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人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

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【人】 オーク フォボス

ーこれまでの話ー

 『グランド』にてアーサー寮のニ回生は何かをするらしいがフォボスはぼっちだった。
木偶人形に友達はいなかった。

 昨年まで違うのは隷属の首輪が壊れて意志が自由になったこと、それにより多少魔術が扱えるようになった。
覚醒した時はこの年齢になっても程度の低い自分自身に絶望感しかなかったが、戦闘訓練で技や魔術を試し撃ちされる間に見て覚えることで著しく成長してきている。
これは戦闘種族としての本能を今のところ満足させることができている。
戦闘訓練で肉体を使えば腹が減る。
食欲は最初から変わらずにあり毒キノコなどを食べてもけろりとしていられるくらいには対毒性は強い。
(32) 2023/06/20(Tue) 19:35:00

【人】 オーク フォボス

 それらの欲求は元からあるものだ。
だが隷属の首輪が壊れたことで別のナニカの介入を受けている。
これは明確に自覚できるもので、生殖欲が恐ろしく高まっていた。
種族として孤独なこともあるが『他種族の女を拐かし胤を植え付ける種族』と種族概念が外付けされているらしい。

 外付けされた欲求は強かった。
欲求を解消する方法は調べてもわからず恐怖を覚えて過ごしていたが、ある時木偶人形と侮りかかってきた女の子の実力が足らず返り討ちにすると欲求が抑えつけられなくなり、そのまま胤付けを済ませてしまった。
後日、発覚して責められないか怯えていたが気づかれておらず、それはナニカの影響があったのだろうか。
女の子は記憶を曖昧にされながらもオークによる強い快楽の強制を身体に覚えさせられているようである。
(33) 2023/06/20(Tue) 19:35:24

【人】 オーク フォボス

 フォボス自身はと言えば最初は恐れ慄いていたが次第に慣れてしまっていた。
それはこれまでの学園生活で木偶人形と打ちのめされてきたこと、強いものが正義であり敗者は勝者に全てを奪われると覚えてしまっていたからだった。
たった一度、庇われたことがあったがそれだけだ。
その一度で全てがなかったことにはならない。
元来戦闘種族であることと外付けされた概念が環境により最悪の意識を芽生えさせ、罪悪感のざの字も浮かばないようになっていた。

 そして、欲求は『グランド』が近づくたびに強まっている。**
(34) 2023/06/20(Tue) 19:36:22
天狗 1年 ヨシツネは、メモを貼った。
(a7) 2023/06/20(Tue) 19:42:16

天狗 1年 ヨシツネは、メモを貼った。
(a8) 2023/06/20(Tue) 19:47:28

【独】 天狗 1年 ヨシツネ

さてさてどう拾おうか
(-12) 2023/06/20(Tue) 19:51:42

【独】 天狗 1年 ヨシツネ

過去軸は綺麗に締まってるからいいとして、リリスさんとはなんと無くの顔見知り、とか?
(-13) 2023/06/20(Tue) 19:55:05

【人】 オーク フォボス

―これまでの話>>8

 フォボスは戦闘術や魔術を修めていなかった。
完全に素人であり思考も制限されていたため常に受け身で反撃もしなかったのは前回の『グランド』までの話だ。
そこから戦闘術も魔術も見て覚えていくまでに時間がかかった。

 >>33最初に犠牲者は新入生だった。
>>20『丁度良い相手』として二回生か三回生に紹介された後にいつものように打たれ続けていた。
ただ、その連れてきた上級生は用事があるのか去ってしまったので二人きりになってしまったことが災難の始まりだった。

 フォボスは術理はないが恐ろしく強靭な肉体があった。
いくら打たれても倒れないし怯まない。
そうして平然としているものだから大体の相手は打ち込み続けてくる。
打ち込み続ける方は続ければ普通は疲れが溜まっていってしまうものだ。
フォボスがしたのは打ち込みを誘い続けて疲れ切ったアカツキに最後に一撫で、初めて反撃しただけ。
(35) 2023/06/20(Tue) 20:03:34

