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【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ無感動な表情が貴方の言葉を浴びせられるがままにそこにある。 貴方が何に憤り、求めているかなど欠片も理解していないのだろう。 或いはそこに求めがあるのを知りながらに、理解を示そうともしないのだろう。 男が未だに庇護を向けるものとして見るもの、その外にある赤の他人。 知己が大事に面倒をしているのであっても、関係のないことだった。 だからそれが、ついでの用事を思いついたのは時の運めいたものであった。 多少はひょっとしたら、貴方に対する嫌がらせも含まれていたかも知れない。 その手を取り落とさせようがそうしまいが、さしたる労苦もありはしないのだが。 組んだ手を指だけ解いて、片手を己の襟元に添えた。 しっかりと締められたネクタイを緩めてシャツのボタンを外す。 色艶を帯びるにしては、やけに気怠げで眼差しも指の動きも重だるい。 「思い切り首絞めながら犯してくれ。 そうでもしなけりゃもう上手くトべもしないんだ」 (-108) 2023/09/24(Sun) 6:13:42 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「……? ああ。 普通に俺は男も褒めるぞ。両方いけるんでな」 ため息を吐きながらぼんやりと、ゆるりと首を傾げて。 「いくらでも口説いて欲しかったらしてやるよ。 本気で、――望むのならどこまでも?」 楽しませてやっていいぞと、何がとは言わないが。 あまり冗談ではなさそうなトーンで笑い返してやっただろう。 (-113) 2023/09/24(Sun) 6:39:16 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「怪我したのは顔だけかい? いい男が台無しだね」 乱れた服を見て、大丈夫だと主張するあなたに苦笑する。 乱れたままにしておくのはどうにも胸が痛むから、キミらしくないよと、抵抗がなければそのまま服を整えてやる。 牢屋のどこが快適になるんだろうと思ったが、案外セキュリティに穴もあるようだからそんな物かと肩をすくめた。 「気にならないわけ無いだろ。 こういう時勢じゃなければ別だけど……今は、何が起きても不思議じゃないし」 実際あの法がまかり通ってしまうまでは、ここまで頻繁には会ってなかったはずだ。 無事かどうか心配で、様子が変われば気になって、確認しなければ気がすまないようになってしまった。 それでも別に、近寄るなと言われれば、これは素直にそれを聞くだろう。 そうであるなら相応のやり方で幸を与えて満足する人間だからだ。 「あのさ……気になってることがあるんだけど。 キミ、……抵抗って言葉、知ってるかい?嫌なら嫌って、言って良いよ……僕にだって、誰にだって、さ」 (-114) 2023/09/24(Sun) 7:27:19 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ「私だってわかんないわよ」 「……幸い、右手だけだったから…良かったとは言わないけど、まだマシだとは思うわ」 それでも、怪我をしていたこと自体が悲しいことだったから。 苦虫を噛み潰したような顔をしていたけれど。 「………何で?」 「分からないわ。あの人が何をして、私がどうしてそうしようとしてるのか分かるでしょ」 その声は、冷たさを帯びて。 あなたを見据えている。 (-117) 2023/09/24(Sun) 7:50:38 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「勘弁しろよ。何の拷問だってなっちまう。」 ひく、と表情を引きつらせて 更にそんな失礼な事を重ねた。 真っ直ぐに自分を褒められるのは慣れていない。 父親を早くに亡くし、母親ともあまり過ごさず どちらかと言えば兄として振舞う事が多かったから。 唯一ハーモニカを教えてくれたあの人だけは 可愛がってくれたけれど、それもずっと昔の事だ。 「そういう言葉はお前が一番大事な奴に取っとけよな。」 (-121) 2023/09/24(Sun) 9:00:51 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ一度深く深呼吸をしたが、先程までの衝撃はなかった。 むしろその言動のお陰か自分の中で勝手に腑に落ちてしまう。 「……あんたを?」 ここで殺さなかったことがただの怠惰な延命処置であるように。 自分がこの手をどれ程伸ばそうとも変わるものと変わらぬものは存在してしまっている。 人一人が何を言おうと世界が変わることもない、諦めきってしまった心も同じように。 「わかった、――目が覚めたら最高のベッドに招待だ」 その手の事なら経験も理解も十二分にある、不思議と歓喜も嫌悪もない。 自分も確かにその頬を殴るよりははるかに得意分野だった。 