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人狼物語 三日月国


61 【身内】夢の少しあと【R18RP】

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【独】 春日 幸貴

/*
ほっ……
(-0) 2021/03/14(Sun) 8:00:25

【人】 春日 幸貴


  お金……!!


[ずっと夢物語と思ってきたから、逆に費用のことは全く考えていなかった。

 金と言い出したら、まず俺は両親に長年負担してもらった治療費を半分は返したいんだけど。

 そんなことを言っていたら、世界を巡る旅は本当に絶対実現しない夢な気がしてしまった]
(1) 2021/03/14(Sun) 8:07:36

【人】 春日 幸貴

[けれど、星見の突飛なアイディアには思わず笑った>>0:99


  あははっ……!
  そのときは案内してくれる?
  俺、この世界のことほとんど知らないんだ。
  病院と学校以外は行ったことない。

  この先、心臓移植手術が受けられたら、
  アレルギーの心配もたぶんなくなるらしい。
  そうしたら、いろんなところに行ける。


[病気に罹りやすいとか、アレルギーが起きやすいとかで、俺が行ける場所は少なかった。
 だから俺は世界に拒まれてると思っていた。
 そして病院と学校絡みの時間以外はゲームに入り浸ったせいで、この世界の知識は少ない。
 何を見ても新鮮に違いない。

 最初は、その時が来たら家族といろんなところに行くつもりだったけど。
 星見ともあちこち行ってみたいと思った]
(2) 2021/03/14(Sun) 8:08:18

【人】 春日 幸貴

[これからも家族と星見が来てくれるのを楽しみにしながら手術の日を待つことになるだろう。

 それまでにどのくらい動き回れるようになっているか、想像がつかないけど……
 体力が戻ってくるのが案外早いから、2週間あれば、事故に遭う前ぐらい動けるようにはなるかもしれない。
 1階のロビーまで歩いて行って帰って来られるくらい。
 階段も昇り降りしろと言われたら厳しいと思うけれど。

 そのくらいになれたら、人工心臓の手術には申し分ないらしい。
 だから今はそのくらいが目標だった]**
(3) 2021/03/14(Sun) 8:12:52

【人】 春日 幸貴


  似てねー!


>>4星見が口ずさむジングル風の何かが、何を意味するのかはすぐにわかったけど。
 正直に言って全く似てなくて、笑いながら突っ込んだ。

 あれから、家族は見舞いに来れる日をはっきり教えてくれた。
 俺が言ったんだ。「見舞いに来れる日が知りたい」って。その日を楽しみに過ごすからって。そうしたら簡単に教えてくれたし、数日おきに誰かしら来てくれた。
 あの頃も、ただ寂しがるだけじゃなくて、そう頼めばよかったんだ。

 家族が来てくれた日は家族と、それ以外の日は星見と。病院の中をあちこち歩き回って、行ける場所が日に日に広がるのを楽しんだ。

 時には調子が悪くて、半日ベッドの上なんてこともあったけど、体力は確実に取り戻せていった]
(6) 2021/03/14(Sun) 9:12:14

【人】 春日 幸貴

[手術前日。
 見舞いに来た星見が、「ボス戦」と表現した>>5


  中ボスだな。
  割と最初のほうの魔王みたいな。


[手術は「何かしてもらうのを待つだけ」という印象があって、戦いと表現するのは俺には不思議だったんだけど。
 ちょっとずつ強くなって節目を迎えると思えば、近いものは感じた。それでなんだか感慨深くなった]


  手術直後はICU行きだって。
  だから星見とは出るまで会えないと思う。
  1日か、長くて2日って言ってたかな……。


[残念なことに、ICUに入ると会えるのは肉親だけらしい。けれど順調ならすぐに出られると聞いていた]*
(7) 2021/03/14(Sun) 9:12:44

【人】 春日 幸貴

[そうして手術の日。
 全身麻酔だったから、手術前と終わった後の記憶しかない。

 終わった後も、麻酔が抜け切るまでに会った人の顔も話の内容も覚えていない。

 ICUにいる間、周りの機器がやかましかった。
 だから出られたときはほっとした。

 元の病室に帰って、やけに静かに思ってそのまま眠ってしまって、その後に目を覚ましたらまだ1日半くらいしか経っていなかった]
(8) 2021/03/14(Sun) 9:13:07

