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人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

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【独】 助っ人担当 小鳥遊 大地

/*
めーっちゃ時間軸に遅れてる がんばろ

ところで、中身割れてる陣営に「だいちさんだからどうせ不穏な願い(消えるor死ぬ)やろ」って思われてる気配がじんわりするんだけど、残念だな

今回は光の大地君だ(まがお
(-7) 2022/10/17(Mon) 1:03:00

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 1d朝の廊下 ――

 ……はよ。

[おはよう。
 かけられた言葉に、曖昧に返す。>>1:479
 大丈夫じゃないよな、って。
 わかってるよ、って感じで、君が言う。
 だから俺は、
 大丈夫、って言わずに済んでしまう。

 ……甘やかされてるなぁ、って気分。

 
本当に、酷いやつだよ、君は
(66) 2022/10/17(Mon) 7:54:38

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[謝らなくていいよ。
 君のせいだとは思っていない。
 君に誘われたのは事実だけど、
 他の誰かにも誘われた気がするし。

 俺はこれでも、
 自分の行動には自分で責任を持つ方なんだぜ。]
(67) 2022/10/17(Mon) 7:54:47

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[突然取られた手に、その持ち主を見やる。>>1:486

 ――――え?
 サボる…?

[まさか
風紀
からそんな単語が飛び出すとは。
 瞬くのもつかの間、君は甘い誘いをかける。

 正直、授業なんか受けてる場合じゃない、
 みたいな気持ちはあった。

 鼓膜を揺らした囁きに、
 思わずくすぐったいような心地がして、
 小さく笑ってしまう。

 それは、是の返事と同義だ。]
(68) 2022/10/17(Mon) 7:54:59

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地


[誘われるままに、向かったのは屋上。
 こんなの先生に見つかったら、
 絶対怒られるじゃん。

 そう思ったら何だかおかしくなってしまって、
 俺はつい、胸を弾ませた。

 君が慣れたように、日陰へと向かうのに、
 俺も着いて行って、
 壮真の隣に腰を下ろした。>>1:488
(69) 2022/10/17(Mon) 7:55:09

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 ……つまらない話だよ。
 子守唄にもならないくらい。

[まるで寝物語を要求するように、
 君が俺を促す。>>1:490

 爽やかな風が吹く。
 秋の空は高く、鱗みたいな雲が流れている。
 捕まっちゃったなぁ、って気持ちと、
 やっと……という気持ちがないまぜになって、
 ……ずるいなぁ、って、なんとなく思うんだ。]
(70) 2022/10/17(Mon) 7:55:22

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 俺にはね、兄ちゃんがいたんだ。
 12歳年上の兄ちゃん。

 物心ついた時から兄ちゃんは、
 俺のことをめちゃくちゃ可愛がってくれててね。
 『俺の救世主
メシア
』とか、言うんだよ、俺のこと。
 普通天使とかじゃん?言うとしても。
 いっくら可愛がってるって、言ってもさ。
(71) 2022/10/17(Mon) 7:55:37

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 意味が分かったのは、
 俺が小学生になるくらいのころだったかな。
 俺、本当に、兄ちゃんの救世主
メシア
だったの。

 俺は、文字通り、
 兄ちゃんの救世主
メシア
になるべく生まれたんだよ。

[そう、
 俺が『俺』じゃなきゃいけなかったのは、
 俺が兄ちゃんの救世主
メシア
だったからだ。]
(72) 2022/10/17(Mon) 7:55:49

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 兄ちゃんは、血液の病気だった。
 薬での治療には限界があって、ちゃんと治すには、
 骨髄とか、まぁそういうヤツの移植が必要だった。

 骨髄バンクってね、
 中々ピッタリのドナー見つかんないの。
 でもね、その一般的には1%に満たない確率を、
 25%に引き上げられる存在がある。
 
 それが、同じ両親から生まれた兄弟ってわけ。
(73) 2022/10/17(Mon) 7:56:10

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 国によっては、もう最初っから、
 受精卵の段階からハズレの75%を切り捨てて、
 25%を100%にするやり方もあるらしいけど。
 この国では、それは許されてないからね。
 俺たちの両親は、25%に賭けたわけ。

