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![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「………………、失礼」 その言葉を聞くと、あなたとの距離を詰め、あなたの肌を確認するために服を引っ張った。 服の下から出てきた青痣に、深く、大きく息をついた。 「……殴られましたね。 警察が、容疑者にこんなことをするなんて……」 あなたがやった事に対して恨みを持つ人間は多いだろう。 それは男の同期たちもそうだし、男思う事は当然ある。 何せ、初恋の女性だったあの子の事が、あるから。 「どうして。 警部であるあなたが、臓器売買なんてことに手を出してたんですか。 養育院は、商品を育てる土壌だったと? …………、ラーラは……使い物にならないから捨てられた。 商品を台無しにされたから、憂いてたんですか?」 「教えてください、警部」 「こんな時だからこそ、僕はあなたに居てほしかったんです」 上が役に立たない人間しか居ないなんて、これからどうしたらいいかわからなくなる。 (-327) 2023/09/22(Fri) 8:29:37 |
![]() | 【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>2 ルチアーノ 「Ciao ルチア。 今日は元気そうで何よりだ」 あなたがケーキ屋から出てきて路地裏に向かう所。 あなたが気になって探していたのか、それとも偶然か。 とりあえず姿を見かけて、店内から出てくるのを待って追いかけた。 あなたの行動範囲はそれなりに把握している人間の動きであることは間違いない。 本当に元気そうかと言われると微妙なところだが、少なくとも昨日会った時に比べたら随分とマシだろう。 (3) 2023/09/22(Fri) 12:27:12 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡「もう立派に放し飼いが出来ると思ってたんだけどね。 まだまだだったから、これからリードを握り直していく。つもりだけど……」 堂々とした差し入れ発言に、はぁ、と大きくため息。 「全く……【A.C.A】だからって大目に見られすぎなんじゃないかい」 大方、警察内部にそうやって手を貸す人間が居るんだろうけど。 そのうち逃亡の手引すらやられてしまいそうだと肩をすくめた。 ▼ (-356) 2023/09/22(Fri) 13:04:54 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡「どうせ行くなら、落ち着いて暮らせる治安の良い場所がいいね」 夢のない言い方だ。 とはいえ、命を狙われる危険などをできるだけ排除するなら必要なことだ。 北欧とかいいかもしれないな、なんて少し思ったりした。 けれども今はまだ、やるべきことがある。 「叩いてゴミを出したいのは警察だけどね……。 普通に吠えたところで何も代わりやしないし、僕が逮捕されてしまう。 そうならないためには、市民を騒がせる必要があるね」 バカ正直に言うことではないが。 マスコミでも使って広く知らせてから吠える必要があるだろう。 情報を掴んでからは、情報管理部門の署員も使って証拠を揃えている。 あなたのことはともかく、所長代理を引きずり下ろす事くらいは可能だと信じている。 「キミは牢暮らしじゃその一匹も調教できないだろうに。 …………。まぁ、できる限りのことはする」 「話してくれて助かったよ」 (-357) 2023/09/22(Fri) 13:05:26 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「それは警部の自業自得です。 僕は殴ったりはしませんが……説明くらいしてくれたっていいでしょう」 説明もなく、ただ、認められた。 この態度では、確かに殴りたくなるというものだろう。 憤りは熱くはしたけれど、こちらも元々が人より冷淡であったから、それを顔に出したりはしない。 仮にあなたがラーラに薬を渡した人間だったなら、その時はあなたを殺そうとしたかもしれないが、そうではないのだ。 「本当に……酷いことをする。 どうして、そんな事が……できるんですか。 人を、何だと思っているんです?」 ここに来ても警部呼びのまま、敬語のまま。 静かにあなたに問うた。 (-358) 2023/09/22(Fri) 13:17:06 |
![]() | 【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>4 ルチアーノ 「げっ、とは失礼だね。 調子がよくなったなら何よりだけど」 あなたの困った様子を見て、少しだけ眉を下げて。 迷惑だったならごめん、と小さく謝る。 「別にキミを捕まえに来たわけじゃないよ。 ……ただ、あの人と話はできたのかなって、聞こうと思っただけだ」 クッキーについてはやんわりと断った。 それをもらうために声をかけたわけじゃないからだ。 (5) 2023/09/22(Fri) 13:28:02 |
