09:38:14

人狼物語 三日月国


139 【身内】花咲く日、蜜の香りと踊る【RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ

視点:


【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

『なんだ!! やってやるよ!! ぐぬぬぬぬぬぬ。
 買い物を早く終わらせろよ!』


どこでも良いんじゃ無いか、といいつつ告げたのは。
屋台が並ぶ通りの前にある外への門が見える場所。
旅立つ者が最後に寄る、保存食が売っているお店。

白いふわふわは結構の間悩んで、閑話休題。

『ああ、思い出したあれは!』
『   の花だ』


――  。

白のネリネに、シオンの花。
そこに秘められた言葉は、人間が込めた意味は様々で。

その言葉に重なるように黄色のふわふわが目に入った。
(-5) 2022/03/28(Mon) 23:58:06

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

「選んでくれたのはそれか……?
 ん。この色は気に入った。

 ……、……? うまくいかない。つけてくれ、ユピテル」

あなたの手を取り共に下に引っ張り込む。
膝を折って服の裾を持ち上げつつ、流れる髪をかいて褐色の耳を空気にさらして無表情に笑いかけた。

「揃いの物を考える前にこれで満足してしまいそうだ。
 おかげで……次が悩むな。少し時間は使うことになる。
 もうしばし付き合って欲しい」

時計でも、お守りでも、香り袋でも。
どれも特別になって思い出になるだろう。
だから、正直なんだって良いとは、今の時点では秘密にしておくことにしたのだ。
(-6) 2022/03/29(Tue) 0:00:23

【独】 行商人 テレベルム

ゲーム終了後、景品を貰って人気の無いところへ。
小さくため息をつけばその無表情はなんだか憂鬱そうだった。

白いふわふわは傍に居ない。

ゲーム終了前に無くなった花の蜜のネックレス。
向こうの作戦会議から聞こえた、自分を狙う声。
素直に勝利がどちらに渡ってもいいと、可愛らしい黒猫の彼女に先に贈ってやったり。

「もう少し色気のある花を一緒に渡してやるべきだったか?
 たかがゲームに……変な気があるように……いや。
 先日までの俺がそんなことを気にすることも無いよな」

いや、恥ずかしいな。恥ずかしい。
この数日間の自分が頭によぎって、非常に頭が痛い。
(-7) 2022/03/29(Tue) 0:15:22

【人】 行商人 テレベルム

ゲームでの生存者は少ないけれど。
勝ってしまったからには手にいれてしまった景品。

花弁の入ったはちみつの瓶、ハーブティ。
お花の形をした木の実のクッキーとポプリのセット。

籠にいれて持ち歩いてどうしようかと覗き込みつつ。

「リュシーかニアにでもやろうか……。
 ラキ、という奴には、甘い女の子がいただろうし……」


それでも手に入れた勝利に一瞬だけ笑みを深めた。
一瞬だけ。本当に一瞬だけ。
(6) 2022/03/29(Tue) 0:18:06
テレベルムは、からかってない。だが、イクリールの職業が……仲よさそうで良かったな?
(a4) 2022/03/29(Tue) 1:01:22

【独】 行商人 テレベルム

"ぼろ"
が出てしまう前に、皆の前から姿を消したい。

完全に病や時差ぼけが治ったテレベレムは目を瞬かせた。
ある程度のぼけが飛んで、蝶々やふわふわしたものに心がつれていかれるなんてことがなくなったのだ。
本当だ。あんな子供みたいなまね、もう二度としてやるものか。

来年に来る約束をしているが、少しは心が追いついているとだろうか……なんだったんだあのふわふわした自分は。素直すぎて驚いた。大体素直に物を言う性格だったが、ああいう素直とは違うのだ。全く違うのだ……。


「よし、帰るか」


会場に背を向け、祭りの終わりの余韻を感じながら。
街から出て行く準備の為に宿にこも、………る前にやり出した日課は終わらせることにした。

まだ全員を描いてはいなかったな。
最後の一日、店は無人でも開いておこう。
(-8) 2022/03/29(Tue) 1:03:04
テレベルムは、ラサルハグにつれられて、花火を見る。まったく、――どちらが魔術師なんだか。
(a11) 2022/03/29(Tue) 4:50:17

【置】 行商人 テレベルム

店の前で小さな画板を取り出して絵を描き始める。
碧を取り出す、ぬりぬりとクレパスを擦る。
髪は色を混ぜ合わせて、特徴的な翠と碧を使う。

完成したのはパンケーキを食べているアルレシャの絵。


橙を取り出す、ぬりぬりとクレパスを擦る。
髪は色を混ぜ合わせて、特徴的な白といつかの飴色を使う。

完成したのは蜜のかかったワッフルを食べている
シェルタンとナフの二人の絵。

笑い合ってる彼らを描いたあと、自分自身の絵を描こうとして。
ふと、鏡を見たところで、筆を置いた。
(L0) 2022/03/29(Tue) 5:03:49
公開: 2022/03/29(Tue) 5:05:00

