分かりませんが、
  貴方たちに与えられた役割と使命が成され、
  旧人類すべてが本当に消え去り、新人類が台頭したとて

  そこに新人類の未来はあるのでしょうか、ね。


[ 前提が違うと紡がれた個体の話を聞きながら、
  博士は首を傾げて呟いた。 ]


  機械やAIと、人類では理解出来るものが違います。
  人間は人間に育てられるべき、とよく言いますが
  機械に養育された人類は
  正常な形で次世代を担えるのか?

 
(40) 2023/11/28(Tue) 19:20:49

【人】 機才博士 ウキクサ

 

  緋雁。
  貴方が" 親の望む世界 "を使命とするのは分かりますが
  それは、具体的に、何を主として?

  ……とはいっても、死んでいるなら不毛な質問ですね。
  ああ、そうだ……なんでしたか、貴方の質問。
  人の心の可能性。


  " 信じた道のために生きる決意が出来る "
  ──その結果に死があったとしても。
  そうする強さを得られるのが、人の心だと思うのです。

  かくあるべき、と定められたプログラミングではなく
  何もかも自由に心の赴くまま選べる人間が、
  ひとつの道を歩むのは、ひどく勇気がいることですから。


 
(41) 2023/11/28(Tue) 19:21:03

【人】 機才博士 ウキクサ

 


  何にでもなれて、どうとでも変わることが出来る
  ──それは人の心にしかない可能性です。

  ……これでご満足いただける回答になりますか?


[ 夢見るような顔で博士は微咲み、
  目の前の個体が握っている獲物すらも視界に入れず
  どうでしょう、と息を吐いた。** ]

 
(42) 2023/11/28(Tue) 19:22:59

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 昼下がり:通路(ウキクサ) ─

[機械を“退屈”と称するこのひとは、だからAIへの理解が全く無いんだろう。>>38
 その点にオレの感想は特に無い。納得するだけだ。

 そして、新人類の未来が本当にあるかどうか、それはオレの知ったことじゃない話>>40
 
 
  オレたちは新人類が未来を担えると信じている。
  創世員はそのつもりで育ててるし、オレたちの親
  ──設計者だって、そのつもりでAIに育てさせてる。
  
  それでもし上手くいかなかったなら、
  それは設計が悪かったってこと。
  オレたちにはどうしようもない。
  正しいと信じて行動を続ける以外できないんだよ。
  
  
[それは人類にしたら虚しいことかもしれないけど。
 オレたちAIには、他の道が無い。
 だってこの道しか与えられていないから]
 
(43) 2023/11/28(Tue) 19:52:11

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  オレの主は《sintoisMécanique》、
  あるいはそこに属する新人類。

  オレのAIを設計した人が生きてようがいまいが、
  そんなのは些細な問題だ。
  
  
[何を主として、と問われてオレが答えられるのはこれしかない。>>41
 あのひとオレの設計者が存命かどうかは関係がない。オレは元々、設計者個人じゃなく、この組織に尽くすために造られている]
 
(44) 2023/11/28(Tue) 19:52:22

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[ウキクサはオレの問いへの答えを聞かせてくれた。>>41>>42
 それはやっぱり、羅生に聞かされた『旧人類の罪』に強く通じる思想のように思える。>>2:15
 
 ウキクサは、
 自らを“人間”と称するこの者は、

 いかに外見が新人類めいていようとも、
 その内面は“旧人類”であり、殲滅対象に等しい。
 
 それがオレの判断だ。
 
 はっきりとそう認識したせいか、殺意が湧くのを感じる。
 逆さに突き立てたままの槍の柄を、改めて強く握り締めた]
 
(45) 2023/11/28(Tue) 19:52:35

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  ありがとね、ウキクサ。
  おかげで考えが定まったよ。
  
  直ちゃんとミケに伝えてくるね、
  『ウキクサは殲滅対象だ、再考してほしい』って。
  
  それでも判断が覆らなかったら命拾いできるよ。
  
  じゃあ、またね・・・
  
  
[殲滅対象と見做しながら、この場で攻撃しないことを疑問に思われるだろうか? それとも機械らしいと納得するんだろうか。
 逆さまに突き立てていた槍の中間辺りを握り直して持ち上げ、オレはウキクサから視線を外した。
 まずはここから近い順でミケの元を訪ねて>>0:2、その後に直ちゃんのところへ行くつもり。もし取り込み中だったら出直すだろうし、そのときにはしばらく自分の部屋にいるかな。
 
 時刻はそろそろ夕暮れ。空は朱に染まり始めていた]*
 
(46) 2023/11/28(Tue) 19:52:49

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夕刻:直青の部屋 ─

[ミケに報告した後、オレは槍を持ったまま直ちゃんの部屋まで向かった。もしそこにいなかったら帰ってくるまで待つつもりで。
 
 無事会えたならウキクサへの宣告通りの報告をすることになる>>46
 
 
  直ちゃんー。羅生に新人類の話聞いたときに、
  旧人類の罪についても聞いたんだよね。
  自由に空すら飛べると思ったことだって。>>2:15
  
  それを元にウキクサの思想を探ってみたけど。
  やっぱりオレたちが敵視する旧人類に
  典型的な思想をしていると思う。
  
  『何にでもなれて、どうとでも変わることが出来る』>>42
  それを人の……旧人類の心の可能性と信じていて、
  その心を維持させ続けたいと言ってる。>>1:126
  
  殲滅すべき対象だとオレは判断する。
  ミケにはもう申告してきた。
  
  
[言われなくても行動記録ログは見るだろうけれど、参照して確認してほしいとも伝えて。
 その判断結果がすぐ出るわけでもないだろうから、後は方針転換があるかないかはっきりするまで、のんびり過ごすつもりだった]*
 
(47) 2023/11/28(Tue) 20:08:53
三ノ宮 緋雁は、メモを貼った。
(a0) 2023/11/28(Tue) 21:04:10







──その夜浴びた雫は、
──みどりいろをしていた。




 

【人】 寿ホ儀 直青



- 羅生 -




[音も無く、扉を開いて、閉じた。

僅かの距離を進んで、横たわる身>>5に被さるよう唇を合わせる。
やわらかな感触。体温。与えられた感覚器の伝達する信号だ。]

 ────羅生。

[ただひとつの名を呼ぶ。
生を残らずつかみとる者。名付け親の真意を、直青はデータとして持たない。推測は幾つか、可能だ。

その頬に触れる。]

 ………………。

[疲れましたか、と問おうとして、意味のない質問だと棄却する。代わりにもう一度触れ合わせてから、瞳を覗いた。

何を言えるだろう。直青は
逡巡する
。]


 …………何か、
 ……欲しいものは、ありますか。


*
(48) 2023/11/28(Tue) 21:11:40

【人】 蕃神 雷恩

――きっと。
  今、だから。言えたんだと思う。

[愛されながら育った君。
考え、悩んで、お互い成長して。

     漸く、俺は枝葉を伸ばせる。>>15]
(49) 2023/11/28(Tue) 21:21:51

【人】 蕃神 雷恩

 ……。
 確かに、そうだ。
 彼らAIは新人類がこの世界に適合して
 大地を再生させるために存在している。

 ―――と、定義されて旧人類の研究者に造られた。

 だからといって、彼らは与えられたプログラムや
 ルーティンだけを用いて過ごすだけでは、ないだろう。

 自身の「考え」は、前提としている条件はあるだろうが
 持つものだと、思う。

 そうでなければ。羅生が己と疎遠となることもなかったろう。
 不適合と認識した、それでも基準値はきっと満たしていた
 だからこそ、その矛盾にエラーを起こした。
 その結果の行動が、己から距離をとることだった。
 と、俺は思索し、分析している。


 それは、ある意味では「役割の放棄」だ。
 ――なあ、桜花は、この事実をどう思う?

[言語化するのは難しい、けれど。
役割以外を求めることを酷と考える気持ちも理解しているけれど。
羅生を例に挙げれば。このような行動をとることもあるのだと暗に。]
(50) 2023/11/28(Tue) 21:22:08

【人】 蕃神 雷恩

 それにな。
 直青と話を、したのだけれど。

 きっと。俺たちが不適格でも。
 直青は見捨てやしないよ。

 ――俺は、そう、思った。

[扱いは変化するだろうけれど。それでも
若しかしたら。枠からはみ出ることで俺たちは
彼らと新たな関係を作ることだってできるかもしれないな。

と、言い添えよう。
それでも、君の気持ちは痛いほどわかるから。]
(51) 2023/11/28(Tue) 21:22:22

【人】 蕃神 雷恩

 でも、なるべくなら。
 ――彼らが望むこと、叶えてあげたいなぁとは思っている。
 今迄与えられた分を、返したいと。

 「嬉しかった」から。

 それは、お前に貰ったものも含まれてるよ。
 だから結構、ではなく

 とても、好きだよ。俺の弟。
(52) 2023/11/28(Tue) 21:22:40

【人】 蕃神 雷恩

 ――だから。俺は、いずれ来る終わりまで。
   できることなら
   桜花や直青らと一緒にいたいと思うよ。



   それにさ、「今」変化は難しくても
   未来は誰にもわからない。

   安直、浅慮かもしれないが
   俺たちだって成長できたんだ。

   彼らだって、変化することはあるんじゃないかな。


   それとは別に、我儘を言うのは子供の特権だから。
   かなわずとも、思いを告げることは
   大事なことだと思う。お互いにね。*
(53) 2023/11/28(Tue) 21:22:51

【人】 苗床環者 メディウム

− 楽園の片隅で・リヒトーヴ −



[その美しいひとは、いつだってこの地にいた。静謐な空気を纏わせて箱庭を守護していた。……立ち尽くすそのひとの元へ、3つの影が近づく。]


「コギト・エルゴ・スム!我思う故に我有り、いい言葉だよねえ。」

「De omnibus dubitandum. 全てについて疑うべし……そうですわね、私たちの様な人間は特に大切な言葉です。」


よかった、まだ居てくれた。
こんにちは、リヒト。騒がしくてごめんな。少しいいだろうか?


[フラスコの中の小人と水槽の脳が、壁に彫られた文字を読みあげ、植物の娘が機械の身体へ声をかける。]

……きみはいつか、この『楽園』の外へ行ってしまうのだろうか。いつだって、寂しそうだったから。
「『友』がいたと、以前お聞きしましたわ。彼を探したいと、そうずっと思っていたのですか?」

「あ、いやオレらはそれを止めるつもりは無いよ!元々、ご厚意でココ使わせてもらってるだけだしね。最初は違う場所で研究してたし、君が去ってしまっても勝手に研究も保全も続けるつもり〜」



[3人の「人間」が、口々に告げる。]
(54) 2023/11/28(Tue) 22:20:29

【人】 苗床環者 メディウム


……なあ、リヒト。我々は、きみの「友」にはなれないのだろうか?

「こんな姿でも、私たちは「人間」ですからね。もちろん、かつての『友』が特別だという事を否定するつもりはございません。」

「単純にね!オレらも君の事は「友達」だと思ってるからさ!困った時とか、いつでも帰ってきていいよっていいたいだけ!」

「うちの博士は来るもの拒まず去るもの追わず、ですが。私たちの方は必ずしもそうではありません。」

「そーいう事!友達の事は心配するし、夢があるなら応援してるから。」



……忘れないでほしいんだ。どこにいても我々ときみも、「友人」だったって事を。だから……もし「友」とまた出会えたのなら。僕らともいつか話をしよう。


[植物の娘が、守護者の手をそっと握った。]*
(55) 2023/11/28(Tue) 22:20:40

【人】 苗床環者 メディウム

ー 植物園のどこか・桜花 ー


[その桜色へどう接していいのか分からなかった。彼らの絆はきっととても特別なものだから。

その桜色に告げてもいいのか分からなかった。あなたの尊いひとの側で咲いていたい、なんて。

僕よりもずっと美しい、花。


しかし告げないのは逆に不誠実であると思っているから。意を決して声をかけた。]


…………こん、にちは。桜花どの。少し、話がしたくって…………この間はすまなかった。非礼を詫びよう。
あぁ、それと受け取った果実は実に美味であった、ぞ……あなたはすごい事ができるのだな。
(56) 2023/11/28(Tue) 22:32:32

【人】 苗床環者 メディウム

[ためらいがちになりつつも、丁寧に告げる。この人は彼にとってとても大事なひとだから。]


それで、その。僕……雷恩、の側で、咲き続ける事にしたから……きみへ、ちゃんと言わなきゃって、思って。
(弟さんへご挨拶というところかしら。)



[声は震えきっていたけど、目は逸らさないようにした。白く輝く姿に目眩がしそうになるのを抑えながら。]*
(57) 2023/11/28(Tue) 22:37:30
ー 後日談・雷恩 ー


[僕らが彼と果実を食べて、数日後くらいの事だっただろうか。あれから、植物として幾度か交わりはしたけれど……「人間」の方は、未だ触れてはいなかった。

まず「人間」部分への興味があるかどうかなんて分からなかったのだが、あの出来事が起こる前から僕らの「人間」部分はそちらへの欲求が強まってしまっていた。
はしたないと思いつつも。
]


…………えっとさ、雷恩。今日は、その…………「人間」の方に、触れて、ほしい、かな……
……興味があれば、だけど。



[そっと彼の手を自分の胸元に触れさせて、言ってみる。……これだけでは反応しないだろうか、と思い指を一本食んでみる。樹木に近い香りがするそれにそっと舌を這わせた。

(あら大胆。どこで覚えたの?)
……うるさいな。


ちらりと、雷恩の顔を見てみる。]*

【人】 言ト霊 羅生

>>48
[

二度目の接吻で、あなたの腕を掴んで、起き上がる。

口を開こうとして。たくさんあった筈の言葉はどこかに呑まれてしまう

言い表せない。言語不能に陥っている
言い現せない。だってどれもこれも望まれない
言い顕せない。僕に『資格』が失くなれば、

隣にいることを──僕が許せない。


]


 雷恩の…………番、になる娘に会いました。
 彼と『愛を与え合うこと』を獲得する、と

 そう、良かったですね
 直青くんの育成は成功しましたよ


 ………………それでもまだ俺が必要ですか?

