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【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 冷たい炸薬 ストレガ/* あいさい、確認しました〜! ありがとうおつかれさま〜もう少しだ。 鋼鉄ナマコブレード様が形を取り戻せるといいなをしております。 そんなところで。ちゃおちゃお〜! (-295) 2022/08/22(Mon) 20:28:12 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「修理と改造を生業にしてる奴を前に、 随分な事言ってくれるじゃないか」 「別にいいだろ、大事にしたって。 違う役割が出来るもんだってあるんだ、 そういうのを探っていくのも持ち主の腕だと思うけどね」 夜更かししてたんでね、ともう一度目を擦る。 「さいですか。それじゃあ代わりにお手々を汚して、 Signorinaが困らないようにしないとね」 当分は死ねないなあ、と銀のペンを振って見せる。 欠けたリングは突起が沈みこまないように、 かっちりとはまっているように見える。 まるで、安全装置のよう。 「んじゃなんでも持っていくんだね」 「物を壊すようなのはあたいとしちゃやめて貰いたいけど」 あくびをひとつ、ふたつ。 質問が飛べば、くっくっ、と喉を鳴らして。 「一番古くからあるもの?そりゃ時計の歯車だろ。 次点であたい。どっちも暗殺に使うのは難しくない?」 (-298) 2022/08/22(Mon) 20:43:37 |
【秘】 名もなき医者 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ男はこの時、相当の覚悟を持ってクラブに訪れていた。 その経緯を、貴方の部下ないし貴方が情報として得ることは出来なかったであろう。 それでも、リカルドが何らかの事情でいつものスーツ姿のまま、クラブを訪れたのは確かな情報だ。 ――だというのに。 クラブの店内に、リカルドの姿はない。 鳴り響く音楽と人々の歓声と、踊りを楽しむ人垣とで、目立つはずの男の姿ですら見つけ出すのに難航してしまったはずだ。 なぜならこの時、リカルドはVIPルームに通され、文字通り人には言えぬ目に遭わされているのだから。 貴方が本当はここには居ないのではないか? と、思い始め、貴方の部下がようやく「みつけました」と報告をもってくるまで、ずっと。 (-299) 2022/08/22(Mon) 20:50:09 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルドなんなんだか、と思いながら、 その珍妙な姿が観られれば御の字程度に 雑な探し方だったせいもあったのかもしれない。 何をしてんだか、それこそ自分の一番嫌いな 「時間の無駄」じゃないか?そんな風に思っていた頃に、 息を切らせた部下が報告を持ってくる事だろう。 VIPルームなんて、普通は見つけようがない場所。 尚更、あの男がそんな場所に?と疑問符が浮かぶ。 足早にそちらへ向かい、邪魔がなければすぐにでも。 邪魔があったとて、無駄を嫌う女を止められるわけもなく。 やがて、惨状の現場を見つけるのだろう。 (-300) 2022/08/22(Mon) 20:57:43 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「整備士は。」 「道具を最後まで使い潰すために居るのよ。」 「私は、そうにしか思えないわ。」 「貴女は、貴女の好きに思ったらいい。」 違う役割なんて、女には見つけられない。 銃は殺すためにある。それ以外には、なにもない。 「えぇ、煤と油で汚れてちょうだい。」 「焼け爛れるのは、そのあとにしてほしいわ。」 ペンをぼんやり眺める。 危ないものは振り回すものじゃないわ、なんて、 当たり前の事を言って。 それから、答えを聞いて。 また視線が、海に戻って。 「そう。」 「じゃあ。」 (1/3) (-303) 2022/08/22(Mon) 21:18:34 |
