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人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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視点:


【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス

「そうそう、其れで良い。停滞するよりはずっとマシだからねェ?
 じきに夜が来る。月でも見ながら荷造りでもしていなさい」

キエは嘘吐きであるし気軽に騙るが、不要な嘘は吐かない。此れは間違い無くキエの在り方真実である。

「君達がね、そうして歩き続ける内は……僕ものんびりできるのさ」

夢の旅路は終演を告げる。すっかり組み替えられてしまった船は崩れ、骨さえ土に還っていく。
そうして理は巡っていく。
────次に目を開けた時、きっと貴方の見る景色には月が在る。
(-30) 2021/10/24(Sun) 13:52:19

【人】 逃亡者 ポルクス

>>0 チャンドラ (神隠し時空)

「まぁ、まずはここから帰る方法を探さないといけないけどね」

ふ、と小さく笑った。
少なくとも出る方法は探さなければならないだろう。

自分が生きるためというよりは、この少女を帰すために。

生きる理由はないが、死ぬ理由がまったくないわけではない。
兄は欲しがらなくとも、一つの魂となればより強くなることだけは確実だからだ。

だけどそれを今しようと思わないのは
あなたや、船を出してくれた探偵のお陰と言わざるを得ないだろう。
(4) 2021/10/24(Sun) 14:32:59

【秘】 逃亡者 ポルクス → 悪食 キエ

「何もしないでも帰れてしまうのかい?
 それならしばらく……この桜に背を預けて眠ってしまおうか」

静かに目を閉じる。
次に目を覚ました時は、数日ぶりの夜がくるらしい。

「君には色んな顔があるんだね。
 探偵であり、船乗りであり……死神でもあるということ?
 一つの呼び方にまとめるとしたら……導き手だろうか。

 うん……悪くないね」

その言葉を最後に、意識は落ち。
眠りを迎えた。

桜を通して兄に自分の気配が伝わったかどうかは知らないが。

さよならと。

いつか伝わればいいと思った。
(-31) 2021/10/24(Sun) 14:42:44

【人】 逃亡者 ポルクス

>>5 チャンドラ

「あぁ、まずはこの神隠し状態の場所から帰らないことには、俺と君の殆ど二人きりで一生を過ごすことにならないかい?」

神隠しにあってなお、見える人も居ることをこのときの自分は知らない。

あなたの考えとは少々違うことを言っていたが、返事を聞いていると合点がいったように頷く。
そういう意味合いとしても、帰ったほうが良いだろうことは当然ではあるが。

「君は帰らないと本来の力が出せないんじゃないの?
 力も出せず飢えと戦いながら館に居続けたいというのならそれも悪くはないかもしれない」

それなら、自分も館に居続けるのも悪くないと思う程度には、選択肢として無いとは思ってないようだ。

「……旅をして、あまりに暇で夜とつながりを持つ方法を探すのも悪くないかと思ったけど……君がいないなら探す意味はなさそうだね」
(7) 2021/10/24(Sun) 16:23:42

【独】 逃亡者 ポルクス

>>-35
そりゃ片思いですし……!
(-36) 2021/10/24(Sun) 16:35:51

【人】 逃亡者 ポルクス

>>9 >>10 チャンドラ

「おや、そうなのかい?
 なら俺もここにいる間は食事は必要ないのかもしれないね。
 時が止まってるような感覚なのかな」

何もわからないから、好き勝手に推察している。
そうであるならば、彼女にとってはここは良い場所なのかもしれない。
魔法は使えないにしても、飢えも寒さもないのだから。
(17) 2021/10/24(Sun) 20:50:46