この身が誰かの為に求められるのならいくらでも支払えて、都合よく振舞えたのだ。 罪に興味がなくなったようにアタッシュケースの横を通り過ぎ靴音を立てて目の前へ。 片手で綺麗に整っていたネクタイを少しだけ緩め、貴方の胸元へともう片方の手を一瞬だけ触れさせた。 指を撫ぜ避けていき、布の重なった部分を二本の指で挟めば直ぐに一つの釦を飛ばして次の段。 丁寧かつ手慣れた手つきで少し開けさせれば、そのシャツを掴んで渾身の力で引き寄せ顔を近付けた。 「俺は安くないが、楽にしてやる」 (-122) 2023/09/24(Sun) 9:04:12 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「顔だけだな、今は。これぐらい直ぐ治る」 貴方の気遣いにもされるがまま。 ある種協力がない姿勢に、普段からしなれていなければ手こずったかもしれない。 「何が起きても、不思議じゃない……ああー……。 牢屋の中でやけにけが人が増えているんだったか……、 誰がやってるんだろうなあ。 想像はつくが、まあ、いい」 「ん……? 抵抗ぐらいは知っているが。 されて嫌なことは抵抗ぐらいする。 嫌じゃないことは、大体許せるさ。誰にだって、お前にだって」 (-124) 2023/09/24(Sun) 9:19:03 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 幕の中で イレネオ「あーそうかい。笑ってくれて結構。 その前のお前個人を調べていたのに、何が起きたかまで分かるわけないだろ……」 男が貴方について調べられたのはある程度の個人情報だ。 周りからの噂、簡易的な履歴書のようなもの。 貴方という人間性を特定するような情報が何処かにあっただろうか。 急ぎであったあの日から資料と記憶は遠くに追いやってしまった。 そして貴方の態度からもしかして、と何か思い当たることもあったが考えるのを止めた。 此処ではあまり関係の無い話だ。 「態々秩序を体現したようなお方があんな無頼漢に……働き者だねえ」 馬鹿にするつもりもない。 ただ、真っ先に狙いに行く対象としては正に正しく、その熱意と行動力が本当に恐ろしいと思った。そんなに嫌いだったのかと。 「で、結局だ。俺が聞きたいのは、 お前を此処に放りこんだ奴らを恨んでいるかって話だ。 そしてそれは 誰だと思っている のか、それを尋ねたい」 (-125) 2023/09/24(Sun) 9:35:13 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノその日ふらりと一人の男が貴方の牢屋の前で止まった。 何故か彼の傍には警官も誰もついていない。 この男を貴方は町中で見かけたことはあるかも知れない。 挨拶程度はしたかもしれないがまともな会話はしたことがないだろう。女連れが多い、金持ちの放蕩息子だ。 特例なのだろうか。実際はほんの数分見逃されているだけで特別な権力など何も持っていないのだが。 眠っていれば暫くして通り過ぎるが、何やら様子を見に来たのかしばらくの間はその様子を眺めていた。 (-127) 2023/09/24(Sun) 9:46:06 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレニーノという少年に対してはやはり若干の申し訳なさが残ったが、ここでは置いておこう。 貴方達や周りが助けていると良いが、果たして。 「あー」 そうきたか、と。貴方が怒っているのがよくわかる。 感情をむき出しにしていない所がいつもと違って本気であることも。 「わかってるよお前のことぐらい、適当に言っていない」 「そしてお前以外にもあの男を狙っている奴は……少なくないだろうよ」 一人二人、そういう問題ではないと丁寧に説明する。 その上で貴方のその心の傷をどうこうできるとは思わないが。 「だが、今回の件に関して俺は『殺しに行く』事を認めない。 ――ボスの指示を待て。お前に『言う』最低条件はそれだ」 「感情だけで動かんでくれ。 気持ちは分かるがお前はノッテの人間だろう」 さて、言うことだけは言った。 あとは貴方が言いたいことをいえばいい。 説得させるでも、無視するでも、分かったふりをするでも良い。 どうせ貴方の手綱は握れると思っていない。 何故なら、自分はそういう男だからだ。 (-130) 2023/09/24(Sun) 10:00:21 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「いや……すまん、誰にでも言う。 だが一番大事な奴……?」 あまり貴方の事ばかり聞くのもフェアではないか? いや、聞かれてないから答えなくともいいな。 思い浮かべて、一番、一番。と。 何を基準にすればいいかわからず、かつ直ぐに浮かぶ名前は無かった。 命をかけるという意味ならボスだっただろうが、貴方との会話での流れであれば違う物だと思ったので。 「……お前じゃないのは確かだが。 俺はお前も大事だから、そこまで卑下をするな。 