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人狼物語 三日月国


151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】

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【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

廊下で君を見つければ、カツン! と甲高く音を立てる。

「キエ」

そうして名を呼び、君の近くまで歩み寄る筈だ。
逃げないのならば、そのまま話を続けるだろうか。

「君を探していた。……単刀直入に言おう」

声を潜める。君と自分との内緒話だと言わんばかりに。

「……君の
相方
が吊られないために手を組まないか?
 モンクロくん……と言えば、わかるかな?」
(-180) 2022/06/12(Sun) 0:40:25

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

貴方の足音は特徴的だ。
名を呼ばれる前に顔を上げて貴方を認識し、呼ばれればペコリと頭を下げた。

御用ですか、などと口を開こうとし、告げられる言葉を聞いて口を閉じた。

「…………ウサギさんでしたか」

両手を頭の上でぴょこん、と立てておどけてみせた。つまり、肯定。

「お聞きしましょう。決断はその後です」
(-183) 2022/06/12(Sun) 1:01:30

【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

「ふふ、
……そういうことだ」

肯定には更に肯定を。
おどける姿には少しだけ口を緩めてしまったが……

「これでも一応、窓を持つ者への接触は慎重にと思っていたのだが……そんな悠長なことも言っていられない。
 私は勝利のために。そして、
勝利を欲する者のために在る


「……君達はやる気がありそうだからな」

つまりは、君達に自分の票の権を譲ってもいいという話だ。

「先の投票、私はある者に委任し、その票は
ミズガネ
へと入れられた。……二票あるのだ、こちらもな。悪い話ではないと思うのだが」

「質問があれば受付けよう」、と。
じ……と、淡い
白藍
が君を
る。
(-185) 2022/06/12(Sun) 1:25:48

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

「……ふむ」
「なるほど、であれば、ミズガネさんに4票入ることになりますね。私の相方である彼も、ミズガネさんに入れる分には乗り気なのではないかと思います」

結論は早々に出た。にも関わらず。
勝利のため、勝利を欲する者のため。そこで僅かながらに顔色が変わった。
他の人にならば誤魔化せるであろう変化、を、貴方にはきっと隠し通せないだろう。
男には勝つ気はある。にも関わらず、ほんのりと『貴方と相方を裏切るような色』があった。


「ウサギが誰かを、相方の彼には明かさぬ方がいいですか?」

当たり障りない質問を投げ、ヘーゼルナッツの双眸が真っ直ぐに貴方を見た。
(-187) 2022/06/12(Sun) 1:38:47

【秘】 天眼通 サルガス → 黒剣 シアン

貴方の端末へ、一件のメッセージが届くだろうか。

『サルガスです

 次の投票について少しだけ確認させてください。

 貴方の票先が前回と同じならば、
 僕の権は今回も貴方へと差し上げるつもりです。
 もし、別の子への投票を検討しているならば、
 僕の部屋で相談できると有難いです。

 それ以外にも、別件で相談したいことがあるので
 これは貴方のお暇な時に、来てくださると嬉しいです。

 それでは、また。 』

サルガスは慎重で聡い。
これだけ見れば、貴方以外には伝わらないような、そんな書き方だ。
(-188) 2022/06/12(Sun) 1:46:57

【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

白藍
の真剣な眼差しが君を
つめ続ける。

「ああ、そうか。ならば話は早いな」

君の感情が直接
に流れ込む。
他人が視認することのない色。
己のみに映し出される色――染まるは
背信の菫色


「……愚問だな。好きにするといい。こうして身を晒している時点で、私の存在など公に晒されたも同然だ。
 仮に君が相方以外に私の存在を売ったとて、恨みはしないさ」

捨て身に等しい行動は今に始まったことではなく。
この役だ、裏切られても想定の範囲内でしかなく。

それでもサルガスは役を全うするために跳ね続けるだけだ。


「まあ、死ぬ気はあるから私を吊るのは
まだ
待ってほしいんだがな」

なんて、真剣な眼差しとは見合わない軽口を叩いた。
死ぬ気があるからこそ、“まだ”を欲した。
この“表明”は最初から変わらない。
(-190) 2022/06/12(Sun) 2:11:41

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

ただ真っ直ぐ、気まずそうに目を逸らすこともせず、かといって見つめすぎないように時折視線をブレさせたりもして。
貴方に見えている色を知らない男は、酷く自然に見えるだろう。
不自然なほどに。


