【人】 求愛 シェルタン>>107 ルヘナ 淡い光に照らされる 金の髪 と、銀の笛 を揺らし、僅かに見開かれた 琥珀色の瞳 で、ルヘナ。貴方の事をじっと見つめる。 「……こういう言葉が適当かは分からない。 っつか多分酷く聞こえるだろうな、ええと。 『いなかった』ことにされていること自体 は目先の問題か?……オレはこういう事態を招いた原因があると考えてる」 “犯人”の存在は、今までの会話で何となく分かる。 アンタも察してるんだろう?と問う。 「だから結果的には、“この今”は壊すつもりだが。 ……いなかったことにしている、ということ自体は、 どうしても後回しになっちまう。。……」 視線を、僅かに地面に落とす。 歯がゆさからか、もっと他に何か理由があるのか。 (108) 2021/05/27(Thu) 3:52:33 |
求愛 シェルタンは、メモを貼った。 (a83) 2021/05/27(Thu) 6:02:28 |
求愛 シェルタンは、メモを貼った。 (a84) 2021/05/27(Thu) 6:02:54 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフああ、それならいい。 少しでもそう思った。思ってしまった。 言葉が詰まる。 嘘は付けない。でも何を言えばいい? そう迷っているうちに、次の言葉が投げかける。 「え、オレは、ッ……」 その質問に対しても、酷く動揺した様子を見せて、 重なる焦りに、思わずと言った様子で口を開く。 ▼ (-145) 2021/05/27(Thu) 7:32:15 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「 オレが連れていかれる のは……」そこまで零して、 しまった、と弾かれたように苦々しく顔を逸らす。 唾液を呑む、ごくり、という音が、 静かな部屋に響いた。 (-146) 2021/05/27(Thu) 7:36:09 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ痛々しいほどの沈黙が暫し、流れて。 . . . やがて観念したように口を開く。 誰にも言ってこなかったことだが、 彼も“そう言っていた”から。これも平等なのだろう。 「……オレが何でここにいるか。 オレみてえな世話焼きで体力馬鹿な人間が、 なんで“療養”する必要があるか。 疑問に思ったことはある、よな。多分」 ストールを巻き直して、 やっと、あなたの瞳を真っすぐに見つめる。 どこか寂しそうな、笑みを浮かべていた。 (-148) 2021/05/27(Thu) 7:53:04 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 徒然 シトゥラ目を丸くしている。 何か、と問われれば。 “望んで受けている”という部分に対して。 「……イクリールに情が沸いたか?」 僅かに、口角を上げて、冗談めかして笑う。 「シトゥラ。どこまで言えばいいかな。 ……オレは、“大人に働きかけられて”、 “病状が良くなった”生徒だよ」 貴方なら言いふらさないだろう、と。 それと、納得してくれるだろう、という信頼でもって。 そんな秘密を、打ち明ける。 ▼ (-151) 2021/05/27(Thu) 8:20:32 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 徒然 シトゥラ「中等部まで、オレは小柄で、男らしくなくて、 塞ぎこみがちだったの。シトゥラは見てきただろ」 揉んでいる顔は、今よりもずっとあどけなくて、 暗くて。人と交流を避けがちだったころの面影を残している。 「高等部に上がる直前くらいかな。 こっそり、呼ばれたんだよ、外の大人に。 このままじゃ学業にも支障が出るからってさ」 「……それで、そのままついていって。 ……おかげで、今のオレがいる」 そこまで聞けば、ただの美談。 “治療”などと称して、邪険に扱う必要もなさそうだが……? (-154) 2021/05/27(Thu) 8:25:22 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「なーんだ、疑問に思われてる自身あったのにな」 ようやく、いつもの調子を取り戻したのが分かる。 「ま、いい。つか、そうだな。 オレは中等部まで、今よりずっと小柄で、 ずっと暗くて……塞ぎこみがちだった。 