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人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「さすが。急な"襲撃"にも反応できるとは」
一番望まれていなかった客人は開いた隙間に体を滑り込ませ、閉める。
この部屋の防音性がどれだけあるか知らないが、開けっ放しにするよりは気づかれにくくなっただろう。
もちろんイクリールは狼でもなんでもなく、あなたに勝つための装備もなにも持たされてされていないが。

弱り切ったあなたを見下ろして、今しがた生んだ傷を踏みつけて痛みを与えることは簡単だった。
大きな袋ひとつを脇に置き、容器は手に持ったまま。

「昨日はすまないな?約束をすっぽかして。邪魔が入ってなぁ……ふざけた君の同僚がこうやって急に来たんだよ」
この一撃と行為は、その八つ当たりだ。
(-148) 2021/10/16(Sat) 1:35:18

【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス

「......まともと言うのは、名乗り出るものなのか?」

そして私は口にしただろうか。
まとも云々......、した、したか?

地の文を読まれた疑惑を抱いた。

苦情の処理をしているかどうかは果たして。
睨みつけるように見つめれば大半は逃げていくものだから。
目付きが悪いのは理解している。


「............嫌では、ない。」

貴方の 腕の中へと。こちらからは腕を回すことはない。
寄りかかるように疲れとともに身を預けた。
(-151) 2021/10/16(Sat) 1:48:55

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

扉が閉まる。その音に、どこか絶望に似たものを感じた。
どうやら 一時さえも休息を許されないらしい。


「い゛......、ぁ あ゛っ......!」

貴方の言葉に返事を返す間もなく、踏みつけられた傷痕の痛みに小さく呻く。たとえ防音性に優れていようとも、なんとなくそれが嫌で、自身の口元を覆うように右手を動かした。

壁に身体を預け 痛みによる吐息を時折漏らして、視線だけは貴方に向ける。

襲撃の話を聞いた時、その後の同僚の言葉を聞いた時、貴方を襲ったのは彼なのだろうと察してはいたが......、こうして誰かより確かな言葉を聞くと 本当に彼が という感情が湧いてくる。

...くるのだが、完全な八つ当たりを前にそうした思考に身を預けるのはまずいと 今の状況の理解に頭を回した。

正直 昨晩貴方が来なかったことにほっとしたのは言うまでもない。
(-156) 2021/10/16(Sat) 2:02:14

【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス

「ふふん。」

威張った。君の同僚たるもの、地の文読みくらいできないと『あれ?もしかして怒ってるのかな?』ってビビってしまうからね!私はもう怖くないけどね!
うん最初はちょっと怖かった。


「ならよかった。…………本当はね。毒薬を君に使ってもらおうかと思った時も、何度かあったよ。……だけど、君に負担をかけて、『対等』じゃなくて、『救われた者』になってしまったら、それはすごく……私のためにも、君のためにもよくないのでは、……ああいや、詭弁だな。あの時は私のことしか考えてなかった。誰からも遠ざかりたくなかった。ただでさえ遠いのにって」

でも毒を願わなくて良かった、と呟いた。

「……もしそうしてたら、君は優しいからもっと疲れていて、それでも……耐えていたのかなと思うと、ね」

アンタレスは、優しい。
『君まで堕ちないでくれ』と願ったトラヴィスの願いを、……ずっと叶えてくれている。

「……ねえ。君にお礼は言ったっけ?ありがとうって…… 糸の上で、立ち続けてくれて、ありがとうって」
(-157) 2021/10/16(Sat) 2:03:51

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

足を退けて、しゃがむ。見下ろすでもなく、見下されるでもなく、同じ目線。
「今日はお土産を持ってきたんだ。君が、協力してくれた分」

それと一緒に今度はフォークを取り出して、
あなたの左手の甲に突き刺す。

「あぁ、間違えた。スプーンじゃなきゃ食べられないな」
密閉容器のうちの1つの蓋を開けて、中を見せる。
きっとごく普通のビーフシチューに見えるだろう。見えるだけだ。この場でこれをあなたに見せる意味など一つ。

「結構美味くできたんだ、アンタレス君。感想聞かせてくれよ?」
スプーンを中へ浸す。掬うのは、肉の一塊。
(-159) 2021/10/16(Sat) 2:17:36