【恋】 逃亡者 ポルクス

>>9 >>10 チャンドラ

小さくつぶやかれた言葉が耳に届いた。
その言の葉は大きく空いた空洞をひらひらと通過していくばかり。

「俺は今、君に兄の身代わりになってほしいわけじゃないよ」

今、身体に灯る温もりをどうか、大事にしてほしい。
(?0) 2021/10/24(Sun) 20:51:29

【人】 逃亡者 ポルクス

>>9 >>10 チャンドラ

「考え方の違いだね。
 見える人を探せばいいとするか、皆の元に帰ろうとするのか。
 どちらにせよ、二人きりは味気ないと思うのは俺も同意だよ」

どちらでも構わない。
自分に目的はないのだから、君のやりたいようにする事に付き合おう。


―――このあとしばらくして、自然と元の館に戻ってしまうなんて今は未だ知るよしも無いけど。
(18) 2021/10/24(Sun) 20:52:15

【人】 逃亡者 ポルクス

気がついたらそこにはもう桜の木がなく。
館の中庭の隅だった。
高い塀の前には、何もない。

「…………これは、帰ってきたってことかな」

さっきまで一緒に居て、見える人を探しに行ったチャンドラはどこに行っただろうか。
ここか、俺の部屋でとのことだったから、待っていればここに彼女が来るかもしれないが。

「………。帰ってきたなら、俺の役目は終わりかな」

約束を果たす必要すら、ないかもしれない。
結局自分が得たものは、ただの記憶だけだ。
(56) 2021/10/26(Tue) 1:33:59

【人】 逃亡者 ポルクス

―――夜がきた。


兄は桜とともにどこかへ去ってしまった。
では、自分は一体どうやってこれから生きていこうか。

追われることがないならば、国に帰らなければ。
あまり長くは国を空けていられるような身分ではないのは確かだから。

でも、心に穴を開けたまま傷つくのなら
此処でもない、国でもない何処かへ消えてしまいたい。
そんな風に思う。

この身に温もりはないまま、宛もなく歩いて。

それから、と。
(70) 2021/10/26(Tue) 17:25:52

【恋】 逃亡者 ポルクス

手には1枚の
桜の花びら


花びらからの呼びかけには応えない。

応えることがどうしてできようか。

下らない夜の隅っこで、誰かと、誰かと、兄の記憶を辿っている。
(?1) 2021/10/26(Tue) 17:26:45

【人】 逃亡者 ポルクス

ここに残るも外に出るも自由のようだから。
俺は外の世界に戻ろうかとは考えている。
なにもないと考えすぎてしまうから、想いの忘れ方を探し彷徨うしかないだろう。

だけど、その前に。

ひどいことをしてしまった少女に、謝りくらいはしていくべきだろうか。

そんな事を考えながら、少年のように振る舞っていたあの少女を探し館を歩いた。
(71) 2021/10/26(Tue) 17:27:18

【人】 逃亡者 ポルクス

>>87 ゾズマ

「……おや。
 もう少年の振りはおしまいなの?」

話し方まで変わった探し人の姿を目に止め。
ゆっくりと中庭のベンチへと近づいた。

近づきすぎるのは良くないだろうから、不自然な間をおいて。
(88) 2021/10/27(Wed) 17:51:45

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G9 チャンドラ

この館からそっと出ていってしまおうか。
そう思っていた夜の矢先。

ふわりと目の前に降り立つは月の使者か。

「……そうか、これが本当の夜っていうやつだね」

夜になると魔法が使えると言っていた。
今この時ばかりは、この舞台はあなたのためにあるんだろう。
(G10) 2021/10/27(Wed) 21:18:00

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G11 チャンドラ

「戻ってこれて、夜が来て良かったね。
 君の嬉しそうな顔が見れて俺も嬉しい」

俺はなんの力もないただの人間だ。
だから同じように浮かんだり、特別な力を使ったり、ましてや死者に干渉する力なんてありはしない。
自分にあるのは、ただ、王に愛された子であるという肩書だけだ。

弱っていた姿は何も恥ずかしい姿ではないだろう。
それは仕方のない部分なのだから。
けれど、今の姿は弱っているときよりも美しいということだけは確かな話だ。

「今はもう皆が君の姿が見える。
 一度落ち合う約束はこれで果たしただろ、皆のところへ行っておいで?」
(G12) 2021/10/27(Wed) 21:43:35

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G13 チャンドラ

「……そのつもり。
 俺がここにいる理由はもうないしね」

だって。
俺がここに導かれたのが兄の事を知らされるためだったとしたら、それはもう叶ってしまった。
あの場に行くためには神隠しに遭わなければならなかった。
だからそこに至るまでにあったこともきっと、必然だったんだろう。

