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![]() | 【墓】 高野 景斗[ 一度受け取られたペットボトルは 風が開かれないまま転がされる。 問いかけには頷きを得たが、 よもや起きれない程辛いのではあるまいな と覗き込むように見て、 ] ふふ、……ん、 [ 甘えているだけだと分かれば、 またペットボトルを傾けて、そのまま 唇を合わせ、流し込むように少しずつ 唇を開いた。こくり、嚥下する音を聞いても、 啄むように、数度。 ] (+48) 2023/03/26(Sun) 0:38:43 |
![]() | 【墓】 高野 景斗 転んだら困るからね [ 一緒にと誘われれば、笑いながら そう言って。蕩けた顔にまたキスを。 顔を見る度、したくなりそうで、困ったものだが。 一度立ち上がり風呂場までの扉を全て 開いて、給湯のスイッチを入れようとしたところで いつでも入れるようにしていたことを思い出した。 ] (+49) 2023/03/26(Sun) 0:39:00 |
![]() | 【墓】 高野 景斗[ ――そういえばシャワー浴びる間もなく、 なだれこんでしまった、……若さってこわい、 なんて他人事のように思いながら、 ] しんどいなら抱っこする? [ ベッドまで戻り腰を撫でつつ ] ――そういえば前にもそんな話したね [ 浴室まで向かって――。 二人一緒に浸かれる浴槽にゆっくりと沈み。 させて?と髪を洗う事や、体を洗う事も 引き受けて、先に浴室を後にした。 汚れたシーツの取替と、ドライヤーで 髪を乾かすのに時間を食うために。 そうしてゆっくりしていれば、夜も更けて。 寝巻きを貸すこともできたけれど、 肌の触れ合う幸福に抗えず、下着だけ纏い その日は眠りについたのだったか。 ] (+50) 2023/03/26(Sun) 0:39:40 |
![]() | 【墓】 高野 景斗[ ――翌昼、君より早く目が覚めて、 ベッドを抜け出そうとすると、むずがるような声。 音を立てずに小さく笑う俺は、 その夜、自分の腹、火傷痕の残る部分に 口付けられたことは、知らない。 だから、掛け布団をめくり、 君の腰のあたりに、吸い付いた。 今度するときには、してね、と言いたげに。 散らした赤を隠すように掛け布団をかけ、 顔を洗い、歯を磨いたあと、 ] おはよう、よく眠れた? [ そう声を掛けたのと、コーヒーマシンが 抽出完了の合図をしたのは、同時くらい。 ] コーヒー飲む?* (+51) 2023/03/26(Sun) 0:40:07 |
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![]() | 【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[いちごのピザを手作り教室に足を運んだ後は。 別れた神田さんたちと連絡を取り合って、 再び出入口付近で合流できただろう。 お互いに摘んだいちごやお土産を見せあって。 足りなければ、4人で買い足したりもして。 経験した体験報告を交わしながら、車は宿泊先まで進む。 宿にたどり着けば、再び別れて。 食事はそれぞれの部屋で摂ることになるだろう。 温泉宿と謂れの高い宿は、 食事も美味しいと評判らしい。] 泊まりなら、俺も呑もうかな。 [旅行と温泉という響きに浮かれて、酒を頼んで。] (-34) 2023/03/26(Sun) 0:54:14 |
![]() | 【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[時刻は夕方から夜半に切り替わる頃。 部屋に運ばれてくる料理は、鍋料理。 鱈に海老、鮭。それらを囲むように野菜が並び。 鍋とは別に茶碗蒸しや、刺身も付いている。 なるほど、これは豪華だ。 ぐつぐつと煮える鍋の音が食欲を唆る。 ひとまず、頼んだ日本酒の冷酒を彼に差し向けて、 自分の杯にも注いで、一杯ずつ。 酒はあまり強い方ではないけれど、 少しずつ楽しむぐらいなら、酷く酔いはしないだろう。 これまでに酔った姿も、何度か見られては居るけれど。 酔ってしまえば、甘えに際限がないことは、 向こうも承知の上なので。 その時は、彼に面倒見てもらうつもりで。] (-35) 2023/03/26(Sun) 0:54:46 |
![]() | 【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗乾杯、そして、いただきます。 [小さな杯を鳴らすには、零れてしまいそうだから。 軽く掲げるだけに留めて、口に運んだ。*] (-36) 2023/03/26(Sun) 0:55:16 |