 で、生まれたのが、俺ってわけで。
 25%の大勝利。

 俺が生まれた時、くっつけてきたへその緒で、
 兄ちゃんは治ったんだ。

[だから、俺は兄ちゃんの救世主
メシア


                 ……だった。]
(74) 2022/10/17(Mon) 7:56:22

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 兄ちゃんは、俺のこと滅茶苦茶可愛がってくれたよ。
 俺が状況を理解する前から。
 理解した後も。

 兄ちゃん、友達にまで俺のこと、
 『俺の救世主
メシア
』だって紹介するもんだから、
 俺恥ずかしかったよ。

 でも、馬鹿にする人なんか全然いなかったし。
 兄ちゃんも、本気で言ってるの分かってたから。
(75) 2022/10/17(Mon) 7:56:35

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[思い出して、くすりと笑ってしまう。]

 お前が大人になったら、
 最初の酒は絶対俺がおごってやるからな、って
 言ってたなぁ……

 大人まで待たなくっても、
 俺は兄ちゃんから、
 随分いろんなもの貰ってたけどね。
(76) 2022/10/17(Mon) 7:56:50

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[宿題がわからなければ、兄ちゃんが教えてくれた。
 勉強だけじゃなくて、
 いろんな遊びも教えてくれた。
 学校で喧嘩して泣きながら帰ったら、
 話を聞いて慰めてくれた。
 お前は悪くないって、
 頭ぐっしゃぐしゃに撫でまわして。

 俺が小学生になったくらいのころには、
 どこにでも連れてってくれたし、
 バイト代削って、
 俺にお菓子やゲームを買ってくれたりもした。

 甘やかすって意味では、
 両親より上だったかもしれない。]
(77) 2022/10/17(Mon) 7:57:00

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 でもね。
 あの病気って、再発するんだよ。

[全員ではない。
 でも、いつ再発してもおかしくない。
 そういう種類の病気だって知ったのは、
 兄ちゃんの病気が再発してからだった。
 
ちなみに、近い遺伝子をもってる俺も、
 いつ発症してもおかしくないらしい。
 怖くないといえば、嘘になる。


 でもね。
 もう一回、今度は俺の骨髄あげれば、
 兄ちゃん治ったはずなんだ。

[それが、許されていれば。

 だが惜しむらくは、
 俺はまだ12歳の子供だった。]
(78) 2022/10/17(Mon) 7:57:15

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

 でもね。
 俺が18歳にならないと、
 俺からはあげられなかったんだよ。

 
(79) 2022/10/17(Mon) 7:57:31

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[俺が悪かったわけじゃない。
 そんなことは、分かってる。

 でも、俺は、
 兄ちゃんの救世主
メシア
だったはずの俺は。

 何もできないまま、
 兄ちゃんが死に近づいていくのを
 見ているしかできなかった。

 
兄ちゃんに、10年以上かけ
 懇切丁寧に育て上げられたアイデンティティは、
 音を立てて崩れ逝く。
(80) 2022/10/17(Mon) 7:57:44

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 


 
――――救世主って、言ったじゃん。



 
(81) 2022/10/17(Mon) 7:57:59

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[胸元のロケットには、
 兄ちゃんの遺骨が入っている。

 どうしてそんなことを?って言われると、
 明確な答えは返せない。

 寂しくて?
 見守っててほしくて?
 どっちも違う気がする。

 強いて言うなら、見せてあげたくて……
 見てるわけ、無いって知ってるのに。

 
だって兄ちゃんはもう、
 俺に何の言葉もかけてくれない。
(82) 2022/10/17(Mon) 7:58:11

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 人間の心ってどこにあると思う?
 俺はね、脳みそだと思うんだ。
 そんでね、全ての意識は電気信号だと思ってる。

 だってさ。
 人間ってさ。
 死んじゃったら何も言わなくなるんだよ。
 
[中学生だった3年間。
 俺は毎日、仏壇の前で兄ちゃんに話しかけた。

 それまでのように毎日、
 その日にあったことを報告して。
 よかったな、って、頭を撫でてくれないことに、
 理不尽に怒って見せたりした。

 返事は一度もなかった。
 当たり前だ。
 死んじゃったんだから。]
(83) 2022/10/17(Mon) 7:58:23

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 だからね、多分。
 生きて、考えて、喋ってる、
 その状態こそが、とんでもない奇跡なんだよ。

