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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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ストレガは、時を刻まない時計塔で過ごしている。
(a18) 2022/08/16(Tue) 19:42:06

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「貴方が不問にするというなら俺も問題になどしません」

元よりそんなつもりもなかったが。
女に対してあえて距離を取ってきた自分が、女であるラウラに気を使うというのは、何気にハードルが高かったりするのだが。
後に続いた言葉に対しては、いいえ、と首を横に振った。

「……ふむ。
 それなら、俺がラウラと同じことを始めたとしたら……俺を不問にしてくれますか?」

それはなんとなく。
魔が差した好奇心だ。
(-202) 2022/08/16(Tue) 19:42:52

【人】 鳥葬 コルヴォ

【バー:アマラント】 >>@5 フラン

「あんたの寝起きが悪くない方で助かりましたよ」

返る言葉は、挨拶でも気遣いでもなく。

グラスの冷たさに驚きそこかしこを強かにぶつけ、
随分痛い目を見たらしい青年を見下ろす視線は冷ややかだ。
とはいえそれは小馬鹿にしているわけでも侮蔑でも、
はたまた特別悪感情を抱いているわけでもないのだけど。

残った酒を乾して、さっさとグラスを片付けて。
何処から引っ張り出して来たのか、
店の帳簿らしきものに何やら書き付けて放る。

並ぶ名前とツケとされた代金の中、その最下部に
まったく異なる筆跡が一つだけ混じっている。
"パスカル・ロマーノ"。


「書いとく事をおすすめします。
 それから、寝る場所は選ぶことですね」

それ、と言って指差したのはカウンターの上の帳簿。

言うだけ言って、さっさとドアの方へ足を向けてしまった。
まったくもって好き勝手に振る舞っているものだ。
店主の友人というわけでもないようなのに。

事実あの店主と友人だと宣う人間が居るかなんてのは、
今この場に居る誰にも定かではない事だろうが。
(51) 2022/08/16(Tue) 19:46:30

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
こういう時にコルヴォ・ロッソの名義使うと
経費になっちゃうんだよな(死ぬほどどうでもいい話)
(-203) 2022/08/16(Tue) 19:53:03

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 翠眼 ヴェルデ

「子供とはそういうものだろう」

喧騒から外れた者同士ベンチに腰掛けていると、賑わいが一層遠くの物に感じられる。
風に揺れる木の葉の音を聞きながら、そうだな……と呟いた。

「ピノッキオの物語は、童話の中でも自省を促すものだからな。
 お前も言われたことがないか。
 嘘をつくとピノッキオみたいに鼻が伸びる、とな」

手を伸ばし、貴方の鼻に触れられたとしたならば、ちょん、と人差し指で軽く叩く。
マフィアの世界に嘘など掃いて捨てるほどまみれているが、一般人の間でそれはいけないことだと教えられるのは当然だ。

「出来ればお前には、このような世界からは抜けて陽の下で生きて欲しいものだが……、
 ふむ、……あぁ、いい理由ができたな」

少し待ってろ。と言うとすぐそばにある古本屋の中に姿を消した。
しばらくすると、手に1冊の絵本を持って帰ってくるだろう。

「古本だから何も気にしなくて良い。
 これも勉強がてら読んでみろ」

差し出した本は、千夜一夜物語の中の一つ『シンドバッドの冒険』だ。
(-204) 2022/08/16(Tue) 20:17:50

【人】 翠眼 ヴェルデ

>>49 ビアンカ【街中】

ゆら、ゆら。揺れる毛先を見るともなく見ながら歩を進める。
時折少しばかり距離が開いても待ってほしいとは言わず、さりとて見失うこともなく。
連れ立って歩くと言うには、いささかぎこちないけれど。

「――――」

ぽつりとこぼされたそれが、こちらに向けられたものかどうか判断するまでの間が僅か。
問いかけのかたちをしているその言葉の向かう先は、共に歩いているこちらだろうか、と考えてからも、間がもう少し。

「……えっと、おれに聞いてる、のか?
この辺のことしか知らないから、わかんないけど……」
(52) 2022/08/16(Tue) 20:19:57

【人】 害のない毒 マキアート

【どこかのバー】

>>50 ヴィオレッタ

謙遜するように首を振る。
確かに既に粗方割り切れてる男は、
そうでない者からすれば“凄い”のだろうが。

「前を向くのも、逃げるのも、
 どっちだって進もうとはしてるだろ?