【秘】 名もなき医者 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ貴方がやっと情報をつかみ、VIPルームへ向かった時。 音楽と歓声の喧騒に紛れ、一発の銃声が耳に届いただろう。 クラブで遊びに興じる人たちには聞こえずとも、それ以外に集中していた貴方にはなんとか聞こえる程度の音で。 先に扉を開いた部下が、息を呑み驚愕の表情を浮かべている。 貴方が部屋を覗き込めば、立ち込めるアルコールとタバコの匂い、血臭が鼻をつき、そこにはリカルドただ一人が残されていた。 いつもの生真面目な顔は鳴りを潜め、きちんと着ていたであろうスーツは脱がされて倒れている。 見える肌にははっきりと、凌辱とも言えるような痕が残されていて、頭部を狙ったのであろう射撃の痕跡からは、おびただしい血が流れていた。 リカルド自身の意識を確認しようとしても、反応は見られないが、ヒューっと細い息を漏らしたことから、男がまだなんとか生存しているのが伺えたはずだ。 (-304) 2022/08/22(Mon) 21:20:52 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「あまり、めぼしいものは無さそうね。」 「上の部屋には何があるの?金庫以外に。」 コン、コンと螺旋階段に足を踏み出して。 許可も取らずに上がっていく。 (3/3) (-306) 2022/08/22(Mon) 21:23:37 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド「!」 銃声を聞けば、さっと顔が変わる。 いつだって冷たい女だが、ことさらその冷たさを鋭く。 無駄口は叩かず、部下達にハンドサインで指示を飛ばす。 その動きは軍隊よろしく、徹底した統率が見て取れた。 VIPルームに踏み込むまでに、そう時間はかからない。 それでも、残されているのが無残な一人と知れば、 舌打ちのひとつが零れ落ちた。 これが餌じゃないとは限らない。 周辺警戒、爆発物の調査を部下2名に行わせて、 自身はリカルドの生死を確かめる。 まだ生きていると分かれば、そこからは早い。 ベッドシーツを引き裂き、スーツと合わせて止血に使う。 爆発物はなし、と答えた部下に止血を任せ、 自身は端末から手早く闇医者に連絡を回した。 ここから病院まで運ぶより、近場の連中を呼んだ方がいい、 いやそうしないと危険だと判断したのだろう。 (1/2) (-312) 2022/08/22(Mon) 21:57:16 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルドほどなく、その手の者が現れて、応急処置を施したのち、 この場から運び出していくはずだ。 ストレガはと言えばそれを見ながら病院だの クラブだのに根回しをして、情報統制にかかっていく。 そうしてあなたは命は取り留め、絶対安静。 表向きには死亡扱いとする、 そういった措置が取られるのだろう。 運び込まれた先ではドラッグ抜きやらなにやら、 諸々の処置が行われるだろうし、 その間暫くはストレガも近くにいたはずだ。 何かあればこれは聞くだろう。 なければ、夜が明ける前には去っていく。 (2/2) (-313) 2022/08/22(Mon) 21:57:37 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「は。よく言うよ。自分で気付いてないわけ?」 「あんた、器を楽器にしてるじゃないか。 それと同じ事を言ってんの、あたいは」 「ま、いいさ。好きに思うのは自由、だろ?」 かわいくねえ〜、なんてやっぱり楽しげに呟いて、 その為の安全装置だよ、とも零し。 再度、かっわいっくねえ〜〜〜、と笑った。 「ベッドと冷蔵庫と発電機。あと爆弾と、時計」 やれやれとあなたの後から2階へ上がる。 言った通りの物が置かれていた。 質が良いとは言い難いが綺麗にされているベッド。 小型で中身は殆どがコーヒー、残りがアールグレイの冷蔵庫。 忙しなく駆動音がしている発電機に、 きっちりと区分け・種分けされた爆弾類。 そして、アンティークの壁掛け時計が4つ。 1つを除いて、チク・タク。同じ時間を刻んでいる。 あとは他愛のない、寝具の替えだとか、 シンプルな着替えだとか、先の金庫だとか。 壁際にはさらに上に続く梯子があるが、 それはきっと錆びた鐘に繋がっているだけだ。 (-315) 2022/08/22(Mon) 22:10:50 |
