【人】 教会住みの娘 エヴィアメージング・グレース 何と美しい響きであろうか 私のような者までも救ってくださる 道を踏み外しさまよっていた私を 神は救い上げてくださり 今まで見えなかった神の恵みを 今は見出すことができる 神の恵みこそが 私の恐れる心を諭し その恐れから心を解き放ち給う 信じる事を始めたその時の 神の恵みのなんと尊いことか これまで数多くの危機や苦しみ、誘惑があったが 私を救い導きたもうたのは 他でもない神の恵みであった 何万年経とうとも 太陽のように光り輝き 最初に歌い始めたとき以上に 神の恵みを歌い讃え続けることだろう ** (363) 2020/09/30(Wed) 22:28:29 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ ―― どこかの橋の上 ―― ふう。 [ 煙草の煙は 高く澄んだ青い空に消えた。 橋の欄干に背を預ける。 ふと袖を引っ張られた気がして そちらを見ると誰もいない。 ] (364) 2020/09/30(Wed) 22:35:25 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ 「おねえさん。」 声のする方に視線を落とすと 丸襟に花びらのようなフリルをあしらった 紺の上品なワンピースを着た 小さい女の子。 それはうちの工房で 父親にヴァイオリンを買ってもらった 女の子だ。>>1:91>>1:93 「このヴァイオリン、 音の調子がおかしいの。」 そういう彼女のヴァイオリンを受け取り 音を少し調整する。 はい、と返すと 彼女は姿勢よくヴァイオリンを構え それはそれはテンポよく 楽しげな音を奏でた。 ] (365) 2020/09/30(Wed) 22:38:35 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ 格好からするに お淑やかなお嬢様のイメージが意外だな。 ふっと笑う。 相変わらず子供は苦手だけど この音は悪くない。 ] (366) 2020/09/30(Wed) 22:40:40 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ 近くの教会からは 幸福に満ちた音が聴こえる。 女の子のヴァイオリンの音が そして、どこかで今日もまた鳴る音が これからどんな風に変化してくか アタシはずっとリペアマンとして 身守り続けるだろう。]* ─Fin.─ (367) 2020/09/30(Wed) 22:47:36 |
【人】 心配性の王妃 ミュシカ−暫くして 元気そう? えぇ。元気に暮らしているようですよ。 わたくしの知るところではございません。 ふふ、ぼくの女神がそういうのなら気にしないでおこうかな。 今度こっそりお出かけしようね。 そう言っていつも………ユウェル様たちにも、色々と教えたようですね? ん………? さぁ、なんのことかな。 ぼくは、何も教えていないよ。 [ はぁ、とため息をつきながら 2人でそっと教会のある方を眺めていたことだろう。 新しく送り届けたシスターは、 2人が認める神職者であるから、 以前のような恐怖はもう訪れないはず。 神父の処遇は、結局彼女の願いを聞き受けて 流刑で済ませることにした。 監視の目がないわけではない。 神職者として、もう1度立ち直らせるため。 教会に関しては、シスターの件以外では 何も関与していない。故に、終わった話。 ] (368) 2020/09/30(Wed) 23:00:04 |
【人】 心配性の王妃 ミュシカさぁ仕事をしようか、マイレディ? ……ふふふ、お仕事はたっぷりありますから、1週間は屋敷から出られないと思っていてくださいませ? うげ。……でも、君が癒しだから頑張っちゃうぞ〜!! わたくしは、暫くいませんよ? シュネーヴェに行かなければならない用事がありますので。 えっ、ぼく置いていくの?泣いていい? ……ふふ、いけませんわ。 しっかり、働いてくださいませ? 戻ってきたら、フィオーレ様から 教えていただいたお料理をお出ししますから、ね? [ そう言うと、嘘泣きをする本人をクスッと笑って、 身支度を整えるために彼から離れるのだった。 自分のための宴が終わりを迎えれば、 次は自分が祝うターン。 ならば、と彼女は楽しみにしてシュネーヴェへと 向かうのだろう。たとえ、1人だったとしても。 ]* (369) 2020/09/30(Wed) 23:11:35 |
【人】 宮廷楽士 ウェールズ−あれからそれから [ 結局、エヴィは宮廷楽士になることはなかった。 その代わり、学ぶ人間になったらしい。 あまり会うことはないけれど、 もし会う時があるのなら、 少しずつ、少しずつ話したかもしれない。 勿論、彼女の住む教会へは足繁く通った。 ] ははっ、上手になったな。 次は、こういう曲をやっていこう。 少しだけ、練習が必要になるけれど、 ゆっくりと覚えてほしい。 [ 子供たちに教える時間は楽しい。 とはいえ、 絶対にどこかの男爵令嬢とは 時間が被らないようにしていた。 あの方は元々忙しくしているから、 あまり会うことはないけれど、 捕まると逃げられないと言われているからだ。 ] (370) 2020/09/30(Wed) 23:20:36 |
【人】 宮廷楽士 ウェールズ まぁ、悪い人ではないんだけど。 熱が入りすぎて周りが見えなくなる人に 多い感じだよな。 [ ふっと笑いながら、空を見上げるだろう。 そして、たまに教会で出会うリペア職人に 出会うことがあるなら、 リペアをお願いすることもあっただろう。 ] いつか、気持ちを伝えられるかな。 [ 今はまだ言うことができない。 彼女を知らなすぎるから。 でも、彼はあのときから 彼女が好き。 ひっそりと思われているなんて、 気づかれていないといいな、と 今日もまた思っていた。 ]* (371) 2020/09/30(Wed) 23:36:59 |
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