14:18:39

人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【独】 宝石人 リリス

/*
何か投稿あるのかな。
主催者さん待ちかな?
(-0) 2023/06/23(Fri) 4:55:57
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a0) 2023/06/23(Fri) 5:00:44

【独】 宝石人 リリス

/*
夜よりも朝型だから、この時間に何か書けたかもしれないけど残念。
でも絶対、主催者さん側からの投稿ある感じですよね。
諦めて用事済ませてからだなあ。
(-1) 2023/06/23(Fri) 5:58:16

【独】 宝石人 リリス

/*
そう言えばネリリさん、昨日いらっしゃらなかったなあ。
来てくだされば良いけれど。
(-2) 2023/06/23(Fri) 6:29:13

【独】 宝石人 リリス

/*
改めてオベロンさんの読んでたら、ヨシツネさんとの遭遇の件、弾き出されてもおかしくなくない…?
とか思ってしまった。
そして弾き出されたら一切入れなくなるのかな?
勘違い男案件とかで事件ありそう(にちゃん脳
何か、そういう闇落ちを誘うイベントとか起こるのかな、と思っていましたが、闇落ちは自由意志な感じかな。
(-4) 2023/06/23(Fri) 7:30:51

【人】 宝石人 リリス

−大図書館−

大図書館でいつも通り本を読んでいましたが、そうでした。今日はグランドサマーフェスの始まりなのです。>>0
やけにあたりが賑やかなわけです。
オベロン様のお話が耳に届きます。>>1
急にあたりが夜空に変わり、見る者の目を楽しませます。


「わあ…!」


あれは光魔法の応用でしょうか。
きらきらと煌めく夜空に、リリスは思わず目を奪われました。
本を閉じて、近くまでやってくる煌めきに手を伸ばします。
本当に捕まえられそうですが、その煌めきは動き続けます。
星々の流れはこの祝いが終わるまで止まりません。>>2宙を舞い、煌めき続けるのです。
リリスはその煌めきに嬉しくなりました。
まるで、たくさんの仲間がいるようなんですもの。
だからみんなの歓声の中、魔力を身に纏って流れ星を追いました。
ふわりと宙に浮いて、図書館の天井へ、そこからゆっくりゆっくり流れるように。
特にグランドでの用事がないリリスは、そうして大図書館で星々と戯れていました。
そうして図書館の隅へ、隅へ。**
(4) 2023/06/23(Fri) 7:40:30

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

まるで夜空を泳いでいるようでした。
空を飛ぶほど風の魔法が得意なわけではありませんが、純粋な魔力を纏ってふわふわと浮くくらいならできるのです。
肌も髪もローブも闇色のリリスでしたが、肌も髪もローブも楽しさにつられて所々魔力で明滅しています。
その光に照らされて、輪郭も淡く光るのです。
本来なら図書館の中でこんなふうに宙を舞うのは叱られるでしょうが、今日はグランドです。
多少は目溢しされるでしょうし、星の仲間と思ってもらえないでしょうか。
 
 
「スノウ?暇じゃない、楽しいよ!
 お星様キラキラ、仲間いっぱいみたいで楽しい!」


知っている声が聞こえました。>>12
振り返り、光を煌めかせながら空間で宙返りしてトンと床に降り立ちます。
リリスはリリスで楽しんでいましたが、出店を出している人や、友達同士で楽しんでいる人たちに比べたら暇に見えても仕方ありません。
スノウに近付くと甘い良い香りがしました。
これも、この学院に来てから覚えました。温かいココアという飲み物です。甘くて美味しいのですが、最初は舌を火傷してしまった記憶があります。
(32) 2023/06/23(Fri) 14:49:53

【人】 宝石人 リリス

「スノウはどうしたの、暇してるの?
 暇ならいっしょに遊ぶ?」


特にリリスに予定はありません。
だから、こんなところに一人でココアを飲んでいるスノウを気楽に誘いました。
手を伸ばして、彼の左手を取ろうとします。*
(33) 2023/06/23(Fri) 14:50:22

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「あ、そっか。じゃあどんな遊びしよう?」


スノウは空を飛べないようです。>>36
リリスも、あまり空高くは食べませんし、誰かを一緒に飛ばせる程の魔力はありません。
さっきまでと同じ遊び方は難しいでしょう。
少し首を傾げて考え込んでいたリリスは、その後にパッと顔を綻ばせました。
(37) 2023/06/23(Fri) 15:43:13

【人】 宝石人 リリス

「それじゃ、上まで昇ってく?
 上からグランド、一緒に見よう!」


パッと何処からか取り出したのは、以前スノウから譲り受けた白い樫の杖です。
右手で彼の左手を、左手で杖を持つとコツンと床に魔力の波紋が広がりました。
リリスが口の中で何事かを唱えると、魔力の波紋はスノウとリリスを中心に円の姿を取り、白い魔法陣が浮かび上がります。
飛ぶことができなければ、ゆっくりと浮かせれば良いのです。
 
 
「あんまり早く動くと壊れるけど
 ゆっくりなら多分大丈夫。」


多分と言う言葉ほど、安心できない言葉はないかもしれません。
それでもリリスは明るく笑うと、その魔法陣に魔力を注ぎ始めます。
スノウの手を繋いだまま少し床から魔法陣ごと浮き上がりました。
もし止められなければ、ゆっくりゆっくり、天井に近づいていくことになるでしょう。*
(38) 2023/06/23(Fri) 15:43:55

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

リリスは細かい事を気にしません。
できるものはできるけど、できないものなできない。そう言うものだと知っていたからです。
特に宝石人の場合は魔力の量や属性に様々なものが左右されます。
魔力の多い男性の方が有利で、魔力の多い女性は不利。
属性も生活するには多い方が良いですが、子供を成す事を考えれば属性は少ない方が良いのです。
そして、いくらその事を知っていても、ほかに宝石人の知り合いもいないリリスにはそんな事は無縁の話に思えました。

他種族との交わり方なんてまだ知らないのです。知らないまま一人になって、何とかこの学院に逃れてきたのですから。
だから今のリリスは、ヒトとの関わり方すらあまり知りません。
けれど護られている分今までよりも伸び伸びと生きることができました。

けれど、残念なことに安全性についてはにっこりと笑顔で黙殺する>>39事を覚えるくらいには、ある種の社交性は芽生え始めているようです。
(45) 2023/06/23(Fri) 17:30:42

【人】 宝石人 リリス

「ん、天井階…まで?
 上まで行ったらどうしよう。
 シューッて、滑り落ちる?」


肩や腕が触れてもリリスは気になりません。
むしろ、手を強く握りしめて自分からも身を寄せました。
だって、端っこにいたらバランスを崩して落ちてしまいそうです。
自分だけなら何とかなっても、スノウまで巻き込んで落ちたら目も当てられませんから、ちゃんと中央に身を寄せるべきなのです。

ゆっくりゆっくり、かなり天井まで近づいてきたようです。
色んな出店が並んでいるのがよく見えます。
まだ少しずつ上へと昇っていますが、その速度はだいぶ緩やかになっています。
天井に頭をぶつけたくありませんからね。
もっとも、ぶつけるとしたらリリスではなくスノウになってしまうでしょうけれど。
(46) 2023/06/23(Fri) 17:31:03

【人】 宝石人 リリス

「お店もキラキラ、楽しそう!
 グランドは図書館の中だけでやってるの?
 外でもしてるなら見に行きたいな。
 中だけでも、全部見て回れるかなあ…。
 ヒトもたくさん!」


色んな美味しそうなにおいがしています。
リリスは目をキラキラさせながらはしゃいで、杖を持つ手をそわそわと上下に揺らしています。
そんなふうに上から見渡しながら、一番近くからする甘いにおいに視線が向きました。
ココアです。>>40
でも、リリスの片手は杖。片手はスノウ。
欲しいと思っても手を伸ばせません。
そもそも、人が飲んでいるものを欲しがるのはいけない事ではないでしょうか。
それでもつい、視線がそこに向いてしまいます。
(47) 2023/06/23(Fri) 17:31:33

【人】 宝石人 リリス

「スノウ、それ何処で買ったの?私も欲しい。」


だから、ちゃんとそこは質問します。
先に買っておけばよかったのですが、さっきまでは空で泳ぐ様に遊ぶことに、今まではスノウと空に行くことに夢中になっていましたから仕方がありません。*
(48) 2023/06/23(Fri) 17:31:54

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「降りれるけど、シューって!
 流れ星みたいにしたら楽しそう!」


先ほど見た彗星のイメージで杖で弧を描きます。
勿論魔法陣でゆっくり降りる事はできますが、流れ星だって素敵でしょう?
リリスは想像だけで楽しくなって、またピカピカと髪や衣服を光らせました。
キラキラ、キラキラ。髪の全てではなく、衣服の全てでもありませんが、光が散ってまた灯ります。


「スノウも見たことないのあるんだ。
 そっかあ、私は全部見ることができるかなあ。
 でも、ここからなら図書館のは全部見えるかな?」


全部見えたとしても、細かいところまでは見る事はできないでしょう。
でも、人が賑やかにしている様子が楽しくて頬が緩みました。
人里離れ、人から隠れていた頃よりなんて楽しいのでしょう。
リリスは毎日が楽しくて仕方がありませんでしたが、今日はその中でも一番の日になるかもしれません。
(60) 2023/06/23(Fri) 19:26:18

【人】 宝石人 リリス

そして、ココアです。
露天の場所を示されて>>57心が少し動きましたが、どうやら飲ませてくれるようです。>>58
何て良い人!


