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【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ「駄目ならここに来てない」 やっぱり素直に頷かずにそっぽを向いた。頷いたも同じである。 男は狼とはよく言うが、僕だって男であるはずなのにどうしてこう、狼を迎え入れるような気分になっているんだろうか。 何度も同じパトカーなどで乗り合わせたことはあるから、運転技術は疑ってない。 運転を申し出られたなら、じゃあよろしくと、鍵を押し付けて助手席に乗り込んでいく。 自分の車なのに、助手席で景色を眺めるなどというのは珍しく、別のことでソワソワして、あまり乗り心地は良くなかった。 「キミはちゃんと食べて良いんだよ?」 なんて、夕食を選ぶ際は意見も出しただろうが、軽くつまむ程度の軽食はありがたく思ってるだろう。 家は一人暮らしのマンションの一角。 一人暮らしだからそこまで広くはないものの、セキュリティはしっかりした新しい建物だ。 扉を開けば、シン……とした空気が二人を出迎える。 あまり生活感のないモノトーンで統一された部屋は、冷淡な猫には似合いだった。 (-6) 2023/09/17(Sun) 21:20:39 |
【神】 花浅葱 エルヴィーノ「……は?」 逮捕者の名前が発表されて、思わず口をついて出た。 嘘だろうと、口元を抑えて呟いてその表情を隠してしまう。 昨日までここで、くだらない話したり、食事させられたり、チェスをしたりしていた後輩たちが……何故。 黒眼鏡だって、尻尾を出すような真似は……してないはずだ。 カポ・レジームだぞ、アレは。 それは今まで保ってきた均衡が崩れることを、意味しているに違いない――― #朝礼_警察署 (G1) 2023/09/17(Sun) 21:36:22 |
【神】 花浅葱 エルヴィーノ「どうするの、これ」 流石に看過できないだろう。 イレネオは過激な発言することはあっても、職務に忠実な忠犬だ。 ニーノは苦手なことも時間をかけて解決する努力家で。 そのどちらもが、逮捕されるような人間ではなかったはずだ。 とはいえ、現行法において正攻法のやり方で逮捕されたとなれば、救うのは自分たちでは難しい。 「せめて……会いに行ければいいんだけど……」 #朝礼_警察署 (G9) 2023/09/17(Sun) 22:38:00 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカバー、アマランテ。 ここにはどんな情報も、3つだけ買えるというマスターがいる。 それ以上を望めば災難が降りかかるとも。 できればこういう場所は使いたくなかったけど、背に腹は変えられないだろう。 「マスター、あなたの持つ情報を買いたい」 「イレネオを逮捕したやつは……誰かな」 (-27) 2023/09/17(Sun) 23:01:16 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ──夢、夢、夢。 曖昧な意思を拾い集め、投げかける者も多い中、 あなたは確固たるそれを持って現れた。 さて、求めたものへは辿り着けたか。 /* こちら夢の情報屋ですので、RPは夢でしっかり意思を持ってやってきた というように変換して読ませていただきます。 (夢ではマスターでもなく単純に情報屋です) 襲撃者PL様に情報開示の可否の確認後にまたご報告しますね! (-32) 2023/09/17(Sun) 23:15:41 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノいくらか付き合いのある中で、貴方のことは分からないなりに分かってきたつもりでいた。 それでも、一面でしかなかったのだと当然なことを理解していく。向けられた表情の種類はこの一日だけで随分増えて、それがやっぱり、嫌ではなかった。 そっぽを向かれればまた口の端をきゅうと持ち上げたんだろう。ああ、そういう顔は、案外分かりやすい人なんだ。 助手席で落ち着かない様子でいるのだって、なんだか年下のようで可笑しかった。こちらに気遣いながらも、少ない食事に安心を隠さない様も。無性に可愛らしく見えて、撫でてやりたくなった。 その度に少し口角をあげたのを、貴方は気づいていただろうか。 貴方の住処に案内されれば、まずは物珍しげに見回したんだろう。 遠慮のない視線。もし万一隠したいものがあったのであれば、隠しておくべきだったと思ったかもしれない。 「良いところですね。」 とまれ、初めの感想はその一言。 おそらく、セキュリティの硬さに対して。 (-35) 2023/09/17(Sun) 23:22:01 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ隠したいものは特になかったけれど、そもそも言ったその日のうちに来てるのだから、片付ける時間なんてなかっただろう。 