男で飲める知り合いなど片手ぐらいしかいない」 あれだけ女を連れていてまともな友人はいないというのだから。 貴方という存在は一応かなり男の中では貴重であるのだという。 (-132) 2023/09/24(Sun) 10:07:29 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「いや、卑下してるつもりはないんだが。 褒められるのってこそばゆくてさ。 それもいつも女を侍らせてるお前に言われると 余計に落ち着かないしビビる。」 素直に、少し困ったように言うだろう。 「…まあ、居たら刺されそうか。 俺も此処まで言えるのはお前くらいだよ。」 何処までも遠慮がない。 (-133) 2023/09/24(Sun) 10:35:31 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 口に金貨を ルチアーノさて、貴方が覗き込んだ牢。 男は眠っておらず、向き合っていた。 食事の乗った皿と。 「…………」 スプーンを右手で持って、呻いて、落とす。 ならばと左手で持ってみて、震えて、落とす。 そんなことを繰り返していたところだから、まあ、覗かれてもおかしくはなかったのかもしれない。 人の気配に気が付けばそちらを見上げて首を傾げた。 知り合い、ではない、一方的に見たことはある、それだけの。 「…………えと」 なんだろう、何か用事かな。 思いつつ、口に出ていたのは。 「……おにーさん、ヒマ……?」 ナンパみたいな言葉だった。 (-142) 2023/09/24(Sun) 11:40:16 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ「お前のこと見る時間は暇じゃなくても取れるなあ」 何をしていたのだろうと、一つ思い当たることがあったのですぐには問にはされなかった。 そうして返したのはそこそこにナンパみたいな言葉だ。 「ニーノだな、俺はルチアーノだ。 あー……フィオレの上司で、黒眼鏡の部下だ」 これで身分がわかるだろうか、貴方の知り合いの物凄く近い人間であると。 「食わせてやろうか」 あまりその言葉自体に感情はこもっておらず。 中々食べられなさそうだからそう言った、それだけの理由。 (-143) 2023/09/24(Sun) 11:48:43 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 口に金貨を ルチアーノヒマじゃなくても取れるんだ、と言葉そのままに受け取っていた男は。 己の名を一方的に呼ばれると不思議そうに瞬いた。 次いで知った名が紡がれれば少し目を瞠った。 「……ねえさんの上司で、にいさんの部下」 マフィアの人かと。 納得すると同時に改めて思い知る。 近しい人ふたりとも、やっぱり"そう"なのだという事実に。 視線が少し落ちかけ、それでも……ぐう。 どんなときでも腹は勝手に鳴る。 「……お、おねがい、します……」 「もうだめそうで、入ってから何もたべてないから……」 中身を零さないよう気を付けつつ、震える左手で皿を鉄格子前まで移動させて、スプーンも同様に。 そうして向かい合うようにちょこん、座った。 「ルチアーノさんは……つかまっちゃったの?」 にしては随分と自由そうだなあの疑問。 (-144) 2023/09/24(Sun) 11:59:06 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ名前を出したのはもうどうせニュースで乗っているのと。 彼らもこれからは明かさないままで過ごすような状況ではなくなったからだ。 本人の口から言わせたほうが良かったかもしれんが、許せ。 「捕まった、今は 金 を使って融通を利かせてもらっててな。明日からはがっちり閉じ込められて出られんかもな」 仲の良い警察がいてな、と軽々と話すのは貴方も知ってる女警官。 そして近づけばこの男は頬を誰かに叩かれ殴られているあとがあるのだが、それをしたのもここの女警官。 他にはエルヴィーノのにテオドロに、リヴィオやニコロも……と。 仲のいい警官の名前を物凄く出すだろう。 本当に仲が良いかは不明だ。 「手を怪我したんだってな。すまんな」 何故か男は貴方に謝った。 そして鉄格子の前に座り、器を抱え丁寧にスープを掬えば貴方の口元に持っていくだろう。 (-145) 2023/09/24(Sun) 12:17:13 |
