情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
【赤】 葉山 裕太郎[待ち合わせ場所に先に着いたのは葉山の方だった。しかしそこまで長い時間と待たされたという話でもなく、気にすることでもない。 とはいえ八つ当たりをされてしまったことが堪えたのか、それともこちらが一歩踏み込んだから同じくらい踏み込んできただけのことか、七海が口にした言葉が答えに近しい。] いいよ、好きに呼んで。 [引っ込められた手を取り、目的の場所へと歩き始める。 本当のメインイベントはもっと先だと知りながら、教会の祭壇を登り聖なる祝杯をあげるかのように時間を焦らしていく。 受け入れられるわけが無いと諦めに捨てた心と、耐え忍んだ身体が眠りにつかないように、店に到着する頃、葉山は小さく呟いた。] (*45) 2024/01/18(Thu) 22:27:30 |
【赤】 葉山 裕太郎[何を怯える必要があるというのか、あれほどの狂気を身に宿しながらこういう所では人間的、それが七海という人物のイメージ。 嫌われたくない。簡単に言えばそういうことで、それでも嫌われるかもしれない狂気は隠さない。この矛盾が葉山にとっては実に可愛らしい。 感情の赴くままに前へと進みたいという欲望と、抑圧され生まれた理性が壊れる瞬間は、人が一番美しく舞うのだ。] (*46) 2024/01/18(Thu) 22:28:36 |
【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈[理性を捨てたくなりがちなアルコールの誘惑、告げた理性を保つべき背信も起こりえないという事実 ここまでを口にする理由が分からないほど、七海の察しが悪いとも思っていない。 何かを理由に後ろに引くことが出来なくなるように、七海の逃げ道を甘い誘惑で塞ぐ。 自分なんて受け入れられない。 もしも誰かに迷惑をかけたら。 もしもそうなったとしても、お酒の勢いだったから。 そんな言葉が吐けなくなるように。] (-27) 2024/01/18(Thu) 22:30:24 |
【秘】 葉山 裕太郎 → 七海 聖奈[酒が入る前、お店の前で葉山は彼女をこちら側へと誘う。このお店に入ったら最後、朝まで逃がしてはあげないと、我欲を剥き出しにして。]* (-29) 2024/01/18(Thu) 22:31:44 |
【赤】 葉山 裕太郎*** [それから店を離れると、夜風に当たりながら自宅へと向かう。 流石に代金は自分が負担してあげたのだが、それはそれとして少し飲みすぎたような気もする。気分がいつも以上に昂揚しているのもそのせいだ。 まだ泥酔する程じゃないからしなんとかなりそうだが、七海はどうだっただろうか。 帰りながらふと思い出したように予定表に目を配らせる。] (*47) 2024/01/18(Thu) 22:33:16 |
【赤】 葉山 裕太郎[七海は怒るだろうか。軽蔑するだろうか。 彼女を堕とすまでの全てを、小説に書き起こすだなんて。 彼女がしてきた事の全てと、自分がしてきたことの全てを記し、この狂気を完成させる。 その大きな役は彼女にしか頼めない。彼女の狂気は常識と羞恥を捨て去れば自分など優に凌ぐ程のものだという確信があった。 それほどまでに彼女の独善的で哀しい狂気は葉山の心を射止めたのだから。] (*48) 2024/01/18(Thu) 22:34:39 |
【赤】 葉山 裕太郎[新刊となる小説のタイトルも考えた。 構想も、登場人物の名前も考えてある。 後は主人公になる彼女自信に、演じてもらって完成だ。]* (*49) 2024/01/18(Thu) 22:35:17 |
【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎[あなたの言葉の意図を察せないほどではありません。 逃げ道を塞がれてしまった私は 引くことも出来ず前に進むしかなくて 逃げられないように、あなたの手を掴んで 同じ場所に居ようと、暗に誘って。 私を受け入れてくれるのなら 絶対にこの手を離さないで欲しいから。] (-31) 2024/01/18(Thu) 23:37:41 |
【秘】 七海 聖奈 → 葉山 裕太郎[元々そのつもりでしたから 拒むなんてことするはずありません。 朝までどころか明日一日さえも貰いたいと、 そんな欲を隠さないまま、 甘い誘惑に導かれるのです。] (-33) 2024/01/18(Thu) 23:38:36 |
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新