「ふふ、そうですか。では、そうですねぇ……隠した方が面白そうでもあるんですよね、私の内緒ということでー……」

にこにこと。いつも通りの笑みを浮かべ。
そして『まだ』を聞いて、更にそれを深めた。

「私も死にたくないんです。出来る限り
絶対に。

……もう一つ取引しませんか?個人で」
「私はサルガス様の処刑を進言はしません。出来る限り票をそらす努力をします。サルガス様は、私に投票しないで頂きたい。……如何です?」
(-191) 2022/06/12(Sun) 2:26:47

【独】 天眼通 サルガス

/*
“ぇるぷはらさん、匿名ウサギさんよりモンクロへ接触がありました”

ごめん、
おもろい。
(-193) 2022/06/12(Sun) 2:32:49

【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

「そうか? まあ、そのあたりは君に任せるが……
 隠していた方が面白い、というのは同意見だな」

君とは対照的、サルガスはずっと君の眼を捉え続ける。
ブレる視線の先も、
その自然さも、
全て。

「……なんだ、君は本当に話が早いな?」

続く取引の内容を聞けば、首を傾けながら少し目を丸くした。
協力的な者へはこちらからその提案をしようと思っていたのだ。

「……ああ、君の提案に異論はないよ。
 君が私から票を逸らそうとしてくれるのならば、私が君に票を送ることはないだろう。
 素より、君に票を送るつもりは無かったのだが」

だから答えはイエスだ。
頷きを落としながら、それでも
視線
は逸らさずに。
君との取引を承諾した。
(-196) 2022/06/12(Sun) 2:54:51

【独】 天眼通 サルガス

「まあ、そうだね……」

隠してる意味なくさせてごめん、になりつつ。

「でも僕が最初にわかったのってレヴァティ、君なんだよね」


実は隠れられてないんだよ……の顔もした。
(-198) 2022/06/12(Sun) 3:09:07

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

「そうでしょう、そうでしょう。面白い方がいいです、せっかくなら」

目を逸らしたり、長めに瞬いてみたり。それでも逸れない貴方の視線。
ずっと、よくある仕草
を演じている

ぱっと見は全く普通の、純朴な青年
が染み付いているの
だ。

「あぁ、よかった。得を探るのは得意なのです。
今のところ、私はあまり心配なさそうな気もしますね……なにぶん、こう、甚振り甲斐はないでしょうから……」

答えが貰えれば、嬉しそうに軽く両手を合わせた。
そして、まだこちらを見ている貴方の目に、少し気まずそうにして。

「……見過ぎですよ、サルガス様」

やや照れ臭そうに視線を逸らし、そんなことを言った。
酷く自然に。しかし全くそんなことは思っていない色で。
(-199) 2022/06/12(Sun) 3:12:57

【秘】 枯木寒巌 メレフ → 天眼通 サルガス

「…………。……俺は、」

壊れてしまった人間の声に、尋ねられた言葉に。
応えようとした舌が、乾く感覚がする。自らの呼吸が、嫌に浅い。


「従い続けて生きていた。だから、今更どう在るべきかが分からない。……俺を、縛っている……もの、は。何処から、話せばいいか……」

(-201) 2022/06/12(Sun) 3:21:40

【秘】 枯木寒巌 メレフ → 天眼通 サルガス

それでも男は口を開く。

元々。とある軍の為に造られたデザイナーベビーという存在で。異能と身体能力を引き上げられ、育てられた事。
大きくなれば軍に所属するものだと、幼いころから言い聞かされていた事。
だが、いざ所属年齢に達した時。自分が精神基準を満たしていない事が、発覚した事。
故に軍に所属させる事が出来ないと。言われた事。

それから、どう在るべきか分からなくなってしまった事。


その後は転々と外の世界を渡り歩いた。
宇宙で出来る事は数多くある。けれど、どれも何一つしっくりは来なかった。
軍によって安全性が保たれた世界の中、軍で必要とされていた能力は、無意味なものと変わっていた。


そんなある時、BN船の話を聞いて。看守の扉を叩いて、此処に居る。
凶悪犯を収容するには力が必要。罪にはそれ相応の罰が必要。囚人を看守に従わせる事が必要。
『囚人共は、守るべき道を外した最底辺の生き物だ。君がどんな経歴を渡っていたとて、彼等よりはマシだ。安心したまえ』


