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人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス

キエは変わらず話し続けた。

──否、先程よりも愉しそうに。

「そして。女はとうとう死んでしまった。
 男は約束通り、その女を土に埋めた」

弧を描く唇から紡がれるのは美談。大衆が涙を流し感動する、愛の物語。
手を叩かれたことも、爪を立てられていることも意に介さない。
食い込む爪からは、喉を震わせる柔らかい声色が伝わるだろうか。

「男は待ち続けた。しかしだね、そんな男にもちらと
 “もしや自分は騙されたのではないだろうか”
 ……って考えが浮かび始めたのさ」

心此処に有らずといった様子の男を見上げたまま、目を細めた。
愛おしいのだ。
そんな感情を抱え込む哀れな人間が。
(-161) 2021/10/16(Sat) 21:52:27
キエは、やはり変わらず笑っていた。
(a56) 2021/10/16(Sat) 21:52:46

【人】 探偵 キエ

>>129 ユピテル

慣れた様子で一礼をするとやはり慣れた口調で自己紹介を始めた。

「僕ァ探偵だからねェ、客人の名前は全部把握しているとも。どうかキエと呼んでくれたまえ。性別はどちらにもなれるから好きな様に扱っておくれよ。
 探偵という職業に関しての説明はいるかい?」

肯定すればキエは簡易的な説明をするだろう。
(132) 2021/10/16(Sat) 22:02:58

【独】 探偵 キエ

多分なんだけど、これ匿名でポルターガイストしてるのおはるさんじゃないか?
句読点の位置がね〜、明治〜戦前における文豪っぽい
(-163) 2021/10/16(Sat) 22:12:32

【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ


「うるさい、」

腕に力が籠る。

「うるさ、い」

爪先がめり込む。

「うる………さ、」

どうしたって貴方の話は止まらない。
きっと痛いのは貴方の筈なのに、ずうっと自分の胸の奥が痛む。

ぐるぐる、思考が渦巻いて、
閉じ込めていた感情が内側から揺さぶる。

うるさいうるさいうるさい、うるさい!
やめろやめろ、やめろ、騙されてなんかいない。
事情があったんだ、そんな訳ない、よっぽどの事が起こったに違いない、じゃあどうして自分の前から消えた?


どうして、

どうして………


貴方の首を締め上げる手が、そうしてついにシーツの海へ落ちて
ぱたりと金色が項垂れ、貴方の胸に顔を埋めた。

「……………やめてくれ」
(-166) 2021/10/16(Sat) 22:28:23

【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス

「……」

「……」

「……、」

「……っふふ、はははは!」

真上に在った筈の宵闇は、いとも簡単に沈んでしまった。
それが可笑しくて、愉しくて、
美味しくて
、キエは喜んだ。
爪痕の残る喉が、ころころと戯れのように笑う。

「いいのかい? これからが面白い所だと言うのに。
 でも仕方がないな、高慢な君が頭を下げているのだから。
 これを揶揄うのは良くないねェ?」

金糸を指で梳く。しかし触れるのは髪ばかりで、肝心の頭にはちっとも触れなかった。
トラヴィスから擦り寄らない限り、頭を撫でる事にはならないだろう。

「おお、よしよし。
 何か辛いことが在ったんだねェ、夢に没頭する程に。
 僕ァね、それがいっとう食べたくて堪らないのさ。
 
 ────なァ、トラヴィス君」

半月の形をした唇を一度、舌が舐めた。
(-168) 2021/10/16(Sat) 22:49:41

【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス

 
君の悪夢を見せてみろ。



「そうしたら止めてやっても・・・・いい。」



「────意味が、わかるね?」




それは微睡みへの誘い。
受け入れるだけで訪れる、深い深い悪夢への切符。
(-169) 2021/10/16(Sat) 22:50:58
キエは、美味しいものが好きだ。
(a62) 2021/10/16(Sat) 22:53:08

【赤】 探偵 キエ

「勿論僕の方で進めさせてもらうさ。信用も得る必要があるからねェ、名前を売るには丁度良い。そしてここからが本題さ」

「僕の調べによると死体は神隠しに遭い易いみたいでね。きっと殺せば消えるのだろうが……もしも消えなかった場合は君が第一発見者になりなさい。
 悲鳴でも上げてくれれば僕が駆けつけるさ。得意だろう?