【人】 オーク フォボス

「あー…………」


 見様見真似の一撃は拙い術理によるものだった。
だが、『反撃はない』と言われていた相手からの唐突な一撃はダメージはなくとも疲労と衝撃から一次的に前後不覚の状態に追いやった。


「…………かったあ! かったあ!」


 初めての勝利は猛烈な高揚感を齎した。
それは抑えこんでいた欲求を解き放ってしまう程であった。
勝者は敗者を好きに扱って良い――。

 その日、フォボスは初めて女を抱いた。
アカツキと名前を聞き出した少女はその日のことを覚えてはいないらしいが、フォボスは覚えている*
(36) 2023/06/20(Tue) 20:04:09

【独】 アカツキ

/*
ファボスくんが拾ってくれてるやったあ
(-14) 2023/06/20(Tue) 20:05:29

【独】 2回生 ターコイズ

/*
ほうほう、なるほど!
そこに繋がると。あらすてきね。>>36
(-15) 2023/06/20(Tue) 20:06:18

【人】 オーク フォボス

―これまでの話―

 木偶人形であった時の記憶は朧である。
隷属の首輪が種族意識を封じ込め向上心をなくして意志を他人に委ねるように操作していた。
――師が亡くなりマスターが消えた後はマスターからの強い強制力はなくなったが他者の言いなりなのはそのままだった。

 >>20その日もいつものように木偶人形をしていた。
獲物は真剣の時もあるので模造刀は"きれないから楽だな"なんて思っていた。
怪我をしても魔法が通りやすいので回復魔法を掛けてもらえば常人より遥かに早く治癒すると知られてからは真剣が増えていたものだから特にそう。
相手は学生ではないらしいし"きょーのご飯なにかな"と思っていたら>>21恐ろしくキレがある思い切りのいい一撃が飛んできた。
(37) 2023/06/20(Tue) 20:22:43

【人】 オーク フォボス

 フォボスは避ける技術もなかった。
手で庇おうとしたがご飯のことを考えていたことで反応が遅れてしまった。
"あー、しんだかなー"と思った一撃は直前で軌道を変えた。
軌道が変わった軌跡は隷属の首輪へと入り、その一撃は頸を断つことはなかったが首輪を太い首に押し付けることになり、振り切った衝撃に吹き飛ばされてごろごろと地面を転がった。

 隷属の首輪にヒビが入る。
刻まれていた魔術刻印が機能不全を起こしていき、フォボスは急速に自意識を取り戻していった。

 自分は誰だろう。
どうしてこんなところにいるのだろう。
討たれて、打たれて――あゝ、弱いからみんな死んだのか。
弱いから、みんな、奪われてきたのか。
身体を弄られ、操作されて、自由意志を消されてきたのか。
(38) 2023/06/20(Tue) 20:22:53

【人】 オーク フォボス

 
 
 "あゝ――強く、なりたい――"
 
 
(39) 2023/06/20(Tue) 20:23:20

【人】 オーク フォボス

 芽生えた自意識に外付けで別種のオークという概念が植えこまれるのはまた後の話である。
この時、フォボスは幼年以来はじめて自由になった。


「あ……あ、あり……あり、が、とう?」


 >>21無事を問いかけてきた相手にお礼を言い返した。
それはもう晴れ晴れしい笑顔であった。
後日、顔を合わせる機会があったが謝罪されると不思議そうな表情で首を傾げた。


「みためかわいいのに、おすなの、ざんねん」


 その上で大層失礼なことを面と向かって告げたことだろう**
(40) 2023/06/20(Tue) 20:23:34

【人】 オーク フォボス

―裏庭―

 ぼっちのフォボスは今年の『グランデ』でもやることがなかった。
準備も当日の役割も何もない。
みんな準備で忙しいから木偶人形としての出番もない。
昨年と違うことは当日は部屋にいなくてもいいということだ。
思い返せば一年前の出店は美味しそうなものがいっぱいあった。