![]() | 【墓】 高野 景斗―― 忙しい日々の中で ―― [ 時間が取れれば会いに行き、 運が良ければ、二人で帰り道を歩む日も。 ] 泊まってく? [ そう聞く日もあれば、自然と、 初めての日、よりはスムーズに ベッドへ誘う事も出来た、だろうか。 ベッドの上では素直に甘えてくれない君の代わりに ] したい、 [ 直接そう伝えて後ろから抱き込んだ日もある。 あの日だけが特別なわけじゃなく、 いつだって、溺れる感覚はあった。 むしろ体を重ねれば重ねるほど深く。 ] (+52) 2023/03/26(Sun) 1:09:51 |
![]() | 【墓】 高野 景斗[ ――だというのに、俺と来たら。 手放してやれなくなる だとか。 普通の幸せを奪ってしまった だとか。 抱けば抱くほど、深みに嵌まるほど、 身勝手な罪悪感を募らせていた。 愛される覚悟というものを 根本的に理解した日もあった。 嫉妬に駆られた夜なんかは、 痛みを感じるほどに抱きしめて、 苛めてしまったというのに。 ] (+53) 2023/03/26(Sun) 1:10:11 |
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![]() | 【墓】 高野 景斗 ――……まだ、だよ。 甘やかしてくれるんでしょう? ね、ここ好きでしょ? 好きだよもっとして、って言ってくれたら ずっとずっとしてあげるのに。 俺の指、好きだもんね? こうしてされると、泣いちゃうくらい やだ、って言っても今日は聞かない。 [ 嫉妬に駆られた日には、 どろどろに煮詰まった愛を囁きながら。 ] (+54) 2023/03/26(Sun) 1:11:19 |
![]() | 【墓】 高野 景斗おいていかないよ、 [ 泣きそうな顔で、そう言ったのは、 君があまりにも愛おしげに、生きた証に 口付けたから。 そうして順当に、死んでしまったら 君を一人にしてしまうこと。 大事な人に紹介したいくらい、 君に愛されていること。 一つずつ、覚えて、確かめて――。 明日が旅行当日という日にも。 ] (+55) 2023/03/26(Sun) 1:11:56 |
![]() | 【墓】 高野 景斗 すっかり綺麗になっちゃって、 ……こう綺麗だと、……はい しません [ 貸し切りや部屋付きの風呂のことはまだ 知らないから。旅行に向けて消えていった 痕を指でなぞり、つまらなそうに唇を尖らせて。 ――そうして、旅行当日を迎える頃には、 愛する覚悟、愛される覚悟、 この先ずっと、ふたりで居る未来を、 確定的に捉えられるように、なっていただろう。* ] (+56) 2023/03/26(Sun) 1:12:11 |
![]() | 【人】 高野 景斗[ うきうきと苺を探す姿を、 休日のお父さんよろしく、のんびりと 追いかけて、好きなものなのに 先にくれるというから遠慮なく。 ] 酸味の強いのも結構好きなんだよね これってどうだろう? ……そっか、食べたいだけ 食べて良いんだから、食べて 確かめれば良いね。 (11) 2023/03/26(Sun) 1:40:08 |
![]() | 【人】 高野 景斗[ さすが目利きはプロといった所。 籠に摘まれた苺は二人共山のように なっていたけれど、自分のものより 彼の籠のほうが、赤く、大きく、艶々と した粒揃いで。 職場への土産に生物は持っていけない というより、全員に回るには足りなすぎる ので、立ち寄ったお土産売り場で、 配りやすいものを探し購入した。 買い取った苺はしばらくの間 自宅でのデザートになってもらうとして。 苺のピザは流石に興味津々だったようで 作り方を覚えて帰りたいと言えば、 それはいいね、と同意して。 ] (13) 2023/03/26(Sun) 1:40:35 |
![]() | 【人】 高野 景斗 飽きるかなって思ったけど 全然そんなことなかったな。 まだ食べれる気すらする。 [ ――とは言うものの、生のいちごに いちごピザに、結構な量を収めていたし 温泉宿に向かえば夕食もあるだろうから ほどほど、に落ち着いたと思うよ。** ] (14) 2023/03/26(Sun) 1:40:48 |
![]() | 【独】 高野 景斗/* 二人してあの朝につながったね…………アアアアアア >>+49この したくなる はちゅーなんですが この返し>>+58をみて、せやなそう見えるよなそうよな と思いました。 >>+60アアアアアアア!!!!!!!是非なってください!!!! (-38) 2023/03/26(Sun) 2:01:28 |
![]() | 【独】 高野 景斗/* 何日かけて初夜やってんねんって話なんだけど 絶対に巻きたくなくてそれが多分ロルにもだいぶ 滲んでいたので桃プロの相方があますことなくきれいに上手に拾ってくれたので幸せです…… (-39) 2023/03/26(Sun) 2:02:24 |