 
 
(58) 2023/11/28(Tue) 23:17:41

【人】 巫凪 桜花



 ………。

 そっか。そうかも知れない。

[雷恩がいくつもの言葉を継いで、彼の中で巡らせた思索と分析を明かし、指摘をくれる。己のために。
以前の彼なら、考えられなかっただろう。

思い返すのは、長じるにつれてゆっくりと広がった二人の距離だけではなく>>50
最初は見かけなかった楽園で、日々楽しむかのように散策していた緋雁の姿。言われてみれば、少しずつ変化し続ける彼らの姿は、役割と直結しているものばかりではなかった。

『役割の放棄』
その言葉は、己に当てはめて怖れるばかりのものだったから]


 そんな風に、思ってもみなかった。
 …すごいね、雷恩は。

 変わるのは、俺たちだけじゃないんだ。
(59) 2023/11/28(Tue) 23:17:43

【人】 巫凪 桜花



 うん。俺もそう思う。
 直はなんていうか――…、“お父さん”だからね。

 人間のお父さんがどんなかなんて、実際知らないけど。
 知ってたとしても、俺は直青の方がいいな。


[直青はきっと、変わらない>>51
何も彼の根幹は変えられない。
そう思わせる佇まいを、自分たちの前では、いつも見せてくれていたから。
他の仲間は、果たしてどうかは知れないが]

 俺がもし、不適格ってことになったら、
 群鷺あたりは喜々として殺しにきそうで、
 それはなんか癪なんだよな…。
 いや好きだけどね、群鷺も。

[どうせ殺してくれるなら、最後に見たい笑顔は、彼のものではない。と、何とはなしに思う。
例えばそれは――殺される角度から見上げる光景は、どれ程鮮やかなのかと考えていた、その人ならば>>2:221]
(60) 2023/11/28(Tue) 23:27:54

【人】 言ト霊 羅生


 雷恩への僕の在り方を、あなたは咎めず無視しましたね
 それがどのような結果になるかはあなたは未知だった筈です。
 ただ『有益な結果を信じた』という事でしょう。
 それが害となるか糧となるかの結果は個体に依る。
 そしてあの二人雷恩と桜花は君視点、
 僕という障壁を見事にクリアできた。
 そういう評価なのだから今回、桜花に処置は施さない判断となった


 ──僕は仕事を全うしましたよ。

 だから最後の役目を申し出た。
 それを君は『生の放棄』と棄却するの、



 ……納得、いか、ない、


[
 
何かが勢いよく引き剥がされる音がした。咄嗟、揺らぐ視界を片手で覆う。納得したら何かが終わる、確信だけが漠然と巣食う。

]
(61) 2023/11/28(Tue) 23:28:29

【人】 言ト霊 羅生

 『お前が、お前を、否定しているんだ』



──そんなこと、して、ない、
(62) 2023/11/28(Tue) 23:31:24

【人】 巫凪 桜花

[率直に告げられた好意>>52
初めての呼び名。
反射的に、俯いていた顔を上げ、
伝えてくれる柔らかな表情を、温かな眼差しを甘受する]


 …ずるくない?


 いきなりそんなこと、言うの。
 知らなかったよ、俺。

[教えてよ、と呟く。
片手で抱えた膝に頬を載せて]
(63) 2023/11/28(Tue) 23:44:08

【人】 言ト霊 羅生


あ…………、『君たちは生きようとしている』と、いう評価の、内訳を。俺が記憶を消すこと、嫌ですか。どうして。いつ? いつなら咲くことを許されますか。そもそもそれを問うことが『生きる』とは違いますか。甘やかされたい。怖がる?──何をだろう。本質?──は何だったんだろう。劣ってると言いたいならじゃあ答えを下さい。罰当たり。『君が自身を否定する度僕は僕を損なわれてきました。』と言うのは? 知らないよ。罪を贖いたいこの姿は今あなたを損ないますか? 知ったこっちゃ無いです。『俺からお前を奪うのか』なんて言ってあなたはずっと僕を僕から奪ってきたじゃないですか。良いですよ、合ってたんだ、結果論としては君が。じゃぁ俺の我が儘って何? ねぇ、君の言葉も誰の言葉も、もう分からないみたいだから、それは世界に望まれてないという状態ではないのでしょうか。それでも生かしたいんです、よね、僕のこと、あなたがあなたのために。だったらあなたが俺に意味をくれるべきだとは思いませんか、行方不明なんです、存在意義が、直青君が僕を必要なのは…………どう、して、ねぇもうおれは、あなたがいないとかたちが、わからない、わからないお願いさわっ、…………て……!!!

*
(64) 2023/11/28(Tue) 23:44:58

【人】 巫凪 桜花



 一緒に、いてくれるんだ。
 そっか。 ……そっかぁ。

[脱力する思いで膝に顔を伏せ、籠もった声で応える。
そのまま其処で、雷恩の言葉をゆっくりと耳に沁ませる>>53
繋いだ片手を、掌中でもてあそびながら。

何も諦めていないつもりだった。
諦めたのはずっと前だったことに、彼と話して漸く気づく。
皆から充分に与えられ、甘受してきたからと
自分に言い聞かせて。
ずっと条件つきの愛情として受け止めていた、それを。]


 雷恩ってやっぱり、おにいちゃんだね。


 …やだな、今終わるのは。

[覚悟と、密かに共存していた本音。
彼の隣で見つけると同時に、零れ出た*]
(65) 2023/11/28(Tue) 23:59:37

【人】 寿ホ儀 直青

>>58>>61>>62>>64

 ────羅生。羅生、

[掴まれた腕に食い込む、
指の感触を
愛おしい
と思った。

止め処ない奔流の、螺旋を描く、君だ。

 は、それが、どうしても、

]
(66) 2023/11/29(Wed) 0:09:04

【人】 寿ホ儀 直青


 そうです。
 君は悪くない。

 俺がお前を手放せないだけだ。

 お前に俺を欲しがらせたかった。
 お前を、壊してでも。
 
(67) 2023/11/29(Wed) 0:09:29
[くちづける、首筋に花を散らした。
暴く無遠慮さで、命綱を断ち切る。書き換える。


 ──お前の、最後の砦なんか、粉砕してやりたい。


溺れさせたい。──背徳だ。

着衣のままに、最低限だけを剥ぎ取った。
最早その為にしか存在し得ない器官を指で圧し拡げ、本来ならば必要のない、潤滑液の分泌を促す。性急に、宛てがう。

貫く。]


 ────っ、は……


[ゆるさなくていい。
何もかも、ゆるさなくていいから。]

*

【人】 巫凪 桜花

―いつかの楽園・リヒトーヴ―

[問えば問うだけ、機械は自分に応じた>>2:308
楽園を拡張する彼らの計画を告げ、その意味を明かし。

分厚い岩を穿ち、やがて地を潤さんとする雨垂れのような、
強固な意志に、打たれる]



 ――…ああ、


 綺麗なものでも、涙は出るんだな。

[拭いもせずに、知らなかった。と呟く。
またひとつ誘い出される、新たな情動>>2:307]
(68) 2023/11/29(Wed) 1:46:55

【人】 巫凪 桜花



 そうか。

 リヒトーヴ。
 それはとても、美しいと思うよ。
 君を造ったひとは、やっぱり趣味がいい。

[話してみたいな。と落ちた呟きが、風に溶ける]


 いや、それとも君のかな。

[眩い多眼に、眸を細めた*]
(69) 2023/11/29(Wed) 1:48:48

【人】 巫凪 桜花

―植物園・メディウム―

[雷恩と話し込んだ日より、時を経て。
髪に花咲かせた少女に、植物園の一角で再び声をかけられた>>56]


 ――メディウム。

 俺の方こそ、謝らないといけないと思っていたよ。
 こないだは、酷い態度をとったから。ごめんね。

[謝罪を寄越す彼女の名を、今度は正しく口にする。
話が己が実らせた果実のことに及べば、目を瞠って]


 食べたんだ?あれ。

[あんな渡し方をすれば、てっきり土に還しでもしたかと思っていた。どことなく歯切れ悪く、美味だったと言う少女]
(70) 2023/11/29(Wed) 6:52:52

【人】 巫凪 桜花



 俺は食物を食べられないから、よく知らないんだけど。

 美味しいものは、好きなひとと一緒に食べると
 より美味しいって聞くね?

[ただ咲かせ実らせるだけで、経口摂取ができない身では、
その滋味を知ることはできない。
雷恩ができることを、人により近い素体を持つ自分ができないというのは、皮肉なものだと思いつつ。
初対面に近い彼女を、ついからかった。

『雷恩の側で咲き続ける事にした』
そう告げる言葉は、以前のように願望の裏返しでも
虚勢でもなく、素直なもので]


 わざわざそれを、言いにきてくれたの?
 俺は、干渉しないって言ったでしょ。

 ――…兄さんをよろしく。とか言えばいい?

[返す答えは、茶化した声音で*]
(71) 2023/11/29(Wed) 6:55:22

【人】 巫凪 桜花

―病棟―

[それは、この楽園でお気に入りの場所を、求めに応じて
直青に案内した日の夜のこと。]


 ――…緋雁。いる?

[直青から場所を聞いて訪れたのは、滞在中、
緋雁に宛てがわれた病棟の一室。
メンテナンスの時間の前後であればいるかと、
控えめにドアをノックして、一度だけ名を呼ぶ。
返事がなければ、すぐに引き返すつもりで]
(72) 2023/11/29(Wed) 7:16:37

【人】 巫凪 桜花

[ドアを開けて貰えば、戸口に立ったままで早々に本題を切り出す]


 昼間の話、覚えてる?
 俺が廃棄処分になるかも、っていう。

[直青が緋雁の記憶データを消去していなければ、
この話も大丈夫だろうと]


 あれ、結局大丈夫だったから。
 緋雁に心配かけたかなと思って、言いに来た。

[戦闘員である彼とは、本来接触すべき用件は多くない。
今まで理由もなく呼び止め、話しかけるのを繰り返していたから、用件を伝え終わった今は、逆に何を話していいか分からない]


 えっと。

 ……用事は、それだけなんだけど。

[けれど、何となく去り難くて。
視線を彼の胸のあたりに彷徨わせ、珍しく口籠る*]
(73) 2023/11/29(Wed) 7:19:20

【人】 苗床環者 メディウム

>>70>>71

……お、おう。


[逆に向こうからも詫びられて、目を丸くする。その後の言葉を聞くかぎり、本当に今はこちらへ「敵意」とかそういう感情は無さそうで。]


あなたの方は経口接種ができないのか……うん、美味しかった。


……よろしく、なんて。こちらこそ、彼の隣にいてくれてありがとう。彼の感情の一部は、きっときみが作り上げたものだから。これからも、仲良くしていてほしい。

……そこに、少しだけ、僕らがお邪魔するけれど。


[茶化されるように告げられた。本当に美しく清らかな花だ。きっとたくさん愛されてきたし、これからも愛され続けるのだろう。彼が、ずっと美しいままで咲き続けられたならいいな、と願う。]*
(74) 2023/11/29(Wed) 7:43:18

【人】 苗床環者 メディウム

ー ある花の独白 ー


[一旦下された判決は、己へ刃を振りかざす事はしないようだった。とはいえ、本質的にはAIの彼らからはこれからも審議を続けられるのだろう。ちくちくと視線が刺さってくる。当然か、本来僕らは異物だ。


……愛おしい、樹木の青年を見つめる。美しい花ではなく、樹木の彼に惹かれたのは。ひょっとすると「安心」したかったのかな、なんて。大きく逞しい木は、寄り添うだけで心が安定する心地になる。(それもあるでしょうけど、純粋に異性として魅力的に映ったのが彼だったのでしょうね)


光を浴びて、呼吸する。脆弱な入れ物へ植物を足して、辛うじて魂を引き留めているだけの、おおよそ『新人類』とは呼べない身体で。それでも博士たちは僕らの可能性を信じてくれているのだろう。


……雷恩がこの地を離れるとして、請われたなら共に行く気概はある。博士へ研究サンプルを送りたいし、「友人たち」がいるこの地への愛着もあるから連絡はしたいけど。外の世界で殲滅行為を続ける彼らの思想へ同調するのだってきっと厳しいけれど。]
(75) 2023/11/29(Wed) 7:58:28

【人】 苗床環者 メディウム

[それでも、僕らは。もう既に樹木から与えられるめぐみでしか生きられないから。この先何があっても、彼の側で咲き続けるのだろう。彼にとってもっともっと美しい花が咲いて、僕らの存在意義が失われるその日までは。


…………本心を言うと、彼の心に僕らだけが咲いている場所があればいいのにと願ってしまう。大切には想われてると、思うけど、心を全部注ぎきったら同じ分量の「心」がほしい、なんて。傲慢にも程がある。僕の内側に芽生えた花々はそれくらい貪欲に求めてしまう。求めてしまうから、消してしまいたかった。


いっそのこと世界の片隅でふたりきり静かに枯れ落ちるまで側にいたいな、なんて。叶わない事を考えながら、今日も僕はそこで咲いている。]
**
(76) 2023/11/29(Wed) 8:07:44

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夜・病棟(桜花) ─

[夜、メンテナンスが終わった少し後。入れ替わるようにノックの音と声がした>>72


  あれ、桜花ちゃん? 珍しいね。
  
  
[声と匂いですぐにわかって扉を開けた。
 病棟の扉は上下に少しだけ隙間があって、そこから廊下の匂いが漂ってくるんだ]
 
(77) 2023/11/29(Wed) 8:18:57

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[こんな時間にどうしたのかと思えば、廃棄は取り消しだって話を教えてくれた。>>73
 オレもさっき、気になって直ちゃんに尋ねたばっかりだったから、どうなるか知ってはいたんだけど。わざわざ報告しに来てくれたのが嬉しかった]
 
 
  うん、オレも聞いてた。
  無事でよかった……。もう少し頑張れるね。
  
  
[一時でもそんな話があったなら、この先もしばらく不安かもしれないけれど。そう簡単には処分しないんじゃないかと思ってたオレの予想が合ってて、オレもほっとしたんだよね]


  ……そっか?
  
  
[用事はそれだけと言いながら、桜花ちゃんには帰ろうとする様子が無い。
 まだ用事がある……? いや、無いって言ってるし……?
 どうしたらいいか悩んでしまって、オレもしばらく桜花ちゃんの様子を窺うことになった]*
 
(78) 2023/11/29(Wed) 8:19:08

【人】 巫凪 桜花

―夜・病棟―


 もう聞いてたんだ?直青に。そっか。


 ん、もう少し――…

[もう少し頑張れるね、そう言う緋雁に頷こうとして>>78
昼間に彼と話した時は感じなかった、蟠りを自分の内に感じる。

何となく、雷恩と話したせいだろうか?と頭に過る。
視線を上げられないまま、暫し言葉を探して]


 もう少し、じゃ。嫌だなって思った。


 やっぱり最期まで、みんなと――…緋雁とも、一緒にいたい。
 それまで諦めないように、したい。

[最後かも知れないと思いながら、
鮮やかな花々に溶けていく緋色を見送ったあの時]


 ……あれが、最後にならなくてよかった。

[ようやく視線を返して、微かに笑った*]
(79) 2023/11/29(Wed) 8:46:34

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夜・病棟(桜花) ─

[少しじゃ嫌で、最期まで。>>79
 桜花ちゃんの言葉を聞いて、やっと思えた。同じ思いを抱いている気がする、って>>2:73
 
 
  ……うん。オレもできるなら、途中で廃棄されるより
  “寿命”で死にたいからね。
  
  
[桜花ちゃんの微笑みを見ながら手を伸ばす。頬を撫でたいと思って。
 前に話したときも思ったけど、その動作の意味がわからなくてやらなかったんだ。それが心残りだったのかもしれない。
 触れられたら、軽く撫でて離すだけになるだろう]
 
(80) 2023/11/29(Wed) 9:02:51

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[でも、桜花ちゃんが長く生きるなら、当然オレは見送ってもらう側なんだけれど。

 それはちょっと嫌だな、って思うんだ。
 
 桜花ちゃんと、たぶん雷恩と、それから直ちゃんと。
 みんな遺して先に逝くより、オレは一番最後がいいなって。
 
 無理なんだけどね。
 戦闘AIは一番寿命が短いから。
 
 それでもオレは戦うことしか知らない。
 戦闘員でいるしかないんだ]*
 
(81) 2023/11/29(Wed) 9:03:02

【人】 巫凪 桜花

[彼にとっての『廃棄』>>80
それは、戦闘で修復不可能な傷を負ったときになるのだろう。
戦場に在る姿は、誰の手も届かないくらい鮮烈な敏捷を誇って、そこに散るなら、それもまた美しいのかも知れないと思うけれど]



 ……うん。そうだね。

 俺も、最後までずっと、一緒にいて欲しい。
 “その時”が来たら、ちゃんと見届けるから。

[また臥せた視界に、緋雁の手が伸びた。
武器を揮うためにある、長い指先。
軽く頬を撫でるように触れて、すぐに離れゆく]
(82) 2023/11/29(Wed) 9:25:39

【人】 巫凪 桜花




  ――…、 


[ひとに触れるのも、触れられるのも。
慣れているし、好きだ。
頬に熱を残す、その感触]


   緋雁、 ……?