【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス

威張っている声がする。確かに表情変化が乏しく、発言も簡潔なのだから怖がられることは無理もないだろう。

...ただ、私はそんなに怖いだろうか。

怒鳴ったりはしないが......、睨むことはある。
うるさいやつを黙らせるのに便利なわけだから。

貴方の話を黙って聞いて、お礼に対して緩く笑んだ。
腕の中にいる以上、貴方には見えないだろうけれど。

「......私が、したくてしている事だ。
嗚呼、でも......、素直に受け取ろうか。」

疲れるのは、男が堕ちていないからだ。

そちらを選ぶことが楽だとしても、願いを 約束を それがあるからこそ、アンタレスはまだ 耐えている。
(-162) 2021/10/16(Sat) 2:30:14

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

協力してくれた分 という言葉に酷く嫌な予感がした。
思考した通りでなければいいと 願う。


言葉を返すため口を開こうとするも、またそれは阻まれて。

フォークを突き刺された痛みに身をビクリと振るわせ、左手の指は跳ねるように動いた。

その際に叫び声をあげそうになるが、既に口元を覆っていたものだから耐えるように右手に力を入れて......、くぐもった声くらいは、小さく漏れ出すかもしれない。

間違えたなどと言うが、絶対にわざとだと理解出来る。
指摘をするほど、余裕はないが。

見せられたそれに嫌な予感はますます増して、顔を顰め 本当に 本当に嫌そうに貴方を見た。...首を小さく 横に振る。

"そんな"ものは 口に入れたくない。

流石に拒否をした、した上で 身を引くように身体を後ろへと逸らす。
(-167) 2021/10/16(Sat) 2:45:33

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

あなたの右手首を掴む。

持っていた容器は床に置いて、自分の手を使えるようにして。
自分の右手にはスプーンを持ったまま、あなたの顔に近づける。
忌避感のある匂いは、きっとしない。

「抵抗感があるのは最初だけだ、な。皆そうなんだ」
これは脚の肉だ。筋張った部位ではあるが、よく煮込んで柔らかくしてある。
若干身を乗り出し、あなたの口を覆う手を引き剥がすように力を込める。
「次はもっと改良してこれを作る予定だ。きっと次作るもののほうが美味くできる。どれだけ変わるかも聞かせてほしいんだ、食べて貰わないと分からないだろ」
(-172) 2021/10/16(Sat) 3:00:29

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

確かに匂いは普通のものと変わりはない。
...だとしてもだ、それに対していい気持ちは抱けない。

掴まれた手首と それを剥がすように込められた力に、眉を寄せる。

「......や、めて くれ。」

先は行動で、今度は言葉で拒否を表すために小さく呟いた。

自分の方が力が強いことなど当たり前で、かつ振り払うように手を動かせば 簡単に貴方から距離を取る事も叶いそうだ。

それでも、男はそれを選ばなかった。
ほんの少し力を込めて抵抗を見せるのみ。

普段であれば弱りを囚人に見せるつもりは無いし、こんな言葉も告げないのだが......色々な事象から、強く在ることが出来なかった。
(-174) 2021/10/16(Sat) 3:19:29

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「……だいたいの人間はな」

「やめろって言われたって絶対に止めないんだ」
あなたの口にスプーンを、肉を押し付ける。
口を開かないのなら掴んでいた手首を離して、顔を掴んで無理矢理に。
これはまだ改良途中だが、そこらの店で出されるものよりずっと美味しい自信はある。逆に言えば、それくらいの味だ。
あなたの拒否感を超えて美味しさを与えられるかは微妙なところだった。

「な……疲れてる、んじゃないか?そういう時はよーく、たくさん食べた方がいいんだ」
(-175) 2021/10/16(Sat) 3:30:47

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

その言葉の意味は よく理解出来る。
それでも、せめての抵抗を やめたくなかった。

「...ん、ぐっ......ぁ、」

無理矢理含まされたそれに 嫌悪感が隠せない表情を見せて、咀嚼も行えないまま 口の中でどろりと 液体が喉を通っていく心地がする。

「...っ、ふ 」

肉だけがまだ舌の上、嫌だと首を小さく振って 吐き出そうと試みる。その際、離された右手を貴方の肩辺りに置いて その身を緩く押すように。

自分の一部だと知った中、どうして食べれるなどと思うのか。
(-179) 2021/10/16(Sat) 3:46:05

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

やっぱりな、と思ったので。
吐き出されようというとき、押された身は反発するようにあなたへ向かい。
口から直接、肉を奪い取る。
これにそこまで咀嚼は必要ないため、すぐにあなたの目の前で飲み込む。