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![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ「はぁ。 皆僕に何の期待をしてるんだか」 他にも自分にはっぱをかけた男がいる。 口から出る言葉は、まだ否定的な言葉だ。 それでも、それは本気で言って逃げている声色ではないことは、あなたにならきっと分かるはず。 「キミ、下戸だったんだ」 署内の飲み会にすらあまり出ないものだから、今まで知らなかった。 私生活を互いにあまり晒してこなかったことが、こんなところでわかってしまう。 それくらい、互いにあまり親しくなりすぎないようにしていたという事なんだろう。 それではだめだとするならば、僕はキミに、何を話すべきなんだろう。 あぁ。ひとつだけ、ある。 「……テオドロ、僕はね……実は不眠症なんだ」 (-361) 2023/09/22(Fri) 13:46:02 |
![]() | 【人】 花浅葱 エルヴィーノ>>6 ルチアーノ 「警察と見れば逃げ出そうとするやつが一定数いるからね。 ……今のキミのように?」 望む回答はもらえそうにないと見れば肩をすくめて。 通り抜けようとするあなたを振り返る。 とはいえ、去っていくのを止める風ではない。 「気をつけて」 「今は罪がなくとも逮捕してしまえる世の中だからね」 その背に言葉を残して、あなたが見えなくなるまで見送った。 (7) 2023/09/22(Fri) 15:11:11 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ「子守唄程度で寝れてたら、もう少し食べれてたかもしれないけどね」 「深酒をして毎日無理やり寝てた。 それでも夢を見て起きてしまうから、寝れても三時間。 深酒したいから夜を食べないし、朝は酒が残ってて食べれない。 そうこうしてたら普通に食べられない胃が出来上がっただけだ」 まぁ、どうにもならない時は強い睡眠薬を使ってるんだけどね、と肩をすくめた。 普段から薬に頼りすぎると効かなくなるから、常時は酒に頼っていただけらしい。 「知られると色々面倒だと思ってて。……その、…… ごめん 」 (-369) 2023/09/22(Fri) 15:18:46 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「え、何。それどういう―――」 言葉は最後まで音にならなかった。 質のいいベッドに沈められて、あっという間にスウェットを脱がされてしまった。 もう、そこには我慢の二文字はなくなってしまってるんだろう。 それで良い。 こっちだってあれほどの事をしておいて、その先を期待しないわけがないのだから。 「……っ、ふ」 足を割り開かれて押し倒されている現状が、強い羞恥を誘って頬を赤で染めていく。 何も受け入れた事がない窄まりは、指一本すら最初はなかなか飲み込むのが難しいのだろう。 快感よりも、まずは異物感を感じて眉を顰めた。 それでも漏れ出そうになる声があまりにも恥ずかしくて、手で口元を抑えてしまった。 自分の声など聞いても、何も楽しくはない。 (-379) 2023/09/22(Fri) 16:06:17 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「それは警部の自業自得です。 僕は殴ったりしませんが……説明くらいしてくれたっていいでしょ、う?」 はい、とはなんだろうか。 何故口を開けて、舌を出しているんだろうか。 口が開けば、生っぽい匂いの強さが増す。 「…………何、してるんですか」 脳が理解を拒否している気がする。 自分も男だから、この匂いを理解できないわけじゃなくて。その。 「い、……ったい、ここで何をしてたんです? 殴られただけじゃ、ない……?」 /*ディスコの指摘を受けて、ありがたくロールの訂正をさせていただきました。 ありがとうございます。 (-382) 2023/09/22(Fri) 16:30:48 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「そっ……、っ」 口を抑えてた手を外されてしまったら。 せき止めてた声が、溢れ出してしまうじゃないか。 「ぅ、あ、……っ、んんっ」 導かれた手が、萎えた自分のものに触れて。 ぬるりとした感覚が、ぞわりとした快楽を誘う。 その一瞬、体の力が抜けてゆるんだ窄まりは、あなたの指をぐっと奥まで受け入れてしまった。 「ふ、か、ぃ……、っあ!」 指なのだからそんなに深くはないはずだが、それでもそう感じてしまう。 たったこれだけのことなのに、もう体が熱い。 完全に萎えてたはずのものが、またゆるく硬度を増して、 慣らす思惑で曲げられた指が、ある一点を掠めれば、びくりと大きく身体をはねさせた。 その場所が、何であるかあなたは理解できるだろうか。 (-393) 2023/09/22(Fri) 17:17:38 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ―――あなたと路地で別れたその夜。 男はまた、バーで一人酒を飲んでいる。 あなたが来る保証はないが、これが日課だ。 携帯を弄る手はいつもより忙しなく、何かを行っている様子だ。 あなたが一人で来るなら、いつものように声をかけるし。 女と居るなら遠巻きに見るだけ。 来ないなら、それはそれで一人深酒をして帰っていくんだろう。 (-398) 2023/09/22(Fri) 18:24:23 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオそこからはもう、何処を触られても、何処を撫でられても気持ちが良かった。 一度堰を切られてしまえば、我慢するのは難しい。 絶え間なく与えられる疼きを逃がそうとしても、あなたがそれを許さない。 あなたは首以外のところにも噛み付いたり吸い付いたりはしただろうか。 それをしてたなら、きっと、触れた至る所に赤い花が咲いているはずだ。 指が引き抜かれるその時すら、甘い声を上げては震え、熱い吐息を漏らしてしまっている。 それでも、指の代わりに充てがわれたものを目の当たりにすれば、恐怖でひゅう、とか細い息を吸ったことだろう。 だって、さっきよりも大きい、気がする。 「ま、まっ、て、入らな」 「あ、あ、―――――――ッッ」 入るわけないと、ふるふると頭を振ったが、あなたはそれを聞き入れはしない。 意味もない静止は、部屋の中に虚しく響いた。 指とは比べ物にならない質量が、濡れそぼったそこにゆっくりと入ってくる。 ほんの少し入っただけで、たまらない圧迫感があって、自分でも出すつもりがなかった甲高い声が出て、腰がはねた。 (-436) 2023/09/22(Fri) 21:28:41 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「警部は……壊れてると、思うんですか。――彼らが……いや、自分が」 「大したことですよ、これは。囚人に手を出す、なんて」 どこから壊れてしまったんだろう。 黒眼鏡の牢に行った時もまた、彼の顔はぼこぼこだった。 あれは確実に、牢の中に入ってからも傷が増やされていたに違いない。 自分とて、ラーラを傷つけた犯人が目の前に居たなら、我慢せずに殺してしまうつもりでいたけれど。 これを見ればなんだか無性に虚しくなった。気がする。 「罪人、だからって。そんな事に、従わないでください」 「あなたは生きて罪を償うべきであって……こんな、ただの暴力を受ける必要なんて、……どこにもないんですよ」 ずっと、あなたのことを認めて、 それなりに尊敬していたからこそ。 そんな姿は、―――見たくない。 (-439) 2023/09/22(Fri) 21:38:29 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ「隠してたんだから、分からなくて当然だよ」 あなたの言葉に苦笑する。 「あんまり気にしてなかったんだ。 別に、酒と薬で倒れず済んでたし……悪い夢は、過去を忘れるなって言ってるような気がしてたから。 まぁ……食べれなくなったのは問題だけど……キミ達のおかげで飢えずに済んでるしね」 これまで、自分が傷つくことには無頓着だった。 大事な人に幸を押し売りすることだけが目的で、それを成す時に必ずしも自分が居る必要はないと思っていたから。 そんなだからこそ、大事な人を増やしたくなくて。 自分が傷つくことで、大事な人が傷つくのなら、それをしては駄目だということも、学んだ。 「だから、謝罪は要らない」 大丈夫だよ、今だから話せた。 それだけだ。 (-488) 2023/09/23(Sat) 0:43:16 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ痛みが、甘い。 噛みつかれれば痛いのは当然だ。 割り開かれた事がない場所に、押入れられてしまえば、痛いのは当然だ。 涙を浮かべながら、懸命に耐えてるけれどそれでも痛いものは痛い。 「いた、あ、やぁ」 でも、甘い。 痛いだけじゃない何かがあるから、困る。 ”拒否”なんて、絶対に出来やしない。 腰を引かれては、更に奥へ。 一度開かれた場所は、刺激される度にだんだん喜んでいるかのようにあなたを受け入れた。 苦しい。息がうまく出来ない。でも、気持ちがいい―――― もう、自分のものを撫でる余裕なんてないから、手を伸ばしてあなたを求めた。 それは少しでも近づいてくれたらその背にしがみついて、穿たれるのを素直に甘受するための行為だ。 (-503) 2023/09/23(Sat) 1:45:00 |