 背景にあるものを考えるとさ、
 キミの方が健全なんじゃないかとさえ思うよ」

ひとつの死を乗り越えることは尊いばかりのものではない。
全ての人々が死に対し慣れてしまったら
その恐ろしさもいつか風化してしまうから。

「見たくないものに注視するのは、
 強さじゃなくて自傷行為か何かだ。

 無理しなくていいんだよ。
 ……オレだってさ、身近な人たちが平気だからいいけど、
 そうじゃなくなったらわからないよ?」

だから、ヴィーはそのままでいい。
普段なら虚勢のひとつ張っていた所だが、
状況も状況だ。切実な感情を並べよう。
(53) 2022/08/16(Tue) 20:30:00

【魂】 piacere ラウラ

>>_6

貴方の視線がどうにも居心地が悪いと感じるのは何故だろう。
その笑顔も声も、仕草や言葉も。そのひとつひとつにそうした感情を抱いてしまう。

それでも逸らすことなく見つめ続け、ゆったりと口を開く。
感じているものを表に出すことは無いだろう。そうしたことには慣れているから。

「……いえ。…アルバそちら家族そうなんです、ね。
にも関わらず こうした行動を取らせてしまい、申し訳ございません」

もう一度頭を下げて、通りやすいようにその場から退く。
それだけではなくバイクのキーを抜いて、スカートを捲し上げ隠し持っていたダガーナイフと拳銃を取り出し、まとめて床に置いた。
敵意がないことを貴方は理解しているだろうが……これで己には何も出来ないという改めての意思表示を見せる。

「………お時間をいただき、ありがとうございました」

最後に、真っ直ぐに貴方の目を見つめてから瞼を閉じた。

何も知らないのかもしれないということは考えていたし、その答えが貴方の口から語られたことで確かなものとなったのだから これ以上に何かをする必要などない。

であれば誰が、どうして、何の目的で。こうしたことを行ったのか……怪しい人間を探し出す方が余程慕う者の為になるだろう。
今日の件については後程報告するとして、明らかになるまではまだ動かなければならないと思考しながら立ち尽くす。

車の音が遠ざかるまではそうしているだろう。
(_7) 2022/08/16(Tue) 20:33:30

【見】 郵便切手 フラン

【バー:アマラント】 >>51 コルヴォ

「えっ。はい……ありがとうございます……?」

ドアへ向かう姿を見送りつつ、
一先ず忠告への礼を伝えるのだった。

強かに打ちつけた場所をさすりながら、示されたカウンター上の帳簿を開く。
一番新しいページを探して、ひとつだけ違う筆跡を見つけた。
先程の人の名前だろうかと単純な考えを巡らせ、
ツケで良いのかなぁ、なんて心配しながらも
その一段下に続けて記入する。

「………」

一通りの片付けを済ませて、また時間を確認した。
もう少しバーの周りを歩いてから帰ろうか。
呑気な足音を響かせて、青年は路地を歩き始めた。
(@6) 2022/08/16(Tue) 20:45:27

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 愚者 フィオレロ


人気のない路地裏。

たった一人の葬列は、今日も薄暗い道を行く。
一定の間隔で、重苦しい靴音を鳴らしながら。

あなたの遺体が発見されたと報告された場所。
烏か、鷗か、或いはそれ以外か。
何れにしても何者かの手が入り、
今はそこに何も残されてなどいないのだろうけど。

「だから嫌だったんだ。
 死ぬ時は一緒だ、最後まで一緒に居る、誰も彼もそう言って。
 それでも生きてる奴は皆、俺を置いて行く……」

だから生きている人間は嫌いなのだ。それは嘘ではない。
けれど、だからといって、死んで欲しい訳でもなかった。
誰にも死んで欲しくはないから、一人で死にたかった。

それでも誰も彼も皆、先に死んでいく。
そうして、後には自分にとって都合の良い虚構だけが残る。
否定的な言葉は、自分が死者に罰されたいだけ。
肯定的な言葉は、自分が死者に許されたいだけ。

死者の形を模った幻覚は、今なお止む事は無い。

「……お前もそうなる・・・・のか?シルヴィ…」

ふと、何かが聞こえた気がして。
ある所で足を止め、路地裏の暗がりを見遣った。
(-205) 2022/08/16(Tue) 20:57:00

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*
ハアアア〜〜〜〜ッ心のやわこいところを出していくぞここからは
でも多分死人の方が大変なんだよな それはそう ほどほどに……
(-206) 2022/08/16(Tue) 21:00:37

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 冷たい炸薬 ストレガ

/*
御機嫌よう、運営です! 本日の能力行使は「パス」になるかしら? 特に何もなければそう考えておきますね。(再放送
変えたくなった場合は前に置いたのと同じく「行使先変更→運営連絡」でなく「運営へ連絡→運営から返信→行使先変更」なら問題ないです!