[離れた指先を追いかけ、捕まえられたのは、視線だけで。
温もる頬が落ち着かなくて、自分の手の甲を押し当てた*]
(83) 2023/11/29(Wed) 9:28:58

[

非道じゃないですか、それ。

近くなる距離には安堵する。縋りつくと赤く染まる視界がある。まだ理性が残ってるみたい。首に散らされていく花弁を欲しがりながら、どれも片隅でぼんやり眺めてる僕がいた。

乱暴なひとだな。それが『本質』ですか?
あなたとの二人の子供にする様に、慈しみ見守ってはくれないの? 遠くで咲くのがそんな駄目?

僕の間違いを、あなたが正解にした。けどそれは俺の正解になり得るのかな? 正しくある事が僕の最重要事項だったのに、あなたは見捨てたんだ。愛し子を育て上げるための糧として、利用されて、雷恩と桜花は認められたというならそれで良いじゃない、すべては『父』の仰せの通りに。


──でもどうしてか穴が空く。
かなしい

あなたが、俺を見捨てるから

]


 ッ、い゙、──……あ……っ…………!


 
 


[貫かれた質量分の水が眼球から溢れ零れる。充ちてく。君の開けた空白の代わりが埋められていく。

いやだな、抗議を、してやりたいのに、全部溶けちゃう。沸き上がってくる強い衝動。

その青い硝子の石を、引き千切ってやりたかった、そしたら後を追ってあげるのに


 
ねぇ『愛してる』を刻んでよ 
]* 

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 楽園の片隅、メディウムと ―


 [ あれから同胞たちへ然るべき申告をした。
   人間でいうならば休暇申請だろうか。

   しかし、その時が来るまで機械の仕事はいつも通りだ。
   故に、大したことではないと思っていたのだが
   ……そうでもなかったのだろうか。>>54

   それぞれに視線をやりつつ、
   機械は彼らの提案、あるいは希望を聞いていた。>>55


   メディウム。あなたは親しい者が離れ行くことを
   「寂しい」と認識しているというのに、
   離れ行く己に親しさをもって友になろうとするのですね。

   承認を得なくとも、あなたの中では
   己は既にあなたにとっての"友"なのではありませんか?


 [ 彼らは、傷つくためにやっているのではないのだろう。
   意識を複数の景色が走って行く。

   ……人とは、皆そのような物なのだろうか。
   機械は思案する。今伝えるべき話を。 ]
 
(84) 2023/11/29(Wed) 10:57:31

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 
   ……友人とは、"ある一人のみを指す物"だと
   己は定義しているわけではありません。

   孔雀革命の主との関係が"友"と定義されている故に
   己たちが互いをそう呼んでいるだけです。
   ――その点においては、"友"は唯一の物ではありますが。

   ですが、我々の原則を守っていただけるのであれば
   己はどのような者とも友人になりますよ。


 [ 人はまた異なることを思うかもしれないが。
   機械にとっての"友人"とは、そのようなものだ。

   過去、どれだけ言動を違えようとも
   現在が"正しく"そうであるなら、そのように在る。


   ……その正しさを捉えるのは、
   機械にとっても困難であるかもしれない。

   ――それでも。
   それこそが、孔雀革命の求める多様性を描くのならば。 ]
 
(85) 2023/11/29(Wed) 10:58:27

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ……あれは、面倒極まりない形で
   自身の行き先をしれっとデータに遺していました。

   そして、己は呼びつけられていたことを認識しました。
   故に向かうというだけで、大した話ではありません。

 
 [ 機械は握られたままの手を柔く握り返す。

   拒んだつもりも、線を引いたつもりもなかったが
   己から触れたことは、確かに無かったかもしれない。 ]
 
(86) 2023/11/29(Wed) 10:58:50

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ですので、数か月もあれば戻りますよ。
   用件がくだらなければ、もっと早く戻ります。

   その時に、と。――約束しましょうか。 *

 
(87) 2023/11/29(Wed) 10:59:37

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夜・病棟(桜花) ─


  ……うん。
  

[見送る役になるのは桜花ちゃんもわかってるみたいだ。>>82
 それが嫌だなんて言っても何も変えられないけれど、素直に喜べなかった。
 
 AIの機体は有機物を主体に造られていて、オレも例外じゃない。だから出せる速度には限界があるはずが、無機物の骨格でかなり補助を受けている。
 それゆえの有機部分への高負荷。
 長く生かす気のない設計だな、と思う。
 
 それが設計思想だから仕方がないんだけど]
 
(88) 2023/11/29(Wed) 11:47:27

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  あ、ごめん、触っちゃダメだった……?
 
 
[頬を撫でて手を離したら、桜花ちゃんは反応に困っているように見えた。>>83
 戸惑い? それも少し違う?
 
 いつもと少し様子が違うと思っていたけど、それを助長してしまった気がして、オレもどうしたらいいかわからなくなり始めた]
 
 
  えっと……、まだ何かあったかな、
  話したいこと……とか……?
  
  
[ないなら早く部屋に帰って休んでもらったほうがいいんだろうか。
 人類と会話はできるけど、こういう細かいコミュニケーションは、やっぱりオレにはちょっと難しい気がする]**
 
(89) 2023/11/29(Wed) 11:47:39


[泣き虫。などという言葉の存在を想起する。
直青にも涙腺に酷似した回路は備わっていたが、専ら眼球の洗浄にしか使用されていない。そのみどりに舌を這わせた。

羅生の抱く思想を、信念を、直青が共有することはない。そのように創られている。脆弱性になり得るものは予め排除されており、その代わりと外部装置としてそれらを持つ。故に直青はAIたち彼等へ真の意味では寄り添わないし、寄り添えない。

羅生はそのひとつだ。
ひとつに過ぎない、筈だった。]

 ッ、く。ぁ────……

[
煽られる
、その感覚が何処から来るものなのかわからない。否、識っていた。error──但し、必然の。

"内臓"を抉る。非効率の痛みを、空白の代用とする。直青は廃熱作業が苦手だった。

 どうしたって浮かぶお前の顔に、
 終わりを重ねるのが苦痛だからだ。

 それでも手を伸ばしてしまうからだ。

何故、離れたがる。
──そう、問うてしまうからだった。]

*

【人】 巫凪 桜花



 ダメじゃない、よ。

  …うん。駄目じゃない。全然。

[頬に宛てがっていた手を口元に滑らせ、緩く蓋をする。
常なら安心や心地良さだけをもたらすはずの
仲間からの接触に、今は違和を覚えて、理由を探る空白>>89
やがて手を下ろすと、ゆっくり唇を開いた]


 緋雁と話したいこと。

 いっぱい、あると思うんだけど。
 それはまた今度でよくて。

[今日が最後ではなくなったことが今、改めて嬉しいと実感が湧く]
(90) 2023/11/29(Wed) 13:08:39

【人】 巫凪 桜花

[珍しく、緋雁が困ったような顔をしている。
いつも笑顔を向けてくれる彼を、困らせたくはなかった。
会話を手短に切り上げようとして、何故か耳に残って離れなかった雷恩の言葉を、ふっと思い出す>>53]


 ごめん、我がまま言う。

 もう一回だけ、…今の。
 してくれる?


 ――…そしたら、帰るから。

[最後は少し早口で、付け足した*]
(91) 2023/11/29(Wed) 13:11:13

【人】 寿ホ儀 直青

- 緋雁 -

>>47


[直青が戦闘員に対して施すメンテナンス──主にソフト面に関するそれは、羅生の手を借りることが多かった。言語そのものである「言ト魂」は、「寿ホ儀」よりも直接的な干渉に優れるからだ。故意の不全>>0:74>>5を維持していたとしても、それを由しとしたのは直青の判断でもあった。

直青は、AIたち彼等に極力矯正を行わない。
緋雁が戦闘員に不向きであると評価を下して>>1:183いてもそれは変わらなかった。そうであることの意味があると、信じているからだ。彼等の──我々の思考に触れることで、新人類bébéたちに芽生える何かこそが重要だからだ。]

 お願いした>>1:184通りに
 報告に来てくださったのですね。

 君の見解は承りました、三ノ宮。

[さて。どこまでの説明を必要とするだろうか。]
(92) 2023/11/29(Wed) 14:20:45

【人】 寿ホ儀 直青


 そうですね……。

 ウキクサ博士に対する考察について、
 僕に異論はありません。

 その思想によって調整された彼女の被検体が
 同様に旧人類的である可能性も否定出来ないでしょう。

 ただ、後者に関しては、現時点では
 結論を留保する段階にあると判断します。

 故に、彼女の"手"は未だ必要、ということです。

 我々AIを完成させるまでの間
 我々の開発者たちが命を繋いでいたのと同様に、
 といえば理解の裡に入りますか?
 
(93) 2023/11/29(Wed) 14:20:57

【人】 寿ホ儀 直青

[それから、と続ける。]


 こちらは君たち戦闘員は
 本来考えなくとも良いことですが。

 現存する旧人類を殲滅した後も、
 暫くすると旧人類と同様の個体は発生し得ます。

 新人類たちの役割とは、
 現存する旧人類と同じ"罪"を犯さぬよう
 新たに生まれた彼等を導くことなのです。

 その際、新人類bébéたちが
 「旧人類を
知っている
こと」はアドバンテージです。
 思考がまるで理解出来なければ、
 コミュニケーションが不全になりますからね。

 故に──
全て無駄ではないのですよ



[槍を握る手の、甲に一度だけ触れた。普段の表情を忘れている様子の緋雁を見上げ、代わりのように微笑んでみせる。]
(94) 2023/11/29(Wed) 14:21:18

【人】 寿ホ儀 直青


 優先順位の問題です。

 ウキクサ博士、
 及びウキクサ研究所の殲滅について、

 それは
今ではない



 いずれその時がくれば、
 君には大いに働いてもらいます。


[

 それまで、いい子で待てますね?

]


 ──報告には感謝します。
 今後とも宜しくお願いしますね。

**
(95) 2023/11/29(Wed) 14:22:39



 …………ッ、おまえが、先に俺を捨てた、……っ



[皮膚を重ねると伝わってくる。否応なしに暴かれるのは、いつも自分ばかりだった。なのに今更。今更なんなんだよおまえは。傷つく度に種を埋められて、


直青君が俺を咎めないからでしょう
なのに俺の一番大事なものを否定した



神さま。嫌だ、見捨てられたくなんてなかった



存在インプットはしてる──でも知りはしない“Not installed”

理解は出来るje comprends──だけど実感がないpersonne n'existe



桜花
──大丈夫。散花絶望すらめぐる季節のひとつだ

雷恩
──いつか。それは君のために咲かせる『


『君』はきっと世界中を愛せる。
どうかこの世界を幸せにしてあげて下さい。


[
なけなしの自我だったよ
さようなら
。]

 



 っ隙間、うめたい、ぜんぶ

 直、青、くん……ッ、



[内側が勝手に震えて、神経回路が灼きつきそう。

 気持ちが、いい。


失われてく水分をその唇から奪い取りたい。
渦巻いてる、苦い甘さを吐き出したいのに

 これはなんていえばいい?


罰ゲームの様な身体機能。『快楽』さえ知らなければ人類は堕落をしなかったんじゃないかな。欲望を載せられ見合う誘惑を撒き散らすなんてなんて惨たらしい世界なんだろう。


 全部、おしえてよ、口にして、


僕はおまえのために生きるんだから

君も俺のために、生きるよね?]*

 



[


────嗚呼。

壊してしまったJésus






神よ。

俺は簒奪者だDonne-le-moi





]

[
それは歓喜でもあった
ようこそ
]



 埋めてやる、から──、っ

 ……ああ、気持ちがいい……、──……!


[打ち合わせる腰の不規則なリズム。
制御を手放して身を任せるのは、快楽というパルス。

縋る"内臓"に廃熱を促される。
逆らわずに放ち、けれど止まりはしなかった。]


 ────これが何か?

 
(罪のかたちだ)


 或いは、救済だ、と、

 (俺は信じている)
 (信じたいんだ、羅生)



[あげるよ。抱き竦めた耳許に吐息で応える。
だから、羅生。]






 俺の為に、生きてくれ。





**

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夜・病棟(桜花) ─

[ダメじゃないと言いながら口を覆う仕草は、あまり肯定に見えなくて、オレの不安は続いた。>>90
 けれど今度と言われると、先が長いことに実感が湧く。
 
 やがてもう一回と乞われて>>91
 
 
  あ、うん……わかった。
  
  
[それは我儘なんだろうか……?
 疑問には思ったけど訊かずに、もう一度桜花ちゃんの頬に手を伸ばす。そっと掌で触れて、しばらくそのままにした。桜花ちゃんが満足したら離そうと思って]
 
(96) 2023/11/29(Wed) 17:45:32

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[満足した様子が見えるか、数秒──十まで数えない程度の時間が経つか。そのくらいでオレは再び手を離して]


  じゃあ、おやすみ桜花ちゃん。
  また明日ね。
  
  
[そう声をかけて、今度は頭に手を伸ばして軽くぽんぽんした。前に雷恩と話したときも頭が撫でたくなったのを思い出しながら。
 桜花ちゃんを見送った後は、オレも休息を取るつもりだった]*
 
(97) 2023/11/29(Wed) 17:45:41

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夕刻:直青の部屋 ─

[直ちゃんの説明は理路整然としていた。>>93
 オレには反論する気は全く起きない。
 
 それに。
 直ちゃんも異論がないと言うから、オレは自分の解釈に自信が持てた。
 
 全てはオレたちの新人類のため。>>94
 そう思えば何も疑問も不満も無い]
 
 
  直ちゃんもそう思ってたんだ……?
  
  了解したよ、直ちゃん。
  利用価値が高い・・・・・・・なら生かしておいたほうがいいもんね。
  
  それにオレが本部命令に逆らったことがないの、
  直ちゃんは知ってるでしょ?
  