周りのこと気にしてる余裕なかったから分かんないけど、 メレフ、アンタは見たことあるかもしれないな」 伸ばした髪は腰ほどに。 華奢な身体で、いつも無表情だった自分の姿。 今でも、鮮明に思い出せる。 「それが、オレの此処にいる理由──“だった”」 ▼ (-155) 2021/05/27(Thu) 8:33:26 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「中等部から高等部に上がる直前くらい。その時だな。 ───初めて、外の大人に呼ばれたのは 」ぎゅ、とストールを握りしめて。 それは、されたことを暗喩するかの如く。 「……その“おかげ”で。 オレはやっと分かったんだよ。 愛 家族にはずっとずっと蔑ろにされ続けて、誰もオレの事を望まないみたいで、どこまでも暗い道のなかにやっと光が差したような、……だから、……もっと魅力的になりたいな、好かれる存在になりたいな、って、色々頑張れた」 自分の中身を掬って、抉り出して、 その行為が、怖くて、でも、信頼の証として止められなくて。 ▼ (-157) 2021/05/27(Thu) 8:40:02 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「でも足りないんだ。 子どもたちと親しくするだけじゃ、 足りないんだよ、 何か が」「だから、オレは…… 大人たちに、……そのために、 森に入っていって……」 段々と、怖さの方が勝ってきたのか、 沈黙が、言葉たちを埋め尽くしていく。 「大人のところへいくのも、出来ればオレが良い」 「……おかしい、のか。コレって」 肯定するのも否定するのも自由だ。 ただ、話を打ち明けたかっただけなのだから。 視線を僅かに落として、返答を待った。 (-159) 2021/05/27(Thu) 8:46:02 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 徒然 シトゥラそっとストールを脱いだ。 見やすいように、襟元を広げる。 そこに見えるのは、 赤い、痕。 傷痕ではない。より、ふかい、意味を持つソレ。 「……オレの推察じゃ。 “大人は、子どもの病気や悩みに、 都合のいいところを見つけては、それにつけ込む”」 「オレはな。大人たちに、 たっぷりの 愛 家族から見放されて、何の愛も知らなかったオレには、毒が転じて薬になった」 ▼ (-161) 2021/05/27(Thu) 9:03:01 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 徒然 シトゥラ「……それで。 オレはその“治療”を、望んでいる 」再び、治療と呼ぶ。 並々ならぬ感情の籠った、言葉だ。 「……オレだけでいいんだ。 大人のところに、連れていかれるのは」 しっかりと、真っすぐに見据える。 “前髪の向こう”と、目を合わせられるように。 (-162) 2021/05/27(Thu) 9:04:57 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 徒然 シトゥラ 触るのならば、抵抗することはないだろう。 むしろ、いいだろ、と微笑んで。 「……あーもー、ワガママだから言いたくなかったけど。 “オレだけが欲しいもの”、なんだ」 ある種、狂った状況下に置かれたからか。 気を抜いていたからか、 ムッとした表情で、そんなことを言う。 「喜ぶ奴もいるかもしれない。 本当にそれらをされて治る子もいるだろうし。 でも、オレは、それを独り占めしたかった。 ただでさえ大人が子どもを連れて行くのも嫌なのにさ、 子どもが自分から誰かを連れてってるかもしれないんだぜ?」 「ずるいだろ、そんなの」 他の誰にも言わなかった本心が、漏れた。 (-167) 2021/05/27(Thu) 9:34:55 |
【秘】 愛欲 シェルタン → 懐疑心 メレフ「……やっぱ、あるんだよな、他の、カタチが」 だから目の前の友人は、触れられることを拒絶しても、 それなりには、生きていられるのだから。 「アンタの姉ちゃんも、……ああ、…… もしかしたら。されたの、同じ奴だったりして。 …… 独り占めしたい なんて思ったのも。 それしか知らなかったわけだから、だから、オレは」 着崩してた服が、今になって恥ずかしくなる。 「でもさ、メレフ。 アンタが大人のところに行って欲しくないって思ったのは。 独り占めしたい、だけじゃ、なかった。 何だって分からないんだけど……何か、癪だったんだ」 “水鏡”を見るような、気持ちで。 ずっと見つめている、から。 (-172) 2021/05/27(Thu) 10:06:08 |
