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【赤】 陽葉 シロマどこかの教室で、少女が教鞭を執っていた。 「 鳥飼 。」「…… 夢川 。」名前の増えた出席簿を満足気に読み上げ、閉じる。 前回との違いは、名前が増えたことと──鳥飼の麦わら帽子が無くなり、首元に無数の引っ掻き傷ができたことだろうか。 「わざわざ死体の喉から引っ張り出す子もいないだろうし……正に一石二鳥だったね」 うんうん、と頷いている。 (*1) 2022/07/06(Wed) 22:01:38 |
【人】 陽葉 シロマ>>ライカ 「……うん?」 どこかの廊下。ふと、校庭を見ていると。 何か違和感があった。 指折り数えて、また数えて。 「…………」 そうして階段を降りようとした矢先、見慣れた後ろ姿が目に入った。 「夏彦、一人でどうしたんだ?」 少し通り過ぎ、窓から差す月明かりの下に出る。 (1) 2022/07/06(Wed) 22:20:59 |
【神】 陽葉 シロマ『自転車で来てたはず』 『あの、ベルが錆びて鳴らないやつに乗ってた』 とはいえ。 そんな自転車はきっと他にもある。 『無くなってるなら、帰ったのかもね』 『何も言わずに帰る奴じゃないし、ちょっと不自然だけど』 (G5) 2022/07/07(Thu) 13:08:38 |
【赤】 陽葉 シロマ貴方の疑問へ頷きを一つ返す。 「名簿に私の名前書かれてたからさ、そこだけ破り取ったんだけど……。 暗いから燃やすと見つかりそうだし、破いたり埋めたりするのも、やっぱり見つかりそうだったから」 「牧夫に手伝ってもらったんだ」 何の悪びれもなく、少女は語った。 死んだことは結果論であり、自分にそんな意図は無かったとでも言う様に。 貴方の席へ近付き、取り出された布を見つめる。 そっと手に取れば、名前を見て「ああ、」と小さな声を漏らす。 「匠さんのだね。今も住んでるかは知らないが、神社の横に住んでた宮大工の三男坊」 懐かしそうに布の名前を読む。 敬称が付いているあたり、歳上なのだろう。恐らく、数歳以上離れている。 ▽ (*3) 2022/07/07(Thu) 18:13:12 |
【赤】 陽葉 シロマ「本人は赤紙が来て行ったきりだから、その前……んー…………」 灯りのない天井を見上げ、暫し考え込む。 「……あ、思い出したぞ。 それ、空襲で焼けた子達の骨だ。 部落民だったり、引き取り手がいなかったりしてさ。 でも匠さんはそういう差別が好きじゃなくてね……」 曰く、彼はそのまま棄てられそうになった友人達の遺骨を一部ずつ盗んで来たという。 帰還してから、しっかりとした供養をするつもりだったのだろう。 それとも、せめてもの供養のつもりであったのか。 「すっかり忘れてよ。 隠した場所を聞く前に出征してしまったからなぁ……」 (*4) 2022/07/07(Thu) 18:37:37 |
シロマは、頭蓋骨を踏んだ。 (a17) 2022/07/07(Thu) 20:23:20 |
【人】 陽葉 シロマ>>15 >>16 ライカ 「いいや、初めて聞いた」 貴方が月明かりの下に出れば、すんなりと手は解かれた。 あくまで歩かせるだけだ、とでも言う様に。 自分の足で歩くことを、促す様に。 「うーん、話を聞くに。引っ越しをきっかけに別れ話を出された、って感じかな。 そして受け入れられてないねぇ、少しもさ」 昇降口が見えてくる。 目指すは隣の空き教室。音楽室や理科室のような、特別な教室はもう誰かが行ったから──理由は只それだけ。 「夏彦がどう思おうと、深雪の気持ちは変わらないわけだし……素直にその気持ちを言っても構わないだろう。 言っても言わなくても結果が変わらないんだから」 だったら、行動して後悔したい。 白間梢は、そういう人間だった。 「……言えないのは、さ。 深雪の言葉を聞くのが怖いから、だったりしない?」 貴方と自分はきっと、あまり似ていない。だから、予想だ。 ▽ (19) 2022/07/07(Thu) 21:20:00 |
シロマは、頷きを一つ返した。撮っちゃえ。 (a22) 2022/07/07(Thu) 22:15:22 |