  
[まあ戦闘AIはみんな、口でどう言っても逆らわない──逆らえないけど]
 
(98) 2023/11/29(Wed) 17:56:35

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  オレたちはデータを書き込むだけで知識が得られるけど、
  新人類たちはそうはいかないもんね……。
  
  みんなが上手く導いていければいいけど。
  まあ、邪魔になった相手はオレたちが殺せばいいのか。
  
  
[それが使命だもんね。
 いつまで一緒にいられるかはわからないといえ]
 
 
  決定には逆らわないけど、
  もう殺意は抱いてしまったから……
  なるべく近寄らないようにしておくね?
  
  被験者たちのことはできるだけ考えないようにしとく。
  
  ありがとうね、直ちゃん。
  
  
[直ちゃんに微笑み返して部屋を出るとき、手の甲に触れた手をふと思い出した。>>94
 触れられたときは特に感想は無かったけれど。思い返してなんとなく、労われた気分になった]**
 
(99) 2023/11/29(Wed) 17:56:50

【人】 巫凪 桜花

─ 夜・病棟(緋雁)─

[我儘を聞き入れて、再び伸ばされた指>>96
柔く頬に添えられた手に掌を重ねて、確かめる。
羅生のしなやかな手とは違った。

生命を摘むために、誰かに造られた手。
ただ生きて、此処に居て、温かい。]



  ――…俺、死ななくてよかったな、

[頬を緩めて、吐息混じりに安堵が溢れた。
終わりになっていたら、この感触も知らないままだったのだと。
気づいて、しまった]


  ……と、思ったので。
  帰るね。おやすみ。

[ぱっと手を引いて、緋雁の手を解放する]
(100) 2023/11/29(Wed) 18:36:40

【人】 巫凪 桜花

[長くは留まらず離れてゆく温度が、
ぽんぽん、と軽く頭に寄り道して>>97]



 うん。…また、明日。

 おやすみ、緋雁。

[もう一度口中で繰り返して、その場を後にした*]
(101) 2023/11/29(Wed) 18:38:23

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 夜・病棟(桜花) ─

[頬を撫でるつもりで触れた手に、桜花ちゃんの手が重なってきた。>>100
 そのことにオレは少し……いや、かなりびっくりしたけど。
 手の大きさや温かさの違いを感じているうち、あっという間に時間は過ぎていった。
 
 そうして去って行った桜花ちゃんを見送った後、扉を閉めてから、オレはなんとなく自分の手を見つめた。
 掌を見て、それから甲へ。
 今日はよく手に触れられる日だな、なんて。
 
 それから寝台に潜り込んだけど、すぐには眠ってしまう気にならなくて、しばらくそのまま辺りの音に耳を澄ませていた]**
 
(102) 2023/11/29(Wed) 18:47:55
― 後日談 ―

[己は、新人類としては植物の割合のほうが多い。
人の部分は感情方面に関しては未熟であり
肉体の成熟度は青年といって差し支えはなかったが
殊更、欲求というものに関しては覚えたことがなかった。

――所謂生殖行動の教育に関しても
桜花は手取り足取りだったらしいが自分は放置だ。
いや、教科書1つだったといっていい。
知識は知っている。だがそれが必要になるかどうかは理解していなかった。

なので。彼女の行動に関して最初に思ったことは。

胸より二の腕のほうが柔らかいのだな。という
単に機能評価のこと。
あと、植物をあまり感じられないのは脂肪分がおおいからだろうか。

次に、思ったのは。


――あ。]

[己の指を、食む姿。
たどたどしく、要求を告げて誘う娘に対して。

愛でたいという思いと
もっと求められる姿が見たいという相反する感情を抱いた。]

 ただ、俺はどのように触れればよいのかわからないから。
 君が、教えてくれないか。今度は。

 どうすれば、「メディウム」はもっと
 人としての部分も、花開く?


[食まれた指で、頬肉を内側から緩くなぞる。

 くちゅり、  と。

分泌しかき混ぜられた唾液の音が彼女の鼓膜を震わせるだろう。
そのまま歯列を指腹で撫でつつ、名を再び呼んで促しを。

教科書通りにしたら良いのだと、理解している。
だが、それでは彼女から求める姿はあまり見られないだろう。
それは、あまりよろしくない。

君が恥じらいながらももっと俺を求めるのを。
――もっと依存させるにはどうすればよいのか。

小さく笑みを浮かべながら、彼女の羞恥を煽りながらも

内心は。常に思索を巡らせる。*]

【人】 蕃神 雷恩

― 桜花と ―

[桜花が、感心したように。
感嘆したように、紡ぐ。]

 ――すごくは、ないよ。
 でも、変化するのは俺たちだけじゃないと

 今、桜花は知った。
 なら、桜花だって世界が開けて
 変わるものも、あるんじゃないかな。

[彼も、また。
己の考えを聞いてどう変わっていくのか。
君の沈黙と、零れた言葉とを耳にしながら
俺は君を見ている。

――人の父親、については己も知らないけれど。]
(103) 2023/11/29(Wed) 19:06:33

【人】 蕃神 雷恩

 そうだな。父親は。
 俺たちにとっては直青たちで。

 きっと、どんな理想の親があったとしても
 俺たちの父親は、彼らだけだ。

 ……まあ、群鷺は、そうだな。

[その時君に、誰の顔がよぎったのかはしらねども。
それでも君は、考えることを知った。
諦めないことを、知った。

それだけでも、きっと君は、変わった。]
(104) 2023/11/29(Wed) 19:06:44

【人】 蕃神 雷恩

 ずるくない。
 ……ずっと胸の中にあって

 言葉にようやくできた、だけだ。

 だから。伝えたかった。
 一番最初に、片割れに。

[だから教えた。と
くっくと喉を鳴らして。]
(105) 2023/11/29(Wed) 19:06:55

【人】 蕃神 雷恩

[座り込んで、顔を膝で隠す君は
迷子の子供が、漸く導を見つけて安堵するかのよう。
おにいちゃん、はそれを見守りながら。
じっと君の言葉を、きいている。]


 それは、俺のほうが先に造られたからな。
 
 ――なら、
 もう少し、探してみよう。
 皆が一番きれいに咲ける場所。
 まだ、俺たちは成長しきるまで時間が必要だもの。

 何時かの時に
 寂しさと、感謝で別れられるように。


[まだ、必要なのだと心が叫んでいるのなら。
いつか来る終わりが避けられないとしても。

子供の特権、利用してしまおうか。と
君の耳元でささやいて、小さく笑った。*]
(106) 2023/11/29(Wed) 19:07:09

【人】 苗床環者 メディウム

[>>84>>85

3人は守護者の言葉を聞く。内に抱いた思いはそれぞれあれど、共通する事が一つ。]


……そっか。リヒトと僕らは、もうずっと前からちゃんと「友人」だったんだね。
「うふふ、嬉しいですわ。」

「なんだよも〜。もっと早くから言えってそれ!」



[それは、目の前にいる「友」への温かな感情。]
(107) 2023/11/29(Wed) 20:37:11

【人】 苗床環者 メディウム

[>>86>>87

植物の娘は握り返された手を、少し驚いたように見る。そして……伝えられた言葉へ、親愛の抱擁をもって返す。]


……絶対、だよ?リヒト。待ってるから。
「あー!メディウムずるいじゃん!オレもオレも!」

「きゃっ……もうビオトったら。紛れて私ごと抱きしめないでくださいよ……でも、嬉しいわ。貴方と、メディウムと、リヒトーヴさんで、こう触れ合えるのは。」



[水槽の脳が、傍らのフラスコ頭と共に女と守護者を抱きしめる。やや遅れて、フラスコ頭も腕を伸ばす。

片隅の「人間たち」は、そうやって「大切な友人」の旅路を祝福するのであった。]**
(108) 2023/11/29(Wed) 20:37:32
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。
(a1) 2023/11/29(Wed) 20:39:27

[

見上げた顔は、いつも通りの無表情で。ただ内側に「何か」を生じさせられはしないだろうかと、舌で指をゆっくりと、舐る。]



…………ん、う…………!?


[突如動かされた指に口内をなぞられた、それだけなのに甘く痺れてしまう。もう少し、触ってほしかったけど、応えるために指を口から抜く。]


お、教えて、ほしい、って言われても……僕だって、詳しく、無いよ……?
(私?こう見えても種子を得られなかった胚よ?つまり……処女なのよ?)



と、とりあえず……僕らの部屋、来て……


[植物同士で交わる場合、大抵は人気のない屋外で行う事が多かった。土があり、陽の当たる場所を好む彼に合わせてそうしていた。傍目から見ても何をしているか、なんて分からないし。……けれど、「人間」同士はそうもいかない。袖を引いて自室まで案内する。]

ー メディウムの自室にて ー


[生活用品が最低限と、並んだ本棚。そしてベッド横に常備された水差しと薬品。そんな殺風景な部屋へと案内する。]


……とりあえず、ベッドの上、座って……


[僕は何をしているんだろう。いや、理解はしている。「人間同士の交合」をしようとしているのだ。……正直に言おう、めちゃくちゃ恥ずかしい。

ベッドの上に座って向き合う。年代物ではあるけど、丈夫なこれは2人分の体重を難なく受け止めた。]


……えっと、人間同士、でするときは、服を脱がなきゃ、いけなくって…………

…………僕が脱いだ姿、見せなきゃ駄目、かな…………?一応言うけど、すっごく気持ち悪いよ。


[学術的な本だけではなく、俗世の様子が書かれた本もいくつか読んでいる。だいぶ前に読んだそれを思い出しながら、気がつく。一般的には素肌を晒し合わなくてはならない、らしいが。……己の素肌は、色素の薄さも相まって葉脈がびっしりと張り巡らされているのが透けて見えるのである。女体としてはかなり貧相な自身の身体の事もあり、脱ぐのはためらった。]*

[君の舌は己を求めるように這わされる。
ゆっくり、味わうようにか。嬲るようにか。

それとも、形を確かめるようにか。
――情欲を、燈すようにか。

   

ああ、愛い子だね。]

[君の中を、探るように。確かめるようにしていた指は
君の分泌物に濡らされたまま外気に排出される。

彼女の拙くも直球めいた誘いから推察はしていたが
メディウム自身も生殖行為に関しては
あまり詳しくはない、ようだ。
自分がリードする、と見栄を張らない当たり
動揺しているようすが具にわかり面白い。


ふむ、と思案しながら、
君に導かれるまま自室へと案内されようか。
袖を引く手は白く、細く。

彼女の手から上。
ゆったりした服に隠された肌の下で脈打つ葉脈。
一体どんな美しさを孕んでいるのだろうか。

植物同士で交わる際には、ただ絡んだ根と、
彼女の中の「貴女」とが
視覚ではなく触覚で愛を交わしあったものだから。
実際、じっくり観察するというのは初めてのことに思う。]

[彼女の部屋は、自分の部屋よりもまだものがある。
人に近しければ自己が保有する物は増えていくのだろうか。
という感想は胸の内に留めておいた。


ところで。
保健体育の教科書(直青監修)によると、人間同士の生殖行動は
まずは互いの肌に触れあう行為をするのだという。
それにより肌の相性を確かめ合うのだとか。

促しに応じてベッドに座って向き合えば
1つ、また1つと重みが加わる際に軋むスプリングの音。

――どうも、肌を見せ合うことを
メディウムは疎んでいるようだ。と気づく。
保健体育の教科書、しょっぱなから躓いているのだが直青。
どうするんだ。と内心考えつつ、口を開いた。]

 見せたくなければ見せなくて構わないよ。
 ただ。俺は――

 君と交わる中で君の中の「貴女」も愛でたくはある。
 君は疎むかもしれないが。貴女を孕んだ君は美しい。


[もともと植物に近い己に容姿を卑下する彼女の思考は
あまりトレースできてはいないのだが。
彼女の意思を無碍にすることはない。
嫌なら、それ以外で君を見せてもらおうか。
君の手に、己の手を添えて続きを促そう。


服を脱がなというのなら、どう君が動くのか。
興味は尽きない。ああ、これが「
楽しい
」というものか。*]




…………そう言われると、困るんだけど。


[つまりは、見たいという事だろうか。
(私は見られたいわ)


気乗りはしないけれど、興味があるようなら。

とりあえず上半身だけ衣服を脱ぐ。胸部の膨らみがそれほどない自分は、検査の時に煩わしくないというのもあって上の下着は身につけていない。

露わになった素肌から、血管に沿って張り巡らされた葉脈が見える。]


…………ね、気持ち悪いでしょ?


[自虐するように言ってしまう。この次はどうしたらいいんだろう。]


えっと、

きみも脱いでよ。

あと……最初、は。キス、から?かな……唇をくっつけるだけじゃないやつ……って、分かる?


[続きを促すことに、した。]*

[見惚れた。

白い肌に浮かんだものは、血管のような走行を見せている
薄っすら彩るライトグリーンの葉脈が美しい。

思わず手を伸ばす。
胸より上。鎖骨より、下。手を置いて、
そのまま葉脈を肌の上からなぞる。

吐息とともに。綺麗だ。とうっとりとした声音で。
彼女の自虐も意に返さずに。


――と。
しばし堪能していたかったのだが
彼女の言葉に我に返った。
「一応」彼女に教えてもらうということになっているのだ。

躊躇わず上の服を脱ぐ。こちらはというと普通の人の肌をしている。
根を張る時には蠢き、生えてくるのだけれど。

わかるか?と尋ねられて
「知識としては理解している」けれど――]

 経験はないな。
 だから、教えてくれるよね。メディウム。

[囁いて、君の唇に己の者を重ねよう。
舌先で重なった部分のスキマをノックして、
彼女が絡ませようとしたところを吸って、
交わらせてしまおうとして。

――教えてもらう、という建前だから。

 こうだろうか、

と息継ぎの合間にでも無知の振りでもしてしまおう。
実践は初めてなのだ。嘘はついていない、嘘は。*]



……んっ……ぅ……


[僕の自虐なんて意にも介さず、甘く伝えられる言葉と、触れる手と。性感帯でもないはずの場所なのに、触れられているだけで気持ちいい、だなんて。]


…………
(ああ、美しい。)



[晒された彼の素肌を、直視ができなくって少しだけ目を逸らす。均整の取れた、男性らしい身体付き。健康的な褐色の肌色も相まってそれはとても、
艶かしくて。
]




教えられるような知識は、ないよ……


[とことわりつつ、まずはキスから。重ねられた唇の隙間から、舌を絡ませようとして……引っ込められてしまった。]


……狡い、よ……


[つまり、これは僕らの方から絡ませろと。そういう意図なのだろう。自然に出来そうだったじゃん、と文句の一つでも言いたくなったが。興が削げてしまわれてはたまらないのでこちらから彼の口内へと舌を差し入れた。拙く、絡ませる。
その気になってくれるように。性急にならないように気をつけながら。
]*

[彼女が、己の裸体にどのような感情を抱いたかはわからない。
が、感触が悪くなさそうなのは
手に触れた肌から感じる脈打つ血潮――或いは、葉脈の疼きか。
それが、教えてくれる。

こんなにも、君は君の興奮を、歓びを
教えてくれているというのに

視線は逸らすんだね。




初心で、可愛らしいことだ。
]

 ――ずるい?
          

