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人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


カリナプリシラを占った。
プリシラ共鳴者のようだ。

【墓】 宝石集め カリナ

「……私の痣を光らせたのは

 一体何のつもりでやったの」

教会で人々の祝福の声囲まれながら、女はまるでその光が聖女からの施しでなかったかのように不満の声を言い放った。
困惑する人達を退けてツカツカと街の入口の方へと足を向け、一度だけ振り返る。

「何が祝福よ、もし自分の私腹を肥やそうとしているつもりだけでやったのなら容赦しないわ。
 必ず見つけ出してやるから」
(+0) 2024/02/05(Mon) 21:27:21

【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ

「多分ね、同じぐらいよ。
 その腕輪の持ち主もそうだったみたいに、
 前にも後にも私たちのような存在はいると聞いたの」

聖女と話す機会があったこと、それでも誰が痣を光らせられるのかなどは知らないと続けた。
本当はひとり知っていたが、あなたを害するような存在ではないからひっそりと黙っておくことにして。


「ねぇ、そのシヴァの宇宙に生きたい理由って、完全に自分のため?
 それとも、あなたを待ってる誰かがいる?」

そうしてさらに問を重ねながら、態とらしく胸に手を当てて呟く。

「"この子"が気になっているから教えてあげたいの。
 私やあなたが宇宙に行くことになったら話す機会なんてないでしょう?」

それはまるで自分という存在と誰かをはっきりと分けているような言い方であった。
カリナが転生者としての意識が戻ったのはつい最近のことだ。
それがたとえ奪ったものではないとわかっていても、自分さえいなければ体の持ち主は違う人生を送れたのではないかと、できる限りその子の人生の中でやりたかったことを清算したいと考えていた。


「急でごめん、でも、今がいい。
 私、痣が光ったらもうこの子の意識を尊重してあげられなくなると思うから」
(-35) 2024/02/06(Tue) 2:29:20

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

――それは痣が光る者が現れる前の日。

明るい祭の光景の中で疲れていた自分に話しかけてくれたあなたを捕まえれば、奢りの言葉もほどほどに受け流しながらエールを頼んで一気に煽った。

話したのはちょっとした店を出す上での小競り合い。
既に解決したが一日かかったこと。出費がかさんで貯金が少なくなったこと。そして、女の冒険者だからといって足元を見られたこと。

それとは別に――恋愛絡みの話だ。

「なによわたしだって、ちょっとは強くて美人で。
 店もやって悪い女じゃないのに、……どこの男も大切にしてくれやしないわ。
 好きで一人で居るんじゃないわよ、選んで何が悪いの」
(-37) 2024/02/06(Tue) 5:38:41

【秘】 宝石集め カリナ → 薄荷 アンジュ

あなたに再び手紙が届いたのは、女の痣が光った知らせの後だった。


『プリシラは共鳴者 対になる仲の良い存在が居る
 同じ転生者だけれど それ以上の情報はないわ』

『今回はもう一つ』

『ダーレン 彼は痣を光らせる力と関係していると思う
 今度話を聞いてくることにするから 気を付けて』

『他にも居なくなる人たちは居る 痣を光らせられる人も残ってる
 私はなんだか もう聖女の声が届かないらしいけど
 もう少し何かできないか調べてくる
 大丈夫 あなたの言う通り 光っで怖いことはなかったわ
 また会いに行くね あなたの友達より』
(-55) 2024/02/06(Tue) 18:20:00

【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン

煙の香を追って歩んでいけばそこに背中は見えただろうか。
あなたのことは馴染みのある人から聞いていた。
だから一方的に顔と名前は一致させていたけれど。

「ほんの少しでいい、聞きたいことがあるのよ」

そこにあなたの姿がなければ宿に手紙でも届ければ良い。
それでも少しでもその声が聞けたらと短い髪を揺らしながら足を前に出した。
(-57) 2024/02/06(Tue) 18:33:15

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……わかってくれる?
 でも誰にも渡さないなんて甘い台詞聞いたことないわ」

追加のエールを頼みながら頬杖をつけば少しスッキリしたように顔を上げた。

「別に物凄い自信があったわけじゃないのよ。
 ただ……ちょっと夢を見て、叶わないなって思い知って。
 今日で吹っ切れさせて次の糧にしようと思ったの。
 ごめんね付き合わせて。こうして吐き出せてるだけで十分ありがたいわ」

二杯目が届いて、また口をつければ三分の一程飲み切って。

「それにしてもエリーの国は酷い言われようね、そんなに嫌なことおきたの?」
(-61) 2024/02/06(Tue) 21:20:59

【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン

「……めでたい、そうね」
「これは祝福なのかもしれない、だから教えて」

「この痣を光らせてくれたのはあなた?」

決して責めるような口調ではなく、しかしはっきりと断定するような言動は明らかに何かを知っている素振りを見せていた。

「……私、人より聖女様の声がよく聞こえて。
 このお祭りに人の意志で光らせられる人がいるのを知っていたの。
 疑いたいわけじゃないけど……これはちゃんと聖女様の祝福で、いたずらに光っているわけじゃないのよね?」

女はこれは偽の祝福であるかどうかを危惧するようにあなたに尋ねた。
(-85) 2024/02/07(Wed) 11:40:49

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……私の傍にいた人たちが冷めていたのかもね。
 ああでも物はそうね、いつか壊れはすれど惜しくなるし。
 あくまで人に対してよ」