![]() | 【独】 高野 景斗/* いやしかし、このイメソンの歌詞もはいる……その、 しかも、私ここがすきって言ったとこぶち抜いて くる〆は天才にしか書けないやつ……最高……… (-40) 2023/03/26(Sun) 2:11:44 |
![]() | 【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 軽自動車に、お土産積んだら 余程大変じゃないだろうかと遠慮する気持ちも 少しあったのだけど、軽くしておいた鞄が 役に立てれば、ほっとして。 向こうは何をしてきたとか、 こちらは何を食べたとか、そんな話で 車内の話題は持ち切りだったか。 宿にたどり着いたらまた、別行動に お土産物なんか売ってる場所などで すれ違うことはあっても部屋が別なら 食事も別になる。 ] (-41) 2023/03/26(Sun) 2:12:48 |
![]() | 【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 いいよ、好きなの飲みな 俺も飲む [ そうしてとりあえず、で酒を頼むついでに ――そっと心づけを仲居さんに渡した。 今や古い文化ではあるが、実家の人間は そうしていたので、その名残から。 ] (-42) 2023/03/26(Sun) 2:13:07 |
![]() | 【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐[ 窓の外の景色や、 備え付けの風呂を一通り眺めて寛いでいれば 夕食の時間となっただろう。 鍋料理に、副菜に、茶碗蒸し 刺し身も別で、とはまさに海と山の幸の 両取り、といったところ。 箸休めにと並べられた小鉢の中身がまだ 美しい。じゅんさいや酒盗も並ぶので これは日本酒が旨いだろう。 ] ありがとう [ 差し向けられた冷酒を、杯に注がれて 彼の杯にも酒が注がれる。 ] (-43) 2023/03/26(Sun) 2:13:32 |
![]() | 【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 うん、乾杯。 いただきます。 [ なみなみと注がれた酒は零さないように 掲げるだけ。 割に強い方らしく、Madam March Hareでも 家でもそれなり酒を楽しむ自分と違って、 缶一本で酔ってしまうのは承知済み。 手を焼くような悪酔いをするでもなく、 甘えてくれる程度なら、自分が近くに 居る時なら大いに歓迎できるので。 ] (-44) 2023/03/26(Sun) 2:13:55 |
![]() | 【秘】 高野 景斗 → 瑞野 那岐 ああ、おいしいねぇ [ 早速まずはぐつぐつと煮える鍋に手を付けて 出汁を啜った。海老から鱈から出たであろう 旨味が強い出汁はそれだけでも、豪勢さが 分かるような、複雑な味がして。 それに冷えた日本酒、がまた合う。 ] これはなんだろう?鯛? [ そして日本酒と来たら、刺し身。 おろしてたて、と見てわかる山葵の香りが つん、と鼻に抜けていけば、そうそうに、 杯を空にしてしまいそうだった。** ] (-45) 2023/03/26(Sun) 2:14:17 |
![]() | 【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[まだ知らない「初めて」もこれから共にしたい。 イベントカレンダーを楽しむ彼のこと、 今年のクリスマスは一緒には過ごせないけれど。 これから先は、きっと、続いていくと信じて。] ……痕は付けないで、欲しいし。 朝も、早いけど。 …………一回、だけなら。 [触れた唇の柔らかさを忘れられずに。 食んで、欲しくて。唇に触れた指で彼の歯を突つく。 少しだけ、ベッドの上でも。 甘えられるようになったのは、彼の教育の賜物。**] (-56) 2023/03/26(Sun) 12:37:05 |
![]() | 【秘】 瑞野 那岐 → 高野 景斗[冷酒は宿のおすすめだという上善如水。 水のように軽やかで飲みやすく、 初心者でも飲みやすいというからそれにした。 葉月さんが酔い潰れていた傍らで淡々と飲んでいた 様子を思い返しても、家飲みでも、 彼が酔い潰れている姿を見ることはなかったから。 飲まれる方ではないのだろう。 そんなところも。 先程部屋を通された時に仲居さんに渡していた心付けも。 密やかに余裕のあるところを見せられると、 たった三つの年の差でも、余白を感じる。 経験と知識の差とでもいうのだろうか。 料理に偏っている俺の知らないことも、 彼ならカバーできるのかと思う反面、 同じ位置に立ちたいと思うのは、男としてのプライドも ほんの少し、刺激されていたりはするかもしれない。] (-65) 2023/03/26(Sun) 16:16:26 |
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