10:58:46

人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【独】 童心 クロノ

/*
皇狼〜〜〜〜〜〜〜〜!?
(-2) 2022/04/29(Fri) 21:02:17

【人】 童心 クロノ

いつも通り集まった食堂にて、
ジャステシアの姿が無い事に少女は首を傾げていた。

ジャステシアやラピスに着いて
いつも食堂に来ていたクロノであったが
ジャステシアの姿が今日は見当たらず、
きっと先に行ったのだろうと同室のラピスと
食堂へ共に来たのだったが……。

「……ジャスちゃん、どうしたん、だろう……。」

体調不良という話は聞かなかったけれど、
心配げな少女の顔で、朝食を取る事にしたのだった。
(4) 2022/04/29(Fri) 21:11:03

【赤】 童心 クロノ

チョークが黒板を叩く音。
それが何なのかを、知っている。
大人たち≠手伝わなければならないと
言いつけられた自分たちに教えられた、合図のひとつ。

「……」

恐る恐る。
廊下に誰も居ない事を確かめてから、
そっと開いた扉から身体を滑り込ませた。
(*1) 2022/04/29(Fri) 21:26:29

【人】 童心 クロノ

ジャステシアが居ない代わりに
バットやバラニ、シャルロッテが動くのを傍目に、
こくんこくんと頷いて、大人しく言う事を聴く……のだが
配膳してもらったものに手を付けて、動きを止める。

…………スピニッチ


スープの中に見つけたほうれん草に、一言。
クロノの苦手な野菜だ。
(14) 2022/04/29(Fri) 21:36:13

【人】 童心 クロノ

>>15 シャルロッテ

「……う、うん。
 にがいし、食べた感じがへん、だから……」

スプーンですくったほうれん草を
少女の顔がじっと見つめて……
それから一間。

決意をしたか、きゅっと目を閉じて匙を口の中へと入れた。
余り嚙まずに飲み込んで、ふうーっと大仰な溜息を一つ。
(20) 2022/04/29(Fri) 21:47:55

【赤】 童心 クロノ

「う、うん……。
 えっと、……おう……皇狼?だって」

馴染んだ顔を見て、ほっとしそうな反面
大人たちから与えられた役割を思うと、
あまりほっとも出来ないクロノは、
変わらず陰った少女の顔のまま。

「……大人たちの手伝い……、
 わたしに、出来るのかなあ……」
(*5) 2022/04/29(Fri) 21:52:15

【人】 童心 クロノ

>>22 シャルロッテ

暫くは苦い顔でほうれん草の余韻を感じているが
(噛んでいないので味はしないはずだが)

ぱちぱち拍手を受ければ嬉しそうに
壮年の女の顔
で、破顔した。

「──うん、えへへ……
 ジャスちゃんが、残しちゃダメって言うから」

少し嗄れた声の
言葉だけは、あどけない。

「あとは、おいしく食べられるように……がんばらないとね」
(25) 2022/04/29(Fri) 22:01:51

【赤】 童心 クロノ

「…………」

眉を八の字に下げたまま、こくと頷く。
言われずとも今日の狙いが誰なのかは、分かる。
何ならもう、連れて行く準備も整っている様なもの。

厳しくも面倒見が良く優しい上階生を
悪い大人たちに差し出さなければならない事に、
ひどく罪悪感を覚えながらも、

「…………うん。」

やらなければ、怖い目に遭うのは此方だ。
(*8) 2022/04/29(Fri) 22:17:01

【人】 童心 クロノ

>>31 シャルロッテ

「?
   ────あ」

驚いた様子に菫色をしばたいて、
少し遅れて理由が分かってか、困ったような少女の顔──
──にまでは戻らず、

「味付けで……?」

先に別の感情が来たのだろう。
ほんの小さな骨と筋の軋む音の後、
不思議そうな顔をするのは若い女性の顔。

「ロッテちゃんは、たべもの、何が苦手だったの?」

嗄れ声も綺麗に澄み渡ったそれは、
やはり言葉はこどものまま。
(34) 2022/04/29(Fri) 22:34:06

【赤】 童心 クロノ

「……ううん」

大人に歯向かうのは、
いけないことだし、危ないし、怖いことだ。

「ジャスちゃんのことは、わかった、おねがいする。
 ラピスちゃん、気を付けてね……。」

自分達も、大人たちに見合う働きをできなければ
きっと大人たちの手に掛けられてしまうんだろう。

「……わたしも、がんばらなきゃな。」
(*11) 2022/04/29(Fri) 22:40:12

【人】 童心 クロノ

「食べ慣れ……
 たくさん食べないと、好きになれない……?」

ほうれん草をたくさん食べたくないクロノは、
ほうれん草に埋もれる想像をした。
表情と顔年齢がその嫌さを物語っている。
(44) 2022/04/29(Fri) 22:51:47

