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【独】 物書き ラサルハグ「おや…、シェルタン殿は欲張りさんだったか。 張り切っているようだし、黙っておいてあげようか」 沸き立つ参加者達の中で、ふと<<アルレシャ>>whoが目に留まる。 (-16) 2022/03/22(Tue) 21:55:39 |
【人】 物書き ラサルハグ>>1:95 ミン 「来年」 思ってもみなかった、という考えがありありと表出した声が出てしまった。鸚鵡返しになぞって、少し首を傾ぐ。 「……確かに、…実際にそうしている人々も多いようだ。 成る程、そういうものか……。 …正直な所、華やかさに少々…面食らっていて。 当たり前の筈の事が…解らなくなっているかもしれない。 …そうか。 ……そうか」 初めて知った事みたいに呟く。 彼女の声も、微笑みも、この祭りに相応しく。 街を彩る花をなんとなく見回してから、視線を戻して。差し出された飴玉を受け取った。 「私も、妖精を自称する事になるとは……大の男が。 ありがとう。 ……返せる物が無いな。 何かひとつ、奢ろうかな。貴公も楽しみに来たのだろう? 学生の身は…忙しいだろうに」 軽口めいて、すぐ傍の店を指す。 (17) 2022/03/22(Tue) 22:39:43 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス「非効率とは……言うまいよ。 寧ろ時間の…人生の使い方が定まっていて、…それは、 尊いものだと。 …私は思うよ。 …ただ…、ひたむきすぎて疲れやしないかとは、思うかな」 その“使い方”が、他者の幸福の為とまでなれば。 誰が否定できようか。 「目減り」 意外な角度からの切り込みだったから、少し笑ってしまった。 非礼を短く詫びて顎を撫でる。考える仕草。 「…平和、とは。大きな争いが無いこと。 命が脅かされないこと。…人々の意見が自由であること。 ……私が望んでいたのは、具体的にはそんなところか。 ここは、それらの条件を…満たしているように思う。 …それを幸福な事だと…得難いものだと、 実感が無ければ…あるいは、目減りもするかもしれないな。 ……どう表現したものかな。 馬が、突然手綱を放されて…さあ自由に生きなさいと、 そうあるべきだと告げられた心地、だろうか。 ひどく幸福である筈が、何故だか…困っている」 (-36) 2022/03/22(Tue) 23:09:20 |
【人】 物書き ラサルハグ「おや……ゲームが始まっているのか。 …ふふ、随分と手際が良いらしい。これは、怖いな」 少しも怖がっていない口振り。 しかし元気そうな少年から掠め取る手腕は大したものだ。 駆けていく小さな子供をひょいと器用に避ける。 さあ、今日はどうしようか。 (20) 2022/03/22(Tue) 23:16:21 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「肯定の言葉。感謝します。 案ずることはありません。 使命は己を定める法則であり 私は人類平均以上に頑丈ですから」 「平和に近づくにつれてそれを感じなくなりますか? なかった頃の記憶は己の胸に突き刺さり続けていますか? 忘れることと、忘れられぬこと、どちらが解となり得るのでしょうか」 「……」 続く言葉には沈黙して。 「理解します。仮に真の幸福が成し得ることがあれば。 そうでなくとも己に与えられた使命を失えば。 待つのは『停止』。 稼働に必要なコストも馬鹿になりませんから。 合理のみを考えるとそうなります。 人類はそう簡単な生物ではありませんけど」 (-55) 2022/03/23(Wed) 6:38:20 |
【人】 物書き ラサルハグ>>+4 ポルクス 「魔法を買う……というのは、初めてだな……。 成る程、……成る程。これは、」 銀色のほのかな灯りがふわふわとこちらへやって来た。 強すぎない光は優しく、確かに周囲を照らすと言うよりは。 「…あたたかいような気が、するな」 杖を持たない片手で受け止めてやると、銀の灯りはてのひらに留まる。それは焼く熱ではなく、彼の言う通り、心豊かにしてくれる。 それこそ、花を眺めている時の様に。 「……そういえば…ランタン屋があるようだが…、 そことはまた別の商売なのだろうか? …若くして仕事を持っているとは、恐れ入る」 灯りを手の中で遊ばせながら、首を傾いで少年を見遣る。 (35) 2022/03/23(Wed) 13:51:01 |