【赤】 春日 幸貴

[眠っている間、夢を見ていた。
 あの世界で魔王として過ごしている夢を。

 勇者に心動かされず、ただ仕留めるだけに終わって、その後もあの世界に留まり続ける夢。

 夢だったからあちこち朧げだけれど、俺はあまり幸せではなかった。
 不幸だったわけではない。けれど、今この世界で生きて感じている思いと比べたら……決して幸せな夢ではなかった]
(*0) 2021/03/14(Sun) 9:13:38

【人】 春日 幸貴

[手術後の傷は正直言って痛い。

 腰のあたりに機械が取り付けられて、それが体の中のポンプと繋がっているらしい。

 寝転がっている分には変化は何も感じない。本当にこれで学校の行き来ができるようになるんだろうか、と不思議な気持ちだった。

 弟は胸の音を聞きたがるのかな、となんとなく思っていたが……実際にどうだったかは俺と弟だけの秘密だ。

 食事は一旦お粥になったが、すぐ通常食に戻った。病院の食事は味気ないけど、安心感のせいなのか、手術のあと初めて食べた食事をやたら美味しく感じたのを覚えている。

 そうしていつも通りの入院生活に戻りながら、俺は星見がまた来てくれるのを心待ちにしていた]**
(9) 2021/03/14(Sun) 9:16:19

【独】 春日 幸貴

/*
ペースメーカーは即一般病棟だけどねー
もうちょっと手の込んだ手術なので、一般的な心臓手術に則ってICU入るのかな?と思った。
(-3) 2021/03/14(Sun) 9:21:35

【人】 春日 幸貴

>>11最初の魔王が弱いと言われて、俺は考え込んだ。
 どんなだったっけ。
 何しろ大量に倒したから、いちいち覚えていない。
 最初の一体くらい記憶に残ってもよさそうなものだが……なんだか、全然思い出せない]


  覚えてないくらいだからそうなのかも。
  ……ステラは、最後だし。


[一番最後ではなかったのかもしれないけれど、たどり着けなかったくらい後のほう。少なくとも、俺の旅路では。

 後から「真っ先にステラを倒しに行く人がいる」と聞いたのは、御蔵が先だったか、弟が先だったか。そのときは味気ない旅をする奴も多いんだなとしみじみした]
(15) 2021/03/14(Sun) 11:22:59

【人】 春日 幸貴

>>12ベッド脇から、ステラぬいが見守ってくれることになった。それがとても嬉しかった]


  まぁな……付き合いの長さは断然、家族だもんな。
  でも、星見のおかげで毎日が楽しいよ。


[それも家族のおかげでもあるけれど。
 一緒に頑張ってくれる人が複数いるというのは、それだけで心の支えとなっていた。

 だから手術後、自分の病室に戻ってきたあとにステラが迎えてくれたことで物凄く安心できたし、星見に会わないうちから労ってもらった気分になったのだった。

 それまで星見と親しくなったことは弟には一言も言っていなかったんだけど――なんて言えばいいのかわからなかった――ぬいぐるみをきっかけに、やっと話すことができた。何を言われたかは、俺の心の中にしまっておこう]
(16) 2021/03/14(Sun) 11:23:32

【人】 春日 幸貴

>>14手術後、星見が造花を花瓶に入れてくれた。生花は何が危ないか把握しきれていないから、造花のほうが嬉しいし……造花をわざわざ買ってくれる人なんかいなかったから、花が飾られることが新鮮だった]


  綺麗な花だな。なんていうの……?


[写真を撮って画像検索すれば出てくるだろうけれど、名前くらいは星見に聞こうと思った。
 もし展望台の花のことを聞けたなら、退院後はそこに行ってみたいと案内を頼むことになるだろう]**
(17) 2021/03/14(Sun) 11:23:44

【人】 春日 幸貴


  な、なんでだ……!?