【人】 童心 クロノ

>>46 シャルロッテ

「トマト……」

ちょうど今、実習生の先生たちが言って居た気がする。
其方に視線を遣って、なるほどと頷く。

「うん、
 食べたくないけど、食べるなら、おいしくがいいから……
 おいしく食べられるよう、がんばる。
 いろいろ試したり……したくないけど、してみるね」

がんばるぞ、と決意を新たに。
艶やかな女の顔が強気に小さく笑って
スープを飲み干したのだった。
(49) 2022/04/29(Fri) 23:01:04

【赤】 童心 クロノ

「うん。あしたも同じ時間に。
 ……次は、わたしが、がんばるから」

覚悟を決めるように頷いて、
けれど、トットの言葉にちいさく息を呑んで。

「……にげないよ」


「えい、えい、おー」

同じように拳を突き出した。
(*14) 2022/04/29(Fri) 23:04:20

【人】 童心 クロノ

「う、うん……
 がんばれるときにがんばる……」

今日はほうれん草スープも残さず飲めて、
頑張ったと言っても良いだろう。
そそくさと食事の無くなったトレイを片付け、
ラピスの隣へと戻って来た。
(54) 2022/04/29(Fri) 23:07:24

【人】 童心 クロノ

「しんちょう……」

これ以上どれぐらい伸びるだろうか。
ラピスと同じぐらいの身長のままで在りたい気もするが、
やはり少し小さすぎる気もする。
(58) 2022/04/29(Fri) 23:14:17

【人】 童心 クロノ

>>59 ラピス

撫で褒められると、くしゃと顔貌を歪めて嬉しそうに笑って
黒板に描かれた文字にはゆっくりを目を通して、
そのまま首を縦に振る。

「じゃあ、ジャスちゃんのお部屋、見に行こう。
 風邪とかだったら、看病してあげたいから」

そうして、一緒に食堂を離れるのだろう。
(64) 2022/04/29(Fri) 23:22:47

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

食堂を出て、形ばかりの捜索をして、作戦会議も終えた後。
てくてく、小さな歩幅で隣のクロノと歩く。
合わせようと思わなくても同じくらいの歩幅。

中庭の暖かな日差しを受けながら、適当なベンチに腰掛ける。

我ながら白々しい言葉を書いたものだなあと呆れながら、食堂を離れる理由を写したままの黒板の文字を消している。
上書きしてしまうように隅っこにお花の絵を描いた。
それから、かつかつ、チョークが文字を象る音。

『クロノちゃんは』
『病気を治したいと思っていますか?』
(-35) 2022/04/30(Sat) 2:36:07

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

他ならぬ自分達がジャステシアの神隠しの原因になるのだと
作戦会議を通して改めて身に染みて分かったクロノは、
少女の姿で暗い顔をしていたものだが

現金なもので、あなたとベンチで日向ぼっこをしていれば
罪悪感も怖さも、ゆるゆると和らいで来て。
ぽかぽかとした陽気のもと、
チョークの音に、その音のもとを見て、読んで
答えの決まってる問い掛けに、即答しようとして──