【人】 物書き ラサルハグ>>25 ミン 「そうだな…、華やかで賑やかで、…穏やかだから。 あまりのんびりしているのも勿体ないかと思っていたが… …焦る事はない、か。 教えられたな」 笑う彼女を前に顎を撫でて、まじめくさって言ってやる。 つられるように口元を緩めた。 店先に並ぶ、指でつまむ程度の小さなポプリに自然にコインを支払って、そのうちの一袋を差し出す。 「物書き見習い…、だな。先生呼ばわりなど、まだ早いさ。 貴公の方が、日々学んでいる分…語彙も多いかもしれない。 …勉強熱心な学生殿には、これで勘弁して貰おうか。 “心を温かくする”効能なら…きっとある」 時系列は前後するが、銀の灯火を売る少年の売り文句を真似る形となる軽口。それでも、決して嘘ではないだろう。 「ミリアン殿には……行動力も探究心も。 遊び心も、あると見える。 …きっとこの街でも…顔見知りが増えるだろう。 この祭りが善き経験に…、豊かな糧になる事を、願っている。 ……などと、大袈裟だろうか。 まあ、貴公の学ぶ分野への…期待と思って頂きたい」 (36) 2022/03/23(Wed) 14:11:49 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガスそろそろ言い回しも気にならなくなってきた。 店員が会話の邪魔にならないよう、二人の前にそっとハーブティーのカップを置いて去って行った。 「そう、…いや、…かもしれない、に留めておこうか。 例えばこの街の人々が……平和を退屈とするかは、 私には分からない。 一例に過ぎんよ。 平和がなかった頃の記憶は…、少なくとも、私は。 忘れる事は……かなわないだろうな。 忘れる事を……疵を癒す、と表現する場合もあるが…」 カップに口をつけて、苦笑する。 「どちらかを解を定めるのは…、難しいな。 貴公は、どう在る事が幸福だと考える? 或いは、私のように……『停止』している者の幸福とは。 一体、なんだろうか。 …念の為釈明しておくが…、そう深刻な悩みではないよ。 貴公の意見が、聞いてみたい」 (-81) 2022/03/23(Wed) 14:26:07 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア「こんにちは、お嬢さん」 少女は花舞の舞台を見つけただろうか。 杖をついた男が、視線を壇上から移して挨拶を口にした。 互い見覚えがあるのは、胸元の小瓶に由来するだろう。 「……こんな華やかな祭りは、なかなか無い。 楽しいものは、見つけただろうか?」 壇上では色とりどりの花弁が風に舞うように、美しいダンスが披露されている。軽やかな音楽とともに。 少女の邪魔をしないように、再び視線をダンスに戻す。 (-89) 2022/03/23(Wed) 18:07:23 |
【人】 物書き ラサルハグ>>40 ミン 「100年、か……。それは……」 あまり、考えたことがなかった。 気づけば大人になっていた。そうして、すべき事を終えた。 持て余すかと思っていた。実際、広大な世界を前に迷っている。 「長いな。祭りを…楽しむ時間は、たっぷりありそうだ」 それでも、彼女の言う通りだと思える。 ――そんな自分に、少し安堵した。 小さな返礼品を受け取ってもらえて、気づかず微笑んだ。 見習って、話をしてくれた相手に配るとしようか。 「……そう、……実は。 物書きになれ、この祭りが良さそうだから行け、と… 今の所、以前の同僚に言われるままに来ている。 …早いかもしれないが、来て良かったと思っているよ。 それこそ、妖精の話を…書いても良いだろうから。 貴公は、好きな物語などあるだろうか? 参考までに、聞かせてくれないか」 (42) 2022/03/23(Wed) 18:28:57 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグ黒髪の少女が舞いに夢中になっている頃。 貴方の声が聞こえてくれば、小さな会釈を一つ。 「……こんにちは、えぇと」 春風がゆるやかに花弁を巻き込み、頬を撫ぜていった。 流れるように髪が揺れ、視界が桃で染まる刹那。 ゆるりと貴方の名を思い返す。 「ラサルハグさん、でしたよね」 貴方の視線を追うように、華やかな踊りへと目を向ける。 胸元の小瓶が気持ちを表すように、ころりと跳ねた。 甘い香りに胸をいっぱいにして、囁くように隣の貴方へ。 「どこも素敵なものばかりで、くらくらしてしまっていて。 ふふ。オススメがあれば、是非教えて頂けたら嬉しいです」 (-92) 2022/03/23(Wed) 18:50:27 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ店員に軽く礼を告げて、カップに口をつける。 ふぅと小さく息を吐いて。 