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人狼物語 三日月国


93 【身内】星の海と本能survive -Ap-02-【R18G】

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【人】 情報屋 ムルイジ

最後の処刑、なのは。もう分かりきっていること。きっと。

最後だからこそ、いつも通りにまた、最後尾を陣取る。
皆を促すように。
(1) 2021/09/08(Wed) 22:17:56

【人】 情報屋 ムルイジ

皆が、何も言わないなら。

今日も、最後を。
最後の最後まで、トドメを。

ムルイジはそうして、ドア付近で処刑室全体を視界に収めている。
(8) 2021/09/08(Wed) 23:05:54

【人】 情報屋 ムルイジ

「……アタシ、一つしかやり方わからないもの。指定でもされなきゃ」

手に取ったのは、やっぱり刃の厚い短剣だ。
察せるだろう、この刃を水平にして喉に押し込むのだと。

血を見るのを毎度嫌がっていたと知っているキファが相手でも、それしか。
確実に最期を贈れる術を知らない。
(10) 2021/09/08(Wed) 23:25:11

【人】 情報屋 ムルイジ

「……アタシだって別に、血が見たいわけじゃないわよ」

薬は自信がないのだ。口に含んで無理矢理飲ませるくらいには。

けれど、見て、それが実践できそうなら、薬を選ぶだろう。
(15) 2021/09/08(Wed) 23:49:26

【人】 情報屋 ムルイジ

「……、構わないわよ」

初めて。何度も処刑を行なった数日間で、初めてラストを申し出られた。
少しだけ驚くが、いつも通りを崩すほどでは無い。

深い緑色の薬剤を手に取りながら、どうしようかと周りを窺いながら。自分の番を待つ。
(20) 2021/09/09(Thu) 0:18:54

【人】 情報屋 ムルイジ

どうぞ、と言われて。あぁ、そういえば最後では無いのは初めてで。

最後を持っていくより、ずっと痛いなと思った。


薬剤を、注射器にとる。見様見真似で、血管と思しきものを探し、そこに針を刺す。
本当に注入されているだろうか。血管の色が肌から透けているのが見える。

針を抜いて、キファの頬へと軽く口付ける。
……場所を、あけなければ。

下がる、というよりも横にズレて、最後の一人を見た。
(23) 2021/09/09(Thu) 1:06:39

【人】 情報屋 ムルイジ

この位置から見る処刑室は初めてだ。
この流れを見るのは初めてだ。
自分が最後を持っていかないのは初めてだ。

片手で、もう片方の腕を強く握る。
それでも表情はいつも通り。


「………そうね」

答えるように呟いた。

最後まで処刑室に残る、という部分だけは、曲げなかった。
曲げられなかった。

まだ暫くそこにいるだろう。
(26) 2021/09/09(Thu) 1:40:11
ムルイジは、毛布を持ってきてキファに丁寧にかけた。
(a2) 2021/09/09(Thu) 1:40:42

【人】 情報屋 ムルイジ

「……もう少し」

落ち着くのを待っている。
いつもそうしているように。
死を噛み締めて受け入れて、何事もなかったかのように歩き始めるために。


いつも通りの声色で、一言だけ答えた。
(28) 2021/09/09(Thu) 2:00:19

【人】 情報屋 ムルイジ

>>29 カストル
「………」

平気よ、といつも通りに返すこともできたし、手を取って大丈夫と言いながらすぐに退室することもできた。
けれど。
多分そういうことをしたいんじゃない。そういうことをさせたくて手を伸ばしてくれているわけじゃ無い。


無言のまま、手を取る。
宣言通りに、もう少しそこにいるままで。

それから、
少しだけ疲れたように
笑って、処刑室を出るだろう。
(31) 2021/09/09(Thu) 3:45:47

【秘】 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ → 情報屋 ムルイジ

「楽になった?本当に?」

緩慢な動きで背もたれにもたれかかり、何かを折る動作をし始める。

「君さ、結構長生きなんだろ?資料見たところ。……でさ、そうなるとやっぱり割り切れないこととか、どうにもできなくてどうしようもない、どうやっても処理できないものとか溜まると思うんだ」
「薄い紙、あるだろ?あれを半分に折ってくと衛星に到達する厚さになるんだ。無論、計算上の話。自分も知らないうちに色んな物が折り重なって折り重なって……背負っているものにそうとわからず積まれてる」
「君のそれってそういうのじゃないのかな?」
「だからムルイジくん、私に甘えていいんだよ?途中で断念したけど、こう見えてもカウンセラーの資格講習途中まで参加してたから」