深酒して寝に帰るくらいしかしないものだから、そもそもが物が少ない。 必需品の家電や家具の他は、ノートパソコンと、本棚くらいしかない。 本を読むのが好きなのか、本棚には推理系の小説と、チェスの本などが並んでいる。 「見すぎ」 「車の中でだって、止まるたびにこっち見てた」 どうやら視線には気づいていたらしい。 見られるたびにその顔が笑ってたから、乗り心地の悪さには拍車がかかっていたはずだ。 仏頂面がこんなに表情を崩したままなのは珍しいにもほどがあるだろう? 本当に。 調子が狂うからやめてほしい。 「まぁね……警察ってだけで信用されるからいい部屋探しやすいし。無駄に変なの入ってこないから助かってる。 ……何か飲むかい?」 部屋の感想については、セキュリティの話だろうなと判断して答えて。 荷物をソファに置けば、とりあえず冷蔵庫へ向かった。 お茶と珈琲もあるけれど、確かあなたもお酒は好きだったはず。 軽食のお供の飲み物には最適だと思うが、どうだろうか。 (-55) 2023/09/17(Sun) 23:46:25 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノどうやら気づかれていたらしい。 拗ねたように、皮肉るように突き付けられた言葉には少し面食らった。 ああ、そうか、自分が見ていたのだ。 今日はやけに貴方の表情が目に入るのも、その瞳の色を花浅葱だと知ったのも、困ったように視線を逸らす軌跡が網膜に残像を刻んだのも、全部自分が見ていたからだったのだ。 そんなことに今更気づいて、少しの間口ごもる。 「……。」 「嫌でしたか。」 やや困ったように問いかけるのはそんなこと。 聞かれた方が困るだろうことを、これは簡単に口にする。 「そうですね。いいことだ、警察に信用があるのは。」 「裏切りたくないものですね。ああ、いただきます。」 酒を飲むと眠りが浅くなるとは言うけれど、少しくらいなら構わないだろう。 貴方の今晩の相手は自分であって酒ではない。酔い潰れるために飲むわけではないのだ。 そう知っているから、貴方の好意に男は甘えた。 「ここに出していいですか。」 その間に持ってきたものをテーブルに出そうとしている。 皿に出すのではなくパックやケースのままで気にしないたちらしい。どうもズボラなところが見て取れた。 (-72) 2023/09/18(Mon) 0:24:11 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ「嫌じゃ…………ないけど」 「困る。 ……調子が狂うから 」聞かれたことにぼそぼそ答えて、そんなに種類を置いてるわけではないけれど、食事に合わせやすいビールのモレッティや、ワインを出して持ってきてテーブルに置いた。 案外ズボラなのも知ってるし皿に出すまではしなくていいけれど、取皿やコップ、フォークくらいは必要だと、それぞれ準備してくるだろう。 酒の量も、ちゃんと人並みの控えめだ。 たくさん飲んでしまっては意味がないことはちゃんとわかっているけれど、全くの素面というのも……この後が気恥ずかしいだろうから。 ――困るけど。 やることなすこと、別に嫌ではないから始末に負えない。 嬉しそうによく笑うのも。 そんな風に眉を落とすと、叱られた大きな犬にしか見えなくなってしまうのも。 今までとは全然、違って見えてしまう。 そういうのが、全部時分が原因かと思うと戸惑ったっておかしくないはずだ。 だからついには、寝る時は部屋着を貸してもいいけれど、10cmも違えば僕のは小さいだろうな……、なんて。 明後日なことを考え出していた。 (-100) 2023/09/18(Mon) 1:01:17 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノそれがいつだったか、見回り中か。 あるいは休憩中かは分からないが、 君が一人でいるその時に、男は君を探して 「…あぁ、いたいた」 姿を見つければ直ぐに駆け寄っていく。 その手には袋が握られていて、揺れるとガサガサと音が鳴る。 ピザのように匂いのするものではないことは きっと気づけるだろうが……。 確認させる間もなく、その袋を君へと差し出した。 「パスタを食べた日の後から君の食事事情が分からなくてね、 良ければ……いや、とにかく貰ってくれ」 袋の中には水と紙袋に入ったフォカッチャ2つとティラミス。 食べれなかったらそれはそれでと考えているらしい。 好き嫌いを把握していない癖に押し付けようとしている。 (-114) 2023/09/18(Mon) 2:13:18 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「お疲れ様です」 仕事の日にあなたを見かければ、挨拶はとりあえずこれだろう。 何やら探されていたらしく、見つけるなり差し出された袋を受け取って、どうしたんだろうかと首を傾げた。 「え、僕の食事事情ですか? ……いつも昼を食べさせられるくらいですけど……あ、りがとうございます……?」 