 犯行の痕跡がある場所も教えてくれると助かるよ。君が戦果を見て欲しいなら参加者を其方へ誘導するし、隠したままにしたいなら其方から遠ざけよう」
(*14) 2021/10/16(Sat) 23:08:33

【独】 探偵 キエ

ちなみに今トラヴィスに話してたのは夢十夜の第一夜です。
夢にまつわる話を他の子にもしていく予定なんですがストックが足りません
いや千夜一夜は資料として読む手軽さじゃないんだよ
どうすっかね……設定的に実話は絶対に話さないので、PLの知らない分野だから難しくなる
(-173) 2021/10/16(Sat) 23:32:15

【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ

ノックの音がした。

「やあやあ取り込み中にすまないね。使用人達が怯えてしまっているよ、近所迷惑は辞めてくれないか? 夢見でも悪いなら添い寝してあげるけどねェ」
(-184) 2021/10/17(Sun) 0:19:41
キエは、騒がしい部屋のドアをノックした。
(a70) 2021/10/17(Sun) 0:20:33

【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ


貴方の言葉に、何の反応も示さない。
笑い声に、暴力を振るわない。夜の帳は下りきった。

ただ、貴方の温もりを求めて擦り寄る。
頭部に指が当たれば、それを求めてより近くへ、より側へ。

そうして大きなベッドの上。
両の腕を広げる事もなく、貴方へ縋り付くようにぼんやりと瞳を閉じる。



──瞼が下がりきる頃、こくりと男の頭がひとつ揺れた。



 ふわり、

   微睡みの中で、
  毎晩一人になると思い出してしまう過去の事。

   貴方の胸の内でならば、
   それを無理やり掻き消さずとも良いような

   そんな不思議な心地がして、
   記憶の欠片をひとつひとつ、拾い上げるように
   それを紡いでいく。


(-187) 2021/10/17(Sun) 0:33:40

【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ


W君も舞台に上がらないかW

私をただの人から舞台人へと生まれ変わらせたのは、
そんな一言だった。



幼い頃から、舞台が好きだった。
暇さえあれば小遣いを貯めて、劇場へ足を運んだ。

小さな椅子に座って演劇鑑賞する……その全てが好きだった。
箱庭で生きる人々が、紡がれる物語が。
赤い段幕が降りきって、しんと静まり返ってから、
箱庭の過去や未来へ想いを馳せるのが。

中でも、歌い謳われ、踊り踊られ、
スポットライトを惜しみなく浴びて、舞台の中心で数多の人生を演じ、
歓声をその身に受ける一人の舞台人に───いつの間にか私は魅了されていた。




……私は、どんな瞳で彼を見上げていたのだろう。
ある時、舞台の上に居た君は、いとも容易く私の手を引いた。

君のその一言を聞いて、ひとつ頷くまでに、時間は掛からなかった。


(-188) 2021/10/17(Sun) 0:37:27

【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ


普通の幸せ、当たり前の感情、それらを躊躇いなく捨てて、私は舞台に生きた。
彼と共に、起床から寝床に入るまでの時間を稽古に費やした。


初めて役を──『物語の住人の人生』を与えられた日。

恵まれた体躯、どこまでも伸びる声、類稀なる容姿。そこに努力が加われば、必然とも言える結果。
台本は擦り切れて書物の形を保たなくなって、3度剃り直してもらった。
稽古に使っていた靴は何度も底が破れて、財布を痛めつけた。
そんな些細なことはどうでも良くて、彼と舞台に立てる事が嬉しかった。