そういうも途中から首を傾げ、何か合点がいったようで、鷹揚に手を広げると

「甘えな、ムルイジ」

にやりと笑った。
(-1) 2021/09/09(Thu) 10:29:40

【秘】 アンテナ キュー → 情報屋 ムルイジ

頷いて、文字にはならないことに気づいて文字を送信する。

『うん』『カウンセリングも言ってた。』
『なくならないと、いいな』『お金、なくなるし』
案外人権というのはお金でなんとかなっていることも多いのだ。例えば旅行にこれからいけなくなるのは、自然が見れないのは割と大きな問題だ。
というのをちゃんと理解している。

だからこそあなたとの旅行が楽しみで嬉しいことをなんとか文字で伝えようとして、

『楽しみ♡』
真似してハートマークがメッセージについたりした。

『ムルイジ、明日もまた』『お話しよう』
そう更に送信もして。

あなたは今日の処刑にも関わらなければいけないのを知ってるので、何か言おうか迷って。

『無理しないでね』
と他の人にも見せた言葉だけを打ち込んだ。
(-6) 2021/09/09(Thu) 17:01:12

【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ

「そうよ、アタシ結構ババアよ。長く生きてる、船旅も長い。
そんなだからねぇ、鈍っちゃって、」

そこまで言って、目の前の貴方はそういう話をしているのでは無い、と気付く。
苦痛なんて、背負うものなんて大なり小なりみんなあって、アタシのだけが重いわけじゃない。
アタシは一人でいたから、そんなに背負うものも多くはない。


大丈夫よありがとう、と口を開きかけて。
広げられる手を見て止まった。

「……急にかっこいいこと言うのやめてよね」

ここで乗った方が、貴方は輝く。
ここで甘えた方が、流れが綺麗だ。
そうして言い訳を自分の中に重ねて漸く。


立ち上がり、貴方の目の前まで。
避けられないなら、思い切り抱き締めてしまおうかと。
(-7) 2021/09/09(Thu) 19:48:51

【秘】 情報屋 ムルイジ → アンテナ キュー

『あぁ、お金の面はどうしてもあるわよねぇ……』
『こんなゲームがまかり通るくらいだし、何か補償くらいはありそうだけど。探してみてもいいかもね』

心理的負担が大きいゲームだ。キューのようなケースが出ないわけがない。
そうなると、行う側にも都合が悪かろう。何かしらあってもおかしくない……気がする。

そんなことを考え、自分も少し調べてみようかと思ったところで届いた、ハート付きの文字列。
自分の真似だろうなと思い至れば、嬉しそうに微笑ましそうに笑う。それを見る者はいないのだけど。

『えぇ、いくらでも』

そう打ち。最後に送られた文章に対しての返答は少し時間が空いて。

『善処するわ』

そう返された。
(-8) 2021/09/09(Thu) 20:00:01

【秘】 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ → 情報屋 ムルイジ

「私はたかだか26年しか生きていないから、こう……若造が何言ってるかって感じだろうけどさ、そういう相手だから話せることもあると思うんだ」

優しく慰めるより、同等の立場で肯定をする方がいいのだろうと、何となくそう思った。

「感覚が麻痺しているということは、傷ついている自覚があるからこそのものだ。傷を深くしないための防衛反応だからね」
「だからさ、ムルイジ」

「ちょっとくらい楽になってもいいんじゃない?」
(-9) 2021/09/09(Thu) 22:41:11

【秘】 平凡 シェルタン → 情報屋 ムルイジ

「・・・和食ですか ならばそちらに致しましょう
辛いものはその時でなくとも 構いません」

自分のために頭を回し語られているなど、私に気づくことは出来ないでしょう。
・・・ええ 気づけるはずがないのです。最初のどうでもいい話の際にも 貴方がそう深く考え発していることを知らない訳ですから。

「・・・ああ そうでした
ムルイジ様 少しお隣へお邪魔してもよろしいでしょうか」

手の中 金属音を軽く鳴らし、思い出したように問いかけます。
(-10) 2021/09/09(Thu) 23:13:04
ムルイジは、銃声を聞いた。空耳だったのかを確かめは、しない。
(a20) 2021/09/10(Fri) 0:59:36