「いずれにせよ満たされぬ者がいるのなら、その答えに至る助力をするまでです。幸福を求める権利は万人に存在します」 ここから掘り下げると話題が平和とはやや遠ざかることを察してか、平和の話へ切り替えた。 「難しいですが、自分の解釈を述べます。 単に幸福を考えるのなら、忘却は効果的です。 悪くなった肉を切って落とすように単純な話。 けれどそれは人類の幸福と呼べるものでしょうか。 人を作るは個の歴史です。 過去を除けば個は色あせます。 疵と個を両立するには 個を、歴史を重ね、己を大きくすることです。 疵は己の形として『馴染む』でしょう。 そうして今ある幸福を、 己の形のまま享受することができる、でしょうか。 私の言葉は曖昧ですか? 要領を得ませんか? 理想、夢見がちですか?」 矢継ぎ早に問いかけるのは己の答えに自信がないから。 「けれど確かに私が思うのは、 あなたは『停止』ではないと判断できます」 (-101) 2022/03/23(Wed) 20:38:11 |
【人】 物書き ラサルハグ>>+8 ポルクス 「練習……か。使いこなしているように見えるが… …こういった魔法の使い方も、あるのだな。 …良い魔法だ。 大事にすると、いい」 などと語ると、立場が少しおかしくなるだろうか。 まあ、褒めているのだから構うまい。 彼の指した方向を仰ぎ見ると、人が寄っていく様子が見えた。 話に熱が入るのをひとつ瞬きして聞く。 「……商売敵どころか、余程惚れ込んでいるらしい」 嬉しそうにすら見えるから、こちらも笑みが零れた。 「あの彼か。…店で彼に会う事は、まだ叶わなそうだが… ……良い話を聞けた。 夜の供になるランタンを…丁度探しているところだ。 是非、見に行ってみようと思う。 ありがとう、……ポルクス殿、だったか」 銀の灯火はもう少しの間、留まってくれるようだ。 ほのかに輝くそれを手遊びめいて指先に転がす。 (46) 2022/03/23(Wed) 22:09:00 |
【秘】 日輪 キンウ → 物書き ラサルハグ「物書きって何を書くんですか。にゃ?」 格好いい文字とかですか、にゃ? とあなたの前で小さな少女が他人に貰った肉の串を咥えたまま聞いてきます。にゃ。 (-127) 2022/03/23(Wed) 22:24:19 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア「ああ、ラサルハグだ。お見知りおきを、…ニア殿」 応えてくれた少女にこちらも軽く会釈を返す。 花咲く季節に心躍らせるような彼女の仕草が微笑ましい。 それにつられてか舞ってきた花弁が一枚、少女の髪に吸い付いたのを見て、男は言葉無く、そっと指し示した。 「…まったく、その通り。目移りしてしまう。 そうだな…、銀の灯火は試しただろうか。 貴公と同じ年頃の少年が、売り歩いていた。 …確か、越してきたと。 友人にも、なれるのでは」 「それと、花喫茶は…テラス席が良い。 風も穏やかで、景色も人々も…ゆっくり眺める事が出来る。 …とはいえ、眺めるだけは…若者には少々、退屈だろうか?」 年若い学生とこうして話す機会があまり無いもので。 苦笑する。勿論工夫を凝らしたメニューもある、と、花喫茶の名誉の為に付け加えた。 (-131) 2022/03/23(Wed) 22:33:26 |
【人】 物書き ラサルハグ>>43 ミン 何もせずとも時間は続いていく。平穏であるなら、猶更。 それを楽しく過ごす事は、そう難しい話でもないらしい。 仰々しく努力などしなくても、良いのだろう。きっと。 「…才能は、どうだろうか、酒の席での軽口なのではと。 正直なところ、今でも思っているが……まあ、まあ。 ……成る程、冒険ものか。 好きなジャンルを聞けば…人となりが多少解るものだ。 意志を持って動く事が…、成し遂げる姿に共感する事が、 …時に涙するほどに楽しいのなら。 ミリアン殿は、流されるだけの人生とはなるまいよ」 微笑ましいエピソードは、この短い間であっても想像できる程に彼女“らしさ”を感じる。語尾が笑いに少し、跳ねてしまった。 「…仕事の片手間に、即興で物語を作る遊びが流行って。 それの評判が少し良かったから…書き溜めてはいるよ。 …冒険ものと、妖精。合わせれば、何かしら書けそうだ。 ……伝記ものの方が…売れはする気がするが」 センセーショナルなテーマだけでも、それなりに話題にはなるだろう。特に望んではいないから、苦笑で流す。 (50) 2022/03/23(Wed) 23:03:24 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス権利ときたか。 彼女がいかほどの年齢、どのような生業をしているのか分からないが、自分より余程立派に指標を持っているように思える。 