舞台の中心──0番に彼。
その隣の1番に、私。
観客の視線が、感情が、全てが私達に浴びせられて、あれ程の高揚感を覚えたのは『トラヴィス』の人生では初めてだった。

煌めく君へ手を伸ばす事は、何よりも満たされて、幸福な日々だった。


またある時、どちらからともなく、私達はこう言った。

W私達の劇団を作ろうW




……これは、そう、過去の記憶。
今となっては、
悪夢
の第一章。

貴方の手の温度だけが、私を酷く優しく包み込む。
もう一度、それを求めて擦り寄った。
(-189) 2021/10/17(Sun) 0:38:42

【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ

ノックへの返事はなかった。
神経質そうな男の代わりに、何かが聞こえる。

「っひ」「ぅ、あ」「なに、ゃ、め」「ぁ、あ、あ」「たす、け」「ぃ」

「あ」「あ」

「あ」


(-222) 2021/10/17(Sun) 2:01:03

【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ

次に貴方の耳に聞こえてくるのは、何か大きな物音。
衣摺れの音だとわかるなら、男が倒れたことも想像付くはずだ。

扉は鍵がかかっていない。神経質そうな男なら鍵をかけ忘れる事などないのに。
(-223) 2021/10/17(Sun) 2:01:28

【独】 探偵 キエ

おれこれからセックス現場に乱入するかも
(-251) 2021/10/17(Sun) 6:37:48

【独】 探偵 キエ

ところで今回は片想いから逃げ切れるかもしれん
片想いしそうなの、もう消去法でゾズマくらいだものな
白チャあったら絡みに行こ〜
(-252) 2021/10/17(Sun) 6:58:42

【秘】 探偵 キエ → 座長 トラヴィス

観客席の何処か。
箱庭の何処か。 
台本の何処か。

「……希望を持ってくるのはいつだって絶望だというのに。人という生き物は永遠に懲りないねェ」

其れら全ての何処かに、キエはいた。
其れら全ての何処かから、キエは眺めていた。

「太陽を見れば目が焼ける。
 月を目指せば墜ちていく。

 しかし星々は互いに手を取り合う事などできやしない。
 流れ星が優しい筈が無いだろう。彼らは自らを砕き、大地を抉る事しかできないのだから」

まだだ。
此れはオードブルに過ぎない。
メインディッシュは此れではない。
幸福な日々を横目に、喉が鳴った。


「だが、しかし、けれど────

 身を焦すからこそ、人は追いかけてしまうのだろうね?」

この先に待つ結末を薄らと描きながら、キエは只微笑んでいた。
(-255) 2021/10/17(Sun) 8:12:58

【独】 探偵 キエ

恋差分の使い方間違ってる気がしてきた
(-254) 2021/10/17(Sun) 8:13:50

【赤】 探偵 キエ

「プライドなんてものは無い方が快適だと思うがねェ? あんなものが在るから人は望むものさえ掴めず…さらには手放してしまうのさ。
 
しかしだからこそ人は夢想してくれる
、有難い事だよ」

キエは溜め息混じりに笑う。

「もしも死体が消えなかったら…そうだねェ、悲鳴を上げるのは祭が始まって少し経ってからが良いな。和やかな空気が一変した方が其れらしいと思わないかね?

しかし他の誰かに見つけさせれば君の望む表情だって見れるだろうし其処は任せよう。きっと菓子を求めて歩き回ってくれる人がいるし、菓子を配ってくれる人もいるだろうから」
(*16) 2021/10/17(Sun) 9:37:08

【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ

躊躇なくドアノブを捻り部屋に入る。
背後で内鍵を閉めれば何処かしらで倒れているミズガネへ歩み寄る。どんな姿だとしてもキエは眉一つ動かさないだろう。

「おやおや鍵も閉めないなんて不用心だねェ、らしくないじゃないか。助けを求めている様だから来てあげたよ、感謝しなさい」
(-256) 2021/10/17(Sun) 9:50:48

【人】 探偵 キエ

>>145 ユピテル

「趣味と実益を兼ねた良い立場さ。気になる事に首を突っ込むと其れが仕事になる。
 今はだねェ、無性にはなれない不思議な身体だよ」

反感を買う事はあれど其れは大きな実益の前では何の不利益にもならないという考えをキエはしていた。キエの望む品は危険を冒さなければ得られない。
キエにとって性別は可変である事が当然であるからユピテルの反応に何も疑問を抱かなかった。
(153) 2021/10/17(Sun) 9:59:51
キエは、ポルクスとアマノの方を見て肩を竦めた。
(a75) 2021/10/17(Sun) 10:01:34

【人】 探偵 キエ

>>148 キンウ

「迷子なのかいキンウ君。其れならそうと言ってくれれば良いものを、正しく探偵の仕事じゃないか。
 僕ァ探偵という探す事が生業の人間でねェ」

キエは柔かに現れると一礼をした。広間での様子を見るにこうした方がキンウにとって自然だと考えたからだ。
(154) 2021/10/17(Sun) 10:09:14

【独】 探偵 キエ

これレイプ後だよな〜
寒そうだし向こうから抱いてって言うまで焦らしたろ!
その場合はちんちん生やしますか
いや欲しいって言われてから生やした方がそれらしいかね
どうですか現場のキエさん
(-257) 2021/10/17(Sun) 10:33:30

【独】 探偵 キエ

<僕ァ何方でも構わないが、素直じゃないミズガネ君のおねだりは見たいねェ
(-258) 2021/10/17(Sun) 10:35:00

【独】 探偵 キエ

今日仕事なのが悔やまれるねぇ〜
(-260) 2021/10/17(Sun) 10:36:55

【置】 探偵 キエ

★ハロウィンパーティーのお知らせ★



皆ハロウィンという祭を知っているかい?
お化けの仮装をして


“トリックオアトリート!”