【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ

「……やぁね、今時、年齢なんてそんなに気にする人いないわよ。誤差よ誤差」

自分のことはババアだの何だの言うくせに、だ。
けれど貴方を歳下と扱っているわけでもないのも事実で。

「………麻痺」

思い当たらなかったという顔をし、ポツリと吐いた。
本当に思い至っていなかったなら、自分が『何と比べて』鈍いのかなんて分からないくせに。


「……楽になるってね、楽じゃないのよ、シトゥラ」

最後まで素直にはなりきれない。
(-11) 2021/09/10(Fri) 1:10:11

【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン

ずっと、自分のどうでもいいところを、今まで見もしなかった部分を見ながら話している。
その事実自体は、伝わらなくてもいいことだ。
伝わらない方がいい。


「ん?なぁに、いいけど」

首を傾ける。……多少耳がいいのだ。
金属音には気がついたが深く問うではない。
(-12) 2021/09/10(Fri) 1:24:45

【秘】 平凡 シェルタン → 情報屋 ムルイジ

伝わらなくてもいいなどと思っていることさえ知ることはなく。・・・いつか分かる日が 来るのかどうかも 今は。
煙草のことに気づいたように もしかして なんて


「ありがとうございます」

許可を得た後、椅子より立ち上がり傍へ。

そして横へ座る わけではなく、ムルイジ様の前にしゃがみ、手の中のネックレス・・・——アロマペンダントを差し出します。

「・・・こちらが私からムルイジ様へ贈るお品にございます」
(-13) 2021/09/10(Fri) 1:59:40
ムルイジは、夜通しロビーにいる。いた。通知が来てからも、一人、ずっと。
(a25) 2021/09/10(Fri) 2:14:59

【秘】 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ → 情報屋 ムルイジ

「まあ……この時代に年齢なんてあってないようなものだよね」

若い姿で永遠を生きる者、老成した姿で永劫を楽しむ者、色んな人たちがこの船に乗り、降りていった。

「楽になるのが楽じゃないって……それ、私に言うかい?」

楽になろうと逃げようと苦痛を取り去ろうと、その一心で薬を頼り、待っていたのは纏まらない思考に自分の意志で動かせない体で……
シトゥラは覚えていないけれど、本当に楽になれたのは心が砕けてからだった


「今日はパジャマパーティだ。眠くなるまで語らって夢の中でもドリームパーティ。それがナイトメアパーティでも、覚めれば朧気な記憶になる」
「泣いたって怒ったってなにしたっていい、ここでは二人っきりだから。みんなの前で醜態晒した私が言うんだから間違いないさ」

靴を脱ぎ、お行儀悪く椅子の上で胡坐をかき、手を広げ直す。

「2000年の落下を経て無間地獄から這い上がった私は無敵だぜ?」
(-15) 2021/09/10(Fri) 7:05:08

【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン

いつか、が来るほど共にいるのか、なんて。
……いや、いるのだろう、貴方は。どこにだって来るのだろう。
それを拒む気もない。


「……、え?」

もう決めたのか、とか、船にいる間に貰えるなんて、とか、そういうこともさることながら。
煙草の代わりが、まさか形に残るものだなんて思っても見なくて。
喜ぶより前に戸惑いが先に来た。
嫌とかではないが。
(-16) 2021/09/10(Fri) 7:58:17

【秘】 情報屋 ムルイジ → 辺境の幼き人魚姫 シトゥラ

「言うわよ。……楽じゃないことに慣れたあとは特にね」

覚えはないだろうか?思考は特に。
楽になりたいという自分を責めたり、助かりたくないと思ったり、感情を閉じた蓋がこじ開けられることを恐れたり。
壊れていない。壊れない。ムルイジが壊れることはない、鈍い為に。
だから楽になることは、楽ではない。

わざわざ全てを口にはしないが。

「……アタシねぇ。それでもやっぱり、悪夢の中でも、背筋伸ばしていたいわよ。胸張っていたいわ。……でも、」

「そうね、2000年に比べたら120年ぽっち、若造に他ならないわね?
今夜はお付き合い頂ける?」

「……お姉様♡」


ハグなんてするから、性別に敏感なこの『男』には。
貴方がどんな身体であるかなんて、分かってしまったのだ。
(-17) 2021/09/10(Fri) 8:06:39
ムルイジは、ロビーにいる。端末はポケットの中で震えた。それだけ。
(a31) 2021/09/10(Fri) 8:07:20