(-202) 2022/06/12(Sun) 3:22:41

【秘】 枯木寒巌 メレフ → 天眼通 サルガス

先輩が己に言い聞かせた事は、男にとっては救いの言葉となったのだ。
ああ、自分はまだ 
囚人最底辺
よりはマシな存在なんだと。


「俺を、縛っているのは……」

間違いない。必要とされなくなった瞬間だ。
けれど、
それを認めたくない。
(-203) 2022/06/12(Sun) 3:23:24

【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

「甚振り甲斐、については私はよくわからないのだが。
 そうだな。君のことはそこまで心配はしていない。
 候補にも名は挙がっていないしな…… ……」

じ、と
白藍
を逸らさずに
ていた。
仕草も、声も、表情も、いつも通り、純朴な青年だ。
だが、見過ぎですよ、と視線を逸らされれば――

「……ああ、すまない。癖みたいなものだ、これは」

さらっと。

君は役を繕うのが上手い
な、と思ってな。
 ここまで
えるものが違う人間は……中々いないよ。
 しかも、それに……ここまで慣れてしまっている、のは」

君が隠し、演じている部分を口にした。
(-207) 2022/06/12(Sun) 3:42:24

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

「あんまり恨みを買うこともしていませんからね。このまま無事でありたいものです」

そこまでは普通だった。
普通であって、普通ではなかった。

隠し、演じ、表に出さないものを指摘されて。顔にはあまり出ないものの、内面はあからさまな動揺を示していただろう。

「…………サルガス様は目が大変宜しいと伺っております。視力のことだと認識しておりました。
……どこまで見えているのですか。どこまで、
見てしまったんです?


きゅ、と目を細めて貴方に視線を向け直した。
先ほどまでのヘーゼルナッツは、固まったカラメルのように冷えて粘度を持ち、じ、と貴方を窺っている。
(-209) 2022/06/12(Sun) 3:55:28

【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

「ああ……視力はいい、常人以上にな。
 だからこその監視役……兎にピッタリだろう?」

動揺の鼠色
――流れ込む感情、確信が深まるだけだ。
コツ、と。更に距離を詰めようと歩み寄る。
怖がらせないよう、ゆっくりと。

「……どこまで、
見えてほしくない?


そうして発する声は、柔く優しく語りかけるもので。
どうしたら安心させられるのだろうか。


「私は抑止力だ。君が望む答えを出すことはできないだろう。
 ……だが今は、怖がらせたい訳ではない、私は
君が見たい
だけだ」

「……違うんだ。貴方が表の顔で見せるものと、感情の色が、一致しないんだ」


「だから少し、……気になってしまった」


基の穏やかな気質で貴方に向けるのは。
心配
不安
、そんな感情だ。
(-212) 2022/06/12(Sun) 4:24:02

【独】 天眼通 サルガス

/*
ここの二人かわいいな…………

サルガスもそうだと言っています。微笑ましい。
(-213) 2022/06/12(Sun) 4:27:21

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

ーー貴方の足音は、酷く特徴的だ。
咄嗟に、一度びくりと肩が跳ねた。繕おう、抑えつけよう、自然体を装って、それは最小限に抑えられたが。
逃げも、しない。下がりも、しなかった。

「……………私の中に、見せたいものなど…」

見られてもいいものはあるだろうか。
例えば、貴方に敵意はないこと。
それなりに信用していること。
貴方のその目の色は綺麗だなと思う羨望。
どうして私などを見たいのかという疑問。
神の子が、人によって態度を変えるべきではない、のだけど。