[高校に上がったころ、唐突に理解した。
 生物の授業があったからかもしれない。
 人間の身体って、
 なんかもう大体細かく解析されてて。
 そんなに神秘的なモンでもない。

 でも、脳が死んだら全て終わり。
 どんなに健康な身体が無傷で残ったって。
 その人はもう、二度と考えないし、喋らない。] 
(84) 2022/10/17(Mon) 7:58:35

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

一度止まった心臓
既に亡くなった人
が、

 もう一度動き出す
生き返って喋り出す
ことは、

 絶対にない。>>1:484

 それは、あってはいけないことだ。

 彼らの時間は、終わったのだから。]
(85) 2022/10/17(Mon) 7:58:45

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 話、聞いてくれてありがとう。
 ねぇ、壮真。俺————

[言いかけた言葉を、途切れさせる。

 壮真が何も言わなくて、
 
それに救われた気がして

 本当に眠っちゃったのかな、
 
ふと、不安になる


 壮真の方へ、少し体を寄せて、
 つい、君の心臓の音を聞こうとして
 
生きてるよね?って確かめたくなって


 ふと、我に返る。
 近づきすぎた。]
(86) 2022/10/17(Mon) 7:58:57

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[帽子を深く下ろした君が気づく前に、
 俺は静かに体を起こす。

 君の息遣いが聞こえた。
 大丈夫。
 生きてる。

 普通は、そう。

 同時に気づく。
 
 君は、俺のつまらない秘密を聞いてしまった君は、
 俺にとって、きっと、既に————、
(87) 2022/10/17(Mon) 7:59:23

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[ついさっき、通学路で、
 未國とした会話を思い出す。

 『俺自身の順位は、意外と高めだよ』>>1:502


 ………。

 
君ってホントに、酷いやつだ、


 理不尽な悪態を、胸の内で呟いた。**]
(88) 2022/10/17(Mon) 7:59:47

【独】 助っ人担当 小鳥遊 大地

/*
あ、くそながい(まがお

ちなみに病気に関するアレそれは、正確ではないのであれです(あれ
(-12) 2022/10/17(Mon) 8:00:31

【独】 助っ人担当 小鳥遊 大地

/*
返事待ちが 1d朝の壮真
返事待たれが 探索前の青葉ちゃん
 時間軸不明の健人

あとは抱えてる軸ないな?

宿題は白瀬ちゃん
(-46) 2022/10/17(Mon) 18:00:36
助っ人担当 小鳥遊 大地は、メモを貼った。
(a33) 2022/10/17(Mon) 23:53:53

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

[目が覚めるとまず、カーテンを開ける。

 どんな季節でも、窓を開ける。

 大空
そら
を仰いで、言うんだ。]
(257) 2022/10/18(Tue) 1:39:21

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 

[  ――――おはよう、って。]

 
(258) 2022/10/18(Tue) 1:39:42

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

―― 回想・青葉ちゃん ――

 えーそれって俺に脅かされたいってこと?

[ナイナイ、って片手を振って笑う。>>1:622

 俺、あんまりそういうの得意じゃないんだ。
 なんかね、大体気配でバレるの。

[脅かされる側が気付かない振りしてくれないと
 成立しないんだよねぇ、なんて、
 それはもう、脅かし役が向いてないのでは?
 ってなるじゃん。俺はなった。

 
去年の文化祭、クラス出し物はお化け屋敷だったけど、
 なんか気配がうるさい、とかいう理由で、
 教室の前で看板もってニコニコ手を振ってる役、
 任されたんだよね。
 ちなみに仮装は狼男でした。がお。
(259) 2022/10/18(Tue) 1:40:04

【人】 助っ人担当 小鳥遊 大地

 あっは!
 食べたい時が食べごろ、ね、
 いいね、それ

[サイコーってけらけら笑ってしまった。>>1:622

 だって、それはそうだ。
 食べたい時に食べるのが良い。
 一番美味しいに決まってる!

 しかも、仲の良い友達とか、仲間とか一緒に、
 同じものを食べられたら、
 それはもう何であってもごちそうだよね。

 なんて、キャンプの時にも言ったっけな。

 
それはそれとして、出来立てのバームクーヘン、
 めちゃくちゃ美味しかったんだよ。

 もちろん、焚火で焼いただけのマシュマロも
 サイコーだったけどね。
(260) 2022/10/18(Tue) 1:40:17