【秘】 名もなき医者 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ男がその様子を見れていたなら、流石はストレガだと口端を上げて笑っただろう。 だが生憎、リカルドの目は閉じられたまま、意識が覚醒することはない。 浅い息と血の気の失せた顔が、一刻の予断も許さないのだとその場に居た全員が理解したはずだ。 止血に弾抜き、理性を失うほど回っていたドラッグ抜きには相応の時間を要し、終わる頃にはもう月はてっぺんをとっくに超えている。 貴方が行った処理は適切であったが、ただ一つだけ残った謎は、リカルド自身が銃を握っていたことだろう。 薬をキメられ正常な意識を失った状態で、果たして銃で反撃をしようとするだろうか。 手についた硝煙反応もどこか不自然さがあり、加えてその銃がマウロ殺しの線条痕と一致しているというのが、マウロとリカルドの関係を見ればあり得ないと見るのが普通だ。 「………………っ、う」 そうして貴方がそのことについて考え近くに居た時、処置を受けベッドに寝かされていた男の呻く声が、ようやく部屋に響いた。 (-320) 2022/08/22(Mon) 22:29:06 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「……………。」 「私は」 「グラスから飲まないもの。」 器を器として使ったことがない女だから、 あれはただの楽器でしかない。 屁理屈のようでもある、そんな言い分。 可愛さで生きる小動物じゃないもの、と 貴女の笑い声に返して。 「そう。」 いつものように素っ気なく返して、上へと昇る。 生活スペース、という言い方が一番正しいだろうか。 最低限、生きる為に必要なものだけが備えられている、 なんとも無機質な部屋。 鳴る音もほとんど規則的で、温度のないもの。 「時計を集める趣味があるのかしら。」 壁掛け時計を眺める。 一つだけ止まった時計。 これを動かすのが貴女の仕事ではないのかしら、と 時計の表面に触れて。 「今の所、時計を持っていって売りに出すくらいしか 魅力的なものがないわ。」 残念な部屋ね、と淡々と告げた。 (-323) 2022/08/22(Mon) 22:41:02 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド「…………」 闇医者の所感、それこそ銃や、 その使われた先や、あれこれを聞いて。 浮かぶ疑念にはひとまず蓋を。 それがどう繋がるのか、決めるのは聞いた先。 どちらにせよそれを話すのは先になるが。 快癒とは言わないまでも、問題に決着がつくなり、 或いは危険が少なくなってから。 考える頃に、やっと呻きが聞こえてきて。 「やっとお目覚めかい。気分は?」 シンプルな言葉だけぶつけた。 (-327) 2022/08/22(Mon) 22:46:35 |
【秘】 名もなき医者 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ「………… すと、れが ……?」近くにいるはずもない人の声がして、呆けた疑問の声を上げた。 まだ意識が覚醒しきっていないのか、ぼおっと貴方の顔を見つめている。 「…………ここ、は。なんだ……」 何処なんだ、と、目線だけを彷徨わせた。 頭を動かすのは、撃たれた影響でどうにも出来そうもない。 視線だけで追えた限りなら点滴なども打たれているようだから、どこかの医療施設のようだ。 気分は、どう考えても良いとは、言えない。 (-332) 2022/08/22(Mon) 22:55:51 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア返答にはふっと笑い、 「そこは可愛いのな」 と揶揄っておいた。 「いい物を集める趣味がある、と言って欲しいね」 肩を竦めるのは、いつもの如く。 止まった時計を示されて、自身の役目を示されれば。 「そいつは、死んでるんだ。 元の持ち主と一緒に死んだ。 だからあたいには直せないし、直さない。 本当なら持ち主と一緒に 棺桶に入れときたかったんだけどね」 入れる棺桶がなかったから、と軽く呟く。 「ま、あたいの部屋にあんたのお眼鏡に かなうようなものはそうないでしょ。 まだ下のPCの中の顧客情報とか、 そういうもののがあんたとしちゃ 使いやすいんじゃない?」 要るか要らないかで言えば、要らないだろうけど。 そう言って下に降りようと促すと、階段へ足が向く。 ――あなたは、視野が広い。 ストレガがやや立ちふさがるようにしていたベッドに、 それほど大きくはない膨らみがあるのを見つけてもいい。 (-337) 2022/08/22(Mon) 23:02:28 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド「あたいが知ってる限り一番秘密の守れる闇医者んとこ。 