「……勿体ないことするなよ、なあ」
というのは口実で、これはあなたへの嫌がらせの一環でしかない。
料理を捨てることなど大した問題ではない。

「でも、まあ、これはそんなに美味くないってことだものな。分かる分かる……」
袋の方へ手を伸ばし、肉切り包丁を引っ張り出してカバーを投げ捨て、続いてあなたの足首へ分厚い刃を叩きつける。死体の解体のように丁寧ではない、刃の重量で骨ごと叩き切ってやろうという乱暴なやり方。

「君が普通に食べられるくらいを今回の目標にしようか」
(-211) 2021/10/16(Sat) 11:22:05

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

近くなった貴方の顔にまず驚いて、それから目の前で行われたその行為に、目を見開いた。

口からは嫌悪すべきものは無くなったというのに、気分が晴れない。貴方の嫌がらせは大成功と言えるだろう。

「...そんな、問 だ——」

言葉の途中、また紡ぐことを阻まれた。

「あ 、ぁあ゛ あ゛あ ぁっ .........!!!」

呻いたり、くぐもった声に止めていたものはここに来て叫びとなる。この声は 誰に どこまで 届いたのだろう。

「...は、ぁっ......、」

壁にもたれかかり、肩で息をする。
首を切られて直ぐに死ねる方が余程ましだ。

痛みに苛まれる中、床が自身の血で汚れる様に あとで掃除をしなくては とか、先の叫びで誰か気づくのだろうか とか、今考えるにはどうでもいい事ばかり頭に浮かぶ。
(-216) 2021/10/16(Sat) 11:53:53

【神】 中堅看守 アンタレス

あんたれすくんからのおたより せかんど!


『この速度で死ぬのは嫌だ やめてくれ 苦痛だ』

簡潔。昨日は昨日、今日は今日。
4度目
の死は流石に重い。


ジャックから蘇生装置にいる時間が多すぎる。
(G5) 2021/10/16(Sat) 12:03:15
アンタレスは、返事を返さない。...確認するな、ダビー。
(a21) 2021/10/16(Sat) 12:19:33

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「昨日も、こうやったんだ……っ!」
足首のあとは膝。ここは一度では切り切れず、何度か。
広がる血を踏む足が汚れることも、血が手や体に飛ぶことも、普段なら気にすることをもう気にもしない。

「……蘇生の申請、私にもできるんだったか?今の内に君にやってもらったほうがいいかな?」
そこではた、と一旦手を止め、あなたの答えを待つ。

「それと、さっさと殺して欲しくなってきた頃合いか?」
ついでにあなたの嘆願でも聞けたら面白いかなと思っての質問。
(-218) 2021/10/16(Sat) 12:20:29

【神】 中堅看守 アンタレス

3度目のお便りコーナーは中止。
急遽ボイスでの発信に決まりました。

「......私としてはだが...、
私、チャンドラ、ルヴァ以外
の誰かに入れることを薦めたい。

薦めたいというよりは、頼む。死んでくれ。」

つまり同僚、アマノ、メサの誰かに(自分の代わりに)死んでくれのお願いである。もう口に出しているが。
(G11) 2021/10/16(Sat) 12:47:26

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

「あ゛ 、ぐ、...い゛ う っ、あ゛っ......、!」

何度か繰り返される行為に、その度に小さく悲鳴を零す。途中からはまた口元を覆っていたはずだが、声を我慢することには繋がらない。

血に濡れることも厭わず ヤケになっているような貴方を見て、男はほんの少し
恐怖した


左手は皮膚に爪が食い込むのではないかと また、刺さったままのナイフで手を切るのではないかと言うほどに強く握りこまれている。いっそ痛みに気を失えれば楽だろうが。

「......、たん ま 、つ......が、」

あるだろう と、部屋の奥にある机に視線を向ける。

この足では這いずって取りに行く以外に他ない。
だからこそ貴方に示した。

もうひとつ言葉には何の返事も返さない。
嘆願をするほど心はまだ堕ちていない。...堕ちる予定もない。

身体をくの字に曲げて肩での息を続け、痛みによる気持ちの悪さからか 上がってきた胃液を飲み込んだ。
(-225) 2021/10/16(Sat) 13:16:10

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「へぇ、……じゃあ取ってこようか」
悲鳴はよく聞こえるが、待っていた言葉は聞こえない。ので一旦中断して、示された端末を取りに行く。手に包丁を持ったまま。
痛みさえなければこの時間はあなたにとって休息となり得ただろうが、その状態では苦痛が無意味に引き伸ばされただけだろう。