今はそう解釈している。

「死ぬ理由もないから自ら死ぬようなことはしない。
 その約束くらいは守るよ」
(G14) 2021/10/27(Wed) 22:17:43

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G15 チャンドラ

しっかり合う同じ高さの目線。
あなたの足は地についておらず、ふわふわと布が揺れている。

何を渡されるのかと考え、はたと止まった。

――きっとあなたは。

「俺があげたものを返すというなら、受け取らないよ。
 それとも、他に渡したいものがある?」
(G16) 2021/10/27(Wed) 23:31:15

【恋】 逃亡者 ポルクス

>>G15 チャンドラ

わかってほしい。

俺にそれは、必要ないんだ。
(?2) 2021/10/27(Wed) 23:31:56

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G17 チャンドラ

「さぁ、なんだろうね」

いや、本当はわかっている。
あのどうしようもないほど震えていた寒さをどうにかしたいと思った心。

……それは、自分の中にもあった純粋な愛情だ。
俺はそれを、あなたに渡した。
それがどのような物かあなたが気づいていても、俺はあなたにそれを伝えようとは思わない。


――伸ばされた手を、静かに眺め。

やがて諦めたように息をつくと、自分の手をあなたに伸ばした。
(G18) 2021/10/28(Thu) 0:30:18

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G19 >>G20 チャンドラ

「……そうかもしれないね」

静かに答えた。
兄に対する歪な相互の愛情が無くなって大きな穴が空いてしまったように……それが寒さだったとしたならば、対なるものは愛情でありぬくもりなのだろう。

でも。

大勢の人がいても一人きりでいた俺は、君と違って何も感じてなかった。
たったひとりの、兄だけしかみてなかったから。

自分にも宿った純粋な心も。
もう必要ない。

なにもない自分でいるのが、兄から色んな物を奪った弟の末路だ。

だから俺は、孤独で良いと思っているのに。
(G21) 2021/10/28(Thu) 2:15:28

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G19 >>G20 チャンドラ

「……君がどうして俺にそれを渡そうとするのか、理解できない」

優しさを、希望を受け取るのは酷く難しい。

辛くて、きつい一人旅であるほうが、痛みがある方が抗う力になるのかもしれないとそう思ったからこそ。
このぬるま湯のような館から出ていこうと、そう思ったというのに。

だけど、それでも。

俺は、どうしたってそれを受け取らずにはいられないんだろう。
(G22) 2021/10/28(Thu) 2:17:03
ポルクスは、チャンドラの手を取った。
(a7) 2021/10/28(Thu) 2:17:30

【人】 逃亡者 ポルクス

>>103 ゾズマ

「そう。君の身体には二人の人間が居るんだ?
 ……俺は、そうなりたかった人間だよ」

あまりにも普通に受け入れたから、信じてないと思われたかもしれない。
だけど別にそれで構わないと思う。
双子な俺が、半身と一つになりたかったと言う話だって信じてくれやしないだろうし。

「…………、……ごめんね、ひどいことをして。
 もう近づくことはしないし、俺はここを出ていくからきっと出会うこともないでしょ。
 安心していいよ」

近寄ってはいけないよと、片手を伸ばしてそれ以上距離を詰められないようにした。
(106) 2021/10/28(Thu) 2:26:19

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G23 >>G24 チャンドラ

あれほどもう必要ないと思っていた
ぬくもり
が自分の中に帰ってきた。
だけどそれを素直に受け入れられるかといえばそうではなくて、僅かに眉を顰めた。
自分には、希う望みなどありはしない。


   
――――まだ、今は。

 
 