>>18謎の理由で勇者扱いされて、俺は大いに戸惑った。

 というのも、俺はステラを強いのかなと思っていたわけで。
 バグで弱い状態で出現するとは知ったけど、それなら余計に行きたくない。

 強いと見込んだ魔王なんだ。
 本気を見せてほしいじゃないか。

 もしPaperMoonをまた遊ぶことがあれば、パッチを当てた上で打倒ステラのために手を尽くすことになるのだと思う。

 ちなみに魔王としての俺の運命の勇者は弟だったわけだけど、勇者として運命の魔王がどこかにいるのかは考えたことがなかった。

 もうあの世界に戻る気は――……ゼロではない、が、戻るとしても先の話だろう。
 誰か引きずり戻したい相手ができたとか、なんだかんだ好きで大切なあの世界が危機に陥ったとか、そんなときなんだろうか]
(21) 2021/03/14(Sun) 14:00:05

【人】 春日 幸貴

>>19 >>20アネモネの話、そして展望台の話を聞いた。

 はじまりの魔王城に咲く花……。
 そんな夢を見た気がするんだけれど、はっきりとは思い出せない。
 けれど、紫のアネモネがステラの遺した花に見えるというのは、なんだかわかるような気がした]


  運命の勇者と共にある……
  だから紫、なのかな。


[青き月に導かれる勇者と、赤き月の加護を受ける魔王。二人が共にあったら紫なのだろう。

 俺の槍が紫に輝いたのも、そういうことだったのかもしれないと思う。
 俺は人も魔物も好きだし、共に暮らせる未来がほしかった。だからそれを阻んだアイルが許せなかった]
(22) 2021/03/14(Sun) 14:00:36

【人】 春日 幸貴


  花になっちゃった奴の中に……
  俺が会う相手がいたりしたのかな……。


[俺がラスボスの元に辿り着く運命なんてあったとは思えないけれど。
 勇者だった俺を待っていてくれた魔王がもしいたなら、今からでも会ってみたいとは思う]
(23) 2021/03/14(Sun) 14:01:30

【人】 春日 幸貴


  でも、お姫様連れてラストダンジョン行くの?


[一緒に戦うお姫様は全然珍しくないんだが。
 というか、手術がボス戦だったなら、それまでの旅路で一緒だったことになるが。

 今更ながらにちょっと釈然としなかった]
(24) 2021/03/14(Sun) 14:01:52

【人】 春日 幸貴

[丘の上の展望台と聞けば難易度は確かに高そうなんだが、学校だって階段の昇り降りから逃れられない宿命である。
 走るのは不可と言われているが、階段ぐらい昇れないと日常生活が送れているうちに入らない]


  入院中に階段に挑んでおくか……。


[人工心臓を得たことでどのくらい動けるようになったのか、一人で行って不安のない範囲でしかまだ確認できていなかった]**
(25) 2021/03/14(Sun) 14:02:13

【独】 春日 幸貴

/*
>>21
再演予定が……あるからね……(遠い目
エピでもまた行く気は出してるし
(-5) 2021/03/14(Sun) 14:02:49

【人】 春日 幸貴


  だ、ダメってことはないけど……
  なんか納得いかなくて。


>>26星見に抗議されるとちょっと申し訳なくなった。俺が犬だったら耳がぺたっとしていた気がする。

 >>27そして不満げにされると]


  勇者じゃないとは言ってないじゃん……。


[嫌々ながら一応受け入れているつもりだった。伝わってなかったことにはちょっと申し訳なくなった]

 
  勇者って呼ばれるのは心苦しくて抵抗はあるけどさ。
  仕方ないんだろうな、って諦め始めた。

  ……嫌だったのならごめん。


[何だか悲しくなって、改めて謝った]**
(28) 2021/03/14(Sun) 18:33:08

【人】 春日 幸貴


  そ、そんな謝られるようなことじゃ……。


[やけに深刻に受け止められてしまったらしく、とても心配になった。どうしよう。凹ませたかったわけではないのに]


  俺が勇者なら星見がお姫様なのかなーって
  あのときの会話を思い出して言っただけで……
  星見にお姫様らしさを求めてるわけじゃないぞ?


[それはそれで失礼なんだろうか……?
 でも、ステラは魔王だけど、星見は女の子だから。例えるならお姫様がしっくりくる]*
(31) 2021/03/14(Sun) 20:08:59

【人】 春日 幸貴

>>33棒読みでテンプレ的な台詞を言われて、それでもちょっとドキッとはしたんだが。
 気持ち悪くなる気配がなかった。
 ……人工心臓のおかげなのかもしれない]


  ……あかり。


[そういう名前だったか……と思わず復唱した。可愛いなって。

 >>34しかし向いていないらしい]