「うん、飲む!ありがとう!」


傾けられたココアに顔を近づけます。
少し口を開いて、カップの縁を唇で挟みました。
火傷したらどうしようかとも思いましたが、程よく温くなっているようです。
一口、二口。
少し顎を上げたら、カップを離してくれたでしょうか。
口の中がほろ苦甘くて、ほんのり温かくて、とても幸せな味です。


「美味しい…!
 ココア美味しいよね、誰が考えたんだろう?
 スノウ、知ってる?っ、と。」


そこまで話していると、魔法陣の上昇が堰き止められる感覚がありました。
なので意識的に魔法陣の上昇を止めさせます。
スノウの頭は、少し当たってしまったかもしれませんね。*
(61) 2023/06/23(Fri) 19:26:49

【独】 宝石人 リリス

/*
一口、と言ってもらってるのに二口飲んだことに今気づく
(-26) 2023/06/23(Fri) 19:28:10

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「誰かにぶつからないように気をつける。
 確かに、当たったらだい、さん、じ。」


でもさっき見たのは綺麗だったんだ、と言いたげにリリスはモジモジしています。
確かに誰かに当たったら申し訳ないで済むかどうか分かりません。
でも、研究が好きなマーリン寮に居るだけはあるのか、リリスは自分がやりたい事には真っ直ぐなところがありました。
きっとこの後やるでしょう。ええ、きっと。


「それじゃあ、外でも一緒に昇ろ?
 学園全部見渡せるくらい高く!」


スノウの言葉>>74に、普段はそこまで高いところに興味を示さないリリスも大興奮です。
是非やろう、直ぐやろう、と彼と繋いだ手をゆさゆさ振ります。
ココア>>75で少しは大人しくなりましたが、やっぱりやりたい気持ちは止まりませんでした。
勿論、熱くなかったからこそ、一口と言われていたのに二口も飲んでしまったのですけれど、つい美味しかったから飲んでしまったのです。
(85) 2023/06/23(Fri) 21:00:29

【人】 宝石人 リリス

ですが、スノウの頭が天井にぶつかってしまったと気付いて>>76小さく「大丈夫?」と顔を覗き込みました。
ほんの少し、魔法陣の位置を下げておきます。

一番高いところから見下ろすと大きな時計が見えました。>>76
カチコチ、カチコチ、カチコチ、カチコチ。
ゆっくりと正確に時を刻むその姿を見て、リリスはほう…と感心してため息が漏れます。
星空の彩りに正確な動き。
それが魔法で表現されているのですから、やっぱりここの術者は優れていると改めて思うのです。
大雑把なリリスは、こう言う正確な美に憧れはしますが、どうにも失敗してしまいがちですから。


「すごい、きれい…。」


星空も、大時計も、それら全てを投影する魔術の技術も魔力量も。
惚れ惚れと見ていましたが、スノウの提案>>77にパッと顔が綻びました。
(86) 2023/06/23(Fri) 21:01:06

【人】 宝石人 リリス

「そうだね、任せて!
 スノウ、私と手を離さないでね。

 さーん、にーい、いーち…。」


ギュッとスノウと繋いだ手に力を込めます。
杖を持つ手に力を込めると魔法陣が輝き出しました。
ゼロまで言ってしまったら、魔法陣は急に早く動き始めて二人を時計が投影された大きな円卓へと弧を描き輝きながら流れていってしまうでしょう。

果たして、二人は流れ星になれたのでしょうか。*
(87) 2023/06/23(Fri) 21:01:36

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

スノウが零した呟き>>97に、リリスは目を瞬かせました。
どうしてそんな事を改めて言われたのでしょうか。
だって、この学院にいるヒトたちはみんな、魔法使いに向いているから居るのではないでしょうか。
そう思いましたが、魔法ではなく剣が得意だとか、魔道具を作るのが得意だとか、いろんな得意の形があった事を思い出します。
不思議に思いましたが、その手をギュッと握るだけに留めました。

魔法使いに向いているのかもしれません。
でも、宝石人として生きるのには向いていません。
リリスは自由に生きる楽しさを知ってしまったのです。
護られる居心地の良さも知ってしまったのです。
魔法を学ぶ事で身を守る術を知ろうとしていたのです。
けれど、それは、リリスが魔法使いとしての道しか選べなかった結果ではなかったでしょうか。

叶う事なら、魔法なんて知らなくても両親の元で平和に暮らしていても幸せだったはずなのです。
それはもう、叶わない生き方ですが。
(103) 2023/06/23(Fri) 22:02:40

【人】 宝石人 リリス

「ゼローッ!キャーッ!!!」


カウントダウンの終わりと共に輝きを増しながら夜空に弧を描いて落ちていきます。
リリスの叫び声は楽しげなものでした。
自然と笑顔が浮かびます。キラキラと、散らす魔力の煌めきは眩しいほどでしょう。
どかーん、と見事に着地した時の衝撃はありませんでしたが>>99此方からも手を離さなかったので一緒に尻餅をつく事になりました。
ちょっと痛いですが、それよりもあの落下の時の高揚感!
(104) 2023/06/23(Fri) 22:03:05

【人】 宝石人 リリス

「あはは…あはははっ!
 すっごい!たのしー!あっははははは!
 凄かったあ、もう一度、今度は外で…ふ、ふふふ!」


あんな経験は初めてです。
まだ手を繋いだままお腹を抱えて笑いました。
周りからパチパチと拍手の音が聞こえます。笑い声もたくさん聞こえます。
あんまり笑いすぎて涙が滲んで溜まり、こぼれ落ちていくと、次の瞬間にはコロンと小さな魔石になって転がり落ちました。

あ、とリリスは小さく声をあげます。
小さな、けれど輝きが増した魔石を拾い上げます。
でも今は誰かに何か言われる前に、杖を仕舞うと同時に片付けてしまいましょう。
手を振って杖を消すと、スノウの手を引いてせがみます。


「スノウ、外行こ!
 それともさっきの、怖かった?」*
(105) 2023/06/23(Fri) 22:03:44

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「んっとね、怖かった!
 怖かったけど楽しかったの。変?
 心臓がキュッとなったけど面白かった!」


勿論外でもやるつもりです。>>113
でも、全く怖くなかったわけではありません。
怖かったけど面白かった。そんな不思議な現象でした。

涙の魔石を拾ったのは、誰かに拾われるのも嫌だったからです。
悲しいとか怖いとか嫌と言う気持ちではなく、楽しい気持ちが詰まった魔石だから尚更です。
だから杖と一緒にしまうことにしたのでした。
他の人にバレないようにしたのは、楽しいとはいえ目的と手段が逆になるのは嫌だったからです。
楽しいは楽しい。それだけでよかったのですから。
(129) 2023/06/23(Fri) 22:50:42

【人】 宝石人 リリス

リリスからも手を引きましたが、スノウが手を引いてくれた>>115のが何となく嬉しくなって、リリスはニコニコし続けていました。
双眼鏡が売っている場所を探すというのも、確かに遠くまで見渡せる場所ならと理解できます。
そうしよう、と双眼鏡を探す事にしましたが、一つお店を通るたびにリリスの足が止まります。

美味しそうなスコーンの香り。
ここは魔法の研究レポートをまとめたものでしょうか。
魔道具の作成のクラブもあったようです。
色んなものに目移りして、リリスの足はなかなか前に進めません。
(130) 2023/06/23(Fri) 22:51:09

【人】 宝石人 リリス

「あっ、あっ、スノウ!
 これふわふわもふもふ!」


そして今度は魔法生物を模したぬいぐるみの店で足を止めました。
まん丸の形になった白いフクロウのぬいぐるみをひたすら撫でて手触りを楽しんでいます。*
(131) 2023/06/23(Fri) 22:51:28