【置】 行商人 テレベルム

水晶が揺れて、呼吸が止まる。

――一度深呼吸をして、別の紙に自画像を描いた。
色の無い髪に色の無い瞳、それを描くのに様々な色を使う。

なんと無情で、そして、心地良い時間だっただろう。
(L1) 2022/03/29(Tue) 5:04:27
公開: 2022/03/29(Tue) 5:05:00

【人】 行商人 テレベルム

>>8 ラサルハグ

「なっ……ラサルハグ?」

は?
 とくそでかい声がでそうに鳴ったのを押さえ、赤い髪の美しい青年を見た。
被写体にするのは楽しかった、その手の感覚も感情も残っているのに、寝ぼけた気分から覚めた自分にとってはなんとも気まずい気分にさせられた

「……い、今すぐ出ようと思ったがそうだな。
 リュシーの為にも絵を描いてやりたい。
 まだ全員分描けていなかったから彼らを描いたら――
は?


結局口に出してしまった。今までの自分の発言からすれば、妙に聞こえるかもしれない其れを打ち消すように言葉を続けた。無表情であることをありがたい。

「一緒に……そ、それも良いかもしれないな。
 ラサルハグとはまだ話したかったんだ。
 旅の話や、それなら……そうだな」

予約の時間を教えてくれ……と、無表情は少しの困惑を含めて髪を揺らした。
多少健康的に見える彼は、随分と物をハキハキ言うようになったが、その代わり戸惑いを覚えたようだ。
(12) 2022/03/29(Tue) 6:59:07

【人】 行商人 テレベルム

誰にも気付かれぬようにため息をつく、そのまま筆をとれば
リュシーの用意したキャンバス>>1 に色を置いた。

残りのまだ描いていなかったゲームに参加した皆の姿を彩っていく。

ニアとリュシーが仲良く蜜の瓶で囲まれている光景を。

キンウとプルーが楽しげに蜜を届ける光景を。

キンウの頭の上には猫がのっていた。にゃん。


夜の闇の中に一輪咲いた花火と共に、
其れを見上げるサルガスの姿を描いておいた。


そして、最後の一人が思い浮かんだがやめておく。
上手く描けないので別の機会にすることに。
描けないときは描かない、それに限るのだ。
(13) 2022/03/29(Tue) 7:02:23

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル


揺れる黄色に、触れた指。髪の内側は黄金を反射させ。

「外れたら、またつけてくれるな?」

そのまま瞳を見つめ返し、何度か瞬いて。
無表情は機嫌よく、くすぐったそうに頬を緩めた。
(-16) 2022/03/29(Tue) 9:13:28

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル



「なるほど……それじゃあそこも、見よう。
 ついでに取引先に出来ると良いが……」

ごくたまに商人らしさを見せながら、またつれられて工芸店へと向かった。
目に入る宝石や細工品の輝き。
髪にいくつもの光を反射させながらまじまじと店内を眺めていたが、用意された懐中時計を見れば目を輝かせるようにして興味深げに近寄った。
金属に溶けたアンバーの色に見蕩れ、寸分違わず刻まれる針の音に耳を傾ける。
ほう。と感嘆の息をこぼせば、その盤を長い指でなぞった。