食べられる絶対量が少ないだけで、好き嫌いが多い訳では無い。 パスタを食べた時も、通常より少ない量のあっさりしたものを食べていたはずだ。 だからフォカッチャ2つは男にはちょっと多いかもしれないが、先輩の厚意は無駄に出来ないと素直に受け取るだろう。 「どうしたんですか、珍しい。 僕に何か……頼みたいことでもあります?」 (-123) 2023/09/18(Mon) 7:17:19 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノ「そうだったんだ。 ……や、別に良く寝れたのは良いこと……って、いやらしくないだろ、別に」 酔っ払って、普通に寝ただけだ。 あなたも睡眠不足だったのなら、あの寝入りようには納得だけれども。 心地よく寝れたなら、それは嬉しいことだ。 少なからずは、信用してくれているということだろうから。 「僕のことは……別に、どうだっていい。 必要な時には薬使ってるし、管理はしてる」 「夢を見なくなるのは怖いことだよ、……僕にとってはね」 病院を勧めらるのも理解できるが、そもそも、この男は睡眠障害をあまり気にしてはいない。 不便とは思いはすれど、夢が見せてくる凄惨な光景は、自分のやるべきことを思い出させてくる。 それに、それを成すのが最優先であるからこそ、自分や関係のない何かがどうなろうとあまり気にならないものだから。 それがひとつ、自分をおろそかにしてしまう原因だった。 夢の途中で目覚めたら夜が濁ってしまうならば、男の夜は濁りすぎていて、星の一つも見えないに違いない。 「一つしか変わらないのにガキ扱いかい? 出来るって言ってるんだから良いじゃないか……」 「この程度で傷つくほど子供じゃない」 あなたが少しでも心地よさを感じられるなら、別に、なんだって出来ると。 去ろうとする背中に、はっきりと、そう告げた。 (_1) 2023/09/18(Mon) 7:40:15 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ「──誰?」 「そう問われたらば、『アリソン・カンパネッロ』と返すが」 視界の外から声が返る。抑揚の薄い、滔々と流れる低い音。 そちらを見やれば、随分と大柄な人物がいた。 「マフィアの排除を望む、資産家だ。 署長代理を通して多額の献金を行い、 今回の法案の成立に大きく貢献した」 指先に海の深い青を宿した手が、顎にあてられる。 「──それでは不十分?」 何かを試すような声音。 にこりともせず、その人物はあなたに問いかけた。 (-132) 2023/09/18(Mon) 9:06:10 |
【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそう言われれば、安心したようにゆっくりと瞬きをした。 それから言うことには、 「先輩。」 「眼鏡、外してもいいですか。」 きっと、貴方には意味がわからないだろう。男が署内でこれを外したことはない。 視力について言及することもされることもなかったのだから、単に目が悪いのだろうと認識されているはずだ。なんのことはない、視力矯正の補助器具。そのはずで。 食事が並べられたテーブルの隅を指で叩いて、ここに、と示している。 明後日の方向にいった貴方の意識は、その音で引き戻されるだろうか。 (-136) 2023/09/18(Mon) 9:38:30 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ受け取ってくれれば満足そうに頷いて、 問われた内容に答えようと口を開く。 因みにフォカッチャは小さめのものだ。 それなら君でも食べられるかもしれない。 「いや、何。顔を見るための口実ってやつさ。 皆随分と参っているようだからね」 君もとでも言うように、人差し指を立て君を指す。 穴が空いたように空席になった机を見ては、 何とも言えない表情で少し眺めて立ち去る者。 人目が怖いのかそこを通る時だけ足早な者。 席へと何かを置いて立ち去る者。 皆疲れたような顔で、心配にもなる。 君がそれに当てはまるかは別として、 朝礼の様子から気になっていたというだけ。 (-148) 2023/09/18(Mon) 10:29:42 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノ素が出てきたのは良いことだと思う。 昔の、遠慮のない兄のようなあなたが帰ってきた気さえするから。 自分が知る今のあなたの顔は、背伸びして大人になって貼り付けた絵のように見えた。 それはそれでルチアーノという一人の人間の一面だとは思ってるけれど。 「だって、かなり無理してるように見えるし」 あなたの上司や部下のことはそれなりに把握している。 今日捕まっていた彼は、どうだっただろうか。 急に居なくなってしまった人がいることも、今日、聞いた。 この時の犠牲者はまだ少なかったが、翌日にはさらに身近な人物たちが捕まってしまうことを、今の僕たちはまだ、知らないけど。 