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「泳ぐの?な、なんで…?」


紅茶につけると泳ぐスコーン。そんなもの、見た事なくて驚いてしまいます。
本当にこの学院には見たことも聞いたこともないものがたくさんあるのです。
でもそんな中、白色が好きかと聞かれました。>>140
目をパチパチ瞬かせます。
そんなふうに意識した事はなかったですから。


「白も好き。でも色んな色好き!
 特に意識した事なかったけど
 スノウのくれた杖の色だし、好き。
 スノウの髪の色も目の色も、好き。」


えへへ、と溢れた笑いは照れ臭かったからです。
だって今まで特に色の好き嫌いを意識した事はありませんでした。
だから改めて言われると、特に好む色はそんな理由からだった気がします。
ぬいぐるみを買っているスノウを見て、良いなーと手元をじっと見ました。
お小遣いは涙魔石のおかげでそこそこありましたが、双眼鏡がいくらか分かりませんから。
(152) 2023/06/23(Fri) 23:59:23

【人】 宝石人 リリス

「スノウの好きな色はなあに?
 得意な魔法も、よかったら教えて。」


そして、隣の店に向かいながらそんな事を聞いていました。
だって知らなかったのです。
スノウのこと、リリスはあまりにも知らないままでした。*
(154) 2023/06/23(Fri) 23:59:45

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

あの日以来、高度な魔法を使うときにはスノウからもらった杖を使います。
そうすると杖が良いからか、魔法が成功しやすいし安定するのです。
それまでは杖を使うことがなかったリリスですから、この発見は大きかったですし嬉しいものでした。
だから、スノウのくれた杖の色が好きになったのです。


「えっ?でも、良いの?
 お金…、うん、ありがとう?」


それにしてもぬいぐるみはリリスのものと言うではありませんか!>>161
お金に関しても良いようで、リリスは自分も楽しんだのにちょっと申し訳なくなりました。
だって、何よりあれが楽しかったのはスノウが一緒だったからではありませんか。
一人ではやろうとしなかったでしょうし、一人ならあそこまで楽しかったとは思えません。
ぬいぐるみを受け取りぎゅうっと抱きしめながら、リリスは少しだけ不満そうでした。
それでももふもふは正義です。
もふ。もふ。もふ。としているうちに、少しずつ気持ちは戻っていきます。
それでも、チクリ、と胸が痛んだ気がしました。
パチリと目を瞬かせて、自分の胸をそっと触ります。
(170) 2023/06/24(Sat) 0:58:31

【人】 宝石人 リリス

白が好き。>>161リリスと同じ色が好きなようですが、その色はリリスにはない色でした。
それでもリリスだって白が好きなのに、おかしいですね。


「…うん。生まれつき、属性があって。
 私は光と土と水があるの。
 魔力も宝石人の女性にしては多いんだって。」


流石にリリスにも分かりました。
話を逸らされてしまったのです。>>162
だって、何となく理解はしていたのです。
譲り受けた杖は、スノウが使えなくなったものでした。
元々の属性が反転して、反発するようになってしまったのです。>>0:316
それでもスノウは何度かリリスに魔石を求めにきました。>>0:376
数えるほどでしたが、その魔石が必要だったと言うことです。
それが、今の得意な魔法や何かに使われているのだと思っていました。
元々の属性が反転しても頑張ってるんだなと思っていたのです。
けれどそれは触れてほしくない話題のようでした。
それなら、リリスは触れないであげることしかできません。
(171) 2023/06/24(Sat) 0:59:02

【人】 宝石人 リリス

…きっと元は、あの白い樫の杖に沿った、光の魔法や癒しの魔法が得意だったのでしょう。
そう、想像することしかできません。
(172) 2023/06/24(Sat) 0:59:24

【人】 宝石人 リリス

「でも、だからね、身を染めにくいんだって。
 属性も魔力も多めだから。
 生まれつきなのと、生きるためだから、
 良い女になれないけど仕方ないね!」


だから、光の属性の他にも属性を宿す事を笑い話にしてしまいました。
見初められる女、ではなく、身を染められやすい女になるには生まれつき難しいようです。
魔力は生まれ持ったものに加えて鍛錬したければ育ちはしませんが、生き残るためには強くならないといけません。
そもそも、宝石人として種を残すつもりもあまりありません。だって、同世代の仲間を見たことがありませんもの。
だから良い女になれないな、と、昨日のフォボスとの会話を思い出して笑ったのでした。
あの時のフォボスは良い女と言ってくれましたが、リリスが良い女になれるのはよく笑うことくらいでしたから。*
(173) 2023/06/24(Sat) 0:59:46

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

後輩ができたらの例え話しにリリスは頷きます。
確かに、自分より後から入ってきた子たちには優しくしなければならないでしょう。
きっと今のリリスよりものを知らない子も多いのでしょう。
そんな時はちゃんと、色んな事を教えてあげないといけません。
きっと今のリリスよりも、たくさん多くのことをその頃のリリスは知っているはずですから。
もふ。もふ。ぎゅ。
縫いぐるみを抱きしめもふもふしていると気持ちが落ち着きます。
また、スノウにもらった大切なものが増えました。

でも、良い女の話になると首を傾げてしまいます。
宝石人の?>>177
(181) 2023/06/24(Sat) 2:05:44

【人】 宝石人 リリス

「あれ、えっと…?」


そういえば、他のヒトたちはそうではないのかもしれません。
えっと、よくわかりません!
リリスは少し混乱してしまいました。
まさか自分より先輩のスノウが、子供の作り方を知らないとは思えません。
けれど確かに、まだ保健室で先生に質問していなかったのです。
ヒトの子供の作り方。
てっきり、宝石人同士の方法と同じで、でも精気を吸われると死に瀕する感覚に似て生存本能から身体が熱くなって子供を作りたくなる?
そこから、先は、同じでは?と思っていたのですが…。
わかりません。わかりませんね!
思考がグルグルしてしまいましたが、はたと我に返ったのは頭脳の指先がぴたりと額にむけられたからでした。>>178
目を丸くしてスノウの顔を見ます。
(182) 2023/06/24(Sat) 2:06:06

【人】 宝石人 リリス

「毒で?ああ、確かに、そうなのかも…?
 私自身を弱らせれば、良いの…かな?」


自分を一時的にでも弱体化させるのは盲点でした。
だって、そんな事をしたらせっかく生き残るために強くなったのに危ないじゃないですか。
それに、同じ種族だからと言ってその相手を好きになれるかどうかは別なのです。
でも。もし、そんな日がきたら?
同じ種族で希少種だからと、獣のように番になるようにと言われたら。
ほんの少しだけゾッとしました。
ぎう、と縫いぐるみを抱く手の力が強くなります。

でも、スノウの次の言葉>>180がリリスの気持ちを軽くしてくれました。
星を仲間見たいと思いましたが、星みたいだと言ってくれるなんて。
お世辞でも好きと言ってくれるなんて、なんだかとても嬉しかったのです。
ふわ、とリリスの光が柔らかになります。
ほんの少しだけ淡い桃色が混じりました。
(183) 2023/06/24(Sat) 2:06:29

【人】 宝石人 リリス

「それなら、嬉しい。
 私も今の自分が好き。今の生活が好き。
 だから、このまま頑張っていきたい。
 生き抜いていく為に。」


でも、一つ疑問が生じました。
ちょっとこれは早く確認しないといけない気がします。
ユスティも早めに調べろと言っていました。
できれば、できれば早急に。

だから少しモジモジとした後、くいっとスノウの袖を軽く引きます。
そして小さく手招きして、背伸びして、リリスは彼の耳元にそっと質問したのでした。**
(184) 2023/06/24(Sat) 2:07:01

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ

「あのね、聞きたいことあるの。
 赤ちゃんの作り方、知ってる?」**
(-58) 2023/06/24(Sat) 2:07:33

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス


  い、いや。
  知ってるけど、……知らないのか!?