あと〜〜、蘇生能力の行使に関して追加のお願いがあります。
蘇生相手が決まったら、決まったということだけでいいので匿名箱で言ってもらいたいな、というものです。死んだ人が蘇生前提の曖昧なロールをしなくてもよくなるように〜という理由ですね。ご理解ご協力願えればと存じます〜〜〜!

…というお知らせでした。
そんなところで、引き続きおたのしみくださいませ〜Ciao!
(-207) 2022/08/16(Tue) 21:01:14

【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 銀の弾丸 リカルド

/*
御機嫌よう、運営です! 本日の能力行使は「パス」になるかしら? 特に何もなければそう考えておきますわ〜〜!
変えたくなった場合は「行使先変更→運営連絡」でなく「運営へ連絡→運営から返信→行使先変更」なら問題ないです〜。

あと〜〜、蘇生能力の行使に関して追加のお願いがあります。
蘇生相手が決まったら、決まったということだけでいいので匿名箱で言ってもらいたいな、というものです。死んだ人が蘇生前提の曖昧なロールをしなくてもよくなるように〜という理由ですね。ご理解ご協力願えればと存じます〜〜〜!

…というお知らせでした。
そんなところで、引き続きおたのしみくださいませ〜Ciao!
(-208) 2022/08/16(Tue) 21:02:55

【秘】 暗殺屋 レヴィア → 翠眼 ヴェルデ

夜。
マフィアが支配するこの街で、
普通の人間は夜の中を歩くことはない。
路地裏などは特にそうだ。
浮浪者すら息をひそめて朝が来るのを震えて待つ。

さて、貴方は今どこにいるだろうか。

大通りか、路地に入った所か、そんな場所にいるならば。

ピュン


というか細い甲高い音が聞こえてくるだろう。
それは、子猫が助けを求めて振り絞った鳴き声にも似ていた。

貴方はどうするだろう。
確認しに行くだろうか。
それとも、聞こえぬふりをして通り過ぎるだろうか。
(-209) 2022/08/16(Tue) 21:02:56

【秘】 翠眼 ヴェルデ → 銀の弾丸 リカルド

「そういうものなんだ」

と、初めて聞くことのように繰り返すのは。
子供がこんな風に奔放であることも知らず、大人だれかにそんな風に窘められることもなかったからだ。
あの女生みの親が少年に望んだのは、同じ苦しみを知ることだけだった。

ゆっくりと瞼を伏せた拍子に、鼻先にささやかな衝撃。
ぱち、と翠の瞳を瞬く。

「ほかの仕事覚えろって、ほかのヒトにも言われた」
「けど、……」

待っているよう言われると、少年は大人しく座ったままでいる。
あなたの背を見送って、けれど、戻ったその手にあるものを差し出されると。
すこし、戸惑うような顔をする。

「……気にしなくていいって言ったって、」
「買ってきたことには変わりないだろ」
(-210) 2022/08/16(Tue) 21:13:39

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
連絡ありがとうございます、もったいないおばけです!!
非常に悩ましいのですが、今日の能力行使はパスで考えておりました。
明日生き残れれば、必ず使う方針です。
この場合、今日死んでいる人からも選んで良いものか少し悩んでるのですが、選んでも構わないでしょうか?
追加指示に関しては了解しました!
なお、現在能力行使先として考えてるのは、ヴェネリオ、ツィオ、マウロの3名のうち誰かです。
明日、前者2名のうちどちらかでも死ななければ、マウロに能力を行使するかと思います。
(-211) 2022/08/16(Tue) 21:18:53

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → ”昼行灯” テンゴ

「確かか。どこから聞いた?」

こんなところで話す内容ではないだろう。
小さな声で交わされる密談はこの島全体を揺るがすほどの真実だ。既に幾つかの情報を仕入れていたが、まさかここまで特定されているとも想っていなかった。

「テオ、ボスの名前なのか顧問かしらんが本当に急だなあ。
 末端を俺が殺したのがばれでもしたか? そんなわけはないか」
(-212) 2022/08/16(Tue) 21:22:40