…と言って、菓子をくれなかった人には悪戯をしても良いという素敵な祭さ。

僕を含め新顔が増えた訳だし、客人達や使用人達に僕らの顔を覚えてもらう良い機会になると思う。そして滞在期間に関わらず皆の親睦が深まれば嬉しいね。

仮装する側か菓子を配る側か決めて参加しておくれ。
簡単な仮装と菓子を用意するから僕に話しかけると良い。当日は中庭にいるよ。

何か質問があれば僕の処へおいで。


主催 キエ
(L0) 2021/10/17(Sun) 10:46:31
公開: 2021/10/17(Sun) 12:00:00
キエは、広間の壁や掲示板に貼り紙を貼って回っている。
(a76) 2021/10/17(Sun) 10:47:38

【秘】 酔吟 ミズガネ → 探偵 キエ

男は部屋の真ん中で倒れていた。
貴方が広間で見たことある通りの格好のままだ。ほんの少し乱れがある程度で、何か暴行を受けたと言う様子はない。竪琴はそのすぐ傍に転がっている。

貴方がもし男に触れるのであれば、或いはもう一度声をかけるのであれば、男は意識を取り戻す。
触れた場合貴方は気付くだろうか。
男は凍死寸前まで体が冷え切っている事に。


仮に服を剥いだとしても、凍傷のようなものは何処にも見当たらない。けれどきちんと脈はある。呼吸も正常。

ただただ、その男は冷たいだけだ。
(-265) 2021/10/17(Sun) 12:10:46

【秘】 座長 トラヴィス → 探偵 キエ


言葉を吐けば、行動に移すまでに、時間は掛からなかった。

稽古の合間にアルバイトを詰め込んだ。
少しでも多く働いて、目標の為の資金とした。
互いに朝は起こし合い、夜は泥のように眠る日々だった。
大きな夢を抱いた私達にとって、何も苦痛にはならなかった。


数年の時を移して、夢は現実となった。
私と君の名前を少しずつ取り合って、それを劇団の名前とした。
座長は二人。演出家を兼ねた私と、脚本家を兼ねた君。
これらは何度も何度も、君と語り合って決めた。

君の紡ぐ物語をいちばん魅せる演出を考えられるのは私だし
私の演出を最大限に引き出せるのは、君の脚本だった。

すぐに役者も裏方も集まって、旗揚げ公演を表明した。
私と君が作る箱庭の、大きな一歩となる物語。
主演は君で、準主演は私。

人生の全てを、惜しみなく注ぎ込んだ。
この公演が必ず成功すると信じていた。
私達の未来は明るいものだと、疑っていなかった。

そうして迎えた、公演の初日。



……結論から言うと、君は現れなかった。
(-266) 2021/10/17(Sun) 12:27:47

【赤】 探偵 キエ

「日時って…おかしな事を言うねェ、ここに時間の概念など存在しないというのに。まあこれから慣れていけば良いけれども」

来館時期は大差ないがキエは此の世界の理に馴染んでいた。現実で生きる為に必要な常識が無いのかもしれない。

「“襲撃”かァ、君が決めたのなら其れで良い。
 しかしゲイザー君の本性が君なのかと思っていたがどうやら違う様だね。異なる人格であるらしい」
(*20) 2021/10/17(Sun) 13:18:34

【秘】 探偵 キエ → 酔吟 ミズガネ

「おやおや此れは…第一発見者という奴かな? 困るねェ、僕が怪しまれてしまうじゃないか。おいミズガネ君、起きたまえよ」

何故かキエはミズガネが死んでいない事を確信していた。片膝をつきミズガネの肩に触れると冷たさに首を傾げる。動揺は少しもしていない。

「ん〜…? 生きた人間はもっと温かい筈だがね。何とも不思議な状況だ」
(-270) 2021/10/17(Sun) 13:25:20