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【人】 翠眼 ユンチェ[自分の花嫁とも限らないのに、だとしてもまだ花嫁になっていないのに、自分の手になったことが嬉しくて女性の手をとってしまったのは過剰だったかもと少し後悔した。 だって、このひとは自分の姿を評してくれるのに言葉を選んでくれるのに。>>220 ――このひとが先ほど手をとって物陰に連れ込んだことはさておき。] はい、ありがとうございました [家族に呼ばれたらしいことに気付くと、深々と頭を下げて見送って。 手のひらに残ったぬくもりを意識して良いのか悪いのか――名前を聞くか告げれば判明したかもしれないが、このときは思い至らず……年齢や結婚歴を聞くのはさすがにアレだし。 少なくとも 願ったほうだったとき喜ぶのは良くても、願ったほうでなかったとき残念に思うことだけはやめようと強く思った。**] (226) 2021/12/04(Sat) 2:14:08 |
【秘】 翠眼 ユンチェ → シオン…――おねーさんも、どうかお幸せに [囁かれて。 このひとが自分の妻となる可能性が下がった。 だって。 こんな素敵なひとが、幸せに至れなかったなんて思いたくなかったからだ。**] (-56) 2021/12/04(Sat) 2:17:32 |
【人】 翠眼 ユンチェ― 儀式会場 ― おなかが… すいたぁ…… [よくよく考えてみれば、数日前からほとんど食べてなかった。 この婚儀の参加についてバタバタしたり緊張したりで、朗らかに笑いつつも心身に余裕が無かったのだろう。] ( くきゅううう〜 ) [緊張で封印していた腹の虫が活性化したのは何故だろう。 何かしら安堵したからだろうか。 リル族へのイメージは和らいだ半分、別方向に増強されたのが半分で……どうにも理由としては決定打に欠ける。 結婚への不安は解消されていないし……しかし一方で、結婚というものの対象となる大人の女性に関われたのは収穫と言える。 とにかく何にしても、腹が減ったのは事実であり、理由を模索しても膨れるわけでもない。 夜になればここで開かれる式典で馳走が振る舞われるだろうけど、それまでもちそうにない。] うぅ、まだ早かったかぁ…… [端的に言えばつまみ食いしに来たのだが、残念ながらまだ料理の用意はされていなかった。 食材の搬入やキッチンの設営は済んでいるようだが、料理スキルは特に無かった――。*] (256) 2021/12/04(Sat) 20:55:21 |
【人】 翠眼 ユンチェ― 儀式会場 ― [というわけでここにいても仕方がないのだが……空腹に耐えかねてテーブルにいったん突っ伏すとなかなか動く気がしなくて。 生でかじれる食材に手を付けるのが最善手なのだが、頭も働かなかった。 さすがに儀式を前に餓死ってほどではないけれど、こんなコンディションでは思考が結婚どころではない。 ただただしょんぼりしていたら、見たばかりの姿と聞いたばかりの声が。>>268] あ、こんにちは… 見学というわけでなく、お腹がす『くきゅううん』っていたのです [余力ある限りバッと起き上がって回答しようとしたら、説明の二重奏になってしまった。] うあぁぅ…… [衣装がだぼだぼなのはあまり気にしなかったが、さすがにこれは情けない。 腹の虫が鳴ったあたりを両手で抑えて顔を伏せていれば……このひとはまた自分を残してまた出て行ってしまった――戻って来たと思ったらまた。] (287) 2021/12/04(Sat) 23:18:06 |
【人】 翠眼 ユンチェ……。 [お腹を抑えたりなだめたりする両手を見やれば、自分の手が顕になっている。 あのひとによって――そんなことを思い出していたら。] ……っ [微かに漂って来る美味しそうな匂いに鼻を鳴らす。 今の自分が、奥底から欲しいものが感じられて。 キッチンの方を見やれば、あのひとの姿があって――厳密に言えば食料の方ではあるが、自分が求めるものが垣間見えて。 手伝おうと体が動かなかったのは習慣や甲斐性が無いせいではあるが、それよりもあのひとを見ていたくて、作られるものを全力で待っていたくて。] (288) 2021/12/04(Sat) 23:18:42 |