語られるすべてを、静かに頷きながら聞き遂げる。 純粋に感心しながら、カップを置いた。 「――……実に、」 その言葉は、ひどく呑み込みやすかった。彼女の自信に反して。 「…実に、しっくりくる…というか。 あまりに“我々”に……寄り添ってくれるものだから、 少々…驚いているよ。 仲間達に、是非とも…聞かせてやりたい言葉だ。 疵が、己の個を大きく豊かにすることで、 いずれ馴染むものであるのなら…… ……それが、確かな救いになるだろう」 メモでも取っておいた方が良いだろうか。男は真剣だった。 だから、続いた言葉に虚を衝かれた。 「……『停止』ではない? 俺が?」 (-165) 2022/03/23(Wed) 23:22:17 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 日輪 キンウ「こんにちは、…確か…キンウ殿。 渋いものを食べているな」 小さな彼女を見下ろす形になりながら少し笑う。 この花の祭りで、食いでがあるものを選ぶか。 「物書きは…、要は、本の中身を書く仕事だ。 …私はまだ見習いで、自分の本といえる物は…まだ無いが」 (-173) 2022/03/23(Wed) 23:32:48 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「経験はなくとも知識はあります。 そうして考え、推し量る機能が私には備わっています。 常に正しい答えを算出は不可能です。 しかし、適切であろうとする、 それが成し得ていたのであれば私は嬉しく思います。 必要な者に投げかけることができるなら、どうぞ届けてください。私の目的に繋がることですから」 「もちろん。受けた疵が消えぬように、受けた言葉もまた消えません。いずれなしうるかもしれない幸福の形、それを聞き、納得した以上、可能性から逃れることはできません。 内なる己の動きを自覚しました。これを『停止』と呼ぶことはできません」 (-177) 2022/03/23(Wed) 23:38:59 |
【秘】 日輪 キンウ → 物書き ラサルハグ「そうです。にゃ。ラサルハグどのです。にゃ」 名前を憶えて貰えてて嬉しいです。にゃ。 結構お話しておりますが、名前を憶えていた人は初めてな気がします。にゃ。 「本の中身です。にゃ? それは、お話とか物語とか呼ばれるものですか。にゃ?」 (-180) 2022/03/23(Wed) 23:44:38 |
【秘】 看護生 ミン → 物書き ラサルハグ「…流されるだけの人生にはならない…、 …そう言って貰えてとっても嬉しいです。……私、…実は、 卒業したら家業を継ぐことになっているんです。」 零したのは、心に暖かさをくれる貴方だから打ち明けた秘密。 この年ごろであればきっと誰しもがぶつかるのであろう、ありふれた困難。 「ほんとうは、誰かを助ける仕事がしたいんですけど… 家業は…、今学んでることとも、私がしたい事とも違うから…。 …、…勿論、ずぅっと前から知っていて、納得していましたし、そのおかげで、私は今まで”今”を全力で楽しめました。 だけど…」 —貰った言葉に見合った人になれるのか、少しだけ不安になってしまった。 言葉を切って、目を伏せる。 小さく震える睫毛。 再び開いた瞳は、微かに憂いを帯びた色。 「 悩める若者に、言葉を送って下さいますか?”先生” ……なんて、冗談です。 本、完成したら教えて下さいね。 私、絶対に購入して読みますから。 きっとまたお気に入りの頁を汚してしまうんでしょうけど…。 対策は既に考えてあるんですよ。二冊購入して、一冊は保管用にします! そうしたら、どの頁がどれだけ汚れてもいつでも好きな頁が綺麗な状態で読めますから。 …勿論、伝記の方も気になるので、私としてはどちらも出して欲しい所ですけれど…。」 長く続く時間の中で、どちらの本も手に取る日が来るといいと、確かに思った。 (-224) 2022/03/24(Thu) 5:56:25 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス「…………。 疵のあるものは…『損なわれている』と。 そう…思っていた。 或いはこの足の様に、或いは心の在り方に。 …貴公の解釈は、見解は…ひどく優しくて、 そう、適切。……適切だ。掬い上げる手段として」 平穏を前に戸惑う、幸福をどう受け入れて良いものか解らない自身の歪さに、知れず落胆していたのだろうか。 「平和の中に放り出された異物であるような気がして…… ……平和を、幸福を、『損なう』のではないかと」 己の愚かしい考えに、彼女の言い草に、声を伴う笑いが漏れた。 