シェルタンは、草笛を作っている。 (a97) 2021/05/27(Thu) 10:41:09 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「……寄り添うだけ、か。 実感湧かねーな、マジで」 曖昧な話に、 “つかそれ愛じゃなくて恋じゃん”とツッコミを入れる。 でも、それでもいいとは思った。あるのなら。 「い〜や違う違う。 “大人の愛を”、独り占めしたくて。 メレフに対しても変わらない、と、思ってたけど」 反応を見れば、可笑しそうに笑って。 「案外“そう”なのかもな。 オレは、アンタが ああ されるのは嫌だ」 (-179) 2021/05/27(Thu) 11:11:56 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「…………オレは」 「…………死なれるのも、嫌だな。 でも、酷いことされるくらいなら、ってのも分かるし」 ベッドのシーツを、指でなぞって。 「……オレは、出来るだけ足掻いてみる。 自分からは望まないようにするけど、大人に何かされるのは嫌ってほどじゃないから。誰も酷い目に遭わないように、したい」 歪んだ思想を解きほぐすまでは、まだ遠くて、 だけど、大事な一歩は踏み出せたような気がして。 自分を大切にすることは、まだ難しかったが。 (-186) 2021/05/27(Thu) 12:05:43 |
渇愛 シェルタンは、メモを貼った。 (a107) 2021/05/27(Thu) 12:14:19 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 徒然 シトゥラ「オレは皆の思うようなヤツじゃないよ。 今言った通り。優しいなんて、とても」 必要なら、なんだってするさ、と溢す。 欲を向けられると、嬉しそうに目を細めて。 「……内緒にしてくれたらいいよ、今のところは。 酷いことがしたいわけでもないし。 ただ、……二度とやらないでくれたらいいだけだから」 どこが満足げに、息を吐いた。 (-192) 2021/05/27(Thu) 12:34:58 |
シェルタンは、見回りの中、僅かな物音を耳にした。 (a111) 2021/05/27(Thu) 12:44:57 |
シェルタンは、ルヘナに頷いた。 (a115) 2021/05/27(Thu) 12:59:22 |
シェルタンは、ただ、信じたいだけ。 (a131) 2021/05/27(Thu) 19:26:14 |
【秘】 渇愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「オレは誰かさんとは違って危ないことはしないよ」 そう言い、だが、安堵したように笑う。 「まあ。そうだな、 体力があるとはいえ荒ごとは得意ってわけでもないし、 その辺りは……任せる」 病気の話を聞けば、意外そうに目を丸くして。 「え、病気でもなかったのに誰にも知らせなかったんだ。 ……いや、でも、そういうこともあるよな。 ん。そっちもあまり心配しないでおくよ」 (-242) 2021/05/27(Thu) 19:59:09 |
【人】 渇愛 シェルタン>>176 >>177深夜の森 「じゃあ逆に聞くけどさ。 “勝手に深夜の森に入ってる”アンタの方こそ 大人と内通してるかどうか疑うのは。 おかしいことじゃないだろ。なあ。 なあ!? 売り言葉に買い言葉といった様子で。 そう簡単な話ではないとは分かっているものの、 思わず、激しい口調で捲し立ててしまう。 「……とりあえず。サルガスを寮まで送ろう。 ルヘナ、頼めるか?……一人で動くのは危険だから」 此処にいる四人全員を指した言葉で。 頭を落ち着かせるために、深く、深く息を吐く。 「サルガス。勝手に森に入ったことは良くない。 けれど……あー、……友達が心配だったもんな だから、いいよ。あとはオレたちが探すから安心して」 (179) 2021/05/27(Thu) 20:08:36 |
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