「ありがとう、ユピテル。
 せっかくの揃いだ、絶対に無くさないようにしよう」

出来れば、あなたも。之をなくさないで欲しいと思う。
なんだかあまり考えたことも無い感情がふっと沸いて、
そして霧散せずに胸の中に残った。

刻まれる針の音も、輝く黄金も。
――これが好きな色になりそうだ、と。

そんな事を考えて、再び帰るまでの道のりを再び手を繋いで歩いただろう。
(-17) 2022/03/29(Tue) 9:17:53

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

――――
――


ゲームが終わり、祭りも終わりの日が近づく。

テレベレムは大きな紙袋を抱えて辺りを見渡していた。、
人目を避けるように取っている宿へと駆ける、怪しい。

袋の中には日持ちする果実や干し肉に、長いパン。
美味しそう。

良い香りがするのでつい買ってしまったものである。
焼きたてが一番と言われたため、今日中になくなるだろう。


「――はあ、あいつはいない。な?」

まさかこんなところで誰かがぶつかってくるとも考えずに。

あえて日の当たる暖かい場所を避けて、あの笑顔と声から離れるように。

坂道の下から聞こえる子供達の声から逃げるように曲がり角を曲がった。
(-18) 2022/03/29(Tue) 9:20:29

【秘】 行商人 テレベルム → 裁縫屋の子 リュシー



「案内はするほどでもないが……?
 それなら、俺の国にでもまずは案内しよう」

綺麗な季節の花に、甘い菓子に。
それに友人もつけば。

「それなら家出でも、修行でも。
 きっかけがあればいつでもいい。
 外に行きたくなったらついていこう、
 リュシーが行きたい場所に」

花畑で交わした約束は叶えられるものだ、そう相場が決まっている。
そう笑って互いの髪を揺らし合った。
そのときはきっといつかくる、……もしかしたら互いに成長した先で思うこともあるかもしれないが。
きっとそのときも笑っているのだと、そう、思った。
(-28) 2022/03/30(Wed) 4:58:44

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

うわっ……!
 あ、……
ユピテル?


なんと、美味しそうなパンは無事だった。

しかし中から零れだした丸い果実はゆっくりコロコロ……と坂道を転がり行く。
慌てて追いかけようと手を伸ばすも、
妙にこの現状にどういった表情を見せれば良いかわからず動きが鈍ってしまった。


「だ、大丈夫だ……。
 強いて言えば果実が今から川のように流れて何処かに落ちていくだけだろう。
 ……奇遇、そうだな……奇遇。
 ああ、さっき通りかかった屋台のパンが旨そうだった、お前も食べると良い。それじゃあ……今日はもう宿に戻るから、ここで。
 ぶつかって、……悪かった、な? 怪我していたら冷やせよ」
(-29) 2022/03/30(Wed) 5:02:16

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

揺れる青に言葉通り後ろ髪を引かれてしまう。
ため息をついて、風に靡く白銀をかきあげれば紙袋を抱え壁にもたれ掛かった。

「約束の日は……ずれるかもしれん。
 赤色の男に肩をぶつけられてしまって?
 少し出発が遅れそうだ……。

 それで旅の行き場所か。

 そう、だな……。
 まずはここで手に入れた特産物を
 森を抜けた先の村で売りにいく予定だった。
 ……売り上げが良ければ港街にいって
 船に乗るつもりだ?」

「売れなければまたその辺りをうろついて、
 
じゃない
。なぜ教えねばならんのだ」

海の向こう側、妖精と親交があると尋ねれば人の世でも噂に上がる国があったりするだろう。
そうあまり深く考えずに告げていたが、個人情報を漏らしすぎたか……?
眉を潜めつつ、再び髪をかきあげて触れた黄色のふわふわに手が止まった。
(-33) 2022/03/30(Wed) 10:16:50

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

「思い出せたこと……?」

ありましたけど……。

「……旅には、お前には、関係ないだろ。
 迷子になると思うなら心配するな、
 国にたどり着けなくともいつか辿り着く。
 ユピテルはユピテルで旅をすれば良い。
 ……足並みは揃える必要はないのだから」
(-34) 2022/03/30(Wed) 10:18:42

【人】 行商人 テレベルム

>>15 ラサルハグ

「……そ、そうか。それはこちらも光栄。
 また客寄せにもなってもらえそうだし同行は構わん……」

裾を引かれながら歩くのには慣れていたはずなのに、少しおぼつかないままついていく。

ずるずる……


「……挨拶回り、はぁ……わかった。する。

 ん? ああ祭りの感想か。良い街だったよここは。
 何度、いつみても、また来たいほど。
 ラサルハグとも。……昔の友人とも会えたから、な。特別な時間になったさ。

 だが、時間は有限だ。
 名残惜しくとも次の場所、次の世界への
 出会いの価値も平等である。
 いつまでもここにはいられんな。

 おまえも挨拶したり
 共に過ごすような間柄の相手が
 できたのではないのか?」

ずるずるずる……


だから早く町から出たいのに……そんな言葉は飲み込んでついていく。
たどり着けば手を離されるが、そのあとはまた合流するだろう。
しばらくは話すつもりらしいかった。
(19) 2022/03/30(Wed) 16:24:03

