【墓】 客 タカノ[ 緩やかな山道を抜けるまでの間に、 自然公園へ向かう道と、 観光牧場に向かう道、 そして湖に続く道へと、行き先が分かれる。 ほとんどが前者二つへ向かう道に 流れるので、自然と前後の車両は減る。 ここまで来たら、あと十分程。 申し訳程度のやや整備が雑な駐車場には 今日は、トラックが一台。 カーテンを引くように、運転席が隠れて いるので、お休み中だろう。 自販機が二台、公共トイレの設置もあるが 他にはなにもない。それを気に入っている。 自分の、とくべつな場所。 ] 何か飲む? [ 問いかけて、自分は水を一つ買い、 ジャケットの前を開いて、湖の方を指差した。 ] (+111) 2023/03/10(Fri) 0:17:18 |
【墓】 客 タカノ なんもないでしょ [ 湖の近くに行っても、なにもないことは 変わらない。昔はボートのレンタルなんかも やってたのかなって思えるような小さな小屋、 ベンチもたった一つだけ。かなりボロいやつ。 ] 俺のお気に入りの場所へようこそ [ あの日、夢想した、 この景色の中に佇む君、という絵が 今完成した。ときどき、跳ねる水の音。 鳴くような虫はまだ居ないだろうけど、 ひらり、と目の前を名前も知らない蝶が横切った。* ] (+112) 2023/03/10(Fri) 0:17:44 |
客 タカノは、メモを貼った。 (c17) 2023/03/10(Fri) 0:18:47 |
【墓】 客 タカノ いいのに。 [ それくらい。とは思うものの、 先程のドライブインでは、さらっと会計を させてもらったし、自分で、と言うなら それ以上の問答はしなかった。 帰りのガソリン代を払うつもりなのは、 まだ知らないが。 はた、と、ああそうかこれが当たり前 ではないのがと思い当たる。 デートであることと、自分が会計を持つが イコールでないのだ。 一人勝手に思い当たると、ペットボトル片手に、 湖へ向かう道を進む。 ] (+119) 2023/03/10(Fri) 2:12:41 |
【墓】 客 タカノ こちらこそ、来てくれてありがとう。 [ いつもの余暇のように、なにもしないを するつもりだった。けれど、 それはどうにも、できそうにない。 いつの日かになら、これもまた 普通になるのかもしれないが、 今はまだ、君がいるだけでこの時間は 特別で代え難いものだから。 ] (+121) 2023/03/10(Fri) 2:13:15 |
【墓】 客 タカノ[ 昼食はうどん。 いつもの食事量を思えば、 腹ごなしが必要な程ではないから 座って、君を見ていた。 ] 少し、話さない? あ、いや、話したい、が正しいな。 これでも結構緊張しているから、 わからないことがあったら、聞いて。 [ 時折、目を合わせながら。 また居心地悪そうに視線を反らしながら 少し長い、ひとり語りが始まる。 ] (+123) 2023/03/10(Fri) 2:13:51 |
【墓】 客 タカノ この話をするのは、それを知らないままでは 言いたいことを、言えないからなんだけれど。 常連客で、好き嫌いはほとんどなくて、 趣味はバイクで、よく食べる。 それ以外のこと、ほとんど知らないよね俺のこと。 名前、検索ボックスに入れると、 わんさかあることないこと、出てくる人種…… 昔、俳優やってたんだ。 最近また、そちらの仕事を請け負ったんだけど 7年ぶりくらいに。 (+124) 2023/03/10(Fri) 2:14:29 |
【墓】 客 タカノ 離れた理由は、怪我で 今日、通ってきたとこなんだけど。 下り坂で、スピード殺しきれなかった トラックが衝突してきて、運悪くて炎上しちゃって。 このあたり、から膝のあたりまで 大きく痕、残ってて。 [ 左脇腹を指差して、笑う ] (+125) 2023/03/10(Fri) 2:14:50 |
【墓】 客 タカノ バイク乗ってりゃそんなこともあるし、 生きてるし、俺自身はあんまり気にしてなかったんだけど その瞬間、俳優高野景斗の席はなくなって 今は細々と、所属してた事務所の 雑用とか、養成所の研究生に、 指導とか、してるんだ。 あとは、ラジオ聞いてるって言ってたから 言いにくかったんだけど、ラジオ番組を二つ持ってる。 [ 何か聞かれるようなことがあれば、都度 答えつつ、話はまだもう少し続く。 ] (+126) 2023/03/10(Fri) 2:15:11 |
【墓】 客 タカノ そういう生活、結構気に入っているし、 自分を不幸と思ったことはないんだ。 バイクも変わらず大好きだし…… ってそれは今日、伝わったかな ここまでの通り道も、そういやここで 転がったな、とか思うくらい。 でも、君のことを意識しはじめて 少し、考えたんだ。 ――俺は、俺はね 好きな人が幸せなら別に隣にいるのは 自分じゃなくてもいいってずっと思ってた [ ペットボトルの蓋を空ける音。 静寂の中では、大きく聞こえる気がする。 ひとくち、冷えた水を流し込んで ] (+127) 2023/03/10(Fri) 2:15:31 |
【墓】 客 タカノ これからもそうなんだろって思ってた。 けど、どうもそうじゃないみたいだ。 君がもし、好きな人がいるんだと そう言ったら、俺はきっと、それを 応援することも、祝福することも、 できないと思う。 誰かの幸せより、自分の欲を優先する っていうのかな、今ちょっと実感してる。 なので、こういうことも込みで [ 跳ね除けられることがなければ、 君の手を取って、隙間なく、握り ] (+128) 2023/03/10(Fri) 2:15:52 |
