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【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 花浅葱 エルヴィーノ「君は捨て鉢のように語る割に人を信用しすぎるね。 ……いや、これはそういう話術か。君の取調べを受ける側はさぞ困らせられるだろう」 これでも褒めている。調書の為に必要なのは相手の口を割らせる技術だ。 言って欲しい言葉を言わせるのでなく真実を口にさせるためには、 相手に、話すべきだという姿勢を押し付けて信頼させる必要がある。 時に、話をするのは被疑者ばかりでなく被害者も其れにあたるが故に。 「……これはきちんとした忠告だが、あまり肩入れしないほうがいい。 義憤はときに人の目を予想以上に曇らせるものだからね」 諦念や何が彩るものでもなく、確かなものとして。 それは相手が誰であっても。これから先のある警察官への、教えの一つとして。 貴方の背中にそんな言葉を投げかけ、閉まる牢の扉を見送る。 後に取り残されるのは冷たい空気と、冷えた膚をした男がひとり。 行く末、どうなっていくかを知る頃に、貴方が同じ牢の中にないことを祈る。 (-217) 2023/09/24(Sun) 20:15:47 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「こんなもの抵抗なんてしない」 殴られたぐらいで、とあっけらかんと。 「……?」 「俺が好きなものを受け入れるのと、 お前が俺を受け入れる……? のになんの関係があるんだ?」 不思議そうにこてんと首を傾げる。 その二つがなんの関係性を持つのかわからない。 (-220) 2023/09/24(Sun) 20:27:46 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「じゃあ何されたら抵抗するのさ……?」 素朴な疑問である。 殺される以外なら良いとか言いそうで、ちょっと怖さすら感じた。 「……だからね。 受け入れてもらえるのなら、同じだけ受け入れたいだろって話。一方通行じゃ、そんなの……友達ですらないじゃないか」 そんなに分かりにくい話をしてるかな? とこちらも首を傾げた。 (-223) 2023/09/24(Sun) 20:50:10 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「俺とお前じゃ許容範囲が違うだろ……? 違う人間で同じものを求めてどうする」 「……俺は浮気はしないが付き合った人間に浮気をするなと言わんぞ……。 友達もなあ、ただついていきたいと思うかだろ……。 俺がこうしてたから真似したとか言う苦情は受け付けんぞ」 友達と呼べる人間は多くない、だが彼らは自分と同じようなことをしようとしない。 価値観は似ているところもあるかもしれないが暴力はやはり拒むだろうな。 「何を、されたら……。 さあ…………殺されなければ……」 ひとまず貴方の想像した通りの答えを返してやった。 思いつかなかったから、多分一番出しやすいものを出しただけ。 (-233) 2023/09/24(Sun) 22:27:32 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「僕が言うのも何だけど」 「もう少し自分を大事にした方がいいと思うよ、キミ」 真顔で言った。 本当に殺されなければ良いって思ってるなんて、予想外もいいとこだ。怖すぎる。 「どうして、僕が危害を加えられることには怒って喧嘩をするなんて言うのに。 自分が危害を加えられることには無頓着なんだよ。 僕だって、キミが怪我をしたり襲われたりしたら嫌に決まってるだろ!」 嫌がってほしいんだよ、そういうのは。 頼むからと。そんな気持ちであなたを見た。 僕だって、喧嘩しに行ってやる。 (-241) 2023/09/24(Sun) 22:47:20 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「じゃあ俺に喧嘩するなって言えばいいだろ」 元より喧嘩は嫌いなのであまりしに行かないが。 「俺が怪我をして喧嘩するから自分も喧嘩しに行く? 苦情は受け付けないといったばかりが聞こえんかったのか」 たった今真似をするなと言ったのにやはり繰り返すんだな。 まあ今に始まったことではないから気にしないが。 「だからその程度平気だと言ってる。 ……こう言うとまるで被虐趣味に見えるなあ。 じゃあ付け加えてやる……理由のない暴力は好きじゃあない」 丁寧にゆっくりと説明をしてやった。誰かさんよりは優しいと思っている。 「なんで俺がお前の為にそんなことまで気を遣うんだよ。 