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル


「天気予報……・?」

いぶかしげに眉をひそめたが、このときの本心だけはばれていないと思いたい。
まさか行き当たりばったりで雨に濡れている自分がいたのが恥ずかしいわけでは無い、断じて。

「……ああ、ユピテルはそんな事が出来たのか。
 だったら路銀にも困らず、一人でも良い旅がおくれそうだな」

「――わかってる。
 だから、それは楽しいから共に旅をしたいというだけの
 ユピテルの行動理念だ。

 記憶のことも、そうか。
 お前は、あの時のままでいたんだな」

純粋にそんな存在であったのか、
それとも何も変化が無かったのかはこの際どうでも良かった。
(-44) 2022/03/30(Wed) 23:54:15

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

これはいつの日にかの記憶。

『だから今こうして話をしてしまったことを、俺は』


後悔している。していた。
もう一度出会えることを願って、もし会えなければ寂しいと感じるから。

『俺は必ず帰ろう』

『――その時はまた』


友、だと。
その言葉をかけられた時に、どうしようもなく心が動いてしまって。
だからこそこんなに長い間変わらずにいてくれた君の心を疑った。


それならばもう、素直に風と踊りたいと告げてやろう。

今度は立場が逆で、生まれも育ちも違う存在なのだから。
不安に思っていないことを、不安に思わせる必要はない。

友という言葉だけに、勝手に期待をしてやろうじゃないか。
(-45) 2022/03/30(Wed) 23:58:53

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル


「其れでは問おう友よ。
 俺は――
ユピテルだから
旅をしたいのだが、お前はどうだ?」


「お前がやりたいことしかやらないのはわかった。
 ならば、尚更同じような気持ちでないと
 一緒に旅なんてしたくなどないのが本音らしい。
 気まぐれで、楽しくなくなると辞める旅ならついてくるな。
 ま、また別れが惜しくなる。時期をずらしてもらえるか?

 俺はどうやら、"寂しく"なるらしいからな。
 お前とは――――」

どこまでお揃いが出来るだろうか、そんな無駄なことを考えた。
どうか教えてくれないか、ユピテル。


「お前と揃いは、……之だけだろ」

気持ちも時間も、揃いになれる
柔らかい黄色のふわふわを揺らしながら。
無表情は不器用に笑いかけた。
(-46) 2022/03/30(Wed) 23:59:29

【人】 行商人 テレベルム

>>21 ラサルハグ

集中しているときは自然と表情を柔らかくしてしまう。
自分自身の実力に後悔はしたことはない。
求められるものに、価値がなければそこに金銭と笑顔が生じないだけ。
自意識過剰かも知れないが、マイナスになる必要もなどないのだ。

つまりそんなタイミングで、酒や甘味を食うかのように自分の絵を味わっているときに。
突然話しかけられる者だから。

「……!? あ、い、なんだラサルハグ。
 驚いたじゃないか……」

素面で言っているのかこいつ。大丈夫か?


「……」

いや、今なんて。

あっっっっっっっっっっ??!?
 あ、りがとう。
 親譲りだ……?」

恥ずかしいことを言うな!?
ただ言葉を返してくれただけだろう行為にうるさくも言えず、
あの時の自分を殴りたい、ただそれだけを思った。
(23) 2022/03/31(Thu) 5:37:08

【人】 行商人 テレベルム

>>21 >>23 ラサルハグ

閑話休題。

「そう、か……俺もここには戻る理由がある。
 思い出が出来て、善いことが沢山あった土地だ。
 友人達も居るからな、もう少し大きくなったら
 旅に付き合ってやる約束もしたんだ」

「改めての出会い? ……
あ”

 だ、大丈夫だ……だが、そうだな。
 お前には街を出た時にでも体調のことについては話そう。
 それがいい。

 お、お前はこういいたいんだよな?
 寝ぼけていた変わった絵描きのことなど、
 忘れてしまう人は多いかもしれない。
 大丈夫だ、多少旅人の雰囲気が変わっても
 何度でも仲良くなれるに違いないさ。

 
……また来るのが嫌になってきたな。

 
俺の頭は本当にあんなお花畑だとでも


ブツブツ呟きながらも、肩をとんと並べ小声で漏らした。
これ以上は、イメージを壊すわけにはいかなかったのだ。
まったく、恥ずかしくて仕方ない。褐色の肌にわずかに朱を交えながら、こっそりとため息をついた。
(24) 2022/03/31(Thu) 5:49:05

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル



「立ち止まってとは言わんが……そういうものか。
 変わったり執着はすることは無いのは、
 知らなかったな……?」


あなたの伸ばされた指を目で追う。
一歩、二歩。後ろに下がろうとした同時に
白いフードが風にさらわれてしまって、逃げることがうまく出来ない。

それでも、その笑顔が見たかったんだ。


「なんだ、そうか。
 少しは――人間のようなことも感じるのか、ユピテル。
 きっと悪くは無い、新しいものを知ることも体験することも。
 お前のためにそれを見つけてくれ、だがな」