  無理にお姫様のふりしなくてもいいぞ……?
  俺も勇者として暮らしてるわけじゃないし……
  例えなだけだし……


[そもそも人前で言えるネタでもない。
 二人だけの秘密と言えばちょっとときめく話ではある]
(35) 2021/03/14(Sun) 21:16:37

【人】 春日 幸貴


  あ……、そうだ。
  ステラ返さないとな。


[ベッドのサイドガードに結えてもらったステラぬいを外そうと思って、手を伸ばした。
 何も言われなければ、外して星見に差し出すつもりだ]*
(36) 2021/03/14(Sun) 21:16:50

【人】 春日 幸貴

>>37名を復唱したら、星見が顔を赤らめた。それを見て俺もちょっと照れ臭くなった。

 そして>>38お姫様は都合のいいときだけらしい。うん、俺もそのくらいがいい]


  じゃあ、朱里って呼ぶ。

  ……俺のことも名前で呼ぶ?


[星見改め朱里は、俺の名前知ってるんだろうか……と思ったが、ベッドには名札がついてるな。振り仮名付きで]
(40) 2021/03/14(Sun) 21:46:29

【人】 春日 幸貴


  うん。ベッドに帰ってきたら労ってくれた。


[ステラをものとしてじゃなく、人格があるように扱うところにほっこりする。
 手が触れたとき、ずいぶん暖かい気がして、赤くなった顔を改めて見つめた。

 ――可愛い。

 可愛くて、抱き締めたくなってしまう。
 けど、それはちょっと躊躇った]


  朱里……、散歩行く?
  たくさん歩いたほうが傷の治りも早いらしい。


[理屈は全くわからないが、この病室に戻った次の日から普通に歩かされた。
 病棟の外まで一人で行くのはちょっと不安があって、まだ行ってなくて、どのくらい楽に動けるのかは未だ試していない。
 だから気になってもいた]*
(41) 2021/03/14(Sun) 21:46:49

【人】 春日 幸貴


  病気だろうがなんだろうが、
  俺は俺だし。


>>42そういう話でもないのかもしれないが、へらっと笑って答えた]


  退院したらかー。じゃあ楽しみにしてよう。


[俺を名前で呼ぶ人は両親しかいない。
 他人にそういう相手がいたことがない。
 兄弟両方を知ってる人なら、弟との区別のために名前で呼ぶことはあるけど……兄弟共通の知り合いの他人というのが、まず少ない。

 >>43朱里の唇が動いたのが、俺の名を呼んだように感じて、ちょっとだけときめいた]
(46) 2021/03/14(Sun) 22:20:18

【人】 春日 幸貴

>>44ステラに思い入れがあるのは俺も同じ。
 だからぬいぐるみだとしても、ステラとして扱いたかった]


  よーし。どのくらい動けるか試してみよう!


[楽しみになってベッドを降りた。
 前はちょっとした動作で心臓に気持ち悪い感覚があったが、今、それはほとんど感じないほど弱い。
 朱里の手を取って、病室を出るまではいつも通りゆっくりのつもりだったけれど。
 いくらかは体が動かしやすいおかげで、いつもよりは少しだけ足早だったかもしれない]*
(47) 2021/03/14(Sun) 22:20:34

【独】 春日 幸貴

/*
朱里ちゃんさ
思ったよりベタ惚れしてません? 大丈夫?w
(-6) 2021/03/14(Sun) 22:21:10

【人】 春日 幸貴

>>48やる気を指摘されて、俺は思わず笑った]


  当たり前だろ?
  壊れてた心臓がいくらかまともに動くんだぞ。
  どのくらいのことができるのか、
  すごく試してみたかった。

  けど、ひとりで無茶して大変なことに
  なったら困るからさ。


[ある程度動けることは、医者立ち会いで確認してるんだけど。
 長時間散歩に付き合ってくれる人はいなかった]
(50) 2021/03/14(Sun) 22:48:16

【人】 春日 幸貴

>>49朱里が頼れる言葉を言ってくれた。よくわかってるなとしみじみ思った]


  わかった。頼りにしてる。


[そばに誰かついていてくれれば、多少調子を崩しても、疲れ果ててしまってもどうにかなる。

 死にそうなくらいにまずい状態は、嫌というほど体に刻み込まれてるからすぐにわかるし。

 安心して一緒に行動できる初めての仲間。
 俺がずっと得られなかったもの。
 朱里は、それだった]
(51) 2021/03/14(Sun) 22:50:33