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → 小夜啼鳥 ビアンカ

「…なるほど。」
「そちらがそう主張するのであれば、今はそれを信じるとしようか。但し。今からそちらに伝える事柄は他言無用、そしてノッテを売るような真似をしたならば、俺がお前さんを殺す。」

「その代わり。守って貰えるのであれば、俺はお前さんの望む平穏を乱さないと約束しよう。」

「どうだ?悪くない話だと思うがね。」

面の下から鋭く睨め付けながら、提案する。
比較的穏健派ではあるが、この男もノッテの人間なのだ。
(-213) 2022/08/16(Tue) 21:24:15

【秘】 ”昼行灯” テンゴ → デッドヘッド ヴェネリオ

「…お前さんが懇意にしていたバーのマスターから。」
「容姿は黒髪に…サングラスを掛けている事ははっきり分かる。が、お前さんがやったことは関係ないさ。」

「これが真実そのものであるのならば…俺たちが受けたのはとばっちりも良いところだよ。」

かつての、復讐しか考えていなかったテンゴと同じような、鋭い殺気を放つ。相当に怒っているようだ。
(-214) 2022/08/16(Tue) 21:28:58

【秘】 デッドヘッド ヴェネリオ → 銀の弾丸 リカルド

「同じ事って何だ。
 ボスの死の真相を暴くために気安くアルバの連中と密会して情報を得ようとしてただならぬ関係になることか?それとも懐に飛び込んで重役になる構成員達を殺してくることか」

好奇心の質問の内容を問う。
何を、今更。この俺が甘い言葉でも返すと想っているのか。
この誰も彼も信用をしていない、この俺が。

「どちらにしろ、――お前、会ってるだろう。
 いや、昔からの知り合いだったか?どちらでもいい。
 密会でないだけ目を瞑ってやれる。
 だがわかっててやってるってんなら、
 ……俺が許すと想ってるのなら大違いだ」
(-215) 2022/08/16(Tue) 21:30:16

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 翠眼 ヴェルデ

「聞いたことがないのか」

自分には親はいなかったが、孤児院で悪ガキと呼ばれよく聞かされていた言葉だ。
貴方がどういう幼少期を送っていたのかは知る由もなく、
聞いたことがないのならば仕方ない。じゃあ、今覚えておくと良いと、口端を上げた。

「手に職をつけるとどこででも生きていけるぞ。
 これは、そういう好奇心を育てる本だ。
 昔……、俺は好奇心ばかり旺盛な子供だったからな。
 よく幼馴染の手をひっぱっては、監視棟の屋上まで登って、”いつかこの外に3人で出るぞ”と言っていたものだ」

「買ってきたとはいっても、その辺の屋台の飯より安いはした金だ。
 大分文字を覚えた褒美と思えばいいだろう」
(-216) 2022/08/16(Tue) 21:35:42

【秘】 鳥葬 コルヴォ → 無風 マウロ


或いは、あなたの遺体が発見されたと報告があった裏路地。
或いは、アジトの中の、あなたに割り当てられた場所。
或いは、いつかの岬。

喪服姿の掃除屋は、ふとした時にその場所を訪れた。
そこに何があると思ったわけでもないけれど。

「………なあ、マウロさんよ」

嘆息混じりに、誰に言うでもなく零す。
そこに誰が居るとも思ってはいない。
無宗教者は死後を信じない。ただ死者を想うだけだ。

「必要とされていたあんた達が、なんで先に行っちまうかな。
 あんたのやり残した事は、
 どうにも随分多かったみたいじゃないですか」

一つ溜息を吐いて、下向いていた視線を緩慢に上げる。
何かそこに見えたものが、聴こえたものがあるかなんてのは
それに意識を向けたその時にならねばわからない事だろう。
(-217) 2022/08/16(Tue) 21:49:20

【独】 鳥葬 コルヴォ

/*

これ幸いとばかりに振り回しています。この時を待っていたんだ
(-218) 2022/08/16(Tue) 21:51:18

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「――……取引相手ですよ、ボス」

たまたま出くわしたとしても、第三者がいる場所。
そうでなければ互いに部下を連れているような面会しかしていないから、咎められるような理由はないが。
勿論、かまの掛け合い、腹のさぐりあいをしていないとは言わない。
危険な綱渡りをしていると言われればそうなんだろう。
それでも
貴方に人物の報告をしていない
のには、それなりの理由があったからだ。