突き放したくあったのに、気分が良くなってしまった。
困るな、あくまで予防線をはっておきたいのが人間の心情だというのに。初めての外の友人と仲違いは、幸先がとても、わるい。
(-53) 2022/04/01(Fri) 4:01:48

【秘】 行商人 テレベルム → 風来人 ユピテル

「時々はもう少し考えて……。
 素直だったり正直すぎるのも困る、
 なんでも楽しそうだからと出かけてしまえば足並みが揃わん。

 俺も、その……。お前がちゃんと旅をしてくれた方が
 お前を土産がわりとして大いに自慢が出来るし。
 友と互いに認知していても、
 俺が面白いと感じない関係を持って帰って喜ぶほど、
 子供でも大人でも無いからな」

お揃いを願掛けに揺らし。
やられてしまったなと苦笑いをしつつ。

「だからほどほどに……んー……。
 つまらなくなったら先に言ってから居なくなってくれ」


「置いていかせるなよ。退屈な旅はごめんだ」
(-54) 2022/04/01(Fri) 4:07:05

【秘】 行商人 テレベルム → 学生 ニア

『おう! 聞いてくれよ、思い出したらぽいだぜあいつ!
 最後まで世話したらお別れって約束だったがそれはないぜ!
 あ、可愛い黒猫ちゃんにも声が聞こえるようにしてやったぜ〜。
 たんともふもふしてくれ〜』


白いふわふわは、ぐちぐち言いつつもあっさりしているのか。
あまり悔しそうだったり辛そうでは無い。
彼らにとって出会いも別れもよくあることなのだろうか。
楽しいことしか考えていないだけなのかも。

『飴ちゃんくれるのか! ニアはいいやつだな!
 それじゃ〜テレベルムにもお礼させるようにいってやらねえと、仕方ねえな〜。
 勝てればいいな、ニア! あいつもオレも応援して居るぞ〜』


謎の吸収力ですぽんとおさめられた飴。
ほのかにふわふわから甘い香りが漂って、あなたの髪を一度ふわりと揺らした。
(-57) 2022/04/01(Fri) 5:22:47

【秘】 行商人 テレベルム → 学生 ニア

・・・・・・・
・・・・
・・

そうして決着がついた日、おや、と首をかしげる。
髪を揺らして、違う妖精達の陣営の勝利を見つけてしまった。

勝利陣営の一人には傷をつけたが、
条件に偶然合ったことで手に入れてしまった景品。
さてどうしてくれよう、と、悩んでいれば
その顔面に白いふわふわがぶつかってきた。

『おいテレベルム!! ニアに飴を貰ったんだ、いいだろ〜 いいだろ!』

「……たかったのか?」

『オレはそんな卑しい妖精じゃないやい!!!
 お、随分豪華な景品ゲットしてんじゃねえか、それどうするんだ?』

「ニアにあげようと……して、いたが。
 どうにかして会わないで渡せないか……恥ずかしいのだが」

『家にでも置いておけばどうだ? 引っ越したばっかなんだろ!
 聞けばすぐわかるって』

「越したばかりの女の子の家の前に贈り物を……? 正気か?」


『テレベルムが言いはじめたことだぞ』


後日こっそりと。
花弁の入ったはちみつの瓶、ハーブティ。
お花の形をした木の実のクッキーとポプリのセット

それらを入れた籠を家へと届けに行きつつ。
見つかってしまえば少し不器用に笑って渡すのだろう。
(-58) 2022/04/01(Fri) 5:33:21

【人】 行商人 テレベルム

>>26 ラサルハグ

「今の目的はそうだ。土産になるものを持って帰るのを目的としている。
 故郷は若干鎖国気味だが俺がいればはいるのはかんた、
 ラサルハグ? 近い
近い
近い


突き飛ばしたくなる手を必死に押さえて顔を背ける。
とんだ天然が付きまとうようだ、おかしいなこんなはずではなかったのに。

「やめろ、色々、ストップだ!!
 ……服が汚れるぞ、まったく」

うる……黙っ

 ……き、気遣ってくれてどうもありがとう……。
 もう気にされた方がましかもしれないが
 下手に演技しても無駄だろう。なるようにさせる」

「……お、お前は……俺の本心を察しながら
 ほどよい距離でいてくれ……。頼んだぞ、……頼んだぞ」

フォローの仕方に距離感、難儀な関係になるとこの瞬間に気づく。
未来を察してしまったが嬉しいものは嬉しいので。
困ったように、喜ぶように。
ため息をつきながら頬を緩ませていた。
(27) 2022/04/01(Fri) 10:49:57