あんな法が無理やり施行されてしまって、マフィアが動揺してないはずがない。 警察ですら、あれだけ動揺してたのだから。 「いつでも言いなよ」 ずっと、待ってる。 そう言って、足早に去るあなたを見送った。 約束をしないのはいつものことだ。 会おうと思った時は、バーであなたを待てばいいから。 けれど、なんとなく胸騒ぎがして、また直ぐにでも顔が見たい。 そんな風に思ってしまったたのは、これが初めてのことだ。 ―――翌日、見回りで街を歩いていると、路地裏に入っていく目立つ男の姿が見えた。 追いかけない、はずがない。 なんとなく声はかけづらかったから、タイミングを見ようとあとをつける形で。 (_3) 2023/09/18(Mon) 13:14:12 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカ「それは本当に居る人物なのかい? 調べてもそんな人物、全く出てこない」 大体、そんな重要なことを顔を見ずに進めるなんてどうかしてる。 所長代理も、なんらかの息がかかった人間なのではないかと、僕は推察している。 「あぁごめん、これは質問にカウントしないでくれよ」 「そもそも、強硬派と思われるアリソン・カンパネッロとその一派が……同じく考えが過激で職務に忠実な男から捕まえるはずがないだろう。 おかしいんだよ、最初からね」 知略を得意とする自分だが、目の前にいる情報屋の不気味さは理解し難い。 何か試しているような声音に、ごくりと喉が鳴った。 ここであったことを起きた時、僕が覚えていたなら。 僕はきっと、そいつに会いに行くよ。 「だから不十分に、決まってる」 (-170) 2023/09/18(Mon) 13:22:00 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ「え、眼鏡?」 急に思考が呼び戻されて、ぱちぱちと2回、瞬きをした。 テーブルをこんこん叩く指を見て、問い返しながらも小さく頷く。 「良いけど……、何も見えなくなるんじゃないのかい?」 いつも眼鏡をかけているから、視力が悪いのだろうと思ってたけれど。 眼鏡が曇る……ような料理はないし、実は伊達メガネだったりとかするんだろうか。 サラダのハムを口にしながら、はて、と首を傾げた。 (-172) 2023/09/18(Mon) 13:28:13 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「あぁ……、なるほど」 確かに今朝の出来事は、皆少し参ってしまっている。 近しいものが二人も、理由も分からず逮捕されてしまったのだから、次は我が身かと恐れるのは仕方のない話だ。 現に、自分もまた朝から気分がもやついてしまっていて……。 「イレネオはむしろ、強硬な人たちには喜ばれるような職務態度だと思ってましたけどね。 ニーノも……まだ未熟かもしれないですけど、努力家ですし、二人共逮捕される理由が全く……わからない」 前者はあなたと同じように、僕が直接教えた後輩だ。 後者はシエスタのたびにチェスの勝負を挑んでくる弟子。 二人共知らない仲じゃないからこそ、何か出来ることはないかと、そう考えているのだが……。 (-173) 2023/09/18(Mon) 13:35:47 |
【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ貴方の疑問は最もで、だから男は首を振った。 これは誰にも言ったことがない話。言う必要がなかったから、言ったことがない話だ。 「目はいいんですよ。」 「両目とも、2.0あります。落ちたことはない、だから」 無骨な指がつるの部分にかかった。話を続けながら、ゆっくり外していく。 「だから」 「見えすぎるんですよね。」 「向こうの方に掲示されてる嫌なニュースとか目に入るでしょう。特に署内だと。」 「つい読んでしまって嫌な気分になるので、ぼやかしてるんですよ。」 レンズを上にして、汚れないよう机の上に。 語る視線は落ちていた。そのままテーブルの上を滑って、貴方の手指から上半身を上っていく。 「今はいいので。」 かちり。 ハムを齧る貴方のかんばせに眼差しが合った。 それからまた逸れて、テーブルの上の軽食に落ち着くのだろう。 「俺も食べようかな。それ、美味いですか。」 (-178) 2023/09/18(Mon) 14:41:01 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ「へぇ……」 つまりは、なんだ。 視力は良いのに度のある眼鏡をかけて逆に視界を悪くしていたということか。 嫌なニュースなどを避けたいというのは、わからないでもないけれど。 「………………」 思わず眼鏡を置く骨ばった手を目で追って。 だんだんと上がってくるあなたの視線を強く感じて、その視線を合わせた。 確かに。 見るなとは言ってない、けれど。 嫌なニュースなんかはこの部屋にはない、けれど。 つまり、それは。 レンズで濁さずに見たい、と言ってるんだろう? 