[内容が内容なので声のトーンを落としてリリスの方に言う。
その後で思い当たるのが、先程の話。
もしかしたら宝石人の子供の作り方と言うのは
僕らとは違うのではないかと言うこと。]

  あー……その、だな。
  そのな。知ってるが……。

[口元を手で押さえて、しどろもどろ。
リリスの顔を見て。
こう言うことは僕じゃなくて
同性とかから聞くべきじゃないかとも思うのだが。

……あくまで知識として。
これは知識だからと、自分に言い聞かせて。]


  ……性行為をすると、出来る、というか。


[と、小さく彼女に言った。]*
(-65) 2023/06/24(Sat) 9:04:38

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「ううん。必要だったら、それも使うことあるかも。
 一度自分を弱らせて、は盲点だった。
 新しい視点も嬉しい。」


それは本心からの言葉でした。
悪かった>>193なんてとんでもありません。
ある意味、自分を弱らせてでもそうしたいと思ったなら、リリスは挑戦するでしょう。
そうまでして子供を欲しいと思う時が自分には来るのかもしれません。

でも、屈んでくれたスノウに小さく尋ねた言葉は、スノウをとても動揺させたようでした。>>194
知らないのか、と言われても。
(195) 2023/06/24(Sat) 9:21:32

【人】 宝石人 リリス

「えっと、えっと、
 宝石人同士の…は、両親に、聞いた。
 けど、他種族のは、知らない。

 宝石人は、えっと、
 男性の魔力で女性を染めるの。
 だから、男性より女性の方が魔力が低くて
 属性も少ない方が染まりやすいの。
 女性が男性の魔力に染まると魔力の珠が出てきて
 それを女性が抱えて魔力を与えて育てると子供になるの。

 男性の魔力で染まると
 ふわっと魔力の珠が出てくるんだって。
 ふわっと。」


もちろん、その様子を両親が見せたわけではありませんから、リリスの言葉はふわふわでイメージありきの言葉の羅列です。
もしかしたら他の種族なら他の言葉で言い換えられているのかもしれません。
それにしても。
(196) 2023/06/24(Sat) 9:22:33

【人】 宝石人 リリス

「性行為って何?何するの?
 …お腹が熱くなったりする?」


スノウが小さく教えてくれましたが、本当に知らない単語でしたのでリリスは普通の声で問いかけました。
けれど、少しだけ思い当たることがあって、そっと下腹に手を添えました。*
(197) 2023/06/24(Sat) 9:23:03

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「うーん、わかんない?
 他の種族と子供を作った人もいるらしいけど
 私、両親以外の宝石人見たことないもの。
 二人も、多分知らないと思うの。」


言うなれば子作りの事を他人に聞くという事です。
ただでさえ人目を避けて生きてきた宝石人たちには難しい問題でした。
両親がどのように出会ったのかも聞く前に死に別れてしまいましたもの。
だからこてんと首を傾げてスノウの質問>>198にはわからないなりの言葉を並べました。
(201) 2023/06/24(Sat) 10:25:42

【人】 宝石人 リリス

「男性と、女性の、せいき。」


何という事でしょう。
頭の中で漢字変換がうまく行きません。

そもそも漢字の文化圏ではないのではないか、という話は横に置いておきましょう。

スノウが俯きながら、指をクルクルさせながら一生懸命説明してくれます。>>199>>200
男性のセイキを女性の中に収めて、セイキを出すと、ニンシン、することがある。
ニンシンとは、魔力の珠が出てくる事でしょうか?
それにしてもセイキを収めてセイキを出す、という事は男性のセイキを出し入れしただけで終わるのでしょうか。そもそもどこに入れるのでしょう。女性のセイキはどこに行ったのでしょうか。
頭の中でセイキの3文字がグルグル回ります。
でもお腹が熱くなる事はあるようです。>>199
(202) 2023/06/24(Sat) 10:26:29

【人】 宝石人 リリス

しばし、沈黙。
そして何を思いついたのか真っ赤になります。
そして直後、少し青ざめます。
でも、リリスの肌の色ではわからないでしょう。
漏れる光が一瞬赤くなって、けど直ぐに光が弱まりました。
(203) 2023/06/24(Sat) 10:26:59

【人】 宝石人 リリス

「女性のセイキは吸われても大丈夫…?
 こ、この間、…倒れてる人に声かけたら、
 何か吸われて。
 最初は魔力を吸われたかと思ったけどセイキみたい。
 凄く身体が変な感じになって怖くなって逃げて、
 でも、謝ってくれたし、
 けど、セイキを吸われたら生存本能?で
 子供を作りたくなっただけだから
 怖い変化じゃないって言われたけど
 
 …あってる?」


ちょっと泣きそうで声が震えてしまいます。
でも認識に間違いもありそうで、最後にちゃんと質問しました。

少し小さな声にしたのは、もう終わった事だし謝って貰えたからです。
それに、もし生存本能から身体が子供を欲しがって、実はニンシンしてました!
なんてことがあったらどうしましょう。
凄く怖くなって、涙が滲む感覚がします。
黒いハンカチを取り出して握りしめました。*
(204) 2023/06/24(Sat) 10:27:42
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a31) 2023/06/24(Sat) 10:57:22

【独】 宝石人 リリス

/*
ステラさんからもきてた!
急用済ませたら反応したい!
(-72) 2023/06/24(Sat) 10:59:51

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

少し、かなり、動揺していました。
けれど泣きそうなっていた気持ちは、スノウにハンカチを握る手を包み込むように手を触れられて>>208不思議と気持ちが楽になりました。
話を聞いて、という言葉にも素直にこくんと頷けます。

スノウの落ち着いた声が染み込んでいきます。
そう、自分に変化を与えた彼は淫魔かどうかは分かりませんが>>208きちんと謝ってくれた良い子です。>>209
精気はリリスが最初に魔力を吸われたと思ったように、とても似ているものなのでしょう。
あの時には確かに身体の奥底から湧き起こった変化の方に戸惑ってしまいましたが、言われてみればとても疲れていたような気がしないでもないのです。
(213) 2023/06/24(Sat) 11:49:02

【人】 宝石人 リリス

大丈夫。怖くない。
スノウが繰り返してくれるその言葉に、リリスは泣かないでと言われているのに>>210また泣きたくなってしまいました。
でも今度の涙は不安や恐れの涙ではありません。
ホッと安堵した、歓びの涙です。
それでも泣かないでと言われているものだから涙を拭かなきゃ、とハンカチを求めましたがハンカチを手にした方の手が包まれてしまっています。
どうしよう。
迷った末、ハンカチかスノウの手か分かりませんが目元に運んで拭きました。
涙が拭かれた場所に一瞬薄い硝子の膜のようなものが張り、直後にパキンと砕け散ります。
(214) 2023/06/24(Sat) 11:49:21

【人】 宝石人 リリス

「良かった。怖くなくて良かった。
 教えてくれてありがとう、スノウ!」


そして涙を拭いた後は、ふにゃりと安堵の笑みを見せました。
安心したからでしょう、ふわふわと穏やかに光を零しています。
嬉しいついでにギュッとスノウに抱きつきました。
ぐりぐりぐりと顔を当たった場所に擦り付けます。


「ホッとしたらお腹空いた!
 何か買って、お外で食べたい!」


そうだ、双眼鏡も買わなくちゃいけません。
泣きそうになったのは少し恥ずかしかったですが、それを誤魔化すかのように明るく振る舞います。
スノウの腕に腕を絡めて、ぐいぐい引っ張り出しました。**
(215) 2023/06/24(Sat) 11:49:43

【人】 宝石人 リリス

−グランド前夜−

グランド前夜、寝る前にリリスのところにお手紙が届きました。>>205
森の近くで倒れていたあの子です!
良かった、とリリスは安心しました。
薬草も受け取って首を傾げます。
風邪予防にもなるその薬草。
きっとそのまま頂くものなのでしょう。
でも良いお薬は苦いと相場が決まってます。
風邪を引いたりするのは辛そうなのだし、せっかくステラが用意してくれたのでその薬草を飲むことにしました。

こういう時に有効なのはパンとミルクです。
パンに挟み込んでミルクと一緒に薬草を流し込んでしまうのです。
少し大きめの薬草もあるかもしれませんが、なるべく噛まないようにしてきちんと飲むことができました。
そのおかげか今日も元気です。

普通は水か白湯で薬草を飲むんだと気づいたのはだいぶ後のことだったでしょう。**
(216) 2023/06/24(Sat) 12:10:41

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

抱きついて、頭を撫でられると>>218胸が何だかぽかぽか温かくなりました。
精気を吸われた時のような急激な熱ではありませんが、確かにぽかぽか温かいのです。
精気を吸われてもおらず、生命の危機に瀕した訳でもないのに不思議ですね。
これは、生存本能が子供を作りたい気持ちと何かが違うのでしょうか。


「エビ、焼いたの美味しかった!
 レタスも焼くと美味しかった!
 じゃあ絶対美味しいね!」


スノウが教えてくれたシュリンプロールの店>>219へと移動していきます。
ぐいぐい引っ張って歩く中、小さな、本当に小さな呟きが耳に届きました。>>220
見上げるとスノウの顔が薄闇の中でも赤くなっているようです。
スノウは男の子。それは、リリスも最初から知っていました。どうして今それを改めて言うのでしょう。
(221) 2023/06/24(Sat) 13:25:41