「ことしは、いっぱい、たべられるー」


 お金は――師の遺産があるので大丈夫。
食べる意志もあるから今年はいっぱいご飯が食べられることが嬉しかったので気分がとても良かった。


「まほーせーぶつも出るのかなー」


 魔法生物は食べたことがなかった。
学園の周辺に現れる魔法生物は友好的な生物だけらしい。
以前、飼育場の傍で魔法生物美味しそうだなと見ていたら>>25ちょろまかす奴と間違えられてキツいお灸を据えられた。
(41) 2023/06/20(Tue) 20:45:10

【人】 オーク フォボス

 "ごかいだよ! 売らないよ! 食べたいだけ!"

 誤解を解こうとしたら余計に怒られたことは覚えている。
氷の魔術とはあんなにも洗練した美しさとキレがあるのかと驚きながら全攻撃を受けて撃沈した後に反省と強制労働をさせられたのだったか。
あれも良い思い出だ。
(42) 2023/06/20(Tue) 20:45:30

【人】 オーク フォボス

 現在、煉瓦で組んだ竈に網を載せて、その下に熱した炭火を敷き詰めている前に座ったフォボスは持ち運び式の冷蔵庫魔道具から貝を取り出して口を開けて中を確認していた。
魔道具は魔道具クラブに作ってもらった。


「ない、ない、ない、普通の真珠」


 そのクラブで>>16材料を依頼されたのでそれを捜索中。
開いた貝は真珠があれば取り出して網の上に載せてバターを載せておく。
熱されぐつぐうじゅうじゅうと磯の良い香りが周囲に漂えば食べごろで素手で熱された貝を掴むと一口で身を食べて貝殻はまた材料なのでボックスへ投げ込んでいく。
(43) 2023/06/20(Tue) 20:45:41

【人】 オーク フォボス

 次ゝに貝を取り出して中身を確認して焼いて食べてを繰り返していると遂に目当ての代物に巡り合った。
キャメロット近海の海で育った貝の黒真珠。
何に使うかは知らないが大きさも形も上々だろう。


「あとでとどけよー」


 じゅうじゅうぐつぐつ。
潜って獲ってきたのは貝だけではなく海老も魚もあるし他にも材料があるかもしれないから、そう、そういう建前でいこう。
お腹ぺこぺこだもの。**
(44) 2023/06/20(Tue) 20:45:47

【人】   ステラ

― 購買部 ヨシツネと>>31 ―

…………。

[流れるような営業トークに、じっと見つめてしまう。

購買部にはよく来る、常連である。
そして彼は今年から、ここでバイトをしている子。
ここでは何度も顔を合わせているし、同じ寮と言う事もあり、寮内でも見かけた事はある。

今までにも接客された事があるが、その都度営業トークに固まるようにじっと見てしまう。
ある意味、それが当たり前の反応になっているのかもしれない。

そしてチップを要求されるのもいつもの事。
個人的な時なら、上乗せもするが、今はクラブの買い出し。
余計な事はしたらいけないだろうから――]

……後で、なら。

[今回払うのはどちらにするかはまだ決めていないが、普通にチップを代金に上乗せするか、それとも――
簡単な魔道具にするか…。
ダメージを少し軽減するや、力や速さを少しだけあげたりするような物…そんなものもチップの代わりとして渡したことがある。

後で良いなら、どんなものが良いのか、確認をするつもりでいる。*]
(45) 2023/06/20(Tue) 20:46:13
オーク フォボスは、メモを貼った。
(a9) 2023/06/20(Tue) 20:48:41

  ステラは、メモを貼った。
(a10) 2023/06/20(Tue) 20:49:36

【人】 アカツキ

― アカツキが男を知った日>>35 ―

[それは入学直後、寮の学年合同で行われた
模擬戦闘でのことだった。

アーサー寮の生徒は武術に長けた物が多いため
基本的には先輩が後輩に訓練をつけてくれる、という主旨の訓練である。
だが、自分の相手になった先輩は用事があったらしく
代わりにちょうどいい奴がいるから、と
別の先輩に押し付けて去って行ったのだった。

それがフォボスである。>>35]

(うわ……すごい、大きい…… 人間…よね……?)