【人】 翠眼 ユンチェいただきまーす! んん…! んまっ、美味しい…!! [やがて水餃子が出て来れば、タレをつけるのを守れたか怪しいぐらいの勢いで。 顔も腹もしぼんでいたが、また、このひとによって自分が満たされて心からの笑顔で食事を楽しんで。 そしてこんな華奢な体でありながら、あのひとの家の朝ごはんがなくなるぐらいおかわりもしっかり頼んだ。*] (289) 2021/12/04(Sat) 23:21:02 |
【秘】 シオン → 翠眼 ユンチェ[口元に油がついているのに気づいて普段着の時に手巾を入れてある腰の辺りに触れ、今日はいつもと違う服装なのを思い出す。 少し考えた後、手を伸ばして彼の口元を拭おうと親指で唇に触れようとした。親指についた油はキッチンに置いてある布で拭えばいいと考えたから*] (-75) 2021/12/04(Sat) 23:49:29 |
【人】 翠眼 ユンチェ[食べれば食べるほど―― このひとが、ユンチェの妻となる可能性が遠くなって行く。 伝え聞くには離縁して戻って来たらしい。 その際に元夫がどうなったかは偏見の類だが、何であれ結婚生活を全うできなかったのは確かなわけで。 ……裁縫も料理もこれだけ上手な女性が、離縁しなければなかったなんて有り得ないと思ったから。] 美味しいです、とても美味しいです 僕が先にいただいちゃっていいのかな……あ、今さらな話ですよね [なので、他の人に嫁ぐのであろうと思った人の料理に遅すぎる罪悪感を少し覚えたものの、向かいの席で見守ってもらいながら、大半の至福のひとときにが勝ってずっと浸っていたり。] (300) 2021/12/05(Sun) 0:18:38 |
【人】 翠眼 ユンチェ僕は―― [このひとに伝えるべき名前はユンチェで。 だけれど――] …――、ツェン、といいます [このひとと視線を結んだ上で、ユンチェではない名前を紡いだことに自分で驚いた。*] (302) 2021/12/05(Sun) 0:22:48 |
【秘】 翠眼 ユンチェ → シオン[それより先か後か、あるいは最中か。 向かいの席から手が伸びて来て、その指先に見とれていたら――] あ… [もちろん化粧なんてしたことないけれど。 でも餃子の油で光沢が出来ていた唇に、その指が触れて滑って――] …っ [その感覚が離れて失っていく余韻に糸惹かれるように、少しだけ――口だか身全体だかが追いかけた。 このとき、なぜ目を閉じたのかはよく分からない。*] (-78) 2021/12/05(Sun) 1:08:41 |
【秘】 シオン → 翠眼 ユンチェ[油を拭った親指を彼の唇が追いかけてくる。反射的に親指と人差し指で彼の鼻をキュッとつまむ。] まだお腹が空いてるとしても、美味しくないからダァメ。 [彼が自分の配偶者なら……唇を受け入れていただろうけど。 親指から鼻に油が移ったが、気づかないまま背を向けた*] (-79) 2021/12/05(Sun) 1:42:56 |
【人】 翠眼 ユンチェ…えーと この話というか名前は内緒でお願いします…… 僕はくん付けは別に構いませんので…… [出してはいけないものを出してしまったのを取り繕って。 当たり前だがこの名前がこのひとの夫候補の名前として聞いている可能性はゼロなわけで…… …――あれ? ということは? ……理屈上、何か思い至りそうな事柄がありそうな気がしたけど、満腹になったせいで頭が働かない。] あ、それぐらい僕でも出来ますから ごはんのお礼もできてませんし……あと服のも [洗い物に行きかけるのを見送ることはせず、せめて手伝わせてと共にキッチンに。 全部やるつもりではあったが、皿の収納先とか聞くためどのみち呼ぶことにはなるはず。**] (306) 2021/12/05(Sun) 2:13:44 |
【秘】 翠眼 ユンチェ → シオンふがっ!? [求めた唇は刺激を満たせずに……代わりに鼻をつままれてたしめられた。] 美味しくないってことはないと思うんですけど…… [お預けをくらったまま、テカった鼻先を向けて背中を見やった。**] (-80) 2021/12/05(Sun) 2:18:44 |
【秘】 シオン → 翠眼 ユンチェ[心を決めて此処に来たのに、今更覚悟が揺らいでいるのが何故か。 気づいてはいけないし、気づかれてもならない**] (-81) 2021/12/05(Sun) 2:37:17 |
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