気遣ってほしいのか全部。 お前の嫌なことをしない俺が欲しいか? 言うことを聞いて従順で、大人しい俺がご所望か」 大袈裟だがお前はそう言っているのと変わらない、どうだ?と訪ねている。 (-246) 2023/09/24(Sun) 23:07:50 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「………… から 」「 大事だから に決まってるだろ、馬鹿!」あなたのことが、大事だからこそ言っている。 あなたが、僕のために喧嘩をすると言ったのは、同じ意味ではなかったんだろうか。 違うとしたら、それはなんて大きな自惚れだったんだろう。 「なんか混乱してきたけど……、別に。 今回のはキミに非があったとか、受け入れる理由があったのなら、それはそれでもういいよ。 ただ、僕のために喧嘩をしたから喧嘩を僕がまたしに行くって話じゃなくて……。 キミが誰かに謂われない暴力を受けるなら、それは僕が嫌だから喧嘩をしにいくって、言ってる。 それは、僕はキミが大事だからだよ」 どう言えば、伝わるのかわからない。 でも知りたい。 何かおかしいと、思ってたから。 「従順なお人形がほしいわけじゃないから、言ってるんだ……。 キミは何にでも、従順すぎる と思ってる。おかしいだろ、頭撫でただけで子供みたいにお休み3秒のごとく寝るし。ねぇ、一体何があったの。 マフィアになって、なかなか会えなくなってからの事……何を隠してる?」 (-264) 2023/09/25(Mon) 0:30:02 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「言っただろ、昔飲んだ女にやられたって……」 言葉が足りなかったかと、男は本当に何が悪いかわかっていない様子だ。 今回の場合は、理由が女になった時点で男は自分を100非とする性格なだけであったが。 「3秒で寝るのは疲れてたからで……」 それは、漸く少しだけ嘘の混ざった誤魔化すような言葉だった。 寝なければ、隠せないことがあったから、寝た。 あのままなにか口走りそうであったから貴方の隣で静になることを選んだ。 「そんなに隠してはねえよ……? ただ……最近調子が悪くてだな、嫌なこと思い出すぐらいか。 ……それも聞きたいのか?」 これはこれで、マフィアにとって晒すことでもないからなと、しかし言ってしまったこともある。 「大事なやつがいるって言ったろ。 そいつが五年前いなくなった。 ……その前の五年間俺の面倒を見てくれていたやつで、……」 「……かなり頭を撫でるのが上手くて……な? その。 ……最近そいつのことばっか頭に浮かんでなんかおかしい。 ぐらいで他の体調は何も変わらん」 頭を撫でる以上のことをされている可能性がかなり高いことを無自覚に呟く。 男の口調からして、恋人や家族のような熱っぽい間柄らしいことは伺えないように見えるだろう。実際はどうかわからないが。 (-269) 2023/09/25(Mon) 1:04:50 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「キミが女に優しいのは知ってるけどね……。 でも、相手が女性だからと言って、いつでも100%男が悪い……なんてことはないから」 それは覚えておいてねと、息をつく。 自分が悪いと思えば、殺されたって文句は言わなそうだと思ったからだ。 それはそれとして。 「聞きたいよ」 即答だ。 御魔化されてやるものかと思った。 そこに何か今の原因があるのなら、やっぱり、聞きたい。 「頭撫でるだけの人がそんなに……頭に浮かぶことあるかい? 他に、何かされてない? 面倒っていうと……マフィアとしてのキミを育てた人……とかになるのかな……」 教育係とか、上司とか。そんな風に聞こえたけれど。 (-272) 2023/09/25(Mon) 1:27:21 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「上司だな……黒眼鏡の次に俺の傍に居た奴だ。 入ってからすぐは黒眼鏡に引きずられてたんだけどな? あいつが忙しくなったんで他のやつに。 えーと、それと他にされたこと……」 何かされてないか、こればっかりはという顔をして。 「……か、 可愛がられていた…… 」本当にそうとしか言えないこともある。 詳細に話しても ただただ、様々な方法で愛され甘やかされていた だけ。依存して離れなくなるように、忘れられなくなるように。 「……頭に浮かぶまでの情はないんだけどなあ? 今もそうとう久しぶりに顔が浮かんできて……」 「ぶち殺したい」 数日前まではイライラしてものを買い漁ったりしていたと。 寂しさがないわけではないのだが。 「まあ、発作だと言われた。