【墓】 口に金貨を ルチアーノ (+25) 2023/09/24(Sun) 12:54:13 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 口に金貨を ルチアーノ「金」 「……お金でこういうのってなんとかなるんだ」 自分にはない力だなと思った男は別世界を見るような視線を向けた。 そうして次に次にと並べられて行く名には驚くばかり。 己の両腕に手錠が課せられた雨の日の夜を思い出したり。 最早懐かしささえ覚えるせんぱいたちの顔を思い浮かべたり。 あれ、意外とみんなマフィアと仲良いんだな、とかの感想と。 それ程に仲が良い誰かが彼女にいるのなら、少し安心したなとか。 「ん」 「……む」 口元にスープを持ってきてもらえば口を開けて、ぱくり。 久々に味わう食べ物の味は冷めていようが味が薄かろうが、おいしかった。 それをこくりと飲み込んでから。 「……なんでルチアーノさんが謝るの」 素直に聞いた。 (-147) 2023/09/24(Sun) 12:56:41 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ「最悪でいいさ」 貴方が多くの心を甘やかに満たしてきたことを知るわけではない。 それでも立ち振舞の洗練が、人を惹きつけるだろうことは想像がつく。 その上で、同じものを求めているわけではついぞなかった。 古びた座席の背もたれをネックピローのようにして支えていた首が傾く。 外回りで多少は日に焼けて、年を食って水気も失いつつある肌の下に、 どこか病的なものを思わせる血色が透ける。 「魘されるぐらいの最悪の思い出にして、悟ったつもりになって諦めれば良い」 薄曇りの空を思わせる瞳が貴方の瞳を覗き込む。 海のような深さの奥底へと期待をするのはせいぜいが腹いせくらいで。 印象を良いものにしようなんてはからいは欠片も感じられなかった。 両腕を投げ出し重たく沈み込んで、せいぜい着衣を緩めるのに合わせて体を起こすくらい。 頼み事をしたにしてはひどく非協力的で怠惰な肉の塊が横たわっている。 善かれ悪しかれ何をしようが、男が貴方の指先に抗議することはない。 (-149) 2023/09/24(Sun) 13:06:21 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 暗雲の陰に ニーノ「金でなんとかなるぞー。だが上を疑うなよ。 警察が悪いんじゃなくてなあ、個人の縁だ。 ちょっと休憩時間に目を離しちまうとかな」 貴方は割と純粋なところがありそうだと、丁寧に嫌な世界を教えてやる。 今回の取締法だけは文句を言いたいが、警察が悪いわけでないのを知っている。 「……駒鳥?」 「……飯持ち込めばよかったな、部下に持ってこさせるか」 食べる姿が面白かったらしい。 そして問われた質問には少しだけ悩んでから。 「お前がここに捕まるのを知ってて俺は見逃した。 他人だろうと関係ない。 止められたのに、知ってて止めなかった。 俺の身近なやつの好きなやつを、怪我をするほどの場所に放り込んだことに対する謝罪だ」 本当は怪我をさせないために此処に入れたかったんだが、とは。 とある女とも目的はきっと違った為に言わなかった。 (-150) 2023/09/24(Sun) 13:07:01 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 口に金貨を ルチアーノ「恨んでいる? どうして?」 そう言った男の反応は、貴方には意外なものだっただろうか。 「俺は感謝しているよ。」 続く言葉は。 男は至って平静に見えた。むしろ誇らしげにすら見えたろう。 ここにいるという時点で自分以外の全ては悪人だ。 その点で貴方に勝っている。 嫌いだった。 けれど嫌いだっただけと言われれば語弊がある。 単に、男は聡かった。 そして、同じだけ愚かだった。 顔の割れた幹部を捕らえれば法の効力を知らしめられる。 一足飛びでそこまでいけるなら食いつかない手などない。 そう考える能があった。当時の話だ。 (-172) 2023/09/24(Sun) 15:58:35 |
【秘】 corposant ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「はい。 だから、オレは別に人間じゃないんだと思います」 ひとのかたちは笑った。特に何の感情も無い笑みだった。 引き寄せられるその手首に、甘やかな痛み未満の痛みが走る。 口付けを重ねる毎に手にかかる吐息の熱さが増していく気がした。その最中に頬に手を添える事もしたかもしれない。 甘えられている。求められている。 貴方の普段の姿を知っている。 それでもこれは何を言うことも無かった。 穏やかにそれを見つめて、ゆっくり、頭を撫でて。 「……え?」 それに少しばかりの驚きの色が乗るのは一瞬だけ。 ▷ (-174) 2023/09/24(Sun) 16:04:29 |