「似たようなもの。ありがとね」

未練よりは苦々しいような、何かに対して気遣うような言葉選びは自分のことであるのに少し他人行儀のように感じさせた。

「聞いたことはある。
 だけどそこまでとは思わなかったわ、出て正解よ。
 私だったら偏見持っちゃう、でもエリーはそこが嫌で出てきたのよね?
 女の子大事にしたかったりお嫁さん探したりなのかしら」
(-94) 2024/02/07(Wed) 15:12:13

【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ

「ああそうとても大変ね……。
 でもこれぐらい聞ければ十分、あなたを痛めつけたいわけじゃないもの」

気にならないと言ったら嘘ではない。
でも話せないのだから仕方ない、同じ世界同じ時代から来たとして単なる他人であることには変わらないから。
その先はゴシップや面白い話を聞きたいだけのような好奇心を満たしたいだけの欲だ、それを優先させるほどあなたが大切でないわけではない。

「……他に聞きたいことは、」

「ないかしら」

探るのはまだ眼の前の女の言葉で、悩む姿も変わらない。

「どうやったら、あなたのことをビンタしたくなるような酷いことを言ってもらえると思う?
 なんてね、十分どんな男かわかったでしょ。
 あの子も私もよくわからなかったから、強いて言えば白髪が目立つお調子者ぐらいかしら。だから聞けて安心したと思う」

「これでも何度でも認めてほしくて頑張っていたのよ。
 だから、……居なくなったら寂しいけど、応援はさせてって言葉だけは代わりに送っておくわ。
 これぐらいなら邪魔にならないでしょ?」
(-95) 2024/02/07(Wed) 19:07:45

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「……ええ。そうね、できるだけ変わらずにいて欲しいと思っているわよ」

「シミュ……? 一応自分のことよ。
 ただ小さい頃ってどうしても世界がキラキラに見えていたから、今とギャップがあるのは否めないわね。
 ものの見方は変わったわ」

それこそ女の子は白馬に乗った王子様が迎えに来てくれるだとか。危ない目にあったらヒーローが迎えに来てくれるだとか、そんな感じで夢を見るのをやめたのだと。
遅すぎているかもしれないけれど。

「あ、うん、色んな情報は集めてる方。
 そう、あんまり事情をわかったつもりになる気もないけど、今が楽に過ごせてるのが一番ね」
「ステータス? うーん……教えてあげてもいいけど。
 別にあなたの分は言わなくていいよ、代わりに私から聞いたランクは内緒にして頂戴」

あなたの質問の意図はすぐに思い当たらなかったが、困ることでもないので答えることにすれば、いつか教会から教えてもらった数値>>0:a1を教えただろう。
(-117) 2024/02/08(Thu) 15:20:21

【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン

「あなたが祈りを捧げたから聖女が光らせた……?」

聖女があなたの祈りを聞いて光らすのが他の者であるのはどういう意味なのだろう。
この光が祝福であるのなら、それはあなたに授けられるべきものだと思ったのに、と髪に隠れた項に指を触れさせる。

「……何を祈っていたか聞いていい話?
 その、……ほら!
 聖女に祈りを捧げたいほどの願いがあっただとか、詳しくは聞かないけれど気になるのよ。
 まさか他人の私に祝福を与えたかったとか言わないわよね?
 あなたは祝福を受けなくてもよかったわけ」
(-119) 2024/02/08(Thu) 15:47:35

【秘】 宝石集め カリナ → 飄乎 シヴァ

「もう少し長くその先も見てほしかったのよ。
 大層な夢だと思うかもしれないけど、ブランドを持ってみたくてね。
 家族とは違って怪しくない、ジュエリーショップを兼ねた情報屋になりたかったのよ」

忘れるような相手かしら。
忘れられるような相手かしら。
それでも忘れてもいいという言葉には「ばかね、」と些かここには似つかわしくない笑みを返してみせた。
あなたと付き合いたいと言った身であるけれど、あなたが往きたい場所に行けることが喜ばしいことであるはずだから。

「いるわよ。だからそれと同じことを返させて」

「……"私"からの挨拶はいる?」

それは今日限りの話ではない。
女が先程から話している言葉と以前の行動は、全てあの子という視点で使っていた。
(-133) 2024/02/08(Thu) 20:15:44

【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン

「……」

「もしかしてあなた、」

もし互いの状況を察しているのであれば、これ以上はうまく話せないのも道理。
ただ、どこぞの誰かが言ったようにあなたは気の利くいい男のように見えてきて、気は抜けていった。


「……私に声がしたのも、この人の祈りの力も、あの子の力も……聖女が祝福を増やす為のものだったのかしら」


不満はあれどその言葉に込めていたのは真実の追求だ。
話を聞く限り拍子抜けしていくことはいくつかあり、嘆き悲しみよりも追いつかないものが多いのが現状であった。
ただ、今ここに悪い人はいないと嬉しくて、それだけが知りたいのだけ。

「……正直私、痣が光らないことを願っていたの。 
 比べるようなものではないのだけれど、私も光らなかったらやりたいことがあったから」

「嫌味な女って思う?
 でもあなたの祈りの理由を聞いたらもうよくなっちゃった。驚いたけどロマンチックで素敵で」

勿論それだけが理由ではないのだが、あなたの理由と彼女の中で抱えていたものは運良く喧嘩することはなかったのだ。

「あ……私ばっか込み入ったことを聞いてごめんなさい。
 一応聞きたいことは聞けた。……その……。
 シヴァがあなたをいい男と言っていた理由が……ちょっとだけわかったわ」
(-138) 2024/02/08(Thu) 20:53:20