エルヴィーノは、牢屋に居る同僚たちにこっそりパンを差し入れした。 (a19) 2023/09/23(Sat) 1:49:42 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ文字通り、食べられている気がする。 狼にとっては、気まぐれな猫くらい美味しい餌のような存在だろう。 体中についた噛み跡は、服をしっかり着込んでも、首筋からきっと見えてしまうだろう。 けれども、茹だった思考はそれを不味いと思うことができない。 貪るようなキスも考えを、思考を溶かしていく。 もう女のように喘ぐことしか出来ずに、きゅうきゅうとあなた自身を無意識に締め付けていく。 「あ、あ―――っ、ん、っあ」 男に子宮なんてものはないけれど。 勢いよく奥まで穿たれれば、自分の中にある奥の壁にこつん、と当たった気がして。 しがみつく手に力を込めて、苦し紛れにお返しと、あなたの肩口に軽く歯を立てた。 好いの言葉が耳に届いてくすぐるけれど、それに対する反応は、ない。 もう何も考えることなんて出来ない。 ただ、高みに導かれていくだけだ。 (-552) 2023/09/23(Sat) 9:02:49 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡/* お疲れ様です。今すごく眠いです。 牢屋トークありがとうございました。 運営にも一応確認取りましたが、アリソンの正体についての公表はロールの中でやって構わないとのことでしたが、そちらはいかがでしょうか。 大丈夫であれば最終日(エルヴィーノはこの日ほぼほぼ生存です)に、ロールでやってもいいなぁ……と思っています。 金を使って団体を作って……みたいなのは流石に一日では準備出来ないかなと思ったので、SNSを使って情報の拡散と、世論の先導で代用してみるのもいいかな、と。 エピに入ると法律が撤回されて釈放の流れになりますから、その前にやったほうが面白いのでは? と思ったものなのですが、いかがでしょうか。 お返事お待ちしております。 (-560) 2023/09/23(Sat) 9:28:06 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「勝手なこと言って」 頼んでもないワインとカルパッチョを見て、深々と息をつく。 朝はともかく夜は食べようと思えば食べれないことはない。 カルパッチョくらいの量なら、まぁ、なんとか。 ただ、寝るために深酒をしているだけなものだから。 「……はぁ、今夜は薬を飲むしかないかな……」 薬はあんまり好きではない。 力ずくで強制的に意識が途切れてしまうから。 それでも明日にはやらねばならない仕事もあるなら、鋭気は確かに養っておくべきなのは本当で。 男は、眉を下げてぱくり、とカルパッチョを一枚口に放り込んだ。 その日はいつもよりも随分少なめに酒を終わらせて、静かに帰路についたことだろう。 (-564) 2023/09/23(Sat) 9:43:37 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「先輩」 その日の夕暮れ時。 そろそろ日勤の者たちの職務時間が終わりを告げるころ。 署内のどこかであなたの姿をみつけて声をかけた。 「……少し、協力してほしいことがあるんですが」 警察内でも誰が信用できるのかわからない今、相談できるのはあなたくらいしかいない。 (-594) 2023/09/23(Sat) 11:38:57 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 黒眼鏡/* 了解しました。では最終日になりましたら、その時間軸に白で広めようと思います、よろしくお願いします! あまりこういう事を魅せるロールは上手くはないので……乗っていただけたら嬉しいです。 (-597) 2023/09/23(Sat) 11:41:02 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → マスター エリカこれは、泡沫の夢。 僕はまた、ここでいつかの情報屋と出会う。 残る質問は、2つ。 すべてを上手く運ぶなら、何を聞くべきだろうか。 「やぁ、また会ったね」 「うん、勿論質問があってここに来たんだけど……」 「僕の先輩リヴィオと、幼馴染ルチアーノ。 彼らがやっていることをね、知りたいんだ」 勿論、僕は彼らのことを信じてるんだけれども。 絶対に成功させなきゃいけないことがあるからと、そう静かに告げた。 (-598) 2023/09/23(Sat) 12:07:37 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 徒花 テオドロ「そういうつもりじゃなかったけど……」 小さい、苦笑。 「そうだね。 僕らはお互い、踏み込まない事を良しとして付き合ってきたから……。 仲良くなれば、キミ達になにかあって、何処かに居なくなってしまうと思ってたのかも」 認めたくなかった。 大事な友人だと認めれば、こうやって不幸が訪れて、どこか、手の届かないところに行かれてしまうと思っていたから。 初恋の少女や、幼馴染みたいに。 最後は住む世界が別れてしまうと。 状況が尚も悪くなれば、二度と会うことが出来ないのではないかと、そう思って。 