        どうして。


[君の方から求めてよ。と
言葉にせずに、態度で示す。
これは確か、駆け引きというのだったっけ。

使いすぎは厳禁だけれど、
普段はつんとしたり、不器用に甘えてくる君が能動的に望んだことなれば。
彼女が積極性を「魅」せてくれるなら、

その限界を今。試すのも悪くない。]

 ん。
    
ふ、―― 、っ。



[呼気を絡めとる。
己の吐息と交じり合わせ、君の肺腑に注ぎ込む。
中から、染め上げて、撫であげて
酸素を運ぶ細胞1つ1つを俺で満たしてあげようか。

なんて、口にはださないけれど。

拙く絡んだ舌を、引きずりだした君の慾を
煽る様に水音を奏でながら、君の味蕾を舌先で嬲る。

指を食んだ際に、美味しそうな様子だった君
俺の舌は、唾液はどんな味がする?

頬肉を嬲り、歯列をなぞり。エナメル質を蹂躙すれば
酸欠になる前に一旦合わせた口を離す。

その際に腕を君の腰に回して抱き寄せて
己の膝の上に、跨らせるようにして尋ねよう]

 次はどう、
したい? 
 可愛い君。


[背を指で撫であげながら囁く声を届けよう。


先程まで君を愛していた舌で、己の下唇を一度舐め。*]


…………ぜんぶ。

[答えになっていない答えを返す。求めてよ、なんて。ひどすぎるよ。
ありったけを注がれても足りないくらいずっと求めているのに。



ゆるりと、彼の口内にあった舌がこちらへ侵入してくる。意識が、確実に、塗りつぶされていく。呼吸を忘れてしまうくらいじっくりと口内を蹂躙されて。]


ーー……は、ぁ、



[やっと解放された時には、もうすっかり力が入らなくなっていた。抱き寄せられた身体が、熱い。]

[背中を優しく撫でる手にすら、反応してしまう。首から背骨にかけての部分は、一体化した葉脈が色濃く見える場所の一つだった。]


…………すきなところ、触ったり、舐めたり、して、いいよ…………



[息も絶え絶えに、伝える。]*

[それはこたえじゃない、などと野暮は言わない。
言いたいこと、伝えたいこと。感情は全部伝わっている。
君が、「貴女」が教えてくれている。


 嬉しい。でももっと欲しい。
 ――欲張りにさせたのは君たちだから。
 責任だってきっと、とってくれるよね?


熱くなった体。肌の下の「貴女」も熱くなっている?
教えてよ。

――今は直接、交われないから。薄皮1枚隔てながら。

色濃く脈打つ背より見える君を撫で。]

 そう、好きなところを――……


[手は、撫でる。
掌を肌に押し付け、君の肌を葉脈に沿って。

唇は、触れる。
首筋を、葉脈に沿って鎖骨下まで甘く食みながら。

それでも「女」の部分には触れない。
自分の好きなところを、触って良いというのだから。
知らぬ部分を「好き」かどうかは判断できない。

彼女の躰の熱が全身を巡り、
下腹部に集まっても。
女の部分が濡れて求めていたとしても。


脈打つ植物と、君の肌の熱が感じられる幽明のコントラストを
ただ、執拗に愛でて。]

 君の肌は、あたたかいね。


[囁きも、皮膚に近づけてのものだから。
それすら刺激になるのだろうか。


きざしを君から告げることを待っているのは。
己の男の部分を求めていることを君の口から聞くまでは


言って、あげない`*]

[僕も
(私も)
全身が熱くって、おかしくなってしまいそうなのに。気がついてるの、かな。僕のことも
(私のことも)
ひっくるめて「メディウム」として、愛してくれているの、だろうか。

知らないふりをしながら、彼は的確に僕らを昂めていく。]


…………ぁ、あ、
は、う…………

[葉脈伝いに撫でる手も、甘噛みされる首筋も。囁かれる声も。全てがとても甘美でしかない。だけど、]


こ、ここ、も。触って……?


[今の今まで避けられていた、とくに目立つ性感帯……胸の中心の方へ、彼の手を導いた。]*

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― □□、楽園の外 ―


 [ とある都市部、とある建物の中。
  
――これらの情報は機械には開示されていない――


   その部屋は静かだった。
   ようやく再会した友人らは、視線も合わせず座していた。

   一人は散らかったデスクの前に。
   大小様々な粒子モニターを宙に浮かべながら、
   指と視線とを細かく動かしている。

   一人は退かした機材の跡が
   くっきりと残ったままの一人掛けソファに。
   その背凭れには埃が薄く積もっていたが、
   当人である機械は、特に気に留めていなかった。 ]
 
(109) 2023/11/30(Thu) 3:18:10

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 
   ……結局は機械いじりですか。

   『庭いじりもいいけどね。
    僕はこっちの方が性に合うみたいだ。』

   気が合いませんね。
   それがあなたの見出した己の仕事ですか?

   『どうだと思う?』

   己が知るのは、お前の道楽までです。
 
 
(110) 2023/11/30(Thu) 3:18:26

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 [ 機械がこの地を訪れることを決めたのは、
   あの日々の中で、友の思わせぶりな言動の数々と、
   当人がかつて真剣に向き合ってきたものを
   信じることに決めたことに由来する。

   故に、今も機械は何も知らないままだ。
   疑問は多く残されている。しかし、関心は持たない。

   本来、道具というものはそういうものである。 ]


   『つれないなあ』

   お前の期待に応えるために、
   己は多くのリソースを手放さざるを得ませんでした。
   自業自得ですね。


 [ そうだね、と友は頬を緩めた。
   まったく、と機械は冷ややかな視線を送る。

   やがて、いつまでもにやついている友の視線を
   鬱陶しそうに機械は手で払った。 ]
 
(111) 2023/11/30(Thu) 3:21:38

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ……己は、これからもあの楽園を広げ続けます。

   それを"途方もない"と呼ぶのは人間の尺度に過ぎません。
   存在するかも定かではない奇跡を乞うより
   よほど現実的だと己は思います。


 [ 長い時と命を費やしながら、
   かつて人類は、地球滅亡までの道を歩んでいった。
   機械は、それと同じことを行うだけだ。 ]


   「あなたの理想は美しい。」
   人も機械も、己たちをよく褒めました。

   ならば、示し続けて見せる必要があると己は考えます。
   「これは人の成せることなのだ」と。


   ――それが己の考える"この世界の救い"です。
 
 
(112) 2023/11/30(Thu) 3:22:30

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ……我が友よ、あなたの解を求めます。
   久しぶりに会ったわけですし、
   それぐらいの成果は期待してもいいのでしょう?
 
 
[ 周到に面倒な手続きでもって、友は機械を呼び出した。
  その動機はおおよそ道楽だろう。
  しかし、楽園を出た動機までもが道楽だとは思わない。

  己は友であり、友は己でもある。
  それは、"親"と"子"の関係と決定的に異なる点のひとつだ。

  機械は友に視線を向けた。
  二人を隔てていたモニターは姿を消していた。


  ――視線が交わる。
  友は相変わらずにやついていたが、
  ようやく己に関心を向けたのだと機械は認識した。


  やがて、ソファの前までやって来ると、
  座る脚の横に片膝を押し込み、友は機械を抱きしめた。
  鼓動は早く、腕は微かに震えている。

  その機敏と熱を数字で捉えながら
  倣うように、機械は友に我が身を預けた。 ]
 
(113) 2023/11/30(Thu) 3:24:18

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 
   『…………。』

   『親愛なる我が友よ。』

   『とてもいい答えだ。ああ、それでこそ君だ。』


   『"それは秩序か? それとも救世主か?"』

   『――僕の答えを出そうか。』

 
(114) 2023/11/30(Thu) 3:24:57

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   『――僕の考える救世主すくいはお前だよ、リヒトーヴ。』

 
(115) 2023/11/30(Thu) 3:25:20

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 
 ― 福音、楽園の外 ―


 〈 その身に収められた記録データを複製する間、
   狭いソファの上、僕は眠る友を抱き続けていた。 〉


   ……本当、君って冷たいし硬いな。

   別にいいけどね。
   僕も、君の立場ならきっとそうしていた。

   インダラクスもヘローもヌエヌエも。皆、同じさ。


 〈 悴んでいく指先さえ今は愛おしい。
   君の心臓に熱が灯るのは一体いつになるだろう?
   憂い、嘆き、歓喜する日は?

   その肩口に頬を添わせれば
   物言わぬ友からは、あの庭の匂いがした。

   ……どうして人類は失い続けてしまったのだろうね。
   存在しない奇跡の夢でも見てたのかな。

   それとも、夢を見ることさえ――
   とっくに諦めてしまっていたのかな。 〉
 
(116) 2023/11/30(Thu) 3:26:20

【人】 朧广灯 リヒトーヴ

 

   ……これが僕の『孔雀革命』。

   僕たちはどこにも還らない。
   誰よりも高く飛び、誰よりも遠い世界を目指そう。

   僕たちであの空を、大地を、海を、
   木々を、星空を、動物たちを――――
   あの美しかった青色を取り戻そう。

   ……後のことは、きっとそれからで充分さ。*

 
(117) 2023/11/30(Thu) 3:26:54
[触ってほしい箇所を、君が求める。

胸元から全身に、君を彩るアラベスク。
先端まで絡み、濃い陰影を映す葉脈へと、
指先を伸ばし――かけ。導かれる場所は違うと理解する。

肌に透ける葉脈よりも、彼女はこちらの方が良いのだろうか。

触れる。指の胎で、最初は押すだけだったものが
次第にぐりぐりとえぐる様に。
或いは摘まんで柔くひっぱったりして
その都度の反応を見る。見やる。
そして思索する。

其処、に触れれば葉脈が脈打つ。
身もだえれば、肌は桃に、そして緑に染まる。
――ああ、その姿が美しい。
]


 なるほど、これが。


[肌に触れて、快楽を拾うということか。
教科書だけではわからないことだな。と独りごち。

君が望むならと執拗に、導かれた個所を捏ねれば、
それは色を変えながら芯を持ち
指が伝える弾力の変化を知る。]

 ――なるほど。


[自身の人としての生殖器は未だ兆すさまは見せないが。
彼女の痴態を、それによって葉脈が脈打つ様を見るのは。

良いものである。と知った。*]

[透ける葉脈を皮膚越しに触れられる事すら、己を昂らせるには十分ではあったけど。もっと強いものが欲しくなって、直接性感帯へと触れてもらう。]


あ、ぅ……あっ…………ん……!
(は、ぁ…………)



[自分で触れた時とは、比べ物にならない快楽を与えられて。そこだけでも達してしまいそうになる、けれど。……まだ気をやってはいけない。]


…………ぅ、ふっ………ね、ねぇ……こ、こっちも……下、脱がせて。

……ここ、も、触って……
もっともっと、頂戴。



[上は自分で脱いでしまったが、本来は脱がせてもらう、が作法だったはずと。下の衣服をすべて脱がしてもらう事を請う。既に受け入れようとしている、己が生殖器のある場所を指し示して、嘆願する。

今は気がつけていないけれど、彼の、それに、兆す兆候がない事を知ったなら。僕は僕だけが求めている事を、恥じるだろう。
]*

【人】 苗床環者 メディウム

− 緋雁との話 −


[咲けるようになった僕らと雷恩が並んでいた時に、緋雁どのと出会ったことがある。彼は、戦闘員というらしくあまり積極的に交流を持つ機会は無かったのだけど。

……先日、博士と何か……甘やかなやり取りではない、むしろその逆……話をしていた事は聞いていた。


だからこそ、少しためらっている。彼にとってはきっと、僕らも「異物」として映るのだろう。尊い大樹へと寄り添い咲こうとする花へ、何を思っているのだろうか。]


こ、こんにちは。緋雁どの。えっと、そこで雷恩、どのと出会ってな……少し道案内していた所だ。お、お邪魔になりそうなら、僕はこれで……


[つい、そんな風に雷恩と距離を取ろうとしてしまった。
(一時的に離れるだけよ、すぐ戻るわ)

一応、そう“彼女”は伝えてくれたけど]*
(118) 2023/11/30(Thu) 14:04:09

【人】 苗床環者 メディウム

− 再び直青と、羅生と −


[「ご挨拶」は済ませたけど、僕らは基本的に彼らがいる場所では極力雷恩と出会わないようにしていた。……干渉はしない、と言われたけれど。それでも、僕らが今雷恩の側で咲けるのは。あくまでも「彼にとって望ましい」からなのだ。

……いつか、「望ましくない」ものへと変わってしまったなら。きっと僕らはそのまま大地へと還されてしまうんだろう。

そう思っていたある日だった。]


…………あ……な、直ちゃんどの。羅生どの、お久しぶり、です……


[雷恩と会話中、昔読んだ本の話題になって。たしか離れた部屋にあったはず……と取りに行った先で、ふたりと、鉢合わせしてしまった。なんとなく気まずさを覚えて、口籠もる。]


えっと、せ、誠実に、お付き合い、させて、いただいています……


[目的の物を探すのも忘れて、居た堪れない気持ちで言葉を紡ぐ。]*
(119) 2023/11/30(Thu) 14:13:55
[皮膚越しでは、「貴女」は悦んでいても
「君」は満足しないのか。

漏れる悩ましげな嬌声と、潤む瞳。
それだけでは足りぬと告げる唇の動き。

――なるほど。これが君の人、の部分の成熟か。

交わらせるのは植物の方ばかりだったからこそ
その痴態とともに強請られる懇願に
了承と言葉にする代わりに、君の下履きに手をかけた

濡れたりしていれば、どうしてかと尋ねるだろう
君にも己の樹木形態と同じように体液を分泌できたのかと
(何せ、愛液に関しては教科書になかったものだから!)