だから誰かが足抜けする話は嫌いだ。 どっか行くのも俺はしたりしない。 あいつと同じにならない、と、決めてるんだ」 だからマフィアを辞めるという選択肢は自分からは取れないのだ。 もしそうしたいのなら手足を切ってでも己を欲しいという女達のほうが可能性があるとも。 (-274) 2023/09/25(Mon) 1:50:17 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ訪ねた檻の中に、その男はいたのだろう。 男は壁際で膝を抱えて丸くなっていた。項垂れているようにも、眠っているようにも見えた。薄暗い照明の下で、その姿はきっと、何処か頼りないものに見えたはずだ。 かつん。 近づいてきた足音が自分の牢の前で止まったと気づき、男は顔を上げた。 そうして、それが貴方と認めると。 「……ああ。」 ふ、と。自然に笑って見せた。 次にはすいと立ち上がる。そうしてまっすぐ、貴方に正対しに向かう足取りに惑いはない。 かつん。これも靴音を立てて、立ち止まって。 いつもはない鉄柵の向こう、いつも通りの10cmの高みから、これは貴方に目を合わせた。 「先輩。」 そうする表情も、いつも通り。 ……よりは、少し間抜けたような。まじまじ貴方の様子を伺っている様子で。 これはこの国の男らしくなく、ファッションに疎い男だった。 だから何かが違うとはわかっても、何が違うのかがわからなくて。 (-279) 2023/09/25(Mon) 2:18:53 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「可愛がられてた……………」 なるほど、そういう事か。 一種のマインドコントロールだ、これは。 警察としてそういう事件は幾度も見てきたから、それだと推察した。 ちょっと殺意が湧いた、その男に。 僕の幼馴染になんてことをしてくれたのだと。 多分”可愛がられていた”などという単語では済まされないことも、されていたに違いない。 これでは、男が望む状態には、決してならない。 昔みたいに、自分を出すということを、最早知らないんだから。 ……それでも、全く覚えてないわけじゃないと思う。 あの日あなたは、素を見せてくれていたから。 なんとかそこから、立ち直るきっかけを作ってあげれたら…………。 「…………」 「ルチアは……そいつと僕、どっちが大事?」 これは今の状況を確認するための問。どっちと答えてくれても構わない。 やることは多分、変わらないだろうから。 (-307) 2023/09/25(Mon) 7:46:53 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「そこから出してはあげられないけど……ちょっとまって」 柔らかい笑みを見て、少しだけ安堵を。 何人か牢屋に入ってる人を見たけれど、傷がある人が多かった。 あなたは大丈夫だろうかと気にしながら、牢屋の鍵を出す。 「僕がそっち行くから。 あぁ、大丈夫、危険な人の牢屋には入ってないから安心して良いよ」 かちゃりと扉を開けて中に入る。 鍵を管理していた上司は牢の中。 男はその直属でもあったから、これくらいの特権はあっても許されるだろう、多分。 いや、みつかたら絶対に始末書ものだが。 「……ん? あぁ、これ」 「これはキミが見えるところまで沢山痕をつけるから……、これじゃないと、 か、隠れなくて ……」10cm上の視界から、まじまじと間の抜けた視線を受ければ、気恥ずかしそうにタートルネックの襟を更に上げる。 あなたがそれを見たいと思うのであれば、襟を下ろしてみても男は抵抗をしないだろう。 (-309) 2023/09/25(Mon) 8:10:22 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ規則に厳しい男は、貴方の行動を見て少し怪訝な顔をしたはずだ。 しかし勝手に、なるほどと納得する。そういえば貴方の上司の管轄だ。やはり、懐に入れた相手には甘い男だった。 貴方が男を訪ねたのが彼が逮捕された当日から翌日の午前までなら、彼の様子に変わりはないはずだ。 しかしそれ以降なら、やや顔色が悪かったかもしれない。それに注視するならば、左手には包帯。 「俺は危険じゃないんですか。」 揶揄う言葉だってそれほど変わりはしない。むしろ上機嫌、或いは少し距離の近いようなそれ。 一度寝たくらいで何とやら。そういう言葉もあるけれど、男はどちらかというと、身体的な距離と精神的な距離は比例するたちのほうだった。 だからだろう。 気恥ずかしげに襟元を持ち上げる貴方の手を、男は留めて。その上から捲ってしまったのだって。 元からそう遠慮がある方ではなかったが、更になくなっている様子だ。