「皮肉を言い合うのは楽しかったけど。 まぁでも……視野を広くするのは良いことだ。悪いことだって避けていけるしね」 紡がれた謝罪を、今度は素直に受け入れる。 胸の内を明かしたことで、自分たちの関係は一歩、進んで、これはその証になるはずだ。 「ありがとう。でも……」 「僕が自分から言えたことが、最大の進歩だから」 どうか受け取っていて欲しい。 (-601) 2023/09/23(Sat) 12:20:05 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 情報屋 エリカ/* 取り急ぎ、確認ありがとうございます。 はい、それで勿論構いません。 一応の確認程度で聞いてるので、その後の行動には何ら変更はありませんし、そのようにいたします。 (-625) 2023/09/23(Sat) 14:26:26 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ気持ちがいい、快楽の波の高いところにずっと押しやられて、死にそうだ。 「あ、あ、ちょ、んんっ、ふか、い」 深い。激しい。 もう自分が何を言ってるのか分からなかった。 悲鳴と嬌声に区別がつかないように、痛みなのか、恐怖なのか、快楽なのか、もう何もかもがわからない。 自分の胎の中にそれを必要とする臓器はないけれど、穿たれる度に中がいっぱいに満たされている気がする。 喉元を食われ、なんだか更に自分を穿つものが大きくなった気がする。 無理無理と首を横に振ったけれど、勿論止まるはずもない。 折り曲げた身体の上からぶすりと何度も突き刺さすように奥を突かれて、悟った。 もう、限界なんだと。 「あ、ぁ―――――ッッ」 幾度も激しく強く穿たれ限界を超えて、たまらず喉を沿って、きゅ、と花浅葱の双眸を閉ざす。 高みまで昇りきったら、あとは落ちるだけ。 中一杯に放たれた欲は熱くてどくどくと波打っている。 収めきれなかった欲が太ももを伝ってたらりと流れ出す感覚すら心地よくて、しがみついていた手を下ろしながらも、小さく身を震わせた。 (-679) 2023/09/23(Sat) 20:00:26 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 無敵の リヴィオ「先輩は……どう、思いますか? この法案と、今の現状」 「いくらなんでも、強引すぎる逮捕は治安の向上どころか、悪い影響ばかりがでてきている気がします」 今日は忙しかったみたいですね、と申し訳無さそうに眉を下げて。 ひそり、と語りだす。 あまり周りには、聞こえないように。 「あの。協力、してくれませんか」 失敗すれば、警察を辞めなければならないかも、しれない。 もしかすると自分も逮捕する候補に入れられるかもしれない。 それでも逮捕された無実の人を思うと、やってやれないことはないと思っている。 それくらいは、意志を固めていた。 「わかったんです。 どう調べても尻尾が掴めなかったアリソン・カンパネッロの、正体」 「それを白日の下に晒して、所長代理を告発しようと思います」 力の限り、叫んでやることを決めていた。 (-680) 2023/09/23(Sat) 20:15:50 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 情報屋 エリカ「そっか。 いや、ルチアはかなりの情報網だったから……何か危険なことをしてるんじゃないかと思ってね。 大丈夫なら、いいんだ」 ほっと胸をなでおろし。 明らかに安心の色を見せて、次の言葉を聞く。 【A.C.A】と聞けば、ぱっと思い浮かぶのは黒眼鏡の男だ。 そうか。先輩もまた、あのチームの中に居たのかと、小さく息をついた。 「先輩の心の内はわからないな。 そんなにあの法案は画期的だと信じていたんだろうか。 ……まぁ、それは君に言った所で意味はないけど」 その声色に、驚きの声はない。 ただ淡々と、それを受け止めていた。 (-682) 2023/09/23(Sat) 20:21:38 |
![]() | 【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「法に則った刑じゃないです、こんなの……」 正しく嫌悪感を抱く事が、難しい。 だってこれまで、ずっとこの人の下で働いてきたんだから。 最悪の上司だったならともかく、あなたは少なくとも、自分にとってはいい上司の部類だった。 でなければ、自分の身の上の話など、頼まれたってしない。 「あなたは確かに、法案が撤回されたとしてもここから出ることは出来ません。 それくらいの証拠が出ています……でも、まだ」 僕は困惑しています、と小さく呟く。 そう簡単に、イメージを変えることは、自分には出来なくて。 「どうして、警察でありながらそんな事を……していたんですか?」 教えてはくれませんかと、問う。 ぶつける怒りはない。 鬱憤も、欲もない。 ただ熱の乏しい花浅葱の双眸が、あなたをじっと見つめている。 (-685) 2023/09/23(Sat) 20:31:36 |