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ



「…男の子の中では
 スノウが一番、好き。」

 
 
(-76) 2023/06/24(Sat) 13:26:34

【人】 宝石人 リリス

果たして、小さな呟きは彼の耳に届く事があったでしょうか。
リリスの頬が熱くなります。漏れて光る魔力が桃色を帯びて、震えるように揺れていました。
何となく顔が見れなくて、顔をそっぽに向けながら歩きます。
あそこにあるのがシュリンプロールでしょうか。

でも、さっきまではほっとしてお腹が空いていたのに、今度はなんだか胸が一杯で、買おう、と元気に呼びかける事ができないでいました。*
(222) 2023/06/24(Sat) 13:27:36

【独】 宝石人 リリス

/*
もっと色んな人と話した方が良いのかと思うのに、離れる理由がないしこんな展開になると予想してませんでした…!
(-77) 2023/06/24(Sat) 13:29:01

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス


  ……。

  僕も、リリスのことが好きだよ。
  ……だからさっきの言葉が、僕の聞き間違いじゃなければ
  嬉しい、かな。

[絡めていた腕を引いて
彼女との距離を少しだけ近くした。

祭りの雰囲気で浮かれてないと言ったら
実は嘘になるけれど。

さっき彼女の言葉を聞いた時に、胸が高鳴ったのは
きっと嘘ではないと思うのだ。]*
(-79) 2023/06/24(Sat) 13:54:08

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

「うっ、うん?」


好きだよ>>227の言葉にびっくりしてピョンと身体が跳ねました。
そうですよね。ここはシュリンプロールのお店の前です。
おすすめのシュリンプロールを教えてもらっただけなのに、矢鱈と心臓がうるさくなってしまいました。

リリスはどうしたと言うのでしょう。
確かに目の前に美味しそうなシュリンプロールがあると言うのに、気持ちがそちらに向きません。
熱いのです。頬がとても熱くて、胸の奥がキュッと締め付けられるようでした。*
(232) 2023/06/24(Sat) 14:20:11

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ

そんな想いを抱えていると、更にスノウが言葉を続けます。
絡めていた腕が引かれて頭脳との距離が縮まりました。
リリスは一度驚いたようにスノウを見上げた後、ぽすん、と頭をスノウの体に預けました。


「多分、聞き間違いじゃない。
 男の子の中で…ううん。みんなの中で一番、好き。

 スノウのことが、誰よりも一番好き。」


きちんと彼に届くように、さっきよりは大きな、それでもまだ小さな声で伝えました。
意識して、その気持ちに気づいて仕舞えば、リリスは黙っていることができないようです。
隠し事は元から苦手ですからね。

グランドの雰囲気に浮かれてしまったのでしょうか。
いいえ。
きっとそれだけではなかったでしょう。*
(-83) 2023/06/24(Sat) 14:20:50

【独】 宝石人 リリス

/*
こっちのチップと迷いましたが、若干闇というか悪属性が入ってそうなので断念しました
(-84) 2023/06/24(Sat) 14:21:39

【独】 宝石人 リリス

/*
そして最後まで「子供作りたくなるくらい好き!」を入れるか迷いました。
最終的にどこかで言いそうな気はしてる。
(-85) 2023/06/24(Sat) 14:23:27

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス


[彼女がこちらに頭を寄せてくる。
先程、胸に頭を押しつけられた時とは
少し違う感じがした。でも心地よいのは間違いなかった。]


  ……、き、君は凄く真っ直ぐだな。


[彼女の言葉を聞いて、一番胸がどきりとした。
小さな声だけれど、明確に伝わる言葉。
彼女から、好意の言葉を掛けてもらわなければ
自分の思いを自覚することは……
あるいは自覚しても言葉にする事はなかっただろう。

そうは、ならなかったようだけど。]
(-90) 2023/06/24(Sat) 14:44:37

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス


  ……嬉しいよ。
  僕も、リリスのことが好きだ。……一番ね。

[星の瞬きのような彼女に惹かれた僕は
少し照れて、頬を指でかく。
真っ直ぐな言葉を続ける事は、まだ恥ずかしいのだ。

言葉でも、伝わったとは思うのだけど。
こう言うのは初めてだったから。

彼女の事を驚かさないように
彼女の肩を軽く掴んで、向き合って。
それから彼女を抱きしめた。]

  ……嘘じゃないよ。……伝わる?

[自分の胸が早鐘を打つ鼓動が
彼女には分かるだろうか。]*
(-91) 2023/06/24(Sat) 14:44:59

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ

「そう?そう、かな。
 だって、そう思ったから。」


好きと言う言葉のほかに、どうやって伝えたらよいかわかりません。
もし嫌われてしまったり、嫌がられてしまったなら悲しいですが、自分の気持ちはどうしようもないですもの。
自分の気持ちは誤魔化しようのない事実として受け止めるしかなかったのです。
だから伝えました。
スノウのことを男の子だとちゃんと知っている事も、その中で一番好きなことも、よく考えたらみんなの中で一番だったと言うことも。
そして、スノウにも一番と思ってもらえる事がとても嬉しくて、一瞬聞き間違いかと思ってしまうほどでした。
本当に?と、聞きたくなってしまいます。
それを見越したかのように、スノウはリリスの肩をそっと掴んで向き合い、抱きしめてくれました。
そして嘘じゃないと教えてくれたのです。

リリスはこくりと頷きます。
伝わりました。嘘じゃない、本当なのだとしっかりと。
耳元でトクトクトクと、リリスと同じくらい早く動く心臓の音が聞こえます。
リリスの頬の熱さも、きっとスノウに伝わってしまっているのでしょう。
(-93) 2023/06/24(Sat) 15:10:57

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ

「伝わった。とっても…嬉しい。」


リリスからも手を伸ばします。
スノウの腰に抱きつくようにして手を回しました。
すり、と遠慮がちに、でも甘えるように顔を擦り付けます。
誰かとたくさんくっついていたいなんて、生まれて初めて思いました。
全身が熱くて、でもとても幸せな気持ちです。
あの時は怖かった変化は、今は自然と受け入れられました。
(-94) 2023/06/24(Sat) 15:11:21

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

そう、何度でも言いましょう。
ここはシュリンプロールの出店の前です。

そこに、何事かを囁き合っては抱きしめ合う二人の姿がありました。
リリスとスノウの二人です。

是非とも皆々様には、グランドと言う晴れがましい日の青春の1ページだと、温かく見守って頂きたいものです。
たとえ、リリスがつい「子供、欲しくなるくらい」と呟いてしまったとしてもね。*
(241) 2023/06/24(Sat) 15:12:01

【独】 宝石人 リリス

/*
フクロウのぬいぐるみさんがログアウトしていたことに気づく
(-95) 2023/06/24(Sat) 15:13:52

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス


  思った事を口に出すのも
  意外と大変だからさ。

[好き、と認めたとして
それを口にした時に考えてしまうのが
相手に断られたり、それだけならまだマシで
相手との関係がギクシャクし疎遠となる……
そんなネガティブな事を考えがちなのが僕である。

だからそれを伝えられる彼女は凄いと思ったし
応えようとも思えたのだ。]


  ……良かった。


[彼女の言葉を聞けて、どっ、と緊張が解けるよう。
抱きしめたのはやり過ぎか?とも心配したけれど
少し熱いリリスを感じてると暖かい気持ちになるし

彼女から腰に手を回して来たのが分かったら
ちょっと、いや、かなり、顔が熱くなる。

リリスが顔を擦り付けて来て
>>215さっきもあったけど、親愛の表現としての
クセみたいなものなのだろうか。
そんな彼女を可愛いと、頭を撫でる]
(-96) 2023/06/24(Sat) 15:31:38

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

抱きしめ合って、頭を撫でられると体の奥底から歓喜が湧き起こるようでした。
リリスはうっとりと目を細めます。
でもその手が止まってしまいました。
何か驚かせるような事を言ったでしょうか。
聞こえてきたのは喉を詰まらせるような音>>242です。