【墓】 客 タカノ 君の隣にいる権利が欲しい。 これを言うには、どうしても 昔のこととか、知っておいてもらわないと フェアじゃないよなって思って。 あと今少し話題になってるから、 迷惑もかかるかもしれないし。 ――あと今更だけど、男の子に そう思うのは初めて。 俺も自分で戸惑ってるんだけど。 [ じ、っと君の顔を見る。 ] (+129) 2023/03/10(Fri) 2:16:18 |
【墓】 客 タカノ 最初は、良い顔みたな得した 笑顔いいな、とかそんな普通の気持ち だったんだけど。 あと胃袋掴まれてるからか?って 思ってた時期もある。 おいしいんだもん、那岐くんの作るご飯。 そのうち、後輩の面倒見てるの 優しいなぁとか、食べ終わったのよく 気づくなぁとか。よく目で追うようになって。 名前、教えてくれたときに確信した。 [ 繋がれたままならその手を、 そうじゃなければ自分の手を、 忙しい音を鳴らす、心臓の上に。 肉と血とそれを通しても、生きてる 音 は伝わるだろう。 ] (+130) 2023/03/10(Fri) 2:16:53 |
【墓】 客 タカノ もっと知りたいと思うこれが、 恋なんだなって。 今すぐ俺を好きになって欲しいとは 言わないけど、少し意識してくれないかな。 言って良いなら言うけどね ああでも、……こないだ店いった時 帰り際、困らせたかなって少し、思った それは本意じゃない。 俺の好き、は那岐くんの迷惑になるかな。 もしそうなら遠慮なく。 それで消えやしないけど、 役者だからね、上手に演じて見せるよ。 [ 長い話はこれで終わり。 最後に向けたのは、 役者らしからぬ、弱々しい笑みだった。** ] (+131) 2023/03/10(Fri) 2:17:59 |
客 タカノは、メモを貼った。 (c20) 2023/03/10(Fri) 2:20:35 |
【独】 客 タカノ/* 短く纏める能力が欲しいし もっと格好良く告白できる語彙力がほしい_(┐ ノ´ཀ`)_ なぎくんすきだよだいすきだよだけつたわればよい……… (-79) 2023/03/10(Fri) 2:25:30 |
【独】 客 タカノ/* 発言数見て吹いた 墓下に多弁が集中しよるし 那岐くんずっと付き合ってくれてるけど 大丈夫ですか!?地上より多い数!? 話し相手そんなにいないのに!? それとね>>+16どうしましょうね タカナギがナギタカか。 世間様の言うスーパー攻め様のような ことは多分高野できないんだけど。 じゃあ右かっていわれると ???みたいな。 多分どっちでもいいって言うと思うんだよね もしくは痛い思いするまでのことは しなくてもいい的な。 なにせここ、どっちもノンケっていう組み合わせ なのでね。 でも那岐くん格好良いところいっぱいあるので 本当にどっちでもいいなーー。 (-100) 2023/03/10(Fri) 14:23:11 |
【墓】 客 タカノ[ 武勇伝でもなんでもない、 けれど、人によっては自分語りとか そういう類の長い、話。 思えば過去、誰にも こういう話はしたことがなかった。 例えばうさぎの穴でも。 肩書を知らず、自分の名前も知らず そんな女の子から声がかかる事はあった。 テレビもラジオも、昨今は避けられがちな 傾向があるから。 彼女はいるんですか いないよ じゃあ――…… そんな風に知り合うことは あっても、そのうち、縁は遠くなっていった。 それは女の子のせいだけじゃなく、 自分のせいも大いにあろう。 知らなかったと大騒ぎされることもあれば、 知れば、心配している健気な私の皮を被り 根掘り葉掘り、聞こうとされる事もあった。 ] (+154) 2023/03/10(Fri) 15:38:06 |
【墓】 客 タカノ[ 自分の欠点を晒すことも、傷痕を晒すことも したことがなかったから。 話の順序が合っているかどうか、 時々反応を伺いながら。 事故の話の後、火傷痕のある所を 見つめられたら ] もう痛くはないんだよ 少しみっともないけどね。 [ そう言いながら小さく笑う。 ] (+155) 2023/03/10(Fri) 15:38:30 |
【墓】 客 タカノ[ 振り払うようなことはないだろう、という 確信はあった。その後のことを予見していた わけではなくて、 お客さんのことを、よく覚えていて 『今度は是非、デザートもどうぞ。』 『お祝いデザート、何か考えるんで。』 ただのお客さんとのやり取りを、忙しいからと 切ることなく、続けてくれて、 仲間の異変に気づき、手を差し伸べる事を厭わず 好意を寄せられてると知って尚、今日この場に 来ることを選んでくれた、君だから。 ] (+156) 2023/03/10(Fri) 15:38:50 |
【墓】 客 タカノ[ 何もされないと思っているのか、 されてもいいと、思っているのか。 どっちだって、いい。もう手遅れなので。 絡まる指ごと持ち上げて、顎に触れ、 僅かに向きを変える。 君の瞳に映る自分の姿ったら、ない。 ぐずぐずに煮溶けた果実よりも、甘そうだと 他人事のように、思ったのはひととき。 すぐに見えなくなってしまったので。 ] こんなに距離縮められると、 何されても文句言えないと思う。 [ それこそこのまま攫われてしまっても。 ] (+162) 2023/03/10(Fri) 15:42:25 |
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