【秘】 corposant ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「───あんたの事、欲しがっていいんですか?」 「嬉しいな……ハハ」 少しの思考の間を置いて、たちまちこれは喜色を見せた。 貴方から感じる熱をそっくり映したみたいに、 穏やかだった瞳は柔らかさを変えている。 清潔な、くすくすとした小さい笑い声。 それはこれの心からの反応だろうか。 それともこれの機構が相応しい反応を見せているのだろうか。 「欲しがってるのはあんたでしょう」 「……なんて意地悪な事は言いませんよ。無粋ですから……」 また貴方の顔に手を添える。実に愛おしそうに触れて見せる。 抱えられている手も解いて。温かい手のひらは両の頬に。 「ね、何をしてほしいんですかあ」 「好きにしろって言うんなら好きに。 ああ、キスはしていいんですか? オレ、好きなんです」 さり、さり、と今度は親指が貴方の頬を撫でている。 欲しがるように。 (-175) 2023/09/24(Sun) 16:05:11 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 口に金貨を ルチアーノ「ふぅん……そっか。 ありがとう、教えてくれて。 オレきれいなものしか見えてなかったみたいだから」 丁寧に教えてくれたことに眉を顰めはせず、いっそ感謝も告げた。 スプーンを運んでもらえればまた口を開けたり、としていただろうが。 「……子どもでも玩具でもないぞ」 駒鳥扱いされるとむ、と唇を尖らせる。 いや、食べさせてと頼んだのはこちらなのであまり文句は言えないけれど……。 「…………」 そうして謝罪の理由を聞けば、視線を一度その手にある器に落とした。 未だ男はこうして捕まった本当の理由を何も知らないまま。 ぐるり、一つ思考を回して。 「……"なんで"さ、もっかいするね」 言葉の中身に一つ踏み込む。 別に貴方を責めたいわけでもなんでもなかった。 ただ男は、これをしてこなかったことを少し後悔しているから。 「なんで知ってたのに、止めなかったの? 止めるほどのことじゃなかった?」 (-197) 2023/09/24(Sun) 18:10:39 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「じゃあ聞くけど……殴られて抵抗したかい?」 それとも、昔の女だから許せたのだろうか。 もしくはそこからもう嘘なのか、自分にはわかりそうもない。 人の服を着せ慣れてなんてないから難しくはあったが、なんとか見た目は戻ったはず。 服から手を離して、じぃっとその顔を覗き込む。 「何でも受け入れてしまってない? 全てを受け入れてしまうのは、良いことではないと、思うけど」 だって。 「僕は、キミの事だって、受け入れたいと……思うし」 (-209) 2023/09/24(Sun) 19:21:32 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → corposant ロメオ頬を撫でられる度に蕩けた視線を送り喉を鳴らす。 すっかりいつもの威厳とプライドは落としてきているようだ。 「何って……お前が、欲しい……。 好きにして、いいぞ……?」 ゆっくりとわざとらしく告げるのはいつもの何でも良いとはワケが違うからだ。 今は受け身ばかりで甘えてはいるが、この身はいくらでも慣れている。 いざというときも、貴方が止めたいのなら好きに止めれば良い。 そんな意味を込めつつ、ここで理性を取り戻したくもなくて貴方の喜色に目を細めた。 ――普段の姿も、今のこれもきっと貴方なのだろうと。 「好きにして、良いが…………キス、は」 今時生娘のようにキスを特別視しているわけでもなければ、唯一視をしているわけでもない。 それでも、敢えてしないという選択肢を常に採っていたのは、何故だったか。 ……された覚えがほぼないからで。 まともな愛情を受けたことがない人間は愛情の伝え方が分からないという。 不器用な物を受けて正しく歪んで受け取っている、その分バランスが悪くこんな風に体調を崩すのだ。 「……付き合ってる人間もいない、から、問題はない……」 いないよなと一度目を閉じ考えて、浮気をできない人間は頷いた。 それにしても目の前の男はキスをたくさんしてきたのだろうか。 それは…………何処か言葉にできない感情がよぎって考えるのを止めた。 (-219) 2023/09/24(Sun) 20:27:33 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノ「こんなもの抵抗なんてしない」 殴られたぐらいで、とあっけらかんと。 「……?」 「俺が好きなものを受け入れるのと、 お前が俺を受け入れる……? のになんの関係があるんだ?」 不思議そうにこてんと首を傾げる。 その二つがなんの関係性を持つのかわからない。 (-220) 2023/09/24(Sun) 20:27:46 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「じゃあ何されたら抵抗するのさ……?」 素朴な疑問である。 殺される以外なら良いとか言いそうで、ちょっと怖さすら感じた。 「……だからね。 受け入れてもらえるのなら、同じだけ受け入れたいだろって話。一方通行じゃ、そんなの……友達ですらないじゃないか」 そんなに分かりにくい話をしてるかな? とこちらも首を傾げた。 (-223) 2023/09/24(Sun) 20:50:10 |
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