身体も少し離されてしまったので、どうしたの?とリリスは首を傾げながらも見上げます。


「だって、こんなに幸せだし、
 胸もお腹もキュッと熱くなって、
 これは精気を吸われた時みたいな
 子供が欲しい体の状態、じゃないの…?」


リリスはそう理解しましたが、違うのでしょうか。
(246) 2023/06/24(Sat) 15:56:07

【人】 宝石人 リリス

両親から言われていたことがあります。
宝石人を見つけたら、どうにかして子供を宿して一族を残して欲しいと。
何よりも生き延びて欲しいと。
そこに好き嫌いや愛情については入っていませんでした。
両親がそうして親になったからなのでしょう。
最終的にはそこに愛があったと思いたいですが、それよりも生きるのに必死な毎日でした。
一族を保ちたい。その気持ちもわからないではないのです。
ただ、好きな人ができました。
好きな人がいるのに、同じ宝石人というだけでその人と子供を作らなくてはならないのなら、それはとても悲しい事に思えたのです。
それなら好きな人と子供を作りたくなるのは至極当然のように思えました。
他の種族のヒトたちは違うのでしょうか。
(247) 2023/06/24(Sat) 15:56:28

【人】 宝石人 リリス

これは、両親もきっと悪いのです。
宝石人の男を見つけたなら何とか子供を宿しなさいとリリスに教えてきたのですから、好きな人にも同様と考えても仕方がありません。
けれどそれ以上に、両親はリリスに自分を護る術を覚えて生き残るように願ってくれていました。
その結果、血を残す相手が宝石人ではなかったとしても、きっと許してくれると思うのです。*
(248) 2023/06/24(Sat) 15:56:44

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

確かにこの考えは、人間的と言うべきか、主に人間が作り出した社会や世間の考えからは逸脱していたかもしれません。
唯一それに合っているとしたら、種族ではなく気持ちを大事にして子供を作りたい、と言う点でしょうか。
それも、恋愛至上主義ではなく、種族や血筋を重視する人間や種族からは白い目で見られるかもしれませんが。
でも、人間たちのそう言う事はまだよくわかりません。
そうでなくとも、最近そうした気持ちなしに急に子供が欲しくなるような状況になってしまいました。
その相手がスノウでは無かったことが今となっては信じられませんし、同じことを繰り返したくも無かったのです。
マジマジとこちらを見つめるスノウ>>249と視線が絡み合います。
じっと見つめ合い、返事を待っているとまた抱きしめられました。>>250
それに伴う言葉にまた喜びが増して、満面の笑みを浮かべてしまいます。
(254) 2023/06/24(Sat) 16:29:09

【人】 宝石人 リリス

「じゃあ、赤ちゃん、作ろ?
 
え、えっと、でも人間?のやり方知らないから

 
教えてね…スノウ。」



でも、改めて考えるとリリスは何も知りません。
セイキを出し入れするそうですがそれしか分かりません。
だから小さな声で囁いて、彼の腕から抜け出ると手を繋ぎ直したのでした。

まさかここで作れるはずありませんからね。*
(255) 2023/06/24(Sat) 16:29:31

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所−

ドキドキし続けていましたが、ひと段落したからでしょうか。
本来ここにきた目的を思い出して、また急にお腹が空いてきた気がします。
だから、スノウの問いかけ>>257には「うん、お腹空いてた!」と笑いました。
ドキドキが続いているとお腹が空く暇がありませんが、落ち着くとやっぱり空いてきます。
これが、本能の優先順位なのでしょうか。
生存そのものより、子孫を残すと言うことの方が。
とにかくお腹が空いていることを思い出したのでシュリンプロールを買いに行きます。
売り子さんたちの生暖かい視線なんてリリスは気付きません。平常運転です。
リリスはお勧めされていたものを一つ買う事にしました。


「どっちが良い?私はどっちでも良いよ!
 スノウが一緒ならきっとなんでも楽しい!」


外で食べるシュリンプロールはきっと美味しいでしょう。
空から眺めるグランドサマーフェスはきっと素晴らしいものでしょう。
スノウが隣にいるのなら尚更です。
そのまま外に行くのなら、双眼鏡も探して買っていくつもりです。
(263) 2023/06/24(Sat) 17:20:55

【人】 宝石人 リリス

「勿論、早く教えて欲しいけど。
 …だってスノウ、来年はもういないでしょ?」


少しだけ寂しそうに視線が下がります。
赤ちゃんは一度きりのことでできるとは限らないのです。
来年いなくても、生きていれば手紙などで通じ合う事はできるし、会って交流することもできるでしょう。
でも、来年はスノウは学院にはいない筈です。
それを思うととても寂しくなりました。
だから、早く、教えてほしい。
でもスノウのいるグランドサマーフェスもまた今年だけなのです。
だから、それを存分に楽しみたい気持ちもありました。
けれど、その反面今年が楽しすぎたら来年は寂しすぎてしまったりしないでしょうか。
それがほんの少し心配です。
心配だけれど幸せなのは、当たり前に来年のことを考えられるからでしょうか。
(264) 2023/06/24(Sat) 17:21:19

【人】 宝石人 リリス

「だから、スノウが選んで。ね?」


スノウが隣にいてくれたら、リリスは楽しく過ごせる筈ですから。
だからそう言って笑顔を向けました。*
(265) 2023/06/24(Sat) 17:22:12

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所→外へ−

「うん、それじゃ外でまずこれ食べて、
 それから上から全部見よ!
 そらから気になるところ色々回って…うん、行こう?」
 
 
そう決まったとなれば、リリスの気が逸ってしまいます。
嬉しそうに笑って彼の手を引きました。
外に出る前には学外の催物の地図>>270も貰えましたし、双眼鏡も見つかることでしょう。
準備万端です。
そして手を引いて外に出ると、今まで夜空たったのに昼の明るさに目が眩みます。
わ、と小さく声を上げてリリスは目を白黒させました。
 
 
「眩しー、天気が良くてよかったね!」
 
 
片手で目元に日除けを作りながら笑います。
でもスノウの言葉に>>271日差しの中でも分かるくらい、キラキラと輝きが増しました。
それは、チカリ、チカリ、と少しずつ落ち着いてはきますが、どうやらその言葉の真意が伝わったようです。
(279) 2023/06/24(Sat) 18:14:27

【人】 宝石人 リリス

「…………………うん。」


恥ずかしそうに俯いて、なんとなくフードを引っ張って顔を隠しました。
気を取り直して歩き始めます。
あんまりフードを深くかぶったので、途中で転びそうになったりはしましたが何とか落ち着いてシュリンプロールを食べられそうな場所に辿り着きました。
ベンチに座って、包み紙を剥がして頂きましょう。
(280) 2023/06/24(Sat) 18:14:47

【人】 宝石人 リリス

「ンッ、美味しい…!
 この緑色のこってりしてて美味しい!
 ソースも何だろ…スノウ、知ってる?」


美味しいの語彙は少ないですが、とても美味しかったようです。
口の中に入っている間は静かでも、口が自由になると色々質問していたのでした。*
(281) 2023/06/24(Sat) 18:15:05

【独】 宝石人 リリス

/*
ここしか使い所なさそうなのでねじ込んだ赤
(-118) 2023/06/24(Sat) 18:15:28

【独】 宝石人 リリス

/*
あれ、もし明日には明日になるの?
二日目だから開催二日目…だよね?
(-120) 2023/06/24(Sat) 18:26:42

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所→外へ−

エビもぷりぷりして美味しいし、アボガドにもトマトにも火が通してあるのでしょうか。
ヒトの食べ物は美味しく、生のものもありますが火が通してある事が多いです。
ヒトと暮らしていくのなら火の使い方を覚えなければ、と一口食べた後のシュリンプロールを真面目に観察しながら考えていました。
一先ず何でも生で齧り、栄養を得ていた頃とは違うのです。
生でも美味しいものは沢山ありますが、火を通したらもっと美味しくなるものも無数にあったのですから。
今までは研究勉学一辺倒でしたが、クラブに参加してみるのも良いかもしれません。
ただし、スノウが卒業してからの話です。
スノウが卒業するまでは、スノウとの時間を大切にしたいと考えました。
勿論、クラブに参加する事でスノウに何か良いことをしてあげられそうなら、参加したいとも思えますけれどね。
(288) 2023/06/24(Sat) 19:04:32

【人】 宝石人 リリス

「それは実?じゃなくて、果汁?
 うん、一個ちょうだい!」


さっきのココアの時とは違って片手が使えます。
手を伸ばして一つもらうとぷにぷにしていました。>>287
しげしげと見つめて魔力の流れを見れば、薄皮が張っているのではなくて中心に向かって集まるような仕掛けになっているみたいです。
若しくは、液体自体で薄い膜を形成しているのかもしれません。
スノウがしていたように口の中に放り込んでみると、冷たい液体がぴゃっ!と弾けて広がって、リリスは驚いて口を開くところでした。
何とか口を抑えて堪えます。ごくんと飲み込むと、ひんやりとした甘い雫が喉から胃に落ちて体を潤してくれました。
(289) 2023/06/24(Sat) 19:04:51