「ほら」
ぽい、と床に滑らせて端末をあなたの近くへ。
それで申請しておけということだ。

申請を待つ間、次はどこにしようか……と考える。やはり昨日と同じように肩だろうか。
切れない程度にあなたの肩へ、刃を当てる。すぐにでも狙いを定めて振り下ろせるように。
(-229) 2021/10/16(Sat) 13:59:08

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

口を覆う手を外し、端末に手を伸ばした。まだ痛みも傷もない方の太腿の上に端末を置いて、微かに震える指で操作を。

恐らくこの様子では直ぐには死ねないだろうと、部屋の前で蘇生装置の待機時間を少なく済むように適当な時間に設定。あとはそのまま申請して端末を閉じた。

ナフのように骨を折るなどの苦痛がない分マシだろうか?
...そうでも無いな とすぐに答えを思い浮かべた。

寧ろこちらからの反撃ができる分あれはまだいい。
黙って自分が解体されることに耐えるのは、頭がおかしくなりそうだ。
(-232) 2021/10/16(Sat) 14:25:36

【神】 中堅看守 アンタレス

「...明言、しよう。......私は...、アマノへ。」

他3人になどと口にしながら(してはいない)、同僚を選ぶのはなかなか気持ち的な問題で難しい。メサはちょっとした事情。

あと命乞いしといて他人を選ぶのは最低。本当に最低。
そういうところから男に票入れてもOKである。

本人は嫌だって言ってるけど。強制では無いため。

静かな死に関しては地の文を読む能力は無いので何も言わなかった。...勿論、指摘されても言わないが。
(G14) 2021/10/16(Sat) 14:59:37
アンタレスは、イクリールの私怨を受け入れたみたいで嫌だなとはほんの少しだけ思った。
(a23) 2021/10/16(Sat) 15:01:45

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

終わった、と判断して、立ったまま刃を振り上げる。
事前に狙った通り……露出した肩へ。
薪割りでもするように勢いをつけた初撃は、一度だけで深い傷を負わせるだろう。

「本当に、今日という日は邪魔が入らなくて、良かった」
最初の数日はよかった。特に抵抗もなければ自分の命が脅かされることもなく。
"6日目"は最悪だ、よく分からない理由で邪魔されて。"7日目"もだが。

「そろそろ好きにできないとストレスでどうにかなるところだった。
いや、さ、死ぬ前に苦痛を受けたかどうかで味に変化があるのか、ってことを検証したかったんだよ。お陰で確かめられそうだ。
育成環境のストレスの有無が影響を与えるのは知っているのだけれども……聞いたことないか?水を与えない方が甘くなるとか、のびのび走り回らせた方がとか、そういうの……植物と動物の話だけどね」

適当に喋りながら、あなたの肩が落ちるまで何度も振り下ろすのを続ける。衝撃が骨を伝ってあなたに痛みを与えるだろう。

それが終われば、今度は側に座って、折り曲げたあなたの体に腕を入り込ませ、乱暴さのない動きでゆっくり腹部に刃を突き立てる。
服が邪魔になる分、切り開こうと動く刃はスムーズに進まない。
(-237) 2021/10/16(Sat) 15:05:26

【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス

「したくてしていることでも……私なら疲れてしまうよ、いつも。まして、……」

首を傾げた。
なんか今、微妙に引っかかる、……

「ええと。私の、頼んだことをするのが、君のしたいこと、みたいに聞こえてしまうのだけど。……偶然一致したということ?それとも、私、あれっ、すごく、もしかして君に色々負わせてたりするのかい?えっ、ちょっと、アンタレス、君ちょっと胸の内に色々仕舞いすぎだアンタレス、吐け!吐きたまえ!」

ぺしぺし!!
腕の中にいる男の背中を軽く叩いた。

「そん……な、アンタレス!私は君に頼ったが、君が私を頼るなとは言っていないぞ!一人で耐えているのではあるまいな!」

ぺしぺし……!
(-245) 2021/10/16(Sat) 15:46:52

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

初撃は既に肩に当てられた刃で理解したからか ぐっと強く噛みしめて大きな叫びを堪えた。勿論全てが消せる訳では無いから、貴方にだけ届く男の悲鳴がここに。

叫びを堪えた理由としてはここは看守の部屋で、ならば近くに他の看守の部屋もあるわけだ。
扉近くで何度も叫びを漏らせば、折角気付かずにいる同僚トラヴィス後輩ダビーも気づくかもしれない。既に知っているであろう チャンドラは除いて。