[ゆうに2Mを超える巨体をまじまじ見つめ、
ぽかんとその場に立ち尽くしてしまう。
果たして向こうから自分の顔は見えているのだろうか…
なんて疑念が頭を過ったりもしたが
ともあれ先輩は先輩。
礼儀正しくあるべきだと慌てて頭を下げた。]
(46) 2023/06/20(Tue) 20:53:13

【独】 2年  ステラ

/*
襲ったり、襲われたりを拾うのすごいな。
フォボスさんはいろいろ拾って回るのすごいよ。
私は相変わらず動きが鈍い指導すればいいのかとおろおろ。

それよりやりたい事……エロい事はどんな事でもウエルカムだしな
(-16) 2023/06/20(Tue) 20:53:38

【人】 宝石人 リリス

そんなことがあったからでしょうか。
リリスはそれまでは快活に笑う子でしたが、少し誰かと関わるのが怖くなりました。
世の中には魔力を狙う存在が居るのです。
宝石人はその特性から魔石にさせられ続けてきたではありませんか。
死してなお魔石として魔力を残し魔法の媒介になることができる存在なのです。
だから、今までよりも少し警戒する様になりました。
無闇矢鱈に人に近づかない方が危なくないと思ったからです。

でも、図書館であることを調べ始めました。
今日も大図書館で、身体に急に宿る熱のことを調べます。
グランドを間近に控えてもリリスは特にやる事はありません。
少し前にたくさんの涙の魔石を渡した事で、役目は終えていたのですから。

でも、もしあの涙がなかったらどうしていたのでしょう。
魔石提供のために涙をせがまれていたかもしれません。
昔から、そんな相手は時々現れました。
血は魔石にならないのかと斬りつけられそうになった事もありました。
やっぱり、人と関わる事は怖い事なのです。
でもこの学院にいたなら、本気で嫌な事はさせられない筈です。

その筈なのです。
(47) 2023/06/20(Tue) 20:56:07

【人】 宝石人 リリス

だから、死ぬ事はないでしょう。
けれど、命の別の大事な何かが揺らいだ気もするのです。
あれから時々お腹の奥がきゅんとしてどうにも堪らなくなる日があるのです。
リリスの体はどうしてしまったのでしょう。
 
魔力を失うと、そんな事象が発生するのでしょうか。
今日も、リリスの選んだ本にはそんな事は書いておらず、リリスはため息をつくのでした。

そのまま図書館を出て、あてもなく歩き回ります。
研究する事は好きです。勉強する事も好きです。
けれど、一つの場所に居続けるのは好きではありません。
種が精霊に近いからでしょうか。
きっと気に入った場所があればそこに留まる事もあるのでしょうけれど。
(48) 2023/06/20(Tue) 20:56:34

【人】 宝石人 リリス

「…?」


リリスの鼻先が良い香り>>44を捉えました。
どこだろうと探す様に香りの元に足が向かいます。
じゅうじゅうぐつぐつ。
料理をしているらしい音が聞こえてきました。
そっと物陰から覗き込みます。
とても大きな人が食事をしている様です。
食事中の人なら、魔力を吸われる事は無いでしょうか。
あの、変な熱を感じる事もないでしょうか。
 
 
「…。」


でも、じっと見つめてみます。
その人ではなくて、美味しそうな匂いの出どころを。
確かに、人と関わるのは少し怖くなりました。
でも、本来呑気な気質のリリスは、今は好奇心を抑えられない様です。**
(49) 2023/06/20(Tue) 20:57:01

【人】 アカツキ


初めまして。
私、一回生のアカツキです。
今日はよろしくお願いします、フォボス先輩!