「……そうか。 …ふふ、そうか。 一本取られたな。貴公とこうして話をした時点で… 俺は……私は、『停止』していなかったのか。 しあわせを、…諦めていなかったのか」 (-235) 2022/03/24(Thu) 10:31:03 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグ「こちらこそ。これからよろしくお願いします」 ここに生活を根差していく以上、貴方と関わる事は増えるだろう。 こうして此方に話し掛けてもらえたのは僥倖というより他にない。 さて貴方の指が示す先に手を遣れば、小さな花弁を一片捕まえた。 掌に乗せたそれを吹き払えば、仲間達と踊り出すのを見送って。 「銀の灯火。ポルクスの蛍火のようなもの、でしたね。 ふふ、実はとても綺麗で早速一つお願いしてしまいました。 今晩もあの光を見たくて……今からそわそわしているんです」 花喫茶。未だ行った事のない場所。茶を楽しむのも良いだろう。 今もこうして美しい踊りと花の海を眺めているだけなのだから。 それならば。貴方の杖に視線を移した後、思案の間を挟んで。 (-237) 2022/03/24(Thu) 10:46:36 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグ「……例えば、ラサルハグさんと共に行くのは難しいですか? 足もお辛いでしょうし、踊りを見に来たばかりでしょうから。 無理に、とは言わないので……ただ、ご一緒できたらな、って」 (-238) 2022/03/24(Thu) 10:46:49 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 日輪 キンウ「ああ、…仰る通り、ラサルハグだ。どうぞ宜しく」 少女のぱっと咲いた笑顔に目を細めて答えた。 「そう、…冒険もの、不思議もの、童話…なんであれ。 物語で合っている。 ……猫殿も、本は読むのだろうか?」 徹底しているようだから、猫設定に乗ってみるとする。 (-239) 2022/03/24(Thu) 10:49:18 |
【人】 物書き ラサルハグ>>+9 ポルクス 実に表情豊かな様子を微笑ましく見守った。 照れ屋のようだから、あまり眺めても悪いだろうか。 ランタン屋の彼――で、良いだろう。勘当の類でもなし――との仲も良好と見えて、この街のあたたかさを感じる。 「…そう固くならずとも構わんさ。 私にとっては…ポルクス殿はこの祭り、この街の先輩だ。 呼び方一つ、年齢ごときで気にしなくて良い。 ラサルハグだ。改めて…どうぞ宜しく。 …この灯火の様にあたたかな歓迎に、感謝する」 3分と、自分がほんの少し力を分けた間。銀の灯火は指先に留まって、螢が飛び立つようにそっと姿を消した。 「題材だらけだよ、…ここは。 私の居た場所では…そもそもあまり花が育たなくてな。 …人々の発想から異なるから、興味深い。 …花と蜜の妖精の筋書を…盗む訳にはいかないが、 参考にはさせて貰おうと、思っている」 (56) 2022/03/24(Thu) 11:33:31 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「記憶も人間も、損得で切って捨てる程単純な存在ではありません。 適切であれば嬉しく思います。 過剰な優しさはかえって悪い効果をもたらす故に」 甘やかしであったり、諦観、嫉妬であったり。 「肯定。あなたはあるべくしてここにあり、 来たるべき未来もまたここにあります。 その形が幸福であるように、 私はあなたのもつものを示しました」 (-247) 2022/03/24(Thu) 12:37:42 |
【人】 物書き ラサルハグ>>54 ミン 「……ミリアン殿も、乗せるのが上手だな。 先程から…貴公のくれる言葉、教えてくれる事。 …不出来な自分でも、出来る気がしてくる。信じられる。 得意分野に、“励ますこと”を…追加する事を勧める」 少しだけ俯いて笑う癖。自覚があるから、顔を上げた。 励まされたのは紛れもない事実だ。 そうであることは彼女自身に伝わるべきだろう。 やがてそれが、自信の根拠に繋がれば良い。 「……見習いに過ぎない今は、人に言葉を与えるなど… 烏滸がましい様な気がしているが。 そうだな……、仕事自体は、尊いものと思う。 …いつか貴公が落ち込む事、息詰まる事があれば… 私からも、言葉を贈らせてほしい。…恩返しに」 花の優しい香りが、彩りが似合いのあなたへ。 (57) 2022/03/24(Thu) 12:59:27 |
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