布地の下に残る多様な痕を見れば、満足気に鼻を鳴らしてから、少し撫でた。 「……痛そうですね。」 どの口が言う、と。怒られるかもしれないが。 (-329) 2023/09/25(Mon) 12:39:09 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ僕にとっては。 「……キミが一番危険かもね」 ほら、言ってる間にそうやって襟をめくるし。 なんて悪態をついた所で、嬉しそうにしている様子なのは悪くないなと思うから、もうとっくに絆されてしまっていて勝てそうもないのだけど。 「ん……っ、そんなに痛くはないよ、もう」 首を撫でられくすぐったそうに身を捩ったが、それよりも気になるのは、あなたの顔色だ。 日に日に人が居なくなる中、どうしても確認をしなければならないこともあった中、ここに来るのはあなたが捕まった翌々日。 嬉しそうにしていても、上機嫌にしていても、なんとなく、顔色が悪いのが気になる。 そればかりか、襟元を掴んでいる方と反対の手には包帯が巻いてあるし……。 「……キミも、怪我をしたのか。 どうしたの、それ。捕まる時に何かあったかい?」 何も知らぬ男は、心配気に眉を下げた。 (-362) 2023/09/25(Mon) 14:37:35 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそれは少し残念だな。 形になった以外の心情は男には読み取りづらかった。 ただ、なんだか胸の奥が動いたような気がして、それだけ少し首を傾げた。 指先に感じる少しの膨らみ。薄い肌に浮く牙の痕。ぽこぽこと小さく盛り上がったそれは指にも楽しいらしく、さりさりと楽しむ様子はやはり無遠慮だ。 けれど、それについて触れられれば動きを止める。 落としていた視線を貴方に戻してから、男は自分の手元に目を向けた。そうして下手に隠すように背後に回す。まるで犬が尻尾を巻いて後ずさるような、明確でわかりやすい隠匿の行動。 とはいえ、怯えているようではない。単に表情はきまり悪そうな、そうして少しばかり不機嫌そうにも見えるだろうものに変わった。 「違います。」 「俺は平気ですよ。」 (-370) 2023/09/25(Mon) 15:19:43 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ首の赤い首輪は、痛みは引いてきていても、もう暫くなくなることはない。 消えてなくなったらまた、つけさせてあげてもいいけれど。 でもそれにはひとつ、あなたと約束したいことがあった。 「こら、今更隠しても駄目だよ」 「まったく……僕には危険なことをするなって言いながら、キミは一人で危険なことをするから」 だからこんな事になるんだぞと、咎めるように見上げた。 少しだけ決まり悪そうにしている様子を見て、ふぅ……と小さく息をついた。 「キミが僕を心配してくれるように、僕だって心配する心くらいある」 「一人で無理をするのは、良くない」 正義感の強いあなたのことだから、一人で無理をした結果なのだとそう思っている。 何が原因だったとしても、大怪我をしたり居なくなられるのはいやなのだ。 僕は、独りにされるのがとても怖いから。 「……一人で背負い込まないって……約束、できるかい?」 (-374) 2023/09/25(Mon) 15:54:22 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノこら、と言われればますます目を逸らしたんだろう。 いつも真っ直ぐ見下ろす瞳。忌憚も何もない金色は、今は合わせられない。見上げる花浅葱から逃げるようにそっぽを向いている。 怒られる犬のようだ。悪戯をしたことを、見え透いたその行動を、隠せずともやり過ごそうとしている時の。 それでも耳は向いている。 貴方の言葉を男はきちんと聞いていて、だからそれが怒りより、心配か不安から来るものだと読み取った。 そろり。 視線がようやく、再びそちらを向く。まだ目は合わずに、貴方の胸元辺りに落ちてはいるが。 「すみません。」 そうすれば、謝罪は存外素直だった。 やや小さいような声でも、問題なく聞き取ることは出来るのだろう。声は上から下に降る。 「少し。気が、昂ってしまって。」 はあ、とため息を吐く。 「しませんよ。」 「心配させましたか。」 (-382) 2023/09/25(Mon) 16:32:09 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「当たり前。……心配、すごくした」 後ろに隠れた手をそっと取って、その手の甲を、痛くない程度に撫でた。 どんな怪我なんだろうか。 それは包帯の下に隠れてしまってるから、知りようもないけれど。 