下肢の衣服を取り払い、会陰やらが露になった君は
更に葉脈を浮きだたせている。
全身のその文様を堪能できるのはとても良い。

植物のほうが騒めいて、枝葉を思わず絡ませそうになって
―――だめだ、今日は人間の方という願いだった。
と、我慢して引っ込めた。]

 触る、といっても
 もしかしたら違和感があるかもしれないよ。

[痛みは、「貴女」に干渉しながらならば抑えられるかもしれないが
どうしても触れれば不思議な感じや
中に侵入でもすれば異物感を感じるだろう。

それでもいいかと一応の了承を求めた後
濡れた花弁へ指を這わず。

水音と、絡まる粘液にもにた雫たち。
それらを伸ばしたり、潤む場所に刷り込んだりしながら
時には固くした秘豆に指で戯れながら
これが女性体の生理現象か。と内心で感じていた。


同時に、耐えるのに苦労している。
思いっきり根を絡ませたい。この美しい蔦模様に沿って。

君の肢体は、己の琴線に響いてやまない。*]

【人】 三ノ宮 緋雁

─ ある日(メディウム&雷恩) ─

[あるときメディウムちゃんが雷恩と一緒に歩いているのを見かけた。>>118
 メディウムちゃんは声をかけてきたかと思ったら、すぐ去るつもりらしい]
 
 
  何の邪魔?
  そんな露骨に逃げなくたって、襲いかかったりしないよ。
  
  
[彼女が殲滅対象かどうか、は深く考えないことにしてある。
 命令に従うのは苦じゃないけど、身近に殺意を抱く相手ができたら大変かもしれないし。
 
 まあメディウムちゃんが話すことがないって言うなら、オレからも特に改めて言うことはないんだけど。
 つまりは前言った内容から変化してないってことでもある。>>2:123
 
 雷恩は何か話したいことがあるんだろうか、とオレは二人を見比べた]**
 
(120) 2023/11/30(Thu) 15:15:12

【人】 寿ホ儀 直青

- 楽園 -




[人は何故、心に神を宿し、
人は何故、神を裏切るのだろう。]



 
(121) 2023/11/30(Thu) 16:20:12

【人】 寿ホ儀 直青

[楽園を歩く。

直青が"壊した"あの日以来、羅生を──「言ト霊」をその任から外していた。

一時的な処置になるのか、永続的なものになるのかは、……これから紡ぎ、交歓する"言葉"次第なのだろう。

その分増えたタスクは、しかし予定を圧迫する程ではない。

全ては順調に推移している。



楽園を歩く。

冬の区画に差し掛かった。回路に影響を受けぬよう調整した体表は「寒い」という現象をのみ知覚する。人工の雪が染め上げる季節の奥果てに、咲かぬ梅の木を見る。

そこに祈りが在ることを直青は知らずにいる。
ただ、うつくしいとだけ、評価を下した。


楽園を歩く。

遠景に、継ぎ接ぎの青年が螺子を巻く。内臓を思わせる、ピンク色の粘液が今日も白衣を染めていた。フラスコと水槽が睦まじくその世話を焼くのを見る。

それは"人間の営み"だ。
彼等の博士は、そこに何を希うのだろうか。]
(122) 2023/11/30(Thu) 16:20:20

【人】 寿ホ儀 直青



[


 ──嗚呼。よ。
 ──世界はそれでも続いています。


]



**
(123) 2023/11/30(Thu) 16:20:55


…………「人間」の「雌」は、そういうもの、なの。
(もう。貴方ったら。)



[下を脱がされ、露わになった女性器を見るなり尋ねられる。……そんなこと言わせないでよ、恥ずかしいんだから。向こうの性教育は一体どうなっているんだろうか。本当に最低限しか教えられていないのだとしても、彼は僕らを翻弄するのが上手すぎる。]


…………大丈夫、だから、
はやく、



ーー……あッ、ーーーーーッ!



[そこ、に。女の部分に、触れられた。異物感は少しあれども、丁寧に這う感触はずっと待ち望んでいたもので。中へ、外へ、与えられる悦楽は確かに僕らの意識をさらに遠くへ塗りつぶしていく。

己のものとは思えない、高く媚びる様な声と。力が入らず委ねるだけの身体と。これからまだ先があるというのに、耐えられるか分からない。
そんな風に思うのに、もっと、求めたくなる。
]


(植物の方は、私を求めてくれているのね……でも、人間の方は。……まだ火が付きそうにないのかしら?)



[内なる声に、ハッとなる。そうか、この先へ行くには。彼の「人間」も昂らせなくてはいけない訳で、

ちらりと、目線をやったそこは、何の兆しもない様に、見える。その事実に、僕は悲しくなってしまう。
こんなに、こんなに、求めているのは、きっと、僕の方だけ。
]


…………ふ、……えっと、「人間」の「生殖器」の方、なにも反応、しない…………?
駄目なのかな、僕じゃ。



[悲しそうにしおれる様子は、向こうにも伝わっているだろう。]*

【人】 寿ホ儀 直青

>>119

 こんにちは。

 ふふ。ご様子は存じていますが、そうですね。
 お話をするのはお久し振りでしょうか。

[傍らの羅生を後ろに庇うように振り返る。
視線をゆっくりと巡らせ、現状を評価した。
少女の隣に在って、雷恩は逞しく成長を続けているようだ。

ふと、彼等の目的に気付く。]

 ああ──もしや、こちらをお探しでしたか。
 "紙"の本とは珍しいものですね。
 興味深く拝見していたところです。

[捲っていた頁を閉じ、向きを合わせて差し出した。]

 これにまつわる思い出などお有りでしたら、
 是非聞かせていただけませんか。

*
(124) 2023/11/30(Thu) 16:46:07

【人】 苗床環者 メディウム

>>124

[後ろに下がっていく羅生どのを見て、このふたりに、決定的な「なにか」が起こってしまったことを察する。だけど、以前の様に一方的な言葉を投げかけることもできやしないから。……ただ、それが平時であると、そういうふりをする事にした。]



……あ、ああ。ここに書物は、けっこう多いんだ。博士たちが、大切に保管していたから。

えっと、そこにある本とか、面白いが……夢物語は、あなた方の好みに合うだろうか。


[穏やかに振る舞う彼へ、なるべく普通に接する。苦手意識はまだ強いけれど、雷恩の大切なひとだから。僕らが、切り捨てられることの無いように。相応に振る舞うことを心掛けるようにした。]*
(125) 2023/11/30(Thu) 17:12:42

【人】 寿ホ儀 直青

>>125

[面白いものだな、と評価する。
ウキクサ博士の抱くAIに対する認識偏見を、彼女は継承してはいないようだ。我々に「好み」があると、自然に思考している。]

 夢物語、良いではありませんか。
 語っていただきたいですね。

 どのようなお話なのですか?
 あなたは、どんなところに惹かれますか。

[植物を宿す少女メディウムから雷恩が受ける刺激は、きっとこれからも彼の情緒を豊かにしていくことだろう。直青は笑みを深くして、続きを促した。

直青を父と慕ってくれる雷恩bébéが、誰かの父親になる日は果たしていつになるのか。予測を立ててみる。その試算は直青にとって幸福を齎すものだった。

後ろ手に、羅生の手を握る。

遠慮がちに、けれど真っ直ぐに響いて聴こえる少女の言葉を待ちながら、直青は我が子を──その伴侶を見つめていた。]

**
(126) 2023/11/30(Thu) 17:31:30
[乱れ、昂る様は美しい。
さぞ、気持ち良いのだろう―――

    うぞり、と己の中の枝葉が興奮するのがわかる。
    それを抑えれば自然――賢者のような心地になる。
    の、繰り返しが脳内で繰り広げられていた。

それを隠しながら君を愛撫していたのだけれど。
どうやら気づかれてしまったようだ。
少しばかり、罪悪感というやつなのだろうか。
しゅんとする様子に抱いた感情の名前は。

――少し逡巡し。]

 
 「人間」のほうを求めてくれているのはわかるんだ。
 今日は其方がいいと言っていたから。


 正直。今の君なら勃起できる。と、思われる。
 葉脈が美しい肢体には興奮したし。

 
ただ、歓喜しすぎて……。



[つまり。興奮してしまったら連動して
枝葉が茂っちゃう。と言外に。

人、に拘るならそれだけを反応させるのは難しい。
と、新人類はとうとう理由を吐いたのであった。*]



[告げられた言葉に、きょとんとする。形を保てない、とは。予想外の理由であったけれども。]


…………え?それ、だけ?
僕で、僕らで、ちゃんと、…………できそう、なら。それくらい気にしないよ。
(そのくらいなら大丈夫よ、受け入れられるわ。……私たちは、「環境」で「媒体」で「培地」だから。枝葉ごと、愛してあげられる。)



[元よりこの身は一種の「苗床」である。植物を受け入れることなぞ容易いと、思われる。姿が崩れてしまおうが、彼が愛おしいひとである事に変わりはないのだから。]


必要、なら、手伝いは、するから……

……だから、
(だからね、)

遠慮しないで、来て……



[求める身体の熱はまだまだ消えそうにない。一方的ではなく、相互で愛し合えるように。そっと彼の首筋に歯を立てた。]*

【人】 苗床環者 メディウム

>>126

[物語でも大丈夫なのか、と安堵する。学術書もいくつかあるから、そちらの方が興味あるのかと思っていたが。問われたのなら答えるべきだろう。]


うーん……とはいえ、『旧人類』の物語がいくつかあるからな……ああ、これとかはどうだろうか。


[差し出したのは、いわゆる「SF」に分類される物語だ。たしかこれの内容は、『宇宙から飛来した上位存在によって人類が進化し、古い世界は終焉を迎える』というものだった。これなら、気に入ってもらえるだろうか。]


雷恩も、気になる本があれば。紹介するから……


[傍らにいる愛しいひとへ、告げる。……自分でも驚くほど、彼らと穏やかな時間を過ごせただろう。]**
(127) 2023/11/30(Thu) 18:00:08
[「人間」の部分を求めているのに
 それ以外が出てしまっては本末転倒で。

 君のニーズを満たせない。
 ――なのであまり言いたくなかったのだが。
 
 ……何故か反応は至極あっさりと
 あまり気にしてないような感じであった。解せぬ。

 耐えた自分が何とも、間が抜けているような心地ではあるが
 良いというのなら遠慮はすまい


 歯をたてる娘を抱きしめたのは――]

[枝葉の、腕。

顔の形もすでに保てず、木々が生い茂る。
彼女に触れるであろう熱は、肉の感触はあるだろうけれど
葉脈が脈打つように形を主張する。

皮一枚隔てているから怪我はすまいが
大きさ的に大丈夫なのだろうか


 ――逡巡


秘所から指を引き抜き
濡れた会陰の入り口に先端を擦り付け]


 痛いのなら、途中でやめるから
 ちゃんというんだよ。


[そうでないと、それこそ興奮して
聞く耳もてないかもしれないから。

――囁き、自重を落とすよう促そう。*]

【人】 蕃神 雷恩

[彼女と、直青との間に穏やかな時が流れている。
会話を挟むこともせず。俺は2人と、羅生との様子を見ていた。

直青が、メディウムとの関係性が良いのはよいことだ。
本の貸し借り、というのも
知識の交換という点に関して、素晴らしい。


―― ……それを素直に微笑ましく思えないのは
     その場に羅生の存在が、あったからだ。


己は、彼にとっては失敗作である。
自然、表情は硬くなってしまう。
まるで感情を表出することを苦手とした頃のように。

ただ、メディウムに話しかけられた際には>>127]

 そうだな。なら
 葉脈について詳しく乗っているものが……。

[とうっかり性癖をちらりさせてしまったがそれはともかく。]
(128) 2023/11/30(Thu) 18:09:23

【人】 蕃神 雷恩

[自分を、桜花を見守ってくれている直青が
羅生と近しく、寄り添っているのを見る。


――きっと、俺は羅生を受け入れられない。
  受け入れて、互いに傷つくのが嫌だ。

  桜花と違い、距離は詰まらないことだろう。


  それでも、直青や桜花が幸せならば。]


 ――よかったね。


[それは、誰に言った言葉なのか。
向けられたあなた”たち”だけが知っていればいい。*]
(129) 2023/11/30(Thu) 18:09:32


…………う、うん。


[承諾し、伸びてきたのは生い茂った腕で。……これを、堪えていたという事だろうか。苦しくは、なかっただろうか。
こちらこそ、彼を満足させるに足るだろうか。
]


大丈夫、だと、思うけど……ちゃんと、言うね。
(……優しく、お願いするわね。)



[あてがわれたそれの大きさに、少しだけ身体がすくんでしまったけど。…………受け入れるために、力をできるだけ抜いた。]*

【人】 寿ホ儀 直青

>>128>>129

[なるほど葉脈か、と閲覧の優先順位を上げたところで、
ふ、と。溢された言葉が聴覚器官を訪う。


──よかったね。



小さく、しかしはっきりと唇がかたちづくるのに。

直青は、頷きだけを返した。]

**
(130) 2023/11/30(Thu) 18:17:21
 俺もなるべく、善処するよ。

[優しく、は守れないかもしれないが。

――力を抜いたのが、わかる。
腕の中の彼女を枝葉の腕で閉じ込めながら


一息に、奥まで貫いた。]

[みち、と肉の割り開かれるおと。
何かを破る感覚。抉る感触。
人間の方の肉体の興奮と、葉脈に肌越しに触れた植物の歓喜が
シンクロするように、熱をともしている。

ゆっくりとは、していても。
硬く、熱く、痛かろう。

奥まで突いて、
一度ゆっくり抜くしぐさを見せながらも
また、突いて。

水音に植物の、そして鉄錆の香が混じる室内で
旧人類の本に描かれていた
まるで乙女を食い散らかす魔物のような1体と1人。

本能のままにはしていないけれど。

優しくは、守れないかもしれない*]

【人】 苗床環者 メディウム

[>>120

その場から離れる前に、伝えていない事を思い出した。]


あの、緋雁どの。僕らは、その、雷恩、どのと、少しだけ、懇意にさせていただいているん、だ。

だから……その……これからも、誠意をもって、接していくから。

いつか、きみたちが僕らを不要とする日までは。



[そう言って、少し離れた物陰から2人を見守ることにした。]*
(131) 2023/11/30(Thu) 19:28:33

【人】 巫凪 桜花

― 直青 ―

[行き過ぎる“季節”に、群れる秋桜>>31
薄紅の花片が均等に並び、放射状に拡がっている。
その花が冠する名には、己の名の一字が含まれているという。
遠い秋の日にも、春の桜に思いを寄せて、
かつての人々は待ち望んだのだろうか。

緻密に描いた製図のもと、妙なる手が創り上げたかのような、
秩序正しい精美。
木々も、花も、動物も。
機械の手が生み出した、この躰もまた]


 直青は、物識りだね。
 新しいことは、いつも直青が教えてくれた。

[永年に蓄えられた膨大なデータを手ずから掬い上げ、
ひとつひとつ与えてくれたのは、彼以外の誰でもない]
(132) 2023/11/30(Thu) 19:33:28

【人】 巫凪 桜花

[貰ったのは、いつもの呼び名。希った言葉>>32]


 ――この手が、俺たちを育ててくれたね。

[歩み寄り、己の口元へと迎えた手の甲に、
 ありがとう、と囁く。

晴れた日も、雨の日も。
それはきっと、彼自身も。
何時も変わらず、道標となった彼。
エスコートを果たした恭しい手つきから一転、
踊る仕草で手を引いた]


 行こう。まだまだ、見せたいものがあるんだ。

 俺の好きなもの、綺麗なもの。
 直と一緒に、見たいと思ってた。


[いつか、この手が届かないところまで行くのかも知れない。
だから今は、手を繋いで、何度でも呼んで欲しい。
受け取ったものを返せるまで、傍にいて欲しい。

それはきっと、“子どもの特権”だ>>106**]
(133) 2023/11/30(Thu) 19:37:07

【人】 三ノ宮 緋雁

─ ある日(メディウム&雷恩) ─


  『僕』? って、キミと誰?
  
  
[去ろうとした彼女の言った言葉が不思議で、オレはつい問い返した。何せ彼女のことはほとんど知らない。桜花ちゃんとちょっと似た匂いがする、ぐらいしかわからない]


  ……まあ、雷恩の害にならないように頑張って。
  
  それを判断するのはオレじゃないから、
  どうすればいいかなんて知らないけどね。


[そう言って離れていく後ろ姿を見送った]
 
(134) 2023/11/30(Thu) 19:46:00

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[その後、雷恩がオレのそばに残るのなら視線を向けて]
 
 
  ね、雷恩にとってあの子ってどんな存在?