「……おっ、美味しい、けど。欲しいならあげるよ」 喋る言葉が詰まる。その視線だけで頭が茹だりそうだ。 だからいつもなら、どうぞとサラダごと渡すのだけど。 なんとなくその視線を外したさに、ハムと野菜が刺さったフォークをあなたに突き出した。 (-181) 2023/09/18(Mon) 15:09:27 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ「ああ、回数に関してはそう構えなくていい。 都合上融通は利かないがサービス精神はあるんだ、こちらは」 情報屋は情報屋で、何某かの制限があるらしい。兎角、確認事項に関しては回数制限気にしなくていいということだ。 「同じく、ね。見えているものがすべてとは限らないだろうに。 ……いや、これは戯言だった。聞き流してくれ」 ほんのいくらか、呆れの混じった呟き。それから、自戒の籠った言葉。この情報屋は、得体の知れなさを保ちきれはしないらしい。 (-189) 2023/09/18(Mon) 16:05:18 |
【秘】 情報屋 エリカ → 花浅葱 エルヴィーノ「イレネオ・デ・マリアに捕らえられたその男は、 己を捕らえた彼が捕らえられる原因を作った」 「報復に見えるだろうか。 それとも、他の何かがあったように思えるだろうか」 「それは、此方に尋ねるより、彼方に尋ねるといい。 知られている秘密を取り繕うことほど、無駄なこともない」 「そうだろう?」 無駄であると思えることを、人は普通、しないものだ。 (-191) 2023/09/18(Mon) 16:06:54 |
【秘】 檻の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそれを貴方が言葉にしていたなら、男の口元はまた弧を描いていたはずだ。その表情は自分の欲求を自覚しての苦笑でもあり、やはり言葉にしない肯定でもあるのだろう。 貴方が男を意識しているのと同様、こちらもまた貴方を意識するようになっていた。 だってそうだろう。いちいちそんな顔をされては堪らない。 自分の一言に、一仕草に呼応するように色を変える表情。 時に開かれ、時に閉じられ、時に逸らされる鮮やかな瞳。 男の性質はおおよそ犬に似ていた。 肉食の生き物は、動くものによく反応する。 今だってそう。 貴方の突き出したフォークを、男は受け取らなかった。 代わりに身を乗り出してそちらに迫る。そうしてそのまま、ぱくりと。突き出されたものをそのまま食べてしまった。噛み付く時の微かな衝撃が貴方の手に伝わったかもしれない。 「ん。」 「美味いですね。本当だ。」 そろそろと身体を戻せばそんなふうに言ってのける。 感想は簡潔だが肯定的だ。気に入ったらしい。 (-196) 2023/09/18(Mon) 17:05:40 |
【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ>> 1日目 例えば貴方が解決した事件をして、貴方を見る目を変えるものもあっただろう。 男もその内の一人で、貴方の危うさを慮るような素振りを けれどもそれを有り難いこととして思うかなんて、能動の側が決定することではない、そうだろう。 次いだ情報を聞くと、いつも悠揚と構えた目が少しだけ見開かれた。 名前ばかりではわからなかったのかもしれない記憶の中で、 多少は"彼女"の輪郭が、多く思い出されたのかも知れない。 「……ああ。そうだったのか。 それは……元気であったならば、いいが」 僅かに表情が強張る。 それを悲哀の滲む言い回しに対する気遣いと取るか、 それともある種の動揺と受け取るかは、貴方に委ねられるべきことだ。 「案じていた、……いや。なんでもない」 (-197) 2023/09/18(Mon) 17:20:08 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 檻の中で イレネオ絶対わざとだ。 フォークを受け取ればいいのに、テーブル越しに身を乗り出して食べた。 わずかに触れたフォークの振動が、心臓に悪。 いつもの自分が出せないのは、どうにももどかしい。 「そ、れなら良かった」 「……ん、これも美味しいね」 トマトのカプレーゼをひとつ頬張って食べて見せ、うんうんと頷く。 こういうのなら食べやすいし、お酒にも合うというものだ。 いつもとは違って空きっ腹に入れてるわけではないから、酔の周りも遅くちょうどいい塩梅だろう。 そうしていくらかつまみのような食事を少量ずつ食べて、もうお腹いっぱいだとフォークを下ろす。 いつもは食べないから、すごく食べたような気がして、ほうっと息をつくだろう。 「僕はこれ片付けておくから、シャワー浴びておいで」 満腹からくる安心感か、にこりと目を細めてそう言って。 食べ終える頃のあなたに声をかけるだろう。 (-203) 2023/09/18(Mon) 18:56:18 |
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