──大人びた顔で、悩むような素振りを見せる。

「……わたしは、」

(-46) 2022/04/30(Sat) 7:00:20

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

けれどそれも、少しの間のこと。
ぴきぴき、という形の変わる小さな音と共に
先刻までの少女の顔が困ったような顔をした。

「治したい……よ。
 ばけものとか、きもちわるいとか、
 いわれるの、やだもん」

「なおしたい、けど…………」


言いながら俯いて、言葉を詰める。
治したい気持ちは間違いないけれど、
けれど治すことを恐れて、歯切れ悪く言葉を紡ぐ。

「……みんなとずっとたのしく生活したいから、
 なおしたくない……」


……治療の過程にあるもの、目先にある、
“大人たち”の手と目を、恐れていた。
(-48) 2022/04/30(Sat) 7:18:02

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

少女の姿は、言葉よりも雄弁にその感情を教えてくれる。
この施設だからこそ普通に過ごせる子達がいる。
同室の後輩もその内の一人なのだろう。

『こわいですね』

治療はきっと手放しに喜んで受けられるものではない。
狼として動いているからこそよくわかる。

『長くいる私も怖いと思う気持ちがあるから、クロノちゃんはもっと怖いでしょう』
『みんなと過ごせなくなるのも寂しい』

(-49) 2022/04/30(Sat) 8:35:12

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

『でもみんな、病気で悩んでいます』
『病気と上手に付き合う方法があれば、それが一番ですが。
 その悩みを消せるなら、治療は悪いだけのものではないのかも』

だからこそ自分も、こんな役目を受け入れたのかもしれない。
せめて学友が外で気兼ねなく過ごせる身体を手に入れる可能性があるのなら。

『みんなが治れば、みんなが外で一緒になることだって夢ではありません』

それが身勝手な判断だとしても。
いつかこの身に、罰が下っても。
大人達に利用されるなら、こちらだって利用してやろうじゃないか。

無為に震えているだけの仔羊でいるつもりは毛頭ないのが、この生徒の本音であった。
(-50) 2022/04/30(Sat) 8:37:38

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

綴られていく文字を俯きがちに見つめて、

「…………」

綴られていく文字を最後まで読んで、
ゆっくりと頷いた。

「…………うん。ちゃんと治るなら……。
 あとで、また、みんなで
 たのしく遊べるかも、しれないもんね……。」

言いながらも不安が晴れないのは、
治療が本当に効果を出すのだろうかという疑心と、恐怖から。


「こわがってばっかじゃ、だめだよね……。
 治療が終わったらたのしいことが待ってるって
 思ってれば、こわくないのかなぁ……」
(-64) 2022/04/30(Sat) 13:43:05

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

『こわい気持ちがあっても、大丈夫ですよ』
『大丈夫じゃなくても、大丈夫』

完璧な恐怖の克服なんて、そうそうできないだろうから。

『一緒にこわいを分け合えば、平気です』
『一緒に楽しいを夢見れば、元気が出ます』

だから一緒に頑張ろう、と。
あの秘密の部屋には、仲間がもう一人いるのだし。
子どもなりに、不安と期待を抱えて過ごしていこう。
(-68) 2022/04/30(Sat) 15:00:04

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

「…………うん。
 ありがとう、ラピスちゃん。」

不安は抱えたまま、それでも小さく笑ってみせる。
大人たちに見合うはたらきをしなければ、
自分達も大人たちの手に掛けられてしまうのだろうから
頑張らなければ、いけない。

「……ラピスちゃんは、どう?
 ラピスちゃんは、病気、なおしたい?」

みんなが治れば、と書いてくれた手前
そのみんなに、あなたはちゃんと入ってるだろうけれど。
あなたの気持ちも聞いてみたくて、同じ事を訊いてみる。
(-77) 2022/04/30(Sat) 18:34:17
クロノは、中庭で花を見ている。
(a30) 2022/04/30(Sat) 18:45:02

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

尋ねられると一度、手袋を嵌めた自分の両手を見て。
ほんの少しぎこちなく、握って開いての動作。
少し軋むみたいな感覚がする。
それからフリルで見えない首元を指先で探って。

こくん。

治ってくれたら嬉しいのは本当だ。

でも、自分より先に治ってほしい子がいっぱいだから。
ちょっと迷ってしまうだけ。
(-86) 2022/04/30(Sat) 19:30:17

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

あなたの病気のことは、ちゃんとは知らない。
声を出さないのか、出ないのかも知らない。
でも治したい気持ちがあるなら良かった。

「……ラピスちゃん、
 ひとつ……約束しよ」

「ここを卒業して、外に出たら、
 外でまた会おうねって、約束。……どうかな」

あなたはもう18歳で高等部で
多分自分より早く、此処から出るだろうから。
自分が治療にちょっと前向きになるために、
あなたも周りを優先させながら、
あなた自身の事もちゃんと治そうと思えるように。

不安を顔に映しながら、小指を立てた。
(-93) 2022/04/30(Sat) 20:05:14

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

自分の病気のこと。
今までクロノの前ですら、手袋を外していなかった。
他人の世話をよく焼くけれど、自分のことになると疎かにしてしまうのが癖で。
それはギムナジウムに来たばかりのクロノにも、短い同室生活の中できっと悟られていることだろう。

幼い声で伝えられる約束。
約束ならば、守らないと。

律儀なところも、きっとあなたにわかられている。

珍しくちょっと困ったみたいに眉を下げて。
でも表情はちゃんと笑顔で。

手袋越しの指切りげんまんが、交わされた。

(-94) 2022/04/30(Sat) 20:29:57

【秘】 高等部 ラピス → 童心 クロノ

『今度』

続けてチョークの音がする。

『きちんと病気のこと、話します。
 でもそんなに大変なものではないから、心配しないでください』

ね?と首を傾げてあなたを見つめた。
(-95) 2022/04/30(Sat) 20:30:39

【秘】 童心 クロノ → 高等部 ラピス

重ねられた小指を少しだけ絡めて
嬉しそうに笑う顔は、分かり易く老ゆ。

チョークが黒板を叩く音を聞いて。見て。

「うん」

「……今度、教えてほしいな。
 わたしはいつでも、大丈夫だから」

嗄れた声があどけなく言って。
ちいさく苦笑をして、ぴきぴきと顔が若さを戻していって。
溜息の様に吐いた息で、
あなたと共に、暖かな空を今しばらく見上げていたことだろう。
(-99) 2022/04/30(Sat) 20:40:48