(G25) 2021/10/28(Thu) 11:25:50

【神】 逃亡者 ポルクス

>>G23 >>G24 チャンドラ

「ありがとう」

終わったことを感じ取ると、そっと手を離そうとした。
これでおしまい。
もうきっと、出会うことは二度とない。

もう、二度と。

そう思えばこれくらいは許されるだろうかと。
貴族の礼に則って軽く跪くようにしながら、触れた小さな手の甲に唇を落とした。

これで今度こそ、本当におしまいだ。

「さよなら、月の人。君の幸せを祈るよ」

最後に願うように唱えると、静かにその場を立ち去ろうとするだろう。
(G26) 2021/10/28(Thu) 11:26:34

【人】 逃亡者 ポルクス

>>132 ゾズマ

「……。同じ魂を分けた双子はね、どちらかが強い力を持って生まれることが多いんだ。
 俺の場合は、兄のほうがそうだった。
 それなのに、兄の力を忌み嫌った両親は兄を認めず、俺を嫡男とした。
 兄は塔に閉じ込められて……称賛も、親の愛も、教養も、全部俺が独り占め。
 本当は全て兄の物であったのにね」

その後はあなたも軽く知ってる通りだ。
深い愛憎の末、追い追われる者となった兄弟の末路は、他人が聞くにはあまりにも滑稽だ。
兄は本当にほしかった愛を手に入れ、俺は必要がなくなった。
身体に空いた大きな心の穴は、きっと生涯癒えることはないだろう。

「今はもう求めないことにした。
 でも……多分そういう事になったら、拗れきった俺は酷く喜ぶと思うよ。
 そう簡単に人間は変われるような生き物でもないでしょ」

「だから俺には近寄らないで」

もう交わるべきではないと思うから。
(133) 2021/10/28(Thu) 18:23:58

【人】 逃亡者 ポルクス

>>134 >>135 >>a19 >>136 >>137 ゾズマ

「……!?」

近寄るなと言ったのに。
手を伸ばされ、距離を詰められ、胸ぐらを掴まれたと思ったら顔が近づいてきて。
何をするかと思えば少しの間の後、勢いの良い頭突きが痛烈な痛みを運んできた。

「いっ……何する」

の、と言いかけた口は言葉を紡がない。
ぎこちない笑みが、俺を見送ろうとしてくれてるのだけ伝えてくれたから。


「……うん。
 さよなら、ザラ。どうか元気で」

やわらかな笑みを一つ落とせば、俺はあなたに背を向けた。
もう、振り返ることはない。


男はそうして、
希望
という
ぬくもり
を手に館を立ち去ったのだった。
(138) 2021/10/28(Thu) 19:42:29

【置】 逃亡者 ポルクス

――親愛なるカストル兄さんへ



不思議な館のパーティに招待されました。
夜の来ない大きな館で、思い思いに楽しむパーティ。
だけどどうしたことか、1日、1日と過ぎていけば、ふっと人が少しずつ消えていく。

俺も、とある船頭でも探偵でもある男に手を引かれて行きました。

生きてる誰もが自分の姿も声も認識してくれない、そんな世界線で。
俺は、大きな桜の木に出会いました。
降り注ぐ花びらが、兄さんのことを教えてくれました。

兄さんも、あの館に居たことを。
大事な人が出来たことを。

兄さんは今、何処で何をしていますか。
大事な人と一緒に居ますか。

兄さんは今、幸せですか。

俺も見つけました、夜に照らしてくれる月の花を。
俺は今、とても幸せです。

 
              
あなたの半身、ポルクスより。
(L2) 2021/10/28(Thu) 19:44:33
公開: 2021/10/28(Thu) 19:50:00

【恋】 旅する者 ポルクス

真実9割、嘘1割。
そんな相手に届くはずもない手紙を書いて今、
俺は白い浜辺にいる。

夜だから真っ白には見えないが、振り仰いだ夜空には、冴え渡る星々がちりばめられていた。
気の遠くなるほどの彼方から渡ってきた、青ざめた高貴な輝きだ。

誰かが通った軌跡を辿っているわけではないが、なんとなく。
兄がここに居たことがある気がして、そこを直ぐには動けない。

「兄さんに手紙をとどけてくれないかい?」

見えない夜の精が、いいよと笑った気がする。

手紙を風に乗せてやると、
直ぐに水面に落ちて波にさらわれてしまった。
その手紙が、何処に向かったかは……

とうの俺すらわからない。
(?3) 2021/10/28(Thu) 19:46:15