顔色の悪さから読み取れるのは、痛そうだ、ということだけ。 「約束してくれるなら許すよ」 安心させるように、目を細めて。 軽く伸ばした手をあなたの頭に乗せた。 もう大丈夫と、2,3度ゆっくり撫でてやる。 「日に日に皆が捕まっていくから、僕も時間の問題かもしれないけど……、ここから出してあげられるように頑張るから、待ってて欲しい」 「いい子にしてるんだよ? そしたら、ちゃんとご褒美をあげよう」 何が良いかな? とあなたの眼鏡に手をかける。 ほら、僕の目を見て、言ってごらん。 (-387) 2023/09/25(Mon) 17:00:21 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ少なくとも。 手の甲や、手のひらを撫でられることに、男は抵抗しなかった。そのあたりに傷はないのかもしれない。 もし貴方が注意深く触れたなら、親指の具合がおかしいようだとわかったかもしれない。優しく撫でただけなら知り得ないことだ。 それでもきっと男はまだ、きまり悪そうに視線を下に落としていた。 落とした視線が上がったのは、貴方の手が頭に乗った時だ。 男はそれに驚いたらしかった。 丸くなった金が貴方のかんばせに注ぐ。男は犬を自称していたが、当然実際そうではない。動物でもなければ子どもでもないから、人に頭を撫でられることなんてそれほどはなかった。 だから少し黙ることになる。ぱち、ぱち、と瞬きの間。 それでも、やっぱり嫌ではないのだ。 触れられることも。触れることも、至近で見つめることさえも。 ▽ (-393) 2023/09/25(Mon) 17:22:58 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノだから。 眼鏡にかかった手を、男は厭うことはなかった。 貴方がそれを外すならそのように。動作は恙なく従順に行われて。 さて、犬は口を開き。 少しばかり顔を傾け────おそらくは、貴方に口づけようと、した。 けれど。 ここは檻の中。 今ではないか、と。一度、止まる。 (-394) 2023/09/25(Mon) 17:23:42 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「……だからあんまり言いたくなかったんだよ。 幼馴染に言えるか、なんというか…… あー……男の色だったわけでもないが……そういうこともしていた」 過ぎたことではあるが、色んな経験もあれば今にそれを拒むことでもないと。 ある種貴方にとっては悪い方向性で、この男はいかなる内容も断ることを知らないのかもしれない。 相手によって決めるが、お人好しなどではなく、出来るかどうかで決めている。 「は?なんだそれは、……」 即答がされなかった。なんとも比べにくいジャンルだ。 相手が黒眼鏡であれば答えられたのに。 「……お前、だよ」 少し悩んでからそう応える、目の前にいるのに手放したいとは思えなくて。 (-419) 2023/09/25(Mon) 20:29:25 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ――甲を撫でただけでは、親指の具合には気付く事はできなかった。せっかく包帯を巻いているのを暴くような真似もしたくはなかったし、あまり強く聞くのも嫌がりそうな気配がしていたから。 それでも、痛そうなのはわかったから、あとで痛み止めを正規の手段で差し入れするつもりで居たが。 「キス、されるのかと思ったのに」 あの時はキスどころか変顔をされたけど、今度は違うと思う。 思ったけど、その唇はなかなか降りては来なかった。 「キス、されるのかと思ったのに」 ガラスの壁のない金の瞳をじっと見て、くすりと笑う。 強引なくせに、こんな時はいつも止まるし。 なんでも確認しようとする。 そんな、犬のようなあなただ。 ”いいよ”をしたら、多分。 あなたが躊躇するなら。 目を閉じてあげようか。 (-420) 2023/09/25(Mon) 20:39:12 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「それで僕に、男の恋人の事聞いたの?」 あれは本当に、何の話かと思ったのだ。 答えた内容については、今も見解は同じだ。 ただ、男を受け入れたことがないわけじゃない……とは、あの時言わなかったが。 「まぁ、過去のことを言ってもしかたないよね……。 そいつにはちょっと殺意沸いたけど」 「でもよかった。ここでそいつだと答えられたら、振り向いてくれるまで頑張らないといけないとこだった」 それは手順が増えるだけ。 やることは何も、変わらないんだけど。 黒眼鏡が言っていた。 