ちなみにバカみたいに金取ってくる」 頬杖をついて見返す。相も変わらぬ、いつもの目。 「あんたはクラブのVIPルームで死にかけてた。 あたいの部下が優秀だったお陰で あんたを死ぬ前に見つけて、ここに担ぎこんで、 散々処置して今に至ってる」 「で、このあれやこれやが大変な状況で、 クラブのVIPルームで一発キメた上に ヤられてブチ殺されかけたあんたに質問。 この状況でなにしてんの?」 どうも、寝不足が相まってご機嫌斜めの様子だ。 (-339) 2022/08/22(Mon) 23:08:32 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ揶揄いはいつものようにだんまりとして。 止まった時計を撫でて、その年季を知る。 「そう。興味がないわ。」 「貴女の知り合いだったのかしら。」 持ち主と共に死んだ道具。 それなら確かに、直す意味もない。 道具など、主を失えば何も存在価値のない、 ただの物でしかないのだから。 「私、顔と現在位置以外の情報は要らないの。」 暗殺で必要なのはそれくらい。 勿論、多くを知っていたほうが暗殺には役に立つけど。 女は、それ以外の情報を得ることは滅多にない。 夕闇が、動く。 「まだ全部見てないわね。」 こつ、こつ。 部屋の中を歩いて、ベッドの方へ。 止められなければ、掛け布団を捲るだろう。 (-343) 2022/08/22(Mon) 23:22:40 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア「だろうね。親父の時計だよ、そいつは」 言った所で意味はない。感傷に浸る趣味もない。 ただ、そこに置いてあるだけだ。 価値のない、ただの物を。 「プロが仰る事は違うね」 そう言って、階下へ――消える寸前で、 やっとあなたの行動に気付いて。 「だっ、バッ……」 止める間もなく、捲られる。 そこには二つ、物がある。 ひとつは、大分ぼろぼろで、ほつれだの、毛玉だのが くっついた黒い猫のぬいぐるみ。 綿が寄って毛が縮れ、残念な顔立ちにはなっているが、 くりくりの目が可愛らしい。 もうひとつは、そのぬいぐるみからちょっと離された 白い猫のぬいぐるみだ。 こちらはどうやら新しく、黒いリボンが巻いてある。 開けたてなのか、包装紙もそこに一緒になっておかれていた。 「…………」 そして、これは隠すのを諦めてぐったりしたストレガ。 どうせ興味ない、で終わるのだろうけど、それでも。 (-346) 2022/08/22(Mon) 23:34:14 |
【秘】 名もなき医者 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ「――………………」 あなたの簡潔に纏められた状況を聞いて、 長い沈黙の後「あぁ……」と小さくうめき声を上げた。 言われてようやく思考と状況が追いついてきた気がする。 金はどうとでもなるが、あの状況を見られたわけだと思うと、怪我以上に頭が痛くなった気がする。 「ある、男を……止めに行った」 「命も懸けていたつもりだったが、 ……うまくはいかなかったようだな」 それは死ねなかったことなのか。 それとも、その男を止められなかったということなのか。 それはこの言葉からは汲み取れないかもしれないが、リカルドはただ、残念そうな顔をしていた。 (-347) 2022/08/22(Mon) 23:42:48 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガ「そう。」 もう一度時計を撫でて、手を放した。 この時計は幸せだっただろうか。 答えはきっと否だ。 道具に、幸せになる権利などないのだから。 「大事にしてるのね。」 それだけ告げて、足は、ベッドの方へ。 貴方が気づいて制止するよりも、此方の方が幾分早い。 ふぁさり、掛け布団が取れて、それがあらわになる。 黒と白の、猫のぬいぐるみ。片方は随分古い。 少しの間、沈黙してそれを眺めて。 それから、貴女の方に向き直る。 「可愛いのね。」 つい先ほど、貴女に言われた言葉を、 そっくりそのままお返しして。 また視線をぬいぐるみに戻す。 「夜はこの子達と一緒に寝ているのかしら。 寂しがり屋ね、signorina」 つい最近にも買うなんて、と、白い方を一瞥して。 (-351) 2022/08/22(Mon) 23:53:20 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド「ド馬鹿野郎だね」 吐き捨てるようにそう言って。 「怪我とクスリが抜けるまでは大人しくしてろ。 その男とやらが再度殺しに来ないとも限らないし、 しばらくあんたは死んだことにしといてやる。 おい……幹部候補殿、よく聞けよ。 あんたの間抜けな計画はどうやら失敗で、 そのケツを今あたいが拭いてやってるんだ。 報告・連絡・相談。馬鹿でもわかる3つの基礎を忘れんな。 精々次からは、兄弟分に話を通しておくんだね」 その男とやらが兄弟分だったら、とは―― ストレガは、敢えて考えなかった。 なにせ、もしそうなら……裏切りは、許されないだろうから。 (-353) 2022/08/22(Mon) 23:58:55 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 暗殺屋 レヴィア時計を撫でる指先に、きっとチリのひとつもつきはしない。 動かない時計は、その古ぼけた見た目のまま、 しかし丁寧に掃除がされていた。 今の主は何も答えないまま、揶揄われている訳だが。 「はぁー……黒いのは昔からいる奴だよ。 癖になってて枕元にないと落ち着かないだけ。 別にいいだろ、それくらい。 それに白い方はあたいのじゃない、あんたのだよ」 目元を抑えて、半ばヤケなのか投げやりにそう返す。 白い方はよくよく見れば、確かに開けたというより これから包む、といった風体で。 『questo è per te, Piccolina』 なんて書かれたメッセージカードが傍らに落ちている。 「真っ当に人とお喋りなんて普段滅多にしないからね。 飲み物も貰ったし、礼代わりに買ったんだよ。 興味ないとか、要らないってんなら捨てりゃいい。 捨てるのが億劫ならあたいんとこに置いときゃ いつかまとめて吹っ飛ぶだろうよ」 完全に脱力して、階段から2階の床にかけて 溶けるように倒れ込んでいる。 はあーーー、とまたひとつ大きなため息が出た。 (-357) 2022/08/23(Tue) 0:25:48 |
【秘】 名もなき医者 リカルド → 冷たい炸薬 ストレガ「…………そうだな」 馬鹿なことをしているのは、わかっていた。 それでも、命をかけて良いと思っていた。 敬愛する上司のため。目の離せぬあの男のために。 「そういうわけにもいかんだろう……俺とて自分が居ない穴の大きさくらいは理解している」 マウロのことがあるから、言っていることは十分に理解できたし、自分は彼に同じことを伝えていたから、何を棚に上げてと自分で自分を嘲笑ってしまいそうだ。 それでも状況が、大人しく寝ているのを許さないのも確かであり、体が動くならば最後まであの男を止めねばならないと、そう考えて歯がゆくなった。 「……マウロを部屋に匿っている。 ツィオに後のことは頼んだつもりだが……あまりに無理をするようなら止めてやってくれないか」 せめて1日はきっと、動くこともかなわないだろう。 面倒を嫌う貴方に言うことではないかもしれないが、この場に頼めそうなのは貴方しかいなかった。 (-359) 2022/08/23(Tue) 0:29:55 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 名もなき医者 リカルド「呆れて物が言えないってのはこういう事だろうね。 頭ぶち抜かれかけてよく言えたもんだよ本当に」 何度つけばいいのか、ため息を落とし。 「マウロぉ?あいつ死んだんじゃないのかよ…… はー……もうなんなんだ……いいやもう…… ツィオの奴が止めても足りないならどうしようも ないと思うけどねあたいは…… 高くつくよ、覚えときな……」 ぐったりと承諾した。 尤も、それほど深い面識がある訳でもない。 情報統制の都合、目立つ場所で言う訳にもいかない。 それでもまあ、 『兄弟分からの言伝』 くらいで伝える事になるだろう。 無理をするなよ、と言っていた。 それくらいが、限度だ。 「本当覚えときなよあんたマジで」 そう残して、病室のドアを乱暴に閉めていった。 (-360) 2022/08/23(Tue) 0:41:24 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 狡兎 ツィオ「おい、色男」 珍しく。本当に珍しく、ストレガがあなたに声を掛けた。 街中か、アジトか、まあ、見つけ次第になるだろう。 「幾ら口の軽いあんたでも、秘密は守れるよな。 