「...い、ぎっ...、ア゛ッ...、あ ァア゛......ッ」

最早叩くように振るわれる刃が、露出した肩に食い込む度に嫌な音がする。それとともに血が舞い、自分の叫びも合わせて頭がおかしくなりそうな音ばかりがこの場に存在して。

耳を覆おうにも無事だった右手は肩とともに落ちていくし、左の手はナイフと爪とで傷だらけだ。役に立たない。

骨を伝う痛みが何度も 何度も 何度も、繰り返されて。

もはや貴方の話など耳に入らないほどの苦痛に脳を犯されている。世間話のように語られるそれに答えることなど出来ない。

玩具のように落とされた自分の右肩を見た時でさえ思考が定まらず、されるがままに今度は腹部へ刃が突き立てられた。叫びは段々と無くなり、身を揺らして、時折呻く形へと変化していく。

乱暴さはないとはいえ、スムーズに進まない刃は苦痛を増すだけの最低のものだ。今度は胃液ではなく、血が口内を満たし、血反吐を吐く。瞳は虚ろへと変わり、その中には何かしらの恐れが見えるかもしれない。
(-246) 2021/10/16(Sat) 15:52:55

【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス

痛い。口には出さないが痛い。
軽くでも今は身体に響く気がした。

「......うるさい、トラヴィス。」

静かにしてくれ、というように寄りかかる重みが増すだろう。

「私は、...この場でも、真っ当でありたい。
...故に、君の願いは......、支えだ。」

だから別に負っているつもりはない。
ないし、...彼女のことは色々言われそうだからやめた。

「だから、......耐えているわけでは、」
(-248) 2021/10/16(Sat) 15:58:46

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

「君の服汚れが目立たなくていいな」
私は目立つからな、と己の服の、もはや残り僅かな白地に目を遣った。
もうここまで汚れればこれ以上どうなっても一緒だろうし、と袖であなたの口元を拭う。

そして瞳を覗き。
「……よかった。君がまともな感覚を持っていて。私もこういうのは絶……っ対に嫌だな。いやー最悪。
実はこういうので喜ぶ質だったりしたらどうしようかと」
それはそれでレアだからいいけどね、と内心思いつつ、切り開いた腹を見るために壁に寄りかかっていたあなたを横たえる。
夥しい量の血が床に広がっていて、あなたの背も髪もきっと今以上に汚れてしまう。

あなたにまだ感覚は残っているだろうか?
なら傷口をイクリールの手が広げる感覚や、あなたの腹の中に器具が入り込む感覚がわかるかもしれない。
「最初と同じなら、心臓を貰うところなのだけれども……願掛けに胃でも貰おうか。料理を気に入られることを『胃袋を掴む』と表す民族もいるらしいし」
意味のずれた発言と共に、あなたの臓器が切り離されていく。
(-262) 2021/10/16(Sat) 17:14:12

【秘】 中堅看守 アンタレス → 環境破壊 イクリール

口元を拭われるが、そちらに視線を向ける力もない。どこを見つめているのかも分からない程に少しずつ瞳は濁っていく。

男の身体を横たえるその動作もまるで人形で遊ぶかのように、その身に端から意思など無かったかのように、簡単に行うことが出来るだろう。

背も髪も、床へと面する全てが血で汚れてしまった。これがただの人であれば、ここで命を絶えて終わりなわけだが。

...男は、自分の意思で動かないけれども、まだ生きていた。
もはや死んでいるのではないかというほどの浅い呼吸だ。

...あッ、......ぅ ア゛、ン、.........、


死んでいれば楽なのに、貴方が傷口を広げる感覚も 器具が入り込む感覚も 臓器が切り離される感覚も、全てを感じてしまった。

小さな声で、喘ぎにも似た呻きがその場に零される。
そして男にこれを発している自覚はない、無意識だ。

事切れるまではその声と 僅かな身の揺れがあるが、暫くすれば完全に静かになることだろう。
(-267) 2021/10/16(Sat) 17:49:25
アンタレスは、部屋の中。処刑の時刻まで出てくる気がなさそうだ。
(a27) 2021/10/16(Sat) 17:50:48

【独】 中堅看守 アンタレス

*これはイクリールによる1度目の死の時空*
つまり2回目の死 頚部切創!