[彼の事情の事など当然知らず。
意気揚々と手合わせを申し出た。

少々予定とは違うようだが
なんせ初めての上級生との手合わせだ。
学ぶものもきっと多いだろうと無邪気に思っていた――

この時のアカツキは、まだ。]
(50) 2023/06/20(Tue) 20:57:34

【人】 アカツキ

[さて。
アカツキの戦闘スタイルは
手足を強化し、小回りの利く体躯を活かして
スピードと手数で勝負するものである。

確かに入学して間もない身ではあるが
兄たちに稽古をつけてもらったことだってある。
先輩と言えどそうひけをとるものではないと思っていた――]

(くっ……この人……全然倒れない……!!!)

[いくらスピード型と言えど、
拳に凝縮した魔力は、正面からまともに喰らえば
結構な威力があるはず――なのに。
いくら殴っても効いた様子がないどころか
足元がふらつきすらしない。

最初こそ先輩相手と言うことで遠慮していたが、
尋常ではない打たれ強さに次第に熱が入り
疲労と焦りの中で一瞬隙が出来て――>>35]
(51) 2023/06/20(Tue) 20:59:22
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a11) 2023/06/20(Tue) 20:59:50

【人】 アカツキ


きゃあっ!!!!


[丸太のような腕が振り上げられて
まずい、と思った時にはもう遅かった。

一撃をモロにくらい、
カウンターで吹っ飛ばされて倒れこんだ。>>36
身体を強化していたおかげでダメージ自体は
大してなかったものの衝撃で一瞬意識が遠のく。

彼の喜ぶ声がどこか遠くに聞こえ―――]
(52) 2023/06/20(Tue) 21:01:41

【秘】 アカツキ → オーク フォボス


………えっ……!?!?

[気づいた時には自分に覆いかぶさって来る
男の巨体があって。]

え、ええと、せ……せん……ぱい……?

[自分が何をされようとしているのか分からず、
困惑のまま男を見上げるアカツキがそこにいた。**]
(-17) 2023/06/20(Tue) 21:06:26
アカツキは、メモを貼った。
(a12) 2023/06/20(Tue) 21:08:32

【人】 2回生 ターコイズ

― 回想:はらぺこな君と ―

 は?



[その時の声は絶対零度よりも低く。
所謂どすの利いた声でしたでしょう。>>42]
(53) 2023/06/20(Tue) 21:23:42

【人】 2回生 ターコイズ

[基本魔法生物は、BBQの材料にはならない。
学校の食堂にも食肉としては提供されない。
ただ、乳や毛を食材や材料として学校や他クラブに
供することはあるのだが、それは置いておいて。

その日のことはよく覚えている。
じっと魔法生物を見つめる熱い視線。
私はその視線をよく知っている。
ちょろまかして横丁やらで売りさばこうとする奴が
よくしているものだ。所謂獲物を狙う視線ともいうか。

アクションは起こしていないものの、
あまりにもライトニングカウ(光る牛。肉も乳も食べれる)を
熱心に見つめているものだから。>>41
私は氷粒を空気にまとわせ、その視線をカウに注ぐ人物に
声をかけたのである。

その結果だ。]
(54) 2023/06/20(Tue) 21:24:02

【人】 2回生 ターコイズ

 食べる……。
 よくぞ愛情込めて育てている者の前で
 その言葉、言えましたね?

[氷の魔術というのは何も氷単体を出すだけのもの
というわけではない。

無論攻撃性においてはその方が優れているものの、
こうした対人や対生物においては、
対象周囲の空気の温度を下げ、痛みの閾値を狂わせたり
感覚を鈍麻させること。その仕込みが第一段階といえよう。

その後物質としての氷を雨あられとして降らせたり、
或いは鋭い矢尻のようにして対象を貫いたり
或いは吹雪を起こして凍傷を引き起こしたり
或いは今。それらのフルコースコンボだどん!の後
このように鞭のようにして体を拘束して

――つまりは彼に正座をさせているわけである。]
(55) 2023/06/20(Tue) 21:24:26