守れるんなら、耳に入れる事がある。 守れないんなら用はない」 なんとも、横暴な発言。 いつも以上に眠たげな顔からして、 寝不足にでもなっているのだろう。 機嫌が悪い、というのを隠しもせず、そう告げた。 (-361) 2022/08/23(Tue) 0:48:46 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 無風 マウロ「おい、怪我人」 突然、ファミリーの女が声を掛けてくる。 それがアジトか、街中かは分からないが。 さして親しい訳でもないが、 武器整備人としての腕は悪くないようで、 あなたの幼馴染も武器の調整を頼んでいるのを 何度か見た事があるかもしれない。 それが、どこか不機嫌そうな顔であなたに寄ってきた。 「あんたに伝言がある。ただし他言無用。聞くか? 聞かないんならあたいはさっさと帰る」 なんとも、一方的で、情報の少ない言葉。 眠たげに擦る目の下には隈が出来ている。 (-369) 2022/08/23(Tue) 1:52:49 |
【秘】 無風 マウロ → 冷たい炸薬 ストレガ重傷の人間だ。あの会議の後は、暫く自室で大人しくさせられていたのだろう。 空気を吸うくらいならとアジトの廊下を歩いていた時にでも、あなたとばったり出会ったのかも。 普段よりそれほど愛想の良いやり取りをしない間柄であるからこそ、あなたのその様子に何かを言う事もなく。 「伝言なら伝えろよ。 頼まれた相手にどやされても知らねえぞ…他言無用ってんならそれは構わねえ」 内容は?とあなたの答えを待った。 寝不足そうな様子を見れば、この組織も不調の人間が増えたものだなと思うけれど。口には出さない。 (-370) 2022/08/23(Tue) 2:17:24 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 無風 マウロはあー、とため息ひとつ、面倒臭そうに。 「どやす元気もないだろうよ…… むしろあたいがどやしたいくらいだ」 その前置きの後、辺りを見て 誰もいないのを確認して。 「あんたの"兄弟分"からの伝言だ。 『無理をするなよ』。以上」 手短にそう伝えた。 「ツィオにもあたいから言っとく。 ……これを『資料が出た今』、 あたいが言ってる意味、わかるだろ?」 確かに伝えたよ。 ごつごつと、ブーツの音を響かせて。 ストレガは、去っていくだろう。 (-371) 2022/08/23(Tue) 2:29:54 |
【秘】 無風 マウロ → 冷たい炸薬 ストレガ「………は?」 兄弟分と聞いて、ツィオのことがよぎる。彼があなたを通じてそんな言葉を掛けるものかと思っていたが。 しかし、続く言葉に 青年は目が点になったような顔をして。 上の言葉が漏れたのはその後だ。 そして少し置いてから。 「はは……ははは。何だそれ」 「どうなってんだよ、俺たちは」 もし奇跡というものがあるのなら。 それを信じてみてもいいのかもなと思ったのだ。 「ありがとな、ストレガ」 去っていくあなたの背中に、言葉を投げかけて。 青年も暫くすれば、その場を離れていったことだろう。 (-380) 2022/08/23(Tue) 5:05:02 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 冷たい炸薬 ストレガきちんと手入れされたままの時計。 死んでからも大事にされる道具。 それになにを思うかなんて、 女以外に分かる者は誰もおらず。 「……………。」 貴女の方を見て、女は。 ほんの僅か、怪訝そうに眉を歪めて。 それから、また白猫の方へと視線を戻す。 耳についた黒リボンに、手を伸ばして。 「私、貴女の為に何かをしたことなんてないわ。」 「用事のために話して、ゴミを押し付けるためにあげただけよ。」 「馬鹿ね。」 やはり言葉はどこまでも淡々としていて。 ただ利用価値があったから接していただけだと。 それに礼を覚えるなんて、なんて愚かなのかと。 いつも通りの冷たい表情のまま。 ぬいぐるみを二つ、抱き上げて。 「じゃあ、これを貰っていくわ。」 「ぬいぐるみは、中に色々入れられるもの。」 「いいかしら。」 どうせ、何もかも爆ぜてしまうなら。 黒い方も貰って構わないでしょう、と、 胸の前で二匹を抱きかかえたまま問うた。 (-390) 2022/08/23(Tue) 11:20:09 |
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