『マフィアとして生きさせなくするなら、生きる意義を奪え』と。 『そしてそれをやるなら自分に依存させるのがセット』だと。 「キミを愛しておいて、居なくなったやつなんか、いらないよ。 それなら、 僕がずっとキミのそばにいる 。キミには、僕が居るし、絶対に裏切らない」古ぼけた首輪が見えた気がした。 それはきっと、その男が昔かけたものなんだろうから、今、それに力はない。 だったら今は僕が、それに力を与えようと思う。 ――僕が家族でも恋人でもなんにでもなるから、それならもう、ノッテも要らないよね? いつかで良いから、人に依存しなくても生きれる世界で息がしやすくなって欲しいんだ。 (-422) 2023/09/25(Mon) 20:54:34 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ/* おっかしいな……セリフの位置変えた時消したはずが残ってダブってるな……(悲しい 大事なことは2度……言ってません。言ってないよ。 申し訳ない……! (-425) 2023/09/25(Mon) 21:12:23 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ男が逡巡したのはその真面目さからだったのだろう。法や規則への従順さ。ここではそうすべきではない、という、暗黙の了解のようなもの。 だから、どうだろう。 やっぱり少し変な顔をしたかもしれない。だって、あんまり場違いだ。 欲にかまけて。 一度止まって。 けれど、貴方に許されて。 「大胆な人だな。」 半ば呆れるように、半ば感心するように、少し戸惑うように。 口から出たのはそんな言葉だ。目まで閉じてしまうのなら尚更。 ▽ (-441) 2023/09/25(Mon) 22:38:10 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそれでも。 貴方のそれは嫌じゃなかった。 欲にかまけるように。 許しに従うように。 貴方の唇に、上から重ね合わせて。 二度、三度。角度を変えては食むようにする。 一度許せば欲深いのを、貴方は知っているはずだ。 右手が、貴方の手の甲を柔らかく撫でた。 (-443) 2023/09/25(Mon) 22:39:34 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「さぁ……でも」 「元気、出るだろう?」 血の気のない顔に、少しだけでも色が戻るならそれでいいじゃないかと思う。 男は別に真面目な男ではない。 シエスタを好むし、面倒そうに仕事をするし、自堕落だ。 それでもやるべき仕事はダメ出しを貰わない程度にこなす器用さはあるから、あなたの教育係になったのだが。 それがどうして、ここまで好かれることになったのかは、正直分からない。 自分が傷つくことくらいはどうとも思わない上、目的のために手段はあまり選ばないタイプだから、下手をすれば嫌われるくらいの人間だというのに。 だけど不思議なことにそれを嫌だとは思わないから、こうして近づかれることを、許したのだ。 ▼ (-449) 2023/09/25(Mon) 23:20:17 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ唇を受け入れて、二度、三度。 こうして唇を食べられてしまうのもまぁ、悪くない。 元々自分は、大事な人に幸を与える事を目的にして生きてきたから。 今更認めないなんて言えないし、 あなたはとっくに、自分にとっても内側の人間だった。 だからまぁ、欲深いのくらいは許せるよ。 撫でられればくすぐったそうに笑って、その手を繋ぐ。 黒眼鏡に調教師と呼ばれた男は、決して無理をさせぬよう……その手綱をしっかりと握った。 (-450) 2023/09/25(Mon) 23:21:13 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそれは男にとっても同じだった。 どうしてここまで近づいてしまったのか。 けれど貴方とは違って、この男はそういったことを深く考えるたちではなかった。 だからただあるようにある。だからただしたいように、させたいように、されたいように。 そうしたいから近づいて。 そうしたいから、許しに肯った。 最後にぺろ、と貴方の唇を舐め上げる。 それでもやっぱり至近にあるままだ。繋がれた指の先で微かに貴方の手のひらを撫ぜて、男は視線を右、左。 口を小さく開いて、閉じて。開いて、閉じて。 もう一度、開いた。 ▽ (-464) 2023/09/25(Mon) 23:54:21 |
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