それらを押し退けて巻き込んで余りある、
自己嫌悪


ぐるぐると、ぐるぐると、渦巻いている。

貴方の気持ちは読み取れない。
感情を与える力はあるのに、
分かろうとしない。
(-217) 2022/06/12(Sun) 4:38:44

【秘】 天眼通 サルガス → 枯木寒巌 メレフ

サルガスは静かに、君を見る。話を聞く。
口を挟むことはしない、代わりに聞いているよ、と頷きを落とす。

操作され、軍の為に作られた存在。
そして本来居る筈のその場所から追放されてしまった存在。

サルガスは少しだけ
憤る
。それも顔には出さないが。


「メレフ・アンソフィア」

話を聞き終えれば、柔く優しく君の名を呼ぶ。
徐に椅子から立ち、机の上に両手をつき、身を乗り出して。
淡い
白藍
を君へと向ける。近付ける。

「やはりそうだ……君を縛るものは、
君自身
だよ」

「誰が君に価値がないと言った? 誰が君を最底辺とした?
 私から言わせてみれば、その軍とやらの方が最底辺だ。
 君はこんなにも優秀なのにな? 君は、」

ぱた、と。
不意に
白藍
から、少しだけ涙が
溢れて
しまった。

「……貴方は、こんなにも素直で、……いい子なのにな……」
(-220) 2022/06/12(Sun) 4:50:30

【秘】 天眼通 サルガス → 神の子 キエ

「……抑えつけている。
 そして、抑えつけるのが当たり前だった。
 でもそれじゃあ、あまりにも、辛いよ……」

肩が跳ねる様子も、
抑圧
しようとする感情も、
ていた。
でも逃げられなかった。下がられもしなかった。
近付いた距離のまま徐に、君の方へと手を伸ばして。

「抑えつけて、……それに慣れて、しまって。
 でもそれは……“貴方自身”が望んだもの……?
 ……貴方達は、みんな、等しく……“人”であるべきなのに、」

サルガスは罪人を救いたくて此処監獄に在る。

避けられなければ、貴方の頭を撫でるだろうか。
その
自己嫌悪
落ち着かせるように。柔く、優しく。

「……僕は、わかるから……何を見せられても、いいんだ。
 僕にしかわからないのなら、僕は、わかってあげたいから」

「僕は、
どうしてあげられたら、
……いいのだろうね」
(-221) 2022/06/12(Sun) 5:23:30

【秘】 ペテン師 キエ → 天眼通 サルガス

「サルガス様、……サルガス様、いいえ、私は、」

辛いだろうか?辛いのだろうか。分からない。
そういう生き方が都合が良く、神の子としてそういう振る舞いが相応しかったのでそう育った。
伸ばされた手を、じっと見た。それが自分を責める手ではないのが
逆に恐ろしかった。


「…………サルガス様。そう、サルガス様?よくご存知です、私は神の子などではない、私の両親はきちんと人間でした。
でもサルガス様、……私はとんでもない人間です。どうしようもない悪人です。反省はしても後悔はできませんでした。……、」
「悪事を成せば地獄へ堕ちる。天に受け入れられない。罰を受ける。私の神ではなくとも、大体の宗教はそう言います。
でもサルガス様?
罪を償い終えるとどうなるかは大体の教典には書かれていないのです」


宗教は人の都合で教典を記す。悪事を成してはいけないのだ。
悪事を成しても償えばそれでいいと思わせてはいけない!この罪に終わりなどない!


撫でられる感触を、ただ受け取った。そうされるのは幼少期以来だ。
だからとても幸福で、安堵する。その感覚も感性もちゃんとある。

おかしいのはその後。その幸福を擦り潰し壊してしまいたい
破壊衝動と破滅願望
が沸き起こる。
その衝動もなんとか飲み込んで、貴方をじっと見つめた。

「……こんな私でも、理解されるべきと?」

他者は理解してはいけない、こんなもの。
こんな醜いもの。
(-222) 2022/06/12(Sun) 5:51:15

【秘】 『元弁護士』看守 サルガス → 神の子 キエ

怯え
が見える。
そう、役を演じる、それが当たり前であったのだろう。
だからこそ己がわからなくなってしまうのは正しくて。

「……教典についての知識や理解は僕にはありません。
 ですが、僕は……
法についてならばわかります


柔く撫でた手を自分の元へと戻せば真っ直ぐに背筋を伸ばし、両手を重ねる形で前に組む。優しい声色はそのままに、それでもどこか無機質に語りかける。

「貴方は反省をしましたか? 己の罪と向き合いましたか?
 今、貴方に下されている判決は正しいものですか?
 冤罪はないですか? その罪状に嘘偽りはないですか?」

「己の
が、己の
が、しっかりと見えていますか?」

「そして、それを償いたいという意思がありますか?
 そのためには何をすべきか、わかりますか? わかりませんか?」

裁判は、弁護は、真実を見つめ間違いを訂正するために在る。


「僕は、
貴方達が罪を背負ったままに未来を生きる手伝いがしたい
のです」

法が守るのは法を守る人間のみ。
弁護じゃ罪人は救えなかった。

どうしても法を守れない貴方罪人達を救いたくて此処に居る。

……それがサルガスの


「そして」

(-223) 2022/06/12(Sun) 6:43:17

【秘】 『元弁護士』看守 サルガス → 神の子 キエ

その
破壊衝動
破滅願望
を目の当たりにしたとて。

「理解されずとも等しく救われるべきだ」


――この男の歪は治らない。
(-224) 2022/06/12(Sun) 6:44:30

【秘】 神の子 キエ → 天眼通 サルガス

監獄では法が神だ。
ーーー手を組む貴方は、看守は、法を司っていたのならば、それは。
この場では自分よりよほど、貴方の方がーー……。


反省はしたか?ーーした。している。今尚ずっと。
罪と向き合ったか?ーー向き合った。向き合っている。
判決は正しいか?わからない。
冤罪はないか?わからない。
罪状に嘘偽りは?ーーーわからない。