取引相手の素性を調べていて偶然知ったことだ。
ボスが知っているのかどうかは、聞いたことがない。

ボスが好きでやっていることに、部下である自分は踏み込む必要はないと思っていた。

面倒見ていた子供に、アルバの人間がいますよ。などと、
どの口で言えるのかと、そう考えているからだ。

「全く。……少しは信用してください。
 貴方が望むのであれば、俺は誰でも殺しに向かいましょう。
 命すら預けたばかりなのですから、手足として使ってくれれば良いのです」
(-219) 2022/08/16(Tue) 21:56:00

【人】 小夜啼鳥 ビアンカ

>>52 ヴェルデ【街中】

「あんた以外誰がいるの」

目線すら送らず、けれど呆れたようにそう返す。
察しろというのも無理な話なのだが。

「旅行するってなったら、どう?
 って聞いてるの」

あなたの声と足音を確認して、また歩き出す。
かつ、かつ、かつ。
石畳の音は、ペースを崩すことなくまた響きだす。
(54) 2022/08/16(Tue) 22:05:13

【人】 piacere ラウラ

【路地裏】

表の喧騒が僅かにしか届かない路地裏の奥で、静かに立ち尽くす女の姿がある。

女は、
何処へ向かうべきか迷っている。

時折傍を通る野良猫や人々に僅かに視線を向けるのみでその場から動く様子がない。

「……………、」
(55) 2022/08/16(Tue) 22:07:58
ラウラは、その手に何かを握りしめている。
(a19) 2022/08/16(Tue) 22:08:10

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ”昼行灯” テンゴ


「ええ。
 安心して、私が売るのは自分の身体だけだから」

口許に笑みまで浮かべて、掌をひらひらと振る。

「お金じゃ命は買えない。
 買えることもあるけど、
 命の代金にしちゃちょっともったいない・・・・・・でしょ」

少なくとも表面上は、あなたの面の下、納められた刃の鋭さに臆した様子はない。
それもまた、娼婦の仕事だからだろうか。
(-220) 2022/08/16(Tue) 22:08:32

【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → ヒットオアスタンド ヴィオレッタ

「ちゃお」

あなたの仕事終わり。
あるいは、仕事場から出かけるようなとき。

顔見知りのその娼婦は店の近くの壁にもたれながら、
火のついていない煙草をくわえていた。
誰か待っているのか、と思っていれば、あなたが出てきたのを見かけてひょいと片手をあげて挨拶をしてきたのだ。

「…お暇?」

どうやら娼婦といえど、デートの誘いをかけるのは下手くそらしい。
(-221) 2022/08/16(Tue) 22:13:53

【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ

【どこかのバー】

>>53 マキアート

「……ありがとう、ございます」

慰めの言葉に、素直な感謝を述べる。

今の自分をも肯定してくれる、優しい言葉。
強く優しいあなたへの憧れは、一層大きくなる。

その言葉を受け止めた上で、密かな決意をする。
弱さを恥じる気持ちはすぐには捨てられないけれど、
臆病な自分らしく、怯えながらでも前を向こう、と。
――ただ逃げるだけでは、あなたの背を見る事すら、できない。

だから……――

(56) 2022/08/16(Tue) 22:18:54

【人】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ

くいっとグラスの酒を呷って。
空元気でも、笑みを浮かべる。
仕事用いつも微笑ポーカーフェイスよりは人懐こい笑みを。

「では……先輩は。
 もしも私がいなくなったら
 悲しんでくれる、ということですか?

 私は先輩にもしものことがあったら……そうですね。
 まず呆然とすると思います。
 それからぼろぼろに泣くと思います。
 仕事もきっと、手につきませんね、きっと」

些か不謹慎な質問を、軽い調子で口にする。

――……既に訪れてしまった不幸を見つめるにはまだ時間が必要。
でも、未だ訪れない……訪れるはずのない"Se"もしも
酒に溶かして飲み込むくらいはできる、はず。

できるように、なりたい。
(57) 2022/08/16(Tue) 22:21:53

【秘】 ヒットオアスタンド ヴィオレッタ → 小夜啼鳥 ビアンカ

>> ビアンカ

「……珍しいこともあるものですね。ごきげんよう」

挨拶への返答としては随分な一言目。
仕事で疲れているのがあったにしても、だ。

端的な問いには訝し気に眉を寄せる。
仕事道具ポーカーフェイスはしまったままのようだ。

「仕事は終わりましたし、暇と言えば暇ですけれども。
 何です?デートのお誘い、ですか?」

冗談めかして尋ねる。
自分で言いながらまさかと思いつつも。
(-222) 2022/08/16(Tue) 22:35:09