【赤】 陽葉 シロマ「あ、場所については簡単だ。 昔はこんなに校庭が広くなくてね、あれくらいの場所が敷地の外れだったのさ。 後は私に託すつもりだったのかもしれない。 だからわかりやすい場所に埋めたのかも」 戦後の一時期、増えた生徒数に対応して広げたのだ。 まさか未来であんなに賑やかになるとは思わなかったものだから。 時間も無かったし、きっと急いで埋めたのだろう。 「まあ、どうして地表近くに出て来たのかは知らないけど……。 賑やかだから、起きちゃったのかもね」 その口振りからは、あまり追求する意思は感じられない。 理由が何であれ、こうして顕になったことは事実だ。 解明することへの利益があるとは思えなかった。 (*7) 2022/07/07(Thu) 22:30:45 |
【赤】 陽葉 シロマ「……そういえばさ、全員って話したけど。 夏彦も含んじゃって良いのかい? 準別れ話してる、みたいな話聞いたよ」 準、と付けたのはきっと曖昧な空気であろうことを察してのことだ。 「別に夏彦のこと、嫌いになったわけじゃないんだろうに。 優しいね、深雪は」 そうじゃなきゃ、一緒にいたいなんて思わない筈だから。 矛盾する貴方の言動を、思い返した。 (*8) 2022/07/07(Thu) 22:31:28 |
【人】 陽葉 シロマ【昇降口】 カナイ/ライカ 転がって来た蚊取り線香を拾い、こちらに気付いた貴方へ近寄って片膝をつく。 「これ、カナ姉のだよね」 はい、と先程まで猫を抱えていた手に蚊取り線香を乗せて、悪戯っぽく笑った。 「ふふ……この写真をバラ撒かれたくなければ、私達に従うのだ!」 冗談を言うその抑揚は、今は後輩に見せない顔のひとつ。 幼い頃は、外で男の子達とごっこ遊びをする様な子供だった。 「カナ姉、多分教室に引き篭もってあまり出歩いてないだろう? ちょっとそこまで行ってみない?」 そこ、と昇降口近くの教室を指差した。 (27) 2022/07/07(Thu) 23:29:55 |
【赤】 陽葉 シロマ「勿論だとも。 最初からそう言うと思ってたさ」 大切な生徒の意思を尊重しない教師がどこにいようか。 いたとしても、それは教師に相応しくない。 少女は、自分の思い描く『理想の先生』である。 「……私は、想いを伝えられなかったから」 戦時中の恋となれば、その結末は想像に難くない。 窓の外、夜空を見つめぽつりと呟いた。 「助言はあんまりできないけれど、上手くいってほしいと思ってる。 私にできることがあれば、何でも言ってくれ」 現に少女はこうして少女のまま数十年の時を過ごし、留まっているのだから。 (*11) 2022/07/08(Fri) 1:32:19 |
【神】 陽葉 シロマ『牧夫いたよ』 『昇降口の隣にある教室』 ややあって、投稿は続く。 『死んでるけど』 何度も書いては消して、繰り返す。 言葉をたくさん選んでいく。 『こういうの苦手な子は、無理して来ないでね』 『それはきっと、牧夫も望んでない』 (G7) 2022/07/08(Fri) 1:46:15 |
シロマは、廊下から聞こえた声にひょっこり、顔を出す。 (a36) 2022/07/08(Fri) 1:48:45 |
シロマは、「牧夫、いたよ」 (a37) 2022/07/08(Fri) 1:49:06 |
シロマは、ただそれだけ。 (a38) 2022/07/08(Fri) 1:49:21 |
【神】 陽葉 シロマ『そうなんだね、わかった』 簡素な文字列を送信する。 装飾をつけても、きっと今は意味がない。 暫くの間。 『電話、繋がらない』 『何か変だ』 『交番まで直接行った方が早いかも』 (G11) 2022/07/08(Fri) 9:49:14 |
【人】 陽葉 シロマ>>【???】 永瀬の助言を受け、来家と司馬の前に片膝をつく。少女の方へ、先程の様に手を差し出して。 その表情は、きっといつも通りに見える。 「立てる? まずは、明日香達の方に戻ろう」 きっと自発的に動く余裕は無いだろう、そう考えたから。 少年の方にも、「どうかな」と小さく尋ねた。 (42) 2022/07/08(Fri) 10:45:56 |
【秘】 陽葉 シロマ → 長女 カナイ抱えられたら、きっと感じるかもしれない。 白間の身体が、見た目以上に細く骨張っていることを。 それこそ、栄養失調と称してもおかしくない程に。 (-74) 2022/07/08(Fri) 19:23:13 |
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