何も言わない。言わなくても貴方には見えてしまうと、知っていても口に出せない。
罪は、分かる。けれど歪は、どうだろう。在り方全て、この身全てが悪い私は間違っている?

「償いたいです。……償い終わると思っていません。お金は支払えたとしても、時間は戻らない。記憶も然り。私は、私利私欲で罪を犯しました。
こんなところにいて本当に被害者の憂さは晴れるでしょうか。けれど、この身を捧げようにも、法律が邪魔をする」

彼らを犯罪者にしてはいけない。
ではどうしたら?わからない。

ーーー未来など、かけらも見ていなかった。
刑を終えた後は、破壊衝動と破滅願望を抱いて、果てるつもりですらあった。

「……
貴方は天使のようだ


決して讃えるではなく。
融通の効かなさ、その歪を、自らの親愛なる者へ喩えた。
(-225) 2022/06/12(Sun) 7:05:34

【秘】 黒剣 シアン → 天眼通 サルガス

……少ししてから、ぴ、と返信が貴方の元へ届く。

『仔細承知 変更点無し』
『訪問可能 直行』

(返答文として成り立っているか微妙だが)
送られてくるのはそんなごく短い単語のようなものだけ。

……ただ、十分かその程度か多少の間を置いた後、貴方の部屋の入口から軽くノック音がすることだろう。
(-227) 2022/06/12(Sun) 7:29:59

【秘】 天眼通 サルガス → 黒剣 シアン

「え」


返事を見てまず最初に素っ頓狂な声が出た。

「え、まってまだちょっと片付けが……
あ゛ッ!?


――バサバサバサッ……!

勢い良く立ち上がった影響で書類が床に散らばった!
きっと片付けてる間にも貴方は来てしまうのだろう。

ガタ!
……バタバタ、……騒がしく扉を開いて。

「……あ、え、えーと……いらっしゃい……あはは。
 入って……前と同じ席に座って、いいから……」

そうして招きながら、前のように椅子へと促す筈だ。
……床が少し散らばったままに。
(-228) 2022/06/12(Sun) 7:41:52

【独】 天眼通 サルガス

/*
モンクロくんごめん……
匿名ウサギさん、予定より早めに死にに行くかも……
(-229) 2022/06/12(Sun) 7:53:45

【秘】 黒剣 シアン → 天眼通 サルガス

「はい、失礼します」

扉が開けば、先ずは深々と礼儀正しく一礼。前回と同じ席に着いて姿勢を正した。
部屋の様子に関しては特に何も考えていなさそう。

「別件との事でしたので、お伺いに来ました。
 何か相談など、問題点が発生しましたか?」
(-230) 2022/06/12(Sun) 7:56:29

【秘】 天眼通 サルガス → 黒剣 シアン

「ああ、その……えと、……そのー……」

向かいに座った貴方の淡々とした言葉を聞き。
じ……と貴方の
を見る
白藍
がそこには――
無い。

いつもとは違い視線が泳いでいる。

「まず、えっと……窓を持つ者の片割れと接触を図りました。
 僕と貴方と、彼らの票で……四つに、なる筈です」

「で、その、えと、相談、は……
貴方の、
薬のことで……」


ごにょ、と口ごもり……首をブンブン! と横に振る。
その後にぺちぺち、と自分の顔を叩けば……漸く貴方へと眼を向けた。

「好きに使えと言っておいて、誠に申し訳ないのですが……っ!」

貴方の毒を僕に使っていただけないか
、と思い。
 ……僕は早くに落ちた方が、きっと、いいのではないかと、
 しょ、正直、毒で死ねるのかも、わからないのですが……っ」

少々声が上ずりながらも、やっとのことで口にする。
あまりの自分勝手さに、罪悪感が渦巻いてしまった。
(-231) 2022/06/12(Sun) 8:12:14