目を開ける。狭い空間の中 身動きの取りづらさを認識して。...ここはどうやら上司チャンドラが去り際に用意してくれた装置の中らしい。

この無礼講の中で入るのは2度目、...早すぎる2度目。

「......嗚呼、...最悪だ。」

この死はそれなりに早く死んだとはいえ、慣れるものでは無い。
右手を動かし首に触れ、繋がっていることを確かめた後に暫くしてからカプセル内より出てカウンセリングルームへと向かう。

ここで引っかかればいいのだが、難無くこなしたものだから早々に出て本編時空へと繋がってしまうのであった。
(-269) 2021/10/16(Sat) 18:07:41

【独】 中堅看守 アンタレス

*イクリールによる2度目の死の時空 *
これは今尚動いている秘話のやつ!3回目の死!


イクリールによる八つ当たりで散々な目にあった男。もう少し眠っていればいいのだが、それでは色々と間に合わない。

重い瞼を開け、早々に出ようと身体を浮かすが......、

「...っぐ、......」

胃液が喉を通る 吐き出しそうになるも飲み込んだ。
やはり身体が治ろうとも精神が追いついていない気がする。

諦めてもう一度寝転び、カプセル内の天井を見つめる。

前回の回収された部位を知ることはないが、メニューを知ってしまったことで完全に 完璧な 嫌がらせを受けてしまった。

今回に至っては意識があったものだから、凡そが理解出来てしまう。...そして何より最悪なのが、また食わせようと来るのではないかということだ。

どれだけ美味く出来上がったとしても、絶対に食べたくない。

嗚呼 思い出したら気分が悪くなってきた。目元を覆うように右腕を動かす。正直出たくはない、ないが......、まだ 仕事がある。

色々な用意を含めてもう暫くしてからここを出て、カウンセリングルーム そして部屋へと戻らねば間に合わないだろう。

まともな思考に嫌気が差す。いっそこのままもう一度眠って、今回の分はパスしてしまえば楽なのに。

とは思うものの、まだ 堕ちない男には、それを選択することは出来なかった。
(-270) 2021/10/16(Sat) 18:22:16

【秘】 環境破壊 イクリール → 中堅看守 アンタレス

あなたが死ぬまではわざと、腹を開いたまま作業を続けているふりをしていた。意味もなくつついたりして。
これ以上をもらっても調理し切れないだろうから。無礼講が終わっても持ち帰れるならよかったのだが。

「……さすがに死んだか。随分長生きだな」
動かない心臓を触って確認し、意味もなく手を払って血を落とす。

やる事といえば、一回目と同じだった。必要な部位だけ貰って、他は切り離す。
袋から持ってきた大きな保管ケースを取り出し、切り離したアンタレスを仕舞う。
「では……次をお楽しみに?いや、時間がないかな」

あとは到着した蘇生装置へ、あなたを担いで運ぶ。もし分割されて大量の血が抜けていなかったら、少し難しい作業になっていただろう。
運び終え、あなたが運ばれて行ったあと、自分も荷物をすべて持ってこの場を去る。

もう次、をやる時間はないかもしれない。
これで最後になっても惜しくないよう、美味しく作らないと。
(-274) 2021/10/16(Sat) 18:31:25

【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス

ごめんごめん、と支え直して(ぺちぺち叩いた手は、きちんとアンタレスを支えるために用いる)声を落とした。彼の本心の全てはわからないが、こうすることで彼が癒されるというのなら、否やはない。時に人肌が必要なことも、トラヴィスは知っている。

「…………支えになれるのは、嬉しいことだよ。
 だから、『耐えているわけではない』と、言い切れなかった君が、何に耐えているのか、私は気にしている」

比較的穏やかな口調を心がけながら、腕の中の男にゆっくりと囁いた。

「普段なら、踏み込まないんだ。こういう時には。
 だけど、……踏み込まなかったことで、取り返しがつかなくなることを私は知っている。口にしないことで壊れるものがあることを知っている。だから、不快かもしれないけど、問わせて欲しい。
 君が辛いのは何?アンタレス、君は、何に耐えている」

君を失うのは嫌だよ、と、力ない肩を抱いた。
(-276) 2021/10/16(Sat) 18:41:51