【秘】 平凡 シェルタン → 情報屋 ムルイジ

目に見える戸惑いに、楽しげに笑い声を零します。

「ええ ええ 決めておりましたので
・・・こちらで問題ないようでしたら お受け取りくださいませ」

無理やり押し付けるような真似は致しません。
じっと貴方様を見つめ、答えを待つのみでございます。

ただ 嫌ではないのでしょう と勝手に、思っているわけですが。
(-18) 2021/09/10(Fri) 11:45:26

【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン

「問題とか、そういう話じゃ……」

差し出された銀色と、貴方の顔とを視線が行き来する。
そうして少しの間があって、漸くそれに手を伸ばした。

受け取る。
受け取ったそれを首に回す。

「……おかしくない?」

まだ匂いのないそれを首に下げて、まだ僅かに戸惑った顔のまま、自信なさげに首を傾けた。
(-24) 2021/09/10(Fri) 16:10:50
ムルイジは、ただじっとロビーにいる。朝掲げられた挨拶におはようと返したくらいで、あとはじっと。
(a48) 2021/09/10(Fri) 16:13:46

【秘】 平凡 シェルタン → 情報屋 ムルイジ

おかしくはありませんよ。
それを口に出さずに満足気な笑顔で返します。

「ムルイジ様が ご指定なさらなかったので
・・・私が贈りたいものを贈りました それだけにございます」

しゃがむ、と言いますか いまだ目の前に膝を着いたまま首を傾げる貴方様を見つめるのです。

思う以上に素敵な反応を頂きました。嬉しいでございます。
(-36) 2021/09/10(Fri) 19:27:26

【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン

透かしが入ったペンダントは、華奢で、可愛らしく。
アタシには可愛らしすぎるんじゃないか。
大の男には似合わないんじゃないか。
こんな、素敵なものは。


目の前、というより膝元の貴方を見。
満足げな貴方の表情を知る。

「………おかしくないなら、いいわ」

「……ありがとう」
(-38) 2021/09/10(Fri) 21:21:06

【人】 情報屋 ムルイジ

ずっと、ロビーにいた。何をするでもなく、
実際よりも酷く長い体感時間を、ただ過ごしていた。


ただいま、の声が聞こえて、緩やかにそちらに顔を向ける。

「……おかえりなさい、バーナード」

いつもの、軽やかな挨拶ではなく。

いつも通りの顔で、ヒラヒラと手を揺らした。
(49) 2021/09/10(Fri) 21:24:46

【人】 情報屋 ムルイジ

>>51 バーナード
一瞬、ちらと、連れ立ってやってきた貴方の大事な人に視線を向ける。
よぎるのは、おねがいのひとつめ。

「バレるわよ、馬鹿ね」

そもそも。ゲーム中だけ、ゲームのことだけ、と言った覚えはなかった、ので。

いつも通り、可愛げのない言葉を吐きながら、緩やかに両腕を開いた。
ハグを受け止める為に。
(54) 2021/09/10(Fri) 21:57:18

【秘】 平凡 シェルタン → 情報屋 ムルイジ

シャト様に申請という名のお願いをした際、いくつかのデザインの中を見せてもらった中で一番目を惹くものを選びました。
これを気に入るかなどよりも、これを贈りたいと そう思ったのです。

「ふふ ふふふ ・・・どういたしまして でございます」

小さな声 感謝の言葉 満たされる心に笑みが深まります。
それからほっとしたように息を吐き、

「ああ 良かった」

言葉を零して・・・ゆっくりとその場より立ち上がりました。
(-42) 2021/09/10(Fri) 22:14:31

【秘】 情報屋 ムルイジ → 平凡 シェルタン

ペンダントを、チェーンごと服の内側へ。
そうすれば、ハイネックの服は完全にペンダントを隠してしまって。

立ち上がる貴方を見上げる。

「……眠れそう?」

言葉通りの意味ではなく。
もう行くのか、を確かめるための言葉だ。
(-43) 2021/09/10(Fri) 22:22:34

【人】 情報屋 ムルイジ

>>57 バーナード
「……ふふ」

やっちまった、の顔を見ておかしそうに笑う。
少なくともその顔に嘘はなく。

嬉しそうな顔を見て、目を細める。
これには、少しだけ何かに耐える色。


飛び込まれて抱き締められ、やっぱり手から力は抜けるのだけど。
抱き締め返せすらしないのだけど。

「馬鹿ねぇ、なんともないわよ」

返した言葉は、少しだけ震えて聞こえただろうか。
(58) 2021/09/10(Fri) 22:28:11