【人】 宝石人 リリス

「んふふ、これ美味しくて面白い!
 思ってたより沢山出てきてびっくりしたけど
 飲み物を少しの場所にしまえるから便利かも。」


ジュースを飲んだり、シュリンプロールを食べたり。
一通りお腹も喉も満たすと、今度は空に昇って行く予定です。
白い樫の杖を手にしてスノウと手を繋ぎます。
地面を杖で突くとまた魔力の波紋が広がり、魔法陣が足元に形成されました。
それが、図書館の時のようにゆっくりゆっくり、太陽に向かうように空に上がっていきます。


「スノウ、どのくらいまで昇る?」


最低限、図書館の天井と同じくらい。
できればそれより高く、太陽の熱さに負けないくらい昇るつもりでした。**
(290) 2023/06/24(Sat) 19:05:12

【人】 宝石人 リリス

−現在・大図書館某所→外へ−

「ジュース?ココアの仲間?」


果汁ではない美味しい飲み物の代表といえばココアです。
ミルクも美味しいですが、あれは果汁に似てそのまま飲めるもの。ココアはいろんなものが混ざった味です。
それにしても咄嗟に口を抑えて良かったです。
口から噴き出す姿>>295を見せていたら、流石にちょっと凹んだかもしれませんから。
鼻からジュースも回避できたのは何よりな事。
(304) 2023/06/24(Sat) 20:13:29

【人】 宝石人 リリス

「うん、キャメロットより高く!」


でもそれは、当然大図書館よりもっと高くなるのです。
高くなればなるほど、太陽の日差しが強く感じられましたが、涼しい風が吹いているからかそこまで暑くは感じられません。
夜空と違っていろいろなものが見える分爽快ですが、より高さを自覚する事になります。
(305) 2023/06/24(Sat) 20:13:51

【人】 宝石人 リリス

「わあ、あっちの方は箒レース?
 みんなすごく早ーい!
 ふふ、図書館の時よりみんなが小ちゃい!」


眼下を見下ろせば、人の姿がとても小さく見えています。
そこかしこにいろんな催しがあって、魔法の光が見えたり、何かやり取りしていたり。
そろそろキャメロットの天辺につくでしょうか。
ビュウッと強めの風が吹いて、「わわっ!」と驚きの声を上げながらリリスはスノウにしがみ付きます。
勿論片手は杖を握っていますから、片手で繋いだ手に力を込めて身を寄せるような感じです。
バタバタと黒いローブの裾がはためきました。*
(306) 2023/06/24(Sat) 20:14:11

【独】 宝石人 リリス

/*
サラマンダーよりはやーい!が思い浮かぶことで世代バレしそうだけどアレは悪女としてかなり有名ですよね、たぶん
(-133) 2023/06/24(Sat) 20:16:04

【人】 宝石人 リリス

−現在・キャメロット上空より−

繋いだ手が一度離れてしまいます。>>316
驚いてスノウを振り返ろうとすると、次の瞬間には腰が抱き寄せられていました。
確かに、手を繋いでいるよりもこの方が安定します。
両手で杖を握って、より集中する事ができますから。


「…えへ。有難う、スノウ。」


よりお互いが近くなってほんの少し照れくさいですが、心配してくれるのも抱き寄せてくれるのも嬉しいのです。>>317
そういえば魔石は渡していますが彼の魔法を見たことはなかったかもしれません。
でも、それはリリスにとっては些細な事でした。
いつか話してくれたら嬉しいと思います。
でも、話してくれなかったとしてもスノウがその方が良いならきっとそれで良いのです。
もしリリスが力をかせる事があるなら喜んで貸すでしょう。
(318) 2023/06/24(Sat) 21:05:20

【人】 宝石人 リリス

キャメロットを超えて、魔法陣は更に高くまで昇っていきます。
足元には魔法陣こそありますが、透けて下の様子が見える為少し脚が震えそうになります。
その為、キャメロットの上空、更に建物三階分くらいの高さまで来て止まりました。


「………、ちょっと怖いかも。」


先程は星に囲まれた夜空でしたから、余計なものはあまり見えませんでした。
それでいて降り立つ目標の場所がよく分かりましたから、星々の光に見守られて楽しく滑り降りる事ができたのです。
けれど、先ほどの強い風の事もあります。
地面を見下ろし、しばし考え込みました。
(319) 2023/06/24(Sat) 21:05:44

【人】 宝石人 リリス

「こう、波みたいに…。
 落下して怖くなったら少し上がって、
 また滑り落ちて上がって、を繰り返したら
 結構いける…かな?」


先ほどのように流れ星めいた動きでは、加速がつき過ぎて失敗しそうな高さでした。
杖を軽く揺らして、波を表現してみます。
そして、そこまでして気付きました。


「スノウ、双眼鏡使ってみる?
 何か見える?」*
(320) 2023/06/24(Sat) 21:06:02

【人】 宝石人 リリス

−現在・キャメロット上空より−

リリスも少し汗をかいていました。
風はありますが天気は良いし、この見た目です。光が明滅する箇所を除けば、リリスは基本的に真っ黒ですから。
太陽に近づけばよりその熱の影響を受けてしまうのは仕方がないのです。
スノウが降り方について理解してくれたので>>327肯定を示すようにこくこくと頷きました。
双眼鏡を使って良い場所も探してくれます。>>328
双眼鏡とオペラグラスの違いなんてリリスは知りませんから、それはリリスにとっては双眼鏡なのです。


「泉の真ん中?わかった!
 待ってね、しっかり捕まっててね…!
 …。
 ごー、よん、さん、にー、いち…!」
 
 
スノウに自分に捕まっててもらいます。
今は両手で杖を持っているからです。
カウントダウン前に一呼吸。
更に、3からではなく5からカウントダウンするのは、より集中するためでもありました。
(332) 2023/06/24(Sat) 21:50:29

【人】 宝石人 リリス

「ぜろ!
 っきゃあああああーーー!」
 
 
そしてゼロと言うと同時に落下が始まります。
勿論魔法陣に乗ってのことですが、一拍置いて楽しげな悲鳴が上がりました。
けれど、やっぱり加速がつき過ぎます。
さっきの最速加速までスピードがつくと、今度はクンッと魔法陣が上に上がりました。
一瞬の浮遊感、後にまたダイブです。
また楽しげな悲鳴をあげて、また浮遊感、とこれを三度ほど繰り返した頃でした。
もう泉は間近に近づいています。
それでもリリスは魔法陣の異変に気がつきました。
何度もスピードに乗ったからか、魔力の綻びを感じます。
慌てて、最大加速になるよりも前にクンッと魔法陣を上向きにしましたが、その行為自体魔法陣に負荷がかかっていたのでしょう。

パキキッ、という硬質な音を立てて魔法陣が砕け散りました。
(333) 2023/06/24(Sat) 21:50:56

【人】 宝石人 リリス

「っひゃあああああああ!?」


最後、二人は泉の真ん中に投げ出されて。
何もなければそのままザブンと落水した事でしょう。*
(334) 2023/06/24(Sat) 21:51:30

【人】 宝石人 リリス

−現在・キャメロット上空より泉へ−

万が一が起きないようにとは思っていましたが、万が一には助けてくれるという安心感がありました。>>340
それでも、足場だった魔法陣が砕け散った後の浮遊感、後の落下の感覚には悲鳴が上がってしまいます。
リリスはギュッと目を閉じてしまいましたが、自分のものではない風が下から噴き上がりました。>>341
それが一瞬、二人を浮遊させてくれたからこそ落水しても衝撃は大した事がありませんでした。
結果は、魔法陣がもたずに落水ですから、下が地面だったら危なかったですね。
それでもどこかで気持ちが楽だったのは、ずっと捕まえていてくれるスノウの腕があったからでしょう。


「ぷはあっ!あはっ、あははははっ!」


最後はちょっと衝撃的でしたが、またリリスは笑います。
ちょっと怖かった。けれど、スリルがあってやっぱり面白かったのです。
(345) 2023/06/24(Sat) 22:34:52

【人】 宝石人 リリス

「ううん、結構浅いから
 あの勢いで突っ込んだら水でも危なかったかも?
 スノウが助けてくれたから、濡れただけで済んだの。
 有難う、スノウ!」


ところで、スノウなら脚がついて肩から上が水に出ますが>>342小柄なリリスではそうもいきません。
だから彼の首筋に抱きつきながら何とか顔を出していました。
太陽の熱で高められた体温が、泉の冷たさで緩和されていきます。
泉にいるらしいウンディーネには騒がせて申し訳なかったですが、楽しくて、楽しくて。