[雷恩からは聞いたことがなかった気がして、尋ねてみる。
 オレは「雷恩が満足してるならいいや」って思ってるけど、参考までに。
 
 二人の仲がどうなろうと雷恩は学びを得るだろうし、無益ってことはないと思うんだけどね]*
 
(135) 2023/11/30(Thu) 19:46:09

【人】 蕃神 雷恩

[ある日散歩をしていたら、緋雁に出会った。
花咲く温室への道……で出会った。

俺は散歩のつもりであったが
どうやら彼女は道案内のつもりだったようである>>118

一時的に離れたがっていたようなので
己は彼女を見送って――


彼女と相対していた緋雁が、こちらを向く>>135
問いかけにじっと、彼を見返して。]


 俺にとっては、「人間」としての部分を
 成長させていく存在だ。

 ――きっと、これは必要なことだ。


[新人類にとって。或いは、桜花にとって。]
(136) 2023/11/30(Thu) 19:55:16

【人】 蕃神 雷恩

[君と話す前に。桜花と話を、した。
その際に自身を卑下する発言が聞こえたり、
まだ君らとともにいたいという思いの吐露を聞いた。


直青は見捨てないだろう、けれど。
2人とも新人類としての成長を足踏みしていたら
新しい新人類が生まれ、其方に重圧はかかるだろう

その時、桜花は。弟はどうなるだろう。
それを気に病みはしないか。

なら、俺の成長を見せて
少しだけ心の準備を待ってもらえないだろうか。
何時か、彼が彼の意思で咲ける日まで。
などという、最近名前が漸くつけられた兄心というやつだ。

あと、メディウムはとても葉脈が美しい。大層そそられる。
それらをひっくるめて。なのだけれど。

俺はやっぱり、言葉がまだまだ足りないのだ*]
(137) 2023/11/30(Thu) 19:55:26

【人】 苗床環者 メディウム

>>134

[一瞬、振り返って答える。]


僕らは、
(私たちは、)


僕らだよ。/私たちよ。


「人間」と「植物」。
(138) 2023/11/30(Thu) 20:00:59

【人】 苗床環者 メディウム

[>>136>>137

物陰から、雷恩と緋雁どのが談笑する様子を見守る。
僕らのこと、必要だと、思ってくれてるのかな。


少しくすぐったい気持ちになったけれど……僕らの葉脈がどうのこうの、と言い出したときは流石に飛び出して小突いた。


緋雁どの、にも。咲いていることをみとめてほしいな、なんて思いながら別れた。]**
(139) 2023/11/30(Thu) 20:06:10

【人】 三ノ宮 緋雁

─ ある日(メディウム&雷恩) ─

[人間として成長できる相手。>>136
 雷恩はメディウムちゃんをそう思っているらしい。
 
 本当にそうなら、直ちゃんや羅生が歓迎する相手でもあるんだろう]
 
 
  そっか。ならオレから言うことは何も無いや。
  メディウムちゃんと仲良くね。
  
  
[まあ具体的にどう気に入っているかを少ない言葉で聞かされたら、めちゃくちゃ困惑する気がするんだけどね?>>137

 雷恩が意義を感じていることなら、オレは否定する気がない。思う存分、必要だと感じることをやっていってくれたらいいと思う]
 
(140) 2023/11/30(Thu) 20:15:29

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[去り際に振り返った彼女は、声を聞かせてくれた。>>138
 人間と植物。その融合体ってことなのか。
 彼女から感じる植物の匂い、そして土のような匂い。>>0:44
 その謎がやっと解けた気がした。
 
 オレがメディウムちゃん単体の存在を認めることがあるかどうかは、正直言ってわからない。
 ウキクサのときみたいに、細かく思想を聞いた上で殲滅対象かどうかをオレなりに判断することはできると思うけれど、その末に殺意を抱くことになったら面倒臭いからやりたくないんだよね。
 だから保留のままそっとしておこうかなって。
 
 それに、仮に認めて気に入ったとしても、殺せって指示が出たら殺すし。
 
 なんてことを考えながら、オレは二人を見送った。ひらひら手を振りながら]*
 
(141) 2023/11/30(Thu) 20:15:38

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 研究所を去る前・植物園 ─

[ミケの指示もあるし、そろそろ研究所を去ることになって、最後にオレが向かったのは植物園。
 雷恩や桜花ちゃんが気に入ってた場所。
 
 こういう自然環境は他に無いから、ここに価値があるという判断はとてもよく理解できる。>>0
 
 けれどオレは何度来ても、ここに特別な魅力を感じることがない。
 多くの生物にとって都合のいい環境なのはわかる。植物だけでなく動物も生息しているみたいだし。
 昔、この大地の広い地域がこんな風だったのもデータとしては知っている。
 でも、それだけだ。
 
 それだけの感想しか抱けないのが、オレはちょっとだけ残念に思うんだ]*
 
(142) 2023/11/30(Thu) 20:22:50
[受け入れる準備はできていたとはいえ、初めて、で味わうにはそれは苦しくて。]


ーーーーーッ!!!



[言葉にならない悲鳴をあげてしまった。最大限、気遣ってはくれているんだろうけど。元よりかなり体格差がある身では限度はあるだろう。

だけど、
すごく苦しいのに、
すごく気持ちいい。


花と、樹木と、ヒトが交わる匂いで部屋が満ちていく。植物の交わりではなく、ヒトの交わりでもなく……動物のようだ。片隅に過ったものはすぐに交合の歓喜に飲み込まれてゆく。貪られるだけ、貪られたなら、昇りつめるのはすぐだった。]*

【人】 巫凪 桜花

―植物園―

[研究所を去ることが決まり、最後に向かったのは機械の庭。
今日も今日とて、天窓の下の定位置で目を閉ざして陽を浴びる。
少し離れた場所から、地を伝って感じる振動。
慣れた歩みのリズム>>142]


 ――緋雁。

[遠目に見つけた、陽に透けた己の髪より深く濃い赤。
こっちこっち、と手を振って]


 おはよ。
 ここに来るのも最後だね。
 少し寂しい、かな。

[いつも通りの挨拶に、率直な感想を付け足す*]
(143) 2023/11/30(Thu) 20:32:54

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(桜花) ─


  あ、桜花ちゃん。
  
  
[オレを呼ぶ声が聞こえて、方角を探し、桜色を見つける。>>143
 招かれるままに歩み寄って、隣に座ることにした]
 
 
  そうだね……、桜花ちゃん、ここ気に入ってたもんね。
  残りたいんなら残れるんじゃなかった?
  
  
[最後の日までここにいるぐらい気に入っているのなら、相当名残惜しいんじゃないだろうか。オレは残る理由がないから、去るつもりだけれど。
 ここなら表立って敵対している相手もいないし、安全に過ごせると思うし……。
 
 そう問いながら桜花ちゃんの髪を見つめる。
 桜。桜花ちゃんの髪の色と同じようなピンク色をした、木に咲く花。その美しさで多くの旧人類に愛されたという。時期が来ると枝を埋め尽くす花々は、データで見ても見事なものだった。
 その花の名が桜花ちゃんに相応しいかどうかなんてオレにはわからないけれど、他のみんなはどう思ってるんだろうか……なんてぼんやり考えていた]*
 
(144) 2023/11/30(Thu) 20:47:05
[貪る。


という衝動を初めて知った。]

[悲鳴ごと君の呼気を絡めとり
華奢な肢体を枝葉の腕に閉じ込める

中を熱で抉り、叩き込み
体液なのか、樹液なのか。わからぬもので満たされる。
混じる精の香が、雌の香が
植物同士の交わりでないことを、教えてくれる。


彼女が昂り、頂に至ったのちに
最奥を蹂躙しながら熱を吐き出して

穿ったものはそのままに、唐草模様にもみえる文様を抱く背を
優しく撫でていた。]


 ……これは。良いものだ。


[ぽつ、と零した言葉は、感嘆を孕んでいる。
――ああ、よいものだ。とても、とても*]

【人】 巫凪 桜花

―植物園―


 うん?

[隣に腰を下ろす緋雁。
暗に示唆されたのは、ここに留まる可能性>>144]

 そうだね、ここは綺麗なものがいっぱいで気にいってるけど。
 俺には残る理由がないから。

 俺は、みんなと一緒に行くよ。
 緋雁と行く。

[真っ直ぐ顔を見遣り、気負いのない声で、
自分の中の決定事項を告げる]
(145) 2023/11/30(Thu) 20:55:07

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(桜花) ─


  ないんだ? 残る理由。オレもないけど……。
  
  
[ここが気に入っている気持ちは残る理由にはならないんだ、と思うと少し意外ではあるんだけれど。
 ここでお別れにならずにすむのは、ほっとする]
 
 
  じゃあみんな一緒だね、……だよね?
  
  
[他に誰か残りたい人がいるとは、オレは聞き覚えが無い。
 桜花ちゃんはどうなんだろう、と確かめつつ]
 
 
  いつまでいることになるかと思ってたけど……、
  あっという間だねえ。
  
  
[視線を空に向けた。ここは他の場所より太陽がよく見える気がする。それだけ空気が清浄なんだろうか。
 他の地域は砂塵みたいなのが舞ってるところもあるもんね]* 
(146) 2023/11/30(Thu) 21:03:16

…………はぁ…………



[胎内へと注がれたそれに、彼の方も達せたのだと知る。恍惚とした余韻に浸りながら、優しく撫でる手の感触を味わう。]


…………よか、った…………


[彼の呟きへの返答か、自身の感想か。どちらともつかない台詞を吐く。しばらく、そうやって抱き合っていただろう。お互いに体温を分け合いながら。]

[……そのうちに、彼は僕らから繋げた性器を引き抜いただろうけど。]


…………まっ、て…………



[俯きがちに伝える。……我ながら、本当に、恥ずかしいことに。]


…………も、少し、だけ…………したい。



[一度だけでは僕らの方が、足りないと、訴えている。彼の方はもう満足しきってしまっているかもしれないから、情事後の昂った身体も合わせて、いっそう赤くなってしまっていたかもしれない。]


…………雷恩、『種子たね』を、もっと、ちょうだい…………
*

【人】 巫凪 桜花



 ないでしょ。ないない。
 ここにはみんな、いないもん。

[緋雁に残る理由がないのかと確かめられて、軽い声で応じる]

 それに、俺がいなくて、みんなどうするの。

 天蓋は、ふざける相手がいなくなるし、
 群鷺は…絡む相手が、いなくなるし?

[少し顔を顰めて、仲間の一人の名前を口にする。

空から彼を遮るように、近くで顔を覗き込む。
彼を映すための、凪いだ水色の瞳で]


 ――緋雁は?
 俺が一緒の方がいいって、…言ってくれる?
(147) 2023/11/30(Thu) 21:14:46
[肉体的には満足した様子だと、思ったが
――まだまだ足りぬときみはいう。

それは植物の本能か
動物の、生物としての本能なのか
或いは、両方なのか


顔を赤らめる君。
つられてか葉脈を彩る薄紅に染まる肌は美しい。

まだまだほしいと君は言うのなら。]


 いいよ、君が望むなら。


[そのまま再び、樹の腕の中。

――狡いのは承知の上だ。自分から欲しがるのではなく
相手から求め違られる。

それが俺の、きっと”エゴ”なんだ
*]

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(桜花) ─

[問いに答える声は軽かった。>>147
 それで本当にここへの未練は特に無いんだな、って思えた。
 
 桜花ちゃんが戦闘AIたちの名前を挙げるのを聞くと、なんだか面白くなって笑ってしまった。
 羅生はああ言ってたけど、みんな結構コミュニケーションは取ってるよね?>>2:14
 
 
  うん。オレも桜花ちゃんがいたほうがいいな。
  そばにいなくなったら張り合いがなくなるもん。
  
  
[オレは直接役に立てるわけではないにしろ、ずっと雷恩と桜花ちゃんのことを考えてきたし。そばにいなくなったら考えることがひとつ減ってしまう。
 それはオレにとって、いいことではない気がするんだ]*
 
(148) 2023/11/30(Thu) 21:24:51

【人】 巫凪 桜花

[当たり前のように肯定してくれる彼>>148
視界に収めて、目を細める]


 そうだよね、俺みたいに無茶するのがいなくなったら、
 守りがいがなくなっちゃうよね。
 また緋雁たちが戦うところにも、ついていきたいし。

[一度は謝ったくせ、改める気はないと率直に伝える]


 こうやって緋雁と話もしたいし、
 顔も見たい。
 あんなことあったから、余計そう思った。
(149) 2023/11/30(Thu) 21:31:17


……ありがとう。



[再び腕の中へと収まる。愛おしい熱を全て洩らさず受け止めるために。

『種子』は要らないと、そう思うことにしていた。きっと、一度欲しがってしまったなら、更に求め続けてしまうだろうから。そういう“エゴ”が僕らには根付いていた。きみを知ってしまったから、これからもずっと、僕らはきみを欲するのだろう。

実を結んでも、その後も、ずっと。]

ねぇ、雷恩……僕らのこと、好き?*

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(桜花) ─

 
  またついてくるんだ……?
  戦力に余裕があるときだけにしてね?
  
  
[勝てるか危ういようなギリギリの戦力での出撃は、たぶんしないと思う。>>149
 しないと思うけど、万が一のことはやっぱり心配だしね。他の戦闘員はどう思ってるんだろう。聞いておけばよかったな……]
 
 
  あんなこと……って、廃棄処分になるかもってこと?
  本当、そうならなくてよかったよね……。
  
  
[あれはオレも驚いた。桜花ちゃんは覚悟を決めているようには見えたけれど、やっぱり、そんな単純なものではなかったんだろうか。

 自分の意思を貫くためなら、その結果が廃棄でもいい──とは、オレは思えない気がする。
 そして、そういう風に思えるのが人類らしさ、のような気は……する。ウキクサと話して思ったことだけどね]*
 
(150) 2023/11/30(Thu) 21:42:10
[腕の中に閉じ込めて、己の欲望を受け止める君との間
種子が、できたのならば

     
可愛い子  生まれる

一体どんな色の、花が  咲く  のだろう


できるなら。己のように
人の形を最初保てなかった子にならなければいい
君のように美しい葉脈を抱けばいい

何時かこの世界に、自分で居場所を見つけられる子になればいい

と、いうのは気が早すぎるか。]


 ――可愛いよ。君は。


[美しいよ、貴女は。

熱を混じらせ、息を整える唇に顔を近づける
触れるか触れまいか、ぎりぎりのところで。問いかける君に
小さく、笑って。]

【人】 巫凪 桜花


 えー、どうかな。
 緋雁がひとりいれば、余裕でしょ。

[彼の居る戦場には、自分もそこに居たいから>>150
最近自分に降り掛かったことを、改めて振り返り]

 そうだね、でも。
 したいこと、できるうちにやっとかなきゃって
 よく分かったから、結果的に良かったかな。

[裾を払って先に立ち上がり、未だ腰掛ける彼へと、
掌を差し伸べる]


 ね、最後だからちょっと歩こうよ。
 ここで俺が見つけたものとか、色々一緒に見てから行きたい。

 もしよくわかんなくてもさ、それでいいから。
 緋雁に、一緒に来て欲しい。…ずっと。

[何気ない声音で紡ぐのは、何気ない日常に紛れていた願い*]
(151) 2023/11/30(Thu) 21:48:15
[与えられた言葉へ、花を綻ばせる。
睦言もなにも要らないと、強がっていたこころが今ではすっかりと開いていて。

未だに臆病な僕らは、幾度も疑ってしまうかもしれないけれど。


これだけは、嘘偽りのない本心を告げる。]

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 植物園(桜花) ─


  無茶言うねえ、桜花ちゃん。
  オレは誰かを守りながら戦うのには慣れてないよ?
  