普段とは違って目線の高さのあったスノウに、笑顔で顔を寄せました。*
(346) 2023/06/24(Sat) 22:35:12

【秘】 宝石人 リリス → 3回生 スノウ

ふんわりと、唇同士を触れ合わせられたでしょうか。
だってとても楽しくて、楽しくて。
触れ合わせられたとしても一瞬だけ。
クスクス笑いながら、またギュッと抱きつきました。*
(-158) 2023/06/24(Sat) 22:35:33

【秘】 3回生 スノウ → 宝石人 リリス

 
  ……ぁ。

[いつもは身長差があるから並ばない高さで
今は同じ目線にいる彼女が、唇を寄せてくれた。
柔らかな唇の感触だった。]


  ……ふ。ふ。
  楽しかったね、リリス。

[彼女の笑顔に釣られて、僕も笑う。
それから抱きつかられたら、こちらからも抱きついて。
ぎゅぅ、っと。愛しさを込めて。]
(-160) 2023/06/24(Sat) 22:58:19

【人】 宝石人 リリス

−現在・泉−

ウンディーネを敵に回したくありません。
宝石人と違って、彼女たちは本当の精霊ですから。
けれど二人でいる事が楽し過ぎて、クスクス笑いながら水の中で抱きしめあってしまいます。
顔を寄せて、大好きの気持ちを込めて。


「うん、ウンディーネごめんなさい。
 もう、泉から上がるし、今度良いもの持ってくる。」


ウンディーネに一応のお詫びを告げて、二人して泉から上がっていきます。
途中までは抱きしめられながら。>>354
リリスの足が付く高さになったら、リリスも自分の足で歩きます。
昨日も全身ぐっしょりでしたが、今日もまたびっちょびちょです。
風邪予防の薬草を食べておいてよかったですが、スノウはそんなことしてないでしょう。
(355) 2023/06/24(Sat) 23:18:52

【人】 宝石人 リリス

「スノウ、大丈夫?風邪引かない?
 一応、洗浄魔法で水を払える、けど…。」


昨日、ステラの前で使った魔法です。
水魔法の応用の洗浄魔法。
本来なら水で汚れを取り払うものを、無理やり水を"汚れ"と認識させて魔法に飲み込ませてしまうやり方を取ったのでした。
ですが、泉の水を汚れと判断するなんて。


「多分それすると、ウンディーネに怒られる…。」


ただでさえまだ泉に近く、泉を騒がせた直後です。
少なくともここから離れなければ、その魔法は使う事ができないでしょう。
もし理由を聞かれたなら、その詳細もスノウに説明するつもりです。*
(356) 2023/06/24(Sat) 23:19:20

【人】 宝石人 リリス

−現在・泉−

「だ、大丈夫?私は大丈夫だけど…。」


水の属性があるからか、このくらいなら結構へっちゃらなリリスです。
けれど小さなくしゃみを見て>>360少し慌ててしまいます。
リリスには火の属性も風の属性も無く、服を乾かすような魔法は使えないのです。
洗浄魔法の亜種ならできますが、今回の場合はウンディーネの怒りを買う事必至。
申し出てこないところを見るとスノウもその類の魔法は得意ではないのでしょう。
確かにさっきまでは暑かったのに、今は風が吹くとむしろ、寒いと感じるかもしれません。
泉から離れるべく移動しながら、リリスは少し考え込みました。

この太陽です。風もよく吹いています。洗濯物がよく乾く事でしょう。
今着ている服も同じです。干しておけば比較的短時間で今よりはマシなくらいに乾いてくれるでしょう。
でもその為には脱がなくてはなりません。
幸い、泉の周りは木々に囲まれていて、人の気配は近くありません。
でもその為には脱がなくてはなりません。
早く、スノウが風邪をひく前に何とかしてあげないといけないとも思いました。
でも、その為には脱がなくてはなりません。
(364) 2023/06/24(Sat) 23:53:13

【人】 宝石人 リリス

「…ん〜、えっと、…んん〜。」


口を開いては唸り、唸ってはまた何かを言いたげに口を開いて唸ってしまいます。
スノウの手を繋ぎながら、上見て、下見て、左見て、右を見ました。


「…脱いで、乾かしていく?」


そして漸く、そんな提案をしてみたのです。
悩んだ末ですし、辺りに人の気配が途切れた頃合いではありました。
そんな提案をしてみたリリスですが、スノウの顔を見れないくらいには恥ずかしがりながらの提案でもありました。

ただ、スノウに風邪をひいてほしくなかったのです。*
(365) 2023/06/24(Sat) 23:53:36

【人】 宝石人 リリス

−現在・泉から−

見ないでね、とスノウに言われてしまいました。>>368
確かに、裸を見られるのは男性でも恥ずかしいのでしょう。
リリスだって見られたら流石に恥ずかしいと感じます。
好き同士でも。好き同士だからこそ?
それはそれできっと恥ずかしいのです。


「うん、見ない。
 …だから、スノウも見ちゃダメ。」


大きめの木>>368を挟んでお互いに服を脱ぐことにしました。
ところで、賢明な皆様はお気づきでしょうか。
リリスは"小柄で華奢。フード付きの大きめのローブのみを身に付けている"という見た目です。
そう。身につけているのはローブのみなのです。
流石に、裸足で歩くのはやめた方が良いと指摘されてサンダルのような簡易な履き物は履いていましたが、それくらいです。
ローブを脱ぐと軽く絞り、それからパンッと音を立てて広げます。ローブは脱ぐと、リリスの光の影響を受けなくなりました。
それを近くの枝に引っ掛けると、先ほどの大きめの木に身を隠すようにして膝を抱えてしゃがみ込みます。
(371) 2023/06/25(Sun) 0:32:57

【人】 宝石人 リリス

「…直ぐに乾くよね?」


流石に裸なのは落ち着きません。
けれど、リリスだって服を乾かさなければなりませんでした。だって、びしょ濡れのまま隣にいたら、自分のせいでまたスノウが濡れてしまうでしょう。
でも、このままでは落ち着きません。
直ぐ近くにいるとはいえ離れているのも少し寂しいです。
遭難したときには人肌で温めると何かの本にありましたが、今はそこまで緊急事態でもありません。


「…スノウ。ほんとに、みちゃダメー?」


見て良いなら、背後からくっついていれば暖かくなりそうです。
勿論、スノウには前を向いてみないでおいてもらうつもりでしたがダメでしょうか。
木を挟んでの会話はどこまで続くでしょう。*
(372) 2023/06/25(Sun) 0:33:41

【独】 宝石人 リリス

/*
着地点を見失ったまま更新時間が来そうだ…なぜ今ぶっ込んだの私…
(-169) 2023/06/25(Sun) 0:34:59

【独】 宝石人 リリス

/*
漫画にありがちな謎の光を発生させる魔法もちょっと考えてしまった
(-171) 2023/06/25(Sun) 0:38:18

【人】 宝石人 リリス

−現在・泉から−

リリスを見て良いなら>>377なんて言われて、一瞬言葉に詰まりました。
けれど、すぐに訂正されたので顔が熱くなっただけで済みました。
そろそろと木の向こう側を見ると、スノウの背中が見えます。スノウは下着を履くヒトなんだ、と思いましたが、おそらくそれが一般的です。
 
声だけだと寂しかったのと、寒いなら人肌で温めるのが良いはずと、リリスは先ほどまでのようにスノウの背後からギュッと抱きつきました。
リリスの肌はさっきまでびしょ濡れのローブに包まれていましたから、ほんのりひんやりしています。
 
 
「スノウ、寒くない?大丈夫?
 …暑い?」


でも、くっついてみて分かりました。
顔が赤くて汗までかいています。>>378
暑いなら離れた方が良いのでしょう。
それとも、すでに発熱してしまったのでしょうか。
オロオロしながらスノウの様子を伺います。
スノウが前屈みになったのを良いことに、少し背伸びして背中にのし掛かりました。
一生懸命後ろからおでこに手を伸ばそうとしますが届くでしょうか。
(379) 2023/06/25(Sun) 1:10:24

【人】 宝石人 リリス

「熱無いよね?大丈夫?
 どうしよ、私に何か出来ることある?」


リリスは心配で声をかけます。
離れて、と言われれば勿論離れるつもりですが、言われるまでは心配でくっついたままです。
リリスには、今のスノウに何が起こっているのか把握できなかったのでした。**
(380) 2023/06/25(Sun) 1:10:47

【独】 宝石人 リリス

/*
>>376華奢だから気づかなかったのでは無いかしら…(まあ大きくはありません。
それにパンツの辺りは流石に気付いてないと思うのです。
風ではためいた時にその描写入れようと思ってやめてここで出してしまいました。
(-174) 2023/06/25(Sun) 1:13:38