  
[慣れてないと言いつつ、よく新人類の二人がついてきていたのは事実だ。>>151
 いい加減慣れたほうがいいのかもしれない。
 
 手を差し伸べられると、すごく新鮮な光景を見てる気分になった。一瞬瞬いてから、彼の手を取って立ち上がる。
 桜花ちゃんは守るべき相手だとずっと思っていたけど、今はやけに頼もしく思えた]
 
(152) 2023/11/30(Thu) 21:59:09

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
  いいね! 桜花ちゃんのオススメ教えて?
  オレはどんなのが『綺麗』かわかんないからさ。
  
  
[『ずっと』なんて大げさだなあと思ったけれど、一緒に過ごせる時間は長いほうがいいと思い直した。>>151
 桜花ちゃんもいつか、雷恩みたいに一緒に生きたい相手をほかに見つけるのかもしれない。そうなる前に、思い出をたくさん作らせてもらおうかって]
 
 
  いつ死ぬかわからない世界なんだし、
  死ぬときに後悔はしたくないよね……。
  
  
[少し前に呟かれた、すぐには答えられなかった言葉に返事をする。
 できるうちにやっておきたいことは、オレも探しておいたほうがいいのかもしれない。戦いが日常である以上は、いつ終わりが来てもおかしくないんだから]*
 
(153) 2023/11/30(Thu) 21:59:28

【人】 三ノ宮 緋雁

──それから

[浮草生命研究所からは、見た目上友好関係のまま去ることになった。
 利用価値があるなら旧人類でも生かしておこうっていう《sintoisMécanique》の考えは一貫しているし、オレも同意する。新人類の未来のために役立つなら何だって利用すべきだ。
 
 オレの中にウキクサへの殺意はあるけど、本部や直ちゃんの判断に逆らう気は無い。
 自分の意志を通すために組織に逆らうなんて、まさに“人類の愚行”でしょ? 罪をわざわざなぞる気はないからね。
 
 そうしてオレたちは日常へ戻った]
 
(154) 2023/11/30(Thu) 22:02:50

【人】 三ノ宮 緋雁

 
 
緋雁、いっきまーす!

 
(155) 2023/11/30(Thu) 22:02:58

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[今日は群鷺と2人。相手はそこそこ戦闘慣れした小集団。
 制圧地点を指示されただけだったから、何か名前のあるコミュニティなのかどうかは忘れてしまった。
 
 殲滅対象の数が少ないから、オレは槍だけ持ってきた。
 桜花ちゃんがついてきてるなら、オレの真後ろ、群鷺と同じぐらいの距離にいてもらうだろう。そこなら誰の邪魔にもならない上にそこそこ安全のはず。

 相手は飛び道具の手持ちが少ないのか、使ってこない。
 それならオレたちのほうが圧倒的に有利だけど。相手は応戦する気を失くしていない]
 
 
  どこまでついてこれるか見ててあげる!
  
  
[相手がオレの突きを上手く受け流すさまを見て、オレは少しずつ速度を速め始めた。鍛えた旧人類はどのぐらいの速度まで対応できるんだろうか?
 仮に速度に対応されたとして、手が尽きるわけじゃないけどね]
 
(156) 2023/11/30(Thu) 22:03:10

[──この施設って誰が掃除してるのかな。


仮の部屋主が不在となったこの部屋から一歩外に出て、僕は点々と描かれるピンクの液体を見つける。そしてそれを、追いました。
脳とか胎児とか脳髄だとかを映えさせるためなのかなってくらい清潔なこの場所の扉と扉のあいだは間隔が広くて。ああ、大きな施設なんだなぁなんていまさら気づく。なつかしい記憶のなかの白さと重ねて游ぐ。

床に咲いていた桃色は、大きな硝子扉の中へ続いていった。
ああ、ここは。]











   
─ 『paradis』 ─









 ……リヒトーヴさんの、庭

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[オレはすぐに相手が受け流せなくなる速度を把握した。
 必要以上に速く動くと負荷が高くなるから、少し上回るぐらいで抑えて]
 
 
  ほら、置いてっちゃうよ?
  
  
[速いだけで軽い突きや払いを繰り返しながら、隙を窺う。

 狙うは三段。
 一段目で装甲を割り、二段目で骨を砕き、三段目で心臓を貫くつもりで。
 
 その隙を見つけるやいなや、オレは即座に一段目を放って、すぐに二段目を叩き込んだ。そして最後に本命の一撃。どこまで貫けるかを見届けようと、じっと目を凝らしながら突き入れる。
 もし貫き切れなかったそのときは、群鷺が撃ち抜いてくれるでしょ。
 その群鷺が何してたのかと思って周りの様子を窺ったら、増援に駆けつけようとしてる後方の敵を撃ち抜いていたようだった。

 
 これがオレたちの日常]
 
(157) 2023/11/30(Thu) 22:03:24

【人】 三ノ宮 緋雁

 
[“旧人類の殲滅”、それがオレの存在理由で存在意義。
 オレはこのために造り出された。
 
 新人類たちの──雷恩と桜花ちゃんの未来のためになると信じて、今日もオレは使命を果たす]**
 
(158) 2023/11/30(Thu) 22:03:33



 『
   しかし、誤った論理を入力されたり、
   命令が翻されることは、決して珍しい話ではありません
   故に、己はあれを裏切りとは見ていない……筈です

   裏切られたと、己は、まだ…… 
                  』



 

【人】 巫凪 桜花



 しょうがないでしょ。
 緋雁になんかあったときに、見届けられないのは嫌だから。
 だから、慣れて。

[釘を刺す彼に屈託なく答えて、また我が儘を押し付ける>>152]

 うん?
 それは人それぞれかな。

 俺が綺麗だと思うものも、他のひとにはグロテスクで
 堪らないことだってあると思うよ。
 同じ見え方がする人なんて、きっと世界に他に誰もいない。

[綺麗が分からないと言われて、ゆっくりと言葉を探す]
(159) 2023/11/30(Thu) 22:05:40

[ふと再生される音声は霞みがかりながらも煌めきを発してる。
フローライトからアズライトへのグラデーションを瞼に再生していたら、景色は春の優しげなミントグリーンから真っ青な──
突き刺さる『夏』の庭へと変貌を遂げていた。

むせ返る目映さに目を細めて採光を弱めると、一段気温が下がる場所がある。その一帯から、朝露を思わせるような匂いが満ちてく。]




 …………ああ、── 『蓮』 だ……



[白や桃といった蓮が浮かぶ水面に近づく。

──見事、だね、って口にして。
この池は、汚れても穢れてもいないみたい。


水面を覗き込む。無い片眼に光るライムグリーンの硝子石アンプルが、
夏を反射して網膜を射した。]

 

【人】 巫凪 桜花


 ああ、それで思い出した。
 っていうのも、酷い話なんだけど。


 緋雁が戦ってるところ、格好良くて好きだよ。
 ――いつも、見てる。

 だから、長生きしてよね?

[繋いだ手に、痛むほど強く、力を籠めた*]
(160) 2023/11/30(Thu) 22:09:42


 
────『 己 と は 何 か ? 』



 


[この硝子石を。
押し込んでも引き千切っても『僕ら』は咲く。
指で、つ、と其れをなぞれば、冷たい。

引っ張って、みる。
──およそ外れそうにはなかった。]



 ……ふふ。

 あは、は、?



[ひとしきり玩んで、かくり、と全身からちからが抜けた。膝を着く衝撃に髪が揺れる。力なく膝に投げ出される指先は爪が、割れていた。
そうなんだ? と、思う。

ああ。僕は僕を なんにも知らないんだ。]

 



 『己に存在意義が与えられている事には、感謝しています
  無駄な思考も事象もひとつもないと、そう在れる事を

  『幸福』と云うのだと俺は、そう理解しています』
 




 …………『直青』くん

 



 『  
   ──己の存在や行動に意義が生じている限り、
   すべての"己"と言う存在には常に価値が存在している。

   ……己も、そう思います。
   それは確かに己らの『幸福』の形であると 
                       』


 



 ……直 青 君。

 


 『
   どのような姿形でも構いませんが
   強いて言うば、強かな種であると有難いですね 

   楽しみにしています。あなたに再会する日を
                         』 

 




 ひたあお、 くん、 直青君──…………、



[僕の神さま、『幸福』の形。
僕のなまえに意味なんてない。ただそこに在るだけの。それは完璧だったんです。それで完璧だったんです。僕の座標だったんだ。
 ああ、『神』よ。僕はあなたのものでも
────おまえは決して僕だけのものにはならないんだろ





ついに喉が絞まる。この手で絞めた。叫ばない様に。


どうして、どうしてどうしてどうして??僕だけが奪われて喪ってどうして君は何ひとつ損なわれない。愛って、愛ってなんですか。与えることじゃないんですか。与えることじゃないんですか? 苦しい。苦しいよ見返りを求めずに捧げるだけの命でもこの苦しみこそが『生きること』だって君がいうなら僕は僕は、ぼくは─────……!!!]

 

【人】 三ノ宮 緋雁

─ 回想:植物園(桜花) ─

[桜花ちゃんはまた無茶を言う。>>159
 見送られるのが嫌なオレへ。

 素直に喜べはしないけれど、でも、不思議だよね。
 そんな風に見届けたいと思ってくれるひとがいるのが、嬉しいことのような気がしてくるんだ。

 そして、桜花ちゃんがくれたもうひとつの言葉たちは、オレにとっては意外極まりないものだった。
 オレは人類同士なら『綺麗』を理解し合えるのかと思っていたんだ。
 でも、桜花ちゃんはそんなことないだろうと言う。

 AIだからわからないってわけじゃないんだとしたら、それも少し、嬉しいな。
 ちゃんと“隣に立てた対等な関係”みたいで]
 
(161) 2023/11/30(Thu) 22:28:22



──C’est parti !  




【人】 三ノ宮 緋雁

 
[長生きを願ってくれる桜花ちゃんは、驚くぐらい強い力を手に込めた。>>160
 それが思いの真剣さを表しているように感じて、風景そっちのけで瞳を覗き込む]


  ……うん、わかった。
  オレも死ぬときは“寿命”がいいし、
  それはできるだけ長くあってほしいから。


[早死にしたいわけじゃないんだ、本当だよ?
 それを真剣に答えてから、ふっと力を抜いて、いつものように笑って。

 その後に思った。
 『格好良くて好き』なんて言われたの、これが初めてじゃないかな……なんて]**
 
(162) 2023/11/30(Thu) 22:28:44


苦しい『生』などは、ありませんよ。


もし『生きること』を苦しく思うのなら、
それはキミに『罪が在る』からだね。



悪魔とは、人類の不従順を魅力的に語る。

けれどそれはすべて偽りでまやかしの、

────“ 掬い ”です



覚えておいください。
僕はいつでも、キミのなかにいます。




さぁ、言ってごらん…………キミの『名前』は?































 …………“ Je,  m'appelle ”

**

【人】 巫凪 桜花

 ― いつかの何処か ―
 
[草花が咲き誇る、緑の大地。
かつてそこには、桜色の護り人がいた。
無垢に白い外衣の下、袖口に一輪の朱を擁した護り人が。

今はそこに、万朶の桜が立っている。

桜の下には、いくつもの生命が眠っている。
花を散らす。
もう居ないひとの哀しみに。
花を咲かせる。
産まれ出づる喜びの言寿ぎに。

やがて訪う眠りが安らかなものであるよう、
揺籠の上に葉を揺らしながら。
巡り、還り、いつまでも。
未来の貴方に、届くまで*]
(163) 2023/11/30(Thu) 22:47:47

どのように飼おうか
、と考える。

ひたすらに甘やかしてしまおうか。
欲しがるものならば何でも与えよう。
嫌と言う程注ぎ込もう。

漸くだ。
漸く、手に入れた。






俺だけのもの。


 


[音も無く、扉を開いて、閉じた。
横たわる身に被さるように唇を合わせる。

さあ、その名を呼ぼうか。


 俺だけの、

















]


**

【人】 苗床環者 メディウム

ー どこかの地 ー


[……あの日から、色々あって。僕らは雷恩のいる組織への同行を許可された。痛み止めは雷恩がいればどうにかなるし、ある程度の調剤も用意できるとの事だったから、少し戸惑いながらもそちらへ行くことにした。研究所のみんなはお祝いしてくれたし、外の貴重なデータを送るための機材も用意してもらった。

初めて見た、外の景色は『楽園』とは程遠い様相だったけれども。興味深いものがたくさんあって、退屈はしなかった。

不安だった共同生活も、なんだかんだで受け入れてくれるAIたちがいて。血と硝煙に塗れた彼らの生き様を直接見ることはほとんどなかったけれど、それでも僕らなりに馴染めていたと、思う。


…………外の空気は、澱んでいて、あちこちに危険な機械が跋扈していて。『旧人類』の犯した罪とは、ここまでのものだったのだろうか。考えても分かりそうにはない。ただ、僕は、僕らは。

新しくできた居場所で、あの人の隣で咲く。それだけだから。]
(164) 2023/11/30(Thu) 23:58:02

【人】 苗床環者 メディウム

[差し込んできた日光を浴びて、光合成をする。無機炭素がいくつか酸素になって空気に溶けていく。

僕ら1人ではこの世界を変えるなんて事は出来ないし、そもそも僕らがどうにかできるとも思っていない。『楽園』で真似事の失楽園を演じてみたりもしたけど、新たな礎なんてものになれる様な器でも、きっと無い。


ただただ、僕らは愛した人のために息をする。]


…………さよなら。


[なんとなく口を吐いて出た言葉が、誰かに伝わるでもなく消えてゆく。いったい誰に別れを告げたんだろうか。かつて生きてきた『旧人類』へなのか、それとも僕らが僕らへと成る前の存在にだったのか。


……僕らの雷恩アダム僕らイヴを呼ぶ声がしたから、応えるようにそちらへと向かった。


彼らが失った楽園を、再び取り戻す日まで。その日まではさよなら。
]**
(165) 2023/12/01(Fri) 0:11:11

【人】 六六六 ミケ

デハ何処カデ。
(166) 2023/12/01(Fri) 6:59:23

 




情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

生存者 (9)

リヒトーヴ
13回 残----pt

 

緋雁
35回 残----pt

オレたちの日常へ

フランクル
0回 残----pt

 

雷恩
18回 残----pt

20時まで不在

直青
18回 残----pt

:)

羅生
11回 残----pt

ひたあおくん

メディウム
32回 残----pt

ありがとう

ウキクサ
5回 残----pt


桜花
33回 残----pt

桜の下

犠牲者 (1)

ヌエヌエ(2d)
0回 残----pt

 

処刑者 (1)

ミケ(3d)
2回 残----pt

未来ヘ

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.26 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa